2016-01-11(Mon)
Go! プリンセスプリキュア #47 花のように…!つよくやさしく美しく!
私の夢はこんなプリンセスじゃない!

私の夢に終わりなんてないんだ!

年明け最初のプリキュアはお正月完全スルーで普通にノーブル寮のヒトコマから。はるはるが淹れた紅茶をみなさん揃って飲み干して「美味しい~!」は、第6話で出題され、その2ヶ月後の第15話にて合格した紅茶レッスンのさらなる進化…合格した後も地道にレッスンを続けていたのでした。腕前を認められて破顔するはるはるが新年早々かわいすぎる! ってなトコで丸美屋の提供テロップが重なり、いよいよ次キュアの新番予告が始まるのか…と、最終回間近の現実を突き付けられたり。ううう。
「こんな寒い時に芽を出したロマ?」
「うん。スノードロップっていうんだ。花言葉は『希望』」
クリスマスの雪がすっかり溶けた裏庭(笑)にちんまり芽を出したスノードロップ。冷たい風や雪に耐え、綺麗な花を咲かせようと一生懸命生きる小さな芽をはるはるが優しく見つめてOPへ。などなど1分弱の短いアバンで覚醒の仕込みを全て済ませてしまったのは上手かった。
OP明けは不穏なディスピア様。残るは花の城だけとなり、このままでは…とクローズさんの進言を遮って口元をニヤリ。すると次の瞬間 花の城の紋章がピカッと光り、続いてはるはるのキーが妖しく光ると、城の異変を察して現れたカナタ王子と共にホープキングダムへカチ込み! そんなみなさんを見送ったゆいゆいは「計画どおり」と一人ニヤマリ(しません

「荊が無い?」
絶望の荊に覆われていたはずの花の城は何故かその全景を現し、中央の紋章も輝いています。ハテサテこれは? と訝しがるみなさんの一方ではるはるはプリンセスを呼ぶ声に気付き、呼び掛ける鳥が「花のプリンセス」の鳥と気付き、誘われるように花の城へ飛び込んでしまいます。知らない鳥に付いてっちゃダメでしょ!
「この格好、まるで私…」
光の扉へ飛び込んだはるはるは次の瞬間一面に広がる綺麗な花壇に目を奪われ、ってな後で水壁の門が閉じて荊の花の封印が掛かり、次のカットで正面に戻ると制服姿だったはるはるはいかにもプリンセスなドレス姿にお召し替え。おおお! かわいい! 幻影丸わかりだけどかわいいものはかわいい!

するとお約束どおり白馬に乗った王子様がやってきて、明確なエンディングが無い「花のプリンセス」のエピローグ的な、王子様のお城に到着したプリンセスの日々が始まります。赤絨毯が敷かれた大階段を見下ろすとずらり並んだ使用人たちの歓迎を受け、続いて優雅な舞踏会、豪華な食事、そして馬車パレードでは民からの歓喜の声に笑顔で応えてご満悦のプリンセスはるはる。豪華な天蓋ベッドにひっくり返れば侍女が布団を掛け、ぐっすり眠って起きた翌朝も夢のような日々に胸を躍らせ…ってなトコで最初の違和感がはるはるを襲います。
「レッスンは必要ない?」
朝のティータイムに呼ばれたはるはるはさっそく紅茶の腕を振るおうと張り切りますが、王子様は「ヤケドをしたら大変」と制止し、「レッスンしたから大丈夫」と食い下がっても「プリンセスにはそんなもの必要無い」と取り付く島もありません。するとはるはるは王子様の言葉に疑問を浮かべ、しかし流れる雲を眺め、勧められたクッキーを食べてるうちに「夢の世界」へ再び浸かってしまいます。あらら。
「キュアフローラはこの城で夢を叶えた」
「お前らの事など忘れ、自ら望んだ幸せの中に落ちたのだ」
一方城の外では突然消えたはるはるを心配しているみなさんのトコへディスピア様が登場。呑気な城内から一転した絵面&BGMが緊迫感を盛り立てます。仰せのとおり先のプリンセスの日々はディスピア様プロデュースによる幻影の世界…つまりディスピア様が考えるプリンセス像であり、はるはるが望んだプリンセス像では無かった、ってのがミソなのですね。ともあれ絶望の荊が勢いを戻した城外にてディスピア様は言う事言うといつもの分身を残してサッサと退散→ゼツボーグ化から美人三人がプリンセスエンゲージ!してAパート引き。ここから緊迫のバトルが始まる!? と思ったら。

CM明けのBパート冒頭は再び呑気な城内でした。キャッキャウフフと花壇を駆け抜け、一面のお花畑を満面笑顔で眺め、王子様のアツいセリフに汗をかきかき頬を染め…すっかりプリンセスを堪能してます(笑
「ここにも花の種を蒔いてもいいですか?」
記念の花を植えたいはるはるは件の鳥から種を受け取るとさっそく種蒔き…しようと思った刹那 花の種は手を離れて地面に落ち、すぐに芽を出し茎を伸ばし、見る見るうちに花が咲いてしまいました。ここではるはるは第二の違和感を覚えます。
「どうして? どうしてすぐに花が咲くの?」
種はすぐに花を咲かせ永遠に枯れない。ここは幸せ溢れる国。美しい城に住まい、素敵なパーティを楽しみ、美味しいお茶を飲み、何もせずとも綺麗な花がパッと咲く。はるはるが抱いた疑問に対する答えは「これが幸せ」というものでした。あなたが望んだ夢の世界にこれ以上何を望むのです?
「私が望んだ?」

「花は…花はこんな風に咲いた?」
はるはるは綺麗に咲いたお花畑を見つめ、そして先の花をじっと見つめ…花モチーフのはるはるが「花」をキーに自分を見つめるという流れは非常に良く出来ていますね。
「綺麗に咲くから美しいんじゃない。花が美しいのは、土に根を張り、太陽の光に手を伸ばし、寒さに耐え、葉を広げ、そうやっていつか花を咲かせようと頑張るから」
「自分の力で精一杯努力して…自分の力で」
花を見つめて辿り着いた答えもまた、作品スタート当初から何かといえばお花の世話を続けてきたはるはるだけに説得力アリアリでした。アバンでの布石も効いてます。そんなこんなで「美しさの本質」に気付いたはるはるは次の瞬間超覚醒、綺麗だった景色は一瞬で色褪せ、続く鳥さんの甘言にももはや惑わされず――
「私の夢はこんなプリンセスじゃない!」
「何の努力もしないで叶う夢なんて夢じゃない!」
あああ耳が痛い。女子中学生のお説教が妙にココロに刺さります(笑。ともあれ鳥の甘言を完全に振り切り「夢」から完全に覚めるとそれまでの景色は全て崩壊し、漆黒の闇に吸い込まれたはるはるはいつしかクローズさんの檻に捕らわれ――
「お前の夢は俺が潰してやる!」
言うまでもなく件の鳥はクローズさんの名演技(?)で、絶望時空に乗じて姿を戻したクローズさんは寝覚めのはるはる対しいきなり拳を突き付けて宣戦布告! 「こんな予感はしていた」なーんて言ってる辺り、さすが因縁の相手の事をよう判ってらっしゃる。というわけで今回もはるはるは全て自力で乗り越えてしまいました。メンタル強すぎ!

はるはる怒濤のプリンセスエンゲージ!から花の紋章がピカッと光って城外へ。フローラ&クローズさんは飛び出してきた勢いのまま空中戦をスタート、相手の拳をギリギリでかわしながらの徒手空拳バトルはいかにもプリキュアっぽく、フローラの表情も思いっきりガチンコであります。一方他三名(+カナタ王子)はゼツボーグの触手にあっさり捕まってフローラの戦いを見守るのみ。あらら。構成的にフローラvsクローズさんのタイマンに割り込ませられないとは思いますが、このヤマ場に全員揃って見学モードは少々寂しかったかも。

「お前の夢って何だ? 本当のプリンセスって何だ?」
「キーが全部揃ってるのに未だにグランプリンセスにもなれてねえ」
「どうすればなれる? いつなれる?」
「そうだ、お前の夢なんて本当はどこにも無い」
「終わりの無い夢をお前は追い続けてるんだ!」
思い切り蹴飛ばされてドカン!の後 組み伏せられたフローラはクローズさんに畳み掛けられます。全て満たされた夢の世界を否定するお前の夢とは何だ? 夢を追うばかりで実際は何者にもなれていない、終わりの無い夢を追い続けているだけ。そう迫られたフローラは一瞬怯み 目を見開き、弱ったタイミングでぶん投げられて立木に叩き付けられ、動かれんトコへクローズさんの絶望砲が放たれて絶体絶命大ピンチ! と思いきや。
「終わりが無い…そう…私の夢に終わりなんて無いんだ」
「私の夢は大地に咲く花のように、強く優しく美しくあること」
「例えどんな苦しみや悲しみの中にあっても、ずっとずっといつまでも強く優しく美しくあり続ける存在、それが私がなりたいプリンセス」
フローラの夢をピンポイント爆撃したと思われたクローズさんの畳掛けは逆に覚醒の呼び水になってしまいました(いつもの事。ともあれフローラが望むプリンセスとは見た目が綺麗で華やかで花よ蝶よのお姫様ではなく、先の「花」の例えの如く「綺麗に咲くために頑張り続ける存在」なのです。何という求道者…といったトコで第18話の童話パートを見直して「なるほど!」と膝を叩いた私。城へ向かう道中でお話が終わるのはこういう事だったのか。そして残り数話の展開もだいたい予想付きますね。上手いこと作ってるなあ。
などなどフローラの夢を確立させるためのタイマン勝負展開とはいえ、その間ずっと三人キュアを拘束したまま地蔵状態のゼツボーグサイドはちょっとマヌケだったかも。こっちで派手なバトルを始めてしまうと焦点がブレてしまう危惧がありますが…まあこの省力はラストバトルに作画リソースを残していた?と解釈しときます。

夢を確立して全力全壊のフローラはこれまでの流れに沿ってトワの実家を使った新技「サクラ トルビュランス」を発動! この桜吹雪が目に入らねえか! と大見得を切ってゼツボーグの本体を晒し、いつもどおり処刑台へ送ってフィナーレ。このヤマ場でいつも通り帰って行くクローズさん&ストフリが少々おマヌケだったかも(笑。そしてこれまた流れどおりトワの実家にフローラ所持キーを全部突き立てて花の城を目覚めさせ、城を囲む荊が消えてお花畑が復活→虹発動→4本の虹が集まってディスピア城が消滅し、あとは空に浮かぶ絶望の扉を開けばホープキングダム完全復活という所まできました。しかしあの扉を開けられるのはグランプリンセスのみ、4人はゴール寸前の結構高いハードルにグッと気を引き締め…ってなトコで空が妖しい光に覆われてディスピア様が降臨!
「見事だプリキュア。いいだろう、ホープキングダムはお前たちに返そう」
「だが絶望は止められぬ」
意外とあっさり返してくれたディスピア様は言うだけ言ってサッサとバイナラ、そして次のカットで現れた先はノーブル学園の上空でした。これまでの何度かノーブル島に現れましたがそれは全て幻影、ご本人自ら降臨されるのはこれが初めてでしょう。というか来られるならサッサと来れば(それは言わない約束。というわけで残り3話のタイミングで最終決戦突入です。ディスピア様の絶望パワーに襲われて孤立無援のノーブル島、こりゃいよいよキュアゆいゆいの発動来る!(たぶん来ません。いやむしろ「ゆい様、只今からこの世界を堕としてご覧にいれます」「待ちくたびれたぞディスピア(ニヤマリ」の方がアツい?(違

ドハマリした分 別れが辛い今日この頃、しかしアバンの丸美屋クレジットのとおり、次のプリキュア「魔法つかいプリキュア!」の番宣が始まりました。別れの寂しさと次作への期待が入り交じるビミョーな期間に突入であります。SDはシリーズお馴染みの三塚雅人氏、構成はTVシリーズは5GoGo以来(映画はDX1~3の脚本担当)の村山功氏、注目のキャラデは宮本絵美子氏…今回公開された変身バンクがとんでもなくかわいくてどうしたものかと。手ぇ繋いだ二人変身はプリキュアの原点を思い起こさせますね。こりゃ始まるのが楽しみ、だけどはるはるたちとお別れするのも超絶寂しい(エンドレス
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私の夢に終わりなんてないんだ!

年明け最初のプリキュアはお正月完全スルーで普通にノーブル寮のヒトコマから。はるはるが淹れた紅茶をみなさん揃って飲み干して「美味しい~!」は、第6話で出題され、その2ヶ月後の第15話にて合格した紅茶レッスンのさらなる進化…合格した後も地道にレッスンを続けていたのでした。腕前を認められて破顔するはるはるが新年早々かわいすぎる! ってなトコで丸美屋の提供テロップが重なり、いよいよ次キュアの新番予告が始まるのか…と、最終回間近の現実を突き付けられたり。ううう。
「こんな寒い時に芽を出したロマ?」
「うん。スノードロップっていうんだ。花言葉は『希望』」
クリスマスの雪がすっかり溶けた裏庭(笑)にちんまり芽を出したスノードロップ。冷たい風や雪に耐え、綺麗な花を咲かせようと一生懸命生きる小さな芽をはるはるが優しく見つめてOPへ。などなど1分弱の短いアバンで覚醒の仕込みを全て済ませてしまったのは上手かった。
OP明けは不穏なディスピア様。残るは花の城だけとなり、このままでは…とクローズさんの進言を遮って口元をニヤリ。すると次の瞬間 花の城の紋章がピカッと光り、続いてはるはるのキーが妖しく光ると、城の異変を察して現れたカナタ王子と共にホープキングダムへカチ込み! そんなみなさんを見送ったゆいゆいは「計画どおり」と一人ニヤマリ(しません

「荊が無い?」
絶望の荊に覆われていたはずの花の城は何故かその全景を現し、中央の紋章も輝いています。ハテサテこれは? と訝しがるみなさんの一方ではるはるはプリンセスを呼ぶ声に気付き、呼び掛ける鳥が「花のプリンセス」の鳥と気付き、誘われるように花の城へ飛び込んでしまいます。知らない鳥に付いてっちゃダメでしょ!
「この格好、まるで私…」
光の扉へ飛び込んだはるはるは次の瞬間一面に広がる綺麗な花壇に目を奪われ、ってな後で水壁の門が閉じて荊の花の封印が掛かり、次のカットで正面に戻ると制服姿だったはるはるはいかにもプリンセスなドレス姿にお召し替え。おおお! かわいい! 幻影丸わかりだけどかわいいものはかわいい!

するとお約束どおり白馬に乗った王子様がやってきて、明確なエンディングが無い「花のプリンセス」のエピローグ的な、王子様のお城に到着したプリンセスの日々が始まります。赤絨毯が敷かれた大階段を見下ろすとずらり並んだ使用人たちの歓迎を受け、続いて優雅な舞踏会、豪華な食事、そして馬車パレードでは民からの歓喜の声に笑顔で応えてご満悦のプリンセスはるはる。豪華な天蓋ベッドにひっくり返れば侍女が布団を掛け、ぐっすり眠って起きた翌朝も夢のような日々に胸を躍らせ…ってなトコで最初の違和感がはるはるを襲います。
「レッスンは必要ない?」
朝のティータイムに呼ばれたはるはるはさっそく紅茶の腕を振るおうと張り切りますが、王子様は「ヤケドをしたら大変」と制止し、「レッスンしたから大丈夫」と食い下がっても「プリンセスにはそんなもの必要無い」と取り付く島もありません。するとはるはるは王子様の言葉に疑問を浮かべ、しかし流れる雲を眺め、勧められたクッキーを食べてるうちに「夢の世界」へ再び浸かってしまいます。あらら。
「キュアフローラはこの城で夢を叶えた」
「お前らの事など忘れ、自ら望んだ幸せの中に落ちたのだ」
一方城の外では突然消えたはるはるを心配しているみなさんのトコへディスピア様が登場。呑気な城内から一転した絵面&BGMが緊迫感を盛り立てます。仰せのとおり先のプリンセスの日々はディスピア様プロデュースによる幻影の世界…つまりディスピア様が考えるプリンセス像であり、はるはるが望んだプリンセス像では無かった、ってのがミソなのですね。ともあれ絶望の荊が勢いを戻した城外にてディスピア様は言う事言うといつもの分身を残してサッサと退散→ゼツボーグ化から美人三人がプリンセスエンゲージ!してAパート引き。ここから緊迫のバトルが始まる!? と思ったら。

CM明けのBパート冒頭は再び呑気な城内でした。キャッキャウフフと花壇を駆け抜け、一面のお花畑を満面笑顔で眺め、王子様のアツいセリフに汗をかきかき頬を染め…すっかりプリンセスを堪能してます(笑
「ここにも花の種を蒔いてもいいですか?」
記念の花を植えたいはるはるは件の鳥から種を受け取るとさっそく種蒔き…しようと思った刹那 花の種は手を離れて地面に落ち、すぐに芽を出し茎を伸ばし、見る見るうちに花が咲いてしまいました。ここではるはるは第二の違和感を覚えます。
「どうして? どうしてすぐに花が咲くの?」
種はすぐに花を咲かせ永遠に枯れない。ここは幸せ溢れる国。美しい城に住まい、素敵なパーティを楽しみ、美味しいお茶を飲み、何もせずとも綺麗な花がパッと咲く。はるはるが抱いた疑問に対する答えは「これが幸せ」というものでした。あなたが望んだ夢の世界にこれ以上何を望むのです?
「私が望んだ?」

「花は…花はこんな風に咲いた?」
はるはるは綺麗に咲いたお花畑を見つめ、そして先の花をじっと見つめ…花モチーフのはるはるが「花」をキーに自分を見つめるという流れは非常に良く出来ていますね。
「綺麗に咲くから美しいんじゃない。花が美しいのは、土に根を張り、太陽の光に手を伸ばし、寒さに耐え、葉を広げ、そうやっていつか花を咲かせようと頑張るから」
「自分の力で精一杯努力して…自分の力で」
花を見つめて辿り着いた答えもまた、作品スタート当初から何かといえばお花の世話を続けてきたはるはるだけに説得力アリアリでした。アバンでの布石も効いてます。そんなこんなで「美しさの本質」に気付いたはるはるは次の瞬間超覚醒、綺麗だった景色は一瞬で色褪せ、続く鳥さんの甘言にももはや惑わされず――
「私の夢はこんなプリンセスじゃない!」
「何の努力もしないで叶う夢なんて夢じゃない!」
あああ耳が痛い。女子中学生のお説教が妙にココロに刺さります(笑。ともあれ鳥の甘言を完全に振り切り「夢」から完全に覚めるとそれまでの景色は全て崩壊し、漆黒の闇に吸い込まれたはるはるはいつしかクローズさんの檻に捕らわれ――
「お前の夢は俺が潰してやる!」
言うまでもなく件の鳥はクローズさんの名演技(?)で、絶望時空に乗じて姿を戻したクローズさんは寝覚めのはるはる対しいきなり拳を突き付けて宣戦布告! 「こんな予感はしていた」なーんて言ってる辺り、さすが因縁の相手の事をよう判ってらっしゃる。というわけで今回もはるはるは全て自力で乗り越えてしまいました。メンタル強すぎ!

はるはる怒濤のプリンセスエンゲージ!から花の紋章がピカッと光って城外へ。フローラ&クローズさんは飛び出してきた勢いのまま空中戦をスタート、相手の拳をギリギリでかわしながらの徒手空拳バトルはいかにもプリキュアっぽく、フローラの表情も思いっきりガチンコであります。一方他三名(+カナタ王子)はゼツボーグの触手にあっさり捕まってフローラの戦いを見守るのみ。あらら。構成的にフローラvsクローズさんのタイマンに割り込ませられないとは思いますが、このヤマ場に全員揃って見学モードは少々寂しかったかも。

「お前の夢って何だ? 本当のプリンセスって何だ?」
「キーが全部揃ってるのに未だにグランプリンセスにもなれてねえ」
「どうすればなれる? いつなれる?」
「そうだ、お前の夢なんて本当はどこにも無い」
「終わりの無い夢をお前は追い続けてるんだ!」
思い切り蹴飛ばされてドカン!の後 組み伏せられたフローラはクローズさんに畳み掛けられます。全て満たされた夢の世界を否定するお前の夢とは何だ? 夢を追うばかりで実際は何者にもなれていない、終わりの無い夢を追い続けているだけ。そう迫られたフローラは一瞬怯み 目を見開き、弱ったタイミングでぶん投げられて立木に叩き付けられ、動かれんトコへクローズさんの絶望砲が放たれて絶体絶命大ピンチ! と思いきや。
「終わりが無い…そう…私の夢に終わりなんて無いんだ」
「私の夢は大地に咲く花のように、強く優しく美しくあること」
「例えどんな苦しみや悲しみの中にあっても、ずっとずっといつまでも強く優しく美しくあり続ける存在、それが私がなりたいプリンセス」
フローラの夢をピンポイント爆撃したと思われたクローズさんの畳掛けは逆に覚醒の呼び水になってしまいました(いつもの事。ともあれフローラが望むプリンセスとは見た目が綺麗で華やかで花よ蝶よのお姫様ではなく、先の「花」の例えの如く「綺麗に咲くために頑張り続ける存在」なのです。何という求道者…といったトコで第18話の童話パートを見直して「なるほど!」と膝を叩いた私。城へ向かう道中でお話が終わるのはこういう事だったのか。そして残り数話の展開もだいたい予想付きますね。上手いこと作ってるなあ。
などなどフローラの夢を確立させるためのタイマン勝負展開とはいえ、その間ずっと三人キュアを拘束したまま地蔵状態のゼツボーグサイドはちょっとマヌケだったかも。こっちで派手なバトルを始めてしまうと焦点がブレてしまう危惧がありますが…まあこの省力はラストバトルに作画リソースを残していた?と解釈しときます。

夢を確立して全力全壊のフローラはこれまでの流れに沿ってトワの実家を使った新技「サクラ トルビュランス」を発動! この桜吹雪が目に入らねえか! と大見得を切ってゼツボーグの本体を晒し、いつもどおり処刑台へ送ってフィナーレ。このヤマ場でいつも通り帰って行くクローズさん&ストフリが少々おマヌケだったかも(笑。そしてこれまた流れどおりトワの実家にフローラ所持キーを全部突き立てて花の城を目覚めさせ、城を囲む荊が消えてお花畑が復活→虹発動→4本の虹が集まってディスピア城が消滅し、あとは空に浮かぶ絶望の扉を開けばホープキングダム完全復活という所まできました。しかしあの扉を開けられるのはグランプリンセスのみ、4人はゴール寸前の結構高いハードルにグッと気を引き締め…ってなトコで空が妖しい光に覆われてディスピア様が降臨!
「見事だプリキュア。いいだろう、ホープキングダムはお前たちに返そう」
「だが絶望は止められぬ」
意外とあっさり返してくれたディスピア様は言うだけ言ってサッサとバイナラ、そして次のカットで現れた先はノーブル学園の上空でした。これまでの何度かノーブル島に現れましたがそれは全て幻影、ご本人自ら降臨されるのはこれが初めてでしょう。というか来られるならサッサと来れば(それは言わない約束。というわけで残り3話のタイミングで最終決戦突入です。ディスピア様の絶望パワーに襲われて孤立無援のノーブル島、こりゃいよいよキュアゆいゆいの発動来る!(たぶん来ません。いやむしろ「ゆい様、只今からこの世界を堕としてご覧にいれます」「待ちくたびれたぞディスピア(ニヤマリ」の方がアツい?(違

ドハマリした分 別れが辛い今日この頃、しかしアバンの丸美屋クレジットのとおり、次のプリキュア「魔法つかいプリキュア!」の番宣が始まりました。別れの寂しさと次作への期待が入り交じるビミョーな期間に突入であります。SDはシリーズお馴染みの三塚雅人氏、構成はTVシリーズは5GoGo以来(映画はDX1~3の脚本担当)の村山功氏、注目のキャラデは宮本絵美子氏…今回公開された変身バンクがとんでもなくかわいくてどうしたものかと。手ぇ繋いだ二人変身はプリキュアの原点を思い起こさせますね。こりゃ始まるのが楽しみ、だけどはるはるたちとお別れするのも超絶寂しい(エンドレス
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