2008-08-25(Mon)
コードギアス 反逆のルルーシュR2 #20 皇帝失格
ついに閃光のマリアンヌ登場。

「助けるべきかな? 彼を」

フレイヤクレーターを歩くスザク。いきなり作画がヤバい(笑。するとそこにフレイヤの破壊力に絶句するニーナがいました。この人は散々実験を繰り返していたはずなのに破壊力の予想が付かなかったのか? 実験時に破壊力のデータは取らないの? 先週も思ったけれども本当にわけもわからず撃て撃て言うてたのか。予想通り原爆開発者の苦悩と重ねる脚本なのだろうけどちょっと説得力が…。そんなニーナにスザクはあくまで冷徹なお言葉。あららずいぶん性格が変わったね。
「戦争で人が死ぬのをやめさせたい」はずなのにどう転んでも人を殺してしまう。さりとて人殺しを止めるために自殺しようにも生きろギアスのため叶わず。そう、これはもはや「業」なのだ。ならば業に身を委ねて行くところまで行くしかない。先週の高笑いはそのことを悟ったため?
皇帝陛下はラグナレクを起動させるべく神根島上空にて待機中。なんだか何事も無かったように普通に出演している皇帝ですがC.C.記憶喪失時の騒動で閉じ込められたはずのアーカーシャの剣からどうやって出てきたんだろ? 避難用の非常口でもあるのかね。

さて皇帝がやんちゃを始めようってタイミングでアーニャは頭を抱えて苦悶、そして見開いた目はおなじみのギアス状態でありました。ラグナレク接続がギアス発動のスイッチになっていたのでしょうかアーニャの中で眠っていたマリアンヌの覚醒です。モルドレッドを降りたアーニャはC.C.に近寄り馴れ馴れしく話しかけますが記憶喪失状態のC.C.はビビりまくり、しかし接触した瞬間にCの世界へと飛びます飛びます。
アーニャがマリアンヌと深く関わっているのは予想内でしたがあまりにあっけない出現に驚き。やはりマリアンヌもギアス持ちであり、その能力は憑依なのか人格コピーなのかよくわかりません。するとアーニャ本体は何者なのだろうか。マメに書いてる記録と記憶にズレがあることに関し「皇帝による記憶改変」と予想しましたがどうやらそんな単純な話では無さげ。
Cの世界でC.C.とすれ違った時のアーニャの流し目が素敵すぎ。

さてCの世界へ飛んだアーニャは引きこもっているC.C.を発見し話しかけました。様子を見るとさすがお互い気心知れた仲っぽいですね。マリアンヌの口調や態度が想像よりもかなりフランクな様子でびっくり。優しいお母さんかと思ったら無駄にやんちゃ姫じゃん(笑。出自云々よりもこの性格のせいで皇族内で浮いてたんじゃ? まあコーネリア殿下がマリアンヌに忠義を寄せるのもわかるような気がしました。しかしコーネリア殿下やジェレミアがこのマリアンヌに出会ったらどういう行動を取るのだろう?
C.C.は記憶喪失というよりコードと共に記憶をCの世界に封印していた? その意図がよくわかりませんが当の本人も理由がわからない。ならば確かめましょう。この強引さはいつものことらしい(笑
というわけで現実世界へ戻った2人。こっちだと姿形はアーニャですが中身はマリアンヌです(ややこしい)。出かける前にC.C.は忘れ物を取りに戻りますが何を持ってくるかはお約束で。しかしC.C.もあっけなく元へ戻っちゃいましたね。

いつの間にか騎士団に溶け込んでいるヴィレッタはコーネリア殿下から今後の身の振り方を問われて即答できず。そんなヴィレッタにコーネリア殿下は「世の中は爵位だけではない」と。出自や身分に拘らず惚れた男と一緒にいるのも悪くない、と言いたいのでしょう。お姫さまなのに舞踏会よりも武闘会のが似合いそうな武運勇ましい凛々しきお姿から想像できませんが意外とオトメゴコロに理解があるようです。
ゼロのいなくなった斑鳩船内では今後の対策を検討中。結局「ゼロは死んだ」ということにして周囲の目をごまかすらしい(安直。唐突な訃報を聞いたカゴシマ組は驚き、ジェレミアも死亡の報告を聞いて「せめてお顔を」と食い下がりますが扇はケンもホロロに通信切断。形式上は騎士団メンバーでもジェレミアはルルーシュへの忠義のみで動いているのだからルルーシュがいない騎士団と行動を共にする理由がありません。まああの様子だと単独行動でルルーシュを発見して合流?
先週のおマヌケな会談をラクシャータさんが叱るのかと思ったらそうでもなく「ゼロの裏切り」を普通に受け入れている様子です。とは言えあのカリスマリーダーが裏切ったと聞いても特に慌てる様子も怒る様子も無いので話半分程度に聞いている? 頭の回る彼女のことですから扇たちの阿呆さ加減にも気付いているはず。ここで一喝欲しかったなあ。

ルルーシュは学園のリヴァルにお別れのお電話。事情を知らないリヴァルはそんな電話の意味がわからずリダイヤルしてもルルーシュは電源を切りいよいよ覚悟を決めた様子です。
世界中のギアス遺跡を接続してラグナレクの起動を始める皇帝。ナイトオブトゥエルブからの通信に対し「俗事は任せた」とすっかり世捨て人になっちゃってますね。その言葉を聞いてトゥエルブは絶句、確かに一国の主がこれでは下の者はたまりません。
さっそく行動を開始したルルーシュはブリタニア兵士にギアスをかけてます。「お前たちは今より私の指示どおりに動け」ってその命令は反則じゃ? ルルーシュのギアスは「一つの命令」というシバリがあるから意味があるのにこれは…。「一つだけ願いを叶えてやる」と言われて「叶うお願いを100個に増やして」と言うようなものです(笑

ビリヤードで遊ぶセシルさんたち。いくら休戦中だからって呑気なものですね。ていうか女子がビリヤードやってたらカメラアングルはそうじゃないだろ! それはともかく娯楽部屋へ現れたスザクは表情も厳しくセシルさんに絡んでみたりロイドさんに「アルビオンを渡せ」と迫ったり人が変わっちゃってます。さらにそこへシュナイゼル殿下ご一行が現れてもスザクの様子は変わらず。ギルフォードの戦死にあたってフレイヤの功績を彼のものとしていたシュナイゼル殿下に対し「フレイヤを撃ったのは私です」とあくまで自分の功績と言い張るスザク。しかし総督以下政庁付近のブリタニア民を3500万人も殺戮しておいて「功績」とはどういうことか? ブリタニアとしてあのフレイヤジェノサイドをどう扱っているのかよくわかりません。
というわけでスザクはシュナイゼル殿下に対し「手段よりも結果が大事」と宣言し、なりふり構わずナイトオブワンを目指すことにしたようです。もはやエリア11を解放し戦いをやめさせるためにはそれしかない。まあスザクがエリア11を統治したからと言って争い事が無くなるとも思えませんが…。
「殿下がしていただけるんですか? 自分をナイトオブワンに」
「ナイトオブワンの指名は皇帝陛下にしかできないんだよ」
「ならば、なるとしよう。私が皇帝になるよ」

シュナイゼル殿下のクーデター宣言に驚く一同。かかる皇帝暗殺を名乗り出たスザクに対しジノは目を剥いておりますが彼は意外に忠義者なのだろうか? これをきっかけにラウンズを抜ける? というか皇帝が変わったら現職のラウンズはどうなるのだろう? シュナイゼル新皇帝に再び任命されない限り失職? 槍を突きつけられている所を見るとジノはシュナイゼル殿下と噛み合っていない感じなのでこのまま離脱するかな。
さてここでシュナイゼル殿下がわからなくなってきました。OPの描写や今までの展開から殿下は静かなる悪の頭領のような印象でしたが、とりあえず皇帝交代宣言の様子を見ると「あんな放蕩皇帝ではダメだ」のような意識であり、現皇帝を降ろすのは自らの野心からではなくブリタニア国民のためと考えているようです。あの穏やかな口調はポーズではなく本心なのか? いやそんなはずは…。
彼は「何かに支配されたい」という感情を「権威」と表現しました。これは騎士団に於けるゼロの立ち位置とシンクロしますね。そして「あなたにそれができるのか?」問われると「たぶん」と言葉を濁します。彼が言う「権威のもう一つの意味」とは「抜きん出て優れている技術や知識」でしょうか。彼が抜きん出て優れていることはおそらく「戦略」、またしてもゼロの特技とシンクロします。これは国民の支持を得るための戦略が整っているという意味? とはいえ「策士、策に溺れる」というオチが付きそうであり、またそれはこのストーリーの主役の十八番ですけれども。

トウキョウへ移動中の機内でゼロの死について話すカグヤさま&天子さま。カグヤさまは「所詮、形だけの夫婦で…」と言ってますがゼロとカグヤさまは形だけでも結婚していたのか!? 夫だ妻だ言ってたのはカグヤさまの勝手な思い込みじゃなかったのか?
誰かに殴られたのか顔中キズだらけのディードハルト。セリフから相手は扇のようですがいったい何故殴り合いを? 彼は扇がリーダーの器でないことを確信した様子、というわけで騎士団を抜け再びゼロへ付くのでありましょうか。

ものすごい勢いで皇帝暗殺に参上したスザク。四の五の言わず剣を振り上げいざお命頂戴!という段で現れたのはナイトオブワンであるビスマルクさんです。これがまたさすがラウンズの頭だけあって「生きろギアスが逃げろと叫ぶ」というほど強い強い。しかも見たところギアスを持っているような? まあ目が鍵となっているこの作品で目を隠しているキャラは何かあると予想できましたがやはり…。左目が縫い合わされているのは暴走するギアスを封じるためでしょうか。
「弱さこそ優しさ、そしてお前の強さだったのだ」
父親を殺し祖国を離れ最愛の人を失い親友を失いそして千万単位の大量殺戮を行い、ここまでの紆余曲折を通じて結果至上主義へ方針変更したスザクをいきなり全否定するビスマルクさん。しかしここまで見てきて「スザクの持つ優しさ」とはほとんどが自分に対する優しさ、甘さだけだったような気がします。手段を重視していたのも「美学のため」と決して正義感からではなく己の自己満足によるもの、唯一の例外はユフィに対する思いかもしれませんがこれとて「イレブンである自分の居場所を用意してくれた恩義」が根底にあるわけです。結局彼は全ての行動原理が「自分」であり、意思決定は基本的に他人のことなど意識外の外で常に思いつきの自己中心思考を他者に押し付ける、それがいわゆる「ウザク」と呼ばれてしまう原因なのでしょう。「優しさこそ強さ」というビスマルクさんの言うことは尤もでありますがスザクにはもったいない言葉かもしれません。
というわけでビスマルクさんの剣を突きつけられ絶体絶命のピンチを迎えたスザク。すると周囲に爆発音が響き赤紫色のスモークと共に戦隊物の登場シーンよろしく現れたのはルルーシュでした。と同時に先ほどかけたギアスによってブリタニア兵が反乱を起こし、制圧のためビスマルクさんはギャラハットに搭乗。そして反乱兵を追うギャラハットの前に現れたモルドレッド。
操縦するのはアーニャの姿を借りた閃光のマリアンヌであります。ギャラハットに対し先制攻撃を仕掛けて反乱を疑っている体を見せ、それを諌められて信頼を得るという算段。そんなややこしいことをしなくてもいいような気がしますがそれはそれ。まんまと策にハマったビスマルクさんを尻目に地上へ向かうアーニャ&C.C.。
「助けるべきかな? 彼を」
この「彼」とはルルーシュのことでしょうか。それとも皇帝のこと? 現状の立ち位置として表面的には皇帝側のようですがマリアンヌの真意がどうにもはっきりしないのでこの先何が起きても不思議じゃありません。
さすがにボンクラ騎士団もカグヤさまたちには裏切り騒動の経緯を伝えたでしょうし、つまり「ゼロの戦死」も表向きだけのものと聞いた? 現状行方不明のゼロですがともかくカグヤさまと星刻はゼロの生存を信じているようです。

アーカーシャの剣にてついに皇帝と対峙するルルーシュ。思考エレベータの出口を物理破壊することで現世との繋がりを断ち切り、自身と共にここへ閉じ込めるという作戦です。なにしろ殺すことが叶わない相手なので死と同じ意味を持たせるにはこうするしか無いのでしょう。しかしここに閉じ込めたところでC.C.記憶喪失の時と同様に謎の非常口(何だそりゃ)から出てきちゃうんじゃないの?
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「助けるべきかな? 彼を」

フレイヤクレーターを歩くスザク。いきなり作画がヤバい(笑。するとそこにフレイヤの破壊力に絶句するニーナがいました。この人は散々実験を繰り返していたはずなのに破壊力の予想が付かなかったのか? 実験時に破壊力のデータは取らないの? 先週も思ったけれども本当にわけもわからず撃て撃て言うてたのか。予想通り原爆開発者の苦悩と重ねる脚本なのだろうけどちょっと説得力が…。そんなニーナにスザクはあくまで冷徹なお言葉。あららずいぶん性格が変わったね。
「戦争で人が死ぬのをやめさせたい」はずなのにどう転んでも人を殺してしまう。さりとて人殺しを止めるために自殺しようにも生きろギアスのため叶わず。そう、これはもはや「業」なのだ。ならば業に身を委ねて行くところまで行くしかない。先週の高笑いはそのことを悟ったため?
皇帝陛下はラグナレクを起動させるべく神根島上空にて待機中。なんだか何事も無かったように普通に出演している皇帝ですがC.C.記憶喪失時の騒動で閉じ込められたはずのアーカーシャの剣からどうやって出てきたんだろ? 避難用の非常口でもあるのかね。

さて皇帝がやんちゃを始めようってタイミングでアーニャは頭を抱えて苦悶、そして見開いた目はおなじみのギアス状態でありました。ラグナレク接続がギアス発動のスイッチになっていたのでしょうかアーニャの中で眠っていたマリアンヌの覚醒です。モルドレッドを降りたアーニャはC.C.に近寄り馴れ馴れしく話しかけますが記憶喪失状態のC.C.はビビりまくり、しかし接触した瞬間にCの世界へと飛びます飛びます。
アーニャがマリアンヌと深く関わっているのは予想内でしたがあまりにあっけない出現に驚き。やはりマリアンヌもギアス持ちであり、その能力は憑依なのか人格コピーなのかよくわかりません。するとアーニャ本体は何者なのだろうか。マメに書いてる記録と記憶にズレがあることに関し「皇帝による記憶改変」と予想しましたがどうやらそんな単純な話では無さげ。
Cの世界でC.C.とすれ違った時のアーニャの流し目が素敵すぎ。

さてCの世界へ飛んだアーニャは引きこもっているC.C.を発見し話しかけました。様子を見るとさすがお互い気心知れた仲っぽいですね。マリアンヌの口調や態度が想像よりもかなりフランクな様子でびっくり。優しいお母さんかと思ったら無駄にやんちゃ姫じゃん(笑。出自云々よりもこの性格のせいで皇族内で浮いてたんじゃ? まあコーネリア殿下がマリアンヌに忠義を寄せるのもわかるような気がしました。しかしコーネリア殿下やジェレミアがこのマリアンヌに出会ったらどういう行動を取るのだろう?
C.C.は記憶喪失というよりコードと共に記憶をCの世界に封印していた? その意図がよくわかりませんが当の本人も理由がわからない。ならば確かめましょう。この強引さはいつものことらしい(笑
というわけで現実世界へ戻った2人。こっちだと姿形はアーニャですが中身はマリアンヌです(ややこしい)。出かける前にC.C.は忘れ物を取りに戻りますが何を持ってくるかはお約束で。しかしC.C.もあっけなく元へ戻っちゃいましたね。

いつの間にか騎士団に溶け込んでいるヴィレッタはコーネリア殿下から今後の身の振り方を問われて即答できず。そんなヴィレッタにコーネリア殿下は「世の中は爵位だけではない」と。出自や身分に拘らず惚れた男と一緒にいるのも悪くない、と言いたいのでしょう。お姫さまなのに舞踏会よりも武闘会のが似合いそうな武運勇ましい凛々しきお姿から想像できませんが意外とオトメゴコロに理解があるようです。
ゼロのいなくなった斑鳩船内では今後の対策を検討中。結局「ゼロは死んだ」ということにして周囲の目をごまかすらしい(安直。唐突な訃報を聞いたカゴシマ組は驚き、ジェレミアも死亡の報告を聞いて「せめてお顔を」と食い下がりますが扇はケンもホロロに通信切断。形式上は騎士団メンバーでもジェレミアはルルーシュへの忠義のみで動いているのだからルルーシュがいない騎士団と行動を共にする理由がありません。まああの様子だと単独行動でルルーシュを発見して合流?
先週のおマヌケな会談をラクシャータさんが叱るのかと思ったらそうでもなく「ゼロの裏切り」を普通に受け入れている様子です。とは言えあのカリスマリーダーが裏切ったと聞いても特に慌てる様子も怒る様子も無いので話半分程度に聞いている? 頭の回る彼女のことですから扇たちの阿呆さ加減にも気付いているはず。ここで一喝欲しかったなあ。

ルルーシュは学園のリヴァルにお別れのお電話。事情を知らないリヴァルはそんな電話の意味がわからずリダイヤルしてもルルーシュは電源を切りいよいよ覚悟を決めた様子です。
世界中のギアス遺跡を接続してラグナレクの起動を始める皇帝。ナイトオブトゥエルブからの通信に対し「俗事は任せた」とすっかり世捨て人になっちゃってますね。その言葉を聞いてトゥエルブは絶句、確かに一国の主がこれでは下の者はたまりません。
さっそく行動を開始したルルーシュはブリタニア兵士にギアスをかけてます。「お前たちは今より私の指示どおりに動け」ってその命令は反則じゃ? ルルーシュのギアスは「一つの命令」というシバリがあるから意味があるのにこれは…。「一つだけ願いを叶えてやる」と言われて「叶うお願いを100個に増やして」と言うようなものです(笑

ビリヤードで遊ぶセシルさんたち。いくら休戦中だからって呑気なものですね。ていうか女子がビリヤードやってたらカメラアングルはそうじゃないだろ! それはともかく娯楽部屋へ現れたスザクは表情も厳しくセシルさんに絡んでみたりロイドさんに「アルビオンを渡せ」と迫ったり人が変わっちゃってます。さらにそこへシュナイゼル殿下ご一行が現れてもスザクの様子は変わらず。ギルフォードの戦死にあたってフレイヤの功績を彼のものとしていたシュナイゼル殿下に対し「フレイヤを撃ったのは私です」とあくまで自分の功績と言い張るスザク。しかし総督以下政庁付近のブリタニア民を3500万人も殺戮しておいて「功績」とはどういうことか? ブリタニアとしてあのフレイヤジェノサイドをどう扱っているのかよくわかりません。
というわけでスザクはシュナイゼル殿下に対し「手段よりも結果が大事」と宣言し、なりふり構わずナイトオブワンを目指すことにしたようです。もはやエリア11を解放し戦いをやめさせるためにはそれしかない。まあスザクがエリア11を統治したからと言って争い事が無くなるとも思えませんが…。
「殿下がしていただけるんですか? 自分をナイトオブワンに」
「ナイトオブワンの指名は皇帝陛下にしかできないんだよ」
「ならば、なるとしよう。私が皇帝になるよ」

シュナイゼル殿下のクーデター宣言に驚く一同。かかる皇帝暗殺を名乗り出たスザクに対しジノは目を剥いておりますが彼は意外に忠義者なのだろうか? これをきっかけにラウンズを抜ける? というか皇帝が変わったら現職のラウンズはどうなるのだろう? シュナイゼル新皇帝に再び任命されない限り失職? 槍を突きつけられている所を見るとジノはシュナイゼル殿下と噛み合っていない感じなのでこのまま離脱するかな。
さてここでシュナイゼル殿下がわからなくなってきました。OPの描写や今までの展開から殿下は静かなる悪の頭領のような印象でしたが、とりあえず皇帝交代宣言の様子を見ると「あんな放蕩皇帝ではダメだ」のような意識であり、現皇帝を降ろすのは自らの野心からではなくブリタニア国民のためと考えているようです。あの穏やかな口調はポーズではなく本心なのか? いやそんなはずは…。
彼は「何かに支配されたい」という感情を「権威」と表現しました。これは騎士団に於けるゼロの立ち位置とシンクロしますね。そして「あなたにそれができるのか?」問われると「たぶん」と言葉を濁します。彼が言う「権威のもう一つの意味」とは「抜きん出て優れている技術や知識」でしょうか。彼が抜きん出て優れていることはおそらく「戦略」、またしてもゼロの特技とシンクロします。これは国民の支持を得るための戦略が整っているという意味? とはいえ「策士、策に溺れる」というオチが付きそうであり、またそれはこのストーリーの主役の十八番ですけれども。

トウキョウへ移動中の機内でゼロの死について話すカグヤさま&天子さま。カグヤさまは「所詮、形だけの夫婦で…」と言ってますがゼロとカグヤさまは形だけでも結婚していたのか!? 夫だ妻だ言ってたのはカグヤさまの勝手な思い込みじゃなかったのか?
誰かに殴られたのか顔中キズだらけのディードハルト。セリフから相手は扇のようですがいったい何故殴り合いを? 彼は扇がリーダーの器でないことを確信した様子、というわけで騎士団を抜け再びゼロへ付くのでありましょうか。

ものすごい勢いで皇帝暗殺に参上したスザク。四の五の言わず剣を振り上げいざお命頂戴!という段で現れたのはナイトオブワンであるビスマルクさんです。これがまたさすがラウンズの頭だけあって「生きろギアスが逃げろと叫ぶ」というほど強い強い。しかも見たところギアスを持っているような? まあ目が鍵となっているこの作品で目を隠しているキャラは何かあると予想できましたがやはり…。左目が縫い合わされているのは暴走するギアスを封じるためでしょうか。
「弱さこそ優しさ、そしてお前の強さだったのだ」
父親を殺し祖国を離れ最愛の人を失い親友を失いそして千万単位の大量殺戮を行い、ここまでの紆余曲折を通じて結果至上主義へ方針変更したスザクをいきなり全否定するビスマルクさん。しかしここまで見てきて「スザクの持つ優しさ」とはほとんどが自分に対する優しさ、甘さだけだったような気がします。手段を重視していたのも「美学のため」と決して正義感からではなく己の自己満足によるもの、唯一の例外はユフィに対する思いかもしれませんがこれとて「イレブンである自分の居場所を用意してくれた恩義」が根底にあるわけです。結局彼は全ての行動原理が「自分」であり、意思決定は基本的に他人のことなど意識外の外で常に思いつきの自己中心思考を他者に押し付ける、それがいわゆる「ウザク」と呼ばれてしまう原因なのでしょう。「優しさこそ強さ」というビスマルクさんの言うことは尤もでありますがスザクにはもったいない言葉かもしれません。
というわけでビスマルクさんの剣を突きつけられ絶体絶命のピンチを迎えたスザク。すると周囲に爆発音が響き赤紫色のスモークと共に戦隊物の登場シーンよろしく現れたのはルルーシュでした。と同時に先ほどかけたギアスによってブリタニア兵が反乱を起こし、制圧のためビスマルクさんはギャラハットに搭乗。そして反乱兵を追うギャラハットの前に現れたモルドレッド。
操縦するのはアーニャの姿を借りた閃光のマリアンヌであります。ギャラハットに対し先制攻撃を仕掛けて反乱を疑っている体を見せ、それを諌められて信頼を得るという算段。そんなややこしいことをしなくてもいいような気がしますがそれはそれ。まんまと策にハマったビスマルクさんを尻目に地上へ向かうアーニャ&C.C.。
「助けるべきかな? 彼を」
この「彼」とはルルーシュのことでしょうか。それとも皇帝のこと? 現状の立ち位置として表面的には皇帝側のようですがマリアンヌの真意がどうにもはっきりしないのでこの先何が起きても不思議じゃありません。
さすがにボンクラ騎士団もカグヤさまたちには裏切り騒動の経緯を伝えたでしょうし、つまり「ゼロの戦死」も表向きだけのものと聞いた? 現状行方不明のゼロですがともかくカグヤさまと星刻はゼロの生存を信じているようです。

アーカーシャの剣にてついに皇帝と対峙するルルーシュ。思考エレベータの出口を物理破壊することで現世との繋がりを断ち切り、自身と共にここへ閉じ込めるという作戦です。なにしろ殺すことが叶わない相手なので死と同じ意味を持たせるにはこうするしか無いのでしょう。しかしここに閉じ込めたところでC.C.記憶喪失の時と同様に謎の非常口(何だそりゃ)から出てきちゃうんじゃないの?
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