2015-12-14(Mon)

Go! プリンセスプリキュア #44 湧き上がる想い!みなみの本当のキモチ!

二つの夢に揺れ動くみなみんの決断。

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もう迷わない!

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アバンはサンゴ煌めく海中風景から。ドレス姿で海中を進むみなみんはティナと行き会い、たくさんの海の生き物たちに囲まれ、そして光が溢れる未知の世界に誘われ、しかしその領域に飛び込もうとした次の瞬間背後の影に包まれてしまいます。振り返ればそれは海藤財閥の船底で、気付いた時にはもう光には手が届かない…ってなトコで目覚めたみなみん。海への思いと家業の継承、どちらも大切な夢だけにどうしたらいいのか判らず揺れ動く彼女の深層=今回テーマを非常に判りやすく映した夢でした。また話の起点をパーソナルな「(就寝中の)夢」とする事で、みなみんの性格どおり一人で思い悩みドツボにハマる展開へ自然に導いています。それはそうとみなみん部屋は今回が初公開? 二段ベッドの下段からはたして誰が顔を出すか?と思ったけれど結局ルームメイトは謎のままで残念。

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Aパート冒頭はクリスマスツリーの飾り付けに精出すみなさん。冬山へ切り出しに行かずとも巨大ツリーが既に植わっている辺りノーブル学園は気が利いてます(笑。普通はわざわざ切り出しに行かない。このツリーは恒例クリスマス回の伏線になるかな? ってなトコへ通りがかったきららは渡仏に向けて外国語習得への意欲を示し、立ち話もそこそこに参考書を借りるため図書館へレッツイゴー!

「わぁっ!」

目的の本を見つけてサッサと帰途のきららは書架の前で真剣に本を読んでいるみなみんを発見。するとそーっと近付いていきなり「わぁっ!」と声を掛け…この声といい表情といい、いたずらっ子きららがかわいすぎて悶絶MAXリラックスと言うしかない。脅かしすぎて本を落とさせてしまってバツが悪そうな表情も良い良い。一方みなみんは落とした本を悟られぬよう急いで戻してサッサと離脱。ああ判りやすい。ここまで直球(笑)だと何を読んでいたのか気になるのが人情ってもので、件の本を抜き取ったきららはそれが北風博士著の「うみのおいしゃさん」である事を知ります。

続いて廊下の窓から海を見つめるみなみんとはるはるの邂逅シーン。まるで魂を抜かれたような表情で海を見つめる横顔に言葉を詰まらせるはるはる。その後の会話はいつもどおりのみなみんでしたが、明らかな異変に思わず心配の声を掛けるも――

「あの…どうかしました?」
「何でもないわ」

みなみんは変わらぬ笑みを湛えながらもココロのカーテンを閉め、早々に立ち去ってしまいます。その後姿をボーゼンと見送るはるはるの置いてけぼり感も凄い。などなどこのシーンは二人のココロの距離をリアルの距離に置き換えた演出が光ります。

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「先生はどうして先生になったのですか?」
「昔から先生になるのが夢だったのですか?」

気持ちが揺らいでいるせいか進路調査票が未提出だったみなみん。通りすがりの座間先生にその件を注意されてサッサと離脱、の次の瞬間先生を呼び止めてこの質問です。すると先生は子供の頃の夢をつらつらと語り…まさかのアイドルにびっくりザマス!(笑。続いて中学生の時は「警察官」、高校生の時は「漫画家」などなどフレキシブルな夢遍歴を語りながら「自分のやりたい事に悩むのは悪い事ではないザマス」「とことん考えるザマスよ」と、まるで今のみなみんを見透かすようなアドバイスをサラリ。さすがベテラン先生はみなみんの悩みをズバリ見抜いているのだなあ。口調もデザインもテンプレ的学年主任キャラかと思いきや生徒思いの良い先生でした。ていうか三角メガネに隠されたキラキラの瞳にびっくり!

「たいへん、たいへ~ん! 緊急事態だよ! ちょっと来て!」

その後生徒会室で仕事仁入るも海への思いが頭をよぎって集中できないみなみん、ってなトコへきららが血相変えて飛び込んできました。いったい何事? と問う間もなく手を引っぱられて部屋の外へ連れ出され…きららったら強引なんだから。それはそうと無慈悲に却下されてる「一条らんこ卒業記念像設立の令」に笑った。「なぜかプリンターを貸してもらえなかったので全文手書きで根性!!」の一文が泣かせます(笑

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さて緊急事態で引っ張り出したものの海辺を歩くきららは余裕綽々、そして行き着いた先は小船でのティータイムでした。仕事中強引に引っ張り出された挙げ句の嘘にみなみんは率直に腹を立て、するときららは――

「嘘じゃないよ。みなみんが悩んでるなんて緊急事態でしょ?」

あくまでマイペースで話を進め、さらに先の図書館で見つけた本を強引気味に差し出し…対するみなみんは無神経なお節介にますます腹を立てて一触即発の火花バチバチ! 普段あまり一緒にいない二人だけに波長もイマイチ合わない? と思いきや。

「はぁ…もう、上手くできないなぁ」
「あたしはさ、みんなに応援してもらっていっぱい力をもらったの」
「だからあたしも友達が悩んでいる時には力になりたいなぁって思うわけ」
「でもこういうのはあんまり慣れてないからさ…」

開戦直前のトコでポロッとこぼれたきららの本音。寒い海辺に引っ張り出した一芝居は、みなみんの力になろうときららなりに考えたアイデアだったのですね。ただみなみんが予想以上に意地っぱりで、片やきららも負けず劣らず意地っぱりのためあわや激突!? ってなコトになってしまった。ともあれ前話で見せた成長に加え、登場当初は自分の事しか興味が無かったきららが「友達の力になりたい」と自ら動くようになったってのはホント感慨深い。しかもまだ不慣れなのですんなりいかないってのも良い。きららかわいすぎる。

「最近、よく夢を見るの」
「私は海に呼ばれるの。そして海の生き物たちも歓迎してくれる…」

一方きららの本音をぶつけられたみなみんも素直に口を開き始めます。淹れてもらったお茶を啜りながらみなみんは件の夢の話=夢で見た海の世界を楽しげに語り始め…「でも何故か行く事ができない」と悲しい顔の次のカットで洋上の船を映す演出がこれまた秀逸。とはいえ船底の暗い影とか釘を刺すような汽笛とかこういう雰囲気で描かれると「家業継承のため海への夢を諦めなければならない」的な、義理と人情を秤に掛けりゃ的なお話に見えてしまうかも。実際は家の仕事を継ぐ事が彼女自身の「大切な夢」だから悩んでいるわけで、誰かに押し付けられているわけではないのがポイントなのです。

それにしてもこのシーン、中一&中二とは思えないほど落ち着きすぎてる絵面にちょっと笑ってしまった。ほとんど傷心OLの邂逅であります(笑

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さてOL二人が傷心旅行している一方でツリー準備のはるはるはみなみんの変調が気になって仕方がありません。心配で聞いてみたけど「何でもない」と返されて…というトコでトワは第25話でみなみんから言われた「その言葉、私もよく使ってしまうのよ。心配を掛けたくなくてつい…ね」を思い出し、それを聞いたはるはるはみなみんが何か悩んでいるコトを確信します。そうそう、みなみんって元々こういう子なんですよね。

その頃ディスダークに於ける立場の危機を察したシャットさんはノーブル島へ単身赴きプリキュアを倒す気まんまん、ってなトコを座間先生に見つかって

「うるさい! 痛い目に遭いたくなかったら引っ込んでろ!」
「まあ! 何という言葉遣い! 美しくないザマス!」

シャットさんにとって「美しくない」という指摘はこの上ない屈辱でありましょう。そして座間先生に連行されるや稲や「私の進路は私が決めるのみ!」と怒り心頭で夢覗きからシャットユアドリーム!

「ちゃんと答えが出せるといいね」

一方傷心OL組(笑)のきららはみなみんの悩みを察してさりげなく応援。不意に図星を突かれてキョトンのみなみんは未だ答えが見つからず俯くのみ。ってなトコへゼツボーグの声が聞こえてきて現場へ急行!

「プリンセスプリキュア、お前たちの進路は地獄のみ!」
「人の進路を勝手に決めないでよね!」

まさかの天丼ブーメラン返しにちょっと笑った。そこから珍しいペアでプリンセスエンゲージ! 美人二人のツーショット変身バンクは眼福の極みであります。

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ところがバトルが始まるとマーメイドの様子がおかしい? パンチを受ければ受けきれず、チョーク攻撃も捌ききれずに直撃を食らってしまい、得意のキックも全く効きません。一方マーメイドの不調に気付いたシャットさんはここぞとばかり一転突破を命じ、ゼツボーグは他三名をチョーク煙幕で封じてマーメイドを集中攻撃、そしてトドメのチョークミサイル掃射がマーメイドを襲う! ってなトコで煙幕から飛び出したトゥインクルのフォローが入ってとりあえずピンチを回避。するとマーメイドは――

「ごめんなさい。きっと私が自分の夢に迷いを持ってしまったからプリキュアの夢の力が弱まってしまったんだわ」

夢を失くした訳ではないので変身はできるけれどココロが揺らいでいるせいで力が出せない。ならば自分の夢を諦めた前回のトゥインクルはどうすんの?と思うけれど、「トップモデル」と「プリキュア」という合計200%の片方を失った=プリキュアカツドウに全力を注ぐようになったため弱体化が起きなかった、と都合良く解釈しときます。

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「マーメイド!」
「は、はい…」
「悩みがあったのならどうして相談してくれなかったんですか!」
「水くさいじゃないですか!」

凛々しくリィストルビヨンをぶっ放したフローラは次の瞬間ふくれっ面でマーメイドに迫り…その迫力に圧倒されて「は、はい…」と答えてしまうマーメイドがかわいい。でも今どきの子は「水くさい」なんて使うかな(笑。ここでマーメイドは幼い頃からの夢と新しい夢との狭間で悩んでいたコトをようやく打ち明け、するとフローラは真正面から受け止め――

「だったらそれでいいじゃないですか。夢は変わってもいいと思います」
「大事なのはどうしたらいいかじゃなくて、マーメイドがどうしたいかじゃない?」

夢はいくつあってもいい、変わってもいい。先の座間先生の言葉と合わせ、仲間たちの力強い声を聞いたマーメイドは悩みを振り切りついに立ち上がります。

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「本当はもう気付いていた。自分の心の奥底から沸き上がる望みに」
「なのに気付かない振りをしていた。幼い頃からの夢もとても大切だったから」

スイッチが入ったマーメイドはゼツボーグを海に投げ込んで得意の水中バトルへ。黒板にそんなんしたらチョークが湿気てしまう!(笑

「でも…もう迷わない!」
「私は自分の信じる道を進む!」

水中でひとしきりフルボッコにしたトコで覚悟を決めたマーメイドの体が光に包まれ、するとトワの実家が出現しサンゴキーを突き立ててマーメイドの新技「プリキュア コーラル メイルシュトロム」の発動です。お城酷使されとるなあ(笑。巨大サンゴと共に溢れ出した海流&イルカの流れに乗って超加速からのキックフィニッシュは意外、というか直接攻撃の個人技ってシリーズを通しても珍しいんじゃ? まあイルカ群の体当たりでフィニッシュではドコぞの国からクレームが来(以下略

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その後一旦陸に上がったマーメイドはトゥインクルとヘソで会話し、いつもどおりゼツボーグを処刑台に送ってあっさりフィナーレ。今回に限らずお城を使った個人技の後に仰々しくお城を呼び出す流れは何度見ても変な笑いが出てしまう。一方その頃ホープキングダムでは「海の城」の紋章が光り始めるも今回は解放に至らず。抱えていた悩みが結構あっさり解決しお城技も発動してしまったため、2話使ったきららと違ってみなみんは1話完結? と思ったけれどどうやら次回に続くようです。何とまあこの終盤で贅沢な掘り下げが続きますね。まあその分ディスダーク側の動向がほとんど描かれないため、通常ならそろそろ漂い始める最終決戦への緊張感が皆無なのは痛し痒しというところ。ディスピア様なんて未だ何者なのかサッパ判りませんし、キーパーソンのカナタ王子も王国内をうろうろしてるだけ。また最終決戦用と思われた「絶望の種」を既に使ってしまったためいったいどんな形でラストを盛り上げるのか? 気になるトコです。

「もっと海を知りたい、海や海の生き物たちと直接触れ合って感じたい、だから海の生き物のお医者さんになりたいの」

寮に戻ったみなさんはみなみんの新しい夢を聞いて感激、そしてきっかけとなったあすかさんに連絡を! ってなトコであすかさんが今アメリカにいる事が明らかになり…これはきらら渡仏に続いてみなみん渡米の前振り? もちろんトワはホープキングダムに帰ってしまうでしょうし、つまり第38-39話で描かれたはるはるの回答こそ本作の最終テーマとなるのか?

    

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Go! プリンセスプリキュア「第44話 湧き上がる想い!みなみの本当のキモチ!」

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今回のみなみときらら、コート羽織って冬の海で邂逅って火曜サスペンスドラマか(笑) キャプを見返すと女性刑事とバリキャリ犯人みたいな感じですよね。「うまく慰められなかった」というか、どこか明後日の方向に決まってしまっているような…。少なくとも中学生には20年くらい早いシチュエーションのような。「うみのおいしゃさん」っていう本のタイトルも浮きに浮いている。子供に買ってあげる本の相談かよっていう(笑)

そんなこんなでプリンセス同士のオフタイムに一笑いしましたが、内容そのものも面白く、やはり博士との出会いはフラグだったのかと。ただみなみが本当の夢に気づくまでの過程はもう一波乱あってもよかったかなと(きららの回がうまく決まっていただけに)。

れすれす

>tamanoさん
なるほど女刑事純情派って見方もありますか! 私的には10年付き合った男に逃げられたOL&ダメ男を飼ってるアパレル店長の傷心ぶっちゃけ旅行みたいなイメージがまず浮かんだので(笑。「うみのおいしゃさん」は同感、少なくとも獣医を目指す中学生が読む本には見えませんでしたね。まあその辺はメイン視聴者層へのアイコンとして解釈しときます。みなみんの「新しい夢」については既に深層に存在していて、それに気付くというより「認める」事が今回のテーマなので今回のような形になったと思います。というか本当のヤマ場は次回のような気がします。今回はEDもスカーレットでしたし(笑
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