2015-11-13(Fri)
アイカツ! #159 ギャラクシー☆スターライト
宇宙アイドル学園 ギャラクシースターライト。

銀河を駆け巡る華麗な物語が今始まる。

ポッ○ーをポキリと食べ食べリサを呼ぶのの。まずこの1カットだけでも今回の作画パワーを予感させます。具体的に言うと鎖骨エロい。ってなトコへジュースを持って現れたミニスカリサとヒトコトフタコトのうちにTVをオン! どうやら二人は転入僅か1ヶ月でドラマに抜擢されたらしく、はたしてどんな珍芝居が見られるか? と思っているうちに、ベリーグッドモーニングシリアルCMの小ネタを挟んで始まった番組は――
「無限に広がる宇宙。そこに住む人々を笑顔にする希望の星があった」
宇宙モノにもはや定番のナレーション、そこから大宇宙を背景に現れた巨大宇宙船のデザインでもうダメだった。何このシティ7(笑。続いて始まったあかりたちのライブは絵に描いたような宇宙人を相手にしたもので、いかにもギャラクシーアイドルのステージであります。あははは。そしてキメキメのキメポーズを構える三人から仰々しいタイトルコール、ここは「きたー!」と超盛り上がるののリサがまたかわいい。というわけで今回はアイカツ名物ドラマ回、スタライアイドル総出演の宇宙戦記ドラマをこの二人が部屋で見るテイで描かれていきます。

「ギャラクシースターライト。銀河を旅するアイドル学校である」
とはいえやってるコトは地上のスタライと同じで、ジャージに着替えてアイ!カツ!アイ!カツ! ただ心肺トレーニングの目的が「空気が薄い星に降りたときちゃんとダンスをするため」って辺りギャラクシー!(笑。ここでまどかの軽い毒舌を挟みながら凛が「この学校に来たばかり」であるコトにサラリと触れ…メタ的にはこれを彼女が一年生であるコト(=最近来た)と勝手に思い込んでしまい、まさか「潜入スパイ」の布石打ちとは全く思わせない絶妙な話運びに感心しきり。上手いなあ。
「宇宙夕方時間も近づいてきたし今日はここまでにしよっか」
「それじゃあ制服に着替えて宇宙学園食堂に集合!」
結構練られてる話運びと裏腹にこういうセリフの雑さがまた良い良い。とりあえず「宇宙」付けとけみたいな。移動した宇宙学園食堂(笑)での会話はいかにも星から星へ渡るギャラクシーアイドルで、各々が口にするものもSPACE FOOD(宇宙食)で…もうこの時点で腹筋が痙攣気味になってきました。いいなあこの投げやりな設定。

「そんな宇宙アイドルたちのドレスを纏っての華やかなる活躍を、遙か彼方より苦々しく見つめる者がいた」
あかりの笑顔のストップモーションに被って始まった敵方の紹介もまた雰囲気アリアリです。まーたこの雑な宇宙船デザインがいいね(笑。その首謀者は予告映像でも存在をビシビシ主張していたジョニー先生、役名はジャージシュバルツの頂点ダンスマスター「ジョニー・シュバルツ」で…宇宙でシュバルツと言えばシュバルツシルト半径、すなわちブラックホールの領域定義であり、アイドルの輝きを吸収し闇に封じ込める存在という意味合いがあるかもしれないし無いかもしれない。いや普通にGガンのシュバルツがモデルかも? 立ち位置的にもナニゲにマッチしそうですし。さておき「全てのドレスをジャージに変える」という設定には笑った。そりゃいっつもジャージ着てますもんね。
「キャー! 私のカードが…」
さっそく始まったジャージシュバルツの侵攻に怯えるまどか。悲鳴を聞いたみなさんが集まるうちに周囲の部屋からも同様の叫びが続き…いったいどんな手でカードをジャージ化したのか? ほどなくドヤ顔の犯行声明が届いて宣戦布告、それを受けた学園マザー&ナオスズカワは厳しい表情で「スパイ」の存在を示唆し、そして――
「彼女をここに」


学園長室に呼ばれたあかりはジャージシュバルツの野望、そして彼が率いる大艦隊がこちらに向かっているコトを聞かされます。このシーンに限らず敵方とはいえジャージを絶妙にdisらないセリフ回しは上手いものでした。一方ギャラクシースターライトの大ピンチをいきなり聞かされて戸惑うあかり。すると横の本棚がスーッと移動し、その奧からいかにもなエレベータが姿を現し…何から何までいい感じにお約束です(笑
「これは…」
「宇宙戦闘用着ぐるみ、オオゾラッコーン」
というわけで地下ドックに聳え立つオオゾラッコーンとご対面。このドックがまたいちいちそれっぽくて笑う。ていうか着ぐるみかい!
「大空、あなたはトップアイドルとして、このオオゾラッコーンのパイロットとなってほしいの。ジャージシュバルツから学園を…いえ、宇宙のドレスを守るために!」
「えーっ!?」
この流れもじつにお約束です。あはははは。

「お前のアイドルエネルギーが必要なんだ」
戸惑うあかりの前に現れた開発責任者の瀬名博士。瀬名くん何やってんすか。男子会繋がりで引っ張り込まれた?(笑。ともあれ瀬名博士はあかりが重ねたアイドルカツドウを根拠にアイドルエネルギーの高さ・勢いを示し、また学園マザーの強い要請もあって、あかりはオオゾラッコーンとともに学園を守る決意を固めるのでした。キュピコーン☆のアイキャッチもそれっぽい(笑
「とうとうオオゾラッコーン登場したねー」
「うん。覚悟決めたね、あかりちゃん」
「あっ、ってコトは…」
インターミッションでののリサのリアクションをチラリと映し、含みのあるセリフから再開された本編(?)は…ジャージに変わってしまったクローゼットの中身に二人が悲鳴を上げるシーンで、つまりこれが冒頭で言っていた出番なのでした。するとカメラが再び部屋に戻って、映ったコトに大喜び&大盛り上がりの二人を暫し。この初々しさにほっこりMAX、その仕草といいナントモかわいい二人でありました。うん!うん!

というわけでオオゾラッコーンのパイロットとなったあかり。グラウンドのド真ん中が開いてエレベータに乗った巨大ロボット(着ぐるみか)が現れるカットがまた往年のロボットアニメすぎて感涙しきり。そして続く起動シーケンスがいろいろ本気すぎてワクワクが止まらなすぎる。あははは。馬鹿だホント馬鹿だ(最大の褒め言葉。そういや起動前は頭の雲くんも目ぇ閉じてるのね。かわいい。
「大丈夫? 凜ちゃん」
「私 怖くて…」
「うん。騒ぎが収まるまでこの部屋にいていいよ」
一方寮の部屋ではさりげなく迫るスミレに怯える凛をチラリ(違。そんな凛に一服盛ろうとを落ち着かせようとスミレはお茶を淹れに席を外し、すると表情を変えた凛はクローゼットの中身をジャージに入れ替え…こんな原始的な方法でやってたのか!(笑。正体を見られた凛はジャージを構えて凛に迫り、お約束の悲鳴カットからみなさんが部屋に駆け付けると、そこには変わり果てたスミレの姿ががが! あははははは!

スミレの急変(笑)はグラウンドで特訓中のあかりに伝えられ、スミレを救うためにもオオゾラッコーンと一つにならなければならない!と気合いが入ります。っていうかこの絵面が思いっきり「トップをねらえ!」で笑う。もう何でもアリで来てるなあ。これで美月さんが鉄ゲタ履いて出てきたらカンペキだったのに。
「くっくっく。我がジャージの着心地はどうだ? ハニー?」
「最高です。ジョニー・シュバルツ様」
そのスミレはいつのまにかジョニー艦隊に移動していてこの蕩け顔です。このままヒール側の女幹部として華々しい活躍をするかと思ったけど意外とあっさりケリが付いちゃって少々残念。平たく言うともっとスミレの悪い顔を見たかった(笑
「凛、あなたはアイドルなのよ」
一方スタライ寮では凛の行動が噂されて逃げ出し、心配するまどかが追い、しかしその逃亡劇もいつもの東屋前にて涼川先生に問い質されて万事休す。ところが当の凛はスタライにてアイドルカツドウをしているうちにドレスの素晴らしさに気付き、その告白とともに泣き崩れ、するとまどかが横ピースの笑顔を向け…この一連はベッタベタかつ異次元なシナリオを真顔でやってるおかしさに震えるばかり。みなさんノリノリです。それにしてもまどかはいつもオイシイな。

「私が教えます! ジョニー・シュバルツ仕込みのダンスを!」
オオゾラッコーンとのシンクロに苦戦するあかりのトコへ凛が駆け付けコーチを志願。それはともかくこの特訓シーンの作画が凄いコトになってて思わず釘付けでした。もうアイドルアニメとして力の入れ所を完全に間違えている感じ(褒め言葉。と思ったら今回って今石氏が作画で参加してるのね。もうアホかと(褒め言葉。それはそうとオオゾラッコーンの笑顔はちょっとキモい。ってなトコへスタライカーがガッ飛んできて学園マザーがスチャッと構えてジョニー・シュバルツの襲来を告げ――
「出動よ! オオゾラッコーン!」

そこからの出撃シーケンス…エレベータの描写、ディスプレイの表示変化、カタパルトロック、モニタオールグリーンとなって「いっきまーす!」からカタパルトを滑って射出の一連がまた本気すぎて妙な笑いが。でもせっかくアイカツなのだからカタパルトの途中に兵装カードでも仕込んで、ノーマル仕様がフルアーマー仕様にコーデチェンジ(?)して射出! なーんてなったらもっとアツかったかも。

僚機二機を引き連れて宇宙へ飛び出したオオゾラッコーンはほどなくジョニー・シュバルツ艦隊と交戦開始、予想外の大勢にビビリながらもドレスを守るため・スミレを助けるためにはやるっきゃない!
「おおぞらビーム!」
グーッと回り込んでダブルピースからおおぞらビーム発射! しかしそんな気合い作画にも関わらず大艦隊を相手にたった三機では多勢に無勢、さあどうする? ってなトコで心強い友軍が登場します。

「お手伝いに来たよ!」
というわけで先輩編隊が参上。ここは各キャラの回しセリフも良かったけれど、そのバックに流れるBGMが初期の「芸能人はカードが命」というニクい演出に本気で涙が滲んだ。映像的にはマンガチックな宇宙船同士の交戦でビームが当たるとジャージがドレスに変わって正気に戻るというゆるーいバトルなのだけど、フィッティングBGMに乗って繰り広げられるアクションはいちいち凝っていて、得体の知れないアツさに頬が緩みっぱなし。いやこれはズルいでしょ。ていうか姐さんが楽しそうで何より。さくらちゃんの見得から土蜘蛛の如く全包囲ビームもカッコイイ。

そしてガンダムばりの交錯カットからスミレの救出へ。スミレ機に一発ボカン!と当たって暫しの間があったので、ノーマル機のビームが効かない→さすがスミレジェラートちゃん→オオゾラッコーン頼む! みたいな流れかと思ったらあっさり元に戻っちゃって拍子抜けでした。ここはもう一捻りほしかったなあ。スミレ復活を知って一瞬油断したあかりを先輩機がフォローするヒトコマもアツい。何なんだこの本気アクションは。
「よっ!と。アイドルのドレスだってとっても動きやすいんだから!」
ここは先輩たちに任せてあかりが目指すは本丸のジョニー・シュバルツ! 放たれた全方位ビームを潜って回り込み、派手なアクションを見せるオオゾラッコーンの中がこれまた派手で目が釘付けに。この衣装ってば妙にエロくね? 続いて撃たれたミサイルがまた重量感アリアリで感心するやら呆れるやら。

「届け、宇宙全ての人たちを幸せにしたいと願うアイドルの思い!」
「いけ! ハートビートビーム!」
身体を張ってカチ込んできた瀬名博士から渡された最終兵器がイデオンの波導ガンすぎてまた笑う。中の人のアクションも気合い入りまくり、中の中の人の演技も気合い入りまくりです。でもどうせならいちご機から渡されたおしゃもじ型兵器が巨大斧に変形してトドメのがアツかったかも?
「何だ…温かいものが…心の中に流れ込んでくるぜ…イェ~」
あかり渾身のビームを受けて浄化されるジョニー先生がいい味出しまくりでした。

そんなこんなで学園に連行されたジョニー・シュバルツは自らの罪を認め、ってなトコで学園マザーからダンス講師として招かれて大団円のオチ。いやはやジョニー先生美味しかったです。
「よ~し、私もなまら立派なアイドルになって宇宙の平和を守ってみせるぞ~!」
ドラマを見終わってテンションMAXのののがいちいちかわいい。というかののの私服はパンツだと思ったらミニスカだったのか。まったくけしからん。ドラマ回はカオス回と決まっているけど今回はさらに輪を掛けて好き放題やらかしてくれた感じ。さすがロボットアニメの老舗だけあってこのテのネタをやらせたら歯止めが効かんか(笑
というわけで本気の宇宙ロボットアクションドラマは全力で面白かったには面白かったけれど…以前も書いた気がしますが、完パケドラマを誰かが見ているテイのドラマ回はイマイチ本作の主旨にマッチしないというか、ドラマに出演するまでのドラマ(ややこしい)が描かれないと何のためのアイカツなのか?と思わなくなくも。言ってしまえば昨今のドラマ回は公式の二次創作(スターシステムの別作品)みたいなもの。珠璃のアイカツ先生辺りまでは本来の意味のドラマ回をしていたと思うんですけどね。良い息抜きにはなるし、作画&演出&パロの本気度はおっさんオタ的にも美味しさてんこ盛りとはいえ、「これアイカツか?」と問われたら答えに詰まってしまうドラマ回でした。
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銀河を駆け巡る華麗な物語が今始まる。

ポッ○ーをポキリと食べ食べリサを呼ぶのの。まずこの1カットだけでも今回の作画パワーを予感させます。具体的に言うと鎖骨エロい。ってなトコへジュースを持って現れたミニスカリサとヒトコトフタコトのうちにTVをオン! どうやら二人は転入僅か1ヶ月でドラマに抜擢されたらしく、はたしてどんな珍芝居が見られるか? と思っているうちに、ベリーグッドモーニングシリアルCMの小ネタを挟んで始まった番組は――
「無限に広がる宇宙。そこに住む人々を笑顔にする希望の星があった」
宇宙モノにもはや定番のナレーション、そこから大宇宙を背景に現れた巨大宇宙船のデザインでもうダメだった。何このシティ7(笑。続いて始まったあかりたちのライブは絵に描いたような宇宙人を相手にしたもので、いかにもギャラクシーアイドルのステージであります。あははは。そしてキメキメのキメポーズを構える三人から仰々しいタイトルコール、ここは「きたー!」と超盛り上がるののリサがまたかわいい。というわけで今回はアイカツ名物ドラマ回、スタライアイドル総出演の宇宙戦記ドラマをこの二人が部屋で見るテイで描かれていきます。

「ギャラクシースターライト。銀河を旅するアイドル学校である」
とはいえやってるコトは地上のスタライと同じで、ジャージに着替えてアイ!カツ!アイ!カツ! ただ心肺トレーニングの目的が「空気が薄い星に降りたときちゃんとダンスをするため」って辺りギャラクシー!(笑。ここでまどかの軽い毒舌を挟みながら凛が「この学校に来たばかり」であるコトにサラリと触れ…メタ的にはこれを彼女が一年生であるコト(=最近来た)と勝手に思い込んでしまい、まさか「潜入スパイ」の布石打ちとは全く思わせない絶妙な話運びに感心しきり。上手いなあ。
「宇宙夕方時間も近づいてきたし今日はここまでにしよっか」
「それじゃあ制服に着替えて宇宙学園食堂に集合!」
結構練られてる話運びと裏腹にこういうセリフの雑さがまた良い良い。とりあえず「宇宙」付けとけみたいな。移動した宇宙学園食堂(笑)での会話はいかにも星から星へ渡るギャラクシーアイドルで、各々が口にするものもSPACE FOOD(宇宙食)で…もうこの時点で腹筋が痙攣気味になってきました。いいなあこの投げやりな設定。

「そんな宇宙アイドルたちのドレスを纏っての華やかなる活躍を、遙か彼方より苦々しく見つめる者がいた」
あかりの笑顔のストップモーションに被って始まった敵方の紹介もまた雰囲気アリアリです。まーたこの雑な宇宙船デザインがいいね(笑。その首謀者は予告映像でも存在をビシビシ主張していたジョニー先生、役名はジャージシュバルツの頂点ダンスマスター「ジョニー・シュバルツ」で…宇宙でシュバルツと言えばシュバルツシルト半径、すなわちブラックホールの領域定義であり、アイドルの輝きを吸収し闇に封じ込める存在という意味合いがあるかもしれないし無いかもしれない。いや普通にGガンのシュバルツがモデルかも? 立ち位置的にもナニゲにマッチしそうですし。さておき「全てのドレスをジャージに変える」という設定には笑った。そりゃいっつもジャージ着てますもんね。
「キャー! 私のカードが…」
さっそく始まったジャージシュバルツの侵攻に怯えるまどか。悲鳴を聞いたみなさんが集まるうちに周囲の部屋からも同様の叫びが続き…いったいどんな手でカードをジャージ化したのか? ほどなくドヤ顔の犯行声明が届いて宣戦布告、それを受けた学園マザー&ナオスズカワは厳しい表情で「スパイ」の存在を示唆し、そして――
「彼女をここに」


学園長室に呼ばれたあかりはジャージシュバルツの野望、そして彼が率いる大艦隊がこちらに向かっているコトを聞かされます。このシーンに限らず敵方とはいえジャージを絶妙にdisらないセリフ回しは上手いものでした。一方ギャラクシースターライトの大ピンチをいきなり聞かされて戸惑うあかり。すると横の本棚がスーッと移動し、その奧からいかにもなエレベータが姿を現し…何から何までいい感じにお約束です(笑
「これは…」
「宇宙戦闘用着ぐるみ、オオゾラッコーン」
というわけで地下ドックに聳え立つオオゾラッコーンとご対面。このドックがまたいちいちそれっぽくて笑う。ていうか着ぐるみかい!
「大空、あなたはトップアイドルとして、このオオゾラッコーンのパイロットとなってほしいの。ジャージシュバルツから学園を…いえ、宇宙のドレスを守るために!」
「えーっ!?」
この流れもじつにお約束です。あはははは。

「お前のアイドルエネルギーが必要なんだ」
戸惑うあかりの前に現れた開発責任者の瀬名博士。瀬名くん何やってんすか。男子会繋がりで引っ張り込まれた?(笑。ともあれ瀬名博士はあかりが重ねたアイドルカツドウを根拠にアイドルエネルギーの高さ・勢いを示し、また学園マザーの強い要請もあって、あかりはオオゾラッコーンとともに学園を守る決意を固めるのでした。キュピコーン☆のアイキャッチもそれっぽい(笑
「とうとうオオゾラッコーン登場したねー」
「うん。覚悟決めたね、あかりちゃん」
「あっ、ってコトは…」
インターミッションでののリサのリアクションをチラリと映し、含みのあるセリフから再開された本編(?)は…ジャージに変わってしまったクローゼットの中身に二人が悲鳴を上げるシーンで、つまりこれが冒頭で言っていた出番なのでした。するとカメラが再び部屋に戻って、映ったコトに大喜び&大盛り上がりの二人を暫し。この初々しさにほっこりMAX、その仕草といいナントモかわいい二人でありました。うん!うん!

というわけでオオゾラッコーンのパイロットとなったあかり。グラウンドのド真ん中が開いてエレベータに乗った巨大ロボット(着ぐるみか)が現れるカットがまた往年のロボットアニメすぎて感涙しきり。そして続く起動シーケンスがいろいろ本気すぎてワクワクが止まらなすぎる。あははは。馬鹿だホント馬鹿だ(最大の褒め言葉。そういや起動前は頭の雲くんも目ぇ閉じてるのね。かわいい。
「大丈夫? 凜ちゃん」
「私 怖くて…」
「うん。騒ぎが収まるまでこの部屋にいていいよ」
一方寮の部屋ではさりげなく迫るスミレに怯える凛をチラリ(違。そんな凛

スミレの急変(笑)はグラウンドで特訓中のあかりに伝えられ、スミレを救うためにもオオゾラッコーンと一つにならなければならない!と気合いが入ります。っていうかこの絵面が思いっきり「トップをねらえ!」で笑う。もう何でもアリで来てるなあ。これで美月さんが鉄ゲタ履いて出てきたらカンペキだったのに。
「くっくっく。我がジャージの着心地はどうだ? ハニー?」
「最高です。ジョニー・シュバルツ様」
そのスミレはいつのまにかジョニー艦隊に移動していてこの蕩け顔です。このままヒール側の女幹部として華々しい活躍をするかと思ったけど意外とあっさりケリが付いちゃって少々残念。平たく言うともっとスミレの悪い顔を見たかった(笑
「凛、あなたはアイドルなのよ」
一方スタライ寮では凛の行動が噂されて逃げ出し、心配するまどかが追い、しかしその逃亡劇もいつもの東屋前にて涼川先生に問い質されて万事休す。ところが当の凛はスタライにてアイドルカツドウをしているうちにドレスの素晴らしさに気付き、その告白とともに泣き崩れ、するとまどかが横ピースの笑顔を向け…この一連はベッタベタかつ異次元なシナリオを真顔でやってるおかしさに震えるばかり。みなさんノリノリです。それにしてもまどかはいつもオイシイな。

「私が教えます! ジョニー・シュバルツ仕込みのダンスを!」
オオゾラッコーンとのシンクロに苦戦するあかりのトコへ凛が駆け付けコーチを志願。それはともかくこの特訓シーンの作画が凄いコトになってて思わず釘付けでした。もうアイドルアニメとして力の入れ所を完全に間違えている感じ(褒め言葉。と思ったら今回って今石氏が作画で参加してるのね。もうアホかと(褒め言葉。それはそうとオオゾラッコーンの笑顔はちょっとキモい。ってなトコへスタライカーがガッ飛んできて学園マザーがスチャッと構えてジョニー・シュバルツの襲来を告げ――
「出動よ! オオゾラッコーン!」

そこからの出撃シーケンス…エレベータの描写、ディスプレイの表示変化、カタパルトロック、モニタオールグリーンとなって「いっきまーす!」からカタパルトを滑って射出の一連がまた本気すぎて妙な笑いが。でもせっかくアイカツなのだからカタパルトの途中に兵装カードでも仕込んで、ノーマル仕様がフルアーマー仕様にコーデチェンジ(?)して射出! なーんてなったらもっとアツかったかも。

僚機二機を引き連れて宇宙へ飛び出したオオゾラッコーンはほどなくジョニー・シュバルツ艦隊と交戦開始、予想外の大勢にビビリながらもドレスを守るため・スミレを助けるためにはやるっきゃない!
「おおぞらビーム!」
グーッと回り込んでダブルピースからおおぞらビーム発射! しかしそんな気合い作画にも関わらず大艦隊を相手にたった三機では多勢に無勢、さあどうする? ってなトコで心強い友軍が登場します。

「お手伝いに来たよ!」
というわけで先輩編隊が参上。ここは各キャラの回しセリフも良かったけれど、そのバックに流れるBGMが初期の「芸能人はカードが命」というニクい演出に本気で涙が滲んだ。映像的にはマンガチックな宇宙船同士の交戦でビームが当たるとジャージがドレスに変わって正気に戻るというゆるーいバトルなのだけど、フィッティングBGMに乗って繰り広げられるアクションはいちいち凝っていて、得体の知れないアツさに頬が緩みっぱなし。いやこれはズルいでしょ。ていうか姐さんが楽しそうで何より。さくらちゃんの見得から土蜘蛛の如く全包囲ビームもカッコイイ。

そしてガンダムばりの交錯カットからスミレの救出へ。スミレ機に一発ボカン!と当たって暫しの間があったので、ノーマル機のビームが効かない→さすがスミレジェラートちゃん→オオゾラッコーン頼む! みたいな流れかと思ったらあっさり元に戻っちゃって拍子抜けでした。ここはもう一捻りほしかったなあ。スミレ復活を知って一瞬油断したあかりを先輩機がフォローするヒトコマもアツい。何なんだこの本気アクションは。
「よっ!と。アイドルのドレスだってとっても動きやすいんだから!」
ここは先輩たちに任せてあかりが目指すは本丸のジョニー・シュバルツ! 放たれた全方位ビームを潜って回り込み、派手なアクションを見せるオオゾラッコーンの中がこれまた派手で目が釘付けに。この衣装ってば妙にエロくね? 続いて撃たれたミサイルがまた重量感アリアリで感心するやら呆れるやら。

「届け、宇宙全ての人たちを幸せにしたいと願うアイドルの思い!」
「いけ! ハートビートビーム!」
身体を張ってカチ込んできた瀬名博士から渡された最終兵器がイデオンの波導ガンすぎてまた笑う。中の人のアクションも気合い入りまくり、中の中の人の演技も気合い入りまくりです。でもどうせならいちご機から渡されたおしゃもじ型兵器が巨大斧に変形してトドメのがアツかったかも?
「何だ…温かいものが…心の中に流れ込んでくるぜ…イェ~」
あかり渾身のビームを受けて浄化されるジョニー先生がいい味出しまくりでした。

そんなこんなで学園に連行されたジョニー・シュバルツは自らの罪を認め、ってなトコで学園マザーからダンス講師として招かれて大団円のオチ。いやはやジョニー先生美味しかったです。
「よ~し、私もなまら立派なアイドルになって宇宙の平和を守ってみせるぞ~!」
ドラマを見終わってテンションMAXのののがいちいちかわいい。というかののの私服はパンツだと思ったらミニスカだったのか。まったくけしからん。ドラマ回はカオス回と決まっているけど今回はさらに輪を掛けて好き放題やらかしてくれた感じ。さすがロボットアニメの老舗だけあってこのテのネタをやらせたら歯止めが効かんか(笑
というわけで本気の宇宙ロボットアクションドラマは全力で面白かったには面白かったけれど…以前も書いた気がしますが、完パケドラマを誰かが見ているテイのドラマ回はイマイチ本作の主旨にマッチしないというか、ドラマに出演するまでのドラマ(ややこしい)が描かれないと何のためのアイカツなのか?と思わなくなくも。言ってしまえば昨今のドラマ回は公式の二次創作(スターシステムの別作品)みたいなもの。珠璃のアイカツ先生辺りまでは本来の意味のドラマ回をしていたと思うんですけどね。良い息抜きにはなるし、作画&演出&パロの本気度はおっさんオタ的にも美味しさてんこ盛りとはいえ、「これアイカツか?」と問われたら答えに詰まってしまうドラマ回でした。
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