2015-04-11(Sat)

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS #13 It's about time to become Cinderella girls!

そろそろシンデレラになる時間です。

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怒濤のアクシデントを乗り越えて1クール区切りへ。

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あっという間に時間が過ぎて今回のファーストカットは先から話題のフェス開催直前の現場風景から。「346 IDOL Summer FES」と大書されたゲートを続々とくぐるファンたち、会場にはグッズ売り場のテントが並び、まっ青な空に入道雲、短い影、暑苦しい蝉の声などなど真夏のフェスの雰囲気が再現された映像は見るからに暑い。

グッズ売り場のタペストリーを見ると第1話OPを飾った1軍(?)のみなさんがメインっぽく、デビュー間も無いCP組とのアイドルランク差をしみじみ感じさせます。とはいえアニメオンリーの私としては美嘉姉ちゃん・センターのダジャレの人・TV番組の司会をやってた二人くらいしか記憶に残っていないため、既存ファンはニヤマリであろう1軍の描写(このタペストリー、後の円陣シーンや舞台裏描写)もほぼポカーン。まあそういったシーンは既存ファンへのサービスみたいなものでしょうから本筋に絡まない限り特に気にせず。何か一人凄い格好してた子がいたけど(笑

さて本編冒頭から暫し新田リーダーの奮闘カットを重ねて急展開への前振り。楽屋での最終打ち合わせではホワイトボードの前に立って仕切り、機材テントに移動した後もメンバーの声を聞いては忙しく駆け回り、ってな様子をアナスタシアが心配するのも道理であります。ただ一人これだけ判りやすく駆け回られたらどう見ても過労ダウンのフラグ乱立なれど、逆にまさかこのヤマ場でそんなド直球な仕込みなんてしないだろう? このフラグをもう一捻りして思いもよらないトラブルの鍵にするのかな? とも考えていました。言うまでもなく結局ド直球でしたが。

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「それじゃあ円陣組んでエンジン掛けましょう!」

暑いテントを一気に冷ます、ここ一番でのダジャレに対する周囲のリアクションが微妙というか絶妙というか。アニメ組としてはよう判らん1軍キャラのリアクションリレーよりもライブ作画にリソースを回してもらったほうが正直喜ばしいんですけどね。これら先輩方は新人育成にもっと絡んでくるかと思ったけれど美嘉姉ちゃん以外ほぼノータッチで、ほぼ賑やかし程度にしか扱われなかったのは残念。件のダジャレに固まるCP組の中でよほど寒かったのかネコ目で固まるみくがかわいい(笑。新田さんだけややウケしてるのは年齢的な(以下自重

そこから仕切り直して円陣組んで意気を上げ、まずは1軍のライブスタート。曲が始まりダジャレ姉さんのアップからカメラがグッと引いて新規映像のライブ来る!? と思ったら――

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映像がいきなり壁のモニタに替わって1軍ライブ映像はここまで。そりゃそーか。そのモニタを様々な表情で眺めるみなさんをパッパと見せた後、不安に押し潰されてる智絵里を気遣って声出しに誘う新田リーダーをチラリ。このシーンの新田さんは一目で判るほど頬を紅くしていて、それは緊張による火照り?と思いきや、じつは「既に発熱が始まっていた」仕込みだったのですね。

そんなこんなで1軍のステージが進む中、出番が終わって楽屋で着替えの美嘉姉ちゃんが廊下の騒ぎに気付くヒトコマからシーンは救護室へ変わり――

「風邪ではないそうですが、極度の緊張で発熱が…」

フラグどおり新田リーダーが倒れて急転のシリアスへ突入。当然ながらステージへの出演を止められ、当然ながら新田リーダーは納得いかないけれど…唇を噛んで感情を抑え付けながらP氏の言葉を受け容れる一連は熱演が光りますが少々芝居が濃すぎた、というか芝居の濃さにバックグラウンドが追い付いていない感あり。何せ前回の今回というスピーディな展開なので新田リーダーのフェスに対する思いが刺さって来ず、濃いぃ芝居にイマイチ入り込めなかった。せめて間にもう一話あればなあ。

「アーニャちゃんには一人でも出てほしいんです! だってあんなに頑張ってきたのに…」

新田さん休場となればラブライカが成り立たない=アナスタシアも出られない。自分の事なら感情を抑えられても、事がアナスタシアに及ぶと我を忘れて叫んでしまう辺り新田さんの人柄が窺えます。手ぇ繋いで一緒に頑張ってきた仲間だけになおさら。

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というわけでみなさん揃った楽屋に移って新田さんの代役選びへ。え? 当日いきなり代役を立てる? この情況でどうしてもラブライカを出すならアナスタシアのソロで行くのが定石では? しかも全員が自分のユニット曲&全体曲で手一杯の中でいきなり代役なんてムリムリムッリーな話で、現にほぼ全員が代役を名乗り出る事は無く…って所で蘭子が前に出てきました。例の中二言語を途中で止めて弱々しい日本語で語る様子はいかにも必死さが伝わってきます(どんだけ切羽詰まっても中二言語を通した第8話&ナチュラルに日本語を喋っていた大縄飛びとの矛盾は忘れて)。そして蘭子の思いに打たれたアナスタシアはつかつかと歩み寄って手を取って代役ラブライカ結成の運びに。

――要するにOPでチラリと見せた「蘭子&アナスタシア」を実現させるための新田リーダー休場劇だったという事。ヤマ場ライブにトラブルは付き物で、新田さんの一件もそのお約束に則ったものかと思っていましたが、何てこたーない人気キャラ(なのでしょう?)の即席ユニットを見せるがための人身御供にされただけというオチ。ラブライカは第6話のデビューライブでも割を食ってしまい、今回トラブルはそのリベンジとして「新田さん&アナスタシア」の見せ場(発熱で一度降板するも出演順を調整してラス前ギリギリまで待つ→アーニャは新田さんへの心配とソロ登板の不安との葛藤に押し潰される→都合よく復活した新田さんがアーニャの手を握ってオンステージ→カンペキなラブライカを見せて大感涙、みたいな)を設けるためのものと読んでいたので、まあこの急造ラブライカに異を唱える気は無いけれど、これでは新田さんの扱いがあまりに気の毒すぎて先の熱演も余計気の毒になってしまった。というか全体曲では本当に都合よく復活しちゃうのだから笑えない。

さて代役ユニットが決まったところで動き出したみなさん。美嘉姉ちゃんは唇を噛む新田さんに静かに寄り添い、もちろん蘭子は曲を体に叩き込み、ネコロックはMC台本を修正し、全体曲では1人抜けたフォーメーションを全員で確認し、代役用に衣装を直し、そして一縷の望みを懸けた体温計は「38.7℃」を示して新田リーダーの休場が決定し、などなど変更対応に忙しく動く舞台裏を一通り見せた後いよいよCP組の出番が来ました。

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出撃前の舞台裏に集まったみなさんの中で急造ラブライカは緊張の色を隠せず、ってな二人に笑顔を戻したのは子供ズのくすぐり攻撃でした。初めての大舞台を前に全員が緊張している場面にて、それを上回る降って湧いたピンチ(及びその当事者の緊張)が全体の緊張緩和に作用し、ひいては結束強化にも繋がるってのはよくあるパターンなれど、こういうヒトコマは見ているこっちも救われてホッと一息な気分。美形二人には珍しい崩し顔も良し良し(笑。未央に続いて気合いを送る智絵里へ「智絵里ちゃんは大事に持ってて!」は思わずほっこり。

そんなこんなで始まったCP組ライブは蘭子のライブから。短いながらも髪の揺れや腕のアクションなどさすが気合いが入ってます。凄い美人。そんな中継映像に救護室の新田リーダーは真剣な眼差しを送り…この情況でも心はライブに参加しているのでしょうね。ああ辛い。蘭子ステージのキメは止め絵でしたがこちらもキャラ本人&原画の気合いが伝わってくる出来でまあ満足。何せ数が多いため各ユニットの持ち時間は限られるだろうけど、さすが見せ場だけにこれまで各話EDで止め絵しか無かったユニットも蘭子に続いて気合いのライブを見せてくれるはず! と期待してたんですよ。割りと本気で。

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ソロのライブを終えて掃けた蘭子と入れ替わったMCネコロックが会場を盛り上げ、その裏側で蘭子はラブライカへの早替わりを急いでいました。普通この情況だったらラブライカの出順を遅らせて衣装替え諸々の時間を稼ぐでしょうに何と気が利かないタイムテーブルか。おそらくこの早替わりを見せたい=緊張感の演出とは思いますが、タダでさえ急造ユニットで余裕がないのにこの急かしは冷静に見ると結構な無茶振りです。さらに言ってしまえばラブライカの出番を全体曲直前まで伸ばしてしまうと新田さん復活が果てしなく茶番になってしまうが故に巻かれたのでしょうけれど。

きらりのさりげない気遣いが光る早替わりのヒトコマから手を繋いでステージへ上がる急造ラブライカ。ベッド上で手をギュッと握る新田さんと合わせてこの演出はラブライカの真骨頂でありましょう。そこから始まったライブステージは第6話の新田さんをトレスしたが如くカンペキな振り付けで、しかしイントロ途中でカメラは客席へ向き、歌入りの次の瞬間カメラは舞台裏へ。あらら。

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「あんたの仲間が頑張ってるんだから大丈夫!」
「はいっ!」

不安な表情でモニタ画面を見つめる新田さんへ美嘉姉ちゃんの心強いヒトコト。思えば新田リーダーは同じ立場(現場のアイドル)で頼れる相手がいなかったため一人で突っ走って自爆してしまった、つまりこの時点で美嘉姉ちゃんがその存在となり、過度な緊張が解け、また代役ユニットの成功を見届けられた事もあって容態が劇的に落ち着いた…と妄想気味解釈をしておこう。そのくらい寛容に見ないと新田リーダーが気の毒すぎて。

さて一難去ってまた一難。無事にステージを終えたアナスタシアの手に雨粒が落ち、ふと空を見上げると先ほどまでギンギラの日差しを注いでいた空は暗い雲が走り、フェス会場はあっという間に土砂降りの雨に襲われ、そして雷光一閃ドカーン!と落雷から会場は停電という絵に描いたようなステージトラブルが発生。ヤマ場ライブにトラブルは付き物とはいえ、こうも次から次へと起こるとつい笑ってしまいます。日頃の行いが悪いのか。

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「私たちみんなが、それぞれに、今できる事を、全力で精一杯やるしかない!」

ほどなく電源は復旧し豪雨も落ち着いて再開の目途が立つも、未だ止まない雨を見上げて意気消沈の智絵里…みんなのテンションも下げちゃってゴメンナサイ、気が利かなくてゴメンナサイ、新田さんが倒れた時も何もできず、せめて自分がやれる事を、などなど自省しまくる智絵里をきっかけに意思統一を果たすみなさん。逆境への開き直りが各々の意気・結束を強めるってのもまたこのテの展開の定石であります。それにしても卯月は毎度「ガンバリマス!」しか言わないね。クール前半での天使っぷりが嘘のように空気化しちゃった感じ。

などと意気を上げるアイドルたちの一方でステージ整備のP氏は客席の現状に愕然。まああれだけ思いっきり豪雨+落雷では避難しないと危険が危ない。しかも今回フェス客のほとんどは1軍アイドルのファンでしょうし、ライブ再開のアナウンスがあっても「CP組のライブならまだ雨降ってるしいいか」くらいのモノだったかも? 状況的にはアニマス13話の逆パターンと言えるかもしれない。

「あの…じつは…まだお客様が戻りきっていなくて…驚くかもしれません」

毎度寡黙なP氏が珍しく自発的に状況説明してきたのは例の一件による学習結果か。また「盛り上がりが少ない!」って拗ねられたら困りますし(笑。ところが今回の未央は何があったか「もう逃げない、見てくれる人みんなを笑顔にする!」と突然マトモな事を言い出して何事かと。第7話での解決(?)以降何も心境変化イベントが描かれないまま、というか事件以降何事も無かったように元々のお調子者を通し、現に前回の合宿でも「楽しめなかった事をリベンジ」と自己中丸出しの事を言っていた、つまり以前と何も変わっていなかった子が突然そんな殊勝な事を言ってもセリフだけの取って付けにしか見えない。逆にその境地に至る下地がきっちり描かれていたなら今回のこれは名シーンの一つになり得たでしょうし、後のファンレターを含めて未央の成長がきっちり刻まれれば2クール目での活躍を素直に期待できたと思うだけに残念。ついでに言うと脇から覗く凛&卯月も、第7話以降ほぼ変化が見られないままここに来ていきなり「NG組の絆」みたいな顔をされてもポカーンとするしか。作品の顔となるはずの三人、第1話・3話の出来もあってシリーズ当初はこの三人の活躍を大いに期待したものですが、まさかこんなビミョーな気分で区切りを迎える事になるとは。

「チョコ! レイ! トォー!」

迷いを振り切った清々しく強い表情で手を繋いだ三人がステージへ飛び出して行く一連は絵面・演出ともにNG組のリスタートを強く意識させるものでした。それだけに本編描写とのギャップがじつに惜しまれます。

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ステージに飛び出した三人は歯抜けの客席を前にしてももう迷いません。全力笑顔を弾けさせ元気いっぱい出の挨拶をする三人を見たら、至る経緯の不満はとりあえず置いといて反射的に画面が滲んでしまった(ちょろい。そしてNG組デビュー曲「できたて Evo! Revo! Generation!」がようやくTV画面にて披露されます。

未だ止まぬ雨粒を散らしながらのライブムービーはさすがここまで溜めただけあって気合いマシマシ、歌詞に合わせた振り付けを左右のカメラに振って見せるカット割りはいかにもアイマス映像っぽい…と思ったらすぐに客席&舞台裏に変わっちゃってあらら。ステージの三人とそれを見守る人々を交互に映し、NG組の頑張りが人々に伝わっていく演出はなかなかの臨場感ではありましたが、ちょっと細切れすぎて曲自体にあまり乗れず残念だったり。せめてAメロくらいは通しで見たかった。サビキメのジャンプを第3話でのアイドルの喜びを刻んだカットにダブらせる演出もニクい。まさにNG組の再出発を象徴するような瞬間でした。苦手だったターンをクルッとキメた卯月の笑顔も良し良し。

パッパッパとポーズをキメて曲を終えると、三人はいつしか大入り・大盛り上がりの客席を眺めて笑顔を溢れさせ…精一杯やりきった充実感&それが報われた喜びの表情はNG組が本当の第一歩を踏み出した現れだった気がする。リベンジ達成を救護室から見届けた美嘉姉ちゃんも感無量だったでしょう。おっさんはこういうのに弱い。

出番を終えて袖に引っ込んだNG組は次の出番のCI組へバトンタッチ。ここは戦隊ヒーローの引き継ぎみたいなクールなハイタッチが無駄にかっこよかった(笑

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続く各ユニットのライブは期待叶わず止め絵パッパであっさり終了。各々担当回でも止め絵オンリーだったため、今回フェスでは少しでも動くライブ映像を期待していたのですが…これが人気格差か。現実は厳しい。

そんなこんなで早送りライブを終えたネコロックが袖に戻ってくると意味深な笑顔を浮かべた美嘉姉ちゃんとすれ違い、すると舞台裏には全体曲の衣装に着替えた新田さんが立っていました。まあこのご都合復活についてはさんざツッコんだのでもうよろしい。むしろご都合シナリオの犠牲になった新田さんが気の毒すぎてツッコミ心が萎えてしまった。

メンバー全員揃った所で全体曲への円陣を組み、リーダーの声を待つみなさん。しかし新田リーダーは本番前に倒れた事を理由に「リーダー失格」の烙印を自らに押し、すると――

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「みなみん! みんな待ってたよ!」

みなさん揃って掛け声を待つも新田さんは一歩を踏み出せません。ってな所でアナスタシア&蘭子が左右から手をギュッと握り、それはいつしかメンバー全員の輪に広がり、全員から勇気をもらった新田さんはついに顔を上げて気合一発掛け声を叫ぶ。という段取りを踏んだ円陣シーンは「手を繋ぐ」ことの意味合いがきちんと描かれてきたゆえの説得力もあり、ご都合復活を何となく受け容れてさせてしまう勢いがありました。展開の下地作りがいかに大切か判るヒトコマと言えましょう。

シンデレラの靴を強調する円陣での踏み込みは雰囲気アリアリでしたが、どっかで見た気が…と思ったら某I-1の円陣か(笑。というわけでCP組のメインイベント、1クール目終盤を飾る全体曲ライブのステージへレッツイゴー!

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始まったCP全体曲は新曲の「GOIN'!!!」。曲始まりでぴょんぴょん跳ねる莉嘉のアクションがまずかわいい。というか莉嘉のカットは総じてかわいい。本編からライブから莉嘉の作画には何か執念じみたものを感じます(褒め言葉。続いて髪を靡かせクルッとターンするきらりに魅入り、そこから腕を突き上げてタイトルINの流れは一気に気分が盛り上がります。じつにアイマスのライブっぽい。

歌に入ると2~3人単位の持ち回りでステージの様子が描かれていきます。ふと気付くと莉嘉とみくばかりキャプってしまうため厳選厳選、というくらいこの二人の作画は群を抜いて綺麗&動いていた感じ。本編からライブからみくの作画には何か執(以下同文。「TENSIONも~EMOTIONも~Hey! Hey!」でソロアップの蘭子からグッと引いてラブライカ組と合流するカットは本編描写も相まってテンション上げ上げ。もうこの三人で組んじゃえばいいのに(笑

「ワン! ツー! スリー! フォー!」のコールと共にサビへ入るとステージに並ぶメンバー全体を長回しの回り込みで描写。ここはかなりの迫力ショットでしたが、全体のフォーメーションが判るカットがここだけだったのは少々寂しかったかもしれない。総勢14人のステージ全景を2D作画でグリグリ動かすのはさすがに死人が出そうではありますが、キャプ画像を見たとおりほとんどがウエストショットの正面アイレベルアングルで2~3人ずつ映すカットの連続なので、せっかくの全体曲なのに全体のフォーメーションがよく判らないのは残念だったかも。カメラアングルも単調と言えば単調で、キャラのフルショットはおろか足のステップすらほとんど映らないのは少々寂しい。そんな中で全身ジャンプからグルッと捻って振り付けを渡す莉嘉センター→新田さんセンターのカットはやはりグッと魅入ってしまう。ってやっぱり凝ったカットは莉嘉きらり絡みか(笑

自由自在にカメラが動く3DCGライブムービーを日頃から見慣れているせいか全体カットだけでも3DCGを投入すれば…とつい思ってしまうけれど、アイマスアニメのライブムービーにそれは似合わないとも思ったりして難しい。まあ第3話で映した美嘉姉ちゃんライブの印象と同様、今どきの「アイドルアニメ」としては少々旧世代っぽい映像ながら、「アイマスアニメ」としては2D作画への拘りが正解なのかも。劇場版での3DCGMIXも決して上手くいったとは思えませんでしたし。

そんなこんなで全体曲のステージは無事フィニッシュを迎え、満員の客席で揺れるサイリウムにメンバーはキラキラの笑顔で応え…感涙を抑えられない新田さんのカットはさすがにクるものがありました。ちょろい。

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フェスが終わって関係者口から出てきた二人の会話「凛と同じ中学だった」はいかにも意味深。続いてチラリと映した謎の怪しい横顔もまた2期への振りかな? これらキャラがどう動くのか3ヶ月後の再開を楽しみにしておきます。

「ファンレターです。それと会場で配布していたアンケートです」

シンデレラの靴を脱いで素足で休むアイドルたち。夢の時間が終わって素の女の子に戻った彼女たち――これは第1話OPでの彼女たちと対になっていて面白い――へ届けられたのは今フェスに集まったファンからの声でした。それを見た卯月の「アイドルみたいですね」というナチュラルなボケは、ライブを終えて夢と現実の狭間にいる彼女たちの立ち位置を素直に示した言葉なのかも。続いて「アイドルだよ!」のツッコミからファンの声を読み耽って現実を認識する、みたいな。

「アイドル、辞めなくてよかった」

失敗だと思い込んでいた池袋ライブで自分たちに興味を持ってくれた人がいた。P氏が見せた写真である程度は判っていてもやはりナマの声の説得力は格段で、しかも池袋をきっかけにフェスに来て「楽しかった!」「来てよかった!」とまで言ってもらえた。逆境にめげず頑張れた今回ライブの支え「見てくれる人みんなを笑顔にする」という思いがきちんと伝わった、今度こそお客さんに目一杯楽しんでもらえた。悔いが残った池袋ライブのリベンジをついに果たし、アイドルという仕事の魅力を実感し感激する未央の涙は美しかった。

――と言いたい所ですが。池袋騒動以降何の成長描写も見られず自己中なお調子者マンマだった事はとりあえず置いといて、仮にその間心が折れそうなほど客が少ないイベントでも一生懸命笑顔を向けて歌い続け、ファンの声が届かなくても(手応えが無くても)走り続け、そこで今回ファンの声を初めて知って「辞めなくてよかった」となればその破壊力は想像を絶し、未央株爆上げで1クールを締められたでしょう。第7話終了時点では当然そういう描写を多少なりとも入れ込んでいくと思っていましたし。逆にそういった下地(背景)無しにいきなり良い話に持っていこうとしても取って付け感が強すぎてシラけるだけ。それどころか池袋以来1度もファンと触れ合ってないの?と要らんツッコミまで呼んでしまう。今回だけに限れば未央の心境は理解でき、至る経緯への不満はさておき思わずウルッと来てしまったほど絵面・演技・演出が光っていただけに余計惜しく思えた。

続く背伸び凛の素足カットは「10cmヒールの世界をまた見たい」つまりアイドルへの思いがイマイチハッキリしなかった彼女の目覚めを表していたと解釈しときます。凛に関しては見た目はともかくキャラとして全然動いてくれないのでほとんど魅力が伝わって来ないまま1クール終わっちゃって残念。関係者口の二人と絡んで2期では動くかな。そして卯月は完全スルーのまま第1話冒頭シーンのネタバラシエピローグで1クール目の締め。なぜ卯月だけこんなぞんざいな扱いなのか…と思ったけど後半ではほぼ空気だったから仕方ないか。ううむ。

ファーストシーンとラストシーンを繋げてまとめた締めには思わずニヤマリではありますが、ではガラスの靴を拾った大男の事を誰も覚えていなかったってのはどういう? とも思ったりして。あれだけ特異な風体を一度見たらそうそう忘れる事も無かろうし、特に荷物を落としてしまったテイの卯月は少なくとも受け取りに行った時至近距離で対面しているはずで、ならば養成所のドアを開けて入って来た時「あの時の!」ってならないと不自然では? そもそも三人各々の当時の情況を話して「あの時の!」ってならないのも不思議でした。冬のライブ会場で既に「会っていた」と互いが認識すれば「運命だよ!」のセリフも綺麗にハマったと思う。ううむ。


デレマス1クール目の雑感は以前も書いたとおり「演出含む映像は好きだけどそれほど面白くなかった」ってのが正直なところ。クール後半は苦しい作画も頻繁に見られましたが全体を通せば安定傾向で、細部への拘りや空気感などの演出(及びそれらを生かせる作画)も良かったと思います。で「それほど面白くなかった」については、おそらく半分くらい私の自爆ではありました。というのも第1話レビューで宣言したとおり本作についてアニメ本編以外の情報を極力入れず、もちろん原作ゲーム関連の情報も全く入れないまま視聴に臨んでみた=この大人数キャラをアニメ本編だけでどこまで把握できるか? 背景も何も知らない初見のキャラがどれだけ惹き付けてくれるか? を試してみたのです。

結果、キャラを卯月と凛に絞って舞台背景を含めきっちり描かれていた第1話は物語の導入として非常によく出来ていて、これなら白紙でも楽しめそう? と思ったのも束の間…第2話でいきなり残りメンバーが一気に登場し、キャラ紹介もほとんど無いまま「知っている事前提」の如く話が進んで置いてけぼり。そして「何故アイドルになりたいのか?」「どんなアイドルを目指しているのか?」というアイドルアニメの根本部分にすらほぼ触れられずCP組の目標も示されないまま例のシリアスに突入し、かと思ったらあっさり解決し、何事も無かったようにCD販促のユニット展開が「既に結成された状態」でいきなり続く。もちろん各話各話に見せ場はあるのだけれど、キャラ背景がサッパな状態のため相当妄想を逞しくしないと動きを把握できず、全てがオミット気味な筋立ては画面情報だけだと唐突な取って付けにしか見えず、作品世界(キャラクター)に入り込めないまま1クールを終えてしまった。作品世界に入り込めないものだから世界を外から冷静に眺めてしまい、結果的にストーリーの穴やご都合がよりクリアに感じられてさらに冷めてしまうという悪循環もありました。各話総じてひと言意思表示をすれば済むようなトラブルばかりだったのもシラけてしまう一因で、トラブル自体に面白味がない=解決の感動もないというこれまた悪循環。結局ストーリー含めて楽しめたのは第3話第5話くらいか。他話数は絵面や演出を眺めてる分にはそれなりに楽しかったけれどお話として心に残った点はほとんど浮かばない。ってのがアニメオンリーを通した末の正直なところ。

と言った所で「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS」の1クール目は終了。とりあえずお疲れさまでした。続く第14話以降(2nd season)は7月17日(金)から再開です。

         

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No title

12話の時点で明らかに曲が違うのに全体曲が
Star!!だと誤認していた方に聴くのも酷だと思いますが。

>常日頃から描かれ続けてきた杏&きらりの間柄、「仲間」や「友達」を越えたほとんど介護-被介護の関係性は何だったのか。その関係性に加えてボディサイズや表層描写のコントラストも正式にユニットを組む事で面白く作用すると思っていたのですが。

この文章を書いた当初はどの様な事を考えていたのか
ご教授下さい。
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