2015-05-10(Sun)
プリパラ #44 イゴ、さらばウサ!?
三人一緒ならどこまでも行ける。

解散の危機を乗り越え、Dressing Pafe 再結成へ!


前回の負け方からしてイザコザ必至と思われた Dressing Pafe 再結成ストーリーは予想どおりドロシーvsシオンの火花バチバチから。煩い四字熟語の羅列に思わずキレたドロシーは先の敗戦をシオンの非協力が原因と責め、対するシオンもドロシーの身勝手が原因と返し、間に挟まったレオナはオロオロするばかりという早くもドロヌマの様相であります。とはいえこの言い合いは尾を引かずあくまで仲違いのきっかけ程度、まあ過ぎた事をお互いいつまで根に持つのもあまりよろしい話ではありませんし、そもそもこの程度の言い合いならいつものケンカで済む話です。ところがそんな僅かな綻びを見つけた悪魔(笑)が一枚噛むと本格的な仲違いに発展し、あわや解散!? というレベルまで軋轢が育ってしまうのでした。あろまの計略は傍から見たら幼稚そのものなのだけれど、普段からの鬱積がここぞとばかり爆発し、売り言葉に買い言葉からあっという間に大喧嘩に発展してしまう流れは意外とリアルを感じたりして。
一方再結成を果たした SoLaMi SMILE はレッスン室でも満面笑顔を輝かせ、見守るクマも呪いのシバリから解放されてやる気まんまんであります。そういや意気揚々に「神アイドルに駆け上がるクマ!」と言うてたけど今シリーズの目標はドリームシアターのアレじゃないの? もちろんアイドルランク的なアレコレも継続しているとは思うけれど何か軽い違和感を覚えた。
「やっぱりウサ…クマの奴に呪いなんて起こってないウサ!」
「呪いは嘘だったウサ? でも…あのネコ姐さんが嘘を? そんなはずないウサ!」
「でもあのクマの様子は…ああわからないウサ!」
いかにも明るく楽しそうなレッスン室を覗いていたウサギは例の「呪い」を疑い、しかし今だネコ姐さんを信じ、それゆえの葛藤に頭を抱えていました。まあ目の前に明らかな答えが出ているけれど「嘘だった」という現実を受け容れられず頭がショートしているってな感じ? これもまたよくある話でありましょう。描写も内容も子供コメディですが根本は意外と生々しいのが本作の面白いトコ。

さてチーム内のモメ事はさておきレオナの提案どおり「五人チームの残り二人」を探し始めたDressing Pafe のみなさん。まずはシオンがイゴライバルのいろはに声を掛けるも、対するいろははあくまで「ライバル」の立場を貫くべくキッパリとお断り。ってな潔い態度にアッパレのシオンでしたが五里霧中のメンバー探しに沈思黙考、ってなトコへ天使みかんが現れてアロマゲドンへの勧誘を始めます。もちろんシオンが乗るはずもなく、するとみかんは――
「ドロシーちゃんもアロマゲドンに入る事になってるの」
「なに!? ドロシーが?」
「あろまがそう言ってたの」
セリフのまんま、おそらくあろまに言われたまま伝えているのでしょう。明らかに幼稚な嘘情報ですが先の言い合い後の疑心暗鬼もあってか意外と(?)本気にしちゃってショックのシオン。
一方禎子&new mew を新メンバーに勧誘していたドロシー。五人チームに合わせて衣装の穴が二つ増えてて笑った。しかも触手まで動かし始めたり、何だかイロモノの枠を越えてどんどん人間離れしていってる感じです(笑。もはやバラ売りできないほど同化してしまった new mew は逆にドロシーを穴に誘う(笑)ももちろんそんなのお断りで交渉決裂、さらにいつもどおりの暴言を吐いてサヨウナラ。
ってなトコへ現れたあろまはその暴言を含めてドロシーを気に入り、アロマゲドンへ勧誘するもさらなる暴言によって断られ、しかしそこをグッと堪えてドロシーの「小悪魔」をますます気に入り…小悪魔ってこういう毒々しい暴言キャラの事ではなくて、表向きはニコニコかわいいのに内面が計算高いというか、いわゆる「あざとい系」で、男を翻弄して遊んでるような子を指すんじゃ? そういや誰しも思うであろう「仲間になりたいんだったらあんたが Dressing Pafe に入ればいいじゃん?」について
「魔界の使徒はドロシーとシオンのみ」
「地味でおとなしくニコニコ笑ってるだけのレオナは不要ぞ」
人畜無害なレオナは不要と一応理屈を通し、と同時にドロシーの怒りを呼んで暴言倍返しの流れはなかなか面白かった。そりゃ怒るわ(笑
「シオンも既に我がしもべとなった」
そしてこちらも同様の嘘をもって揺さぶりを仕掛けます。

その頃レオナはいつもの広場でファン相手にサイン&勧誘…をしたいけど引っ込み思案のレオナはついに声を掛けられず仕舞い。あらら。ってなトコへ忍者ドロシーが現れ、ほどなくシオンも現れて丁々発止の責め合いが始まります。単にあろまの嘘に踊らされているだけなのですが、頭に血が上ってる二人は「裏切り者!」「そっちだろ!」「いやそっちだ!」とお互い取り合わず…ここでドロシーが涙を浮かべているのが印象的でした。シオンに裏切られた事が泣くほど悔しい=それほど信頼していたって事なのでしょう。
「だいたいシオンはいつも偉そうなんだよ! 頑固で人の意見とか聞かないし!」
「ドロシーこそ毒舌を改めたらどうだ? 言葉にいちいちトゲがある!」
あろまの単純な嘘など面と向かえばすぐ解決しそうだけれどヒートアップする言い合いによって解決の隙は消え失せ…お互い普段から思っている事をこの機に乗じてバクハツさせて火に油&解決への前振りとする作りは判りやすくて良し良し。青空バックに竹刀を振り下ろし襲いかかるシオン、それを見上げるドロシーのカットは何だかガン○ムチックな? 完全に勝負あったはずが碁盤盾を叩けず逃亡を許してしまう流れもなるほど(笑

一方ウサギはネコ姐さんの店前に置かれたゴミからインチキ占いの証拠を見つけてガガントス! 薄々そう思っていても証拠を見つけてしまったらどうにもこうにもで、ってなトコへ現れたクマと一緒に怒りのカチ込み!…の勢いは最初だけで、またしても姐さんの泣き落としにあっさり騙されちゃうダメっぷり。あははは。
ともあれ呪いの嘘を確信したウサギは晴れて再結成儀式の立ち会いへ。ところが今度は肝心のメンバーが再結成どころか解散寸前の大モメ中で
「Dressing Pafe は解散だ! ドロシーとはチームを組めん!」
「シオンと組むくらいだったらもんじゃ焼きと組みたい!」
「もう再結成は無理かも…」
さてどうしたものか。


そんなどうにもならないウサギの頼みの綱は SoLaMi SMILE のみなさんでした。プリパス越しのロップイヤー状態&目も虚ろなウサギはいかにも切迫・悲壮感に溢れ、とはいえ何が起きているのかサッパならぁらたちはとりあえず当事者たちへ事情聴取に向かいます。
「いつもひと言余計でムカッとくる」
「シオンには前からMAXムカついてたんだ。いつも上から目線で…」
まずシオンの所へ行くと例の裏切りの件を語り、続けて普段からの鬱積を語り始め「面会謝絶!」と取り付く島もありません。一方ドロシーもまた裏切りの件から普段の鬱積…お前が言うか?的なリアクションはいかにもだけれど、自分が常々上から目線だけにその上から見下されるのが許せないってトコもあるんだろうなあと。
などなど解決の糸口すら見えない仲違いに挟まれたレオナはすっかり意気消沈&諦め気分で、みれぃからの「このままではダメになる」という問い掛けに力無く答えるのみ。
「こんな事でダメになるんだったら再結成してもしょうがないから…」
「レオナちゃん、それでいいの?」
ここでさすがレオナ専門家のそふぃが本音を探り、もちろん本音が別にあるレオナは表情をキッと締めて一人どこかへ。そしてシーンはハート池のほとりの東屋に変わります。レオナを除いて揃ったトコで互いに背を向けて話し合う余地ゼロのシオンvsドロシー。そんな二人の気を引こうといきなり「でんでんむし」のモノマネを始めるらぁら…シュールすぎるネタ選定はともかく、言われる前にでんでんむしと判るくらいに似ていたのは驚きだったり。というか「でんでんむし」って言い方が小学生っぽくて良い良い(笑。続いて「ゴリラ」「カエル」のモノマネをしても背を向けた二人は微動ともせず、しかしそふぃのひと言
「レオナちゃんがかわいそう…」
にはきっちり反応しちゃう辺り自分たちの非は判っているのでしょう。もうお互い意地を張り合ってるだけなので、それを解くきっかけさえあれば何だかんだいつもどおりに。

「私がもっと頑張ればきっとシオンもドロシーも…」
その頃レオナはレッスン室にて一人猛練習をしていました。応援してくれたファンとの約束を守るため、そして仲間を呼び戻すため、たった一人で「Dressing Pafe のライブ」をすべく頑張っていたのです。ところが頑張りすぎて足を捻挫してしまってさあ大変、それでもライブを強行する所までこのテの話のテンプレです。ベッタベタです。奇しくも似たような情況に陥った某アイ○ツとの展開の違い(作劇に於ける「負傷」の扱いの差)がまた面白かったり。
ケガをしたレオナが一人でライブをする。そう聞いたシオン&ドロシーはTVビルに駆け付けレオナを止め、ところがレオナは頑として譲らず。
「約束したから…ファンのみんなにライブを見せるって」

それでもレオナの体を案じた二人は必死に止め、しかしレオナは折れません。
「何でいきなり頑固なんだ!? 少しは人の意見を聞け!」
そう叫んだシオンは普段の自分がいかに周囲を振り回していたか気付き、
「イヤだ! ケンカばっかりしてるドロシーなんかには任せられないよ」
「何でそんなひどい言い方…」
続くドロシーも普段の自分がいかに周囲を傷付けていたか突き付けられて絶句。見事なブーメラン二連発です。いくら言っても判らない相手には身に染みさせるのが一番という事か。地味でおとなしくニコニコ笑ってるだけだったレオナの本気に圧倒された二人は立ち尽くすのみ、すると一人ステージに向かったレオナは足が痛くてよろけてしまう。精一杯気を張っても体の限界には敵わないのです。
「判ったよ…レオナのライブ支えてあげたいから僕も一緒に出ていい?」
「私もステージに上げてくれ」
すると先の二人がサッと駆け寄ってレオナを支え、反省&素直な気持ちをレオナへ向けるのでした。この辺から画面が滲んでよく判らない。まさかこんなベタな流れに画面を滲ませてしまうとは(ちょろい

「また三人でやらせてください」
続いてバツが悪そうに見合った二人はついに互いに頭を下げて和解。その嬉しさから涙を散らせ、足の痛みも忘れて飛び上がるレオナの破壊力には参った。我に返ったレオナへご都合の秘薬(笑)を示してステージの準備はオケオケオッケー、すると続けて
「やっぱり私は二人がいないとダメなんだよ…」
「私はシオンの頑固で強気な所も、ドロシーの誰にも負けない心も持ってないから」
「でも三人一緒ならどこまでも行ける」
先のブーメランがどれだけ無理していたか判るヒトコマ。二人の目を覚まさせるためレオナはよう頑張りました。地味でおとなしくニコニコ笑ってるだけだったレオナが自分の意思をこれほど出せるようになったのはホント感慨深い。いよいよ画面が滲む。
というわけで無事に再結成の儀式を終えて Dressing Pafe 久々のライブステージへ。

2ndシーズンに入って新パターン初のコーデチェンジはドロシーとレオナの処理の違いに下世話ながらちょっと感心。きちんと違いを付けてんのね。衣装を着ちゃうと差が判らんけど(笑。色違いの「ロックスタイルレディコーデ」にコーデチェンジして始まったステージは第18話以来久しぶりの「No D&D Code」…レオナ男子発覚からもう半年も経つのか!? まあ男子と発覚してもストーリー的にはほぼ使われないため、インパクトの割に普段はほぼ忘れちゃってる設定になってしまった? といっても今さらレオナの「男の子」をストーリーに組み込むのもビミョーな(というかデリケートすぎる)感じで、この出オチ的設定が活用される日はやはり来ないだろうなあと。
などとライブに関係無い話をダラダラ続けているのは今回ライブステージが衣装以外過去のマンマ使い回しで、せっかくの再結成なのにドラマも使い回しで、新商品のサイリウムチャームだけ変わって後のサイリウムステージもマンマ使い回しの上にぶった切られてチャームの説明が被ってオシマイという、要するに今回ライブについて語る所がほとんど無いため。Dressing Pafe の記念すべき1st曲を再結成の今ここで見せてくれたのは良い演出とは思いましたが、どちらかと言えば新たな門出を使い回し&ショートバージョンで済まされてしまった拍子抜け感の方が大きかった。シオンはクール、ドロシー/レオナはポップのチャーム、いちいち「そふぃと一緒か」「みれぃと一緒かぁ」と言わせる辺りわざとらしさを感じたけれどまあその辺はわかりやすさ最優先って事で。
さてそんな Dressing Pafe 再結成の一幕はラスト数分で全てひっくり返されてしまいます。
「あろまちゃんとみかんちゃんてホントに不思議。普段どんな子なんだろう?」
ライブを終えてプリパラを出たSoLaMi SMILE のみなさんは Dressing Pafe 再結成を素直に喜び、そして今だ正体不明のアロマゲドンについて思いを巡らせ…ってならぁらの背後に現れた見覚えありすぎる二人の女の子。声も会話内容もあの子たちマンマのパプリカ学園小学部の制服を着た幼い女の子たちにらぁらは思わず叫ぶのでした。

「あろまちゃんとみかんちゃん!?」
主要キャラがほとんど中学生という情況からして新キャラは小学生かも? またアロマゲドンが繰り出すいたずら魔術や会話もどことなく幼稚で、ってなトコから薄々そんな予感はしていて、逆にもしかしたら実体のないマジモンの悪魔/天使かも?とも考えていただけに…いざ小学部の制服姿を見てしまうと驚きを隠せない。ライブの印象が希薄だったせいもあってこのワンシーンに全て持って行かれてしまった感じです。
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解散の危機を乗り越え、Dressing Pafe 再結成へ!


前回の負け方からしてイザコザ必至と思われた Dressing Pafe 再結成ストーリーは予想どおりドロシーvsシオンの火花バチバチから。煩い四字熟語の羅列に思わずキレたドロシーは先の敗戦をシオンの非協力が原因と責め、対するシオンもドロシーの身勝手が原因と返し、間に挟まったレオナはオロオロするばかりという早くもドロヌマの様相であります。とはいえこの言い合いは尾を引かずあくまで仲違いのきっかけ程度、まあ過ぎた事をお互いいつまで根に持つのもあまりよろしい話ではありませんし、そもそもこの程度の言い合いならいつものケンカで済む話です。ところがそんな僅かな綻びを見つけた悪魔(笑)が一枚噛むと本格的な仲違いに発展し、あわや解散!? というレベルまで軋轢が育ってしまうのでした。あろまの計略は傍から見たら幼稚そのものなのだけれど、普段からの鬱積がここぞとばかり爆発し、売り言葉に買い言葉からあっという間に大喧嘩に発展してしまう流れは意外とリアルを感じたりして。
一方再結成を果たした SoLaMi SMILE はレッスン室でも満面笑顔を輝かせ、見守るクマも呪いのシバリから解放されてやる気まんまんであります。そういや意気揚々に「神アイドルに駆け上がるクマ!」と言うてたけど今シリーズの目標はドリームシアターのアレじゃないの? もちろんアイドルランク的なアレコレも継続しているとは思うけれど何か軽い違和感を覚えた。
「やっぱりウサ…クマの奴に呪いなんて起こってないウサ!」
「呪いは嘘だったウサ? でも…あのネコ姐さんが嘘を? そんなはずないウサ!」
「でもあのクマの様子は…ああわからないウサ!」
いかにも明るく楽しそうなレッスン室を覗いていたウサギは例の「呪い」を疑い、しかし今だネコ姐さんを信じ、それゆえの葛藤に頭を抱えていました。まあ目の前に明らかな答えが出ているけれど「嘘だった」という現実を受け容れられず頭がショートしているってな感じ? これもまたよくある話でありましょう。描写も内容も子供コメディですが根本は意外と生々しいのが本作の面白いトコ。

さてチーム内のモメ事はさておきレオナの提案どおり「五人チームの残り二人」を探し始めたDressing Pafe のみなさん。まずはシオンがイゴライバルのいろはに声を掛けるも、対するいろははあくまで「ライバル」の立場を貫くべくキッパリとお断り。ってな潔い態度にアッパレのシオンでしたが五里霧中のメンバー探しに沈思黙考、ってなトコへ天使みかんが現れてアロマゲドンへの勧誘を始めます。もちろんシオンが乗るはずもなく、するとみかんは――
「ドロシーちゃんもアロマゲドンに入る事になってるの」
「なに!? ドロシーが?」
「あろまがそう言ってたの」
セリフのまんま、おそらくあろまに言われたまま伝えているのでしょう。明らかに幼稚な嘘情報ですが先の言い合い後の疑心暗鬼もあってか意外と(?)本気にしちゃってショックのシオン。
一方禎子&new mew を新メンバーに勧誘していたドロシー。五人チームに合わせて衣装の穴が二つ増えてて笑った。しかも触手まで動かし始めたり、何だかイロモノの枠を越えてどんどん人間離れしていってる感じです(笑。もはやバラ売りできないほど同化してしまった new mew は逆にドロシーを穴に誘う(笑)ももちろんそんなのお断りで交渉決裂、さらにいつもどおりの暴言を吐いてサヨウナラ。
ってなトコへ現れたあろまはその暴言を含めてドロシーを気に入り、アロマゲドンへ勧誘するもさらなる暴言によって断られ、しかしそこをグッと堪えてドロシーの「小悪魔」をますます気に入り…小悪魔ってこういう毒々しい暴言キャラの事ではなくて、表向きはニコニコかわいいのに内面が計算高いというか、いわゆる「あざとい系」で、男を翻弄して遊んでるような子を指すんじゃ? そういや誰しも思うであろう「仲間になりたいんだったらあんたが Dressing Pafe に入ればいいじゃん?」について
「魔界の使徒はドロシーとシオンのみ」
「地味でおとなしくニコニコ笑ってるだけのレオナは不要ぞ」
人畜無害なレオナは不要と一応理屈を通し、と同時にドロシーの怒りを呼んで暴言倍返しの流れはなかなか面白かった。そりゃ怒るわ(笑
「シオンも既に我がしもべとなった」
そしてこちらも同様の嘘をもって揺さぶりを仕掛けます。

その頃レオナはいつもの広場でファン相手にサイン&勧誘…をしたいけど引っ込み思案のレオナはついに声を掛けられず仕舞い。あらら。ってなトコへ忍者ドロシーが現れ、ほどなくシオンも現れて丁々発止の責め合いが始まります。単にあろまの嘘に踊らされているだけなのですが、頭に血が上ってる二人は「裏切り者!」「そっちだろ!」「いやそっちだ!」とお互い取り合わず…ここでドロシーが涙を浮かべているのが印象的でした。シオンに裏切られた事が泣くほど悔しい=それほど信頼していたって事なのでしょう。
「だいたいシオンはいつも偉そうなんだよ! 頑固で人の意見とか聞かないし!」
「ドロシーこそ毒舌を改めたらどうだ? 言葉にいちいちトゲがある!」
あろまの単純な嘘など面と向かえばすぐ解決しそうだけれどヒートアップする言い合いによって解決の隙は消え失せ…お互い普段から思っている事をこの機に乗じてバクハツさせて火に油&解決への前振りとする作りは判りやすくて良し良し。青空バックに竹刀を振り下ろし襲いかかるシオン、それを見上げるドロシーのカットは何だかガン○ムチックな? 完全に勝負あったはずが碁盤盾を叩けず逃亡を許してしまう流れもなるほど(笑

一方ウサギはネコ姐さんの店前に置かれたゴミからインチキ占いの証拠を見つけてガガントス! 薄々そう思っていても証拠を見つけてしまったらどうにもこうにもで、ってなトコへ現れたクマと一緒に怒りのカチ込み!…の勢いは最初だけで、またしても姐さんの泣き落としにあっさり騙されちゃうダメっぷり。あははは。
ともあれ呪いの嘘を確信したウサギは晴れて再結成儀式の立ち会いへ。ところが今度は肝心のメンバーが再結成どころか解散寸前の大モメ中で
「Dressing Pafe は解散だ! ドロシーとはチームを組めん!」
「シオンと組むくらいだったらもんじゃ焼きと組みたい!」
「もう再結成は無理かも…」
さてどうしたものか。


そんなどうにもならないウサギの頼みの綱は SoLaMi SMILE のみなさんでした。プリパス越しのロップイヤー状態&目も虚ろなウサギはいかにも切迫・悲壮感に溢れ、とはいえ何が起きているのかサッパならぁらたちはとりあえず当事者たちへ事情聴取に向かいます。
「いつもひと言余計でムカッとくる」
「シオンには前からMAXムカついてたんだ。いつも上から目線で…」
まずシオンの所へ行くと例の裏切りの件を語り、続けて普段からの鬱積を語り始め「面会謝絶!」と取り付く島もありません。一方ドロシーもまた裏切りの件から普段の鬱積…お前が言うか?的なリアクションはいかにもだけれど、自分が常々上から目線だけにその上から見下されるのが許せないってトコもあるんだろうなあと。
などなど解決の糸口すら見えない仲違いに挟まれたレオナはすっかり意気消沈&諦め気分で、みれぃからの「このままではダメになる」という問い掛けに力無く答えるのみ。
「こんな事でダメになるんだったら再結成してもしょうがないから…」
「レオナちゃん、それでいいの?」
ここでさすがレオナ専門家のそふぃが本音を探り、もちろん本音が別にあるレオナは表情をキッと締めて一人どこかへ。そしてシーンはハート池のほとりの東屋に変わります。レオナを除いて揃ったトコで互いに背を向けて話し合う余地ゼロのシオンvsドロシー。そんな二人の気を引こうといきなり「でんでんむし」のモノマネを始めるらぁら…シュールすぎるネタ選定はともかく、言われる前にでんでんむしと判るくらいに似ていたのは驚きだったり。というか「でんでんむし」って言い方が小学生っぽくて良い良い(笑。続いて「ゴリラ」「カエル」のモノマネをしても背を向けた二人は微動ともせず、しかしそふぃのひと言
「レオナちゃんがかわいそう…」
にはきっちり反応しちゃう辺り自分たちの非は判っているのでしょう。もうお互い意地を張り合ってるだけなので、それを解くきっかけさえあれば何だかんだいつもどおりに。

「私がもっと頑張ればきっとシオンもドロシーも…」
その頃レオナはレッスン室にて一人猛練習をしていました。応援してくれたファンとの約束を守るため、そして仲間を呼び戻すため、たった一人で「Dressing Pafe のライブ」をすべく頑張っていたのです。ところが頑張りすぎて足を捻挫してしまってさあ大変、それでもライブを強行する所までこのテの話のテンプレです。ベッタベタです。奇しくも似たような情況に陥った某アイ○ツとの展開の違い(作劇に於ける「負傷」の扱いの差)がまた面白かったり。
ケガをしたレオナが一人でライブをする。そう聞いたシオン&ドロシーはTVビルに駆け付けレオナを止め、ところがレオナは頑として譲らず。
「約束したから…ファンのみんなにライブを見せるって」

それでもレオナの体を案じた二人は必死に止め、しかしレオナは折れません。
「何でいきなり頑固なんだ!? 少しは人の意見を聞け!」
そう叫んだシオンは普段の自分がいかに周囲を振り回していたか気付き、
「イヤだ! ケンカばっかりしてるドロシーなんかには任せられないよ」
「何でそんなひどい言い方…」
続くドロシーも普段の自分がいかに周囲を傷付けていたか突き付けられて絶句。見事なブーメラン二連発です。いくら言っても判らない相手には身に染みさせるのが一番という事か。地味でおとなしくニコニコ笑ってるだけだったレオナの本気に圧倒された二人は立ち尽くすのみ、すると一人ステージに向かったレオナは足が痛くてよろけてしまう。精一杯気を張っても体の限界には敵わないのです。
「判ったよ…レオナのライブ支えてあげたいから僕も一緒に出ていい?」
「私もステージに上げてくれ」
すると先の二人がサッと駆け寄ってレオナを支え、反省&素直な気持ちをレオナへ向けるのでした。この辺から画面が滲んでよく判らない。まさかこんなベタな流れに画面を滲ませてしまうとは(ちょろい

「また三人でやらせてください」
続いてバツが悪そうに見合った二人はついに互いに頭を下げて和解。その嬉しさから涙を散らせ、足の痛みも忘れて飛び上がるレオナの破壊力には参った。我に返ったレオナへご都合の秘薬(笑)を示してステージの準備はオケオケオッケー、すると続けて
「やっぱり私は二人がいないとダメなんだよ…」
「私はシオンの頑固で強気な所も、ドロシーの誰にも負けない心も持ってないから」
「でも三人一緒ならどこまでも行ける」
先のブーメランがどれだけ無理していたか判るヒトコマ。二人の目を覚まさせるためレオナはよう頑張りました。地味でおとなしくニコニコ笑ってるだけだったレオナが自分の意思をこれほど出せるようになったのはホント感慨深い。いよいよ画面が滲む。
というわけで無事に再結成の儀式を終えて Dressing Pafe 久々のライブステージへ。

2ndシーズンに入って新パターン初のコーデチェンジはドロシーとレオナの処理の違いに下世話ながらちょっと感心。きちんと違いを付けてんのね。衣装を着ちゃうと差が判らんけど(笑。色違いの「ロックスタイルレディコーデ」にコーデチェンジして始まったステージは第18話以来久しぶりの「No D&D Code」…レオナ男子発覚からもう半年も経つのか!? まあ男子と発覚してもストーリー的にはほぼ使われないため、インパクトの割に普段はほぼ忘れちゃってる設定になってしまった? といっても今さらレオナの「男の子」をストーリーに組み込むのもビミョーな(というかデリケートすぎる)感じで、この出オチ的設定が活用される日はやはり来ないだろうなあと。
などとライブに関係無い話をダラダラ続けているのは今回ライブステージが衣装以外過去のマンマ使い回しで、せっかくの再結成なのにドラマも使い回しで、新商品のサイリウムチャームだけ変わって後のサイリウムステージもマンマ使い回しの上にぶった切られてチャームの説明が被ってオシマイという、要するに今回ライブについて語る所がほとんど無いため。Dressing Pafe の記念すべき1st曲を再結成の今ここで見せてくれたのは良い演出とは思いましたが、どちらかと言えば新たな門出を使い回し&ショートバージョンで済まされてしまった拍子抜け感の方が大きかった。シオンはクール、ドロシー/レオナはポップのチャーム、いちいち「そふぃと一緒か」「みれぃと一緒かぁ」と言わせる辺りわざとらしさを感じたけれどまあその辺はわかりやすさ最優先って事で。
さてそんな Dressing Pafe 再結成の一幕はラスト数分で全てひっくり返されてしまいます。
「あろまちゃんとみかんちゃんてホントに不思議。普段どんな子なんだろう?」
ライブを終えてプリパラを出たSoLaMi SMILE のみなさんは Dressing Pafe 再結成を素直に喜び、そして今だ正体不明のアロマゲドンについて思いを巡らせ…ってならぁらの背後に現れた見覚えありすぎる二人の女の子。声も会話内容もあの子たちマンマのパプリカ学園小学部の制服を着た幼い女の子たちにらぁらは思わず叫ぶのでした。

「あろまちゃんとみかんちゃん!?」
主要キャラがほとんど中学生という情況からして新キャラは小学生かも? またアロマゲドンが繰り出す
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