2014-06-16(Mon)

ラブライブ! School idol project #11 私たちが決めたこと

去る者の思い、残る者の思い。

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九人だけの海で夕陽に叫んだμ's の行く末は?

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前回のお正月から時はサッと進んで早くも音ノ木坂の合格発表です。ドキドキの結果はもちろん揃って合格、自分の受験番号を見つけた亜里沙チカは合格の喜び以上に「μ's に入れる」事を喜んでいるようで、一方雪穂ちゃんはそんな亜里沙チカを複雑な表情で見つめ――

「ねえお姉ちゃん、μ's って三年生が卒業したらどうするつもりなの?」

合格したのに物憂げな表情で帰宅した雪穂ちゃんは賑々しく出迎えの穂乃果へヒトコト。というわけでμ's 加入に張り切る亜里沙チカをきっかけに、これまでボカしボカし進めてきた三年生組卒業後のμ's の在り方についていよいよ白黒付ける時がやってまいりました。

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「亜里沙ちゃん、ずっと前からμ's に入りたいって言ってたもんね!」
「じゃあもしかして新メンバー!?」
「ついに10人目誕生!?」
「ちょっと、そういう話は…」

妹ズの合格報告へことりのセリフは穂乃果を動揺させ、続く花陽&凜ちゃんの悪気はないけど罪深いセリフによって来たるべく現実を突き付けられて部室の空気は一気にしょんぼり。落ちた空気を笑って流そうと希がにこにーをイジってもみなさん俯いて押し黙ったまま。ああいきなり辛い。確かに本大会目前の時期に大会以外の事を気にしている暇は無いけれど、それを気にするあまり練習に集中できないのでは本末転倒。

ほどなく練習を始めたみなさんはあえて先延ばしされてきたこの問題について自分の考えを表に出し始めます。にこにーは三年生組卒業後もμ's 継続を望み、ばるんばるん希(笑)はあくまで大会後まで先送りに拘り、しかし花陽は亜里沙ちゃんの気持ちを考えて早く結論を出すべきと訴え、この九人に拘り、真姫も同様に九人に拘るもμ's の名前を消す葛藤に揺れ、するとエリチカは――

「私は決められない。それを決めるのは穂乃果たちなんじゃないか?って」

卒業していく自分に後のことは口出しできない。もちろんエリチカにも自分の考え・望みがあるだろうにそれを押し殺し、「立つ鳥跡を濁さず」の如く後輩たちに全て任せる潔さに惚れる。これまで何度もチラ見せしてきたエリチカの本音を考えるとなおさら。

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「自分に正直に、本心でどうしたいのか考えて、ちゃんと話しましょう」

今後のμ's をどうするか?は学校に残る自分たちが決めなければならない。それは判っちゃいるけれどそう簡単に答えは出せず、特に穂乃果はリーダーという立場もあって自分の気持ちよりみんなを優先しがち。てなところをズバリ突いた別れ際から家に入るとコタツの亜里沙チカがサッと駆け寄って――

「μ's ミュージックスタート!」

練習を重ねた円陣ピースから掛け声を披露。ああ辛い。μ's への純粋な憧れを炸裂させる亜里沙チカに穂乃果は戸惑いながら愛想を返し、するとこれまた真っ直ぐな瞳を向け――

「私、μ's に入っても問題ないですか?」

無垢な少女の質問に答えられない穂乃果の何と辛いこと。見ているだけで胸が締め付けられますね。なーんて一部始終を黙って見ていた雪穂ちゃんはさりげなく助け船を出してお姉ちゃんを解放、そして引き続き熱に浮かれる亜里沙チカへμ's の何たるかについて再考を促すのでした。

「あのね亜里沙、亜里沙はμ's のどこが好きなの? どこが一番好きな所?」

それはおそらくお姉ちゃんが感じている「μ's の魅力・存在意義」と同じで、その事を理解し、ゆえにお姉ちゃんの苦しみも察し…無垢に食い付く亜里沙チカへの説得(?)をきっかけに袋小路脱出の筋道を付ける流れはなかなか鮮やかでした。というか雪穂ちゃん(&亜里沙チカ)がこれほど重要なポジションを演じるとは。

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μ's のこれからについて考えるみなさん。真姫の風呂シーンが真っ白すぎてでちょっと笑った。いくら何でもそんなガードせんでも(笑。凜ちゃんが見つめる月から同じ月の下で雪穂ちゃん&亜里沙チカへの繋ぎはベタながら綺麗。またμ's 始動の場であり、その後も何かと縁がある神田明神にて、亜里沙チカがμ's への憧れの整理を付けるという演出はなかなか感慨深かった。

「私が大好きなスクールアイドルμ's に、私はいない」

亜里沙チカが出した答えは「あの九人が大好き」というものでした。その言葉に穂乃果はようやく自身の答え=μ's にとって最も大切な事を思い出し、どうするべきか確信したのでしょう。でも雪穂ちゃん&亜里沙チカが加入したμ's 2nd もちょっとだけ見てみたかったかも。

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Bパートはしんみり空気から一転してみなさん集まって遊びへゴー! ここの会話を見るに三年生組は事情を知らず、一・二年生組は何やら示し合わせている事がじわじわ伝わってきて面白い。海未はキョドりすぎ(笑。ってな雰囲気を敏感に察するにこにーさすが。

これだけの大人数でどこかへ遊びに、と言ったところでさてどこへ? 遊園地、美術館、アイドルショップと思い思いの候補が挙がる中、ならば全部行きましょう! と満面笑顔で無茶振りの穂乃果…怪しむにこにーの一方で、笑顔で乗る希&エリチカはおそらく意図を察したか。そういや凜ちゃんは今回もスカートでお出かけ、かわいい。

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まずはアイドルショップを冷やかした後、因縁のDDR勝負(笑)から希vsエリチカの少林エアホッケー→動物園でペンギンやフラミンゴのマネ→ハラショーボウリング→美術館→スワンボート→浅草寺でスピリチュアル→花やしきで大盛り上がりと遊びフルコース。これら賑やかな遊びシーンは各々の個性に溢れ、見ているだけで楽しさが伝わってきます。メニューをたくさんこなしている割に移動距離は秋葉原→上野→浅草と結構現実的だったりして面白い。そしていよいよ穂乃果の希望へ。

「私は海に行きたい」
「誰もいない海に行って、九人しかいない場所で、九人だけの景色が見たい」

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「穂乃果、心の準備できてる?」
「うん」

おそらく品川駅から東海道線に飛び乗ったご一行。席に落ち着いて真姫の一言、対する穂乃果の返しだけで涙腺のスイッチが入りそう。後のシーンでも判りますが既に一・二年生組の結論は出ていて、後はどういう形で伝えるか?だけだったのでしょう。

ほどなく到着した夕陽の海にて笑顔を弾けさせるみなさんをじっと見つめる穂乃果。第1期第10話にてみんなで眺めた朝日、全員が打ち解け今のμ's の起点となった朝日から今回の夕陽でのフィナーレはじつに綺麗に纏めた感じ。

「大会が終わったらμ's はおしまいにします!」

卒業していく三年生組へ一・二年生の答えは全員一致で「おしまい」というもの。μ's はこの九人、一人でも抜けたらμ's じゃない。まあこの結論はあらかた予想できたものの、いざはっきりと情感たっぷりに宣言されるとクるものがあります。

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エリチカも希もにこにーもμ's への思いは同じ。九人への思い入れが強い希は涙を溢れさせ、だけどにこにーはμ's の名前が消えてしまう事に葛藤し、すると真姫が駆け寄ってμ's への思いを叫び…三年生組との別れ、μ's の幕引きをここまできっちり見せてくるとは思わなかった。いや画面が滲んでほとんど見えてないんですけどね。我慢しきれず溢れる涙を散らしながら駅へダッシュの穂乃果がまた辛い。

全員ダッシュで駅に着くとテヘペロ穂乃果によってしんみりした空気は払拭。九人だけの海、九人だけの時間を楽しんだ記念の写真が駅前の証明写真=プリクラ代わりってのはじつに女子高生らしい。デジカメやケータイのデジタルデータではなく形として残る、世界にたった一枚の写真は何よりの記念になるはず。

大騒ぎの証明写真撮影から出来上がった写真を見て大笑いのみなさん、すると花陽は笑いすぎて涙が止まらず=楽しかった分だけ失う寂しさ・辛さも大きく、その涙を呼び水に駅のホームはいつしか号泣大会に。必死に我慢していた感情をついに溢れさせた大粒涙は私のココロも揺さぶりますが、ここまで号泣されると我に返ってしまうというか…画面内であまりに泣かれちゃうと気持ちが乗り遅れてしまうのだなあ。九人だけの空間で人目を気にせず大泣きする所に意義があるのでこれで正解とは思うのだけど。

みんなで泣くだけ泣いてスッキリした所で大会への意気込みもMAXに。ファイトだよ! ラストライブまであと一週間! 判っちゃいても「ラストライブ」と銘打たれるといよいよ寂しくなります。楽しみにしていたラブライブ2期ももうすぐ終わり、1クールってほんとすぐ終わっちゃいますね。






       

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ラブライブ! 第2期 第11話「私たちが決めたこと」 キャプ付感想

避けて通れない三年組卒業後のμ’sの問題。 やっぱり9人いてのμ’sなんですよね…。 もっとずっとμ’sを見ていたいですw 合格の決まったアリサはμ’sになれると言うが、姉の絵里たち三年生が卒業した後になる。 このままμ’sとして続けるのか…? 穂乃果たちの決めた答えは…。    

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No title

一見「続ける/やめる」の二択なのか?と匂わせておいて、一人一人よくよく考えたら満場一致で止めるしかないっていう流れは演出として良かったですね。特に希やにこは良く描かれていたと思いますね。

ただ個人的には、もう少しだけ、本当に「この九人でないと……」と言えるくらい、個々人の時間や経験の積み重ねの描写が欲しかったかな?と思いますね。当人たちの気持ちもあるとは思うし、商業モノとしては潔くていいとは思うのですが、やはり続けるという選択肢もないではなかったのでは?とちょっと思ってしまいますね(あまり同意を得られそうな意見ではないですが……)。もちろん、番組としては終わった方がいいかどうかは別として。

あと、μ'sになれなかった亜里沙ちゃんが少し可哀想だったですね。今回は折角いろいろかわいいことをやっていたのに、どうも裏目に出ちゃった感がしますね(笑)

れすれす

>tamanoさん
結果として予想どおり、というか作品的に当然の帰結を上手く纏めてくれた感じ。とはいえその前提である「九人の絆」についての描写不足は否めません。特に文字通り「キャラ掘り下げ」に終始した今期は各話の筋が(希回以外)μ's への帰属意識・絆にほとんど絡まず、つまりこれまでのアニメ本編を見る限り今回の結論に感情移入しにくいとは思いました。まあアニメ化以前から追っている層や一部のコアファンは脳内補正で乗り越えちゃうんですけどね。

こう言っちゃ何だけど、プリティーリズムシリーズを完走した後だと大抵の1クールアイドルアニメは薄味に映ってしまうかも(笑

返信はけっこうです

>管理人様

おっしゃる通りだと思います。単純に話数の問題が大きいかと。個人的には最低あと2クールくらいはやってほしかったですね(笑)。まあアニメ化以前から追っている優秀なファンの方ですと、それ以上の厚みがすでにあるんだということになるんでしょうね。それはもっともだなあと。

もちろん、2クールでもかなり感動的だったことは確かだと思います。まだ作品自体は終わっていませんし、これからも見守りたいところです。
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