2014-06-23(Mon)

ラブライブ! School idol project #12 ラストライブ

いよいよラブライブ本戦へ。

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μ's ラストライブ、全力で飛ばしていこう!

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あれよあれよとラブライブ本戦、まずは会場に集まった出場チームたちによる歌唱順のくじ引きであります。高校野球のトーナメントくじの如くいかにもな風景に本大会出場を実感したみなさんは各々笑顔を交わし、そんな中一人瞳を潤ませるにこにー。誰よりもこの場所に憧れていた彼女の感慨が伝わってきます。ほどなく壇上へ上がった穂乃果リーダーはくじ引きの大役をにこにーに一任、この際で部長の顔を立てる穂乃果はなかなか出来ていますね。突然の指名に一瞬怯んだにこにーはしかし次の瞬間不敵の構え、気合い一発クジ箱へ向かい――

「にこちゃん凄いにゃー!」
「あ、あたりまえでしょ! 私を誰だと思ってるの!?」

OP明けAパート冒頭で精一杯のドヤ顔から緊張MAXだった本音を零す流れはいかにも(笑。というかミニスカローアングルキワキワすぎ。してくじの結果は!?

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「念願のラブライブに出場できて、しかもその最後に歌えるんだよ!」

最も盛り上がるであろうトリを確保した功績に各メンバーは口々に賞賛の声…のはずがいつもどおりイジりの挙げ句サッサと練習へ向かって当たりくじの話はオシマイ。あらら。ポツンと残され不満顔のにこにーでしたが、花陽のフォローを待たずとも「いつもどおり」を意識しているみんなの意図をきっちり判っているのでした。さすが部長。

そこから屋上での練習風景はチャカポコなBGM&力の抜けきった掛け声にて緊張感の微塵もなく、メンバー全員がことさら「いつもどおり」を意識している事が判ります。当然だけどキメポーズもきちんと練習しているのだね(笑。じゃじゃーん! そんな緩さは逆に今日の練習に対する全員の本心を透け見せ、またその後の三年生組に対する穂乃果(二年生組)のやり取りを見ていると、諸々緩い絵面に反してじつに切ない気分に襲われてしまう。ここは緩ければ緩いほど辛さが伝わってくる感じ。特に寂しさを必死に押し殺しぽっかり空きそうな穴をぎゅ~っと埋める穂乃果が一瞬見せた潤んだ瞳にはこっちの涙腺まで同期してしまいそう。

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練習を終えた帰り道もまた不自然な自然さが辛い。エリチカが明日の注意事項を伝え、海未の振りに穂乃果が応え、みんなが笑う。そんな当たり前の風景が今日限りと判りながら誰も口に出さない。しみじみと信号を見つめるエリチカは「いつもどおり」のまま過ぎていく最後の時間にみんなの優しさを感じ取っていたのでしょう。ほどなく信号が青に変わると一斉に歩き始め、しかし花陽が思いっきり核心を突いてしまうのでした。

「もしかして、みんなで練習するのってこれが最後なんじゃ?」

ひょっとして花陽は素で気付いていなかったのかもしれない、というか花陽ならありえそう。ともあれ「最後」の意識が表に出てしまったらもういつもどおりにはいきません。そのまま立ち止まったみなさんはしみじみ校舎を振り返り=後を向いてしまう。

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「ダメよ。ラブライブに集中」
「何いつまでも立ち止まってるのよ?」

みんなして後を向く中、ただ一人振り返らず、前を見据えるにこにーの凛々しさたるや。思えばこの九人で「アイドルになる事」が行動原理なのはにこにーだけ。もちろん仲間への思いは等しくあるだろうけれど、この現状でも目標を見失わない強さはさすが辛酸を嘗め続けた苦労人だけのことはあります。信号が青に変わって渡り始めるにこにー、しかしみなさんはまだ前へ進めません。

そのまま全員揃って神田明神へ明日のお願い。これでようやく一区切り、と思いきややっぱり後ろ髪を引かれてしまうのだなあ。いつまでも別れを惜しむ様子に呆れ顔の真姫、一方三年生組に帰りを急かすにこにー…期せずしてこういう役目がシンクロしてしまう真姫&にこにーには魂の共鳴を感じざるを得ない。

「何でまだいるのよ?」
「それはこっちのセリフ」

そんなこんなで学年ごと散り散りに帰路の途に就き、ところが別れたはずの三組は再び勢揃いしてしまうのでした。あはは。帰りを急かした二人の素直じゃないやり取りが良し良し(笑。みんな本心では離れたくない、最後の日をこのまま終えたくない…てな所で希の「朝までここにいる?」から穂乃果リーダーが何か思いついたようです。

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シーン変わると布団が敷き詰められた部室でバンザイの穂乃果、ここへ来て突然の校内合宿であります。こんな勝手に泊まり込んで大丈夫なん? と思ったらことりがきちんと(?)許可取ってました。校長話判るね! なんてヒトコマやマイ枕、それ以前に全員着替え済みって辺り、みなさん一旦家に帰って諸々の準備を済ませ再集合したのでしょう。それはそうと夜衣の希が人妻すぎてちょっと笑った。

デカい中華鍋を片手で振って麻婆豆腐を作るにこにー&飯炊き女の花陽による夕食準備から食事風景、どこから出したかラーメンを食べてる凜ちゃん、オムライスと別に飯茶碗を並べる花陽などなど微笑ましい食事風景でしたが作画パワーが息切れ気味? テーブルに乗せた腕や器類が本作には珍しくラクガキレベルでちょっと笑えない。

すっかり夜の帳も下りて外は真っ暗、夜の学校ってわくわくするよね! ってな穂乃果へ苦笑いのエリチカは暗いの怖い子でした。あはは。どんどんポンコツになっていく。そんな暗闇から外の星空に感激した穂乃果はまだ3月だってのにパジャマのまま屋上へ走り、給水塔へ登ると煌めく夜景に感激するのでした。夜空に輝く星と等しく輝く地上の星、今まで気付かなかったたくさんの人たちとの繋がりにアイドルの何たるかを感じ取り大会への意気込みを叫ぶ穂乃果、続くみなさん。次第に雲が流れて現れた月&シルエットのファンタジックな構図は全員共通の思い=メンバーの繋がりを綺麗に纏めてくれました。というか今回絵コンテ担当の菱田氏はこの構図好きですね。

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やけに色っぽい寝起き顔からサッサと起きてラブライブ本戦会場へ。もうこのステージセットを見ただけで決勝曲は第1期OP曲「僕らは今のなかで」と丸判り…という思い込みの罠に見事引っ掛かってしまった(笑。さすが本戦らしい大会場にドキワク全開のみなさんから続々と集まる応援団、亜里沙チカ&雪穂ちゃんはいつの日かあのステージに上がれるといいね。

一方衣装に着替えたμ's のみなさんはあっという間に出番です。他エントリーを完全カットでμ's にスポットを当てる割り切った作りは評価できるも、「μ's の最後の時間」を強調するあまり大会感が失われてしまったのも確か。まあプリティーリズムシリーズを3年続けた菱田氏が大会感を描けないはずがないので、つまりあえてこうしたという事でしょう。自分たちの精一杯を出す=他エントリーは気にしないという視点の演出とすればこれもアリとは思いますが、九人の世界に入りきった出番直前の意気込みリレー・セリフ回しは、彼女たちの意気込みと逆行するように冷静に見てしまった。まるで昭和のドラマを見ているようで…これもまた菱田演出らしいといえばそうかも。

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というわけで始まった本戦ライブ。暗いステージにスポットが落ちてSEが流れ、一人また一人と瞑っていた目を開いて顔を上げ、フラッシュ一閃で始まったイントロは予想どおり「僕らは今のなかで」のアレンジバージョン? さすがそのままは使わないな! と本気で思っていました(笑。しかして始まった歌は予想を全く外した新曲「KiRa-KiRa Sensation!」。え? そんな拍子抜け感からせっかくの新曲新ステージなのに乗り切れない、涙腺バルブを開く気まんまんだったのにタイミングを失い…麦茶だと思ってめんつゆ飲んじゃった感覚というか。

映像的には京極氏お約束の客席見切れ回り込みカメラから始まって引きとアップとウインク(笑)とキャッチーパーツのアップを忙しく切り替え、忙しいAメロから落ち着いたBメロでフォーメーションチェンジ→長回し多め→サビ前に高速切り替え→サビでCG回り込みと、今や見慣れたパターンのμ's ステージ。もちろん映像のクオリティ自体はとんでもなく高いけれど、どんな高級食も食べ慣れると感激が薄まってしまうのだなあ。贅沢な話と思いつつ、待ち望んだ本戦ステージの割にココロが震えるほどのモノは無かった。

今回もウインク多い?と思ってザッと数えたら12回、言うほど多く無い(笑。細かく見ればまだ2~3個隠れていそうですが、とりあえず花陽のウインクを見られたので良しとしましょう。何を? それにしても始終フットワークしている振り付けはリアルでやったら体力ゴリゴリ削れそう。生μ's は大変だろうなあ。フィナーレのキメポーズは先の練習風景マンマ、そう考えるとアレは新曲披露の前振りだったのね。

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ステージ終えて一列に並んでご挨拶。持てる物を全て出し切った清々しい表情で次々と名乗ると揃ってお辞儀、これが期せずしてちちくらべになった…というくらい冷静に見ている自分に驚き。2期に渡って引っ張ったラブライブ本戦ステージがこれで終わり? ステージをやり切ったみなさんは抱き合って泣き、てなうちにEDテロップが出始め、おいおいほんとに終わりなの? と思って見てたら響き始めたアンコールの声。いやはやこれは全く予想しませんでした。というか大会エントリーでアンコールて!?

「このまま誰も見向きもしてくれないかもしれない。応援なんて全然もらえないかもしれない。でも一生懸命頑張って、私たちがとにかく頑張って届けたい。今、私たちがここにいる、この思いを」

止まないアンコールの声&煌めく客席を見た穂乃果は自分の原点を振り返り、その思いが届いた事に涙する。海未&ことりと組んだ三人での初ステージ、悔しい無観客ライブを終えた後、当時キレッキレだったエリチカへ宣言した言葉が今叶ったのです。これはズルいズルすぎる、ベッタベタだけどこれで泣くなと言うほうが無理。あのA-RISEすらアンコールを叫ぶ客席の盛り上がり、その声に応えるようにμ's は衣装を着替え…暗闇に例の衣装の後姿が映ってハートのボリューム急上昇、そして「挿入歌 僕らは今のなかで」のテロップが浮かんだ瞬間涙腺バルブがめでたく全開に。この瞬間に感情のピークをジャスト持ってきた菱田氏の手腕に完敗。完全にコントロールされてしまった。やはりこの人は凄い。

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自分たちの頑張りに対する観客からの回答が第1期OPを飾っていたという妙。この日この時のための曲をついに相応しきタイミングで見られた感激、映像的には見慣れた第1期OPマンマなのに今回ばかりは画面が滲んで止まらない。いやこれはマンマである事に意義があるのですね。大会でアンコール?というご都合以外にも本戦前に新曲2曲目をいつの間に仕込んだ? 新衣装をいつの間に作った? とツッコミ放題だけれどそんな野暮はどうでも良くなる感動がここにあった。まあそのおかげで先の新曲の存在感がますます薄く(略

OP映像ではキャラの日常風景が入っていたカットをアンコールステージへ至る描写にマンマ差し替え。もちろんフルムービーを期待していましたがこれはこれで上手いやり方とも思った。涙を振り切りステージへ向かう穂乃果をガシッと捕まえるスーパーモブズ、こんな事もあろうかと別衣装(前回大会用のお蔵入り?)を用意していたのですね。いやはや気が利くにも程があります(笑。衣装を前に笑顔全開、再び円陣ピースからμ's ミュージックスタートのシルエットも良い感じでした。

というわけで次回は早くも最終回、待ち望んだ第2期がもう終わってしまうなんて信じられない。






       

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ラブライブ! 第2期 第12話「ラストライブ」

評価 ★★★★ ラストライブ!                  

ラブライブ! 第2期 第12話「ラストライブ」 キャプ付感想

ラストライブ、全力で飛ばしていこう! 万感の思いを込め、μ'sミュージックスタート♪ 念願のラブライブ! です。 ラストライブ曲『KiRa-KiRa Sensation!』 そしてアンコール… とライブシーンが2回もあるとは(笑)  

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これぞ菱田イズム?

ラストのアンコールシーンは完全に泣いてましたね。過去のほのかの台詞がフラッシュバックする辺りはもう泣けて泣けて仕方なかった。前回と今回の順番が逆なら前回の結論も納得したかもしれない(笑)

しかしさすが菱田さん、少女アニメで培ったモブ使いのうまさ(?)が光りますね。ラブライブってこんなにキャラいたっけ?みたいな(笑)。いい意味で、説明的でわかりやすいコンテだなあという感じがしましたね。 

まあ、実際は、どこまで菱田さんの手が入ってるのかはよくわかりません。ただ少なくともアンコールシーン周りはかなりそれらしい感じがしましたね。親父が急に見切れつつ出て来て泣いてたりとか、感動を感動で終わらせないあたりに菱田さんらしさを感じましたね。

あと個人的にアライズがちょろっと出てきたのが良かった。本編にあまり不満はないのですが、アライズの出番が少なかったのはもったいなかったというのはちょっとこだわりたいですね(笑)

No title

これで最後の曲なんだな…って思って寂しくなった所からのアンコール演出、なんか擬似的に自分もライブ会場にいるような気持ちになれて素直に楽しかったです。

信号機演出とか過去の振り付け集大成の新曲とか、細かい描写が所々に散りばめられてて、製作側のいぶし銀なアニメ職人達のこだわりがふんだんに用いられた贅沢な12話。
でも何より、物言わぬほのか父の男泣きに一番グッときたのです。あそこで親父の涙はクリティカルヒットするだろ、泣くだろそりゃ。

れすれす

>tamanoさん
キラパタ、じゃなくてキラセン→アンコールの声が始まった辺りまでほぼ冷静に見ていましたが、件の穂乃果回想からの一連でもうグシャグシャ。オンタイム時はまさに画面内の穂乃果の如く涙がボロボロ溢れちゃって大変でした。確かに大会での唐突なアンコールは理屈が通らず面食らいましたが、そういうフォロー超難なご都合すら吹き飛ばす「勢い」ってのはあるものだと改めて感じた次第。さすがプリティーリズムのトンデモ展開すら号泣に繋げてしまった氏の演出力はハンパありませんね。

思えばオーロラドリームの演出で京極氏を知り、その繋がりでラブライブをチェックし始め、以来約3年経過した今、今度は京極監督・菱田演出で号泣させられるという、両氏のファンとしてじつに感慨深い体験をしました。それにしてもレインボーライブの佳境だっただろうに他作品のシリーズ大詰めのコンテを切ってたなんて菱田親分熱すぎる。逆にラブライブ2期で忙しい時期にレインボーライブのライブ演出を続けていた京極氏も熱い。こういう熱量が作品を生かすのだなあとしみじみ。

>通りすがりさん
男泣きのアンコール父ちゃんも良かったですが、私的には屋上叫びのインサートにてコタツトップでスノハレ動画を見ている父ちゃんのカットにグッときました。母ちゃんが居眠りしている隙に娘の頑張りをこっそり応援、きっと誰にも見せないであろうちょっぴり笑顔を浮かべる演出は、職人気質の父親の不器用な娘愛をヒトコマで表していたと思います。
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