2014-06-11(Wed)
ソウルイーターノット! #10 悪夢のはじまり!
ついに明かされためめの事情。

そしてウキウキライフは悪夢に染まる。
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そしてウキウキライフは悪夢に染まる。
三人仲良くカボチャを育てた前回のゆるゆるっぷりから一転、予告を見た分である程度予想していたとはいえ、地獄の淵からヒモ無しバンジー状態の急展開にドキのムネムネが止まらない。やっぱりソウルイーターはこうでないと。

アバン無しで始まった冒頭シーンは出来あがったパンパンパンプキンカンテラにガガントス!のつぐみ、仮装用コスチュームを手に上機嫌のめめ。リアルにバケモノを作ってしまって不機嫌のアーニャ姫の様子。各々が作ったカンテラに一喜一憂と今までどおりのキャッキャウフフを暫し見せた後、しかしその空気はつぐみに届いたお母さんからの手紙で一変します。前回出した手紙の返事?と嬉しそうに封書を眺める表情が辛い。
「ポチが事故に」
「手術をした」
「助からない」
愛犬ポチの突然の死を知ったつぐみはバッグのベルトを外せないほどの動揺から突っ伏して泣き崩れ、傍の二人は親友の精神的ショックを目の当たりに何も言えず見守るのみ。なのに私の視線はめめの脚(略

ベッドに突っ伏して落ち込みMAXのつぐみへいろいろ気遣うアーニャ姫、ところが追って部屋へ帰ってきためめは満面笑顔で――
「仮装用のコスチューム買ってきました~」
さらに机のカンテラを見つけて上機嫌、突っ伏すつぐみを見て「どうしたんですか?」…落ち込むつぐみを元気付ける意味で明るく振る舞っているのかと思いきや、例によって例の如くめめは記憶をスポーンと飛ばしていたのでした。あらら。いつもなら笑って流せる健忘も今回ばかりはシャレにならず、こんな悲しい事も簡単に忘れてしまう、私の事もすぐ忘れちゃうでしょ? とつぐみの怒りは爆発寸前、というか爆発しまくり。八つ当たりとも思えるキツい言葉でしたがそう言いたい気持ちも判ります。
「また何か大事な事忘れちゃった。つぐみちゃんを傷付けて…ごめんなさい」
対するめめは自身の健忘がついに他人を傷付けてしまった事に深く涙しそのまま部屋を出て行ってしまう。こちらもまた健忘を自覚し行く末を恐れていただけに見ていて辛い。辛すぎる。間に挟まった姫様も辛かろう。ダイニングでの気まずい空気もじつに辛い。こういうシーンは地味に効きます。

ところがその晩、寝ぼけためめはベッドを抜け出し部屋を抜け出し何処かへ出掛けていきました。これまで何度か描かれてきためめの寝ぼけ。睡拳然り、薄汚れた全裸同衾然り、そして前回の伝書バット然り、などなど怪しい前振りの全貌が今白日の下に! 夜中だけど。
ゴロゴロ転がったり電線を伝ったり壁を伝ったりなかなかエキサイティングな移動・尾行描写からめめの行き先は死武専、しかもシド先生たちがシャウラ討伐の秘密会議をしていた魔女調査室でした。なんて移動シーンに茜&クレイくんが一瞬見切れる芸の細かさに感心。なるほど既にめめは監視対象だったのでしょう。
寝ぼけながら部屋の前に到着すると袖からスッと鍵を出して中へ入り、書棚をチェックし、三次元千鳥足で二階の手すりに引っ掛かり…ってな所へ入って来たつぐみ&姫様へ薄目でニヤマリは、拘束後の保険確保=「こいつら使える」的な認知の表れ?
ほどなく目覚めためめは二階から落ちて部屋は滅茶苦茶、訳も判らずキョロキョロするも事態を察して腹を括り、茜くんに同行してシド先生の所へ。いや同行に同意したのは腹を括ったというより、今だ目を合わせてすらくれないつぐみへの申し訳なさゆえか。

「多々根は魔女に操られている可能性がある」
明けて翌日シド先生から事情を聞いた二人は驚愕。これまでネタ的に扱われてきた極端な健忘(記憶障害)は魔女の暗示の副作用で、つまりめめは被害者なのにあんな事を言ってしまった、知らずとはいえ親友を傷付けてしまった事に果てしなく落ち込むつぐみ。これは経緯は違えど「知らないうちに親友を傷付けてしまった」めめと同じ状態なのだなあ。芸コマ。間に挟まる姫様が奮闘する流れも同じですね。
まあこの辺はこれまでの描写からして九分九厘予想どおりの展開で、というかあまりに直球ストレートて驚いたほど(笑。なんて視聴者サイドの神視点など知らぬ存ぜぬつぐみはめめを傷付けてしまった事にさらなる落ち込みMAX、カボチャ相手にゴメンナサイしている所へ渇を入れる姫様でしたが…親友二人が苦しみ、もちろん自分も苦しいのに何もできない悔しさから落とす涙の辛いこと。
するとその晩伝書バットが部屋を訪れ、キャーキャー大騒ぎの末に伝書筒を開いてみると――
つぐみちゃん、アーニャちゃん
怖いです。2人に会いたい
めめ
姫様をちゃん付けで書いてる時点で他人格確定、すなわちどう見ても罠。行っちゃダメだ! と言ったところでもちろん行っちゃうんだなあ。

めめを餌としたシャウラ誘き出し作戦に厳戒態勢の屋敷へ、そうとは知らず裏から忍び込むつぐみ&姫様。もちろんそれは監視員(スナイパー)に筒抜けで、正面から監視しているシド先生へ「二名、女性で一人は死武専の制服を着用している」と報告…スナイパーは例の二人を知らず(=シャウラの手の者だと思っている)、一方現場を見ていないシド先生部隊は件の報告内容では侵入者が例の二人という事が判らず、つまり危険な罠に飲み込まれていくヒヨっ子二人を止める者がいないんですね。上手いこと作ってます。
一方屋敷へ侵入した二人はほどなくめめが拘束されている部屋を見つけ、ドア越しに友情を確認し、ゴッツイ錠前を武器化一閃で壊して感動のご対面! と思いきや。
瞳に例の紋章を浮かべてニヤマリから姫を一蹴り、戸惑うつぐみを一瞬油断させて腹パン一発、さらに姫様の蹴りをあっさりかわして腹エルボー一発…ロイヤル空手が看板倒れなのか、それとも本気のめめが強すぎるのか。ともあれ豹変しためめとの対峙アクションは若干作画の荒れを感じたものの緩急の妙も相まって迫力アリアリ、ソウルイーターらしくなってきた! と思ったらこれはまだまだ暖機運転でした。

腹エルボーでひるんだ姫を片手ネックハンギングで軽々持ち上げ、急行したエージェントへ投げ付け、返す刀でつぐみをひょいと抱えて逃亡劇スタート。窓をぶち破ると同時に武器化したつぐみを自在に操りエージェントを一掃、脱出の用が済めば放り投げて単身逃亡する辺り出来損ないのハルバードなどアウトオブ眼中の外程度にしか認識していないと思われます。ここで放り出さずシド先生ブスリ!の一瞬に使えば…いくら何でもそこまでやってはつぐみが立ち直れないか。
逃亡しためめを追うエージェントは丸判りの何者かによって毒を仕込まれてダウン。一方武器解除したつぐみは姫様とともにめめを追う! 危ないからやめとけ!

茜ペアとシド先生に挟み打ちされためめはスカートぴらりから腕をペロリと色仕掛け。エロっ! すると高所から毒矢が襲い、シド先生はそちらを追い、残った茜ペアはめめの体を奪還すべく戦いへ。ここもまた表情・口調を使い分けて相手を翻弄し襲いかかるめめのアクションが熱い。めめ強すぎ問題。てな所へエージェントが駆け付けるも彼らは既にシャウラの毒に掛かっていて万事休すであります。どんどん厳しい戦いになってきた!
シャウラを追ったシド先生は一瞬の油断に背後から刺され、裏拳で吹っ飛ばした相手がめめと知ってまた隙が生じ、シャウラの毒針に襲われ…今度はシド先生が最強の刺客と化す?と思いきや。

派手な爆発音の次に現れた容赦無い絵面に言葉を失った。広場の女神像は無残に崩れ、その中心に血まみれの脚が覗き、収まった爆煙の向こうにめめの姿。シド先生が「みけんに女神事件(シドの項参照)」で死ぬのは旧来ファンには既知とはいえまさかこんな壮絶な最期だったとは。
そしてここからまた胃が痛い。シド先生死亡をしていよいよの危機に「アナスタシア・ユングリング王女」へ帰国要請、戸惑う姫様へ茜&クレイくんはついに「護衛」の裏事情を語り、それでも納得いかない姫様へ――
「シド先生が死んだんだ! これ以上お前の遊びに付き合ってる余裕は無いんだよ!」
ズバリ突き刺す厳しい言葉に姫様はついに諦め、魂が抜けたように項垂れ病院を去っていきます。事情を掴めないまま一人残されたつぐみはいろんな意味で置いてけぼり、楽しかった日々の突然の幕引きに呆然と言葉もありません。さてここからつぐみはどうするどうなる?

アバン無しで始まった冒頭シーンは出来あがったパンパンパンプキンカンテラにガガントス!のつぐみ、仮装用コスチュームを手に上機嫌のめめ。リアルにバケモノを作ってしまって不機嫌のアーニャ姫の様子。各々が作ったカンテラに一喜一憂と今までどおりのキャッキャウフフを暫し見せた後、しかしその空気はつぐみに届いたお母さんからの手紙で一変します。前回出した手紙の返事?と嬉しそうに封書を眺める表情が辛い。
「ポチが事故に」
「手術をした」
「助からない」
愛犬ポチの突然の死を知ったつぐみはバッグのベルトを外せないほどの動揺から突っ伏して泣き崩れ、傍の二人は親友の精神的ショックを目の当たりに何も言えず見守るのみ。なのに私の視線はめめの脚(略

ベッドに突っ伏して落ち込みMAXのつぐみへいろいろ気遣うアーニャ姫、ところが追って部屋へ帰ってきためめは満面笑顔で――
「仮装用のコスチューム買ってきました~」
さらに机のカンテラを見つけて上機嫌、突っ伏すつぐみを見て「どうしたんですか?」…落ち込むつぐみを元気付ける意味で明るく振る舞っているのかと思いきや、例によって例の如くめめは記憶をスポーンと飛ばしていたのでした。あらら。いつもなら笑って流せる健忘も今回ばかりはシャレにならず、こんな悲しい事も簡単に忘れてしまう、私の事もすぐ忘れちゃうでしょ? とつぐみの怒りは爆発寸前、というか爆発しまくり。八つ当たりとも思えるキツい言葉でしたがそう言いたい気持ちも判ります。
「また何か大事な事忘れちゃった。つぐみちゃんを傷付けて…ごめんなさい」
対するめめは自身の健忘がついに他人を傷付けてしまった事に深く涙しそのまま部屋を出て行ってしまう。こちらもまた健忘を自覚し行く末を恐れていただけに見ていて辛い。辛すぎる。間に挟まった姫様も辛かろう。ダイニングでの気まずい空気もじつに辛い。こういうシーンは地味に効きます。

ところがその晩、寝ぼけためめはベッドを抜け出し部屋を抜け出し何処かへ出掛けていきました。これまで何度か描かれてきためめの寝ぼけ。睡拳然り、薄汚れた全裸同衾然り、そして前回の伝書バット然り、などなど怪しい前振りの全貌が今白日の下に! 夜中だけど。
ゴロゴロ転がったり電線を伝ったり壁を伝ったりなかなかエキサイティングな移動・尾行描写からめめの行き先は死武専、しかもシド先生たちがシャウラ討伐の秘密会議をしていた魔女調査室でした。なんて移動シーンに茜&クレイくんが一瞬見切れる芸の細かさに感心。なるほど既にめめは監視対象だったのでしょう。
寝ぼけながら部屋の前に到着すると袖からスッと鍵を出して中へ入り、書棚をチェックし、三次元千鳥足で二階の手すりに引っ掛かり…ってな所へ入って来たつぐみ&姫様へ薄目でニヤマリは、拘束後の保険確保=「こいつら使える」的な認知の表れ?
ほどなく目覚めためめは二階から落ちて部屋は滅茶苦茶、訳も判らずキョロキョロするも事態を察して腹を括り、茜くんに同行してシド先生の所へ。いや同行に同意したのは腹を括ったというより、今だ目を合わせてすらくれないつぐみへの申し訳なさゆえか。

「多々根は魔女に操られている可能性がある」
明けて翌日シド先生から事情を聞いた二人は驚愕。これまでネタ的に扱われてきた極端な健忘(記憶障害)は魔女の暗示の副作用で、つまりめめは被害者なのにあんな事を言ってしまった、知らずとはいえ親友を傷付けてしまった事に果てしなく落ち込むつぐみ。これは経緯は違えど「知らないうちに親友を傷付けてしまった」めめと同じ状態なのだなあ。芸コマ。間に挟まる姫様が奮闘する流れも同じですね。
まあこの辺はこれまでの描写からして九分九厘予想どおりの展開で、というかあまりに直球ストレートて驚いたほど(笑。なんて視聴者サイドの神視点など知らぬ存ぜぬつぐみはめめを傷付けてしまった事にさらなる落ち込みMAX、カボチャ相手にゴメンナサイしている所へ渇を入れる姫様でしたが…親友二人が苦しみ、もちろん自分も苦しいのに何もできない悔しさから落とす涙の辛いこと。
するとその晩伝書バットが部屋を訪れ、キャーキャー大騒ぎの末に伝書筒を開いてみると――
つぐみちゃん、アーニャちゃん
怖いです。2人に会いたい
めめ
姫様をちゃん付けで書いてる時点で他人格確定、すなわちどう見ても罠。行っちゃダメだ! と言ったところでもちろん行っちゃうんだなあ。

めめを餌としたシャウラ誘き出し作戦に厳戒態勢の屋敷へ、そうとは知らず裏から忍び込むつぐみ&姫様。もちろんそれは監視員(スナイパー)に筒抜けで、正面から監視しているシド先生へ「二名、女性で一人は死武専の制服を着用している」と報告…スナイパーは例の二人を知らず(=シャウラの手の者だと思っている)、一方現場を見ていないシド先生部隊は件の報告内容では侵入者が例の二人という事が判らず、つまり危険な罠に飲み込まれていくヒヨっ子二人を止める者がいないんですね。上手いこと作ってます。
一方屋敷へ侵入した二人はほどなくめめが拘束されている部屋を見つけ、ドア越しに友情を確認し、ゴッツイ錠前を武器化一閃で壊して感動のご対面! と思いきや。
瞳に例の紋章を浮かべてニヤマリから姫を一蹴り、戸惑うつぐみを一瞬油断させて腹パン一発、さらに姫様の蹴りをあっさりかわして腹エルボー一発…ロイヤル空手が看板倒れなのか、それとも本気のめめが強すぎるのか。ともあれ豹変しためめとの対峙アクションは若干作画の荒れを感じたものの緩急の妙も相まって迫力アリアリ、ソウルイーターらしくなってきた! と思ったらこれはまだまだ暖機運転でした。

腹エルボーでひるんだ姫を片手ネックハンギングで軽々持ち上げ、急行したエージェントへ投げ付け、返す刀でつぐみをひょいと抱えて逃亡劇スタート。窓をぶち破ると同時に武器化したつぐみを自在に操りエージェントを一掃、脱出の用が済めば放り投げて単身逃亡する辺り出来損ないのハルバードなどアウトオブ眼中の外程度にしか認識していないと思われます。ここで放り出さずシド先生ブスリ!の一瞬に使えば…いくら何でもそこまでやってはつぐみが立ち直れないか。
逃亡しためめを追うエージェントは丸判りの何者かによって毒を仕込まれてダウン。一方武器解除したつぐみは姫様とともにめめを追う! 危ないからやめとけ!

茜ペアとシド先生に挟み打ちされためめはスカートぴらりから腕をペロリと色仕掛け。エロっ! すると高所から毒矢が襲い、シド先生はそちらを追い、残った茜ペアはめめの体を奪還すべく戦いへ。ここもまた表情・口調を使い分けて相手を翻弄し襲いかかるめめのアクションが熱い。めめ強すぎ問題。てな所へエージェントが駆け付けるも彼らは既にシャウラの毒に掛かっていて万事休すであります。どんどん厳しい戦いになってきた!
シャウラを追ったシド先生は一瞬の油断に背後から刺され、裏拳で吹っ飛ばした相手がめめと知ってまた隙が生じ、シャウラの毒針に襲われ…今度はシド先生が最強の刺客と化す?と思いきや。

派手な爆発音の次に現れた容赦無い絵面に言葉を失った。広場の女神像は無残に崩れ、その中心に血まみれの脚が覗き、収まった爆煙の向こうにめめの姿。シド先生が「みけんに女神事件(シドの項参照)」で死ぬのは旧来ファンには既知とはいえまさかこんな壮絶な最期だったとは。
そしてここからまた胃が痛い。シド先生死亡をしていよいよの危機に「アナスタシア・ユングリング王女」へ帰国要請、戸惑う姫様へ茜&クレイくんはついに「護衛」の裏事情を語り、それでも納得いかない姫様へ――
「シド先生が死んだんだ! これ以上お前の遊びに付き合ってる余裕は無いんだよ!」
ズバリ突き刺す厳しい言葉に姫様はついに諦め、魂が抜けたように項垂れ病院を去っていきます。事情を掴めないまま一人残されたつぐみはいろんな意味で置いてけぼり、楽しかった日々の突然の幕引きに呆然と言葉もありません。さてここからつぐみはどうするどうなる?
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