2015-02-14(Sat)

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS #06 Finally, our day has come!

ついに私たちの日が来た!

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煌めき溢れるデビューステージの明暗。

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まずは前回予告にて予想させたデビューCDレコーディング風景から。緊張気味の卯月&集中して歌う凛に対しノリノリの未央は、思えばこのカットから調子ノリノリだったんですね。それ以前にレコブースでバタバタ飛び跳ねちゃマトモに収録できないだろう?とは野暮なツッコミか(笑。なーんてやってるうちにレコーディングシーンはあっさり終わり、上がった完パケをみんなして聴いて大盛り上がり…なるほど初めてのCD制作については重きを置かないのだなと理解。

続いてインタビューシーンでもガチガチでろくに話せない二人に対して未央だけはノリノリMAX、挨拶もそこそこに身を乗り出してあれやこれやの夢とキボーを語りまくる様子は、前途洋々たるアイドルデビューに向けていかにも舞い上がっちゃってるぽい。ぽい。っていつの間に未央がリーダーに?

「もっとバーン!って派手に記者会見とかやると思ってた」
「んー確かに。でも最初はこんな感じなんですかね?」

そんなコメント取りも終わって事務所で一息。とはいえ地味なインタビュー取材に未央は不満の様子で、この辺りから未央(たち)が抱く「華々しいアイドルデビューのイメージ」と現実に大きなギャップがある事が判ります。

一方同じデビュー組のラブライカは立場に則した姿勢でしっかりとコメント語り、特にアナスタシアは流暢なカタコト(笑)で一生懸命自分の気持ちを伝えています。「記者会見がない」とブーたれていた三人に対し、事前に練習までしてきちんと取材に答える二人から「初めての大きな仕事」に対する意気込みや緊張感が見て取れ…初々しいラブライカ組と並行描写する事でNG組の余裕が強調されています。ちなみにこの記者氏はアニマスでも出てたいつものあの人かな?

ってな所へ美嘉姉ちゃんが登場。ここもまた未央の調子ノリノリを強調するヒトコマで、デビューイベントに向けてそれなりに心配する(冷やかすとも言う)姉ちゃんへ未央は余裕のピースサインを返し、他二人に対しても余裕綽々。してその根拠は――

「何たって美嘉姉のバックですっごいステージを体験しちゃったもんね!」

大ホールに超満員の観客を相手に大盛り上がりで演じきった自信によるものでした。その体験は未央に大きな自信を与え、強烈な緊張感に襲われ身動き取れなかったガクブル姿などすっかり消え失せています。とはいえオンタイム視聴時のこの時点では、例によってお調子者の空元気で、いざ本番当日出番直前になったら再び顔面蒼白に…の前振りとちょっと思ってました。

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さてここから暫くレッスンや衣装合わせ、その他広報カツドウやジャケ写撮影などなど、デビューイベントに向けての準備風景がAパートいっぱい続きます。NG組の赤い衣装はパニエから伸びる脚が眩しい。けれど凛のクールなイメージから少々浮いちゃってる感がなくなくも(略。本番用の衣装を着た事でデビューイベントへの期待はガンガン上がり、大盛り上がりのサイリウムの海に包まれた体験を思い浮かべながら「あの時みたいに…」「うん」「うん」と、三人揃って勘違いしている描写を地味に入れ込んでいます。そしてほどなくラブライカ組が衣装部屋にやってきて本番衣装を試着→披露。

「ちょっと恥ずかしいな…」
「ワタシ…ダイジョブデスカ?」

余裕綽々で盛り上がるNG組と各々不安を口にするラブライカ組を映して、ここでも各ユニットの心理状態を判りやすく対比&強調しています。フラグ立ちっぱなしです。続いて友達たちへお誘い電話を掛けまくる未央をチラリ。以前描かれた教室シーンによれば未央は学校でもお調子者&友達が多そうで、翻ってこのシーンはそんな未央らしいヒトコマ…にしか見えなかった。まさかこの僅かなシーンこそが最大のフラグだったとは。

その後はダンスに苦戦する卯月の様子が印象的に描かれ、いかにもこのユニットの地雷(?)の如く振りが続きます。逆にここまで不安要素が描かれると成功フラグというか、余裕でフォローしている未央or凛がやらかす? みたいな予想が立ったりして。そんな三人の頑張りを黙って見守るP氏は残念ながら「黙りすぎ」というオチ。ううむ。

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一方NG組が出演したラジオを聴いてる待機組の様子。常に何か食ってるかな子はほぼ確実にダイエット回が来るだろうけど同案多数なだけによほど上手く作らないと存在感をアピールできないかも。フレーム内に「いる」だけで存在感が溢れているきらりや蘭子と対称的です(笑

ジャケ写の撮影やサインの練習などデビューに向けての準備は着々と進み、その描写と並行して先のラジオ聴取カット同様 待機組の様子を細かく映して両者の温度差を強調。先行デビュー組への羨望は如何ともし難いだろうけど、前回のカフェ籠城事件にて全員のデビュー予定が明かされたため嫉妬に渦巻くわけでもなく、基本的には先行デビュー組を応援する立場で見守っている感じ。

その頃P氏は商品チェックや編集部回りなど裏方作業をたった一人で回していました。元来のコミュ障に多忙さが輪を掛け、最も大切な時期にも関わらずアイドルたちとのコミュニケーション不足=フォロー不足が深刻な状態となり、その結果…いや本番直前や本番後のやり取りを見る限り多忙さは理由にならないか。

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さてBパートはいよいよ運命のデビューイベントであります。某サンシャインのイベントスペースに立派なセットが設えられあとは開演を待つばかり。するとステージ袖から会場を眺めた未央は――

「こんな感じなんだ…人が溜まったらお店とか通る人の邪魔になりそうだよね?」
「私、結構友達に声かけちゃったけど大丈夫かなあ?」

この時 未央は超満員に埋まった会場を想定し分不相応な心配をしている=お約束どおりガラガラの客席(現実)との落差にズドーン! への明らかな前振りと誰しも思った事でしょう。私もそう思いました。ところがP氏はこのサインに気付かないんですね。まあメタ視点である「前振り」についてはともかく、作中人物でもこの未央の様子に直面すれば少なくとも「何か思い違いをしている」ことには気付くはず。しかし彼はこのサインを見逃し「大丈夫だと思いますよ」とあっさり返し、イマイチ納得いってない未央を見ても「ん?」と軽い違和感のみで流してしまった。

未央→(大混雑してもスタッフさんが上手く対処してくれるみたいだから)大丈夫
P氏→(心配するほど混雑しないから)大丈夫

ここへ至るまでP氏のコミュ障っぷりは幾度となく描かれてきたためこの認識ズレ放置&リアクションも止む無しとは思うものの、ではそんな人物が大手事務所の大所帯アイドルプロジェクトを引っ張るに値するのか? とイマサラな疑問が湧いてしまうのですよ。前回のみく籠城までの経緯については「社外秘」という枷があったため意思疎通のズレも仕方なく、むしろ中間管理職の辛さに同情すら覚える展開でしたが、今回は完全に彼の能力不足が原因なのでどうしようもない。しかもこれはまだまだ前振り段階なのです。

その後の楽屋シーンでは未央が友達へ来場を急かす電話に声を上げていました。彼女にとって大入り大盛り上がり大成功のデビューライブは約束された既定事項で、自分たちのパフォーマンスや観客との疎通など「ライブ自体」への心配はゼロ。卯月や凛も一度大舞台を経験しているだけに緊張の色は見えません。一方ラブライカ組は初めてのステージを前にナーバス&緊張MAX。言葉少なに表情は強ばり、NG組との心境差が判りやすく強調されています。ってな所へ待機組&美嘉姉ちゃんが陣中見舞いに現れて一息。この場にみくが来ていないってのもまた伏線臭ばりばりですけど(笑。それにしてもかな子は食い物担当すぎ、きらりでかすぎ(そこがかわいい

ほどなく開演時間となりいよいよ本番ステージへ。すると暗い舞台裏に集まった五人を前にP氏は、

「今日は…………第一歩目です。頑張ってください」
「それだけ?」
「はい」

おそらく「今日は…」の後の長い沈黙にP氏の言わんとする事柄が詰まっていて、それは初ステージ前に口にするにははばかれるネガティブな事かもしれないけれど、やはり言うべき事は言うべきタイミングできちんと言葉にしないといけない。

「大丈夫! 楽しい事が待ってるって!」
「私たち知ってるじゃん。お客さんだって盛り上げてくれるし!」

だから未央(たち)は先の成功体験を引きずったままステージを迎える事になってしまった。まあカーテン越しに伝わってくる客席の空気を読めば(しかも二番手なのだから)出撃前に「あれ? こないだと違う?」と気付きそうなものですがそんな野暮は置いといて。

一方いよいよ出撃間際となったラブライカ組は手と手を繋ぐことで緊張のピークを乗り越え、煌めき溢れる初めてのステージへ飛び出していきます。ここのアナスタシアが良い子すぎ、またベッタベタなれどカーテンの隙間から漏れる光の演出がいかにも二人の今を表し、見ていて脳内麻薬が出まくりでした(ちょろい

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ステージに飛び出した二人は緊張気味の挨拶を済ませるとさっそくデビュー曲を歌い始めます。曲は「Memories」、この二人らしいしっとりした曲調&ステージングはどこかウインクっぽい?(笑。緊張に包まれた固い表情もいかにもな感じです。カメラワークは正面Fix→かぶりつきからの俯瞰とリアルのライブ中継っぽく…と思って見ていたらいきなり司会のお姉さんが現れ、NG組がステージに飛び出し、しかし曲は引き続き「Memories」が流れたままなので、てっきりバックダンサーとして出ていったのかと思った。おそらくこの演出は「ヤマ場まで客席を映さない」ための構成なのだろうけれど、せっかくのデビューステージをこういう形で使われてしまったラブライカ組が少々気の毒に思います。いやこの後の騒動を見れば少々どころじゃないか。そしてこの時点で未央の表情に曇りが見え始め――

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さんざん溜めた後にパッと映った客席は、ぱらぱらと鳴る拍手や隙間が目立つシルエット、ステージに気付いて足を止める通りすがりの客などなど、デビューイベントにしては入っている?という絶妙リアルな風景でした。先の曇り顔→判りやすく影が掛かった未央を見つめる卯月は気を取られたか注意されてたポイント(?)でダンスミス、NG組の動揺が痛いほど伝わってくるヒトコマです。

そうこうしているうちに曲が終わり、決して多くはないけれど暖かい拍手に包まれたラブライカ組は深々とお辞儀から、やり遂げた喜びが溢れる満面笑顔で初ステージを締めます。まさに二人ともスパシーボ!な笑顔。

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一方NG組の曲終わりはご覧のとおり笑顔どころかガガントス! 特にセンターの未央は魂が抜けたようにガックリと項垂れています。それでも左右の二人に促されるように客席へ挨拶&ぎこちなくお辞儀を済ませ…ってな所で「未央~っ!」の声に会場を見回すと約束どおり横断幕を下げて応援に駆け付けたクラスメイトたちが姿が映り、すると未央は脱兎の如くステージから降りてしまうのでした。さんざ呼びつけた友達たちの姿が無い?→見回したら二階にいた!→約束どおり来てくれてた! みたいな流れかと思って見ていたので、オンタイム視聴時には正直何が起きているのかサッパリ。ましてやこれがトドメの一撃だったなんて思い付きもしません。

そのまま舞台裏へ戻った未央は、デビューライブを無事に終えて感激の涙を浮かべるラブライカ組を俯いたままスルー。もはやクドいほど明暗を強調してきます。続いて笑顔で迎える美嘉姉ちゃん&待機組も無言でスルーし一直線に搬入口へ。そんな未央をボーゼンと見守るしかないみなさんの胸中が痛いほどわかります。私もそうでしたから。

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「お客さんめちゃくちゃ少ないじゃん! なんで!?」
「前のライブと全然違うじゃん!」
「すっごいライブやるからって友達に言ったのに、早く来ないと良い場所取れないからって、私馬鹿みたいじゃん!」
「もっともっと、前のステージみたいに盛り上がると思ったのに!」

「つまり、あの時に比べて盛り上がりが足りないと?」
「いいえ、今日の結果は当然のものです」

強烈な成功体験による勘違いからの墜落。アイドルの卵にしては相当幼稚な勘違いと思うものの百歩譲って良しとして、また絶望のトリガーを引いたのが「クラスメイトに吹聴した手前のバツの悪さ」ってのも未央のプライドチキンっぷりを考慮すればまあアリかもしれない。オチを知った上で今回を見直すと、結果に至る前振りがいちいち細かく描かれていて、明暗を分けるラブライカ組との対比も効き、なるほどここまでの流れは上手く作り込まれていたと思いますが――

「ひどいよ…なんで…私がリーダーだったから!?」
「もういいよ! 私アイドル辞める!」

あの状態の女の子に言葉を削りまくった正論をぶつけたところで通るはずがないのは重々承知の上で、またそれを「リーダー不適格の烙印」と異次元勘違いしたとして、しかしどれほど思考がフットーしていても今回そのヒトコトだけは絶対に言っては(使っては)ならなかった。それはつまり未央のアイドルへの思いの薄さに直結し、一生懸命頑張っている他キャラへの愚弄に他ならないのだから。また前回からの流れを考えれば、あの華やかなステージに立ちたくて立ちたくてカフェに籠城までした子の叫びを忘れたのか? あの叫びは未央のココロに何も残さなかったのか? とも思ってしまうわけで、その上でエールを受けた者が前回の今回で「辞める」なんて口にするとはアイドル以前に人の道を外れているように思える。

逆に言うとそれほど無理無理な流れは「P氏に対して『辞める』と言う」→「トラウマスイッチオン」というシナリオの都合を浮き彫りにしてしまった。なので前回みくの籠城騒ぎは甘ちゃん未央へのカウンターアタックの仕込み、今回偶然(笑)にも会場に来られなかったみくがこの顛末を知って…みたいな流れまで透けて見え、凛に睨まれガラスのヒールが折れる絶望的な引きすらも作品全体の「作り物臭・茶番臭」を一気に強める材料にしか見えなくなってしまった。言うなれば「辞める」のヒトコトは、私を「シンデレラガールズ」という作品世界へ引き込んでいた魔法を解いてしまったのです。

そもそも主役であるはずのアイドルたちをP氏描写の舞台装置にしてしまうなんて本末転倒の極めで、確かに「アイドル周辺の大人の成長を描く」というのも興味深いお話ではあるものの、それは肝心のアイドルをヨゴレ役にしてまで描く事なのか? ってのが正直なところ。率直に言って「アイドルアニメ」としておかしな方向へフルスロットルな感があります。

    

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