2015-05-20(Wed)
Go! プリンセスプリキュア #16 海への誓い!みなみの大切な宝物!
この海を救ってくれと私に託された大いなる力。

新たなるドレスアップキー登場です。

アバンは海に沈む小っさいみなみんとそれを助けるイルカの図…今回本編の鍵となるみなみんの友達「ティナ」との出会いをチラリと見せてOPへ。
「みなみさんって凄い人だと思ってたけど本当に凄い人なんですね」
「凄いのは私じゃないわ。このリゾートを経営しているのは私の兄なの」
そんなアバンからAパート冒頭はすっかり夏の雰囲気に包まれた海洋リゾートをグルッと映し、その一角のリゾートホテルにて賑やかなはるはる…というテイで海藤グループについての説明をパッパと。5月半ばのこの時期にみんな揃って海洋リゾートとは何事? と思いきや、本作はリアルの時間より2ヶ月先行している=作中時間は7月中旬なので特に問題は無いのでしょう。とはいえ何度も書いてるようにこのズレを吸収しないままお話を進めると遅かれ早かれいろんな意味で破綻すると思われるので、どこで調整が入るかちょっと注目していたり。6月末に夏休みの宿題ネタやるわけにいきませんし、何より10月末にクリスマスネタ/11月初頭に正月ネタをやるわけにいきませんし(笑。ともあれここで自分の立場をきちんとわきまえているみなみんは若いのに良く出来た人。親の資産や権力を我が物顔で振り回すキャラが多い世の中でこのセリフはココロが洗われます。続けてみなみんはお兄さまの人物像を二人に語り――
「どーも。只今紹介にあずかりました海藤わたるです」
「お兄さま!」
すると待ってましたとばかりに件のお兄さま「海藤わたる(CV.興津和幸)」が爽やか笑顔で登場します。みなみんのお兄さまについては過去何度か本編で語られていて、その都度の口ぶりから相当の信頼・尊敬を感じさせるものでしたが…兄さまの顔を見たみなみんはいつもの頼れるお姉様キャラから一変して幼い子供のような笑顔を弾けさせ、そ・れ・だ・け・な・ら・ば・ま・だ・イイ・がっ! そのまま駆け寄ると抱き付き&頬を寄せて全力全壊にじゃれ付いてます。何事!? みなみんってばどんだけお兄さま好きなん? オバケが怖かったりお兄さまにデレデレだったり、普段しっかりキャラのみなみんがじつは一番幼いのかもしれません。ていうか予告で見せたはるはる&きららのリアクションはここかいっ(笑

さっそく海にドボンと飛び込んでダイビングを楽しむみなみん&きらら、の一方ではるはるは足が着かない海が怖くて飛び込めずボートの縁から動けません。まあ未経験者にいきなりこの深さはそりゃ怖いでしょう。なーんてヒトコマにて兄さまはみなみんご幼少時代の逸話をチラリ。当時泳げなかったみなみんは海が怖くて大泣き&お兄さまに縋り付き、とはいえこの二人の年齢差を考えるとこの回想図は少々不自然かも? みなみんは現在中二(14歳)で、対する兄さまは現在10社の社長ってくらいだから御曹司ブーストを考慮しても少なくとも大卒後3年くらいは経っているはず(推定25歳以上)。つまり二人には10歳以上年の差があるはずで、この時点のみなみんが5歳児とすれば兄さまは15歳以上…には見えないよなあ。ううむ。
「ここは私の大好きな場所なの。だからはるかにも見てほしいわ」
ビビるはるはるを言葉巧みに誘い出したみなみんは、ギュッと目を閉じ歯を食いしばり未知の体験への恐れに耐えるはるはるの初めてを見事奪うのでした。きゃー! 具体的には初めてのダイビング最高! 水中をぐるっと遊覧して水面に出ると綺麗な海に大感激するはるはるの笑顔が嬉しいみなみん、ってなトコへ近づいてきたイルカにみなみんは満面笑顔でギュッと抱き付き…ひょっとして抱き付き癖があるんじゃ?(笑
「久しぶりティナ! 元気だった?」
「キュイ! キュイ!」
イルカと友達のみなみんが凄いというより人語を100%解するティナおそるべし。といったトコでプリキュアシリーズにて超希少な海辺の水着シーンはおしまい。え? 水着?
ここからシーンは海藤グループ主催「海の感謝祭」に賑わう会場へ。集まった関係者たちに開会の挨拶を述べる若旦那はすぐに砕けて無礼講。社長の立場を鼻に掛けないイケメン御曹司は地域の人との壁もなく、笑顔を交わしながらフレンドリーに溶け込む様子をしてきらら曰く「ありゃモテるわ」…何と直球ストレートな女子目線。一方豪華な料理やフルーツ盛りに目ぇキラキラのはるはるは「食べすぎ」と叱られてテヘペロ。こちらはまだまだ食い気先行のようです(笑
「兄のように人の心を動かせる人間になりたいの」
「もうなってると思いますよ。私、みなみさんのおかげで海が大好きになりましたから!」
「そう、うれしいわ」
今回お兄さまの人徳が描かれて以前触れた「みなみんの夢」の具体性が見えてきました。経営手腕だけではなく「人の心」を大切にした経営者。そんな夢を抱くみなみんへはるはるは先の海シーンを持ってエールを贈り、一方みなみんははるはるの言葉を素直な笑顔で受け取るのでした。こういう時に変に謙遜しない所がまた素敵。

さて何故か海藤リゾートを見下ろす崖に立っているトワイライトさんとその一味。桟橋でイルカとオルカについてキャッキャ語り合う年の差カップルを眺めていたトワイライトさんは会話の度に頬を染めるリア充カップルにアテられ、ムネはムカ付き、眼光は険しく光らせ、黒キーを握った拳をギュッと締め、要するにリア充Shine!
――ではなく、おそらくトワイライトさんは仲の良い「兄妹」を見た事でココロをザワ付かせたのでしょう。つまりトワイライトさんには生き別れ(?)の兄者がいて、在りし日の想い出の残滓が彼女のムネを無意識にかきむしっている…ってのが定番の流れか。そしてこれまでの登場人物でトワイライトさんの兄者に相応しい人は一人しかおらず、仮にトワイライトさんがディスピア様の実子ではなかったとすればディスピア様との対立話は超シンプルになりますね。逆に本当に実子だったとすると結構ややこしい状態になりますがメフィスト様パターンとすれば案外丸く収まりそう?
そんなこんなでトワイライトさんは手下二名を呼びつけて襲撃スタート! ズルして駆け寄ったロックくんに怒りをぶつけるシャットさんの動きがいかにも青山先生で笑った。一方いつもは仰々しい黒キー発動が「ポチッとな」程度になっててまた笑う。中二的イメージ映像と現実のギャップみたいなものを感じたり(笑

「この海を通じて人を繋ぐ!」
そのターゲットはもちろん件のお兄さま。先までのイメージどおり人を大切にする兄さまの夢は果てしなく純粋であります。これでみなみんが尊敬するもう一人の経営者・お父さまが一見人格者のようで実は人を人とも思わない鬼経営者だったらドラマが深くなるけどさすがにそこまでやらんか。お父さまの鬼経営の余波で会社が潰れてしまった家の娘とみなみんの出会いとかベタだけどアツそう(笑
その頃浜辺のポンポンベッドで寛いでいたはるはる&きららの所へカナタ王子が降臨して新たなドレスアップキーのおしらせ。キーは全部ノーブル島に落ちた訳じゃないのか。この海藤リゾートはどう見てもノーブル島では無さそうだしその辺どうなってんだろ。というかカナタ王子の動きが新商品の告知専門になっちゃってるのは良くない傾向かも。ってなトコへドカーン!と爆発音からカメラが桟橋に戻るとシャチゼツボーグとタイマン状態のみなみんが単身プリンセスエンゲージ!

マーメイドが一人戦う桟橋に駆け付けたはるはる&きららも変身しバトルに合流、ところが勇ましくパンチを放ったフローラはゼツボーグに捕らわれて海中へ引きずり込まれていきなりピンチであります。一方浜辺ではシャットさんによる二体目・タコゼツボーグが発動してさあ大変…というか複数起動できるなら何故いままでしなかった?(笑。
「さあ、どうする?」
なーんて情況を高みからニヤリと見下ろすトワイライトさんでCM引き。相変わらずいい顔いい声です。完全に手下任せ=自分が手を出すまでもない相手という意識もまたある意味じつにプリンセスらしいけれど…負け続けの現実を思うとこの大上段も少々切なくなってくる頃合いか。

海中のフローラをフォローしつつ、タコゼツボーグと苦戦するトゥインクルの所へ送り出し、自らは得意の水中でシャチゼツボーグを引き受けるマーメイド。この瞬時の采配はさすが会長さんってトコでしょうか。海へ潜ったマーメイドはティナへ避難誘導を頼んでバトル再開。一方陸上バトルではトゥインクルが気合いマシマシのキックを放つもタコ足に阻まれ跳ね返され、続くフローラもまたタコ足に翻弄され…プリキュアで触手怪物と言えば捕らわれてギュー!までがテンプレです(笑
「そう、絶望なさい。所詮夢など儚く消える泡のようなもの」
その「泡」が儚いか?力強いか?このあとすぐ!

カメラは再び海中に戻ってマーメイドのバトル風景をチラリ。いくら水中プリキュアとはいえ相手も水中ゼツボーグなので単身でのバトルはかなり苦戦の様子で、休まず放たれるゼツボーグ魚雷弾(?)に次第に追い詰められ、体勢を崩した所へトドメの魚雷弾が迫って絶体絶命の大ピンチ!…ってトコへイルカのティナが割って入って急場を逃れるも、代わりにティナが虫の息に。ていうかイルカ一匹一発で殺れないレベルの攻撃なのか(それは言わない。身替わりで瀕死となったティナに悲鳴を上げるマーメイド、しかしゼツボーグは容赦なく魚雷弾をぶちかまし、一人と一匹はくらい海底へ沈んでいくのでした。そういやいくら水中プリキュアといっても息はどうしているのだろう。エラ呼吸?(野暮

ブラックアウトからパッと目を開くと白い光に包まれた回想シーンへ。アバンで見せた幼少みなみん水没の続きはティナとの出会いのヒトコマでした。目を覚ました瞬間に種を越えた絆を築く一幕はプリキュア的にはいい話なのだろうけれど…そもそも金槌みなみんが何故いきなり深い海の底に一直線なのか? についてすら何の説明もなく「溺れた所を助けられた」という一点のみを描いた馴れ初めエピソードは正直かなりインスタントな印象であります。今回はみなみんとティナの友情が話の肝と言えるだけにその辺もう少しきっちり描いてほしかった。
「あなたはまた私を助けてくれたの?」
さてそんな回想からリアルで目を覚ましたマーメイドは瀕死のティナに申し訳が立たず、きゅーきゅーと弱るティナへ涙ナミダの叫びを向け…ティナを、そしてこの海を守りたい気持ちに呼応するように海底がピカッと光ると傷付いたティナが泡に包まれあっと言う間に完全回復、続いてカナタ王子のおしらせどおり新たなるドレスアップキーが現れました。ううむ。流れ的にはこれも良い話なのだろうけれど、瀕死のティナがいきなり全回復しちゃうご都合臭にちょっと笑ってしまった。
「これは、この海を救ってくれと私に託された大いなる力」
「ここに暮らすあなたたちを、そしてこの海を愛するお兄さまの夢も、私が絶対守ってみせる!」
新ドレスアップキーを手にしたマーメイドは全力全壊でゼツボーグに迫り、高く水柱を上げて海面から飛び出し、落下したゼツボーグが上げた水柱を手刀で一斬。これほど荒ぶるマーメイドは珍しい。

「高鳴れ、泡よ! プリキュア バブル リップル!」
キーを掲げて海上に出たマーメイドは高見のトワイライトさんと丁々発止の後おもむろに新技を発動。その名のとおりプリキュア棒の先から現れた大きな泡は散弾の如く弾けてゼツボーグを包み込み、一方陸上のタコゼツボーグへは泡の直撃をぶつけて捕らわれのフローラ&トゥインクルを解放し、三人揃った所でモードエレガントからごきげんよう。というか強化型ゼツボーグを二匹一気に浄化できちゃうトリニティリュミエール強すぎ。これでは複数起動しても意味が無い(笑
「みんな何も知らず呑気ロマ」
「それでいいのよ。みんなが海を楽しんでくれれば」
戦い済んで夕暮れの浜辺。何も知らず談笑し子供たちと遊ぶお兄さまをして裏方に徹するみなみんの呟きはじつにヒーローしてました。
「でもあの子たちは知ってるみたいですよ」
続くはるはるのセリフも思いっきりベッタベタだけどかっこいい締めでした。でもタコゼツボーグに襲われてる浜辺にたくさん人がいたような…(それは言わない。ラストカットの販促カタログにバブルキーが加わって7本目、このペースだと今月中に9本集まり、つまり前半ヤマ場までに12本揃いそうで、すると後半はどうすんだろ? 前半の大ハマリから急転直下したス●イル後半の悪夢はもうたくさんなのでどうにか上手いこと構成していただきたいトコです。
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アバンは海に沈む小っさいみなみんとそれを助けるイルカの図…今回本編の鍵となるみなみんの友達「ティナ」との出会いをチラリと見せてOPへ。
「みなみさんって凄い人だと思ってたけど本当に凄い人なんですね」
「凄いのは私じゃないわ。このリゾートを経営しているのは私の兄なの」
そんなアバンからAパート冒頭はすっかり夏の雰囲気に包まれた海洋リゾートをグルッと映し、その一角のリゾートホテルにて賑やかなはるはる…というテイで海藤グループについての説明をパッパと。5月半ばのこの時期にみんな揃って海洋リゾートとは何事? と思いきや、本作はリアルの時間より2ヶ月先行している=作中時間は7月中旬なので特に問題は無いのでしょう。とはいえ何度も書いてるようにこのズレを吸収しないままお話を進めると遅かれ早かれいろんな意味で破綻すると思われるので、どこで調整が入るかちょっと注目していたり。6月末に夏休みの宿題ネタやるわけにいきませんし、何より10月末にクリスマスネタ/11月初頭に正月ネタをやるわけにいきませんし(笑。ともあれここで自分の立場をきちんとわきまえているみなみんは若いのに良く出来た人。親の資産や権力を我が物顔で振り回すキャラが多い世の中でこのセリフはココロが洗われます。続けてみなみんはお兄さまの人物像を二人に語り――
「どーも。只今紹介にあずかりました海藤わたるです」
「お兄さま!」
すると待ってましたとばかりに件のお兄さま「海藤わたる(CV.興津和幸)」が爽やか笑顔で登場します。みなみんのお兄さまについては過去何度か本編で語られていて、その都度の口ぶりから相当の信頼・尊敬を感じさせるものでしたが…兄さまの顔を見たみなみんはいつもの頼れるお姉様キャラから一変して幼い子供のような笑顔を弾けさせ、そ・れ・だ・け・な・ら・ば・ま・だ・イイ・がっ! そのまま駆け寄ると抱き付き&頬を寄せて全力全壊にじゃれ付いてます。何事!? みなみんってばどんだけお兄さま好きなん? オバケが怖かったりお兄さまにデレデレだったり、普段しっかりキャラのみなみんがじつは一番幼いのかもしれません。ていうか予告で見せたはるはる&きららのリアクションはここかいっ(笑

さっそく海にドボンと飛び込んでダイビングを楽しむみなみん&きらら、の一方ではるはるは足が着かない海が怖くて飛び込めずボートの縁から動けません。まあ未経験者にいきなりこの深さはそりゃ怖いでしょう。なーんてヒトコマにて兄さまはみなみんご幼少時代の逸話をチラリ。当時泳げなかったみなみんは海が怖くて大泣き&お兄さまに縋り付き、とはいえこの二人の年齢差を考えるとこの回想図は少々不自然かも? みなみんは現在中二(14歳)で、対する兄さまは現在10社の社長ってくらいだから御曹司ブーストを考慮しても少なくとも大卒後3年くらいは経っているはず(推定25歳以上)。つまり二人には10歳以上年の差があるはずで、この時点のみなみんが5歳児とすれば兄さまは15歳以上…には見えないよなあ。ううむ。
「ここは私の大好きな場所なの。だからはるかにも見てほしいわ」
ビビるはるはるを言葉巧みに誘い出したみなみんは、ギュッと目を閉じ歯を食いしばり未知の体験への恐れに耐えるはるはるの初めてを見事奪うのでした。きゃー! 具体的には初めてのダイビング最高! 水中をぐるっと遊覧して水面に出ると綺麗な海に大感激するはるはるの笑顔が嬉しいみなみん、ってなトコへ近づいてきたイルカにみなみんは満面笑顔でギュッと抱き付き…ひょっとして抱き付き癖があるんじゃ?(笑
「久しぶりティナ! 元気だった?」
「キュイ! キュイ!」
イルカと友達のみなみんが凄いというより人語を100%解するティナおそるべし。といったトコでプリキュアシリーズにて超希少な海辺の水着シーンはおしまい。え? 水着?
ここからシーンは海藤グループ主催「海の感謝祭」に賑わう会場へ。集まった関係者たちに開会の挨拶を述べる若旦那はすぐに砕けて無礼講。社長の立場を鼻に掛けないイケメン御曹司は地域の人との壁もなく、笑顔を交わしながらフレンドリーに溶け込む様子をしてきらら曰く「ありゃモテるわ」…何と直球ストレートな女子目線。一方豪華な料理やフルーツ盛りに目ぇキラキラのはるはるは「食べすぎ」と叱られてテヘペロ。こちらはまだまだ食い気先行のようです(笑
「兄のように人の心を動かせる人間になりたいの」
「もうなってると思いますよ。私、みなみさんのおかげで海が大好きになりましたから!」
「そう、うれしいわ」
今回お兄さまの人徳が描かれて以前触れた「みなみんの夢」の具体性が見えてきました。経営手腕だけではなく「人の心」を大切にした経営者。そんな夢を抱くみなみんへはるはるは先の海シーンを持ってエールを贈り、一方みなみんははるはるの言葉を素直な笑顔で受け取るのでした。こういう時に変に謙遜しない所がまた素敵。

さて何故か海藤リゾートを見下ろす崖に立っているトワイライトさんとその一味。桟橋でイルカとオルカについてキャッキャ語り合う年の差カップルを眺めていたトワイライトさんは会話の度に頬を染めるリア充カップルにアテられ、ムネはムカ付き、眼光は険しく光らせ、黒キーを握った拳をギュッと締め、要するにリア充Shine!
――ではなく、おそらくトワイライトさんは仲の良い「兄妹」を見た事でココロをザワ付かせたのでしょう。つまりトワイライトさんには生き別れ(?)の兄者がいて、在りし日の想い出の残滓が彼女のムネを無意識にかきむしっている…ってのが定番の流れか。そしてこれまでの登場人物でトワイライトさんの兄者に相応しい人は一人しかおらず、仮にトワイライトさんがディスピア様の実子ではなかったとすればディスピア様との対立話は超シンプルになりますね。逆に本当に実子だったとすると結構ややこしい状態になりますがメフィスト様パターンとすれば案外丸く収まりそう?
そんなこんなでトワイライトさんは手下二名を呼びつけて襲撃スタート! ズルして駆け寄ったロックくんに怒りをぶつけるシャットさんの動きがいかにも青山先生で笑った。一方いつもは仰々しい黒キー発動が「ポチッとな」程度になっててまた笑う。中二的イメージ映像と現実のギャップみたいなものを感じたり(笑

「この海を通じて人を繋ぐ!」
そのターゲットはもちろん件のお兄さま。先までのイメージどおり人を大切にする兄さまの夢は果てしなく純粋であります。これでみなみんが尊敬するもう一人の経営者・お父さまが一見人格者のようで実は人を人とも思わない鬼経営者だったらドラマが深くなるけどさすがにそこまでやらんか。お父さまの鬼経営の余波で会社が潰れてしまった家の娘とみなみんの出会いとかベタだけどアツそう(笑
その頃浜辺のポンポンベッドで寛いでいたはるはる&きららの所へカナタ王子が降臨して新たなドレスアップキーのおしらせ。キーは全部ノーブル島に落ちた訳じゃないのか。この海藤リゾートはどう見てもノーブル島では無さそうだしその辺どうなってんだろ。というかカナタ王子の動きが新商品の告知専門になっちゃってるのは良くない傾向かも。ってなトコへドカーン!と爆発音からカメラが桟橋に戻るとシャチゼツボーグとタイマン状態のみなみんが単身プリンセスエンゲージ!

マーメイドが一人戦う桟橋に駆け付けたはるはる&きららも変身しバトルに合流、ところが勇ましくパンチを放ったフローラはゼツボーグに捕らわれて海中へ引きずり込まれていきなりピンチであります。一方浜辺ではシャットさんによる二体目・タコゼツボーグが発動してさあ大変…というか複数起動できるなら何故いままでしなかった?(笑。
「さあ、どうする?」
なーんて情況を高みからニヤリと見下ろすトワイライトさんでCM引き。相変わらずいい顔いい声です。完全に手下任せ=自分が手を出すまでもない相手という意識もまたある意味じつにプリンセスらしいけれど…負け続けの現実を思うとこの大上段も少々切なくなってくる頃合いか。

海中のフローラをフォローしつつ、タコゼツボーグと苦戦するトゥインクルの所へ送り出し、自らは得意の水中でシャチゼツボーグを引き受けるマーメイド。この瞬時の采配はさすが会長さんってトコでしょうか。海へ潜ったマーメイドはティナへ避難誘導を頼んでバトル再開。一方陸上バトルではトゥインクルが気合いマシマシのキックを放つもタコ足に阻まれ跳ね返され、続くフローラもまたタコ足に翻弄され…プリキュアで触手怪物と言えば捕らわれてギュー!までがテンプレです(笑
「そう、絶望なさい。所詮夢など儚く消える泡のようなもの」
その「泡」が儚いか?力強いか?このあとすぐ!

カメラは再び海中に戻ってマーメイドのバトル風景をチラリ。いくら水中プリキュアとはいえ相手も水中ゼツボーグなので単身でのバトルはかなり苦戦の様子で、休まず放たれるゼツボーグ魚雷弾(?)に次第に追い詰められ、体勢を崩した所へトドメの魚雷弾が迫って絶体絶命の大ピンチ!…ってトコへイルカのティナが割って入って急場を逃れるも、代わりにティナが虫の息に。ていうかイルカ一匹一発で殺れないレベルの攻撃なのか(それは言わない。身替わりで瀕死となったティナに悲鳴を上げるマーメイド、しかしゼツボーグは容赦なく魚雷弾をぶちかまし、一人と一匹はくらい海底へ沈んでいくのでした。そういやいくら水中プリキュアといっても息はどうしているのだろう。エラ呼吸?(野暮

ブラックアウトからパッと目を開くと白い光に包まれた回想シーンへ。アバンで見せた幼少みなみん水没の続きはティナとの出会いのヒトコマでした。目を覚ました瞬間に種を越えた絆を築く一幕はプリキュア的にはいい話なのだろうけれど…そもそも金槌みなみんが何故いきなり深い海の底に一直線なのか? についてすら何の説明もなく「溺れた所を助けられた」という一点のみを描いた馴れ初めエピソードは正直かなりインスタントな印象であります。今回はみなみんとティナの友情が話の肝と言えるだけにその辺もう少しきっちり描いてほしかった。
「あなたはまた私を助けてくれたの?」
さてそんな回想からリアルで目を覚ましたマーメイドは瀕死のティナに申し訳が立たず、きゅーきゅーと弱るティナへ涙ナミダの叫びを向け…ティナを、そしてこの海を守りたい気持ちに呼応するように海底がピカッと光ると傷付いたティナが泡に包まれあっと言う間に完全回復、続いてカナタ王子のおしらせどおり新たなるドレスアップキーが現れました。ううむ。流れ的にはこれも良い話なのだろうけれど、瀕死のティナがいきなり全回復しちゃうご都合臭にちょっと笑ってしまった。
「これは、この海を救ってくれと私に託された大いなる力」
「ここに暮らすあなたたちを、そしてこの海を愛するお兄さまの夢も、私が絶対守ってみせる!」
新ドレスアップキーを手にしたマーメイドは全力全壊でゼツボーグに迫り、高く水柱を上げて海面から飛び出し、落下したゼツボーグが上げた水柱を手刀で一斬。これほど荒ぶるマーメイドは珍しい。

「高鳴れ、泡よ! プリキュア バブル リップル!」
キーを掲げて海上に出たマーメイドは高見のトワイライトさんと丁々発止の後おもむろに新技を発動。その名のとおりプリキュア棒の先から現れた大きな泡は散弾の如く弾けてゼツボーグを包み込み、一方陸上のタコゼツボーグへは泡の直撃をぶつけて捕らわれのフローラ&トゥインクルを解放し、三人揃った所でモードエレガントからごきげんよう。というか強化型ゼツボーグを二匹一気に浄化できちゃうトリニティリュミエール強すぎ。これでは複数起動しても意味が無い(笑
「みんな何も知らず呑気ロマ」
「それでいいのよ。みんなが海を楽しんでくれれば」
戦い済んで夕暮れの浜辺。何も知らず談笑し子供たちと遊ぶお兄さまをして裏方に徹するみなみんの呟きはじつにヒーローしてました。
「でもあの子たちは知ってるみたいですよ」
続くはるはるのセリフも思いっきりベッタベタだけどかっこいい締めでした。でもタコゼツボーグに襲われてる浜辺にたくさん人がいたような…(それは言わない。ラストカットの販促カタログにバブルキーが加わって7本目、このペースだと今月中に9本集まり、つまり前半ヤマ場までに12本揃いそうで、すると後半はどうすんだろ? 前半の大ハマリから急転直下したス●イル後半の悪夢はもうたくさんなのでどうにか上手いこと構成していただきたいトコです。
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