2015-05-01(Fri)
アイカツ! #131 輝きのダンシングディーヴァ
クールに踊りクールに歌う。

踊る歌姫 ダンシングディーヴァお披露目です。

スミレソロでの新曲発表も評判上々、ってなうちに凛の足も完治していよいよスミレ&凛によるクールユニットが本格始動しました。ユニット展開といえばまず大切なのがユニット名で、二人は夜遅くまであれこれ話し合って「ダンシングディーバ」と命名。当然の事だけれどやはりユニット名は自分たちで決めないとね。ボツ候補の「シャンプ&リンス」は後のタイアップを思えばドンズバだけど漫才師じゃないんだから(笑。
「ダンシングの意味は踊っている。つまりダンスが得意な凜ちゃんの事を表していて…」
「ディーヴァの意味は歌姫。歌の上手なスミレ先輩の事を表しています」
二人のイメージをユニット名に反映させるってのは常套で、この命名もその定石に判りやすく倣ったものでしたが…「ダンシング(ダンス)」と「ディーヴァ(歌)」を各々得意分野を分けて足し算した命名理由に少々違和感。ユニットとはメンバー同士がお互いに補完し合い高め合い一心同体となる事でソロでは得られない魅力を生み出すトコ(足し算ではなく掛け算)に醍醐味があり、つまりこの「ダンシングディーバ」も互いに高め合った結果二人で一つの「踊る歌姫」となるのが本道のように思う。微妙なニュアンス違いは小さいお友達への説明を簡単にするためとは思いますがここはしっかり語ってほしかった。
さてそんな二人へ学園マザーから新曲タイアップのおしらせ。第117話にて「新人歌手発掘オーディション」を優先するため降りてしまったシャンプーのモデルオーディション担当者さんが新曲を聴いて飛び付いたとか。なるほどあの人スミレを超絶気に入ってたしなあ(笑。ギョーカイ的にこういうツテはかなりリアルで、また作劇的にも以前の不義理を挽回するチャンス=第117話の展開を伏線として関係者全員がwin-winとなる作りはなかなか爽快でした。
☆ダンシングディーバ今週のスケジュール
月曜日
◆レコーディング前打ち-RC第1会議室
◆アイカツナビ表紙撮影-撮影スタジオS-3
火曜日
◆コマーシャル打ち合わせ-TKY第3会議室
◆ENT NEWS取材-E.Nビル第1会議室
◆ボイスレッスン-SL学園レッスン室
水曜日
◆新曲レコーディング-Aスタジオ
◆ダンス個人レッスン-SL学園レッスン室
木曜日
◆いちごTIME公開録音-NIPPONラジオ
◆サイン会前打ち
◆新曲発売記念サイン会
金曜日
◆ポスター撮影
◆アイドルウォーカー撮影-MK撮影スタジオ
というわけでさっそくぎっちり詰められたスケジュールどおり、今回はレコーディング、タイアップ、プロモーションなど新曲CD制作に纏わる舞台裏を例によってお仕事紹介ビデオの如く描かれていきます。しかしまあ学園マザーったら容赦ないな(笑

まずはスケジュール表どおり「レコーディング前打ち」のためレコード会社のビルへ。大きく聳える建物に圧倒され、初めての体験に緊張しまくる凛はカチンコチンのロボット歩きでおっとっと。あはは。サニーさんトコ行った時もそうでしたが凛は普段のイケイケっぷりに反して意外と緊張しいのようです。初々しくて良い良い。さすがスミレ先輩は2回目なので堂々としたもの、緊張する凛を笑顔でリードしています。
会議室に通されると既に揃っているスタッフ諸氏とさっそく顔合わせ。ここで凛へ小声で説明の後、シャンプー水谷さん(笑)と久々の再会へ。笑顔で話し掛ける水谷さんへきちんと立ち上がって挨拶を返すスミレ先輩は礼儀も振る舞いもしっかりしていて感心しきり。こういうプロの現場っぽい会話・描写は数あるアイドルアニメの中でも本作が一歩抜きん出ていますね。それにしても念願叶った水谷さんがホントに嬉しそうで思わずほっこり。
「レコーディングの時もマイクや機材を通して聴くと、聴き慣れないから自分の声が違って聞こえる事がよくあるんだ」
「だからこうして録音した声を聴き慣れておくとボーカルブースに入った時戸惑わずに済む」
打ち合わせ後の移動車中にてイヤホンを渡されてスミレ先輩からのアドバイス。確かに自分の声を外から聴くと全然違っていて笑えますが、それが仕事となれば笑ってる場合ではなく、こんな風に自分の声を常に聴き慣れて本番に備えているのでした。なるほど。全てが初体験の凛にとって経験者ならではの的確なアドバイスを絶え間なくくれるスミレ先輩はどれほど頼もしいだろうか。ポッ。

そして時間がちょっと飛んで水曜日のレコーディング当日早朝、朝の6時っからグラウンドでアイ!カツ!アイ!カツ!するのは「声が出るまでには体が起きてから最低五時間かかるから」とのこと。そして「レコーディングが11時スタートだからこれでもギリギリ」…判っちゃいたけどやはり学園の授業より仕事が優先なのだなあ。つまり凛は入学早々ろくに授業に出られない、と思ったら後できちんとフォローが入ってまた感心。ランニングの後は喉のストレッチを行ってレコーディングスタジオへレッツイゴー!
先のアドバイスどおり自分の声を聴き慣れている凛は戸惑う事なくレコーディングスタート。一方スミレは自作の「カリンのはちみつ紅茶」で喉を潤し、ブースから出てきた凛へ勧め、他にものど飴や歌詞への書き込みなどレコーディングに対する準備も気合いも万端でありました。さすがスミレ先輩。ところが。
「スミレちゃん、緊張してるね」
凛に替わってブースに入ってマイクテストのスミレは肩に力が入って声がイマイチ出ていません。先輩らしく振る舞っていた所で元々の性格が不意に表れたか、それとも気負うあまりに力が入ってしまったか。どちらにせよ凛の手前これはなかなか気まずい(笑

「あの、スミレ先輩。肩に少し力が…」
さらに思いがけず凛直々のチェックを受けて思わずポッ。自分が引っ張っていく立場のはずが逆に指摘されちゃってびっくり&恥ずかしい! みたいな一瞬の表情が爆発的にかわいかった。一方凛はダンスの経験から肩のストレッチ法を伝え、ブース内でさっそく実践しテンションMAXからリラックスしたスミレは無事に声も出せてレコーディングスタート。ちょっとした事だけれど互いの気遣いや得意分野によるアドバイスを交わし合い、着実に意識が合っていく描写は地味ながら良い感じです。しかし凛ってばつくづく気持ちいい後輩だなあ。
そんなこんなでレコーディングが終わるとスタライへ戻ってダンスレッスンです。二人並んでのダンスはやはり凛のキレが一枚上手で、短いカットなれど作画にきちんと反映されていて感心。なのに二人のダンスカットよりジョニーターンのが動いているってのはアイドルアニメとしてどうなのかと(笑
「今度こそ二人でユニットの魔法を完成させるんだぜ!」
ここでジョニー先生は「ユニットの魔法」についてチラリ。前回の学園マザーのお言葉「まだ半分だけどユニットの魔法がかかり始めたみたいね」の回想を挟みつつ二人に気合いを入れます。この「まだ半分」の意味合いについて前回以来私もいろいろ考えていて、当のスミレも同様に考え込んでいましたが…後に明らかになった意味はこれまた私の考えとちょっと違っていて拍子抜けというか目からウロコというか。

Bパート冒頭は木曜日スケジュールの「いちごTIME公開録音-NIPPONラジオ」から。オンタイム視聴時にはさすがに先のスケジュール表を確認できなかったのでサプライズ的ないちごの出番にびっくりくりでした(笑。やはり半年間ツアーにかかりっきりって事はなく、通常の仕事をこなしながらツアーに出ているのですね。しかしこの仕事ってあかりが見たら悔し涙を流しそうな(笑。それはそうと公録ブースに集うファンやアイドル雑誌を囲むファンたちが妙にレベル高くて驚き。スタライ生なみに美形揃いの今回モブたちはスカート丈までスタライ準拠でした(そういう所ばかり見ない。あとどーでもいいけどアイドルの公録を華麗にスルーするおっさんが妙にリアルでちょっと笑った。
「ま~どかちゃん!」
テーブルのまどかを覗き込んで声を掛けるあかり&驚くまどかが超絶かわいいヒトコマからスタライ食堂のシーン。新曲プロモーションに頑張る二人の一方、まどかは仕事が忙しくて授業に出られない凛のためにノートを作っていました。前述どおり平日の昼間っから仕事のスケジュールが普通に入っている裏側まできちんとフォローされ、それを凛&まどかの友情描写に重ねる細かい作りにこれまた感心。凛の猪突猛進気質についてきっちり判ってサラリと言ってのける様子に何だかほっこり。もはやすっかり奥さんです(笑。そんなまどかはあかりが持つノートに気付き、すると――
「私もスミレちゃんのためにノートまとめてるんだ」
あかりはあかりでスミレに対して同じ事をしていたのでした。頑張る仲間を影から地味に支える図はメインヒロインらしい華が無いけどあかりらしくてもの凄く良い良い。二人ともいい子だなああ。で、こういう細かい仕草が妙にオンナノコリアルだと思ったら今回コンテはこだま御大だったという。なるほど。
「楽しみだよね、ユニットお披露目ライブ。チケット取れた?」
「はい。凛が用意してくれました。即完売だったから大変だったって」
スタライ関係者もチケット取って見に行くんだ!? 結局は「凛が~」で済んじゃう話だけれどこういう会話があるといかにもナマのライブっぽく、また世間からの期待感も自然に匂わせてくれていい感じ。
「スターライト学園を盛り上げてくれる新ユニット募集」
アイドルの階段を凄いスピードで駆け上がる凛をやっかむでもなく笑顔で見守るまどか、おそらくあかりもスミレに対して同じ思いなのでしょう。そんな二人は「新ユニット募集」の掲示を前に並んで立ってユニットへの興味も共通させます。絵に描いたようなフラグです。やはりこの二人なのかな。

続いてスケジュールどおり大型CDショップでの「サイン会前打ち」へ。会場設営のカットをチラリと見せた後、売り場を見ると新曲CDのディスプレイが完成していて…昨日レコーディングした楽曲がもうパッケージングされている超速仕事に驚き(笑。またジャケ写は既撮、レイアウトもあらかた終わっていて後はロゴデザインの上がり待ちとしてもこのスケジュールだと印刷関係者も大変だっただろうなあ。ともあれ自分のCDがショップに並んでいる事実に喜びMAXの凛。わかるわかる。私も自分の本が本屋に並んでいるのを初めて見た時はえらく感動したものです。そんな凛を見たスミレはソロデビューの時の気持ちを思い出し、続けて今の気持ちを語るのでした。
「凜ちゃんとユニット組めて本当によかった」
ダンシングディーバの曲をみんなに聴いてもらってもっとファンに喜んでもらいたい。ソロでのデビューも嬉しかったけれど今のスミレは凛と緒のユニットデビューにワクワクが止まりません。もちろん凛とのユニットが楽しいってのもあるでしょうけれど、その大元にきちんと「ファンに喜んでもらう」という思いがある辺りアイドルアニメの王道を感じさせます。やはりこれがあると無いとでは印象がえらく変わりますゆえ。そしてそんなん言ってもらっちゃった凛はまたしてもポッ。スミレ先輩ってば本格的に殺しに掛かってます。
さてそんな所へ飛び込んできたトラブルのおしらせ。店員さんの話によるとサイン会に来たお客さんが多すぎて会場に入りきらないとか。さっそく外階段を見に行くと入りきれないお客さんがぎっしり並んでいて…ってな所へアイドル本人が出ていったらパニックになる事必至ですがアイカツワールドにそんなゲス衆はいないので大丈夫。ともあれ以前のスミレだったら言葉に詰まって固まってしまったであろうこの情況にて、大勢のお客さんを前に両手を広げて笑顔を向け、来てくれたお礼&サイン会のアナウンスをきっちり伝えられるようになったのはじつに感慨深いものがあります。
一方その傍らでおろおろするばかりだった凛はスミレ先輩の的確な対応を目の当たりにしてますます尊敬の念を。ダンスは超一流でもこういう時に何もできない辺りまだまだルーキー、というか第127話で実力不相応に描かれちゃった感じ? 新入生としては前回今回くらいのレベルがちょうど良い(それでもまだ高い?)と思います。そしてめったにできない経験をさせてもらえる事に感謝を伝える凛、しかしスミレ先輩は何よりファンの事を考え「たくさんサインしなくちゃね!」と笑顔を返すのでした。頼もしくなったなあ。

あっという間にサイン会が終わって(笑)スタライ寮へ戻った二人はお披露目ライブ前夜って事で早々に部屋に別れて…という所でスミレ先輩からお茶のお誘い。ってな流れから始まったツーショットのお茶シーンにてまたしても妙な拘りを窺わせる作画に感心したり。椅子に座ったスミレが身体を捻って紅茶を取る時 身体の捻りに合わせて脚が微妙に開き、正面に向き直ってカップを渡す時はきちんと膝を揃えているのです。何となく見流してしまいそうな一瞬のカットですが、人体構造をきちんと再現した作画にちょっと感動してしまった。ほんと今回は(も?)脚の作画に命懸けてる感じ。また相手が凛という事で油断している(無理して膝を閉じない)ってトコまで考えるとさらに奥深いカットかも。これって相手が油断できない相手だったら身体を捻った時でも膝を開かないでしょうし…そもそもそんな横着はしないと思われ(笑。
「私はね、ユニットのパートナーと出会う事が半分。そして二人で一緒に輝く事が残りの半分なんじゃないかな?って思ったんだ」
お茶をシバきながら先の学園マザーの「まだ半分」の答えについて語るスミレ。まあ古来から「縁は異なもの味なもの」と申しますように人との出会いは不思議というか魔法みたいなもの(現にスミレと凛の出会いは直感だけですし)で、その不思議な出会いがもたらす意外な結果もまた魔法みたいなもの…と理屈では納得できるスミレ説ですが、前回学園マザーが言われた「まだ半分」はソロライブを上申してきたスミレの急成長を見てのものだったため「ユニット効果による成長ブーストがスミレにかかった=半分」みたいな感覚で、つまり残り半分=凛の成長ブーストが今回のお話?と予想していて、ってなトコで出会いの奇跡に遡るとはちょっと意外でした。まあスミレ説の意味合いとして「奇跡的な出会いからお互いパートナーとして認識するまで」を半分と解釈すれば綺麗に収まるのだけれど、ならばライブ後の公開プロボーズの後(ユニットの絆が成立した瞬間)に「まだ半分」と言ってくれたほうがいろいろ意味深で面白かったかも。
ともあれ「ユニットの魔法」について一段落ついた所で明日の輝きに向けてまたしてもイヤホン半分こで「チュチュバレリーナ」を聴く二人。すっかり仲良いなあ、と思ったらこんなものでは済まなかった!(笑。というわけでベッドで寝入ってしまった二人のアングルがキワキワすぎて…わざわざこのアングルで描く拘りには惜しみない拍手を贈りたい。まあアイカツの作画マンは脚を描かないと死んじゃう病なので仕方ないか。というかそばこ氏が作監に入っている時ってタダでさえ短いスカートがよりキワキワな気がする。アニメの限界にチャレンジ!みたいな。



そしてお待ちかねの「チュチュバレリーナ」ダンシングディーババージョンのライブステージへ。コーデチェンジのキメが今期初のユニットバージョンとなってまず感動。「Dancing Diva」のロゴもやたらかっこよろしいなあ。どーでもいいけどキメ前の振り返りカットで二人の成長度合いの差がよく判ります(持って回った言い方。
ソロライブと同様に照明が落とされたステージの中央に現れた二人を俯瞰から回り込み、薄暗い中でポーズをキメる二人をパッパと入れながらイントロスタートと同時にピンスポが落ちて二人のダンスが始まります。ソロバージョンでも印象的な入りでしたが二人になるとさらにキマりまくり、そしてやはり凛のダンスのキレが凄い。いまいち曲に合っていなかったダンスが二人になって(しかも相方が超絶ダンサー)アンマッチが増幅される?と危惧していたのですが、様々なダンス要素を取り入れた凛のゆったりした振り付けは意外にも浮いておらず、逆に前回よりもしっとり魅せてる印象でした。この曲ってかなりビートが効いているので振り付けがハマればやたらかっこいい。というかアイドル曲というより一回り上世代のR&Bステージを見てるような錯覚すら。
サビ入り後のライティング演出もソロライブと同パターンですがやはりデュオになると見栄えマシマシ、例によってアイコンタクトを交わしながら自由自在に踊りまくるステージは強烈な照明&アイドルオーラの効果もあって盛り上がりMAX、まさに踊る歌姫であります。ユニットアピールをキメた後はソロ同様逆光カットをパパッとキメてフィニッシュへ。いやはや堪能した。まったくアイカツCGの進化スパイラルはいったいドコまで(耳タコ
そんなステージを見て刺激されまくりの珠璃で締め。というわけで次回は久々の珠璃メインであります。待ちかねた!

予告を見る限りいろんな意味でじつにアツそう(笑
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

踊る歌姫 ダンシングディーヴァお披露目です。

スミレソロでの新曲発表も評判上々、ってなうちに凛の足も完治していよいよスミレ&凛によるクールユニットが本格始動しました。ユニット展開といえばまず大切なのがユニット名で、二人は夜遅くまであれこれ話し合って「ダンシングディーバ」と命名。当然の事だけれどやはりユニット名は自分たちで決めないとね。ボツ候補の「シャンプ&リンス」は後のタイアップを思えばドンズバだけど漫才師じゃないんだから(笑。
「ダンシングの意味は踊っている。つまりダンスが得意な凜ちゃんの事を表していて…」
「ディーヴァの意味は歌姫。歌の上手なスミレ先輩の事を表しています」
二人のイメージをユニット名に反映させるってのは常套で、この命名もその定石に判りやすく倣ったものでしたが…「ダンシング(ダンス)」と「ディーヴァ(歌)」を各々得意分野を分けて足し算した命名理由に少々違和感。ユニットとはメンバー同士がお互いに補完し合い高め合い一心同体となる事でソロでは得られない魅力を生み出すトコ(足し算ではなく掛け算)に醍醐味があり、つまりこの「ダンシングディーバ」も互いに高め合った結果二人で一つの「踊る歌姫」となるのが本道のように思う。微妙なニュアンス違いは小さいお友達への説明を簡単にするためとは思いますがここはしっかり語ってほしかった。
さてそんな二人へ学園マザーから新曲タイアップのおしらせ。第117話にて「新人歌手発掘オーディション」を優先するため降りてしまったシャンプーのモデルオーディション担当者さんが新曲を聴いて飛び付いたとか。なるほどあの人スミレを超絶気に入ってたしなあ(笑。ギョーカイ的にこういうツテはかなりリアルで、また作劇的にも以前の不義理を挽回するチャンス=第117話の展開を伏線として関係者全員がwin-winとなる作りはなかなか爽快でした。
☆ダンシングディーバ今週のスケジュール
月曜日
◆レコーディング前打ち-RC第1会議室
◆アイカツナビ表紙撮影-撮影スタジオS-3
火曜日
◆コマーシャル打ち合わせ-TKY第3会議室
◆ENT NEWS取材-E.Nビル第1会議室
◆ボイスレッスン-SL学園レッスン室
水曜日
◆新曲レコーディング-Aスタジオ
◆ダンス個人レッスン-SL学園レッスン室
木曜日
◆いちごTIME公開録音-NIPPONラジオ
◆サイン会前打ち
◆新曲発売記念サイン会
金曜日
◆ポスター撮影
◆アイドルウォーカー撮影-MK撮影スタジオ
というわけでさっそくぎっちり詰められたスケジュールどおり、今回はレコーディング、タイアップ、プロモーションなど新曲CD制作に纏わる舞台裏を例によってお仕事紹介ビデオの如く描かれていきます。しかしまあ学園マザーったら容赦ないな(笑

まずはスケジュール表どおり「レコーディング前打ち」のためレコード会社のビルへ。大きく聳える建物に圧倒され、初めての体験に緊張しまくる凛はカチンコチンのロボット歩きでおっとっと。あはは。サニーさんトコ行った時もそうでしたが凛は普段のイケイケっぷりに反して意外と緊張しいのようです。初々しくて良い良い。さすがスミレ先輩は2回目なので堂々としたもの、緊張する凛を笑顔でリードしています。
会議室に通されると既に揃っているスタッフ諸氏とさっそく顔合わせ。ここで凛へ小声で説明の後、シャンプー水谷さん(笑)と久々の再会へ。笑顔で話し掛ける水谷さんへきちんと立ち上がって挨拶を返すスミレ先輩は礼儀も振る舞いもしっかりしていて感心しきり。こういうプロの現場っぽい会話・描写は数あるアイドルアニメの中でも本作が一歩抜きん出ていますね。それにしても念願叶った水谷さんがホントに嬉しそうで思わずほっこり。
「レコーディングの時もマイクや機材を通して聴くと、聴き慣れないから自分の声が違って聞こえる事がよくあるんだ」
「だからこうして録音した声を聴き慣れておくとボーカルブースに入った時戸惑わずに済む」
打ち合わせ後の移動車中にてイヤホンを渡されてスミレ先輩からのアドバイス。確かに自分の声を外から聴くと全然違っていて笑えますが、それが仕事となれば笑ってる場合ではなく、こんな風に自分の声を常に聴き慣れて本番に備えているのでした。なるほど。全てが初体験の凛にとって経験者ならではの的確なアドバイスを絶え間なくくれるスミレ先輩はどれほど頼もしいだろうか。ポッ。

そして時間がちょっと飛んで水曜日のレコーディング当日早朝、朝の6時っからグラウンドでアイ!カツ!アイ!カツ!するのは「声が出るまでには体が起きてから最低五時間かかるから」とのこと。そして「レコーディングが11時スタートだからこれでもギリギリ」…判っちゃいたけどやはり学園の授業より仕事が優先なのだなあ。つまり凛は入学早々ろくに授業に出られない、と思ったら後できちんとフォローが入ってまた感心。ランニングの後は喉のストレッチを行ってレコーディングスタジオへレッツイゴー!
先のアドバイスどおり自分の声を聴き慣れている凛は戸惑う事なくレコーディングスタート。一方スミレは自作の「カリンのはちみつ紅茶」で喉を潤し、ブースから出てきた凛へ勧め、他にものど飴や歌詞への書き込みなどレコーディングに対する準備も気合いも万端でありました。さすがスミレ先輩。ところが。
「スミレちゃん、緊張してるね」
凛に替わってブースに入ってマイクテストのスミレは肩に力が入って声がイマイチ出ていません。先輩らしく振る舞っていた所で元々の性格が不意に表れたか、それとも気負うあまりに力が入ってしまったか。どちらにせよ凛の手前これはなかなか気まずい(笑

「あの、スミレ先輩。肩に少し力が…」
さらに思いがけず凛直々のチェックを受けて思わずポッ。自分が引っ張っていく立場のはずが逆に指摘されちゃってびっくり&恥ずかしい! みたいな一瞬の表情が爆発的にかわいかった。一方凛はダンスの経験から肩のストレッチ法を伝え、ブース内でさっそく実践しテンションMAXからリラックスしたスミレは無事に声も出せてレコーディングスタート。ちょっとした事だけれど互いの気遣いや得意分野によるアドバイスを交わし合い、着実に意識が合っていく描写は地味ながら良い感じです。しかし凛ってばつくづく気持ちいい後輩だなあ。
そんなこんなでレコーディングが終わるとスタライへ戻ってダンスレッスンです。二人並んでのダンスはやはり凛のキレが一枚上手で、短いカットなれど作画にきちんと反映されていて感心。なのに二人のダンスカットよりジョニーターンのが動いているってのはアイドルアニメとしてどうなのかと(笑
「今度こそ二人でユニットの魔法を完成させるんだぜ!」
ここでジョニー先生は「ユニットの魔法」についてチラリ。前回の学園マザーのお言葉「まだ半分だけどユニットの魔法がかかり始めたみたいね」の回想を挟みつつ二人に気合いを入れます。この「まだ半分」の意味合いについて前回以来私もいろいろ考えていて、当のスミレも同様に考え込んでいましたが…後に明らかになった意味はこれまた私の考えとちょっと違っていて拍子抜けというか目からウロコというか。

Bパート冒頭は木曜日スケジュールの「いちごTIME公開録音-NIPPONラジオ」から。オンタイム視聴時にはさすがに先のスケジュール表を確認できなかったのでサプライズ的ないちごの出番にびっくりくりでした(笑。やはり半年間ツアーにかかりっきりって事はなく、通常の仕事をこなしながらツアーに出ているのですね。しかしこの仕事ってあかりが見たら悔し涙を流しそうな(笑。それはそうと公録ブースに集うファンやアイドル雑誌を囲むファンたちが妙にレベル高くて驚き。スタライ生なみに美形揃いの今回モブたちはスカート丈までスタライ準拠でした(そういう所ばかり見ない。あとどーでもいいけどアイドルの公録を華麗にスルーするおっさんが妙にリアルでちょっと笑った。
「ま~どかちゃん!」
テーブルのまどかを覗き込んで声を掛けるあかり&驚くまどかが超絶かわいいヒトコマからスタライ食堂のシーン。新曲プロモーションに頑張る二人の一方、まどかは仕事が忙しくて授業に出られない凛のためにノートを作っていました。前述どおり平日の昼間っから仕事のスケジュールが普通に入っている裏側まできちんとフォローされ、それを凛&まどかの友情描写に重ねる細かい作りにこれまた感心。凛の猪突猛進気質についてきっちり判ってサラリと言ってのける様子に何だかほっこり。もはやすっかり奥さんです(笑。そんなまどかはあかりが持つノートに気付き、すると――
「私もスミレちゃんのためにノートまとめてるんだ」
あかりはあかりでスミレに対して同じ事をしていたのでした。頑張る仲間を影から地味に支える図はメインヒロインらしい華が無いけどあかりらしくてもの凄く良い良い。二人ともいい子だなああ。で、こういう細かい仕草が妙にオンナノコリアルだと思ったら今回コンテはこだま御大だったという。なるほど。
「楽しみだよね、ユニットお披露目ライブ。チケット取れた?」
「はい。凛が用意してくれました。即完売だったから大変だったって」
スタライ関係者もチケット取って見に行くんだ!? 結局は「凛が~」で済んじゃう話だけれどこういう会話があるといかにもナマのライブっぽく、また世間からの期待感も自然に匂わせてくれていい感じ。
「スターライト学園を盛り上げてくれる新ユニット募集」
アイドルの階段を凄いスピードで駆け上がる凛をやっかむでもなく笑顔で見守るまどか、おそらくあかりもスミレに対して同じ思いなのでしょう。そんな二人は「新ユニット募集」の掲示を前に並んで立ってユニットへの興味も共通させます。絵に描いたようなフラグです。やはりこの二人なのかな。

続いてスケジュールどおり大型CDショップでの「サイン会前打ち」へ。会場設営のカットをチラリと見せた後、売り場を見ると新曲CDのディスプレイが完成していて…昨日レコーディングした楽曲がもうパッケージングされている超速仕事に驚き(笑。またジャケ写は既撮、レイアウトもあらかた終わっていて後はロゴデザインの上がり待ちとしてもこのスケジュールだと印刷関係者も大変だっただろうなあ。ともあれ自分のCDがショップに並んでいる事実に喜びMAXの凛。わかるわかる。私も自分の本が本屋に並んでいるのを初めて見た時はえらく感動したものです。そんな凛を見たスミレはソロデビューの時の気持ちを思い出し、続けて今の気持ちを語るのでした。
「凜ちゃんとユニット組めて本当によかった」
ダンシングディーバの曲をみんなに聴いてもらってもっとファンに喜んでもらいたい。ソロでのデビューも嬉しかったけれど今のスミレは凛と緒のユニットデビューにワクワクが止まりません。もちろん凛とのユニットが楽しいってのもあるでしょうけれど、その大元にきちんと「ファンに喜んでもらう」という思いがある辺りアイドルアニメの王道を感じさせます。やはりこれがあると無いとでは印象がえらく変わりますゆえ。そしてそんなん言ってもらっちゃった凛はまたしてもポッ。スミレ先輩ってば本格的に殺しに掛かってます。
さてそんな所へ飛び込んできたトラブルのおしらせ。店員さんの話によるとサイン会に来たお客さんが多すぎて会場に入りきらないとか。さっそく外階段を見に行くと入りきれないお客さんがぎっしり並んでいて…ってな所へアイドル本人が出ていったらパニックになる事必至ですがアイカツワールドにそんなゲス衆はいないので大丈夫。ともあれ以前のスミレだったら言葉に詰まって固まってしまったであろうこの情況にて、大勢のお客さんを前に両手を広げて笑顔を向け、来てくれたお礼&サイン会のアナウンスをきっちり伝えられるようになったのはじつに感慨深いものがあります。
一方その傍らでおろおろするばかりだった凛はスミレ先輩の的確な対応を目の当たりにしてますます尊敬の念を。ダンスは超一流でもこういう時に何もできない辺りまだまだルーキー、というか第127話で実力不相応に描かれちゃった感じ? 新入生としては前回今回くらいのレベルがちょうど良い(それでもまだ高い?)と思います。そしてめったにできない経験をさせてもらえる事に感謝を伝える凛、しかしスミレ先輩は何よりファンの事を考え「たくさんサインしなくちゃね!」と笑顔を返すのでした。頼もしくなったなあ。

あっという間にサイン会が終わって(笑)スタライ寮へ戻った二人はお披露目ライブ前夜って事で早々に部屋に別れて…という所でスミレ先輩からお茶のお誘い。ってな流れから始まったツーショットのお茶シーンにてまたしても妙な拘りを窺わせる作画に感心したり。椅子に座ったスミレが身体を捻って紅茶を取る時 身体の捻りに合わせて脚が微妙に開き、正面に向き直ってカップを渡す時はきちんと膝を揃えているのです。何となく見流してしまいそうな一瞬のカットですが、人体構造をきちんと再現した作画にちょっと感動してしまった。ほんと今回は(も?)脚の作画に命懸けてる感じ。また相手が凛という事で油断している(無理して膝を閉じない)ってトコまで考えるとさらに奥深いカットかも。これって相手が油断できない相手だったら身体を捻った時でも膝を開かないでしょうし…そもそもそんな横着はしないと思われ(笑。
「私はね、ユニットのパートナーと出会う事が半分。そして二人で一緒に輝く事が残りの半分なんじゃないかな?って思ったんだ」
お茶をシバきながら先の学園マザーの「まだ半分」の答えについて語るスミレ。まあ古来から「縁は異なもの味なもの」と申しますように人との出会いは不思議というか魔法みたいなもの(現にスミレと凛の出会いは直感だけですし)で、その不思議な出会いがもたらす意外な結果もまた魔法みたいなもの…と理屈では納得できるスミレ説ですが、前回学園マザーが言われた「まだ半分」はソロライブを上申してきたスミレの急成長を見てのものだったため「ユニット効果による成長ブーストがスミレにかかった=半分」みたいな感覚で、つまり残り半分=凛の成長ブーストが今回のお話?と予想していて、ってなトコで出会いの奇跡に遡るとはちょっと意外でした。まあスミレ説の意味合いとして「奇跡的な出会いからお互いパートナーとして認識するまで」を半分と解釈すれば綺麗に収まるのだけれど、ならばライブ後の公開プロボーズの後(ユニットの絆が成立した瞬間)に「まだ半分」と言ってくれたほうがいろいろ意味深で面白かったかも。
ともあれ「ユニットの魔法」について一段落ついた所で明日の輝きに向けてまたしてもイヤホン半分こで「チュチュバレリーナ」を聴く二人。すっかり仲良いなあ、と思ったらこんなものでは済まなかった!(笑。というわけでベッドで寝入ってしまった二人のアングルがキワキワすぎて…わざわざこのアングルで描く拘りには惜しみない拍手を贈りたい。まあアイカツの作画マンは脚を描かないと死んじゃう病なので仕方ないか。というかそばこ氏が作監に入っている時ってタダでさえ短いスカートがよりキワキワな気がする。アニメの限界にチャレンジ!みたいな。



そしてお待ちかねの「チュチュバレリーナ」ダンシングディーババージョンのライブステージへ。コーデチェンジのキメが今期初のユニットバージョンとなってまず感動。「Dancing Diva」のロゴもやたらかっこよろしいなあ。どーでもいいけどキメ前の振り返りカットで二人の成長度合いの差がよく判ります(持って回った言い方。
ソロライブと同様に照明が落とされたステージの中央に現れた二人を俯瞰から回り込み、薄暗い中でポーズをキメる二人をパッパと入れながらイントロスタートと同時にピンスポが落ちて二人のダンスが始まります。ソロバージョンでも印象的な入りでしたが二人になるとさらにキマりまくり、そしてやはり凛のダンスのキレが凄い。いまいち曲に合っていなかったダンスが二人になって(しかも相方が超絶ダンサー)アンマッチが増幅される?と危惧していたのですが、様々なダンス要素を取り入れた凛のゆったりした振り付けは意外にも浮いておらず、逆に前回よりもしっとり魅せてる印象でした。この曲ってかなりビートが効いているので振り付けがハマればやたらかっこいい。というかアイドル曲というより一回り上世代のR&Bステージを見てるような錯覚すら。
サビ入り後のライティング演出もソロライブと同パターンですがやはりデュオになると見栄えマシマシ、例によってアイコンタクトを交わしながら自由自在に踊りまくるステージは強烈な照明&アイドルオーラの効果もあって盛り上がりMAX、まさに踊る歌姫であります。ユニットアピールをキメた後はソロ同様逆光カットをパパッとキメてフィニッシュへ。いやはや堪能した。まったくアイカツCGの進化スパイラルはいったいドコまで(耳タコ
そんなステージを見て刺激されまくりの珠璃で締め。というわけで次回は久々の珠璃メインであります。待ちかねた!

予告を見る限りいろんな意味でじつにアツそう(笑
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