2014-09-03(Wed)

ハナヤマタ #09 シスター・コンプレックス

この人は自分さえ良ければ他はどうだっていいんだから…。

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仲良し姉妹の悲しいすれ違いの真相から解決へ。

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まずは例のデパートイベント・よさこい部初舞台にて大失敗&トラウマ発動→人生が終わるレベルの墜落演出で引いた前回ラストの続きから。止まってしまったステージになるは座り込んで体を固め、突然のトラブルに周囲のメンバーは立ち尽くすのみ。盛り上がっていた客席は静まり返り、サリーちゃん先生は言葉を失い、惨状を見ていられない会長さんは黙って去ってしまいます。気まずい! どうすんだこれ!? と思ったら。

「大丈夫だから、立って、なる。最後までやろう!」

子供時代の運動会では倒れたなるを見ているだけだったヤヤが今回は真っ先に駆け付けてなるの手を引く。きっとヤヤもあの時助けてあげられなかった事がココロのキズになっていたのでしょう。でも今回は助けてあげられた。ヤヤの力強い表情はその表れのような気がします。観客の冷たい視線(トラウマ)に体を固めてしまったなるはヤヤの温かい手に解され、さらに周りには仲間たちが寄り添い声を掛けてくれる。それはたった一人で泣いていた頃の心細さを埋め、トラウマを乗り越えてついに立ち上がるのでした。とはいえ大仰な墜落演出の割に解決があっさり? あまり引っ張っても仕方ないでしょうけどもう一捻り有っても良かったかも。

その後どうにか最後まで踊りきったようで、ステージを終えたよさこい部はやっぱりぐずぐずのなるを囲んでとりあえず一息。まあ初舞台なんてこんなもの、本番である花彩祭りの前哨戦として今回の舞台はきっちり機能したとも言えますし。なんて一息気分の舞台裏にて新たなトラブル、前から顔を赤くしていたハナが突然倒れてしまいます。あらら。やっぱり体調悪かったのね。

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初舞台から早くも三日後、相変わらずぐずぐずのなるを心配するヤヤの表情がまた! ってな所へ冷えピタ貼ったハナが登校してきました。かわいい(笑。三日休んで元気回復、泣き虫なるを安心させる笑顔のピースサインがまさか今回ラストに繋がっていたとは。

「私のはただの失敗じゃないの…」

その後屋上での軽い反省会(?)にてなるは自身のトラウマをついに語り、弱虫で情けない自分を改めて認識し涙声でへたり込み、いつにも増して弱々しいなるをヤヤ&多美さんは神妙な表情で見つめ…と思ったらヤヤは溜息の呆れ顔、多美さんは優しい笑顔に変わり、てな変化に間のハナは訳が判らずハテナマーク。

「知ってるわよ昔から」

まあ古くからの友達にしてみればなるの弱い所などイマサラな話で、これからも何か起きればフォローして当然という心づもりをサラリ。一方なるは彼女たちの気持ちを判っていながら、しかし先日は初舞台のド緊張&ハナの不調による焦りがトラウマ発動に直結してしまい、必要以上に自分を追い込んでしまったのでしょう。ここで改めて仲間の思いを刻み込んだなるはもう大丈夫…だと良いけれど。

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なるのトラウマ展開が一段落した所でお次は常磐姉妹のお話へ。謎のペラ紙を厳しい表情で見つめる真智会長は次のカットでよさこい部に仁王立ち、そして衝撃の事実「よさこい部は正式な部活ではなかった」事が発覚します。ガガントス! きちんと手続きを取ったにも関わらず何故? と思ったら「代理教員は顧問になれない」とか何をイマサラ? まあ彼女ならそんな規則があっても子供たちの熱意についつい引き受けてしまいそうで、イベントへ向けて張り切っている時にイレギュラーな情況(一学期だけの仮顧問&後任を探すも見つからない)を言うに言えなかったってのもまた解る気がしますし、さらに裏の真相を思えば言えねえ言えねえ。

「でもこのままだと花彩祭りに出られないって事だよね?」

最悪廃部になったとしても花彩祭りには第6話でヤヤ自身が言ったとおりプライベートで出ればいいだけでは? あの時はよさこい部が存在するのに部として出られない理不尽が根底にあったけれど、部活そのものがリセットされてしまえば仕方ないわけで。よさこい部が無くなったら祭りに出られない!では、彼女たちの主目的が何なのか判らなくなってしまいます。本作は「よさこい」ではなく「よさこい部」を軸にしたドラマなので部の存続や係るゴタゴタがメインプロットになるのは当然でしょうが、それにしても「部ありき」とする背景(下地)の詰めが甘く絶対的な縛りが無いので、力技でドラマチックに運んでいてもイマイチ切迫感が薄いのだなあ。

「そもそも非常勤なのに顧問を引き受けるなんて見通しが甘いのよ」

さてそんなドタバタの所へ通りがかった真智会長はサリーちゃん先生を一刀両断。冷たい視線でバッサリ斬り捨てサッサと立ち去ってしまいます。その態度は教師どころか人として認めていない風でいかにも遺恨がありそうな。それはそうとしてこんなシーンでもローアングルの脚アップを忘れない拘りに感心。凄いアングルです(笑

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「そうだ、校長先生に直談判するとか!?」

その後屋上会議にて善後策を話し合うもやはり顧問はサリーちゃん先生じゃなきゃ! と纏まり校長先生へ直談判の流れ。とはいえ規則はそう簡単に曲げられない=徒労フラグが立ちまくりで辛い(笑。なーんてよさこい部を対面校舎の教室から見ていた真智会長、視線に気付いた多美さんは校門で待ち伏せして一緒にお帰り。

並んで帰る二人の会話はもちろんサリーちゃん先生の顧問問題について。常磐姉妹の溝を知ってか知らずか多美さんはサリーちゃん先生を押しまくり、すると真智会長は――

「そんなにあの人がいいの? あの人のどこがそんなにいいの?」

生徒たちには親しみやすくて優しくて良い先生、でも真智会長にとっては…さらに目の敵にする理由を問われると「多美には関係ない」と一切を遮断、親友の多美さんにすら思わず声を荒げてしまう辺り遺恨の深さを感じさせます。一方多美さんは激高の会長にボーゼン、おそらくこんな状態は初めて見るのでしょうね。演出的には街頭のスポットライトや係る陰影が効いていたけど少々過剰のような気がしなくなくも(略

「きっとまたあの時みたいに大事な所で多美たちを見放す」
「あの時私を見放したように」

前回見せた満点答案をはたき落とされ後姿を見送る回想が入り、つまりこれが「あの時」という事…とクドいくらいに印象付けてきます。

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「いつも優しく美人でおしゃれで友達もいっぱいいて、勉強や運動だって常に一番、家族みんなが誇りに思っていて、私も一生懸命頑張る姉の姿がとっても好きだった」

Bパート冒頭は若かりし日のサリーちゃん先生を映しながら真智会長の胸中独白。クセっ毛のポニテかわいい。ヒーローである姉に憧れいつも後を付いていった幼い真智は「あの時」まで間違い無く姉が大好きで、それだけに裏切られた時のショックが大きい。ロリ真智かわいい。家族写真に映り込んだ看板に「診療所(常磐診療所?)」=実家は医者で、当時優秀だった姉は何故か今やポンコツ教師、妹はそれを目の敵にする医学部志望とだんだん姉妹の溝の輪郭が見えてきます。

続くシーンは校長室にて玉砕しょんぼりのよさこい部のみなさん。廊下からサリーちゃん先生を見下ろす真智会長と行き会ってヒトコトフタコト、するとサリーちゃん先生退職の噂が聞こえてきてさあ大変です。まさかまた逃げるの? てな動揺に顔色を変える真智会長を余所によさこい部のみなさんはサリーちゃん先生の所へダッシュ!

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見つけた途端体当たりで抱き付いて「やめないでくださ~い!」から辞める理由を涙声で問い、すると先生は立ち上がって何か言いかけ…てな所へタイミング良く真智会長が現れてまたしても言いたい放題であります。

「その人が無責任で自分勝手だからよ」
「また逃げるんだよね? 信じてる人たちを置いて、あの時みたいに」
「判ったでしょ? この人を信じたってどうせ裏切られるだけなのよ」
「この人は自分さえ良ければ他はどうだっていいんだから」

あまりの言い様にハナが飛び出しサリーちゃん先生への信頼を叫び、しかしその言葉が響けば響くほど真智会長は影を落とし…かつての自分を見ているようでいたたまれないのでしょう。そんなやり取りに口を出せず俯くのみのサリーちゃん先生、などなど一連を見てられない多美さんも辛い。てな騒動の後先生は「さっきの話なんだけど…」と、おそらくここでよさこい部のみなさんに全ての事情を話した=クライマックスの屋上シーンでは真智以外の全員が事情を知っている=真智の空回り暴走への布石になってます。

「今までずっと期待に応えてきたのにお母さんもお父さんもたった一つの我が儘も許してくれないの」

真相を知れば「たった一つの我が儘」があまりに大きすぎるし、両親に否定されたからと言って慕ってくる妹まで冷たく斬り捨てる事も無いだろうし、そもそも女子高生がカラコロ一つで家を出てどうやって生活すんの? といくらでもツッコめてしまうディテールの薄さ=トラブルのためのトラブル感に少々苦笑ってしまったけれど、視点を幼い真智に移せば受けたショックが十分伝わったのでまあ良いか。自身の夢を全否定されてヤケになってる女子高生の胸中も判らん事はありませんし。

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そんな修復不可能っぽいドロドロ画面からどうするのか?と思ったら多美さんフルスロットルの巻。微妙な表情の姉妹を前に満面笑顔で豪勢な重箱弁当を広げ…ごはんを食べればみんな仲良し!なんてドコの弁当屋プリ○ュアか(笑。不機嫌顔で立ち去る真智会長から「関係ない」と念を押されて膨れる多美さんがかわいい(笑。さらに謎アンケートや、ノートの間にサリーちゃん先生の写真を挟んだり、下駄箱にラブレターを忍ばせたり、あらゆる方向からアプローチを続けるも全て華麗にスルー。それでもめげない多美さんは相当メンタルが強い、というかそれも「真智だから」なのでしょうね。でもこんな回りくどい事をしなくても「真相」を話せばあっさり解決するんじゃ?(それは言わない約束

「きっと素敵なものが見られると思うよ!」

そして多美さんは真智会長の手を引いて階段を駆け上がり、屋上へ連れて行くとよさこい部に混じって踊るサリーちゃん先生の姿を見せます。

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よさこい部に馴染んでいるサリーちゃん先生を多美さんは嬉しそうに話し、ところが多美さんが言葉を続けるごとに真智会長は闇に包まれていきます。和やかに溶け込んでいる様子も真智会長的には信頼を弄んでいるようにしか見えないわけで。殊勝な振りして溶け込んでまた裏切るの? またしても激高した真智会長は多美さんの言葉を最後まで聞かぬままサリーちゃん先生の腕を掴んで怒りをぶつけ…前述どおりこの場にいる真智会長以外の人は「真相」を知っているにも関わらず絶妙なセリフ割り(笑)によってそれは伝えられず、真智会長一人が全力空回りしている様はあまりのご都合シナリオに苦笑い、さらに言えば視聴者も真相を知った二周目以降のこのシーンはいろいろ痛々しすぎて見るに堪えない。姉妹トラブルのプロットは良いのに作劇がお粗末すぎて口あんぐりでした。もう少しどうにかならなかったのだろうか。

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「何があっても私もずっと真智ちゃんの味方だよ。だからお願い、話を聞いて」

駆け出した真智会長を追って抱き締め多美さんの涙の訴え。そこまで拗れる前に話をすればいいのにと思った私は負けか(笑。ともあれここでようやく諸々の真相が伝わり――

絶対な信頼を向けていた姉から裏切られて失望→敵意全開だった真智会長。しかし姉を見返すため努力を重ねていくうちに姉が受けていた辛さやプレッシャーを知り、「裏切り」の原因は自分が元となった教育者への夢と知り、大切な妹の学校へ行きたいがため代理教員の身に甘んじていた事を知り、そして以前と同じ轍を踏まないよう本採用の試験を受けていたことを知る。つまり何も知らない(知らされない)ゆえの勘違い(感情のすれ違い)がドラマの要で、そういう構造のドラマは古今東西数限りなくあるけれど、今回のように最後の最後に全てセリフで一気に知らされてハイ解決ってのはあまりに安易でリアクションに困ってしまった。

「どう…だった?…おねえ…ちゃん」

夕陽の階段から駆け出すうちにいつしか夜の帳が降り(笑)、ちょうど校長室から出てきたサリーちゃん先生とご対面にて照れながらの「おねえ…ちゃん」は判りやすいデレ。そんな妹へピースサインで答えるサリーちゃん先生の笑顔もまた軋轢解消の印です。冒頭のハナとシンクロする、不安で泣かせた相手を安心させる笑顔ピースはなかなか綺麗な締めでした。そこから多美さんとの帰り道で真智会長をよさこい部へ勧誘し、次回第10話にてようやく5人揃う? ここまでじつに長かった。とはいえ他の子たちはともかく小動物なるは怖い怖い会長さんと馴染めるのだろうか?(笑

   

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