2015-10-30(Fri)
アイカツ! #157 小悪魔ハプニング
初めての原宿でハプニング!?

初めてのプレミアムドレスゲットなるか!?

「やっぱりリサっぺはしっかり者だぁ」
まずはスタライ寮の朝の風景から。相変わらずキワッキワのミニスカをひらりと翻し、なまらめんこいスタライ制服に満足げなのの。ああホントになまらめんこい。そんなののにサッと寄ってリボンを直すリサがまた世話女房すぎてナントモ。スタライの制服を着て気を引き締めるリサっぺ、そんな様子に「うん!うん!」と頷くののがまたなまらめんこすぎてどうもこうも。何このかわいい生き物。ってなトコへ学園マザー直々に呼び出しが掛かり――
「さっそくだけどあなたたちに仕事のオファーよ」
「大地ハニーと白樺ハニーにとっては初めてのオファーだな!」
学園長室にて早くもオファーのお話をいただきます。入学間も無いド新人にしてはペース早すぎ? というかこの二人を「大地ハニー・白樺ハニー」と呼ぶジョニー先生の気遣いにほっこり。まあ学園マザー同席の場で教師の立場で「ののっちハニー・リサっぺハニー」とは呼べないか(笑。いただいた仕事はガールズ注目のファッションイベント「アーバンガールズコレクション」でのライブ依頼でした。北海道にいた頃はイモを食べるの忘れるほど夢中で見ていたステージ、そこでライブができるなんて!…ドヤ顔ののの、対して相変わらずのナチュラルバクロ(笑)に眉をひそめるリサっぺが良い味すぎる。そこから憧れのステージに向けて「プレミアムドレス」ゲットに気合いを入れる所までコロコロ変わる表情は退屈を知りません。ホントののリサは見ていて楽しいです。

それはそうと「アーバンガールズコレクション」の紹介カットで久々に絵麻先輩のお姿を見られて感動。第23話では中等部卒業だったけれど今や高等部を卒業している年齢だけに振りまく色気がハンパありません。いやこの人は中三時代からハンパなかったけど(笑

沖縄へ向かうアイカツワゴンとアイカツフォン越しにお話するみなさん。ののリサはさっそくオファーの件を伝え…目まぐるしく変わる日々に目を回すののへLuminas先輩は「ひたすら食らい付くべし」とアドバイス&エールを贈ってとりあえず今回の出番は一区切り。そういや九州からフェリーと言っていましたがホントに陸路をひたすら走ったのか。運転手さんゴクロウサン。
「ドーリ-デビルといえば…セクシー! ガーリー! 小悪魔!」
「ドーリ-デビルのトップデザイナー如月ルーシーさんはちょっと変わった人みたいです」
ののリサお気に入りのブランド「ドーリ-デビル」についていつもの三段キメで表現する珠璃…に堂々と被せて説明を始めるまどかの太さが素晴らしい。もはや珠璃の扱い方を完全に把握している感じ。珠璃も珠璃でお構いなしにキメポーズを続けてる辺りマイペース感がハンパありません。あははは。少女アニメの限界に挑戦するが如くポージングの際どさも良し良し。珠璃攻めてるなあ。ってな具合にLuminasの留守中はバニチリがしっかりサポート(=たくさん出番があって)ファンとしては嬉しい限りでございます。
「ひらめきを大切にしていて、とにかく自由な人らしいです」
本作におきましては自由人じゃないデザイナーの方が少ないくらいですがそれはそれ、ブランドの紹介とともにシルエットの後姿をチラリと見せて後への振りを軽く済ませます。

「リサっぺさんはクールに見えていざとなるとアツいんですね!」
「リサっぺさん…」
リサっぺもうアキラメロン(笑。しかしニックネームにさん付けって地味に後輩あるあるだなあ。そう呼ばれると妙に気恥ずかしい、かと言ってニックネーム呼び捨ても違うし、仲間と盛り上がってる時に本名さん付けで堅苦しく呼ばれるのも何だし難しいトコロ。例えばこのシーンで「白樺さんはクールに見えて~」となったらやはり不自然で、しかし1年生が「リサっぺはクールに見えて~」も失礼(馴れ馴れしい)すぎるし…やはり「リサっぺさん」がベターなのか。
さてプレミアムドレスをいただくにはトップデザイナーさんトコへ挨拶に行かないと。雑誌によればドーリ-デビルの事務所は某所の「プラザビル」にあるらしく…これって東急プラザ表参道原宿じゃん。このビルの屋上が「おもはらの森」で、つまり後に描かれる「オモハラ公園」の元ネタなのかな。先のカットではシルエットだったトップデザイナー「如月ルーシー」さんの写真も並んでいますがこの時点では軽くスルー。ともあれ挨拶に向かうは良いけどプラザビル周辺は普段から人が多い所なので都会に不慣れな二人は何かと心配、まどか&凛は気を効かせて同行を申し出て、ののも不安げな顔を浮かべ――
「自分たちのプレミアムドレスのためだもの。二人で行かなくちゃ!」
「うんうんうん! だよね!」
人に頼らず自分たちだけで道を切り拓きたい。リサのアツい決意はののにも伝わり、上京間も無いどさん子娘二人だけで原宿のドーリ-デビルへ向かうコトとなりました。まあ今はスマホで道案内(地図)を見られるため普通に行けば(笑)特に苦もなく到着できるはず。例えはぐれても電話一発で連絡取れますし、まったく便利な世の中になったものです。まあそのおかげで出先での行き違いドラマを作りにくくなってしまったわけですが。

「ルーシー! アーバンガールズコレクションの締め切りもう過ぎて…また逃げられ…」
パッと映ったドーリ-デビル事務所では肝心のトップデザイナーさんが白いワニに追われて失踪中。あらら。先の雑誌記事どおり美人揃いのスタッフによる寸劇(笑)の後、いかにも苦労していそうなマネージャさんの「いつものハプニング探しね」で判りやすい前振り。そこからパッと変わった次のカットは原宿駅に降り立つどさん子二人であります。とりあえずコンクリートジャングルを見上げ、雑踏に圧倒されるお約束のリアクションを(笑
「迷子にならないよう気を付けないと…」
「ののっち、しっかりついて…え!?」
雑踏を前に気を引き締めるリサの言葉が終わらぬうちにサッサと姿を消してしまうのの。どこ行った? と思ったら嬉しそうに横断歩道の最前列に立ち「すっごい人だよ!」と大盛り上がりです。フリーダム! ところが信号が変わると雑踏に押されてあっという間に流されてしまい、一方慌てたリサは通行人のおっさんにぶつかって謝って、そうこうしているうちにホントにはぐれてしまってさあ大変。

しかしそこは慌てず騒がず前述どおり現在のハイテクを使って合流を試みます。平たく言うとケータイに電話して居場所を知ればオケオケオッケー。
「ののっち、今どこ?」
「ええっとねえ、クレープ屋さんの前だよ」
「すぐ行くからそこで待ってて!」
さっそくののへ電話し居場所を知ったリサはクレープ屋さんの位置情報をゲットし現場に直行!…するつもりが、地図に表示されたクレープ屋さんの数に絶望の淵へ。いくら情報を知ってもこれではどうにもなりません。一方ののは呑気にクレープ食べてます。あははは。ってここはポンポンクレープを食べないと!
絶望のリサは再び電話を掛けて他の目印を要求、するとののはキョロキョロしながら目印を探し…ってなトコで出会い頭に女性にぶつかり、手に持ってたクレープをベッチャリやっちまいました! あわわ! 突然のやらかしにののは電話越しに風が吹くほどの大絶叫! そして叫ぶだけ叫んでブチッと切れた電話をボーゼンと見つめるリサ。いったい何が起きてるんです?ってなものでしょう(笑

さて思いっきりやらかしちゃったののっちですが、こういう時の行動力はなかなか大したモノでした。深々と頭を下げるののへお姉さんは「大丈夫」「こっちもよそ見してたし」と寛容な様子、対するののは周囲を見回し公園の水道を見つけるとお姉さんの手を取ってグイグイ引っぱっり「急いで洗えばシミになりません!」と…ほんわか呑気な子のようでいざという時はしっかりしている?
「よくわかんないけど楽しそうなハプニングに出合っちゃったかも?」
ここで判りやすい正体バレセリフをサラリ(笑
その頃リサは雑踏の中で一人溜息。北海道にいた時は人も場所もみんな知っていたためこんな不安に苛まれるコトなど無かった。翻ってこの都会では右も左も判らず、行き交う人は知らない人ばかり…そんなリサの不安は丁寧な作画によって痛いほど伝わってきます。リサはしっかり者のようで追い詰められると弱さが先に立つ子っぽく、お約束ながら綺麗に真逆なののと良い組み合わせになっていると思います。ってなトコへののからお電話。
「ごめんねリサっぺ。ちょっとハプニングがあって…」
「ハプニング?」
「うん、それでね、えっとここは…」
「…オモハラ公園」
「オモハラ公園って所にいるの」
「オモハラ公園、わかったすぐ行く!」
ののっちの声を聞いた瞬間緊張が解け、しかし居場所を示す第三者の声を聞いた途端怪訝な表情に。「今の人 誰なの?」と言わんばかりのいい顔してます(笑。電話を切るとリサはさっそく地図を検索するも表示されず、右も左も判らない街で目的地に辿り着くには誰かに道を聞くしかありません。先のとおり目の前を行き交うのは知らない人ばかり、でもここで自分が動かなければののに会えない…勇気を振り絞って必死に訴えるリサがかわいくてたまらない。ところが相手のカップルは行き方を知らず万事休す! ってなトコで割って入ってきたお姉さんが親切に道順を教えてくれて、一見冷たいようで実はそうでもない都会の実際(?)というか、上京組が誤解しがちな都会人の人情みたいなものをサラリと。

一方オモハラ公園ではとりあえず汚れを落として一息入れつつ、ののはリサとはぐれた不安や地元での話をお姉さんに話し…気丈なようでやはり北海道での生活を思い出してしまう辺り考えることは同じ。ってなトコへリサが到着! その途端にリサまっしぐら!から人目を気にせず思いっきり抱きつくののがまたかわいい。迷子の子犬か(笑
「ねぇねぇ、二人は何しにここへ来たの?」
「ドーリ-デビルってブランドのトップデザイナーさんに会いに来たんです!」
「え…」
またしても判りやすい正体バレリアクションから、ののリサの話を温かい表情で聞くお姉さん。一方相手の正体を知らぬまま二人はアイドルへの意気込みや楽しさ、お互いへの思いを一生懸命話し…こんなの聞いたらそりゃ頬も緩むってものです。
「リサっぺがいれば私は大丈夫だよ」
「私も。ののっちがいればきっとまた先へ進めると思う」
「いいね。二人ともキラキラしてる」
見ている方が照れてしまうほどの二人のやり取りにキラキラを見出したお姉さんは満足げに目を伏せ、そのまま「バイビー」と帰って行ってしまいます。今どき「バイビー」って時点で結構なベテランかも(笑。そして公園に残った二人はしっかり手を繋いで今度こそドーリ-デビルへ!
「で、どこだっけ?」
せっかく良い感じに盛り上がっていたのにナチュラルなボケですっかり台無しに(笑。のののブレないナチュラルさといい、リサの思いっきりなジト目といい、ほんと目が離せないペアであります。そこからシーンがパッと変わって、学園の食堂にてひなが表紙のアイドル雑誌を眺める凛。ののりさプラザビル到着の報せと凛が開いたページのプラザビルが重なり、そしてトップデザイナー「如月ルーシー」さんの写真を改めて示し…例のお姉さんの正体がほぼ確定したトコで、現場の二人はプラザビルのドーリーデビルへレッツイゴー!

ビルに到着すると何故か熱烈歓迎されて戸惑う二人。まあスタッフさん的には救いの女神でしょう(笑。ってなトコから気を引き締めてトップデザイナー室のドアを開け、いよいよ目的の人とご対面であります。
「待ってたよ、ののっち、リサっぺ」
すると振り返ったのはさっき別れたばかりのお姉さんでした。え? どうしてここに? サングラスが完全変装アイテムなのは本作のお約束なのでいちいちツッコみません。
「あぁこれ? 変装変装」
「ま、まさか!」
「私がルーシー。ドーリーデビルのトップデザイナーよ」
そこから変装を解いて言わずもがなの正体バラシ。サングラスを外しただけで服も変わっちゃう辺りさすがトップデザイナーであります(どういう。ていうか女性デザイナーは谷間を見せないといけない決まりでもあるのか。
「まどかちゃんが言ってたとおり自由な人だ…」
「本人の前でそういうことは言わないの!」
先の公園でさんざ話した後だけにお互いイマサラな空気も無きにしも非ズ。トップデザイナー相手でも直球ストレートを崩さないののは返って清々しい。でもそれが通用する相手ばかりではない、みたいなお話も見たいかも。
「私たちアーバンガールズコレクションのステージでどうしてもドーリーデビルのドレスが着たいんです」
「私たちにプレミアムドレスを作っていただけないでしょうか!」
「お願いします!」
それでもモノを頼む時は改めて神妙に、ドレスに対するアツい思いをルーシーさんに伝えます。そんな思いを聞いたルーシーさんはもちろん快諾。まあかなりご都合(&バレバレ)なお話でしたが、変装状態で知り合ったコトで二人の思いや頑張りを知り、それがドレス制作へ繋がる流れは悪くなかった。また都会での戸惑いやはぐれた時の動き方を通じて二人の個性が浮き彫りになったのも良かった。しかしこうまで仲が良いと本作禁制のケンカ話を見たくなるなあ。

ルーシーさんからメッセージとともに届いた「ドーリーレオパードコーデ」に着替えて始まったライブは今回も「lucky train!」でしたが、CDも発売されて超お気に入りにブーストが掛かっている状態なので私的にはノープロブレム。そういやコーデキメでユニットでもないのにデュオでキメるパターンは初めてじゃ? ライブ自体は曲も振り付けも演出も以前マンマでしたが、SpAはドレスに合わせて(?)「ウィキッドルージュ」に差し替えられています。都会をバックにルージュを引いてセクシー小悪魔のアピールはイマイチ垢抜けない道産子娘の願望が具現化したものかもしれない(笑
ライブが終わるとアイカツワゴンの傍らからエールを贈るLuminasをチラリ。もう沖縄に着いたっぽい? せっかく陸路で走破するなら道中の開催予定地(名古屋・大阪・福岡)に寄ってツアーライブを消化すれば…とは申しますまい。でも「ライブツアー」ってそういう事だよねえ。北海道へ行ってとんぼ返り、沖縄へ行ってとんぼ返り、それを名古屋・大阪・福岡と繰り返すなら…方角が別の北海道はともかく、方角が同じ西日本でもいちいちとんぼ返りでは、それはツアーではなくて地方の単発仕事を繰り返しているだけのような気がする。
「これから私たちはもっとずっと遠くまで行ける」
Luminasからのエールを受けた二人は気分上げ上げ絶好調、そんな二人の髪を風が揺らす演出はこれからも続くであろう激動の日々を、そして追い風によって高く舞う銀杏の葉も二人の今後を示しているようでなかなかドラマチック&綺麗な締めでした。
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

初めてのプレミアムドレスゲットなるか!?

「やっぱりリサっぺはしっかり者だぁ」
まずはスタライ寮の朝の風景から。相変わらずキワッキワのミニスカをひらりと翻し、なまらめんこいスタライ制服に満足げなのの。ああホントになまらめんこい。そんなののにサッと寄ってリボンを直すリサがまた世話女房すぎてナントモ。スタライの制服を着て気を引き締めるリサっぺ、そんな様子に「うん!うん!」と頷くののがまたなまらめんこすぎてどうもこうも。何このかわいい生き物。ってなトコへ学園マザー直々に呼び出しが掛かり――
「さっそくだけどあなたたちに仕事のオファーよ」
「大地ハニーと白樺ハニーにとっては初めてのオファーだな!」
学園長室にて早くもオファーのお話をいただきます。入学間も無いド新人にしてはペース早すぎ? というかこの二人を「大地ハニー・白樺ハニー」と呼ぶジョニー先生の気遣いにほっこり。まあ学園マザー同席の場で教師の立場で「ののっちハニー・リサっぺハニー」とは呼べないか(笑。いただいた仕事はガールズ注目のファッションイベント「アーバンガールズコレクション」でのライブ依頼でした。北海道にいた頃はイモを食べるの忘れるほど夢中で見ていたステージ、そこでライブができるなんて!…ドヤ顔ののの、対して相変わらずのナチュラルバクロ(笑)に眉をひそめるリサっぺが良い味すぎる。そこから憧れのステージに向けて「プレミアムドレス」ゲットに気合いを入れる所までコロコロ変わる表情は退屈を知りません。ホントののリサは見ていて楽しいです。

それはそうと「アーバンガールズコレクション」の紹介カットで久々に絵麻先輩のお姿を見られて感動。第23話では中等部卒業だったけれど今や高等部を卒業している年齢だけに振りまく色気がハンパありません。いやこの人は中三時代からハンパなかったけど(笑

沖縄へ向かうアイカツワゴンとアイカツフォン越しにお話するみなさん。ののリサはさっそくオファーの件を伝え…目まぐるしく変わる日々に目を回すののへLuminas先輩は「ひたすら食らい付くべし」とアドバイス&エールを贈ってとりあえず今回の出番は一区切り。そういや九州からフェリーと言っていましたがホントに陸路をひたすら走ったのか。運転手さんゴクロウサン。
「ドーリ-デビルといえば…セクシー! ガーリー! 小悪魔!」
「ドーリ-デビルのトップデザイナー如月ルーシーさんはちょっと変わった人みたいです」
ののリサお気に入りのブランド「ドーリ-デビル」についていつもの三段キメで表現する珠璃…に堂々と被せて説明を始めるまどかの太さが素晴らしい。もはや珠璃の扱い方を完全に把握している感じ。珠璃も珠璃でお構いなしにキメポーズを続けてる辺りマイペース感がハンパありません。あははは。少女アニメの限界に挑戦するが如くポージングの際どさも良し良し。珠璃攻めてるなあ。ってな具合にLuminasの留守中はバニチリがしっかりサポート(=たくさん出番があって)ファンとしては嬉しい限りでございます。
「ひらめきを大切にしていて、とにかく自由な人らしいです」
本作におきましては自由人じゃないデザイナーの方が少ないくらいですがそれはそれ、ブランドの紹介とともにシルエットの後姿をチラリと見せて後への振りを軽く済ませます。

「リサっぺさんはクールに見えていざとなるとアツいんですね!」
「リサっぺさん…」
リサっぺもうアキラメロン(笑。しかしニックネームにさん付けって地味に後輩あるあるだなあ。そう呼ばれると妙に気恥ずかしい、かと言ってニックネーム呼び捨ても違うし、仲間と盛り上がってる時に本名さん付けで堅苦しく呼ばれるのも何だし難しいトコロ。例えばこのシーンで「白樺さんはクールに見えて~」となったらやはり不自然で、しかし1年生が「リサっぺはクールに見えて~」も失礼(馴れ馴れしい)すぎるし…やはり「リサっぺさん」がベターなのか。
さてプレミアムドレスをいただくにはトップデザイナーさんトコへ挨拶に行かないと。雑誌によればドーリ-デビルの事務所は某所の「プラザビル」にあるらしく…これって東急プラザ表参道原宿じゃん。このビルの屋上が「おもはらの森」で、つまり後に描かれる「オモハラ公園」の元ネタなのかな。先のカットではシルエットだったトップデザイナー「如月ルーシー」さんの写真も並んでいますがこの時点では軽くスルー。ともあれ挨拶に向かうは良いけどプラザビル周辺は普段から人が多い所なので都会に不慣れな二人は何かと心配、まどか&凛は気を効かせて同行を申し出て、ののも不安げな顔を浮かべ――
「自分たちのプレミアムドレスのためだもの。二人で行かなくちゃ!」
「うんうんうん! だよね!」
人に頼らず自分たちだけで道を切り拓きたい。リサのアツい決意はののにも伝わり、上京間も無いどさん子娘二人だけで原宿のドーリ-デビルへ向かうコトとなりました。まあ今はスマホで道案内(地図)を見られるため普通に行けば(笑)特に苦もなく到着できるはず。例えはぐれても電話一発で連絡取れますし、まったく便利な世の中になったものです。まあそのおかげで出先での行き違いドラマを作りにくくなってしまったわけですが。

「ルーシー! アーバンガールズコレクションの締め切りもう過ぎて…また逃げられ…」
パッと映ったドーリ-デビル事務所では肝心のトップデザイナーさんが白いワニに追われて失踪中。あらら。先の雑誌記事どおり美人揃いのスタッフによる寸劇(笑)の後、いかにも苦労していそうなマネージャさんの「いつものハプニング探しね」で判りやすい前振り。そこからパッと変わった次のカットは原宿駅に降り立つどさん子二人であります。とりあえずコンクリートジャングルを見上げ、雑踏に圧倒されるお約束のリアクションを(笑
「迷子にならないよう気を付けないと…」
「ののっち、しっかりついて…え!?」
雑踏を前に気を引き締めるリサの言葉が終わらぬうちにサッサと姿を消してしまうのの。どこ行った? と思ったら嬉しそうに横断歩道の最前列に立ち「すっごい人だよ!」と大盛り上がりです。フリーダム! ところが信号が変わると雑踏に押されてあっという間に流されてしまい、一方慌てたリサは通行人のおっさんにぶつかって謝って、そうこうしているうちにホントにはぐれてしまってさあ大変。

しかしそこは慌てず騒がず前述どおり現在のハイテクを使って合流を試みます。平たく言うとケータイに電話して居場所を知ればオケオケオッケー。
「ののっち、今どこ?」
「ええっとねえ、クレープ屋さんの前だよ」
「すぐ行くからそこで待ってて!」
さっそくののへ電話し居場所を知ったリサはクレープ屋さんの位置情報をゲットし現場に直行!…するつもりが、地図に表示されたクレープ屋さんの数に絶望の淵へ。いくら情報を知ってもこれではどうにもなりません。一方ののは呑気にクレープ食べてます。あははは。ってここはポンポンクレープを食べないと!
絶望のリサは再び電話を掛けて他の目印を要求、するとののはキョロキョロしながら目印を探し…ってなトコで出会い頭に女性にぶつかり、手に持ってたクレープをベッチャリやっちまいました! あわわ! 突然のやらかしにののは電話越しに風が吹くほどの大絶叫! そして叫ぶだけ叫んでブチッと切れた電話をボーゼンと見つめるリサ。いったい何が起きてるんです?ってなものでしょう(笑

さて思いっきりやらかしちゃったののっちですが、こういう時の行動力はなかなか大したモノでした。深々と頭を下げるののへお姉さんは「大丈夫」「こっちもよそ見してたし」と寛容な様子、対するののは周囲を見回し公園の水道を見つけるとお姉さんの手を取ってグイグイ引っぱっり「急いで洗えばシミになりません!」と…ほんわか呑気な子のようでいざという時はしっかりしている?
「よくわかんないけど楽しそうなハプニングに出合っちゃったかも?」
ここで判りやすい正体バレセリフをサラリ(笑
その頃リサは雑踏の中で一人溜息。北海道にいた時は人も場所もみんな知っていたためこんな不安に苛まれるコトなど無かった。翻ってこの都会では右も左も判らず、行き交う人は知らない人ばかり…そんなリサの不安は丁寧な作画によって痛いほど伝わってきます。リサはしっかり者のようで追い詰められると弱さが先に立つ子っぽく、お約束ながら綺麗に真逆なののと良い組み合わせになっていると思います。ってなトコへののからお電話。
「ごめんねリサっぺ。ちょっとハプニングがあって…」
「ハプニング?」
「うん、それでね、えっとここは…」
「…オモハラ公園」
「オモハラ公園って所にいるの」
「オモハラ公園、わかったすぐ行く!」
ののっちの声を聞いた瞬間緊張が解け、しかし居場所を示す第三者の声を聞いた途端怪訝な表情に。「今の人 誰なの?」と言わんばかりのいい顔してます(笑。電話を切るとリサはさっそく地図を検索するも表示されず、右も左も判らない街で目的地に辿り着くには誰かに道を聞くしかありません。先のとおり目の前を行き交うのは知らない人ばかり、でもここで自分が動かなければののに会えない…勇気を振り絞って必死に訴えるリサがかわいくてたまらない。ところが相手のカップルは行き方を知らず万事休す! ってなトコで割って入ってきたお姉さんが親切に道順を教えてくれて、一見冷たいようで実はそうでもない都会の実際(?)というか、上京組が誤解しがちな都会人の人情みたいなものをサラリと。

一方オモハラ公園ではとりあえず汚れを落として一息入れつつ、ののはリサとはぐれた不安や地元での話をお姉さんに話し…気丈なようでやはり北海道での生活を思い出してしまう辺り考えることは同じ。ってなトコへリサが到着! その途端にリサまっしぐら!から人目を気にせず思いっきり抱きつくののがまたかわいい。迷子の子犬か(笑
「ねぇねぇ、二人は何しにここへ来たの?」
「ドーリ-デビルってブランドのトップデザイナーさんに会いに来たんです!」
「え…」
またしても判りやすい正体バレリアクションから、ののリサの話を温かい表情で聞くお姉さん。一方相手の正体を知らぬまま二人はアイドルへの意気込みや楽しさ、お互いへの思いを一生懸命話し…こんなの聞いたらそりゃ頬も緩むってものです。
「リサっぺがいれば私は大丈夫だよ」
「私も。ののっちがいればきっとまた先へ進めると思う」
「いいね。二人ともキラキラしてる」
見ている方が照れてしまうほどの二人のやり取りにキラキラを見出したお姉さんは満足げに目を伏せ、そのまま「バイビー」と帰って行ってしまいます。今どき「バイビー」って時点で結構なベテランかも(笑。そして公園に残った二人はしっかり手を繋いで今度こそドーリ-デビルへ!
「で、どこだっけ?」
せっかく良い感じに盛り上がっていたのにナチュラルなボケですっかり台無しに(笑。のののブレないナチュラルさといい、リサの思いっきりなジト目といい、ほんと目が離せないペアであります。そこからシーンがパッと変わって、学園の食堂にてひなが表紙のアイドル雑誌を眺める凛。ののりさプラザビル到着の報せと凛が開いたページのプラザビルが重なり、そしてトップデザイナー「如月ルーシー」さんの写真を改めて示し…例のお姉さんの正体がほぼ確定したトコで、現場の二人はプラザビルのドーリーデビルへレッツイゴー!

ビルに到着すると何故か熱烈歓迎されて戸惑う二人。まあスタッフさん的には救いの女神でしょう(笑。ってなトコから気を引き締めてトップデザイナー室のドアを開け、いよいよ目的の人とご対面であります。
「待ってたよ、ののっち、リサっぺ」
すると振り返ったのはさっき別れたばかりのお姉さんでした。え? どうしてここに? サングラスが完全変装アイテムなのは本作のお約束なのでいちいちツッコみません。
「あぁこれ? 変装変装」
「ま、まさか!」
「私がルーシー。ドーリーデビルのトップデザイナーよ」
そこから変装を解いて言わずもがなの正体バラシ。サングラスを外しただけで服も変わっちゃう辺りさすがトップデザイナーであります(どういう。ていうか女性デザイナーは谷間を見せないといけない決まりでもあるのか。
「まどかちゃんが言ってたとおり自由な人だ…」
「本人の前でそういうことは言わないの!」
先の公園でさんざ話した後だけにお互いイマサラな空気も無きにしも非ズ。トップデザイナー相手でも直球ストレートを崩さないののは返って清々しい。でもそれが通用する相手ばかりではない、みたいなお話も見たいかも。
「私たちアーバンガールズコレクションのステージでどうしてもドーリーデビルのドレスが着たいんです」
「私たちにプレミアムドレスを作っていただけないでしょうか!」
「お願いします!」
それでもモノを頼む時は改めて神妙に、ドレスに対するアツい思いをルーシーさんに伝えます。そんな思いを聞いたルーシーさんはもちろん快諾。まあかなりご都合(&バレバレ)なお話でしたが、変装状態で知り合ったコトで二人の思いや頑張りを知り、それがドレス制作へ繋がる流れは悪くなかった。また都会での戸惑いやはぐれた時の動き方を通じて二人の個性が浮き彫りになったのも良かった。しかしこうまで仲が良いと本作禁制のケンカ話を見たくなるなあ。

ルーシーさんからメッセージとともに届いた「ドーリーレオパードコーデ」に着替えて始まったライブは今回も「lucky train!」でしたが、CDも発売されて超お気に入りにブーストが掛かっている状態なので私的にはノープロブレム。そういやコーデキメでユニットでもないのにデュオでキメるパターンは初めてじゃ? ライブ自体は曲も振り付けも演出も以前マンマでしたが、SpAはドレスに合わせて(?)「ウィキッドルージュ」に差し替えられています。都会をバックにルージュを引いてセクシー小悪魔のアピールはイマイチ垢抜けない道産子娘の願望が具現化したものかもしれない(笑
ライブが終わるとアイカツワゴンの傍らからエールを贈るLuminasをチラリ。もう沖縄に着いたっぽい? せっかく陸路で走破するなら道中の開催予定地(名古屋・大阪・福岡)に寄ってツアーライブを消化すれば…とは申しますまい。でも「ライブツアー」ってそういう事だよねえ。北海道へ行ってとんぼ返り、沖縄へ行ってとんぼ返り、それを名古屋・大阪・福岡と繰り返すなら…方角が別の北海道はともかく、方角が同じ西日本でもいちいちとんぼ返りでは、それはツアーではなくて地方の単発仕事を繰り返しているだけのような気がする。
「これから私たちはもっとずっと遠くまで行ける」
Luminasからのエールを受けた二人は気分上げ上げ絶好調、そんな二人の髪を風が揺らす演出はこれからも続くであろう激動の日々を、そして追い風によって高く舞う銀杏の葉も二人の今後を示しているようでなかなかドラマチック&綺麗な締めでした。
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