2015-05-26(Tue)
Go! プリンセスプリキュア #17 まぶしすぎる!きらら、夢のランウェイ!
母の夢と娘の夢。

母娘を結ぶ夢のキー。

アバン冒頭はきららのママさん「天ノ川ステラ(CV.大原さやか)」のステージ姿から、来たるボアンヌコレクション特集の雑誌記事をチラリ。記事によればトップモデルのステラはもちろんその実娘との共演に注目が集まっているとか。というわけできららが仲間入りするきっかけとなったオーディションから約二ヶ月半、売れっ子モデルのきららがさらに高みを目指すべく世界的ファッションショー・ボアンヌコレクションの本番の日がようやくやってまいりました。リアルではオーディション→本番まで三ヶ月程度空いて当然だけれど、TVアニメでその期間を忠実に再現するのは結構珍しいパターンかも? まあ1クールアニメだとその期間だけで放送枠終わっちゃうし(笑
「他の仕事も入ってないし時間持て余しちゃってさ」
「ずっと憧れてたショーだからね、むしろ楽しみでしょうがないって感じ?」
そんな大舞台への出演にさすがのきららも緊張している?…と思いきやレッスン室に現れた姿はご覧のとおり余裕綽々。鏡に写る力の抜けた表情&アクションと、それを見つめるはるはるとの温度差がいい味出してます。というかはるはるは地道にバレエ続けているのだなあ。感心感心。ってな余裕の表情に感動したはるはるはきららの晴れ舞台を早く見たい!
「じゃあ今から行っちゃう?」

というわけでみなさん揃ってショー会場の下見にレッツイゴー! ほどなく到着した大会場にて関係者入口を探していると目の前に一台のタクシーが止まり、するとそこから一人の美女が降り立ち――
「ママ!」
「きらら!」
ショー会場を下見に来ていたステラさんと偶然行き会って母娘感動の再会・抱擁へ。ギュッとハグして頬をすりすり再会を喜ぶステラさんの熱烈な愛情表現はさすが海外生活が長いだけのことはある? とはいえきららとしては友達の前的にちょっと困り顔?(笑
続いて一緒に来たお友達の紹介。モノホンのトップモデルを前にしてテンパるはるはると決して動じず上品な挨拶をするみなみんの人間力の差(笑)をチラリと見せた後、対するステラさんのリアクションがまた凄かった。
「友達…きららの友達!?」
友達と聞いて驚きの表情から一気に破顔し二人をハグってぬるぬるすりすりの一連は心の底からの嬉しさを感じさせます。思えば登場当初のきららの様子からして同世代の友達ができるタイプではなく、そんな娘が友達を連れてきた!となったら親としてそりゃ嬉しいでしょう。また仕事とはいえ普段から寂しい思いをさせている事もあり、その空白を埋めてくれる存在が娘の近くにいてくれるありがたさもありそう。まあ全力のすりすりハグハグはやりすぎですけど(笑

さっそくホールに入ったみなさんは設営中のショー会場を見てその規模に感動、特にきららは念願の大ステージを前に気合いビシビシでありました。ってなトコへ現れたボアンヌさんと軽く挨拶を交わすと、ステラさんの発案でランウェイへ上がることに。
長く伸びるランウェイに立ったきららはその風景を上気した表情で見つめ、ってな様子に気付いたステラさんは娘にお手本を見せるが如くウォーキングに出ていきます。その姿は設営スタッフの視線をも惹き付けるほど鮮やかで…きららは会場の空気を一気に変えてしまったステラさんのモデル力を痛感し、トップモデルと同じランウェイを歩く事の重みに襲われ、そのプレッシャーを跳ね返すべく気合いを入れ直すとランウェイへ出ていきました。きららはこの時点で先ほどの余裕などすっかり消え失せガッチガチ、一方硬い表情で歩く娘をすれ違いざまにチラリと見やったステラさんはこの時点で緊張を察していたのでしょう。ヘソに着いてのポージングはガッチガチのヒヤヒヤもの、とりあえずギリギリで踏ん張ったものの復路でようやく緊張を自覚するほどきららは自分の姿が見えていません。

「え? 今からきららちゃんちに!?」
さてここからはステラさんによる一計、娘の緊張を解くべく数々のドタバタ作戦が始まります(笑。ショー前日の大事な時にお泊まりなんて迷惑じゃ? そもそも外泊許可を取っていないし…するとスマホをサッと取り出して白金さんへ軽く直訴(笑)するステラさん。、結局あっさり外泊許可が出て、戸惑うみなさんを置いてサッサと夕飯の買い出しに向かうのでした。フリーダム!
向かった先は意外にも下町の商店街で、世界的トップモデルの中身は下町に親しむ普通のお母ちゃんっぽい? いやプリクラを見つけて大はしゃぎする自由さはあまり普通でもないか(笑。渋るきららを引き込んでさっそくパシャリと撮影するも、上がった写真のきららの表情はガッチガチで、こんなんじゃ明日ヤバいよ…などと沈むきららの頬をびよーんと引っ張って変顔きららに大笑いのステラさんがまた自由すぎる。いやはやまさかきららのこんな変顔が見られるとは(笑
その後天ノ川宅へ到着すると散らかり放題の部屋にみなさん絶句。慌てて片付けようと開いたドアから物が溢れ出す所までテンプレか。ガラクタ山から顔を出して「あははは」のステラさんがいい顔すぎ。ってなママに呆れて片付けを始めるきらら…を見送るシメシメ顔が印象的で、ステージ下見以来何かときららに絡んではチラ見せするステラさんの素の表情はいかにも腹に一物的な? 単なるエキセントリックな人というわけでは無さそうです。

ほどなくすき焼き鍋を囲んでの夕食タイムへ。ここできららの父親が大御所俳優の高天原健である事が明らかになります。母子家庭じゃなかったんだ!? なーんて話題で盛り上がるテーブルからきららは一人席を立ってサッサと自室へ。せっかく友達が来ているのに放って行っちゃうのは穏やかじゃありませんが、逆に言えばそれほどまで今のきららが切羽詰まっているという事でしょう。
「できるはず、あたしなら。いつもどおりのステージをイメージするんだ…」
絶対に失敗できない明日の本番を控えて少しでも練習をしたい。自室のきららは以前のビデオを流しながら必死の表情でウォーキングの練習…ってなトコへ再びあの人が登場します。
「おっじゃま~! みんなでアルバム見ようよ!」
張り詰めた空気を全く読まない(笑)ステラさんの提案に仲間の手前も忘れてキレたきららは正面から食ってかかり、ところがステラさんはその数段上を悠々と飛んでいきます。
「失敗できないの! 集中したいの! ママなら判るでしょ!?」
「わかんないわね。だって私天才だもの」
初めての大舞台を前に必死に足掻く娘に対しこうもあっさり言ってのける母親おそるべし。一方きららはステラさんの天才っぷりを誰より知っているだけにグゥの音も出せず、ブチキレて追い返すしかできません。みんなの前では余裕を見せていたのにいざ本番となったら緊張に襲われ焦っている「凡人モデル 天ノ川きらら」、その現実をよりによって一番親しい人からストレートに突き付けられ(しかもみんなの前で)、きららのアイデンティティは崩壊寸前でありましょう。だからもう今のきららの選択肢は「キレる」しかないのですね。
「あのデリカシーの無さ、ほんと昔から変わんない!」
そしてブチギレきららはステラさんのエキセントリックな日常(笑)をグチり始め、はるはる&みなみんは止めどなく溢れ出すグチに圧倒されつつ、それで気が済むならと黙って聞いてあげるのでした。あははは。その怒りのグチパワーは先ほどまでの緊張などいつしか吹き飛ばし、なーんて様子を確かめたステラさんはニヤマリと笑みを浮かべ…つまり空気を読まない発言もアレもこれも全て娘の緊張を解すための一計だったということ。そうは言ってもステラさんの行動は九分九厘素のような気もしますが(笑

「ま、いっか。ここまで来たら焦ってもしょうがないや」
「急にステラみたいにはなれないもん。あたしはあたしでやるしかない」
ステラさんの策=グチ吐いてスッキリ作戦は大成功だったようで、翌朝のきららは憑き物が落ちたように開き直り、程なく到着した会場の控え室でもボアンヌさんから「昨日と違っていい笑顔」と褒められ、その言葉にキョトンのきららでしたが…本番ステージへ出撃するステラさんを見た瞬間母の真意に気付いてクライマックスへの仕込み完了。

「いいなあ、きららちゃんち。私も行ってみたかった~」
今回もナチュラルにハブられてしまったゆいちゃんの切ない訴え(笑)からファッションショーの開幕へ。今度は連れてってあげて。というか何かスカート長くない?
「プリンセスみたい!」
「みたいではないわ。私は真のプリンセス」
今か今かと開幕を待つ会場に突然現れたトワイライトさん&お付きの者。見目麗しいお姿に客席から感嘆の声が上がるもあくまで上から姿勢を崩さないトワイライトさんさすがです。ってなトコに割り込んだステラさんへシャットユアドリーム!
「きららと一緒に同じステージに立ちたい!」
エキセントリック&フリーダムなステラさんの夢はじつに母親らしく「娘との共演」でした。つまり今回のドタバタは全てこの夢を良い形で叶えるべくステラさんの画策で、一方そうとは知らず手のひらで踊っていたきららはママの真意を知ってガガントス! 誰よりもステラさんを応援してきたきららは誰よりもステラさんに応援されていた、仕事最優先で一緒にいる時間すらほとんど無い忙しい母娘はきっちり繋がっていたのです。気付かぬうちに助けてくれていたママの愛情に応え「今度は私が助ける番!」と気合いスイッチオンのきららはベタながらアツかった。
母娘仕様の如く二体同時発動したゼツボーグはちょっと反則っぽい?(笑。そういや記念すべききらら初変身の第4話ゼツボーグもモデルモチーフでした。黒キー仕様(しかもデュオ)ってのもありますがあの時よりかなり強そう?

きらら&他二名がプリンセスエンゲージ!からアクションスタート。すばしっこい空中殺方で戦闘序盤を先制するプリキュアでしたが、スカート(?)をギュンギュン回して迫り来るゼツボーグにフローラ&マーメイドはあっさり吹っ飛ばされ、一方トゥインクルはコケた所を踏み潰されていきなり大ピンチに!
「母親の夢から生まれた絶望に倒されるがいいわ」
「冗談!?…あたしが負けるはずないじゃない!」
相変わらず大上段から超見下すトワイライトさんへトゥインクルも負けていません。ステラさんの夢を知り、母親の思いを知った今、母娘一緒の夢へ向かう無限力はゼツボーグを跳ね返し、さらに母娘の絆を示すように暖かい光が戦場を照らし――

ステラさんの胸元に新しいドレスアップキーが現れました! 前回の海藤リゾートでの出現もそうだけどドレスアップキーってノーブル島の何処かに埋まっているものじゃなかったのか!? というか突然ムネの谷間に現れる辺り島に埋まってるとかどうとか言う話じゃないんだけれど。どうせならムネの谷間に挟ま(以下自重。まあ思いの強さに時空を越えて云々って事で何となく納得してしまいましょう。
「シューティングスター! キラキラ流れ星よ!」
さっそく発動した新キーの技は流れ星モチーフの「プリキュア ミーティア ハミング」。いつものシーケンスから現れた大きな星は無数に別れて空を舞いゼツボーグへ降り注ぎ…その一連にて流れる星を「きれい」と眺めるゆいちゃんがいい味出し過ぎてて技の印象を消し飛ばしてしまったのはヒミツだ(笑。そして体勢を崩したゼツボーグへいつもどおりモードエレガントから冠を落としてフィナーレ。トワイライトさん今回もおつかー。そろそろ本気出して?

闘い終わって再びボアンヌコレクションの本番会場へ。今回の一連にて無駄な気負いが抜けたきららはいつも以上の笑顔でランウェイを歩き、と同時にステラさんも極上笑顔で華を添え、母娘一緒の夢のステージは無事にフィナーレを迎えます。
「どうする? ママの夢叶っちゃったんじゃない?」
「そうね。でもまだまだ私には次の夢があるから」
「え? なに?」
「きららと二人でトップモデルになること」
「オッケー! わかった。待ってて、すぐに叶えてあげる!」
ショー後の会話がまた粋でした。抱いていた夢の図星を突かれて一瞬目を丸くするステラさんのいたずらっぽい表情変化、対するきららもまたママに負けずいたずらっぽい表情も良かった。というわけで極上キュートな母娘描写からアイテムカタログに新キー追加で今回の締め。次回フローラの新キー追加でとりあえず一段落かな。
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母娘を結ぶ夢のキー。

アバン冒頭はきららのママさん「天ノ川ステラ(CV.大原さやか)」のステージ姿から、来たるボアンヌコレクション特集の雑誌記事をチラリ。記事によればトップモデルのステラはもちろんその実娘との共演に注目が集まっているとか。というわけできららが仲間入りするきっかけとなったオーディションから約二ヶ月半、売れっ子モデルのきららがさらに高みを目指すべく世界的ファッションショー・ボアンヌコレクションの本番の日がようやくやってまいりました。リアルではオーディション→本番まで三ヶ月程度空いて当然だけれど、TVアニメでその期間を忠実に再現するのは結構珍しいパターンかも? まあ1クールアニメだとその期間だけで放送枠終わっちゃうし(笑
「他の仕事も入ってないし時間持て余しちゃってさ」
「ずっと憧れてたショーだからね、むしろ楽しみでしょうがないって感じ?」
そんな大舞台への出演にさすがのきららも緊張している?…と思いきやレッスン室に現れた姿はご覧のとおり余裕綽々。鏡に写る力の抜けた表情&アクションと、それを見つめるはるはるとの温度差がいい味出してます。というかはるはるは地道にバレエ続けているのだなあ。感心感心。ってな余裕の表情に感動したはるはるはきららの晴れ舞台を早く見たい!
「じゃあ今から行っちゃう?」

というわけでみなさん揃ってショー会場の下見にレッツイゴー! ほどなく到着した大会場にて関係者入口を探していると目の前に一台のタクシーが止まり、するとそこから一人の美女が降り立ち――
「ママ!」
「きらら!」
ショー会場を下見に来ていたステラさんと偶然行き会って母娘感動の再会・抱擁へ。ギュッとハグして頬をすりすり再会を喜ぶステラさんの熱烈な愛情表現はさすが海外生活が長いだけのことはある? とはいえきららとしては友達の前的にちょっと困り顔?(笑
続いて一緒に来たお友達の紹介。モノホンのトップモデルを前にしてテンパるはるはると決して動じず上品な挨拶をするみなみんの人間力の差(笑)をチラリと見せた後、対するステラさんのリアクションがまた凄かった。
「友達…きららの友達!?」
友達と聞いて驚きの表情から一気に破顔し二人をハグってぬるぬるすりすりの一連は心の底からの嬉しさを感じさせます。思えば登場当初のきららの様子からして同世代の友達ができるタイプではなく、そんな娘が友達を連れてきた!となったら親としてそりゃ嬉しいでしょう。また仕事とはいえ普段から寂しい思いをさせている事もあり、その空白を埋めてくれる存在が娘の近くにいてくれるありがたさもありそう。まあ全力のすりすりハグハグはやりすぎですけど(笑

さっそくホールに入ったみなさんは設営中のショー会場を見てその規模に感動、特にきららは念願の大ステージを前に気合いビシビシでありました。ってなトコへ現れたボアンヌさんと軽く挨拶を交わすと、ステラさんの発案でランウェイへ上がることに。
長く伸びるランウェイに立ったきららはその風景を上気した表情で見つめ、ってな様子に気付いたステラさんは娘にお手本を見せるが如くウォーキングに出ていきます。その姿は設営スタッフの視線をも惹き付けるほど鮮やかで…きららは会場の空気を一気に変えてしまったステラさんのモデル力を痛感し、トップモデルと同じランウェイを歩く事の重みに襲われ、そのプレッシャーを跳ね返すべく気合いを入れ直すとランウェイへ出ていきました。きららはこの時点で先ほどの余裕などすっかり消え失せガッチガチ、一方硬い表情で歩く娘をすれ違いざまにチラリと見やったステラさんはこの時点で緊張を察していたのでしょう。ヘソに着いてのポージングはガッチガチのヒヤヒヤもの、とりあえずギリギリで踏ん張ったものの復路でようやく緊張を自覚するほどきららは自分の姿が見えていません。

「え? 今からきららちゃんちに!?」
さてここからはステラさんによる一計、娘の緊張を解くべく数々のドタバタ作戦が始まります(笑。ショー前日の大事な時にお泊まりなんて迷惑じゃ? そもそも外泊許可を取っていないし…するとスマホをサッと取り出して白金さんへ軽く直訴(笑)するステラさん。、結局あっさり外泊許可が出て、戸惑うみなさんを置いてサッサと夕飯の買い出しに向かうのでした。フリーダム!
向かった先は意外にも下町の商店街で、世界的トップモデルの中身は下町に親しむ普通のお母ちゃんっぽい? いやプリクラを見つけて大はしゃぎする自由さはあまり普通でもないか(笑。渋るきららを引き込んでさっそくパシャリと撮影するも、上がった写真のきららの表情はガッチガチで、こんなんじゃ明日ヤバいよ…などと沈むきららの頬をびよーんと引っ張って変顔きららに大笑いのステラさんがまた自由すぎる。いやはやまさかきららのこんな変顔が見られるとは(笑
その後天ノ川宅へ到着すると散らかり放題の部屋にみなさん絶句。慌てて片付けようと開いたドアから物が溢れ出す所までテンプレか。ガラクタ山から顔を出して「あははは」のステラさんがいい顔すぎ。ってなママに呆れて片付けを始めるきらら…を見送るシメシメ顔が印象的で、ステージ下見以来何かときららに絡んではチラ見せするステラさんの素の表情はいかにも腹に一物的な? 単なるエキセントリックな人というわけでは無さそうです。

ほどなくすき焼き鍋を囲んでの夕食タイムへ。ここできららの父親が大御所俳優の高天原健である事が明らかになります。母子家庭じゃなかったんだ!? なーんて話題で盛り上がるテーブルからきららは一人席を立ってサッサと自室へ。せっかく友達が来ているのに放って行っちゃうのは穏やかじゃありませんが、逆に言えばそれほどまで今のきららが切羽詰まっているという事でしょう。
「できるはず、あたしなら。いつもどおりのステージをイメージするんだ…」
絶対に失敗できない明日の本番を控えて少しでも練習をしたい。自室のきららは以前のビデオを流しながら必死の表情でウォーキングの練習…ってなトコへ再びあの人が登場します。
「おっじゃま~! みんなでアルバム見ようよ!」
張り詰めた空気を全く読まない(笑)ステラさんの提案に仲間の手前も忘れてキレたきららは正面から食ってかかり、ところがステラさんはその数段上を悠々と飛んでいきます。
「失敗できないの! 集中したいの! ママなら判るでしょ!?」
「わかんないわね。だって私天才だもの」
初めての大舞台を前に必死に足掻く娘に対しこうもあっさり言ってのける母親おそるべし。一方きららはステラさんの天才っぷりを誰より知っているだけにグゥの音も出せず、ブチキレて追い返すしかできません。みんなの前では余裕を見せていたのにいざ本番となったら緊張に襲われ焦っている「凡人モデル 天ノ川きらら」、その現実をよりによって一番親しい人からストレートに突き付けられ(しかもみんなの前で)、きららのアイデンティティは崩壊寸前でありましょう。だからもう今のきららの選択肢は「キレる」しかないのですね。
「あのデリカシーの無さ、ほんと昔から変わんない!」
そしてブチギレきららはステラさんのエキセントリックな日常(笑)をグチり始め、はるはる&みなみんは止めどなく溢れ出すグチに圧倒されつつ、それで気が済むならと黙って聞いてあげるのでした。あははは。その怒りのグチパワーは先ほどまでの緊張などいつしか吹き飛ばし、なーんて様子を確かめたステラさんはニヤマリと笑みを浮かべ…つまり空気を読まない発言もアレもこれも全て娘の緊張を解すための一計だったということ。そうは言ってもステラさんの行動は九分九厘素のような気もしますが(笑

「ま、いっか。ここまで来たら焦ってもしょうがないや」
「急にステラみたいにはなれないもん。あたしはあたしでやるしかない」
ステラさんの策=グチ吐いてスッキリ作戦は大成功だったようで、翌朝のきららは憑き物が落ちたように開き直り、程なく到着した会場の控え室でもボアンヌさんから「昨日と違っていい笑顔」と褒められ、その言葉にキョトンのきららでしたが…本番ステージへ出撃するステラさんを見た瞬間母の真意に気付いてクライマックスへの仕込み完了。

「いいなあ、きららちゃんち。私も行ってみたかった~」
今回もナチュラルにハブられてしまったゆいちゃんの切ない訴え(笑)からファッションショーの開幕へ。今度は連れてってあげて。というか何かスカート長くない?
「プリンセスみたい!」
「みたいではないわ。私は真のプリンセス」
今か今かと開幕を待つ会場に突然現れたトワイライトさん&お付きの者。見目麗しいお姿に客席から感嘆の声が上がるもあくまで上から姿勢を崩さないトワイライトさんさすがです。ってなトコに割り込んだステラさんへシャットユアドリーム!
「きららと一緒に同じステージに立ちたい!」
エキセントリック&フリーダムなステラさんの夢はじつに母親らしく「娘との共演」でした。つまり今回のドタバタは全てこの夢を良い形で叶えるべくステラさんの画策で、一方そうとは知らず手のひらで踊っていたきららはママの真意を知ってガガントス! 誰よりもステラさんを応援してきたきららは誰よりもステラさんに応援されていた、仕事最優先で一緒にいる時間すらほとんど無い忙しい母娘はきっちり繋がっていたのです。気付かぬうちに助けてくれていたママの愛情に応え「今度は私が助ける番!」と気合いスイッチオンのきららはベタながらアツかった。
母娘仕様の如く二体同時発動したゼツボーグはちょっと反則っぽい?(笑。そういや記念すべききらら初変身の第4話ゼツボーグもモデルモチーフでした。黒キー仕様(しかもデュオ)ってのもありますがあの時よりかなり強そう?

きらら&他二名がプリンセスエンゲージ!からアクションスタート。すばしっこい空中殺方で戦闘序盤を先制するプリキュアでしたが、スカート(?)をギュンギュン回して迫り来るゼツボーグにフローラ&マーメイドはあっさり吹っ飛ばされ、一方トゥインクルはコケた所を踏み潰されていきなり大ピンチに!
「母親の夢から生まれた絶望に倒されるがいいわ」
「冗談!?…あたしが負けるはずないじゃない!」
相変わらず大上段から超見下すトワイライトさんへトゥインクルも負けていません。ステラさんの夢を知り、母親の思いを知った今、母娘一緒の夢へ向かう無限力はゼツボーグを跳ね返し、さらに母娘の絆を示すように暖かい光が戦場を照らし――

ステラさんの胸元に新しいドレスアップキーが現れました! 前回の海藤リゾートでの出現もそうだけどドレスアップキーってノーブル島の何処かに埋まっているものじゃなかったのか!? というか突然ムネの谷間に現れる辺り島に埋まってるとかどうとか言う話じゃないんだけれど。どうせならムネの谷間に挟ま(以下自重。まあ思いの強さに時空を越えて云々って事で何となく納得してしまいましょう。
「シューティングスター! キラキラ流れ星よ!」
さっそく発動した新キーの技は流れ星モチーフの「プリキュア ミーティア ハミング」。いつものシーケンスから現れた大きな星は無数に別れて空を舞いゼツボーグへ降り注ぎ…その一連にて流れる星を「きれい」と眺めるゆいちゃんがいい味出し過ぎてて技の印象を消し飛ばしてしまったのはヒミツだ(笑。そして体勢を崩したゼツボーグへいつもどおりモードエレガントから冠を落としてフィナーレ。トワイライトさん今回もおつかー。そろそろ本気出して?

闘い終わって再びボアンヌコレクションの本番会場へ。今回の一連にて無駄な気負いが抜けたきららはいつも以上の笑顔でランウェイを歩き、と同時にステラさんも極上笑顔で華を添え、母娘一緒の夢のステージは無事にフィナーレを迎えます。
「どうする? ママの夢叶っちゃったんじゃない?」
「そうね。でもまだまだ私には次の夢があるから」
「え? なに?」
「きららと二人でトップモデルになること」
「オッケー! わかった。待ってて、すぐに叶えてあげる!」
ショー後の会話がまた粋でした。抱いていた夢の図星を突かれて一瞬目を丸くするステラさんのいたずらっぽい表情変化、対するきららもまたママに負けずいたずらっぽい表情も良かった。というわけで極上キュートな母娘描写からアイテムカタログに新キー追加で今回の締め。次回フローラの新キー追加でとりあえず一段落かな。
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