2014-07-08(Tue)

ハナヤマタ #01 シャル・ウィ・ダンス?

青春×よさこい×ガールズストーリー。

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私と一緒によさこいしませんか?

原作は浜弓場双著によるきららタイムフォワード連載、コミックス既刊4巻との事ですが例によって未読、公式サイト以外の情報をほとんど知らない状態から視聴スタートです。監督は近作では「ノーゲーム・ノーライフ」「さくら荘のペットな彼女」を手掛けたいしづかあつこ氏、と言った所で私的には「ちはやふる」の各話演出(絵コンテを切った第2話は突発レビューしたほど)が印象に残っていたり。シリーズ構成・脚本は安心の吉田玲子氏なので安心です(変なニホンゴ。キャラデザは言わずと知れた渡辺敦子氏、本作キャラデザは目(上瞼)がえらく特徴的と思ったら原作からしてこんな感じなのね。アニメーション制作はMADHOUSE、さすが幻想的なエフェクト類もばっちりキマってました。

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ファーストカットは桜舞う月夜の出会いを示す幻想的なカットから。この出会いをきっかけに主人公・関谷なる(CV.上田麗奈)の日常が大きく変わっていく、その起点を綺麗に印象付けるファーストカットでした。

そこから始まったOPテーマは「花ハ踊レヤいろはにほ」。作詞はいつもの畑亜貴氏、作曲・編曲は私的注目株の田中秀和(MONACA)氏です。アイカツにも曲書いてください(笑。歌唱はメインキャストの五人による「チーム“ハナヤマタ”」、まあこのキャスト(IM@S&WUGの混成軍みたいなもの)なので歌って当然と申しましょうか。

作品タイトルからパッと映った江ノ電踏み切り越しの海、何だか手前の坂を上ると廃校予定の音楽科併設の高校が出てきそうな気がしたりしなかったり(笑。Aメロ、Bメロと登場キャラの顔見せ&よさこい部の日常カットで作品世界を紹介、OP内ではレギュラーの五人仲良くヨサコイカツドウをしていますがこうなるまでが大変そう。そういやこのテの作品を見る度に思いますが、最初っからこの五人が仲間になるのが判っているってのは作劇上のサプライズが無くなってしまう=勧誘ドラマが盛り上がらないのだなあ。結局興味の対象は「どういう経緯で仲間入りするか?」しかなく、勧誘の成功が約束された状態でそれを見るのはまるで「答え合わせ」を見ている気分だったり。まあ現実的に仕方ないんだろうけど。それはそうとお堅そうなメガネさんがお茶目キャラっぽくて期待。

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ピアノをポーンと鳴らして青空バックのジャンプからサビ入りは花火を背負ったよさこい衣装の五人がいい感じに気分を盛り上げてくれます。水着回も来る? 衣装やロケをコロコロ変えながら歌い踊る五人はじつに楽しそうで、見ているだけでほっこり気分になります。揃ってジャンプのヘソチラかわいい(笑

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OP明けのAパート冒頭は朝の通学シーン。まずはなるの一人語りで自己紹介が始まります。

「頭脳明晰、眉目秀麗、美術や音楽だって何だってできちゃう、当然みんなにも好かれる人気者、そんな完璧な女の子が…」

――のタイミングで見るからに美少女の友達 笹目ヤヤ(CV.奥野香耶)がパッとフレームインして軽く挨拶の後、「私、関谷なる」と続き、道路の対面からヤヤのバンド仲間が現れて作文コンクールの入選を褒め、作詞の才能を褒め、なるはその風景をポーッと見つめる…つまり先の自己紹介はヤヤのような輝いている存在への憧れ、翻って全てがフツーである自分の没個性・つまらなさを強調しています。

表彰式の壇上のヤヤを群衆の中から見上げ、バンド練習を見て現実に輝いている友達たちを羨望の眼差しで見つめ、しかし自分からはそのステージへ踏み出せず、メルヘンの世界で夢見るのがせいぜい。ヤヤとの会話を見るにキラッキラの憧れを示しながらツッコまれると目を逸らして逃げの姿勢、途中でパッと入る図書室カットもなるの逃げ込み先を表しているようでした。まあ平たく言うと憧れは人一倍だけど自分から動けない、このテの作品によくある面倒くさい子って事(実も蓋も。ほどなく帰った自宅は居合い道場? 地味で気弱っぽい子が気合い一発エイヤッ!と抜刀は意外なヒトコマ、これは芯の強さを表しているのかも。いや抜いた後コケかかる所までが性格描写か(笑

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バンドが出てきたので恒例の機材チェック!チェック! と言うほど凝った道具を使ってる風でもないので簡単に。OPでチラリと映ったヤヤのギター(?)はFender Stratocaster、赤ボディにローズネックは良い感じに派手ですね。劇中バンド「Need Cool Quality」の演奏シーンにて映った白いベースはFender Precision Bass、通称プレベ。ロックバンドに定番の機種で、モデルとしては中学生女子という観点からジャパンもののPB62辺りかな? ソロカットではシールドが挿さっておらず、引きでもシールドの挿し方が違っているのはちょっといただけない。

向かって右の茶色くて丸っこいギターはけいおんでお馴染みのレスポール、これまた中学生女子とすればギブソンのホンモノは厳しいので、各メーカーから出ているいわゆる「レスポールモデル」でしょう。ていうかギターでけえ(笑。センターの短髪ちゃんの青いギターはFender Stratocaster、こちらはメイプルネックのSBLです。モデルはよう判りませんがピックガードのネジ穴からして62以降っぽい。エフェクタやアンプ類はボケボケなので判別不能。

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止め絵スクロールのヤヤドラム。私はドラムには明るくないので不正確なれど、金具類をパッと見た感じYAMAHAのセットっぽい。棹物と違って学校の備品みたいですし、音楽教師によほど拘りが無ければYAMAHAを採用するだろう…ってのもあります(笑。構成はスネア・タム×2・フロアタム・バスドラ・ハット・シンバル×3とロックバンドの標準的構成。スネアのポジションが変な気がするけどまあいいや。

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父親に頼まれてごっついお屋敷へお使い。そこで現れたのは和服を着込んだおっとり美人、いかにも古式ゆかしいお嬢様キャラの「西御門多美(CV.大坪由佳)」。金持ちの上にこの風貌この物腰さらに自宅での英会話レッスン、学校では生徒会副会長を務める、いかにも育ちの良いデキるお嬢様であります。でも声だけ聴いたら無理に上品ぶってるとしのーきょーこにしか(笑

「いつか誰かがこの世界から連れ出してくれる…」

その帰り道に立ち寄った神社にて衝撃の出会い。満月、桜、鳥居、そしてそこへ立つ和服の少女とジャパニーズファンタジーを詰め込んだ絵面は美しく神秘的で、タダでさえメルヘンに憧れるなるがあんなん見たら「妖精さん!?」と思うのも無理ありません(笑。ところが件の少女はなるに気付くと八艘飛びの如く鳥居を跳び石灯籠を跳んで逃げてしまう。なるはようやく見つけた「別の世界へ連れて行ってくれる存在」を必死に追いかけ、しかしようやく追い付いたその子は妖精でも何でも無い、流暢に日本語を話す謎の金髪少女でありました。凄い運動能力です(笑

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「連れて行ってあげます。あなたが望むなら不思議な世界へ」

月と花火と桜吹雪に彩られた境内にて金髪少女に手を取られてくるくる踊るなるは一瞬世界に浸るものの、対面の金髪少女のヒロイン性に自身のコンプレックスを炸裂させて手を離してしまう。ああ面倒くさい子(笑

「人は誰でも頑張れば輝けると思うので、絶対に迎えに行きますから」

そして逃げ出すなるへ金髪少女の語りかけ。Aパート最大の見せ場として美しくキメキメの絵面なれど次のカットで警備員(警官?)がニュッと現れ、逃げ出した金髪少女は踏み切り待ちのヤヤの真上に落下して…ヘタすりゃ死ぬ死ぬ!(笑

明けて翌日、謎の金髪少女は米国からのtransfer student(転入生)「ハナ・N・フォンテーンスタンド(CV.田中美海)」として教室に現れます。お約束! でも自己紹介でミドルネームの略(N)をそのまま「エヌ」って言うかね? 仮に「N」が「Nancy」の略なら「ハナ・ナンシー・フォンテーンスタンドです」って言わない? それはそうと先生かわいいな。そんな自己紹介もそこそこになるの所へ駆け寄ったハナは手を取りグッと迫って――

「私と一緒によさこいしませんか?」

いきなりだなあ(笑

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先の神社でのイメージから宇宙人を想像するなる、これは何かと引っ込み思案+メルヘン脳が生成した未知なる存在への恐怖感をコメディタッチで見せていますね。それほどまで理解の限度を超えているって事か。あはは。そこから熱いアプローチが続くももちろんなるは絶対にノゥ!と逃げ惑い、なーんてドタバタを眺めている生徒会の二人。一人は先の多美お姉ちゃん、もう一人のメガネちゃんは追々メンバーに加わる生徒会会長「常盤真智(CV.沼倉愛美)」です。これでメンツの顔見せは完了かな。

どうにか振り切ってヤヤとの会話シーンはスカートを押さえる手が芸コマと言うか何と言うか。不自然な反重力スカートへのアンチテーゼかもですが、そもそも衆目の廊下にてミニスカ制服で膝立てて座る事自体が以下略。続くカットでは両手を膝に当てているので通行人にはぱんつ丸見えですよ(笑。会話の様子やパックジュースの回し飲みなど仲の良さを窺わせ、全ての面で優位そうなヤヤは姐御肌っぽくもあり、とはいえ断るものはきっぱり断る(甘やかさない)対等な友達ポジションを見せています。

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その後の図書室シーンで脚の間からハナ登場。これはイケナイアングルだ(笑。驚いたなるは思いっきりひっくり返って脚アピール、そして再びスカート押さえてぱんちら回避と視線誘導カットが続きます。

「私の日常を壊さないで!」
「楽しくなかったですか?」

日常からの脱却をあれほど望んでいたなるがいざ現実となると全力で逃げ出してしまう。傍に落ちたシンデレラの本(=ヒロインへの憧れ)をチラリと見て正直な気持ちを伝えようとしても、周囲の視線が気になってつい全力拒否&膝を抱えて閉じこもってしまう面倒くささ。ああもう(笑。そんな全力拒否をハナは笑顔で了承しあっさり離脱、意外なほど簡単に終わってしまって困惑する表情はいかにも。

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本心を伝える前に終わってしまったモヤモヤを抱えながら、しかしハナからのアプローチはもうありません。ならば自分から動くしかない。件の「よさこい」をネットで調べてやっぱり無理!と叫ぶものの、つい持って帰った鳴子を見て「楽しさ」を思い出し、翌日の学校で断られても断れても折れないハナの勧誘風景を見て思いの強さを改めて感じ取り…自分に言い訳を唱えながら結局ハナが待つ屋上へ行ってしまう。

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夕陽と桜吹雪に包まれて屋上の柵の上で踊るハナは先の鳥居シーンと同様にファンタジック全開でなるを迎えます。でも危ないからよい子はマネしないように。しないって。

「いつか私もあの中に入りたい、あの人たちみたいに輝きたい」

ここから暫しハナはよさこいへの憧れを、そして憧れ続けた夢に手が届く今の喜びを熱く語ります。まあ現実のよさこい(に限らず祭一般)はガイジンが思い入れるほど素晴らしいものでは無い気がしますがそれを言うたらシマイなので、ここはハナのポジティブな真っ直ぐさに素直に感動しておきましょう。ベッタベタの話ですがおっさんはこういうのに弱いのです。

輝きへの憧れに全力で踏み出すハナと踏み出す事に躊躇して王子様を待っているだけのなるを対比させ、さらに踏み出さない言い訳(優秀な人材に囲まれたゆえの不幸=自身の普通さ・空虚を日常的に突き付けられる)を続け、ここまで来てまだ踏み出せないなるの臆病さを強調。ああ面倒くさい(笑。しかしてハナは「空っぽっていうのはこれからいくらでも詰め込めるって事」と見事に切り返すのでした。今は何も無くてもいろんな気持ちを詰め込んで、精一杯頑張れば誰だって輝ける。その言葉は自己否定に固まっていたなるのココロをついに動かし、変化への第一歩を踏み出すべく正直な気持ちをついに伝えて第1話の締め。

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EDテーマはsmileY inc.歌唱の「花雪」。浜でキャッキャの繋ぎは頑張ってテロ消し…この所テロ消し繋ぎばっかりなのでちょっと疲れた(笑。しかしこうして見ると誰が主役なのかよう判らんね。とりあえずメガネちゃんの働きに期待。

   

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