2015-03-15(Sun)

プリパラ #36 ファルル、目覚めるでちゅーっ!!

プリパラには、プリズムボイスには、ライブには力がある! 

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届け、ファルルの心へ。

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プリチケをパキった途端止まってしまったファルル。倒れた体を唖然と囲みながらも即座に「人工呼吸を!」「自動体外式除細動器を!」と対処を叫ぶみれぃ&シオンはさすが頭脳派か。ところが傍に寄り添うユニコンは「ファルルはボーカルドールだから無駄」と涙し、次の瞬間えらい剣幕でらぁらたちを追い払って動かぬファルルに語りかけます。

「だからあたち止めたでちゅ。友達なんていらないって」
「あたちだってファルルの友達になりたかった…でも我慢してたでちゅ」
「やっぱりこうなってしまったでちゅ…」

なるほどユニコンはこの結末を予感していたため「友達禁止」を唱え続けていたのでした。それはおそらく同じ言葉を常々自分にも言い聞かせていたのでしょう。誕生から立ち会い、日増しに知恵を付けていくファルルと共に過ごした日々は、プリンセスコーデ云々の計略を越えた感情をユニコンの中に生み出したとしても何ら不思議ではありません。というか気持ちの繋がりは友達どころか母子同然だったような気がします。しかしその気持ちを表にしたらきっと「大変な事」になってしまうと察し、あえて事務的にマネージャ/教育係として接してきた。そんな経緯があってこそ止まってしまったファルルを前にようやく本心を表したユニコンの涙はスタート数分で私の涙腺を刺激して止みません。ちょろい。

一方追い払われたSoLaMi Dressingのみなさんはどうしてよいやら五里霧中。ってな所へ現れためが兄ぃ&めが姉ぇはこの騒ぎを一瞥し「遅かったようですね」と冷静にお約束セリフを語り、続けてデータ解析の結果をおしらせ。曰く――

「ファルルさんはプリチケをパキってはならないという事です」

まあそんな事は見れば判る(笑)ので、当然浮かぶ疑問「何故パキってはいけないの!?」についてめが兄ぃさんによる説明に続きます。と思ったら

「めが兄ぃ ホログラメーション!」

指パッチンでプリパラ内の照明が落ち、続くキメポーズ&技コール(笑)にてトレードマークのメガネがピカッ!と光ると、プリパラTVビルの壁面をスクリーン代わりとしたプロジェクター投射! シリアスな場面でいきなり始まっためが兄ぃ劇場には戸惑うやら腹抱えるやら。凄いなプリパラ。

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そのスクリーンにてついに明らかにされたファルルの正体は「輝くアイドルになりたい気持ち」の集合体との事でした。誰が作った?とか、何の目的で作られた?とか、記憶システム云々の予想ばかりしていた所で本作の基本テーマである「アイドルへの憧れ」を原点としたネタバラシは本気で目からウロコが落ちました。そう、本作はおっさんが大好きな「SF」ではないのです。理屈ばかりに囚われてこういう方向へ考えが至らなかったのはホント頭が固くなってる証拠か。ううむ。やられた。

「やるはずのない事をやってしまったのです」

「アイドルへの憧れ」の集合体であるファルルがそれ以外の事に興味を持ってしまった。ファンではなく友達が欲しいと思ってしまった。そして友情の象徴である「トモチケ」をパキった瞬間ファルルの自我が確定し、と同時に動作が停止した。なるほど。

「どうしよう、私のせい…私がファルルを!?」

ファルルと友達になりたい。会う度に仲を深め、最近ではプリパスを通じて楽しい会話を弾ませ、いよいよ仲良しになってきた矢先に起きた衝撃の別れ。私と知り合わなければ、私が友達になりたいと思わなければ、「パキろう!」と言わなければこんな事にならなかった? らぁらはそう考えて自分を責めてしまうわけですが…そこでめが兄ぃさんの暖かいフォロー「ファルルさんが望んだ事です」が男前すぎて惚れる。パキったらどうなるか?を薄々気付いていながら、それでもファルルはらぁらと友達になる事を望んだ。命と引き替えにしても友達の証が欲しかった。動き始めた自我・友達が欲しい気持ちは誰にも止められなかった。

らぁらは頼みの綱のめが兄ぃへ縋り付いて救いを乞うも……こんな顔で縋り付かれたら誰しもどうにかしてあげたいと思うでしょうが……めが兄ぃもめが姉ぇも解決法は思いつかず、事態は解決の糸口すら見えないまま。この二人が判らなければシステム的にはお手上げっぽい。

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「私のプリズムボイスがキラキラしてて好きだって…」

らぁらはファルルとの出会った時の事を思い起こして涙の横顔、すると解決法が浮かばず俯いていた頭脳派二人に電撃が走り…心の奧まで届くプリズムボイスの力を使えばきっと今のファルルにも届くはず。

「プリパラには、プリズムボイスには、ライブには力がある!」

声が大きい事を悩んでいたらぁらはプリパラのライブを経験した事で自分を認め、友達ができ、勇気をあげられ、憧れていた人とチームを組め、そして奇跡も起こせた。そんな数々の経験からライブの力を実感してきたらぁらは次なる奇跡を信じ、瞳に輝きを取り戻し、拳を握り締め、そして立ち上がった。ベタながらアツい!

一方動かぬファルルの世話を焼き、母親のように語りかけるユニコン。しかしもちろんファルルは眠ったまま何も応えてくれません。そんな辛い現実に慟哭するユニコンが辛くて見てらんない、と思ったら。

「あ?」

呼び掛ける声に慟哭をピタリと止め(笑)、振り返った先にはパラダイスコーデのSoLaMi Dressingが揃い立ち、らぁら気合いのアップでAパート引き。ここは何しろ本気慟哭からの「あ?」が凄かった。あの一瞬でしんみり空気を一拭してしまう芝居には感動すら覚えます。

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「私たちがファルルを目覚めさせる事できるかもしれない!」
「プリズムボイスには力があるから」

先のとおり奇跡を信じて打開策を語るらぁら。対するユニコンは一瞬の期待の表情を浮かべるも厳しい現実を叩き付け――

「マスコットはプリズムボイスを聞き分けるでちゅ」
「らぁらのプリズムボイスじゃ100万年早いでちゅ」
「調子に乗るなでちゅ!」

プリズムボイスなら何でも良いという訳ではなく、らぁらのボイスはまだまだその域に達していなかった。期待させた分だけ怒りも大きく、ユニコンは大憤怒の末に蹴散らしてしまいます。あらら。一方追い立てられて逃げたらぁらはそれでも諦めない負けない。自分には他にできる事がない。力が足りないならもっと頑張って、ライブで輝けるようにもっともっと頑張ってプリズムボイスの力を強めるしかない。

「頑張るかしこまっ☆」

仲間たちの力強い後押しを受け、プリズムボイスを強化すべくらぁら特訓の日々が始まります。

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ここから暫し止め絵パッパで特訓描写をチラチラと。学校から帰るや稲やカバンを放ってプリパラへ走り、積極的にソロライブを重ねるらぁら。その間みれぃ&そふぃもライブを重ね、Dressing Pafeの三人も気合いのライブをイゴ! イェイ! あはっ! みれぃ&そふぃのライブは止め絵一発ではあまりに惜しい。1期はもう無理としても2期ではぜひCGで見せてほしいところです。そしてここはドロシーがいつになくセクシーMAXでした(笑

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一方ユニコンは目覚めぬファルルをどうにかして起こそうとたくさんの目覚ましを鳴らし銅鑼を叩くも当然起きず。

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鳴らしてダメなら念じてみな、ってな勢いで定子を始めとした親衛隊の面々が集団祈祷、そしてちゃん子ちゃんさんによる四股踏み、さらにユニコンは寒中水垢離…アツい展開の真っ最中にこういうカットを入れちゃう辺りやっぱりプリパラはどこかおかしい(笑。ファルルを起こすための四股をファルルの中の人が演じているってのもなかなかシュールではあります。そういや放送初期にはちゃん子ちゃんさん=ファルルみたいな予想もあったっけなあ(遠い目

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その後もらぁらはライブを続け、自宅に戻っても発声練習を続け…夜の大声で部屋を訪れたのんちゃんは苦情かと思いきや素直に応援してくれたりホントどんだけいい子なのかと。SoLaMi Dressing メンバーも各自で発声練習、いきなりのドロシー&レオナ風呂シーンはやっぱりアヒルのオモチャが(お約束。ていうか一緒に入ってんのか! そふぃは自宅に帰ってもクラゲにならず一生懸命声を張り、コスモさんはそんな成長した妹を暖かく見守っています。ほっこり。

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そしてらぁら渾身のソロライブへ。曲は前回と同じ「Love friend style」ですが今回はらぁらソロver.で、歌詞は二番のようです。CGライブ初のらぁらソロに感涙スイッチが入った途端、ハロウィンでの出会いがパッと入ってもうダメ。この編集はズルすぎる。この流れで泣くなという方がムリムリムッリー!ってものでしょう。

映像的にはイントロ頭サビパートは六人ver.マンマで、フォーメーションチェンジパートはファルルとの出会い&客席シーンに差し替えられ、歌入り後は前回と振り付けが全然違う! と思ったらどうやら六人ver.のソロ取りキャラ以外のメンバー共通振り付け(?)で通しているようです。なるほど。一番歌詞に合わせたソロ回し振り付けは二番を歌うソロver.には合いませんし、何しろパッと見 前回と全く違った振り付けはかなり効果的でした。六人ver.の映像ではソロ取りキャラをパッと抜いていて、つまり周囲の振り付けをほとんど見せなかったのも効いてます。この仕掛けは上手かった。

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「ファルルに届けーっ!」

そういやCGライブ初のらぁらソロなので一人でのメイキングドラマ入りキメも初めてなんですね。そこからのドラマは今や見慣れた「ときめき プレゼントフォーユー」でしたが、ファルルへの思いが溢れたナレーション→眠るファルルのカットが効いて結構クるものがありました。ああズルい。サイリウムチェンジ後も大盛り上がりでライブを締め、客席のみなさんや仲間たちも笑顔満開です。しかし一緒に見ていたクマ&ウサギは何故か沈み顔で、さらにユニコンは悲しげな表情で涙を浮かべ会場を去ってしまいます。うわあ。

その後 楽屋へ戻ったらぁらを笑顔で迎える仲間たち。ファルルを目覚めさせるべく口々に気合いを入れ、円陣組んで「えい! えい! かしこまっ☆」…の片隅で何も言えず立ち尽くすクマ&ウサギ、そして――

「あんなじゃ無理でちゅ…ファルル…」

ここまで来て何と容赦が無い。そんな現実など露知らず大盛り笑顔で勝ち鬨を上げるらぁらたちの空回り感が凄まじすぎて見てらんない。きっつー。まあ十中八九奇跡が起きるとは思いますがプリティーリズムの系譜と考えると楽観も出来ず、ココロをザワザワさせる引きにまんまと乗せられてしまってる感じ(笑。さて無邪気な眠り姫は残り2話で目を覚ましてくれますか、そして物語のラストは? いろいろ気になる大詰めです。

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No title

めが兄ぃの躍動やらぁら達の奮闘努力を前面に出してはいますが、やはり今回はサブタイが示すようにユニコンが主役だったのではと思います。
あそこまで率直に本心を吐露し、号泣するとは思いませんでした。大谷さんの演技力の深さを感じたような気がしました。
今回は、愛する存在を失ったも同然のユニコンの深刻さを、随所に見せるギャグでどうにかカバーしたようにすら思えます。あまり深刻にしすぎないという意味で、今回の脚本はこれでよかったのかもしれません。

No title

ユニコンの声が前から好きだったのですが、今回はまさにユニコン独壇場って感じだったかも。相当キツイ話になりそうなところを、マスコットとしてのかわいい感じを殺さずに、見せ場でしっかり悲しみの感情を伝えてましったね。さらに終始重苦しい感じにさせずうまく転調するのも上手かった。さすがベテランマスコット声優ですね(なんですよね?)。

2話前の話ですごく良かったのは、妹とか、家族とか、ファルルには絶対に手に入らないものの存在を直観的に気付いてそれに憧れてるってところですよね。普通のファンや友達を越えた自分を象ってくれる決定的な存在みたいなものがファルルには欠けていて、それを求めようとすることを通じて、はじめて友達も含めて他人の存在に気付いて行くって描写にとても説得力があったんですよ。
その意味で、おっしゃる通りユニコンって友達どころか母親なんですよね。今回の目覚まし時計とか行水とか、(大谷さんの声だから何とかなってたものの)普通に考えて重すぎだし、友情どころか愛ですよね。甦ったファルルがユニコンを「お母さん」と呼んだら、ちょっと画面を正視し続けられるか自信がないですね(笑)

プリパラ、普段はわちゃわちゃやってる印象ですが、キーになる話ではそれぞれ重いものをぶっこんで、しかもきっちりうまく解決してるなあと感じています。ソラミ結成、シュガー&ひめかの再開も良かったですが、ファルルのエピソードもうまくオチが着くといいなあ。

ファルルとパキって終了かと思いきやこの展開だったからずっしり来ますね・・・
どうしても曲数の少ない今作だけども今回のようなものは使い回しとは違うので新鮮に、かつ展開にリンクしたもので素晴らしいと思います

今回はこの先ファルルが目覚めたらどうなるのか、が一番気になりました
元々たくさんの人の意志の象徴の「人形」だったものが自我を持ち人形ではなくなり、仮想(人形)と現実(人間)の境のような存在に
人形のようで、人間のようで、人の意志の象徴、と並べるとかなり妄想じみているかもしれませんが・・・その、神(神アイドルではなく)みたいじゃないでしょうか
自分でもなに考えてんだって思いますがゲームのcmとかで出てるアレや世界を統べる者云々の件についてそこそこ合点がいってしまうものでもう頭が止まりません
まあさすがにそこまでは行かないでしょうけど想いの集合体という設定が設定なのでファルルがより高次の存在になって別れてしまう、みたいなオチはそこそこありそうな気がします(RLのオチに似ているかもしれませんが)

今期ED

ファルルの存在って何気にEDの歌詞そのものな気がします
「仮想(バーチャル)が現実(リアル)へ 空想を飛び越え夢が現実に変わる」

れすれす

>適当にフォローさん
大谷さんの演技力には圧倒されました。鼻持ちならないマスコットがついに見せた本心を余すところ無く表現してくれた感じ。今回プロットをプリティーリズムでやったらズンドコ全開でしょうけど、そこはプリパラらしくコメディ色を強めて作風とのバランスを取っていました。まあその結果祈祷やら四股やらトンデモ映像がばんばん出てくる事になっちゃうわけですが(笑

>tamanoさん
ユニコンの大谷さんは何せポケモンのピカチュウ、幼女向けアニメの雄「プリキュア」でもスマイルでキャンディを演じたクラスですから。この重要な役回りを任せるに十二分な実力者だと思います。というか実際そうでしたし。そんなユニコンのファルルへの思いはこれまでもチラチラ窺わせていたとおり「母親」そのもので、止まった事でついに枷が外れた本心吐露は見ていてじつに辛かったです。コメディシーンが無ければオトナでも耐えきれなかったかも。目覚めたファルルの第一声は…私的にはもう何が来ても画面が歪んで大変な事になりそうです。

>通りすがりさん
今回のソロライブは前回の六人バージョンがあってこその効果だったと思います。限られた曲数を効果的に使った好例でしょう。「神とは意思(魂)の集合体」という考え方は確かにあって、その考え方だとファルルはまさに生まれた時から神(神アイドル)を運命付けられた存在で、通常は自我を持たない概念的存在(らぁらと出合う前のファルル)が自我を持ってしまった事でどう変革するのか? 意思の集合体であるプリパラの神は天(プリズムワールド)へ昇り、そこから溢れ出した「意志を持つ生命の泡」は使徒として地上に降り…なんて考え始めると止まりませんね。というか何やらエヴァンゲリオンを考察していた頃を思い出してしまいました。

>大空お天気さん
ED歌詞どおりとするとまさに上記のインチキ考察(笑)がドンズバぽい?
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