2015-01-24(Sat)

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS #03 A ball is resplendent, enjoyable, and...

舞踏会は煌びやかで、楽しくて、そして…

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緊張したけど最高の場所だった。

前回ラストの流れからして視聴者100人中95人くらいがどんな形であれ「失敗」を予想したであろう三人娘のデビューステージ。かく言う私も多分に漏れず、しかも今回本番ステージ直前までフラグ描写の絨毯爆撃が続き、とはいえ先の船アニメの例を鑑みればまさか馬鹿正直にフラグ回収など行わないか? とも思え、まさに――

>> この流れから大失敗をかまして云々ってな展開だったらあまりの雑さに意識を失いそう。

と書いた前回レビューどおりの心境で迎えた今回ライブステージは、蓋を開けたら感涙のあまり画面が見えなくて困った。ううぬ。やってくれたな髙橋氏。やっぱりこうでなくちゃ。見ていて良かった本当に。

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その前座として予告映像でチラリと見せた猫娘とのアレコレを暫し。新入りに出し抜かれて悔しい悔しい猫娘はどーでもいい勝負(笑)をあれこれ仕掛けて立場逆転を狙います。あはは。息を詰めたジェンガ勝負にて汗が張り付いてブラ線浮いてるシャツがじつにエロい。おっちゃんはばるんばるんの全裸よりこういうのに弱いんです。今回Aパートはカットによってキャラ顔作画に少々違和感がありましたが、倒れていた猫娘がピョンと起きてうにゃー!の動き、「アイドルに関係あるのかな?」と痛いトコ突かれてバタン!の動き、伴うサブキャラのリアクション動作、遅れてきた美嘉さんの登場カットなどなど、このレッスン室シーンだけ取っても枚挙に暇がないほど全体的によく動いていたため特に不満は覚えず。

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さて美嘉さんが登場してからのレッスンシーンから着々とフラグが立ち始めます。三人娘の基礎スペック不足を皮切りに、実際のレッスンでは美嘉さんのダンスに全く付いて行けず、早々に息を上げ、見物していた小っさい子が「緊張」に対する恐れを呟き、そしてキツいレッスンを終えるとへたり込んでしまう三人娘…に気が気じゃないP氏。そんなP氏へ「どちらにせよ彼女たちにとっていい経験になるんじゃないですか?」と語る事務員さんのセリフなどなど、全てのシーンが「失敗前提」で描かれているように見えます(笑。とはいえまだこの辺りまでは本番への奮闘の前振りとも取れるのでフラグ強度はそれほどでも。

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フラグ立ての合間合間の息抜きとして猫娘による特攻(笑)が入ったり、デビューステージの衣装をお披露目したり。いい感じにダメージ加工されたミニスカ&シャツの衣装は、ヘソ出し&磯鶏部キワキワの未央が飛び抜けて際どい、というか未央ってスタイル良いな。

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シーンは再びレッスン室にてキツいレッスンに必死に食らい付く三人娘をパパッと映し、その様子を見ていたロシア娘がオーバーワークを心配して軽くフラグ立て。グループでの練習を終えた後も各々が個人練習を重ね、しかしP氏の視線は相変わらず厳しく、その後も引き続きレッスンに汗を流し…そんな厳しいレッスンの結果トレーナーさんから及第点OKを貰うも、今度は技量不足よりも過労による失敗の線が浮かんできます。

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そんなこんなであっという間に本番当日。初めての楽屋挨拶でさっそく緊張の洗礼を受けた三人娘は続いてメイン演者の楽屋へ挨拶に向かい…というテイで今回ライブ演者たる先輩アイドルの名前と顔を軽く紹介。まあシロウト的にはこうパパッと名前を表示されてもほとんど記憶に残らないので参考程度に。やはり本編芝居を通じてキャラを立ててもらわないと顔と名前がサッパリです。とりあえずエステルームの美女は川島さん(この人は覚えた

ってな所へお偉いさんが顔を見せ、先輩たちが一斉に挨拶を始めると倣って慌てて頭を下げる三人娘…この瞬間 今日のライブが「現実」である事=出番のカウントダウンが始まった事に気付いた未央がさっそく曇り始め――

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これをきっかけに失敗フラグが雨後の竹の子。マイクテストの美嘉さんを見た未央は迫る本番を強く意識し、続く通しリハではド緊張の面持ちで臨んだセリ出しにて尻もちついたり思いっきりバランスを崩したり…ダンスの練習はできても舞台の段取りはほぼぶっつけ本番で、準備に忙しい現場ではろくに練習ができず、三人娘たちは不安のまま本番を迎える事になります。なるほど初舞台の演者には現実に起こりそうな、意外とリアルな盲点だったと言えましょう。さらに言えば視聴者の注視点を自然にセリへ導いたこの設定は上手かったと思う。実際 本番ステージでのセリのシーンは私的にも緊張クライマックスでしたし。

そんな不安を抱えながら時は無情に進んでいきます。本番用の衣装に着替えて出番のカウントダウンがいよいよ始まると…先から緊張を窺わせていた未央の緊張ゲージがついに振り切れてどよんどの沼に。あららら。前回ラストの突然の抜擢に対し「本番に強い」と軽く返していたのはやはり小心者フラグだったか。凛が話し掛けても気もそぞろ、表情を一切見せず押し黙ったまま固まる未央のカットはいかにもすぎて少々クドかったかもしれない。逆に生存フラグが立つレベルとさえ(笑。とはいえモニタに映った盛り上がりを呆然と見つめ、ついに呼び出しの声が掛かるとサイリウムの海に緊張の冷や汗が滴る横顔…の一連は見ているだけで息が詰まった。

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「行くよ!」

そんな未央に強く声を掛け、続いて卯月を引っ張って気合いを入れる凛の頼もしさ。三人の中では最もアイドルステージから遠い位置にいた凛が最も肝が据わっているってのも皮肉なものです。と言っても凛だってしっかり緊張に襲われていて、本番直前の奈落では三人揃って緊張オーラを放出しまくってました。このままでは上手くいくものも行かない?

「好きな食べ物とかどうです?」

ガッチガチの後輩の前に駆け込んできた先輩演者のアドバイスは出番前の掛け声でした。古今東西アイドルアニメの出番前にメンツ揃って円陣組んで気合いを入れるアレ? と思いきや「好きな食べ物」とか…これはこれで妙にリアルかもしれない。すると凛が「チョコレート!」、卯月が「生ハムメロン!」」、そして未央は「フライドチキン!」と見事にバラバラ。しかしてそこから一つ選ぶべくジャンケンのヒトコマが良い息抜きになったようで、一つに決まって笑顔を交わし、ってな様子に美嘉さんがニカッと笑ってゴーサイン。

「フライ! ド! チキーン!」

先ほどとは見違えるように気の入った表情でセリに構える三人娘はジャンケンで決めた掛け声を叫んでデビューステージへ飛び出します。

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暗い奈落から煌めくステージへ一気に飛び出し、眼前に広がるサイリウムの海に瞳を輝かせる一連のスロー演出に思わず全身総毛立ち&噴出する目汗で画面が見えない。こりゃやられた。アイドルの喜びを全身で受け止める三人の各々アップは繊細な表情変化をきちんと動かしていて感心というか感動。このワンシーンこそ彼女たちが「アイドル」に覚醒する瞬間であり、今回デビューステージの意味が全て詰まっている瞬間を見事に描いてくれました。このワンシーンだけで今回ライブに満点をあげたいほど。

次の瞬間力強くステージに降り立つと同時にスロー&無音が解け=現実に戻ってイントロスタート。これは三人の「アイドル」としてのスタートを重ねているように見えます。ベタな演出なれどこれまたさぶいぼ。ともあれセリ出しが上手くいってよかった。ここへ至る緊張感ったら当人以上だったかも(笑。緊張に緊張を重ねた末の解放は見事に効果的で、あれだけ煽ったダンス失敗の不安感などこの一瞬で全て忘れ去ってしまった。

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始まった曲は「TOKIMEKI エスカレート」。見るからにギャルっぽい美嘉さんの持ち歌(?)にしては曲も振り付けもえらくかわいらしい? さすが視聴分岐点の第三話ライブだけに作画の気合いも十二分、美嘉さんのわしゃわしゃの髪は自由自在に揺れ動き、コマ送りで見ても端正な顔立ちに崩れは見えません。凄い美人。煽るような表情も良い良い。一生懸命踊るバックの三人もいい顔でよく動いています。特にサビからのツーショットダンスは目を見張る動きで、2Dライブの醍醐味を堪能させていただきました。アップの度に飛び散り頬を伝う汗、そして激しいダンスで乱れた髪がペッタリ張り付いている描写も良かった。全力でステージに立ち向かった者への勲章・最高のメイクでしょう。

カメラワークはステージ全体の引きとバストショット(orウエストショット)でのFixがメインで、今どき風のド派手な回り込みなどはほぼ見られません。つまり「アイドルアニメ」としては少々旧世代っぽい絵面ですが、現実のライブ中継に近い絵作りは逆にナマっぽさを引き立て、極上の2D作画と合わせて「アイマスアニメ」の拘りを感じさせる映像に仕上がっています。

無事に曲が終わってのMCにてバックダンサーを紹介し、すると突然マイクを卯月に向けて感想インタビューの美嘉さん。無茶振り! ビビって戸惑う卯月でしたが左右二人の促しに勇気づけられ、三人揃って――

「さいっこー!」

弾ける笑顔はアイドルの喜びに溢れ、走り出した三人を祝福するようにサイリウムの海が輝く。事前の予想と正反対の、まさに最高のデビューを飾りました。よかったよかった。

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大成功の初ステージを祝福する先輩たち、そしてP氏への感謝など、EDは全プログラム終了後の打ち上げに重ねて。ここはP氏へ向ける卯月のカット、感謝を伝えるうちに感情が高まって涙目へ至る表情変化が素晴らしかった。卯月の喜びが手に取るように伝わってきます。そして祭りの後の会場を見つめて覚醒を匂わす凛で締め。

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フレーム内に収まりきらない巨娘ちゃんかわいい。

    

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わかったわ

今週は間違いなく神回だった。
見ているだけで緊張感がひしひしと伝わってくるようで、こちらまで感情移入してしまいそうだった。
いきなり失敗させるよりも、輝くステージに立つことの喜びを覚えてからにした方が、後々の展開に影響する。
全力の動画力と優れた脚本が合わさり最強に見える一本でした。

未央のアイドルを前にした時の反応が、雷智記者を彷彿とさせるのは私だけで良い。
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