2015-12-04(Fri)
アイカツ! #162 ☆めちゃパニック☆
Luminas+ニーナ お笑い届けますツアー!

この4人でどっかんどっかん笑いを取りにいくやで!

「実は私たち、今日一日ニーナちゃんと一緒にロケをすることになったんです」
前回に引き続いて大阪編はイツモミテルディレクター発案の共演企画「Luminas+ニーナ お笑い届けますツアー」にドタバタ奮闘するみなさんのお話。前回のニーナライブを見に行ったLuminasがワイドショーに抜かれ、それを見たイツモ氏が企画を閃いたとか…周囲の一般人が誰一人気付かないほど完璧な変装なのにさすが芸能関係者の眼力は凄い(ご都合眼力。というか予告にイツモ氏が出てきたため今回は帰京後のエピソード=スタライベースで進むのかと思っていたら普通に大阪編継続でまず驚き。ならば以前あまふわの二人が言っていた「何か」が来るかと思いきやそんなコトも起こらず、また予告でチラ見せした珠璃やまどかはいったい?と思ったらスタライ食堂で中継を見ていただけでした。あらら。でもこっちはこっちで面白かったから良し(笑
「これからいろいろな場所を回ることになってるんだ」
「そして子供から大人まで様々な観客に笑いを届けるというのが今回のテーマ」
それにしても単にお笑いアイドルのライブを見に行っただけの、当人たちはお笑い芸人でもないLuminasになぜいきなりこんな無茶振りを思い付いたのか。しかも昨日の今日ではお笑いネタなど作れず練れず、つまりお笑いド素人のLuminasを大阪人の前にブッツケで放り出して「笑かしてこい」ってどんだけ無茶な企画なのかと。しかもツアー先のタレントへいきなりオファーという力技。せめて先のZepp なんば大阪ライブを見に来ていたTV大阪のディレクター(Luminasの方向性をよく知らない)が「ニーナのライブに来るくらいだからお笑い好きなのだろう?」と勘違いしてオファーってなら判るけれど。さすがにこのイントロパートは好意的解釈の余地がなかった。
「今回Luminas姐さんと一緒にロケに行けるなんて、こんなチャンスめったに無いんやで!」
片や唐突な共演に超張り切るニーナ。「Luminas姐さん」って響きは妙にツボった(笑。でもLuminas姐さんとキミは目指す方向が違うやで? まあお笑い修行を別として、この企画を全国デビューの足掛かりとするなら確かにチャンスではありますが。

というわけで到着した最初の会場は人生のベテランが集う集会場でした。普段と全く違った客層しかも不慣れなお笑いライブにビビるあかりたち、一方場数を踏んでるニーナは仕込んだネタに自信満々であります。そしてほどなくLuminas+ニーナのお笑いライブがスタート!
「Luminasで~す!」「堂島ニーナで~す!」
「今日もLuminasはアイドル活動、アイカツ頑張ってま~す!」
「ってLuminas姐さん、そら大阪名物串カツやで~!」
この絶妙な滑りはサムいというより微笑ましい。いかにもお笑い素人の子が考えそうなダジャレに思わずほっこりしてしまった。いやネタを考えたのは一応プロのニーナなのか(笑
「小さいのにえらい頑張っとるね」
「小さい…」「私たち中学生…」
「えらいえらい」「かわいらしいねぇ」
かく言う私も作中の年寄りたちとシンクロMAXリラックス。もはや世代ギャップ以前にお笑い芸人として見ていない、かわいい孫娘の学芸会を見て目を細める爺ちゃん婆ちゃんみたいな。しかも勝手に喋り始めた爺ちゃんたちのが面白いときて、串カツ握って棒立ちのみなさんはほとんど針のムシロであります。これは厳しい。あははは。というかニーナってソロライブではどっかんどっかんのお笑いセンス(計算力)を発揮していたはずなのに…普段のライブとサンプルが違いすぎて計算が合わなかった?

「さすが大阪! 笑いがアツい!」
そんなLuminas+1の苦戦をTVで見ているスタライ残留組のみなさん。生中継だったのか! 珠璃のお約束三段キメに全く動じず、何事も無かったようにお笑い論を語り始めるまどかのマイペースが素晴らしい。それを聞いたののは例によってさっそく食い付き「なまらノリノリシスターズ」のステージを想像し…照れ顔MAXで付き合うリサがかわいすぎて大変。
「息は合っていますね。今のところ笑いはないですけど」
そんな想像を笑顔で一刀両断するまどかの斬れ味が凄まじすぎる。年上だけど後輩というののリサとの関係性はまどか剣の発動ハードルを結構下げてくれそうで、要するにブラックまどかをもっと見たい(笑

次の現場はドコぞの街頭。最前列から後方まで女子高生が居並ぶ会場を覗き見て気合い上げ上げのLuminas、用意したネタに自信満々のニーナ…ああもう先が見える見える(笑。ってなトコからあかりはオオゾラッコの着ぐるみ姿でステージに飛び出し、ニーナ曰く女子高生にどっかんどっかんの「びよーん!」をぶちかまそうと耳に手を当てたその瞬間!
「あっ! 大空あかりや!」
「おおぞラッコになっとる!」
「マジ最高!」「マジおもろい!」
ネタに入る前からゲラゲラ笑てる女子高生たちにあかりは何もできず、続いてソラマメネタを仕込んでいた他3名も出るに出られず、ってなうちにあかりが楽屋テントに戻ってきて――
「笑いを届けるっていうか笑われちゃった…」
これは笑いを追及する芸人としてはツラい仕打ちですが…最近のリアルのお笑い芸人はネタが面白いんじゃなくて「突拍子の無さを笑われてるだけ」のが多いような気がするのでコレはコレでアリなんじゃ?と思わなくなくも。逆に言うと勘違いせず楽屋に戻ってきたあかりの方が、半年周期で入れ替わるリアルの一発芸人より志が高いってコトかも。

「残念! またも大阪のお笑いには歯が立たずやで!」
するとすかさず「インチキ関西弁うつってます!」とツッコむまどか、ツッコミに構わずポーズの余韻に浸る珠璃。やっぱりこの二人のが面白いよ(笑。天然つええ。この時点ではまだ珠璃のキメに付き合ってあげてるののリサに注目。
そして早くも最後のロケ現場・ドコぞの幼稚園へレッツイゴー! 滑りまくる4人を待ち受ける「手強いお客さん」の横顔をチラリと映してAパート引き。

「彼の名は田中健太郎 6歳。通称 お笑いマスターケンちゃん」
「ケンちゃんに認められたお笑い芸人さんは一人残らず売れっ子になったっていう噂です」
派手な蝶タイを締めた件のケンちゃんはいかにもお笑いにうるさいこまっしゃくれた関西の子供のテイで、実際の描かれ方もそのマンマでしたが…まあこういう設定自体はよくある話だけれど、他の子たちがバカウケしてるのにケンちゃんだけ先読みネタバラシしてドヤ顔の絵面は、何だか関東人が考えるステレオタイプの関西人を「子供」というオブラートに包んで皮肉ってるように見えなくなくも。とはいえ次々と描かれるLuminas+1のネタが尽くサムいのでケンちゃんのリアクションこそ正義?とも見えてしまって判断が難しい(笑

そんなお笑いツアー@幼稚園は鬼が出てきて怖がる女の子や子供を見守りながらステージをチラ見する先生とか、客席側の描写までしっかり気が入っていて感心。こういう拘り作画はさすがスタジオエル回か。後の浦島太郎で乙姫役のスミレが後歩きで退けるカットもじつに学芸会チックで良し良し。
一方先読みされたネタを「でも…やるしか…」と覚悟を決めて最後までやり遂げるヒトコマには、やってるネタのレベルはひとまず置いとくとして、舞台に上がったら逃げられないプロ芸人(アイドル)の覚悟みたいなものも感じたり。某アニメの某キャラだったら「もうやだ! アイドルやめる!」って帰っちゃうトコです(ミスリード

「私、ケンちゃんに笑ってもらいたい」
尽くオチを読まれてガックリのニーナでしたが、お笑いに厳しすぎるゆえ笑えなくなっているケンちゃんに出会った事で、今日一日の過ち=お客さんとの勝負に拘ってしまった事に気付き、自分の本来の目標「みんなを笑顔にしたい」を思い出します。まあ「お笑いは客との真剣勝負や!」的なノリもアリですが、ニーナの原点を思えば「勝負ではない」所へ帰結するのが自然でしょう。また幼い頃のマジメな自分が「笑えないケンちゃん」に重なり、だから今のケンちゃんに思い切り楽しんでもらいたい、笑ってもらいたいという気持ちに繋がったとすれば結構キレイな流れです。そしてそんな思いを「玉手箱」に詰めてお笑い届けますツアーラストステージへ。
「浦島太郎さん、早く玉手箱開けてよ」
ここまで上がったハードルをどう越えるのか? と思ったら変化球の玉手箱キャラ弁ネタで結構あっさりお笑いマスター陥落。あはは。いいのかこれで。先読みと外れたネタが来ただけで大笑い、笑いの沸点が他の子と大して変わらないってのはいささか拍子抜けでしたが…意表を突かれた事で子供本来の沸点を取り戻したと考えれば玉手箱作戦は成功だったかもしれない。まあ子供向けの「お笑い」の寸評をいいおっさんがしたトコで大概的外れなわけで、このキャラ弁ネタにしても本来の視聴対象が面白いと感じてくれればオケオケオッケー。そもそも今回は「頑張ってるのに笑いを取れないもどかしさ」が根幹のお話なので彼女たちのネタが尽く滑りまくったのは当然、逆に目論みどおりどっかんどっかん来てしまったらお話が成立しない。お笑いアイドルの話なのに笑かしを抑えなければならないという結構メンドクサイ構造なのですね。

というわけでお笑い届けますツアーを締めるライブへ。フィッティングボックスが並ぶバックルームに4人揃って「最後にライブいかせていただきます!」と来たら4人ライブ!? と期待マシマシだったけれど…いざコーデチェンジを始めたのはニーナだけ、ほどなく始まった「ミエルミエール」は前回マンマのニーナのソロだったという肩透かしでありました。ガガントス。まあいろいろ都合はあるだろうし、ライブ自体は気に入っているから使い回しでも構わないけど、今回の流れを見たら4人でやるのが正道だろうになあああ。大阪編が終わったらニーナの出番がほぼ無くなる=共演の機会も無くなると思うとなおさら。
「ニーナちゃんのステージ! 最高に! アツかった!」
今回は珠璃の三段キメ大サービス。ののリサはさすがに慣れたか、珠璃のキメを見もせず会話を始めます(笑。あははは。結局一生懸命笑いを取ろうとした大阪組は滑りまくり、笑いを狙っていないスタライ組のがコントになっていたというオチ。やはり天然物最強なのか。しかし登場当初のセニョリータがまさか出てくるだけで面白いキャラに超進化(?)するとは思わなかった。一方ののリサは相変わらずくっつきすぎ(笑。ののから抱きつく分にはまだ安心して見ていられますが、真顔のリサが(以下自重
「皆さんは一度スターライト学園に戻るんですよね?」
「うん。Luminasジャパンツアーはまだまだ続くけど一旦帰るぜ」
「また大阪にも来てくださいね」
「ニーナちゃんもスターライトに遊びに来て」
「一緒にアイカツしよう!」
片やいちいちスタライに戻る段取りの悪さも相変わらず。もうそろそろツアーの残り尺が限られてきた、というかスタート以来2ヶ月経って北海道・沖縄・大阪の3ヶ所しか行ってないのだなあ。東京での仕事を考えると1ヶ所ごとの往復は現実的なのかもだけれどツアー感は全然ありませんね。また鳴り物入りで登場したアイカツワゴン=陸路移動の面白さがほとんど活かされないまま終わりそうなのは非常に残念。ツアー先での出会いなどはもちろん、ワゴン移動に伴う道中ドタバタ劇も結構期待していたのに活かされたのは京都だけ。陸路移動が看板だけなら素直に飛行機ピュー!にした方が現状に合っている、ってのがまた切ない。
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この4人でどっかんどっかん笑いを取りにいくやで!

「実は私たち、今日一日ニーナちゃんと一緒にロケをすることになったんです」
前回に引き続いて大阪編はイツモミテルディレクター発案の共演企画「Luminas+ニーナ お笑い届けますツアー」にドタバタ奮闘するみなさんのお話。前回のニーナライブを見に行ったLuminasがワイドショーに抜かれ、それを見たイツモ氏が企画を閃いたとか…周囲の一般人が誰一人気付かないほど完璧な変装なのにさすが芸能関係者の眼力は凄い(ご都合眼力。というか予告にイツモ氏が出てきたため今回は帰京後のエピソード=スタライベースで進むのかと思っていたら普通に大阪編継続でまず驚き。ならば以前あまふわの二人が言っていた「何か」が来るかと思いきやそんなコトも起こらず、また予告でチラ見せした珠璃やまどかはいったい?と思ったらスタライ食堂で中継を見ていただけでした。あらら。でもこっちはこっちで面白かったから良し(笑
「これからいろいろな場所を回ることになってるんだ」
「そして子供から大人まで様々な観客に笑いを届けるというのが今回のテーマ」
それにしても単にお笑いアイドルのライブを見に行っただけの、当人たちはお笑い芸人でもないLuminasになぜいきなりこんな無茶振りを思い付いたのか。しかも昨日の今日ではお笑いネタなど作れず練れず、つまりお笑いド素人のLuminasを大阪人の前にブッツケで放り出して「笑かしてこい」ってどんだけ無茶な企画なのかと。しかもツアー先のタレントへいきなりオファーという力技。せめて先のZepp なんば大阪ライブを見に来ていたTV大阪のディレクター(Luminasの方向性をよく知らない)が「ニーナのライブに来るくらいだからお笑い好きなのだろう?」と勘違いしてオファーってなら判るけれど。さすがにこのイントロパートは好意的解釈の余地がなかった。
「今回Luminas姐さんと一緒にロケに行けるなんて、こんなチャンスめったに無いんやで!」
片や唐突な共演に超張り切るニーナ。「Luminas姐さん」って響きは妙にツボった(笑。でもLuminas姐さんとキミは目指す方向が違うやで? まあお笑い修行を別として、この企画を全国デビューの足掛かりとするなら確かにチャンスではありますが。

というわけで到着した最初の会場は人生のベテランが集う集会場でした。普段と全く違った客層しかも不慣れなお笑いライブにビビるあかりたち、一方場数を踏んでるニーナは仕込んだネタに自信満々であります。そしてほどなくLuminas+ニーナのお笑いライブがスタート!
「Luminasで~す!」「堂島ニーナで~す!」
「今日もLuminasはアイドル活動、アイカツ頑張ってま~す!」
「ってLuminas姐さん、そら大阪名物串カツやで~!」
この絶妙な滑りはサムいというより微笑ましい。いかにもお笑い素人の子が考えそうなダジャレに思わずほっこりしてしまった。いやネタを考えたのは一応プロのニーナなのか(笑
「小さいのにえらい頑張っとるね」
「小さい…」「私たち中学生…」
「えらいえらい」「かわいらしいねぇ」
かく言う私も作中の年寄りたちとシンクロMAXリラックス。もはや世代ギャップ以前にお笑い芸人として見ていない、かわいい孫娘の学芸会を見て目を細める爺ちゃん婆ちゃんみたいな。しかも勝手に喋り始めた爺ちゃんたちのが面白いときて、串カツ握って棒立ちのみなさんはほとんど針のムシロであります。これは厳しい。あははは。というかニーナってソロライブではどっかんどっかんのお笑いセンス(計算力)を発揮していたはずなのに…普段のライブとサンプルが違いすぎて計算が合わなかった?

「さすが大阪! 笑いがアツい!」
そんなLuminas+1の苦戦をTVで見ているスタライ残留組のみなさん。生中継だったのか! 珠璃のお約束三段キメに全く動じず、何事も無かったようにお笑い論を語り始めるまどかのマイペースが素晴らしい。それを聞いたののは例によってさっそく食い付き「なまらノリノリシスターズ」のステージを想像し…照れ顔MAXで付き合うリサがかわいすぎて大変。
「息は合っていますね。今のところ笑いはないですけど」
そんな想像を笑顔で一刀両断するまどかの斬れ味が凄まじすぎる。年上だけど後輩というののリサとの関係性はまどか剣の発動ハードルを結構下げてくれそうで、要するにブラックまどかをもっと見たい(笑

次の現場はドコぞの街頭。最前列から後方まで女子高生が居並ぶ会場を覗き見て気合い上げ上げのLuminas、用意したネタに自信満々のニーナ…ああもう先が見える見える(笑。ってなトコからあかりはオオゾラッコの着ぐるみ姿でステージに飛び出し、ニーナ曰く女子高生にどっかんどっかんの「びよーん!」をぶちかまそうと耳に手を当てたその瞬間!
「あっ! 大空あかりや!」
「おおぞラッコになっとる!」
「マジ最高!」「マジおもろい!」
ネタに入る前からゲラゲラ笑てる女子高生たちにあかりは何もできず、続いてソラマメネタを仕込んでいた他3名も出るに出られず、ってなうちにあかりが楽屋テントに戻ってきて――
「笑いを届けるっていうか笑われちゃった…」
これは笑いを追及する芸人としてはツラい仕打ちですが…最近のリアルのお笑い芸人はネタが面白いんじゃなくて「突拍子の無さを笑われてるだけ」のが多いような気がするのでコレはコレでアリなんじゃ?と思わなくなくも。逆に言うと勘違いせず楽屋に戻ってきたあかりの方が、半年周期で入れ替わるリアルの一発芸人より志が高いってコトかも。

「残念! またも大阪のお笑いには歯が立たずやで!」
するとすかさず「インチキ関西弁うつってます!」とツッコむまどか、ツッコミに構わずポーズの余韻に浸る珠璃。やっぱりこの二人のが面白いよ(笑。天然つええ。この時点ではまだ珠璃のキメに付き合ってあげてるののリサに注目。
そして早くも最後のロケ現場・ドコぞの幼稚園へレッツイゴー! 滑りまくる4人を待ち受ける「手強いお客さん」の横顔をチラリと映してAパート引き。

「彼の名は田中健太郎 6歳。通称 お笑いマスターケンちゃん」
「ケンちゃんに認められたお笑い芸人さんは一人残らず売れっ子になったっていう噂です」
派手な蝶タイを締めた件のケンちゃんはいかにもお笑いにうるさいこまっしゃくれた関西の子供のテイで、実際の描かれ方もそのマンマでしたが…まあこういう設定自体はよくある話だけれど、他の子たちがバカウケしてるのにケンちゃんだけ先読みネタバラシしてドヤ顔の絵面は、何だか関東人が考えるステレオタイプの関西人を「子供」というオブラートに包んで皮肉ってるように見えなくなくも。とはいえ次々と描かれるLuminas+1のネタが尽くサムいのでケンちゃんのリアクションこそ正義?とも見えてしまって判断が難しい(笑

そんなお笑いツアー@幼稚園は鬼が出てきて怖がる女の子や子供を見守りながらステージをチラ見する先生とか、客席側の描写までしっかり気が入っていて感心。こういう拘り作画はさすがスタジオエル回か。後の浦島太郎で乙姫役のスミレが後歩きで退けるカットもじつに学芸会チックで良し良し。
一方先読みされたネタを「でも…やるしか…」と覚悟を決めて最後までやり遂げるヒトコマには、やってるネタのレベルはひとまず置いとくとして、舞台に上がったら逃げられないプロ芸人(アイドル)の覚悟みたいなものも感じたり。某アニメの某キャラだったら「もうやだ! アイドルやめる!」って帰っちゃうトコです(ミスリード

「私、ケンちゃんに笑ってもらいたい」
尽くオチを読まれてガックリのニーナでしたが、お笑いに厳しすぎるゆえ笑えなくなっているケンちゃんに出会った事で、今日一日の過ち=お客さんとの勝負に拘ってしまった事に気付き、自分の本来の目標「みんなを笑顔にしたい」を思い出します。まあ「お笑いは客との真剣勝負や!」的なノリもアリですが、ニーナの原点を思えば「勝負ではない」所へ帰結するのが自然でしょう。また幼い頃のマジメな自分が「笑えないケンちゃん」に重なり、だから今のケンちゃんに思い切り楽しんでもらいたい、笑ってもらいたいという気持ちに繋がったとすれば結構キレイな流れです。そしてそんな思いを「玉手箱」に詰めてお笑い届けますツアーラストステージへ。
「浦島太郎さん、早く玉手箱開けてよ」
ここまで上がったハードルをどう越えるのか? と思ったら変化球の玉手箱キャラ弁ネタで結構あっさりお笑いマスター陥落。あはは。いいのかこれで。先読みと外れたネタが来ただけで大笑い、笑いの沸点が他の子と大して変わらないってのはいささか拍子抜けでしたが…意表を突かれた事で子供本来の沸点を取り戻したと考えれば玉手箱作戦は成功だったかもしれない。まあ子供向けの「お笑い」の寸評をいいおっさんがしたトコで大概的外れなわけで、このキャラ弁ネタにしても本来の視聴対象が面白いと感じてくれればオケオケオッケー。そもそも今回は「頑張ってるのに笑いを取れないもどかしさ」が根幹のお話なので彼女たちのネタが尽く滑りまくったのは当然、逆に目論みどおりどっかんどっかん来てしまったらお話が成立しない。お笑いアイドルの話なのに笑かしを抑えなければならないという結構メンドクサイ構造なのですね。

というわけでお笑い届けますツアーを締めるライブへ。フィッティングボックスが並ぶバックルームに4人揃って「最後にライブいかせていただきます!」と来たら4人ライブ!? と期待マシマシだったけれど…いざコーデチェンジを始めたのはニーナだけ、ほどなく始まった「ミエルミエール」は前回マンマのニーナのソロだったという肩透かしでありました。ガガントス。まあいろいろ都合はあるだろうし、ライブ自体は気に入っているから使い回しでも構わないけど、今回の流れを見たら4人でやるのが正道だろうになあああ。大阪編が終わったらニーナの出番がほぼ無くなる=共演の機会も無くなると思うとなおさら。
「ニーナちゃんのステージ! 最高に! アツかった!」
今回は珠璃の三段キメ大サービス。ののリサはさすがに慣れたか、珠璃のキメを見もせず会話を始めます(笑。あははは。結局一生懸命笑いを取ろうとした大阪組は滑りまくり、笑いを狙っていないスタライ組のがコントになっていたというオチ。やはり天然物最強なのか。しかし登場当初のセニョリータがまさか出てくるだけで面白いキャラに超進化(?)するとは思わなかった。一方ののリサは相変わらずくっつきすぎ(笑。ののから抱きつく分にはまだ安心して見ていられますが、真顔のリサが(以下自重
「皆さんは一度スターライト学園に戻るんですよね?」
「うん。Luminasジャパンツアーはまだまだ続くけど一旦帰るぜ」
「また大阪にも来てくださいね」
「ニーナちゃんもスターライトに遊びに来て」
「一緒にアイカツしよう!」
片やいちいちスタライに戻る段取りの悪さも相変わらず。もうそろそろツアーの残り尺が限られてきた、というかスタート以来2ヶ月経って北海道・沖縄・大阪の3ヶ所しか行ってないのだなあ。東京での仕事を考えると1ヶ所ごとの往復は現実的なのかもだけれどツアー感は全然ありませんね。また鳴り物入りで登場したアイカツワゴン=陸路移動の面白さがほとんど活かされないまま終わりそうなのは非常に残念。ツアー先での出会いなどはもちろん、ワゴン移動に伴う道中ドタバタ劇も結構期待していたのに活かされたのは京都だけ。陸路移動が看板だけなら素直に飛行機ピュー!にした方が現状に合っている、ってのがまた切ない。
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