2015-10-05(Mon)

Go! プリンセスプリキュア #35 やっと会えた…!カナタと失われた記憶!

失われた記憶を取り戻せ! 

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しかしそれは辛く厳しい道のりでした。

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夢ヶ浜の雑踏にカナタを見つけた前回から今回さっそく捜索開始。妙にかわいい(笑)人相書きを手に街を駆けるはるはる、他のみんなも手を尽くしますが当然ながらなかなか見つからず、同様に手掛かり無しでしょんぼりのトワと公園で行き会ってまだまだこれから! ってな時にぶつかった相手は久々の錦戸さんでした。トワイライト時代に会っているトワは錦戸さんを見るや稲や平身低頭ゴメンナサイ、一方錦戸さんは初対面の美少女にいきなり頭を下げられて戸惑うばかり…そんなビミョーな情況を誤魔化し紛れにはるはるは例の人相書きを錦戸さんに見せると見事にビンゴ! 予告の段階で今回再会する事は判っていたもののまさかアバンで見つかるとは。

というわけではるはる&トワは第13話以来の錦戸バイオリン工房へ駆け付け、ドアを開けると探し続けた笑顔の君が振り返ってあっさり再会を果たします。念願の兄妹再会に思わず抱き付くトワ。あら大胆(笑

「君たちは誰? 僕の事を知っているの?」

ところがカナタ王子はサブタイトルどおり記憶を失っていました。記憶操作はディスピア様の十八番なのでおそらくその影響と思われますが、単に記憶を消去(隔離)するだけでは娑婆に送り込んだ(?)意味が無いので、おそらくこれはさらなる悲劇のイントロなのでしょう。何かをきっかけに闇モードが発動するとか。

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海岸で倒れていたカナタ王子を見つけた錦戸さんは工房へ連れて帰って当面の世話をしてくれていたようです。この世知辛い世の中で良く出来た人だ。王子は助けた当初から記憶が失われていて、ケガの治療中に反応していたバイオリンを持たせてみると手つきは様になっているものの曲は弾けず…体が覚えているってなら「覚えてないのに何故か弾ける」とした方がドラマ的だったかも?

「あなたはプリンス・ホープ・グランド・カナタ」
「僕らの国、ホープキングダムの王子ですロマ」
「そしてあなたの妹、プリンセス・ホープ・ディライト・トワです」

そんなこんなで記憶喪失となったカナタ王子へ事情説明を始めますが、名前や立場を伝えてもサッパ思い出さず、プリキュアに変身して見せても反応せず…「綺麗だ」と言われて照れまくるフローラかわいい(笑。ホープキングダムの象徴としてパレスを見せても混乱するばかり。プリキュアの変身や人語を話す妖精ズを見ても驚かないのは思考ベースがホープキングダム人だから? つまりパーソナルデータだけ綺麗に抜け落ちているという事。

「トワっちだってちゃんと思い出したじゃん」

などなど悲しい現実を突き付けられて俯くトワを励ますきらら。何せトワ自身が経験者なのできららの言葉は力強く響いたでしょう。そして「自分の時は何をきっかけに記憶を取り戻したか?」を考えた。

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それは兄妹の絆の象徴であるあの曲でした。トワは自分の時と同じようにバイオリンの音を聞かせ、すると王子は「懐かしい気がする」と好反応。ところがいざバイオリンを持たせてみると記憶は全く戻っておらず…このシーンはジッソーアングル(笑)やアオリ・俯瞰を駆使して記憶喪失回復の望みと失意を表現していました。プリキュアでここまでやる人は珍しい(タナカリオンくらい?(笑)と思ったら今回演出は第25話以来の暮田公平氏、件の帰省回でも演出が冴えていましたが今回はさらに飛ばしてる感じ。

「他に出来る事は何だろう?」
「う-ん、思い出の場所を巡るとか?」
「今はホープキングダムに行けないパフ…」

ディスダークの侵攻を防ぐためホープキングダムとの経路を断ち、しかも頼みの王子がこの様子なのでこちらからホープキングダムへは行けない。まあいざとなったらキーの不思議な力で行っちゃうだろうけど今は無しってことで(実も蓋も

「となると他には…」
「カナタ様はこっちの世界に来た事ないはずロマ。そんな場所は…」
「あっ! ある! あるよ!」

あれ? アロマってはるはると王子の初対面の話を知らなかったっけ? ともあれはるはるは「こっちの世界」での思い出の場所を思い浮かべてレッツイゴー!

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ボンネットバスに揺られて着いたのは第25話で描かれたはるはるの地元・川越。そこからほてほてと歩いて着いた花咲く丘こそ幼いはるはるがカナタ王子と出合った、娑婆での「思い出の場所」でありました。思い出の場所に立ち、出合った時の話をし、二人の繋がりを示すドレスアップキーを差し出して記憶復活の期待に満ちるはるはる。ところが王子は何も思い出せず、はるはるは表情を変えて詰め寄るもやはり思い出せず、申し訳なさそうに視線を外すのみ。ここもまた各キャラの胸中を強調する演出が効きまくり、みなさん揃ってズンドコに落ちてる空気がこれでもかと伝わってきます。うぐぐ。

「いいのいいの、やってみないと判らないんだから」

すっかり沈んでしまった空気を明るくリカバリーするきらら、続いてみなみん&ゆいゆいも気持ちの切り替えに進み、はるはるは一瞬浮かべた涙を散らして笑顔で振り返り…ところが一人だけ浮上できない子がいました。俯いたままのトワに気付いた王子の呟き「本当にすまない」…今一番辛いのは王子自身だろうに人の辛さが判る辺り王子たる者なのだなあ。で、はるはるはそんな王子の気持ちをきちんと判っているってのがまた。

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Bパートは気分を変えて子供たちと遊ぶみなさんの様子から。さすが河野作監回は妖精と子供の描写が秀逸であります。などなど楽しく遊ぶ一方で引き続き沈んでいるトワ。

「はるか。わたくし諦めませんわ。必ずお兄さまを取り戻します。どんな事をしてでも」

何だか思いっきりヤバいフラグを立てているような気がするけど杞憂? 一方はるはるはトワの心情を理解しつつも「カナタを苦しめてないかな?」と王子を気遣うのでした。いろいろ教える度に辛そうな顔をする…はるはるだって王子に思い出してもらいたい気持ちは同じ、にも関わらず「今の彼の気持ち」をきちんと見据えて自分の気持ちを抑えるのです。はるはるとは立場が違うとはいえ、自分の気持ちばかりで突っ走っていたトワは…ってなトコへストップ&フリーズが現れます。

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突然現れた敵への不安や警戒を強調する斜めのロング、身構えるみなみん&きららのポーズや子供たちを避難誘導する第五の戦士を描くダイナミックなアングルも良い良い。凝ってるなあ。避難中に人形を落としてしまった女の子がお約束どおりストップ&フリーズに囲まれて投獄、人形モチーフのゼツボーグが発動すると例によって絶望の種が発芽し…地味に不気味に着実に終焉の準備が進んでいますね。ってコトでみなさん揃ってプリンセスエンゲージ!からアクションシーンへ。

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変身明けから容赦無い攻撃が始まります。元がかわいらしい人形(?)とは思えないほど凶暴なゼツボーグは激しいパンチを次々と繰り出しては土煙を上げ、一方プリキュアたちはひらりひらりとかわしながら土煙シルエットで翻弄し、一瞬の隙に乗じて上空からの4連キックをブチ込み、するとゼツボーグは髪触手を地下茎のように伸ばし…触手に捕らわれるプリキュアの図はもはや伝統芸でありますね。足から吊されるマーメイドの反重力スカートに笑った。これも伝統か(笑。一人フリーのフローラは髪を渡って気合一発、誘導ミサイルの軌跡の如く迫る触手を振り切って相打ちパンチの一連もアツい。などなどさすが河野アクションはスピード感・重量感ともにキレッキレで見応え十二分、やはり作画の肉弾戦はプリキュアの華であります。

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「ありがとうカナタ。あなたがいてくれてよかった」

あなたのおかげでプリンセスを目指せる、あの子の夢も守れる。全ての始まりであるこの場所でカナタ王子への感謝を伝えるフローラ。一方王子はその一部始終を見ながらも記憶の糸は依然辿れず。ううむ。こうなると何をきっかけに記憶が回復するか気になります。そうこうしているうちにゼツボーグは髪を纏めてドリルでルンルン クルルンルン(違。そういやアレもプリンセスだっけね。いきなり襲いかかるドリルに身構えるフローラ、するとトゥインクルが割って入ってバリア発動、そこから個人技を立て続けて処刑台送りでフィニッシュ。

「いいよ今は思い出さなくても」

プリキュアバトルを見ても何も思い出せない王子にはるはるは思い切った決断をします。何も覚えていなくてもカナタはカナタ、まずは今の自分たちを見てもらって、少しずつ仲良くなって、そしたらいつかきっと…。思い出してほしい気持ちを押し付けて、焦らせ困らせ辛くさせてはみんな不幸になってしまう。ならば記憶の件は自然に任せて今できる事をしよう。これはトワにとっては辛い決断でしたが、先の丘上でのやり取りにて「お兄さまの気持ち」を考え=はるはる案を了承し、「お兄さま」と呼ぶ事を許されてココロの折り合いを付けた。記憶を失っているとはいえとりあえず生きての再会に安堵し、以前と変わらぬ笑顔で「トワ」と呼ばれて思わず涙するトワ。泣き崩れるトワに優しく寄り添うみなみん&きららもいい子です。そしてはるはるは改めて「友達」として握手を交わし、カナタ王子との第一歩を再び踏み出すのでした。

    

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巧いシナリオだった

今回は、トワサイドとはるかサイドで違ったもの見え方を描きつつ、全体としてもうまくまとまっていてひじょうに巧いシナリオだなあと思いましたね。

まずトワサイドですが、トワがスタッフに入ってたんじゃないかと思うくらい、記憶を失った兄に焦れる姿に説得力がありましたね。カナタとは生まれたころから一緒に居る親族ですし、意図せずとはいえ国を裏切る事になってしまったこれまでの経緯もあって兄の記憶が戻らないもどかしさが段違いなのはわかるのですが、その意識差が、他の三人との意識のズレの描写も含めて細かく的確に表現されていたように思います。特にきららに「トワっちだってちゃんと思い出したじゃん」と言われて激しく同意するとか、いや~わかるわ~と感じましたね。そんな境遇に陥ったことないんですけどね(笑) はるかに同意しつつも、「お兄様と呼び続けてもいいですか!?」とか最後まで何かこだわっちゃうのも何かわかるわ~(笑)

他方ではるかが、カナタの現状に心の折り合いをつけていく描写もこれはこれで巧かったと思います。浮世離れた自分の夢を、そのまま認めて励ましてくれたカナタの思い出に重ねつつ、記憶を戻すよう無理強いするのをやめて今のカナタを認めてあげようと思い直すというのはとても綺麗な流れだったなあと。それもプリンセスになりたい少女とのふれあいを通じて、っていう流れの中で自然に出てきたのが良かったですね。綺麗な思い出で納得しちゃうはるかと、綺麗な思い出どころで済まされず、なんとしてでも根拠や手がかりが欲しいトワとの対照という点でもいい描写だったと思います。

そんなわけでかなり描き分けに妙のあったシナリオだったと思うのですが、むしろそれだけに、トワの「絶対にあきらめませんわ」とか、仰る通りもはやあからさまなフラグにしか見えてきませんね。もうカナタこそが最大の絶望の種なんじゃないかっていう。脚本の香村さん、ぼんやりと何かを暗示するような話が多い(10話とか、29話とか)から、もしかしたらこれは・・・。

そういえば、秋服ってみんなはじめてでしたっけ?トワの赤い服がかわいいですね。

れすれす

>tamanoさん
トワの肉親らしい拘りは真に迫っていましたね。もちろんはるはるだってカナタへの思いは強いのだけれど、現実を見つめて先へ進もうとする考え方は、理屈で割り切れない肉親のフクザツな思いと微妙に相容れない。この両者のバランスが上手く描かれたシナリオでした。カナタ自身が最終兵器ってのは十二分にありえると思います。これからはるはるたちと楽しい日々を積み重ね、そろそろ記憶が戻るか? ってタイミングで強烈な絶望が来そう。そうなった時トワがどう動くか? 最愛のお兄さまを処刑台に送る覚悟ができるか? ってのも終盤の見どころかと。今回からの秋服は肩出しセーターのきららがオサレさん。そしてみなみんはいよいよ休日のOLっぽく(笑
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