2015-11-16(Mon)
Go! プリンセスプリキュア #40 トワの決意!空にかがやく希望の虹!
返して! お父さまとお母さまを、民を…

私の大好きなこの国を!

まずは前回正気に戻ったカナタ王子にデレデレのトワを暫し。以前と変わらぬ表情で素敵な音色を奏でる王子を見つめるトワは目に涙を溜め、感極まると思わず駆け寄って抱きついてしまいます。しかし次の瞬間ポンコツ顔で離れる(笑)としどろもどろにモジモジくん。カナタが正気だった頃はトワがトワイライト状態でしたし、トワが正気に戻ったらカナタと離れてしまい、ようやく再会したら記憶を失っていて、要するに正気の兄妹として対面するのは幼い頃に離れて以来。思わず抱き付いたはいいけど久々の対面に照れちゃってるのですね。あらあらまあまあ。
「トワもすっかり元に戻ったんだね。ずっと心配していたよ、トワ」
戸惑うトワにやさしさMAXの言葉を掛けるカナタ王子がイケメンすぎてどうにもこうにも。まあカナタ的にはディスピア様に洗脳された妹を救った直後に記憶が途切れ、そこから急に戻ったのだから心配もひとしおだっだでしょう。一方トワ的にはようやく再会できたと思ったら記憶が飛んでて兄妹であることすら忘れられてて、ってなトコで記憶が戻ってこの言葉ですから感激もひとしお。そりゃ人目を憚らず抱きついちゃうのも無理はありません。

空白の時間を埋めるべくトワは夢ヶ浜へ来て以来の成果を次から次へと見せまくり。まるで幼稚園児が「自分でできたこと」をママに自慢しているみたいです。このはしゃぎ顔からパァッとポンコツ顔のかわいさったら。そしてヴァイオリンの話題が出たトコで炎のスカーレットヴァイオリンの件をサラリ。そういやアレって元々カナタのヴァイオリンでしたね。コロッと忘れてた(笑
「二人で演奏する夢が叶うね!」
はるはるのヒトコトから幼い頃の夢を思い出した刹那ロイヤルキーがピカッと光り、そのキーをパフュームにセットするとさらに輝きが増し、光に導かれるようにトワが「ロイヤルマジェスティ」と呟くと…次の瞬間みなさん揃ってホープキングダムに転移してしまいました。今回はゆいゆいも来てるよ! 前に来た時と違って見渡す限り絶望の森に覆われた風景はまるで大ボス・ゆいゆいを歓迎しているかのようです(違
「ねえ、あのお城は!?」
一面の絶望の森から聳え立つディスピア城のさらなる不気味さ。そしてそこにはみんなの夢が閉じ込められた「絶望の扉」が――
「お父さまとお母さまの夢もあの中に?」
ここでトワがお父さま&お母さま、すなわちホープキングダム王&王妃の存在をチラリと。これまで全く触れられなかった両親の話がついに! 一方変わり果てた風景を見たクロロは現実を受け容れられず大泣きしながら逃げ出してしまいます。その逃げた先でディスピアサイドに掴まってロックくん復活の流れ?と思いきや全然そんなコトなかった。あらら。

「そんな顔では民が心配するぞ」
「我々を見守るあの虹のように輝く笑顔で民に接し、夢と希望を授けるのがお前の務め」
「お前はホープキングダムの王女なのだから」
誕生日のお出ましを前に緊張のあまり泣き出しそうな幼いトワ。すると王はトワに対し王族の何たるかを説き――
「私たちが笑えば民も笑い、涙すればまた民も涙を流す。その事を心に留めておくのですよ」
続いて王妃も王族の気構えを説きます。しかし幼いトワにはそう簡単に実行できるはずもなく、ありがたいお言葉に戸惑いの表情を浮かべるのみ。
「いつもどおりのトワでいいんだよ」
ってなトコへやさしいお兄さまのヒトコト。こりゃトワがお兄さまお兄さま言うのも判りますね(笑。その言葉に緊張が解けたトワは笑顔を湛えてバルコニーのお出ましに立ち、トワの笑顔に応えるように民たちは一斉に大盛り上がり…この絵面から外人4コマのオチを思い出してしまったのは私だけではあるまい(笑。それはそうとトワのトンガリ耳は王族の証みたいなものかと思っていたら、ホープキングダムの民はみんなこの耳なのね。ってコトはクローズさんとかシャットさんとか思いっきり(以下略

さてそんな日々を思い出したトワは眼前の現実に歯を軋ませ拳を振るわせ俺の怒りは爆発寸前! 絶望の森を前にしてざわめく風に髪を揺らすカットは怒りに震えるトワの心境をいい感じに表現していました。ざわざわ。
「トワ様がいなくなってこの国はずっと悲しみを引きずっていたわ」
「けれど、みんな頑張って前を向こうとしていたの。それなのに…」
時は移ってトワ消失後の城の様子。気丈に振る舞うアロマ&パフ、ご両親も嘆きの底に落ちてしまった。予告映像でチラ見せしたこのシーンは捻り無しのマンマでしたか。それでもみなさんはミスシャムールの言葉どおり前を向こうと顔を上げ…この時点の国土はまだッしたる変化は無く、例の虹も空を渡っていました。ところが。
「あの虹を潜ると幸せになるんだみゃー!」
「行くみゃー!」
名古屋弁の妖精たちと緑萌えるお花畑を駆けるクロロ。しかし次の瞬間青空は黒雲に覆われ、名古屋弁の友達は絶望の檻に捕らわれ、ビビって固まってる背後からロックくんに襲われ…つまりクロロは精神操作によってロックくんになっていたわけではなく、人の形を持たない悪霊みたいな存在に憑依されていただけだったのですね。だから浄化後の副作用もなく、ご覧のとおり元々のヘタレ妖精(笑)にあっさり戻った。なるほど

続いて王様&王妃が絶望に捕らわれた経緯をチラリ。と言っても城の二人にディスピア様の影が迫り、次の瞬間城全体が絶望に落ちちゃって…つまり初期の頃から予想していた「ディスピア様=悪堕ちした王妃」(お約束)の線はこれにて完全大ハズレ確定であります。あらら。
「カナタ王子…まさか再び現れるとはな…」
第21話での壮絶な別れ。はるはるたちを娑婆へ送り出した後、自爆テロ状態でホワイトアウトしたカナタはディスピア様に捕らわれる事もなく、何とそのまま姿を消してしまっていたのでした。つまり夢ヶ浜に漂着したカナタは何の捻りもない素の本人で、件の記憶喪失もディスピア様の関与なく、全て本人の証言どおり(力を使い果たしたせいで記憶が消えた)って事のようです。したがって最終決戦に向けて時限爆弾的に悪堕ちする展開も無さげ。ううむ残念。
「ディスピア…絶対に許さない」
「忌々しい兄妹め、現れたか」
まさに復讐の鬼と化しディスピア城へ迫るトワ。その姿に気付いたディスピア様は自らの分身をひり出して送り込みます。

「久しぶりだな王子、そしてトワイライト」
その分身は蒼い炎を纏うと巨大なケモノと化し、駆け付けたトワたちへディスピアの声で語りかけ…今のトワにとって忌まわしき名前を突き付けられたトワは怒髪天の勢いでプリンセスエンゲージ! 変身早々我を忘れて一人ガッ飛んで行くも、チームプレイを忘れた独断専行はあっさり跳ね返され、唖然と見守るみなさんの中で一人傷付き倒れてしまうお約束。あらら。続いてフローラ・マーメイド・トゥインクルと攻撃を仕掛けますがあっさり跳ね返され…各キャラの個性が溢れた攻撃描写はさすが魂の作画、パースが効いたダイナミックな作画&スピード感は一瞬なれどかなりアツかったです。特にマーメイドの脚が!
「もう遅い。この国は全て絶望の中だ」
「させない!」
「返して! お父さまとお母さまを、民を…私の大好きなこの国を! いますぐ!」
ディスピア様の声を強く否定し歯を食いしばって立ち上がったスカーレット。目に涙を浮かべ、思いを叫びながらゼツボーグに飛び掛かるヒトコマは作画も演技も気合い十二分すぎて見ていて辛い。そしてお約束どおりまたしても跳ね返されてしまうのですね。怒りを原動力とした闘いに勝機は無いのです。

「帰りたいロロ…僕に知ってるホープキングダムに…帰りたいロロ」
ってな戦闘現場へ泣き顔のクロロが迷い込んでこのセリフ。先のとおり変わり果てた国土を認められず泣きじゃくる姿は、感情のベクトルに違いがあれど今のスカーレットと同じ状態とも言えるかもしれません。するとゼツボーグは泣き虫クロロをロックオン、危機を察したスカーレットが庇うも…ここですかさず登場しバリアを構えるお兄さまさすがです。力を解放するに従って王子コスに変わり、お約束どおりパリンと割れる東映バリアの演出もニクい。
「思い出すんだ、あの日の言葉を」
ここで先の回想エピソードを挟んでくるのはズルい。ほんとズルい。幼い日に刻まれた王家の何たるかを思い出したトワは泣きじゃくるクロロの涙を拭い、誰より辛い心中を押し殺して優しい微笑みかけるのでした。さすがここは見せ場だけに作画の気合いもびしびしです。
「大丈夫。ホープキングダムは必ず取り戻してみせますわ」
「だからもう泣かないで」
トワが笑顔を見せれば民も笑顔になる。嘘だ、トワの笑顔でこっちは大泣きですもの。みゆきちさんの優しく語りかける声がまた涙を誘ってたまらない。
「私はキュアスカーレット。プリンセス・ホープ・ディライト・トワ」
「ホープキングダムの王女!」
感情のままガッ飛んでいたスカーレットはこれをきっかけに冷静さを取り戻し、蒼い炎を纏うゼツボーグへ静かに迫りながら王女の誇りを示します。強く優しく美しい! もうトワが主役でいいんじゃないかな?

「あたしたちだって同じ思いだよ!」
「あなたの生まれたこの国を見てみたいわ」
「みんなでホープキングダムを取り返そう!」
そんなスカーレットの所に仲間が集って反撃開始。気合い一発スカーレットはサンキーをお城に突き立て、新技「スカーレットプロミネンス」を発動します。お城にこんな使い方が!? ていうか自宅だけに単独使用もアリなのか(笑。頭上に現れた円盤がくるくる回って太陽と化し、ぶっ放されたプロミネンスはゼツボーグの蒼い炎を吹き飛ばし、実体が現れたトコですかさず処刑台へ送り…一応ディスピア様の分身なのに結構あっさりフィナーレでした。

ゼツボーグの浄化とともに絶望の森が一部消えるとトワイライト時代にパフュームを見つけた城が現れました。きっとこの時この城が何だったのか思い出したのでしょう、スカーレットは無言のまま絶望の森へ向かうとヴァイオリンを弾き始め、その音色に導かれるようにカナタ王子も弾き始めます。奇しくも兄妹の夢が叶った瞬間、二人は復興した国土のイメージを広げ――
「誓いますわ。次はこの音色を蘇ったホープキングダムに響かせます」
「そのために、この国の王女として、みなの夢を取り戻しますわ」
本物のプリンセスだしもうトワが主人公でいいんじゃないかな?(二度目。すると王女の誓いに呼応したのかスカーレットのキーが光を放ち、手持ちのキーを自宅に突き立ててくるくる回すと謎の力が発動します。
「燃え盛れ、希望の炎よ!」
パレスから立ち上った紅い炎は周囲の絶望の森を吹き飛ばし、「炎の城」が生まれ変わって虹も現れ…この城の周囲だけでも取り戻した事で王国復興への第一歩を踏み出して今回の締め。そして開いた扉が夢ヶ浜に繋がっていて王国へのルートも確保、これでいつでも残りの城を取り戻しに来られます(笑。とはいえならば何故カナタ王子が娑婆へのルートを断ったのか?を考えるとビミョーな気分にならなくなくも(略
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

私の大好きなこの国を!

まずは前回正気に戻ったカナタ王子にデレデレのトワを暫し。以前と変わらぬ表情で素敵な音色を奏でる王子を見つめるトワは目に涙を溜め、感極まると思わず駆け寄って抱きついてしまいます。しかし次の瞬間ポンコツ顔で離れる(笑)としどろもどろにモジモジくん。カナタが正気だった頃はトワがトワイライト状態でしたし、トワが正気に戻ったらカナタと離れてしまい、ようやく再会したら記憶を失っていて、要するに正気の兄妹として対面するのは幼い頃に離れて以来。思わず抱き付いたはいいけど久々の対面に照れちゃってるのですね。あらあらまあまあ。
「トワもすっかり元に戻ったんだね。ずっと心配していたよ、トワ」
戸惑うトワにやさしさMAXの言葉を掛けるカナタ王子がイケメンすぎてどうにもこうにも。まあカナタ的にはディスピア様に洗脳された妹を救った直後に記憶が途切れ、そこから急に戻ったのだから心配もひとしおだっだでしょう。一方トワ的にはようやく再会できたと思ったら記憶が飛んでて兄妹であることすら忘れられてて、ってなトコで記憶が戻ってこの言葉ですから感激もひとしお。そりゃ人目を憚らず抱きついちゃうのも無理はありません。

空白の時間を埋めるべくトワは夢ヶ浜へ来て以来の成果を次から次へと見せまくり。まるで幼稚園児が「自分でできたこと」をママに自慢しているみたいです。このはしゃぎ顔からパァッとポンコツ顔のかわいさったら。そしてヴァイオリンの話題が出たトコで炎のスカーレットヴァイオリンの件をサラリ。そういやアレって元々カナタのヴァイオリンでしたね。コロッと忘れてた(笑
「二人で演奏する夢が叶うね!」
はるはるのヒトコトから幼い頃の夢を思い出した刹那ロイヤルキーがピカッと光り、そのキーをパフュームにセットするとさらに輝きが増し、光に導かれるようにトワが「ロイヤルマジェスティ」と呟くと…次の瞬間みなさん揃ってホープキングダムに転移してしまいました。今回はゆいゆいも来てるよ! 前に来た時と違って見渡す限り絶望の森に覆われた風景はまるで大ボス・ゆいゆいを歓迎しているかのようです(違
「ねえ、あのお城は!?」
一面の絶望の森から聳え立つディスピア城のさらなる不気味さ。そしてそこにはみんなの夢が閉じ込められた「絶望の扉」が――
「お父さまとお母さまの夢もあの中に?」
ここでトワがお父さま&お母さま、すなわちホープキングダム王&王妃の存在をチラリと。これまで全く触れられなかった両親の話がついに! 一方変わり果てた風景を見たクロロは現実を受け容れられず大泣きしながら逃げ出してしまいます。その逃げた先でディスピアサイドに掴まってロックくん復活の流れ?と思いきや全然そんなコトなかった。あらら。

「そんな顔では民が心配するぞ」
「我々を見守るあの虹のように輝く笑顔で民に接し、夢と希望を授けるのがお前の務め」
「お前はホープキングダムの王女なのだから」
誕生日のお出ましを前に緊張のあまり泣き出しそうな幼いトワ。すると王はトワに対し王族の何たるかを説き――
「私たちが笑えば民も笑い、涙すればまた民も涙を流す。その事を心に留めておくのですよ」
続いて王妃も王族の気構えを説きます。しかし幼いトワにはそう簡単に実行できるはずもなく、ありがたいお言葉に戸惑いの表情を浮かべるのみ。
「いつもどおりのトワでいいんだよ」
ってなトコへやさしいお兄さまのヒトコト。こりゃトワがお兄さまお兄さま言うのも判りますね(笑。その言葉に緊張が解けたトワは笑顔を湛えてバルコニーのお出ましに立ち、トワの笑顔に応えるように民たちは一斉に大盛り上がり…この絵面から外人4コマのオチを思い出してしまったのは私だけではあるまい(笑。それはそうとトワのトンガリ耳は王族の証みたいなものかと思っていたら、ホープキングダムの民はみんなこの耳なのね。ってコトはクローズさんとかシャットさんとか思いっきり(以下略

さてそんな日々を思い出したトワは眼前の現実に歯を軋ませ拳を振るわせ俺の怒りは爆発寸前! 絶望の森を前にしてざわめく風に髪を揺らすカットは怒りに震えるトワの心境をいい感じに表現していました。ざわざわ。
「トワ様がいなくなってこの国はずっと悲しみを引きずっていたわ」
「けれど、みんな頑張って前を向こうとしていたの。それなのに…」
時は移ってトワ消失後の城の様子。気丈に振る舞うアロマ&パフ、ご両親も嘆きの底に落ちてしまった。予告映像でチラ見せしたこのシーンは捻り無しのマンマでしたか。それでもみなさんはミスシャムールの言葉どおり前を向こうと顔を上げ…この時点の国土はまだッしたる変化は無く、例の虹も空を渡っていました。ところが。
「あの虹を潜ると幸せになるんだみゃー!」
「行くみゃー!」
名古屋弁の妖精たちと緑萌えるお花畑を駆けるクロロ。しかし次の瞬間青空は黒雲に覆われ、名古屋弁の友達は絶望の檻に捕らわれ、ビビって固まってる背後からロックくんに襲われ…つまりクロロは精神操作によってロックくんになっていたわけではなく、人の形を持たない悪霊みたいな存在に憑依されていただけだったのですね。だから浄化後の副作用もなく、ご覧のとおり元々のヘタレ妖精(笑)にあっさり戻った。なるほど

続いて王様&王妃が絶望に捕らわれた経緯をチラリ。と言っても城の二人にディスピア様の影が迫り、次の瞬間城全体が絶望に落ちちゃって…つまり初期の頃から予想していた「ディスピア様=悪堕ちした王妃」(お約束)の線はこれにて完全大ハズレ確定であります。あらら。
「カナタ王子…まさか再び現れるとはな…」
第21話での壮絶な別れ。はるはるたちを娑婆へ送り出した後、自爆テロ状態でホワイトアウトしたカナタはディスピア様に捕らわれる事もなく、何とそのまま姿を消してしまっていたのでした。つまり夢ヶ浜に漂着したカナタは何の捻りもない素の本人で、件の記憶喪失もディスピア様の関与なく、全て本人の証言どおり(力を使い果たしたせいで記憶が消えた)って事のようです。したがって最終決戦に向けて時限爆弾的に悪堕ちする展開も無さげ。ううむ残念。
「ディスピア…絶対に許さない」
「忌々しい兄妹め、現れたか」
まさに復讐の鬼と化しディスピア城へ迫るトワ。その姿に気付いたディスピア様は自らの分身をひり出して送り込みます。

「久しぶりだな王子、そしてトワイライト」
その分身は蒼い炎を纏うと巨大なケモノと化し、駆け付けたトワたちへディスピアの声で語りかけ…今のトワにとって忌まわしき名前を突き付けられたトワは怒髪天の勢いでプリンセスエンゲージ! 変身早々我を忘れて一人ガッ飛んで行くも、チームプレイを忘れた独断専行はあっさり跳ね返され、唖然と見守るみなさんの中で一人傷付き倒れてしまうお約束。あらら。続いてフローラ・マーメイド・トゥインクルと攻撃を仕掛けますがあっさり跳ね返され…各キャラの個性が溢れた攻撃描写はさすが魂の作画、パースが効いたダイナミックな作画&スピード感は一瞬なれどかなりアツかったです。特にマーメイドの脚が!
「もう遅い。この国は全て絶望の中だ」
「させない!」
「返して! お父さまとお母さまを、民を…私の大好きなこの国を! いますぐ!」
ディスピア様の声を強く否定し歯を食いしばって立ち上がったスカーレット。目に涙を浮かべ、思いを叫びながらゼツボーグに飛び掛かるヒトコマは作画も演技も気合い十二分すぎて見ていて辛い。そしてお約束どおりまたしても跳ね返されてしまうのですね。怒りを原動力とした闘いに勝機は無いのです。

「帰りたいロロ…僕に知ってるホープキングダムに…帰りたいロロ」
ってな戦闘現場へ泣き顔のクロロが迷い込んでこのセリフ。先のとおり変わり果てた国土を認められず泣きじゃくる姿は、感情のベクトルに違いがあれど今のスカーレットと同じ状態とも言えるかもしれません。するとゼツボーグは泣き虫クロロをロックオン、危機を察したスカーレットが庇うも…ここですかさず登場しバリアを構えるお兄さまさすがです。力を解放するに従って王子コスに変わり、お約束どおりパリンと割れる東映バリアの演出もニクい。
「思い出すんだ、あの日の言葉を」
ここで先の回想エピソードを挟んでくるのはズルい。ほんとズルい。幼い日に刻まれた王家の何たるかを思い出したトワは泣きじゃくるクロロの涙を拭い、誰より辛い心中を押し殺して優しい微笑みかけるのでした。さすがここは見せ場だけに作画の気合いもびしびしです。
「大丈夫。ホープキングダムは必ず取り戻してみせますわ」
「だからもう泣かないで」
トワが笑顔を見せれば民も笑顔になる。嘘だ、トワの笑顔でこっちは大泣きですもの。みゆきちさんの優しく語りかける声がまた涙を誘ってたまらない。
「私はキュアスカーレット。プリンセス・ホープ・ディライト・トワ」
「ホープキングダムの王女!」
感情のままガッ飛んでいたスカーレットはこれをきっかけに冷静さを取り戻し、蒼い炎を纏うゼツボーグへ静かに迫りながら王女の誇りを示します。強く優しく美しい! もうトワが主役でいいんじゃないかな?

「あたしたちだって同じ思いだよ!」
「あなたの生まれたこの国を見てみたいわ」
「みんなでホープキングダムを取り返そう!」
そんなスカーレットの所に仲間が集って反撃開始。気合い一発スカーレットはサンキーをお城に突き立て、新技「スカーレットプロミネンス」を発動します。お城にこんな使い方が!? ていうか自宅だけに単独使用もアリなのか(笑。頭上に現れた円盤がくるくる回って太陽と化し、ぶっ放されたプロミネンスはゼツボーグの蒼い炎を吹き飛ばし、実体が現れたトコですかさず処刑台へ送り…一応ディスピア様の分身なのに結構あっさりフィナーレでした。

ゼツボーグの浄化とともに絶望の森が一部消えるとトワイライト時代にパフュームを見つけた城が現れました。きっとこの時この城が何だったのか思い出したのでしょう、スカーレットは無言のまま絶望の森へ向かうとヴァイオリンを弾き始め、その音色に導かれるようにカナタ王子も弾き始めます。奇しくも兄妹の夢が叶った瞬間、二人は復興した国土のイメージを広げ――
「誓いますわ。次はこの音色を蘇ったホープキングダムに響かせます」
「そのために、この国の王女として、みなの夢を取り戻しますわ」
本物のプリンセスだしもうトワが主人公でいいんじゃないかな?(二度目。すると王女の誓いに呼応したのかスカーレットのキーが光を放ち、手持ちのキーを自宅に突き立ててくるくる回すと謎の力が発動します。
「燃え盛れ、希望の炎よ!」
パレスから立ち上った紅い炎は周囲の絶望の森を吹き飛ばし、「炎の城」が生まれ変わって虹も現れ…この城の周囲だけでも取り戻した事で王国復興への第一歩を踏み出して今回の締め。そして開いた扉が夢ヶ浜に繋がっていて王国へのルートも確保、これでいつでも残りの城を取り戻しに来られます(笑。とはいえならば何故カナタ王子が娑婆へのルートを断ったのか?を考えるとビミョーな気分にならなくなくも(略
- 関連記事
-
- Go! プリンセスプリキュア #42 夢かプリキュアか!?輝くきららの選ぶ道!
- Go! プリンセスプリキュア #41 ゆいの夢!想いはキャンバスの中に…!
- Go! プリンセスプリキュア #40 トワの決意!空にかがやく希望の虹!
- Go! プリンセスプリキュア #39 夢の花ひらく時!舞え、復活のプリンセス!
- Go! プリンセスプリキュア #38 怪しいワナ…!ひとりぼっちのプリンセス!
スポンサーサイト
↓記事が役立ったら一票どうぞ。
