2014-09-21(Sun)
プリパラ #12 はばたけ、そふぃ!
一緒に叶える奇跡、届かせたい空まで。

鳥籠からの解放、そしてチーム結成へ。

サブタイ明けにていきなり交付された189枚目の違反チケットは校則第25条「小さな親切は大きなお世話」によるもの。こんな校則が結構前章にあるのだな。というかいつの間にか違反チケット増殖してるし(笑
「北条そふぃさんの3人チーム結成がいよいよ明日に迫りました!」
思いを熱く語るらぁらへ委員長が示したプリパラTVは前回どおりNew&Mewとのチーム結成確定の報せでした。チームが決まってしまった以上これ以上関わったらそふぃにも迷惑が掛かる、目標の大会が迫っているのだから頭を切り換えて頑張ろう、幸いメンバー候補者もキープしてある…などなど冷静に正論を続ける委員長、一方らぁらはそふぃが鳥籠から出たがっていたのを知っているのに冷たい態度の委員長にカンカン。もちろん委員長は全て判っていて、そふぃを助けたい気持ちだって同じで、でもその感情を抑えて現実を見つめられるオトナの思考によって行動している。これはオトナvsコドモの思考差の表れで、感情最優先のらぁらにはそんなの理解できずプンスカ、逆に理解されない(話を続けると結局感情論になり、必死に保っている理性が崩れてしまう)事が判っているみれぃはらぁらの罵声すらスルーというリアル。
「鬼! 南委員長のバカ! 電卓頭! ふんどし!」
立ち去る委員長へらぁらの怒りの声は…電卓頭までは判るとしてふんどしとは!? 超ミニスカがデフォの委員長だけに、まさからぁらはスカートの中を(以下自重、まさかふんどしのような(以下自重
一方そふぃは鳥籠の夢から目覚めて身支度へ。髪を梳いていたコスモさんは先のピザ屋訪問の件を伝え、「最初の一歩は自分で選ぶしかない」という委員長の言葉を伝え――
「私はそふぃが何を選んでもギガコズミック応援するわ」
そふぃの気持ちを最優先し、どんな結果になろうとも味方である事を伝えます。ところがそふぃはその言葉の意味が判らない。何を選ぶのか判らない。自分が何を出来るのか判らない。何せこれまで自分で考えて行動した事など先の「はじめておつかい」くらいなもので、しかもそれを失敗した事で自我が粉砕してしまったのですから。

派手な横断幕の大応援、検事vs弁護士の夫婦漫才に見送られてプリパラへ入るらぁら&みれぃ。なるほど見送りのみなさんはプリパラに入れない人たちなのだなあ。なおちゃん&のんちゃんも早く入れるといいね。そういやらぁらの両親はらぁらがプリパラに通っている事を知らないのか。今後そのネタで1本作れそう。
仲良く楽屋へ入った二人でしたがチームの事でまたしても不協和音。こちらはこちらでドロシーとのチーム組みがほぼ確定していて、ところがらぁらはそふぃの事が諦めきれず、華麗にスルーのみれぃを置いて最後の足掻きに走ります。
その頃そふぃの楽屋では相変わらずしょんぼりのそふぃと心配する親衛隊の様子をチラリ。レッドフラッシュを摂取して「大丈夫よ」と返すそふぃに「ほんとにちゃんこ?」と心配が止まらないちゃんこちゃんさん、てな様子をこれまた心配気に見守る定子、などなど前回から引き続いて「そふぃの本心」を大切にしたい=逆転フラグをビシビシ立ててます。
シーン変わってチーム結成式会場、設営スタッフはもちろん増殖めが姉ぇです。こえええ。裏方スタッフを全て同デザインで揃えるってのは考えてみれば黒子の変形、個性(感情)を廃しシステムに徹する黒子の表現として画期的なアイデアかもしれない(笑。その会場へカチ込んだらぁらはあえなくウサギに締め出され、するとちゃんこちゃんさんがドアから顔を出して問い掛け。
「お前はそふぃ様の味方かちゃんこ?」
前回面と向かって「そふぃの本心」について言い合った経緯もあり、もうこの時点でウサギよりもらぁらの方がそふぃを幸せにできると確信していたのでしょう。腕をむんずと掴まれて有無を言わさず会場へ引き入れられたらぁら。


会場へ入ったらぁらは例の黒装束に身を包んで結成式のガードに紛れ込み、ほどなく始まった式を壇下から暫し見守ります。と言ってもここからどうすればいいのか? 考えているうちに式は進んでしまいチーム契約が始まってしまう。さあさあ。
そふぃのチーム名は「SOPHISTEE(ソフィスティー)」。名前からしてそふぃ最優先のチームに先輩格のNew&Mewは当然面白くありません。露骨に不機嫌な顔を見せ、露骨にイヤミを投げかけ、そふぃはそんな声が聞こえてきても何も言えず、結成前から不穏な空気が漂いまくり、「このチームではそふぃは絶対に幸せになれない」とアピールしまくり。みおん様の声はこういうの効く効く(笑
シーン戻ってみれぃの楽屋。こちらはこちらでチームの新人を迎えたわけですが、約束どおりやってきたドロシーは一人ではなく…連れてきたのは双子の妹「レオナ・ウェスト(CV.若井友希)」、元気で明るいドロシーに対しレオナはおとなしい子みたいです。って残り一枠に二人来られても。
「どっちか一人じゃないと入れないぷり!」
「レオナとボクは二人で一人だよ?」
いやいやそういう問題じゃないから(笑。ウェスト姉妹を揃って入れるにはらぁらorみれぃを外さなければいけないけれどもちろんそんな選択肢はありえず、ゴネるドロシーを楽屋から追い出してチーム結成はご破算に。あはは。レオナの存在を知っていたので何故ドロシーだけチーム候補として登場したのか不思議でしたがまさかこんな流れで落とすとは(笑。ともあれこのシーンはクマも一緒に即却下している=らぁらを大切にしている事が判ってほっこり。口げんかばっかりしてるけど良いトコありますね。


「プロミス、友情を信じて」
「リズム、刻んで」
「パラダイス、求めて」
「ライブする事をここに誓います」
ほどなく始まってしまったチーム結成の儀式。なるほど「Pri Para」とはこういう意味だったのか。パラダイスというとどうしても「探偵ナイトスクープ」のパラダイスを思い出してしまうけどそれはどうでもいいですね。New&Mewのプリチケのアイドルランクは前回言われたとおり「うれっこアイドル」で、プリを見ると二人とも素顔はほとんどマンマみたい。今後娑婆での邂逅もあるのかな? そういや高校生って設定だから学園での絡みは無さげ?
そんなこんなで壇上はトモチケ交換の儀へ。なるほど腕をクロスしトモチケを受け渡す流れはなかなか儀式していますね。クロスポーズでぐるりと回り込む作画も頑張ってます。などと粛々と進む儀式を壇下から見ているらぁらは焦り、親衛隊はフクザツな表情を見せ…このままではそふぃの不幸が確定してしまうぞ!

ウェスト姉妹を追い返したみれぃはとりあえずらぁらとのデュオでエントリーを試みるも、3人限定のライブなので当然ながら失格の烙印。必死に食い下がるみれぃへ満面笑顔でシステマチックにお断りのめが姉ぇがやっぱり怖い。やはり彼女は人間ではないのか。というかこの時点でHolic Trickのパイレーツワンピ持ってるのね。
「そふぃさん、本当にこれでいいんですか!?」
粛々と進むトモチケ交換の場へ突如「かしこまっ!」と割り込んだらぁら。ううむ、かしこまっの使い所がよく判らない(笑。続いて本心を問う言葉を投げかけるも警備パンダによってあえなく締め出されてしまいます。なるほどここは映画の「卒業」の如く花嫁連れ去り展開?とも思ったけれど、それだとそふぃ自身が「選んだ」事にならないので、あえて「選ぶきっかけ」だけ投げかけて答えを待つ流れにしたのでしょう。
「ライブ会場は11階、11階です!」
運び出されながら最後の最後でライブ会場を叫ぶらぁら。あとはそふぃを信じて待つだけです。

「みれぃ、友達を笑顔にするのもアイドルの役目だって言ったよね!?」
その前に失格の烙印に落ち込み、例の語尾すら忘れたみれぃを再起動するお仕事が。こうして見るとこのチームに於けるらぁらのリードが際立っていますね。らぁらより遥かにオトナであるふんどし委員長と天才スーパーアイドルをぐいぐい引っ張って行く勢いはらぁらならでは、この二人を従えてセンターに立つ意義も判ろうというものです。
「ごめんなさい」
一方壇上のそふぃはいよいよトモチケ交換の段にて指を止め、ついに「自分で選んだ結論」を口にし、壇から駆け下りるのでした。ドレスの裾を摘んで下りる仕草が王子様の元へ駆けるお姫様っぽくて良し良し。即刻警備パンダが取り囲み、すると親衛隊のガーディアンシフトが発動しそふぃをガード。
「あなたたちウサギさんの味方だったのに?」
「何の事ちゃんこ?」
「ダメそふぃの事が嫌いなんでしょ? 恥ずかしいんでしょ?」
「「「割と好きです!」」」
ここでようやく伝わった親衛隊の本心。当然ながら親衛隊はウサギの味方ではなくあくまでそふぃの味方であり、ファンシーそふぃ隠匿もそふぃの幸せを願っての事。しかし本当の幸せに気付いた今はウサギに背いてもそふぃを守る。何と男前な連中でしょう。それに加えて「割と好きです!」のセリフが良かった。全肯定でも全否定でもない正直な言葉に思わず感動してしまったよ(笑

会場を飛び出したそふぃでしたが早々にぷしゅ~。あらら。強度の方向音痴であるそふぃは11階への行き方が判らず途方に暮れ…という所で廊下に落ちているプリチケに気付き、それに導かれるようにエレベータへ向かう流れもまた良かった。らぁらはそふぃのために大切なプリチケを撒き、そふぃはらぁらの思いを一つずつ受け取りながら「自分が選んだ仲間」の所へ一歩ずつ近づいていく。なるほど地味によく練られたシナリオと言えましょう。
無事にエレベータに乗り11階へ到着したそふぃを暖かく迎えるらぁら&みれぃ。続いて三人のチーム結成儀式が始まります。青空をバックに例の宣誓を重ね、滞りなくトモチケ交換を終え…そんな三人を祝福するように輝く太陽&逆光の姿は先の結成式以上に荘厳な雰囲気を見せてくれました。見守る親衛隊たちも感無量でしょう。

らぁらは「パイレーツピンキーワンピ」、みれぃは「パイレーツレディワンピ」、そふぃは「パイレーツロイヤルワンピ」にコーデチェンジしトリオライブのステージへ。曲は「Pretty Prism Paradise!!!」、アップテンポの弾むような曲は聴いているだけで元気が出ますね。曲調どおり楽しげに笑顔全開で歌い踊る三人娘はどのカットを切り取っても頬が緩みます。クールが売りだったそふぃでしたがこの笑顔こそ本当の姿なのだろうなあ。全編かわいすぎて瞬きすら惜しい。ダンスの振り付けは思いの外 速くキレキレ、さすが三人ライブは見応えがありますが…リアルで再現するの大変そう(笑
そして今回ライブのハイライト、前回未完成だったメイキングドラマの完成形が発動します。鳥籠に囚われたそふぃの所へらぁら&みれぃが飛び寄って鍵を手渡し、その鍵を受け取ると「自分で」鍵を開けて籠から飛び立つ「解放乙女 ヴァルキュリア」。本編内容とシンクロしたドラマはやはり感動的で、自分の意思で飛び立ったそふぃの煌めく笑顔はここへ至るまでの辛苦を晴らすに十二分でした。良かったねそふぃ。


トリオライブのサイリウムチェンジはいつにも増してキラキラMAX、それはそれとしてミニスカから伸びる脚が気になって仕方がない(そういう所ばかり見ない。いや見ちゃうだろうこれは。曲締めのキメからパッと映った客席に常連の栄子ちゃんがいない不思議、せっかくのトリオデビューを見逃してしまったか!?
そふぃに逃げられてチーム組みがパァになったNew&Mewのまさかのフォロー、何と通りすがりの平成の歌姫「松原禎子」とチームを組む事に。どんな取り合わせだ! いいのかそれで! ともあれこのチームのライブを一度でいいから見てみたい…なーんて言ってるとホントに再登場しそう(笑

登場以来クールキャラと干物キャラのギャップをコメディ仕立てに見せながら、実は本当の自分を認めてもらえない辛さ苦しさ、それに関わる周囲の庇護からの自立という意外にも重いテーマを背負っていたそふぃ。キャラデザの好みもあってスタート前から注目していましたが、予想外の描写に驚きつつも登場ごとに惹かれていき、紆余曲折を経て鳥籠から飛び立った今回は1クール目を締めるにふさわしいカタルシスをもたらしてくれました。全体に軽いタッチなのでテーマの割に雰囲気が重くならず、楽しく見られながらストーリーがきちんと進む作風・構成は非常に良く練られていたと思います。ここまでの出来は正直予想していませんでした。森脇監督おそるべし。
というわけで無事に公式どおりのトリオを組んだ三人娘のさらなるドタバタ(?)を期待したい。2クール目は新キャラのウェスト姉妹、そして東堂シオンの本格参戦が楽しみ。おそらくキャラ一覧で見る以上にキている子たちなんだろうなあ(笑
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鳥籠からの解放、そしてチーム結成へ。

サブタイ明けにていきなり交付された189枚目の違反チケットは校則第25条「小さな親切は大きなお世話」によるもの。こんな校則が結構前章にあるのだな。というかいつの間にか違反チケット増殖してるし(笑
「北条そふぃさんの3人チーム結成がいよいよ明日に迫りました!」
思いを熱く語るらぁらへ委員長が示したプリパラTVは前回どおりNew&Mewとのチーム結成確定の報せでした。チームが決まってしまった以上これ以上関わったらそふぃにも迷惑が掛かる、目標の大会が迫っているのだから頭を切り換えて頑張ろう、幸いメンバー候補者もキープしてある…などなど冷静に正論を続ける委員長、一方らぁらはそふぃが鳥籠から出たがっていたのを知っているのに冷たい態度の委員長にカンカン。もちろん委員長は全て判っていて、そふぃを助けたい気持ちだって同じで、でもその感情を抑えて現実を見つめられるオトナの思考によって行動している。これはオトナvsコドモの思考差の表れで、感情最優先のらぁらにはそんなの理解できずプンスカ、逆に理解されない(話を続けると結局感情論になり、必死に保っている理性が崩れてしまう)事が判っているみれぃはらぁらの罵声すらスルーというリアル。
「鬼! 南委員長のバカ! 電卓頭! ふんどし!」
立ち去る委員長へらぁらの怒りの声は…電卓頭までは判るとしてふんどしとは!? 超ミニスカがデフォの委員長だけに、まさからぁらはスカートの中を(以下自重、まさかふんどしのような(以下自重
一方そふぃは鳥籠の夢から目覚めて身支度へ。髪を梳いていたコスモさんは先のピザ屋訪問の件を伝え、「最初の一歩は自分で選ぶしかない」という委員長の言葉を伝え――
「私はそふぃが何を選んでもギガコズミック応援するわ」
そふぃの気持ちを最優先し、どんな結果になろうとも味方である事を伝えます。ところがそふぃはその言葉の意味が判らない。何を選ぶのか判らない。自分が何を出来るのか判らない。何せこれまで自分で考えて行動した事など先の「はじめておつかい」くらいなもので、しかもそれを失敗した事で自我が粉砕してしまったのですから。

派手な横断幕の大応援、検事vs弁護士の夫婦漫才に見送られてプリパラへ入るらぁら&みれぃ。なるほど見送りのみなさんはプリパラに入れない人たちなのだなあ。なおちゃん&のんちゃんも早く入れるといいね。そういやらぁらの両親はらぁらがプリパラに通っている事を知らないのか。今後そのネタで1本作れそう。
仲良く楽屋へ入った二人でしたがチームの事でまたしても不協和音。こちらはこちらでドロシーとのチーム組みがほぼ確定していて、ところがらぁらはそふぃの事が諦めきれず、華麗にスルーのみれぃを置いて最後の足掻きに走ります。
その頃そふぃの楽屋では相変わらずしょんぼりのそふぃと心配する親衛隊の様子をチラリ。レッドフラッシュを摂取して「大丈夫よ」と返すそふぃに「ほんとにちゃんこ?」と心配が止まらないちゃんこちゃんさん、てな様子をこれまた心配気に見守る定子、などなど前回から引き続いて「そふぃの本心」を大切にしたい=逆転フラグをビシビシ立ててます。
シーン変わってチーム結成式会場、設営スタッフはもちろん増殖めが姉ぇです。こえええ。裏方スタッフを全て同デザインで揃えるってのは考えてみれば黒子の変形、個性(感情)を廃しシステムに徹する黒子の表現として画期的なアイデアかもしれない(笑。その会場へカチ込んだらぁらはあえなくウサギに締め出され、するとちゃんこちゃんさんがドアから顔を出して問い掛け。
「お前はそふぃ様の味方かちゃんこ?」
前回面と向かって「そふぃの本心」について言い合った経緯もあり、もうこの時点でウサギよりもらぁらの方がそふぃを幸せにできると確信していたのでしょう。腕をむんずと掴まれて有無を言わさず会場へ引き入れられたらぁら。


会場へ入ったらぁらは例の黒装束に身を包んで結成式のガードに紛れ込み、ほどなく始まった式を壇下から暫し見守ります。と言ってもここからどうすればいいのか? 考えているうちに式は進んでしまいチーム契約が始まってしまう。さあさあ。
そふぃのチーム名は「SOPHISTEE(ソフィスティー)」。名前からしてそふぃ最優先のチームに先輩格のNew&Mewは当然面白くありません。露骨に不機嫌な顔を見せ、露骨にイヤミを投げかけ、そふぃはそんな声が聞こえてきても何も言えず、結成前から不穏な空気が漂いまくり、「このチームではそふぃは絶対に幸せになれない」とアピールしまくり。みおん様の声はこういうの効く効く(笑
シーン戻ってみれぃの楽屋。こちらはこちらでチームの新人を迎えたわけですが、約束どおりやってきたドロシーは一人ではなく…連れてきたのは双子の妹「レオナ・ウェスト(CV.若井友希)」、元気で明るいドロシーに対しレオナはおとなしい子みたいです。って残り一枠に二人来られても。
「どっちか一人じゃないと入れないぷり!」
「レオナとボクは二人で一人だよ?」
いやいやそういう問題じゃないから(笑。ウェスト姉妹を揃って入れるにはらぁらorみれぃを外さなければいけないけれどもちろんそんな選択肢はありえず、ゴネるドロシーを楽屋から追い出してチーム結成はご破算に。あはは。レオナの存在を知っていたので何故ドロシーだけチーム候補として登場したのか不思議でしたがまさかこんな流れで落とすとは(笑。ともあれこのシーンはクマも一緒に即却下している=らぁらを大切にしている事が判ってほっこり。口げんかばっかりしてるけど良いトコありますね。


「プロミス、友情を信じて」
「リズム、刻んで」
「パラダイス、求めて」
「ライブする事をここに誓います」
ほどなく始まってしまったチーム結成の儀式。なるほど「Pri Para」とはこういう意味だったのか。パラダイスというとどうしても「探偵ナイトスクープ」のパラダイスを思い出してしまうけどそれはどうでもいいですね。New&Mewのプリチケのアイドルランクは前回言われたとおり「うれっこアイドル」で、プリを見ると二人とも素顔はほとんどマンマみたい。今後娑婆での邂逅もあるのかな? そういや高校生って設定だから学園での絡みは無さげ?
そんなこんなで壇上はトモチケ交換の儀へ。なるほど腕をクロスしトモチケを受け渡す流れはなかなか儀式していますね。クロスポーズでぐるりと回り込む作画も頑張ってます。などと粛々と進む儀式を壇下から見ているらぁらは焦り、親衛隊はフクザツな表情を見せ…このままではそふぃの不幸が確定してしまうぞ!

ウェスト姉妹を追い返したみれぃはとりあえずらぁらとのデュオでエントリーを試みるも、3人限定のライブなので当然ながら失格の烙印。必死に食い下がるみれぃへ満面笑顔でシステマチックにお断りのめが姉ぇがやっぱり怖い。やはり彼女は人間ではないのか。というかこの時点でHolic Trickのパイレーツワンピ持ってるのね。
「そふぃさん、本当にこれでいいんですか!?」
粛々と進むトモチケ交換の場へ突如「かしこまっ!」と割り込んだらぁら。ううむ、かしこまっの使い所がよく判らない(笑。続いて本心を問う言葉を投げかけるも警備パンダによってあえなく締め出されてしまいます。なるほどここは映画の「卒業」の如く花嫁連れ去り展開?とも思ったけれど、それだとそふぃ自身が「選んだ」事にならないので、あえて「選ぶきっかけ」だけ投げかけて答えを待つ流れにしたのでしょう。
「ライブ会場は11階、11階です!」
運び出されながら最後の最後でライブ会場を叫ぶらぁら。あとはそふぃを信じて待つだけです。

「みれぃ、友達を笑顔にするのもアイドルの役目だって言ったよね!?」
その前に失格の烙印に落ち込み、例の語尾すら忘れたみれぃを再起動するお仕事が。こうして見るとこのチームに於けるらぁらのリードが際立っていますね。らぁらより遥かにオトナであるふんどし委員長と天才スーパーアイドルをぐいぐい引っ張って行く勢いはらぁらならでは、この二人を従えてセンターに立つ意義も判ろうというものです。
「ごめんなさい」
一方壇上のそふぃはいよいよトモチケ交換の段にて指を止め、ついに「自分で選んだ結論」を口にし、壇から駆け下りるのでした。ドレスの裾を摘んで下りる仕草が王子様の元へ駆けるお姫様っぽくて良し良し。即刻警備パンダが取り囲み、すると親衛隊のガーディアンシフトが発動しそふぃをガード。
「あなたたちウサギさんの味方だったのに?」
「何の事ちゃんこ?」
「ダメそふぃの事が嫌いなんでしょ? 恥ずかしいんでしょ?」
「「「割と好きです!」」」
ここでようやく伝わった親衛隊の本心。当然ながら親衛隊はウサギの味方ではなくあくまでそふぃの味方であり、ファンシーそふぃ隠匿もそふぃの幸せを願っての事。しかし本当の幸せに気付いた今はウサギに背いてもそふぃを守る。何と男前な連中でしょう。それに加えて「割と好きです!」のセリフが良かった。全肯定でも全否定でもない正直な言葉に思わず感動してしまったよ(笑

会場を飛び出したそふぃでしたが早々にぷしゅ~。あらら。強度の方向音痴であるそふぃは11階への行き方が判らず途方に暮れ…という所で廊下に落ちているプリチケに気付き、それに導かれるようにエレベータへ向かう流れもまた良かった。らぁらはそふぃのために大切なプリチケを撒き、そふぃはらぁらの思いを一つずつ受け取りながら「自分が選んだ仲間」の所へ一歩ずつ近づいていく。なるほど地味によく練られたシナリオと言えましょう。
無事にエレベータに乗り11階へ到着したそふぃを暖かく迎えるらぁら&みれぃ。続いて三人のチーム結成儀式が始まります。青空をバックに例の宣誓を重ね、滞りなくトモチケ交換を終え…そんな三人を祝福するように輝く太陽&逆光の姿は先の結成式以上に荘厳な雰囲気を見せてくれました。見守る親衛隊たちも感無量でしょう。

らぁらは「パイレーツピンキーワンピ」、みれぃは「パイレーツレディワンピ」、そふぃは「パイレーツロイヤルワンピ」にコーデチェンジしトリオライブのステージへ。曲は「Pretty Prism Paradise!!!」、アップテンポの弾むような曲は聴いているだけで元気が出ますね。曲調どおり楽しげに笑顔全開で歌い踊る三人娘はどのカットを切り取っても頬が緩みます。クールが売りだったそふぃでしたがこの笑顔こそ本当の姿なのだろうなあ。全編かわいすぎて瞬きすら惜しい。ダンスの振り付けは思いの外 速くキレキレ、さすが三人ライブは見応えがありますが…リアルで再現するの大変そう(笑
そして今回ライブのハイライト、前回未完成だったメイキングドラマの完成形が発動します。鳥籠に囚われたそふぃの所へらぁら&みれぃが飛び寄って鍵を手渡し、その鍵を受け取ると「自分で」鍵を開けて籠から飛び立つ「解放乙女 ヴァルキュリア」。本編内容とシンクロしたドラマはやはり感動的で、自分の意思で飛び立ったそふぃの煌めく笑顔はここへ至るまでの辛苦を晴らすに十二分でした。良かったねそふぃ。


トリオライブのサイリウムチェンジはいつにも増してキラキラMAX、それはそれとしてミニスカから伸びる脚が気になって仕方がない(そういう所ばかり見ない。いや見ちゃうだろうこれは。曲締めのキメからパッと映った客席に常連の栄子ちゃんがいない不思議、せっかくのトリオデビューを見逃してしまったか!?
そふぃに逃げられてチーム組みがパァになったNew&Mewのまさかのフォロー、何と通りすがりの平成の歌姫「松原禎子」とチームを組む事に。どんな取り合わせだ! いいのかそれで! ともあれこのチームのライブを一度でいいから見てみたい…なーんて言ってるとホントに再登場しそう(笑

登場以来クールキャラと干物キャラのギャップをコメディ仕立てに見せながら、実は本当の自分を認めてもらえない辛さ苦しさ、それに関わる周囲の庇護からの自立という意外にも重いテーマを背負っていたそふぃ。キャラデザの好みもあってスタート前から注目していましたが、予想外の描写に驚きつつも登場ごとに惹かれていき、紆余曲折を経て鳥籠から飛び立った今回は1クール目を締めるにふさわしいカタルシスをもたらしてくれました。全体に軽いタッチなのでテーマの割に雰囲気が重くならず、楽しく見られながらストーリーがきちんと進む作風・構成は非常に良く練られていたと思います。ここまでの出来は正直予想していませんでした。森脇監督おそるべし。
というわけで無事に公式どおりのトリオを組んだ三人娘のさらなるドタバタ(?)を期待したい。2クール目は新キャラのウェスト姉妹、そして東堂シオンの本格参戦が楽しみ。おそらくキャラ一覧で見る以上にキている子たちなんだろうなあ(笑
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