2014-11-21(Fri)
アイカツ! #109 アイカツのアツい風!
女優志望の熱き編入生。

紅林珠璃、これからよろしく!
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

紅林珠璃、これからよろしく!
今回は3rdシーズン初のドラマ回、そして新キャラ「紅林珠璃(くればやし じゅり)」登場であります。OP/EDにて既に顔見世済みの赤髪セクシー(?)ちゃんは予告をチラリと見た限り事前のイメージと違ったアバンギャルドな様相を窺わせ、さてその真相や如何に?と思いつつ視聴に臨んだ今回でしたが…予想以上にアバンギャルドで笑った笑った。

アバン冒頭っから口パクが合っていない=過酷な制作環境をほんのり窺わせながらの三人娘の会話は占い好きのスミレによる「扉が開く」という預言から。ほどなく学園に到着するとトレーニングウェアで集うみなさんへジョニー先生から「アイカツ先生・ドラマオーディション」のおしらせ…登校風景からオーディション告知までついにユウちゃんの出番が無くなってしまって寂しい限りであります。
ともあれ初体験のドラマオーディションをしてあかりたちはアイドルとして新しい扉を開き、扉を抜けた向こう側…女優という新境地に加え、憧れのSoleilと競演できると知って穏やかじゃありません。なるほど説明シーンのヒトコマにて映ったSoleil娘の教師コスは穏やかではなかった。あの三人もいつしかオトナの佇まいを見せるようになったなあと、ついついお父さんの気持ちに(笑。やはり女教師はタイトスカートに限る。白衣丈より短いタイトミニの破壊力も凄い。
「私も参加します!」
などと盛り上がっているレッスンルームに唐突に響いた声。今まさにあかりたちが新しい扉を開かんとする時に、扉の向こうから乱入者現ル!ってのはなかなかニクい演出です。

というわけでアバン早々に今回からの新キャラ「紅林珠璃(CV.齋藤 綾)」が登場しました。扉を開けて入って来た珠璃はいきなり真顔でフラメンコのポーズをキメ! 呆然と見守るみなさんの前へグッと迫り出してキメ! さらに3ポーズをキメ!キメ!キメ!…またいきなり濃いぃのが出てきたと思いつつ、まさか事あるごとに3アングルキメを繰り返すとは。最初の印象は熱い!というより暑苦しい!感じ(笑

オーディションへ向けてのレッスンが始まると珠璃の気合いがビシビシと弾けて周囲を圧倒。既に台本が入っていてタイトルコールまでこなす意気込みにあかりは「熱い!」と繰り返し…それはそれで良いのだけれど例の真顔のキメ!キメ!キメ!を立て続けにやられると腹筋に悪い。というかいちいちのフラメンコポーズにいちいち「熱い」と応えるあかり(しかも全員大マジメ)を見ていると、ナチュラルにキていた初期アイカツのノリを思い出すような。
「変わったな珠璃」
そんな珠璃を見ていたひなきの呟きから子供時代の回想をチラリ。仕事は子供服のモデルでしょうか、何度か一緒に仕事をした珠璃はある日仕事を辞めてしまい、その理由が判らないまま突然目の前に現れ(=仕事を再開し)、当時ほんわかしていた雰囲気はすっかり変わってしまっている。いったい子供の頃に何があったのか? 何が彼女の雰囲気を変えさせたのか? と珠璃の謎について前振り完了。それはそうと小っさいひなき&珠璃かわいい。高橋絵のせいか子供なのに目力が凄く、厳しい芸能界を生き抜いてきたひなきの強かさすら窺えたり(笑

レッスンを終えた食堂でも情熱的なフラメンコノリが続きます。他の生徒や四ツ葉シェフが戸惑う中で我が道を行く珠璃、その姿を見たあかりは「熱い」と繰り返し…さすがにこの領域まで来ると「熱い」以前に単なる変わり者のような気がしなくなくも(略
「珠璃のお母さんは女優の紅林可憐さん」
「大人気のサスペンスドラマ『カルメンは見た!』シリーズの主役――」
「踊り子探偵カルメン役として、毎週犯人を崖に追い詰めているあの紅林可憐さん」
毎週崖に追い詰めている、って説明がいかにもベタなサスペンスドラマで笑った。リアルで言えば片平なぎさポジション? 船越英一郎とセットで2時間サスペンスドラマの顔役みたいな? フラメンコスタイルで崖に追い詰めるシュールさはアイカツらしいっちゃそうかもしれない。しかし熱キャラの七光り問題キーパーソンとしてこの発想は無かった(笑
「グラシアス、つまりありがとう」
小さいお友達には難解であろうスペイン語+訳をセットにしたキメゼリフ(?)は四字熟語を駆使する某囲碁の人のノリに近い? この時のアングルは珠璃のチャームポイントである大ボリュームポニテ&つり目が良く映えるベストアングルかも。やはり高橋絵のつり目美少女は良いな。そういやポニテのせいで背が高く見えるけれど身長自体はひなきとあまり変わらないのね。
「あの子でしょ? 紅林可憐の娘さんって」
「あっ、お母さんに似てるね」
「私を見て…」
食堂に集う生徒たちから向けられる視線・言葉、対する珠璃のリアクションはいかにも二世タレントの苦悩を示唆していました。「紅林可憐の娘」ではなく「紅林珠璃」を見てほしい。私は誰かの付属物じゃない、もっと私を見て、ママにはナイショのオ(略。というわけで予告~今回導入にて見せた暑苦しいキャラ(笑)が抱えたドラマは意外な方向へ進んでまいります。そういやいろんな芸能人ネタを散りばめた本作ですが、現役芸能人の二世は意外にも初めてですね。さくらちゃんが歌舞伎名家の出だけれどいわゆる「芸能界」とは畑違いですし。

仕事に出掛けたひなきと別れたあかり&スミレは明日のオーディションに向けてアイ!カツ!アイ!カツ! 一方ひなきは仕事への道すがらに一人シュート練習を続ける珠璃を見つけます。これがまさかオーディションの課題だったとは(笑。ほどなく珠璃はひなきの熱視線に気付くも暫し見つめて練習再開、対するひなきもそんな珠璃に掛ける言葉が見つからず、二人の距離は離れたままです。そしてやっぱりこのアングルの珠璃は美人すぎる。
明けて翌日始まったドラマオーディション。会場はスタライの教室で、受ける者も全員スタライ生とはどんだけ癒着したオーディションか!(笑。Soleilの面々や加藤監督(笑)も登場し、オーディションが始まるまで暫し待ち時間…ってな所へ現れたサングラスのおばちゃんにスタッフたちは大わらわ、何と大女優・紅林可憐がお忍びでオーディション見物にやってきたのでした。そりゃバレるだろう。一方七光り扱いを返上するためオーディションに気を入れていた珠璃にとって母親の登場は決して歓迎するものではなく。

ドラマ競演で面識がある姐さんに続いていちご&蘭と挨拶を交わす可憐さんはドラマの役どころと違って穏やかな人でした。まあ本当の泉ピン子は貧乏人ではなく、本当の佐野史郎はマザコンじゃないのと同じですね(笑。熱いカルメンはあくまでそういう役であって、大変な稽古の末に作り上げた役者としての顔なのです。
「私は自分の力でこの役を掴みたいだけ」
お母さんが来てもどよんど状態でソッポを向いてる珠璃。子供時代の珠璃がお母さん大好きだった事を知っているひなきはその変化に戸惑い心配し、すると珠璃は過去に仕事を辞めた訳・そこから復帰した訳を語り始めます。
小さい頃は七光りなんて事を意識せず仕事を楽しんでいて、自分もお母さんみたいな女優になると何となく思っていた。ところがお母さんは人が見ていない所で一生懸命稽古を重ねていて…陰の努力を知った珠璃はこのままではお母さんみたいな女優になれないと気付き、お母さんから離れて女優の勉強をする事を選んだのでした。そして幾年 機は熟し、スタライの編入試験を受けて今に至ると。関係無いけど編入試験の隣の子がかわいい。この子は合格できたのだろうか。ともあれ七光り扱いへの反発というより、七光りの立場に甘んじる事を良しとしない志の高さを行動原理とする流れはじつにアイカツらしいと言えましょう。
とはいえ大女優が娘のオーディション会場を眺めている情況は変わらず、その影響をウヤムヤにしたままオーディションは進み、登場回だけに当然のように珠璃が合格し…決して七光り合格ではない、という事をもう少しフォローしてあげてもよかったような。例えばSoleilの出番は旧来ファンへのサービス以上の意味が無かった訳で、その尺を使えばもう少し細やかな描写ができた気がする(言うのは簡単。
「珠璃ちゃんのアイカツ先生とお芝居したい!」
二世タレントの苦悩(親の看板からの独り立ち)という今回テーマはアイドルモノの新キャラ登場回としてなかなか美味しく、タダでさえ立ってる珠璃のキャラをスカイツリー並みに際立たせるチャンスだったと思いますが、肝心の七光りの扱い(影響)がウヤムヤのままだったため全体的に「何となくいい話」レベルで終わってしまった感じ。熱い!熱い!言ってただけでいつの間にか天然ジゴロが発動し、唐突に友情モード全開オケオケオッケー!(いきなりちゃん付け)の勢いで解決しちゃったあかりも同様。そもそも先生役のオーディションなのにオーディション前から敗北宣言しちゃダメだろう(笑
「私はアイカツ先生。紅林可憐の娘でもなく、紅林珠璃でもなく、アイカツ先生なんだ」
一方あかりの言葉を受けた珠璃は女優にとって何より大切な「役に入り込む事」に気付き、七光り云々で凝り固まり振り回されていた心を解してオーディションに臨むのでした。などなど落とし所は良いのだけど、前述どおり至る経緯がイマイチ不明瞭なのでセリフ・展開に説得力を感じず残念。

そんなこんなで始まったドラマオーディションはセクシーな振り返りポーズをパンアップで流しながら黒板文字をドン!ドン!ドン! いきなり濃いぃスタートに笑った。一方生徒役のみなさんがいちごのカタギ時代のセーラー服を着ているってのはなかなか趣が深い。Soleil組はここで軽くすれ違うだけで出番終了、ところがここから意外な人物が大活躍…というかドラマオーディションでのジョニー先生って毎度通常の三倍くらい気合い入ってますね。短ランジョニーとの決着は何故かいきなりPK勝負で、先のシュート練習はこのシーンのレッスンだったというオチでした。なるほど。

その後他メンツのオーディションが粛々と進み、注目の結果発表は前述どおり珠璃の合格でした。おめでとうありがとう。ボロボロのジョニー先生おつか~。関係無いけど珠璃の後ろの席の子がいかにも高橋美少女っぽくてついつい視線が。英知の光!
今回含めて最近の高橋作監回は正面と真横アングルが多く、動きも最小限で、ローテの頻度や他作品の忙しさを考えるとやむを得ない(超特急作画の裏返し)を感じますが…せっかくの高橋作監回が残念作画の崖っぷちという現状はファンにとってちょっと悲しい。ローテ頻度が減ってもそれなりに時間を掛けた高橋絵を堪能したい。まあアバン冒頭の口パクズレを見れば、そんな悠長な事言ってられない状態(口パクを直す時間すらない)だってのは想像付くけれど。
「おめでとう珠璃…紅林珠璃さん」
合格祝いの言葉と共に珠璃の頭を撫でようと伸ばした手を思い直し珠璃の手を握る一連は、可憐さんの子離れと珠璃の巣立ち=七光りからの解放を判りやすく示す綺麗な締めでした。続いて冒頭の占い「扉が開く」を珠璃との出会いに絡めつつ、珠璃自身の扉が開いた事まで示唆して綺麗に纏め…なのにラストの三段キメで変な笑いが。これ事あるごとに毎回やるんだろうか?
※2ndシーズン終了記念に2ndシーズン曲の人気投票を開催します。
お気に入り曲に1票どうぞ♪
曲名がようわからん方はステージソングまとめを参考に。

アバン冒頭っから口パクが合っていない=過酷な制作環境をほんのり窺わせながらの三人娘の会話は占い好きのスミレによる「扉が開く」という預言から。ほどなく学園に到着するとトレーニングウェアで集うみなさんへジョニー先生から「アイカツ先生・ドラマオーディション」のおしらせ…登校風景からオーディション告知までついにユウちゃんの出番が無くなってしまって寂しい限りであります。
ともあれ初体験のドラマオーディションをしてあかりたちはアイドルとして新しい扉を開き、扉を抜けた向こう側…女優という新境地に加え、憧れのSoleilと競演できると知って穏やかじゃありません。なるほど説明シーンのヒトコマにて映ったSoleil娘の教師コスは穏やかではなかった。あの三人もいつしかオトナの佇まいを見せるようになったなあと、ついついお父さんの気持ちに(笑。やはり女教師はタイトスカートに限る。白衣丈より短いタイトミニの破壊力も凄い。
「私も参加します!」
などと盛り上がっているレッスンルームに唐突に響いた声。今まさにあかりたちが新しい扉を開かんとする時に、扉の向こうから乱入者現ル!ってのはなかなかニクい演出です。

というわけでアバン早々に今回からの新キャラ「紅林珠璃(CV.齋藤 綾)」が登場しました。扉を開けて入って来た珠璃はいきなり真顔でフラメンコのポーズをキメ! 呆然と見守るみなさんの前へグッと迫り出してキメ! さらに3ポーズをキメ!キメ!キメ!…またいきなり濃いぃのが出てきたと思いつつ、まさか事あるごとに3アングルキメを繰り返すとは。最初の印象は熱い!というより暑苦しい!感じ(笑

オーディションへ向けてのレッスンが始まると珠璃の気合いがビシビシと弾けて周囲を圧倒。既に台本が入っていてタイトルコールまでこなす意気込みにあかりは「熱い!」と繰り返し…それはそれで良いのだけれど例の真顔のキメ!キメ!キメ!を立て続けにやられると腹筋に悪い。というかいちいちのフラメンコポーズにいちいち「熱い」と応えるあかり(しかも全員大マジメ)を見ていると、ナチュラルにキていた初期アイカツのノリを思い出すような。
「変わったな珠璃」
そんな珠璃を見ていたひなきの呟きから子供時代の回想をチラリ。仕事は子供服のモデルでしょうか、何度か一緒に仕事をした珠璃はある日仕事を辞めてしまい、その理由が判らないまま突然目の前に現れ(=仕事を再開し)、当時ほんわかしていた雰囲気はすっかり変わってしまっている。いったい子供の頃に何があったのか? 何が彼女の雰囲気を変えさせたのか? と珠璃の謎について前振り完了。それはそうと小っさいひなき&珠璃かわいい。高橋絵のせいか子供なのに目力が凄く、厳しい芸能界を生き抜いてきたひなきの強かさすら窺えたり(笑

レッスンを終えた食堂でも情熱的なフラメンコノリが続きます。他の生徒や四ツ葉シェフが戸惑う中で我が道を行く珠璃、その姿を見たあかりは「熱い」と繰り返し…さすがにこの領域まで来ると「熱い」以前に単なる変わり者のような気がしなくなくも(略
「珠璃のお母さんは女優の紅林可憐さん」
「大人気のサスペンスドラマ『カルメンは見た!』シリーズの主役――」
「踊り子探偵カルメン役として、毎週犯人を崖に追い詰めているあの紅林可憐さん」
毎週崖に追い詰めている、って説明がいかにもベタなサスペンスドラマで笑った。リアルで言えば片平なぎさポジション? 船越英一郎とセットで2時間サスペンスドラマの顔役みたいな? フラメンコスタイルで崖に追い詰めるシュールさはアイカツらしいっちゃそうかもしれない。しかし熱キャラの七光り問題キーパーソンとしてこの発想は無かった(笑
「グラシアス、つまりありがとう」
小さいお友達には難解であろうスペイン語+訳をセットにしたキメゼリフ(?)は四字熟語を駆使する某囲碁の人のノリに近い? この時のアングルは珠璃のチャームポイントである大ボリュームポニテ&つり目が良く映えるベストアングルかも。やはり高橋絵のつり目美少女は良いな。そういやポニテのせいで背が高く見えるけれど身長自体はひなきとあまり変わらないのね。
「あの子でしょ? 紅林可憐の娘さんって」
「あっ、お母さんに似てるね」
「私を見て…」
食堂に集う生徒たちから向けられる視線・言葉、対する珠璃のリアクションはいかにも二世タレントの苦悩を示唆していました。「紅林可憐の娘」ではなく「紅林珠璃」を見てほしい。私は誰かの付属物じゃない、もっと私を見て、ママにはナイショのオ(略。というわけで予告~今回導入にて見せた暑苦しいキャラ(笑)が抱えたドラマは意外な方向へ進んでまいります。そういやいろんな芸能人ネタを散りばめた本作ですが、現役芸能人の二世は意外にも初めてですね。さくらちゃんが歌舞伎名家の出だけれどいわゆる「芸能界」とは畑違いですし。

仕事に出掛けたひなきと別れたあかり&スミレは明日のオーディションに向けてアイ!カツ!アイ!カツ! 一方ひなきは仕事への道すがらに一人シュート練習を続ける珠璃を見つけます。これがまさかオーディションの課題だったとは(笑。ほどなく珠璃はひなきの熱視線に気付くも暫し見つめて練習再開、対するひなきもそんな珠璃に掛ける言葉が見つからず、二人の距離は離れたままです。そしてやっぱりこのアングルの珠璃は美人すぎる。
明けて翌日始まったドラマオーディション。会場はスタライの教室で、受ける者も全員スタライ生とはどんだけ癒着したオーディションか!(笑。Soleilの面々や加藤監督(笑)も登場し、オーディションが始まるまで暫し待ち時間…ってな所へ現れたサングラスのおばちゃんにスタッフたちは大わらわ、何と大女優・紅林可憐がお忍びでオーディション見物にやってきたのでした。そりゃバレるだろう。一方七光り扱いを返上するためオーディションに気を入れていた珠璃にとって母親の登場は決して歓迎するものではなく。

ドラマ競演で面識がある姐さんに続いていちご&蘭と挨拶を交わす可憐さんはドラマの役どころと違って穏やかな人でした。まあ本当の泉ピン子は貧乏人ではなく、本当の佐野史郎はマザコンじゃないのと同じですね(笑。熱いカルメンはあくまでそういう役であって、大変な稽古の末に作り上げた役者としての顔なのです。
「私は自分の力でこの役を掴みたいだけ」
お母さんが来てもどよんど状態でソッポを向いてる珠璃。子供時代の珠璃がお母さん大好きだった事を知っているひなきはその変化に戸惑い心配し、すると珠璃は過去に仕事を辞めた訳・そこから復帰した訳を語り始めます。
小さい頃は七光りなんて事を意識せず仕事を楽しんでいて、自分もお母さんみたいな女優になると何となく思っていた。ところがお母さんは人が見ていない所で一生懸命稽古を重ねていて…陰の努力を知った珠璃はこのままではお母さんみたいな女優になれないと気付き、お母さんから離れて女優の勉強をする事を選んだのでした。そして幾年 機は熟し、スタライの編入試験を受けて今に至ると。関係無いけど編入試験の隣の子がかわいい。この子は合格できたのだろうか。ともあれ七光り扱いへの反発というより、七光りの立場に甘んじる事を良しとしない志の高さを行動原理とする流れはじつにアイカツらしいと言えましょう。
とはいえ大女優が娘のオーディション会場を眺めている情況は変わらず、その影響をウヤムヤにしたままオーディションは進み、登場回だけに当然のように珠璃が合格し…決して七光り合格ではない、という事をもう少しフォローしてあげてもよかったような。例えばSoleilの出番は旧来ファンへのサービス以上の意味が無かった訳で、その尺を使えばもう少し細やかな描写ができた気がする(言うのは簡単。
「珠璃ちゃんのアイカツ先生とお芝居したい!」
二世タレントの苦悩(親の看板からの独り立ち)という今回テーマはアイドルモノの新キャラ登場回としてなかなか美味しく、タダでさえ立ってる珠璃のキャラをスカイツリー並みに際立たせるチャンスだったと思いますが、肝心の七光りの扱い(影響)がウヤムヤのままだったため全体的に「何となくいい話」レベルで終わってしまった感じ。熱い!熱い!言ってただけでいつの間にか天然ジゴロが発動し、唐突に友情モード全開オケオケオッケー!(いきなりちゃん付け)の勢いで解決しちゃったあかりも同様。そもそも先生役のオーディションなのにオーディション前から敗北宣言しちゃダメだろう(笑
「私はアイカツ先生。紅林可憐の娘でもなく、紅林珠璃でもなく、アイカツ先生なんだ」
一方あかりの言葉を受けた珠璃は女優にとって何より大切な「役に入り込む事」に気付き、七光り云々で凝り固まり振り回されていた心を解してオーディションに臨むのでした。などなど落とし所は良いのだけど、前述どおり至る経緯がイマイチ不明瞭なのでセリフ・展開に説得力を感じず残念。

そんなこんなで始まったドラマオーディションはセクシーな振り返りポーズをパンアップで流しながら黒板文字をドン!ドン!ドン! いきなり濃いぃスタートに笑った。一方生徒役のみなさんがいちごのカタギ時代のセーラー服を着ているってのはなかなか趣が深い。Soleil組はここで軽くすれ違うだけで出番終了、ところがここから意外な人物が大活躍…というかドラマオーディションでのジョニー先生って毎度通常の三倍くらい気合い入ってますね。短ランジョニーとの決着は何故かいきなりPK勝負で、先のシュート練習はこのシーンのレッスンだったというオチでした。なるほど。

その後他メンツのオーディションが粛々と進み、注目の結果発表は前述どおり珠璃の合格でした。おめでとうありがとう。ボロボロのジョニー先生おつか~。関係無いけど珠璃の後ろの席の子がいかにも高橋美少女っぽくてついつい視線が。英知の光!
今回含めて最近の高橋作監回は正面と真横アングルが多く、動きも最小限で、ローテの頻度や他作品の忙しさを考えるとやむを得ない(超特急作画の裏返し)を感じますが…せっかくの高橋作監回が残念作画の崖っぷちという現状はファンにとってちょっと悲しい。ローテ頻度が減ってもそれなりに時間を掛けた高橋絵を堪能したい。まあアバン冒頭の口パクズレを見れば、そんな悠長な事言ってられない状態(口パクを直す時間すらない)だってのは想像付くけれど。
「おめでとう珠璃…紅林珠璃さん」
合格祝いの言葉と共に珠璃の頭を撫でようと伸ばした手を思い直し珠璃の手を握る一連は、可憐さんの子離れと珠璃の巣立ち=七光りからの解放を判りやすく示す綺麗な締めでした。続いて冒頭の占い「扉が開く」を珠璃との出会いに絡めつつ、珠璃自身の扉が開いた事まで示唆して綺麗に纏め…なのにラストの三段キメで変な笑いが。これ事あるごとに毎回やるんだろうか?
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