2014-11-16(Sun)
プリパラ #20 パスタVS忍者!
パラジュク商店街グルメバトル勃発!?

力を合わせてガムシロップ!
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力を合わせてガムシロップ!
衝撃(?)のレオナ回から暫し、今回はその対となるドロシーがクローズアップされました。相変わらず何かにつけて「ドロシーがそう言うなら」とドロシーべったりのレオナ。ところが実際はそふぃとパキってみたり、みれぃを「しっかりしている」と褒めたり、らぁらと友だちになりたかったり、着実に「ドロシー以外」の人物に目を向けています。一方ドロシーはそんなレオナの変化を極端に恐れ焦り癇癪を起こす。誰よりもレオナが好きだからレオナにとっても自分(ドロシー)が「いつも」一番じゃなきゃイヤ! 他の子を見ちゃイヤ! という幼いジェラシー・独占欲、ドロシーにとってレオナは世界の全てなのですね。ところがレオナの「ドロシーがそう言うなら」はそんなドロシーの意を汲む優しさの表れで、もちろんドロシーを大好きなのだけれど前述どおり「ドロシー以外」の世界も見えている。などなど登場当初の印象(しっかり者の姉&依存全開の妹)と全く逆の構図は言ってしまえばほぼ予想どおりで、だからこそドロシーの内面へ踏み込んだ描写を期待したけれど…まあ今回の所はそのネタ振り程度に留め、おそらく今後描かれるであろう「ドロシーのレオナ離れ」のエピソードへ期待を先送りしときます。

「大型スーパーが出来てから新しい店が建つなんて初めてじゃない?」
学校から帰宅したらぁらは一息吐く間も無くお使いを頼まれてそのまま商店街へ、するとご近所に建ったお店の開店看板に気付きます。冒頭の帰宅カットで走り抜けた商店街風景や通りすがりのおばちゃんのセリフなどから大型スーパー出店の影響によるパラジュク商店街の衰退を印象付け、と同時にウェスト家のお披露目をサクサク進めて今回の仕込みを早々に済ませる手際の良さにまず感心。
店の表へ回るといかにも和風な店構え&「忍」と染め抜かれた店頭幕、そして「お好み焼き にんじゃもんじゃ」と書かれた看板などなどいかにも怪しい。今回サブタイトルの「忍者」はダジャレ半分の店名で、残り半分は店に入ると明らかになる、いかにも日本かぶれのガイジンネタ。清々しくなるほどベッタベタです(笑
てな所へドロシー&レオナが現れて事情説明&挑戦状を叩き付け。今回は違反チケットではなく店のチラシを貼られちゃいました。あはは。「商店街のお客さんぜ~んぶうちの店がもらっていくから」なーんて真正面からの挑発に「か…かしこま」と返すらぁら、そこは「かしこま」っちゃダメだろう?(笑。ウェスト姉弟の私服は前回ラストで見せたとおり色違いのパーカー、ボトムはレギンスorショートパンツであります。いやレオナの場合「半ズボン」と呼んだ方がクるものがあるか(笑。ちなみに前回予告カットと比べると白紙だったチラシにデザインが入り、ドロシーの表情も修正が入っています。

にんじゃもんじゃ全メニュー半額のチラシを囲んで家族会議の真中一家。このままではお客さんを取られてしまう!との危機感から宣伝強化や割引券のアイデアに加え、お母さんの鶴の一声「うちも思い切って半額セールやろっか?」…家族一同盛り上がってましたがそういう値下げ競争は現実だとロクな結果にならない事が多いよねえ。剣呑剣呑。ともあれそんな家族の団結を示すべく号令カットで「オッケー!」「かしこまっ☆」と揃わない辺りこの家族らしい。というかお母さんの「かしこまっ☆」を見たかった(笑
その頃ウェスト家ではドロシー&レオナが仲良く一悶着中でした。SoLaMi SMILEメンバーへ興味を示すレオナの言葉を聞いて真顔で食ってかかり、床をゴロゴロして拗ね、邪魔者排除に燃えるドロシーの描写はいかにも幼児性を強調している感じ。判りやすくレオナにべったり。これでレオナが離れて行ったらドロシーはどうなってしまうのだろう?…ってなエピソードがそのうち来るはず。
思いっきり和風の外観に反して二人の部屋は思いっきり洋風でした。当然のように二人で一部屋、少々変わったベッドの配置はスペース効率と二人の仲(笑)を上手くバランスさせてる感じ? とはいえ枕元に高い棚を置くのは地震を考えるとちょっと怖いな。

明けて翌日花輪が飾られた店頭にてさっそく呼び込みを始めるウェスト姉弟。Dressing Pafe人気も相まって集客効果は上々のようで、ほどなく人垣が出来るほどの盛況を見せています。一方真中姉妹は一生懸命声を上げるも閑散とした通りに虚しく響くばかり、そしてようやく通りがかった人にチラシを差し出すと――
「先手必勝!」
割り込んで来たチラシに先を越されてあらららら!(笑。ドロシーに手伝いを頼まて馳せ参じたシオンも当然私服で、前回ラストシーンでイマイチ不明だった全身像も明らかに。スカートが意外と短い? 短いといえばらぁらの店員姿が相変わらずキワキワでどうしたものやら。
ウェスト姉弟のチアパフォーマンスはいよいよ客を集めて店頭は大盛況に。でもこのカットは背景の縮尺おかしいよね? 入り口の引き戸が3m以上ありそう(笑
「お姉ちゃんプリパラにいないとアイドルオーラゼロだもんね」
一方らぁらたちはお客さんを全部取られて大苦戦、てな所へのんちゃんの容赦無いセリフが突き刺さります。あはは!


このままではどうにもこうにも! というわけでらぁらも助っ人を呼ぶ事に。ほどなくSoLaMi SMILEの二人が新パターンの私服で登場、委員長は娑婆での真面目キャラを通すようにかなり地味で、並ぶそふぃは赤黒コーデがかなりデーハーです。テクスチャ乗せただけのスカート柄はもう少しどうにかならなかったか(笑。レッドフラッシュ無しのプライベートでも髪を整え、小綺麗な格好を保てるようになったのはちょっと寂しいかも。たまにはジャージ姿のクラゲ干物を見たいな(笑
さすが元々カリスマアイドルの登場は集客効果満点で、親衛隊の協力もあってパパのパスタは一気に活気づきました。圧倒的不利から一息吐いて次の作戦は敵情視察、みれぃ参謀の指令に真中姉妹揃って「かしこまっ☆」はかわいかったけれど店に行ったのはらぁらだけ。のんちゃんも連れてってあげて!
らぁら&みれぃが店に入ると出迎えたのはたくさんの忍者グッズ&忍者本人でした。ゴザルのケツは真っ赤でござ~る…ウェストパパはらぁらパパに勝るとも劣らないアレっぽい(笑。いきなりコテ投げ付けるし(良い子はマネしないでね。人当たりの良いメイド姿のマシュマロボディはウェストママ。広島風お好み焼きを必要以上に丁寧に説明しながら焼いてくれるも、食べるタイミングを間違えるとブチ切れ!という職人気質のお母さんです。こわっ。
ほどなく店へ戻ってきたドロシーに挑発されてぐぬぬ!のらぁら。しかしお好み焼きの美味しさもあって新店の攻勢に焦るばかり。美味しいものはきちんと認める辺り良い子です。するとみれぃ参謀による次の作戦が発動!
「作戦その三、大物ゲット作戦よ!」
そふぃは何でもクラゲなのか(笑。ってな所へ通りがかった校長先生を巡ってらぁらvsドロシーが一悶着の後、
「どっちが美味しいか校長先生に決めてもらおうよ!」

というわけでここから暫く「パパのパスタ」vs「にんじゃもんじゃ」のグルメ対決が続きます。対決に先駆けて校長先生の髪にスタンド(笑)をセットするらぁらママ、第7話でチラリと映った髪スタンドは店のサービスだったのか! まさかとは思うけれど、この髪スタンドが後々重要アイテムとして浮上したりして?
ともあれそんな気遣いを含めて「パパのパスタ」に贔屓目の校長先生でしたが、先攻で出されたお好み焼きにうーまーいーぞー! の雄叫びを上げ、怪光線を放射しながら地球を七回り半(違。続いてミックスピザ→スペシャルにんじゃもんじゃ→幸せいっぱいパスタと入れ替わり立ち替わりのメニューにいちいちリアクションする校長先生がアツい! キューティーハニーばりに服を破って赤いドレスへコーデチェンジは本番ステージのそれよりも熱量が高かった(笑
その後も次から次へと校長先生のテーブルへ料理が運ばれ、白熱するグルメ対決に見物客も大盛り上がり。ってな様子に気付いたらぁらは試食を配り始め、対抗するドロシーも追従し――

「「おいしいっ!」」
お互いの料理を試食してお互い褒め合う二人のママさんのカットにほっこり。ライバル店の料理とはいえ美味しいものを素直に美味しいと認め笑い合える懐の深さは見ていて気持ちが良く、ママさん二人の人格すら窺えるヒトコマでした。まあこれくらい出来た人じゃないとあの旦那たちを扱いきれないでしょう(笑
「この商店街にこんなに人が集まるなんて久しぶりね」
たくさん集まった見物客を眺めて大型スーパー出店前の賑わいを思い出し、しんみり喜ぶママさん。その表情かららぁらは商店街全体の活気づけを思い立ち…料理対決の盛り上がりを商店街再興のきっかけに繋げ、仲間を巻き込んで宣伝に走り回る=らぁらを中心とした笑顔の輪を描き、天然のアイドル資質を浮かび上がらせる綺麗な流れに感心。らぁら本人すら気付いていない資質に気付くのが張り合っていたドロシーってのもガッチガチの定石、というかドロシーが気付いてくれないと今回のお話の意味が半減しちゃうんですけれども(笑
それはそうと宣伝に走り回るSoLaMi SMILEのカットで、ペットショップの宣伝にて「いぬ…」と呟くだけのそふぃにハートを射貫かれてしまった。いぬだけに。

「友だちっていいですわね。ずっと離さないでいてほしいわ」
「友だちなんて必要ありませんわ」
そして今回の隠れたハイライト。力を合わせて宣伝に走り回り仲良く盛り上がるらぁらたちを見たママは友だちの素晴らしさを語り、すると校長先生は即座に否定し気まずそうにソッポを向いてしまう。ママはそんな反応に一瞬戸惑うも「友だち」に関する持論を続けます。相手は店の常連であり娘が通う学校の校長先生で、先の反応を見れば「意に沿わない」と丸判りながら、それでも信念を曲げず…むしろ畳み掛けるように「わかり合える友だちがいるって素晴らしい」「何より友だちを大切にする子になってほしい」「友だちって一番の財産」「友だち同士で信じ合うってすごく素敵」と。
「いいえ! 友だちなんていつか必ず裏切るんですわ!」
ママの言葉に校長先生は思わず激高し、我に帰ると気まずそうに立ち去ってしまいます。校長先生が「友だち」を忌み嫌う様子はこれまで幾度となく描かれてきましたが、その考えを他人(校外の大人)に知られた時の素の反応はこれが初めて? 「友だち」を持ち上げられると反射的に否定しますが、次の瞬間顔を背けて口ごもってしまうんですね。つまり校長先生自身その考えが世間の常識から外れている事を判っているのでしょう。だから知られると気まずい。一方ママはその胸中に勘付き、本音を引き出すためあえて煽った? と思えるほど執拗に「友だち」という言葉を並べていました。
というかママは校長先生が抱える「何か」の正体・プリパラに纏わる因縁の正体まで気付いているかもしれない。思えば第1話冒頭の朝の会話「大声はママ譲り」「ママの方が大声だよ!」が実はもの凄く深い意味を持っていたり? 本筋大ネタの伏線を冒頭に置いておくのはシリーズの伝統ですし(笑。らぁらが持つ(と言われる)プリズムボイスの出所、そして前回今回と見せたプリパラへの理解を練り合わせて考えると…。
結局料理対決は引き分けで終わり、決着はプリパラでのライブ勝負となりました。シオンは中立、レオナはらぁらと仲良く話し、あからさまに敵対しているのはドロシーだけってのはいかにも。始めはお店勝負やレオナ絡みのジェラシーが燃料だったけれど、さらにらぁらのアイドル性に気付いた事で負けず嫌いに燃料追加された感じ。つまりママさんズやシオン&レオナのようにライバルを認められる精神的成長、またレオナの件も含めて幼児性からの脱却がドロシーのテーマかな。まあそこがドロシーのかわいいトコでもあるのでこのままでも構わないけど(卓袱台返し
「ママ、ちょっと出掛けてくる」
「プリパラへ?」
手をわたわたさせながら=落ち着かない様子で出掛けるらぁらの秘密をズバリ射貫いたママの一言。先日校長先生から聞いてある程度判っていたでしょうけれど、黙っていた事を責めるでもなく、豆鉄砲を食らった娘へ笑顔で答えを示すのでした。
「いってらっしゃい。素敵な友だちゲットしてね」
このセリフへ至るまでの絶妙な間・表情芝居はママの信念や娘へのスタンスを見事に表現していました。一方後ろめたさから一転し、認められた喜びが弾けるらぁらの笑顔も良かった。

件の対決ライブはDressing Pafe「No D&D Code」が曲途中から、しかもサイリウムチェンジ後からいきなり映っていかにもな詰め込み(笑。続いてSoLaMi SMILEのライブはパイレーツコーデのカラーバリエーション+振り付け・演出マンマの「Pretty Prism Pradise!!!」+解放乙女という、さすがに見慣れたいつもどおりのライブでした。勝敗の基準がよう判りませんがとりあえず今回はSoLaMi SMILEの勝ち…接戦の結果発表に盛り上がるステージにて一人不機嫌なドロシーかわいい。
「僕はレオナとしかパキらないの!」
ステージを終えた後もドロシーは一人機嫌が悪く、レオナが進んでらぁらとパキっているのを見ると不機嫌MAXのままサッサと帰ってしまいます。拗ねちゃってもう! しかし登場当初「パキらぬ!」とトモチケ交換を拒否していたシオンが呆れ顔で見送っている辺り何やら感慨深い。
次回は最近ほぼマスコット化してしまったそふぃの久々メイン回。親衛隊解散がネタって事で、カリスマアイドル>親衛隊という関係ではなく対等な友だちに…みたいな流れがパッと思いつくけれど、そんなベタな予想をどれだけひっくり返してくれるか楽しみ。

「大型スーパーが出来てから新しい店が建つなんて初めてじゃない?」
学校から帰宅したらぁらは一息吐く間も無くお使いを頼まれてそのまま商店街へ、するとご近所に建ったお店の開店看板に気付きます。冒頭の帰宅カットで走り抜けた商店街風景や通りすがりのおばちゃんのセリフなどから大型スーパー出店の影響によるパラジュク商店街の衰退を印象付け、と同時にウェスト家のお披露目をサクサク進めて今回の仕込みを早々に済ませる手際の良さにまず感心。
店の表へ回るといかにも和風な店構え&「忍」と染め抜かれた店頭幕、そして「お好み焼き にんじゃもんじゃ」と書かれた看板などなどいかにも怪しい。今回サブタイトルの「忍者」はダジャレ半分の店名で、残り半分は店に入ると明らかになる、いかにも日本かぶれのガイジンネタ。清々しくなるほどベッタベタです(笑
てな所へドロシー&レオナが現れて事情説明&挑戦状を叩き付け。今回は違反チケットではなく店のチラシを貼られちゃいました。あはは。「商店街のお客さんぜ~んぶうちの店がもらっていくから」なーんて真正面からの挑発に「か…かしこま」と返すらぁら、そこは「かしこま」っちゃダメだろう?(笑。ウェスト姉弟の私服は前回ラストで見せたとおり色違いのパーカー、ボトムはレギンスorショートパンツであります。いやレオナの場合「半ズボン」と呼んだ方がクるものがあるか(笑。ちなみに前回予告カットと比べると白紙だったチラシにデザインが入り、ドロシーの表情も修正が入っています。

にんじゃもんじゃ全メニュー半額のチラシを囲んで家族会議の真中一家。このままではお客さんを取られてしまう!との危機感から宣伝強化や割引券のアイデアに加え、お母さんの鶴の一声「うちも思い切って半額セールやろっか?」…家族一同盛り上がってましたがそういう値下げ競争は現実だとロクな結果にならない事が多いよねえ。剣呑剣呑。ともあれそんな家族の団結を示すべく号令カットで「オッケー!」「かしこまっ☆」と揃わない辺りこの家族らしい。というかお母さんの「かしこまっ☆」を見たかった(笑
その頃ウェスト家ではドロシー&レオナが仲良く一悶着中でした。SoLaMi SMILEメンバーへ興味を示すレオナの言葉を聞いて真顔で食ってかかり、床をゴロゴロして拗ね、邪魔者排除に燃えるドロシーの描写はいかにも幼児性を強調している感じ。判りやすくレオナにべったり。これでレオナが離れて行ったらドロシーはどうなってしまうのだろう?…ってなエピソードがそのうち来るはず。
思いっきり和風の外観に反して二人の部屋は思いっきり洋風でした。当然のように二人で一部屋、少々変わったベッドの配置はスペース効率と二人の仲(笑)を上手くバランスさせてる感じ? とはいえ枕元に高い棚を置くのは地震を考えるとちょっと怖いな。

明けて翌日花輪が飾られた店頭にてさっそく呼び込みを始めるウェスト姉弟。Dressing Pafe人気も相まって集客効果は上々のようで、ほどなく人垣が出来るほどの盛況を見せています。一方真中姉妹は一生懸命声を上げるも閑散とした通りに虚しく響くばかり、そしてようやく通りがかった人にチラシを差し出すと――
「先手必勝!」
割り込んで来たチラシに先を越されてあらららら!(笑。ドロシーに手伝いを頼まて馳せ参じたシオンも当然私服で、前回ラストシーンでイマイチ不明だった全身像も明らかに。スカートが意外と短い? 短いといえばらぁらの店員姿が相変わらずキワキワでどうしたものやら。
ウェスト姉弟のチアパフォーマンスはいよいよ客を集めて店頭は大盛況に。でもこのカットは背景の縮尺おかしいよね? 入り口の引き戸が3m以上ありそう(笑
「お姉ちゃんプリパラにいないとアイドルオーラゼロだもんね」
一方らぁらたちはお客さんを全部取られて大苦戦、てな所へのんちゃんの容赦無いセリフが突き刺さります。あはは!


このままではどうにもこうにも! というわけでらぁらも助っ人を呼ぶ事に。ほどなくSoLaMi SMILEの二人が新パターンの私服で登場、委員長は娑婆での真面目キャラを通すようにかなり地味で、並ぶそふぃは赤黒コーデがかなりデーハーです。テクスチャ乗せただけのスカート柄はもう少しどうにかならなかったか(笑。レッドフラッシュ無しのプライベートでも髪を整え、小綺麗な格好を保てるようになったのはちょっと寂しいかも。たまにはジャージ姿のクラゲ干物を見たいな(笑
さすが元々カリスマアイドルの登場は集客効果満点で、親衛隊の協力もあってパパのパスタは一気に活気づきました。圧倒的不利から一息吐いて次の作戦は敵情視察、みれぃ参謀の指令に真中姉妹揃って「かしこまっ☆」はかわいかったけれど店に行ったのはらぁらだけ。のんちゃんも連れてってあげて!
らぁら&みれぃが店に入ると出迎えたのはたくさんの忍者グッズ&忍者本人でした。ゴザルのケツは真っ赤でござ~る…ウェストパパはらぁらパパに勝るとも劣らないアレっぽい(笑。いきなりコテ投げ付けるし(良い子はマネしないでね。人当たりの良いメイド姿のマシュマロボディはウェストママ。広島風お好み焼きを必要以上に丁寧に説明しながら焼いてくれるも、食べるタイミングを間違えるとブチ切れ!という職人気質のお母さんです。こわっ。
ほどなく店へ戻ってきたドロシーに挑発されてぐぬぬ!のらぁら。しかしお好み焼きの美味しさもあって新店の攻勢に焦るばかり。美味しいものはきちんと認める辺り良い子です。するとみれぃ参謀による次の作戦が発動!
「作戦その三、大物ゲット作戦よ!」
そふぃは何でもクラゲなのか(笑。ってな所へ通りがかった校長先生を巡ってらぁらvsドロシーが一悶着の後、
「どっちが美味しいか校長先生に決めてもらおうよ!」

というわけでここから暫く「パパのパスタ」vs「にんじゃもんじゃ」のグルメ対決が続きます。対決に先駆けて校長先生の髪にスタンド(笑)をセットするらぁらママ、第7話でチラリと映った髪スタンドは店のサービスだったのか! まさかとは思うけれど、この髪スタンドが後々重要アイテムとして浮上したりして?
ともあれそんな気遣いを含めて「パパのパスタ」に贔屓目の校長先生でしたが、先攻で出されたお好み焼きにうーまーいーぞー! の雄叫びを上げ、怪光線を放射しながら地球を七回り半(違。続いてミックスピザ→スペシャルにんじゃもんじゃ→幸せいっぱいパスタと入れ替わり立ち替わりのメニューにいちいちリアクションする校長先生がアツい! キューティーハニーばりに服を破って赤いドレスへコーデチェンジは本番ステージのそれよりも熱量が高かった(笑
その後も次から次へと校長先生のテーブルへ料理が運ばれ、白熱するグルメ対決に見物客も大盛り上がり。ってな様子に気付いたらぁらは試食を配り始め、対抗するドロシーも追従し――

「「おいしいっ!」」
お互いの料理を試食してお互い褒め合う二人のママさんのカットにほっこり。ライバル店の料理とはいえ美味しいものを素直に美味しいと認め笑い合える懐の深さは見ていて気持ちが良く、ママさん二人の人格すら窺えるヒトコマでした。まあこれくらい出来た人じゃないとあの旦那たちを扱いきれないでしょう(笑
「この商店街にこんなに人が集まるなんて久しぶりね」
たくさん集まった見物客を眺めて大型スーパー出店前の賑わいを思い出し、しんみり喜ぶママさん。その表情かららぁらは商店街全体の活気づけを思い立ち…料理対決の盛り上がりを商店街再興のきっかけに繋げ、仲間を巻き込んで宣伝に走り回る=らぁらを中心とした笑顔の輪を描き、天然のアイドル資質を浮かび上がらせる綺麗な流れに感心。らぁら本人すら気付いていない資質に気付くのが張り合っていたドロシーってのもガッチガチの定石、というかドロシーが気付いてくれないと今回のお話の意味が半減しちゃうんですけれども(笑
それはそうと宣伝に走り回るSoLaMi SMILEのカットで、ペットショップの宣伝にて「いぬ…」と呟くだけのそふぃにハートを射貫かれてしまった。いぬだけに。

「友だちっていいですわね。ずっと離さないでいてほしいわ」
「友だちなんて必要ありませんわ」
そして今回の隠れたハイライト。力を合わせて宣伝に走り回り仲良く盛り上がるらぁらたちを見たママは友だちの素晴らしさを語り、すると校長先生は即座に否定し気まずそうにソッポを向いてしまう。ママはそんな反応に一瞬戸惑うも「友だち」に関する持論を続けます。相手は店の常連であり娘が通う学校の校長先生で、先の反応を見れば「意に沿わない」と丸判りながら、それでも信念を曲げず…むしろ畳み掛けるように「わかり合える友だちがいるって素晴らしい」「何より友だちを大切にする子になってほしい」「友だちって一番の財産」「友だち同士で信じ合うってすごく素敵」と。
「いいえ! 友だちなんていつか必ず裏切るんですわ!」
ママの言葉に校長先生は思わず激高し、我に帰ると気まずそうに立ち去ってしまいます。校長先生が「友だち」を忌み嫌う様子はこれまで幾度となく描かれてきましたが、その考えを他人(校外の大人)に知られた時の素の反応はこれが初めて? 「友だち」を持ち上げられると反射的に否定しますが、次の瞬間顔を背けて口ごもってしまうんですね。つまり校長先生自身その考えが世間の常識から外れている事を判っているのでしょう。だから知られると気まずい。一方ママはその胸中に勘付き、本音を引き出すためあえて煽った? と思えるほど執拗に「友だち」という言葉を並べていました。
というかママは校長先生が抱える「何か」の正体・プリパラに纏わる因縁の正体まで気付いているかもしれない。思えば第1話冒頭の朝の会話「大声はママ譲り」「ママの方が大声だよ!」が実はもの凄く深い意味を持っていたり? 本筋大ネタの伏線を冒頭に置いておくのはシリーズの伝統ですし(笑。らぁらが持つ(と言われる)プリズムボイスの出所、そして前回今回と見せたプリパラへの理解を練り合わせて考えると…。
結局料理対決は引き分けで終わり、決着はプリパラでのライブ勝負となりました。シオンは中立、レオナはらぁらと仲良く話し、あからさまに敵対しているのはドロシーだけってのはいかにも。始めはお店勝負やレオナ絡みのジェラシーが燃料だったけれど、さらにらぁらのアイドル性に気付いた事で負けず嫌いに燃料追加された感じ。つまりママさんズやシオン&レオナのようにライバルを認められる精神的成長、またレオナの件も含めて幼児性からの脱却がドロシーのテーマかな。まあそこがドロシーのかわいいトコでもあるのでこのままでも構わないけど(卓袱台返し
「ママ、ちょっと出掛けてくる」
「プリパラへ?」
手をわたわたさせながら=落ち着かない様子で出掛けるらぁらの秘密をズバリ射貫いたママの一言。先日校長先生から聞いてある程度判っていたでしょうけれど、黙っていた事を責めるでもなく、豆鉄砲を食らった娘へ笑顔で答えを示すのでした。
「いってらっしゃい。素敵な友だちゲットしてね」
このセリフへ至るまでの絶妙な間・表情芝居はママの信念や娘へのスタンスを見事に表現していました。一方後ろめたさから一転し、認められた喜びが弾けるらぁらの笑顔も良かった。

件の対決ライブはDressing Pafe「No D&D Code」が曲途中から、しかもサイリウムチェンジ後からいきなり映っていかにもな詰め込み(笑。続いてSoLaMi SMILEのライブはパイレーツコーデのカラーバリエーション+振り付け・演出マンマの「Pretty Prism Pradise!!!」+解放乙女という、さすがに見慣れたいつもどおりのライブでした。勝敗の基準がよう判りませんがとりあえず今回はSoLaMi SMILEの勝ち…接戦の結果発表に盛り上がるステージにて一人不機嫌なドロシーかわいい。
「僕はレオナとしかパキらないの!」
ステージを終えた後もドロシーは一人機嫌が悪く、レオナが進んでらぁらとパキっているのを見ると不機嫌MAXのままサッサと帰ってしまいます。拗ねちゃってもう! しかし登場当初「パキらぬ!」とトモチケ交換を拒否していたシオンが呆れ顔で見送っている辺り何やら感慨深い。
次回は最近ほぼマスコット化してしまったそふぃの久々メイン回。親衛隊解散がネタって事で、カリスマアイドル>親衛隊という関係ではなく対等な友だちに…みたいな流れがパッと思いつくけれど、そんなベタな予想をどれだけひっくり返してくれるか楽しみ。
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