2016-02-19(Fri)
アイカツ! #172 春のドリアカーニバル
ドリアカが大好きって思いを乗せて。

そして満を持して「秘密兵器」の登場です。

クイーンカップを目前に控えて総決算エピソードが続く昨今、今回は2ndシーズン開幕と共にスターライト学園のライバル校として燦然と登場した「ドリームアカデミー」の総まとめでした。ワールドツアーに出掛けているはずなのにいつの間に帰国した? もう終わったのか、またはルミナスツアー式に一カ国行っては帰ってくるのを繰り返している最中なのか?(笑。そんなこんなでイベント告知のテイで開幕早々元気に登場したドリアカ四人娘にまず感涙。セイラだ! きいちゃんハニーだ! そらだ! マリアだ! 懐かしさもあるけれど、これほど個性的なキャラたちを塩漬けにしちゃってるもったいなさも今さらながら感じたり。販促番組の宿命とはいえ新キャラ攻勢の渦に呑まれ流され、3rdシーズン以降はほとんど黒歴史みたいな扱いでしたし。
「行こうよ! ドリアカーニバル!」
そんなこんなで告知動画を見たルミナス娘はクイーンカップに向けての勉強&刺激を求めていざドリアカーニバルへ! ドリアカ島全域に渡った、いつぞやのドリアカフェスティバルと似た雰囲気で開催される「春のドリアカーニバル」。ドリアカ橋 懐かしい! その橋を渡った沿道の出店風景やテント張りの模擬店などなども以前と同じノリ、というか使い回しの背景画像にちょっと笑った。ってな会場に到着した三人娘は賑わう人だかりに気付くとさっそく見物に。


「二人と会うのは久しぶりだな!」
人だかりの中心に鎮座在すギターを持った渡り鳥はあかりたちに気付くと開口一番このセリフ、という流れからドリアカ娘とルミナス娘の掛け合いが始まります。ちなみに三人いるのに何故二人なのかは第139話であかりたちがドリアカを襲撃した際にひなきが来ていなかった(仕事で来られなかった)ためで、その後の食堂シーンではひなきとセイラが初対面の挨拶をきちんと交わしていました。妙なトコで律儀なシナリオです(笑
続いてトレーニング体験コーナーを担当するきいちゃんハニーの所へ。ハイテクを駆使したトレーニング機器の数々はこれまでチョイチョイ紹介されてきたとおりです。エア浮上式SpA特訓マシン懐かしい。それらずらっと並んだハイテク機器の中で一際異彩を放つ巨大コンダラマシンにルミナス娘が挑戦です。こんなデカかったか!? ていうか「コンダラマシン」が正式名称だったのか! 調子良くコンダラを引き始めた三人に対してきいちゃんハニーは「セイラと同じレベルに上げちゃうよ」と鬼畜な所業、すると当然ヒーヒー言い始めるわけですが…あかりだけは目を剥いてセイラレベルに食らい付いていました。
「一年ちょっと前まではあのアイカツブートキャンプに参加させられちゃうくらい体力が無かったのに、それが今ではドリアカナンバーワンのセイラの練習メニューにも付いて行けてる」
「大空あかり、努力を重ねて一歩ずつ上がってきてるんだな」
ブートキャンプ時からの進歩については当然異論は無いにせよ、それにしたってこの三人中あかりがトップ体力(トップ高校生のレベルに付いて行けてる)ってのは少々違和感、というかこういう形であかりの長所を示すのは何だか妙な感じ。
「クルクルキャワワ…ふふっ触っちゃった」
お次はデザイナーコースの展示へ。第85話の作中ドラマ「月の沙漠の幻想曲」で使われた衣装に見とれるスミレのバックを音も無く取っておもむろにクルクルキャワワ…さすが本物は違う!
「紫吹先輩の女剣士とそらさんのお姫様が手に手を取って冒険してとっても素敵でした」
「ありがとう。私もスミレちゃんのステージいつも見てるよ」
「スミレちゃんの歌声はどこまでも広がる青空みたいに澄んでいて、いつまでも聴いていたくなるんだ」
件の衣装を使ったドラマを評価するスミレへ返す刀で「歌声」を評価するそら。懐かしい映像に絡めてルミナスの評価という流れはいかにも餞のメッセージっぽく、この佳境でのドリアカ登場を喜んでいたトコから一気に現実へ引き戻されてしまった感じだったり。ううむ。それにしてもそらの存在感は凄い。かのスミレジェラートちゃんですら子羊レベルに思える(笑

そして以前同様「エリザベスIII世のプリン屋さん」を出店しているマリアの所へ。IV世が生まれてる! そんな話題で盛り上がる一方、お店の方はエリザベスプリンを求める長い行列ができてしまってさあ大変。するとひなきは待ってるお客さんに絞りたてミルクをサービスするアイデアをマリアに提案。
「アイデアを考えてる時のひなきちゃんって本当に楽しそうだよね」
「きっと自分のアイデアで喜んでくれる人の顔が浮かんでるんだね」
「だからひなきちゃんのステージはワクワク楽しいんだね!」
そのアイデアを受け止めたマリアはひなきのサービス精神を高評価。などと三人順繰りに評価していく流れはいかにもお約束だけれど、マリアとひなきの接点がほとんど無い状態でいきなりそんなん言われても…と思わなくなくも。というかひなきに限らずこれまでほとんど絡みがないキャラ同士でいきなり褒め合ってる様子は何だか社交辞令の交錯を見ているようでしたし、せっかくのドリアカ総決算(?)なのだからドリアカキャラの魅力描写に全振りしてほしかったってのが正直なトコ。ドリアカ組視点でもルミナスは輝いていた的なエピソードが今回プロットの要なのは判るとしても、やはりせっかくのドリアカ回なのでもっとはっちゃけて欲しかったなああ。そんな中 乳搾りマリアの指の動きのなめらかさには感心(笑
「まだデビュー前だけど、ドリアカ中等部で次にくること間違いなしのアイドルを取材しに来ました!」
ひととおり褒め殺し合戦親交シーンが終わると今度は久々の頼智記者とご対面。ティアラ学園長も久々なれどお変わりないようで…服装まで以前と全くお変わりありません(笑。そして頼智記者は含みのあるセリフをぽろり。まあこの状況からして十中八九それが誰かは判ってしまうんですけどね。

その取材対象への移動中、頼智記者の新事業「アイカツタイムス」について触れつつ、全身である「アイカツ新聞」の立ち上げ当時を軽く回想。この頃の頼智記者は無邪気なかわいさがあったなあ(しみじみ。そして隣にちんまり座ってる女の子もこんな小っさかったか!
「ノ…ノエルちゃん!?」
ほどなく取材現場の「キッサ ドリアカ」に到着し店内を覗いてみると、ドリアカ制服を着て給仕する見覚えのある女の子を発見してびっくりくりくり! まああらかた判っていたとはいえいざ制服姿を見るとなかなかクるものがあります。ドリアカ制服似合いすぎ、美人に育ちすぎ。

「アイドルに興味を持ったきっかけはいちごちゃんのステージから元気をもらった事で…その後2wingSで輝いているお姉ちゃんを見ていたら胸の奥に小さく『自分もアイドルになりたい』って思いが生まれたの。そんな小さかった思いが、同い年でアイカツを頑張っているあかりちゃんたちを見ているうちにどんどん大きくなっていったの」
というわけで「ドリアカの秘密兵器」と紹介されたノエルちゃんはいい感じに照れながらも、頼智記者のインタビューに答えるテイで「アイドルへの道」を一気に語ります。本来ならこれだけで一話作れるエピソードでしょうに巻きセリフ一気でオシマイとはもったいないにも程がある。ともあれいちごに憧れ、お姉ちゃんに憧れ、同世代のあかりたちに力をもらって今に至るノエルちゃんのアイカツ。これをあかり視点で捉えるとスタート地点はかつての自分と同じ「憧れ」ながら、いつしか「力を与える側」に立っていた=いちごに憧れ頑張ってきた自分と同様にノエルちゃんはあかりのアイカツを見てアイドルへの道を決意した=あかり自身がShining Line*の一部に成り得た事を意味するのですね。この事は来るクイーンカップへの大きな励みになったに違いありません。
それにしてももう少し早く登場してくれれば中等部世代アイドルの良きライバルとして活躍できただろうにほんと心底もったいない。視聴者の思い入れという下地も十二分なキャラなので、満を持してのアイドルデビューとなったら相当盛り上がったはず…とはいえ3rdシーズンから見始めたお友達を基準にするとそう単純な話でもないので難しいトコ。この辺は長いコンテンツの難しさかもしれない。
さて各シーンの描写を見るとまず頼智記者にアドバイスを受けるカットの黒タートルが似合いすぎ。というか今回ライブ後シーンもそうだけれど、画面から滲み出る頼智記者への全幅の信頼感にはアテられっぱなし。このところアイドル&デザイナーのチーム力について言及が多かった中、こちらもまた長年の記者カツドウを通して培われた強い信頼関係を感じます。また二人の関係性について、姐さん一筋の頼智記者はともかく、ノエルちゃん側からは別の感情もほんのり感じたりするのがミソだったりして(笑
お姉ちゃんに相談するシーンのセイラの溜めからロック発動(笑)は良い味出しまくり、そして太ももナメのアングルはいかにも本作らしい拘りが窺えます。というか本作作画スタッフは脚を入れ込まないと死んでしまう病気なので。
「それじゃノエル、ドリアカーニバルを最高に盛り上げてくる!」
ノエルちゃんの話が一息付くとセイラはカーニバルステージへ。呼びに来たドリアカ娘ズと共にステージへ向かうお姉ちゃんの影をじっと見つめ、自分もいつか追い付きたい…ノエルちゃんのShining Line*をじんわり表現する良い演出でした。というかどのカットを見てもノエルちゃんが美人すぎてクラクラが止まらない。控え目なのにしっかり者というストライクな性格の上にこんな美人に育っちゃって、もし本当にこれきりだったらもったいないオバケが東京ドームを埋めちゃいそう。どんな形でもいいからアイドルデビューしたノエルちゃんを見たいですよ。夏の映画に期待?

ほどなく始まったドリアカーニバルステージ。超満員の観客をMCセイラが煽りまくって始まった曲は「アイドル活動!(Ver.Rock)」でした。例のステージ全景が現れ、歪みギターのイントロが流れた瞬間、まさかドリアカ4人でこれ歌っちゃうの!? と一瞬ボルテージが上がりましたが…ステージに現れたのはセイラ一人で、そのまま第51話バージョンのライブ映像がマンマ流れて少々拍子抜け(笑。その流れできいちゃんハニーは「マジカルタイム(第66話)」、そらは「Kira・pata・shining(第61話)」、マリアは「オーロラプリンセス(第68話)」と各々のソロを披露し、今やドリアカの定番曲である「ハッピィクレッシェンド(第72話)」でステージの締め。さすがにこの段階でドリアカ組に新曲などあろうはずもなく全て過去のバンク映像でしたが、久々に本編内で見るドリアカライブには結構じんわり来るものがありました。そして「ハッピィクレッシェンド」の衝撃から丸100話(2年)も経過している事に驚愕を隠せない。それにしても改めてドリアカ組のライブを見るとキャラの色が各々濃くて驚きます。だからこそ3rdシーズン以降の長い空白があっても鮮明に記憶に残っているのでしょうね。
「らいち君あの約束覚えてる?」
「もちろんノエルちゃんのアイカツデビューはどこよりも早く『アイカツタイムズ』で取り上げるよ!」
「ありがとう!」
この「約束」がどこで交わされたかどうしても思い出せず落ち着かない(笑。ともあれここでもまた二人の信頼関係が浮き彫りとなり、頼智記者の頼もしい言葉に満面笑顔を向けるノエルちゃんへ今度はあかりから――
「次に会う時は同じステージで!」
ここまで言っといてこれでオシマイって事は無いよねえ? 無いって約束して!(笑。などなどドリアカ四人娘&秘蔵っ子の頑張りを目の当たりにしたルミナス娘は、負けずに頑張るべく夕陽に向かって気合いを叫んで今回の締め。
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そして満を持して「秘密兵器」の登場です。

クイーンカップを目前に控えて総決算エピソードが続く昨今、今回は2ndシーズン開幕と共にスターライト学園のライバル校として燦然と登場した「ドリームアカデミー」の総まとめでした。ワールドツアーに出掛けているはずなのにいつの間に帰国した? もう終わったのか、またはルミナスツアー式に一カ国行っては帰ってくるのを繰り返している最中なのか?(笑。そんなこんなでイベント告知のテイで開幕早々元気に登場したドリアカ四人娘にまず感涙。セイラだ! きいちゃんハニーだ! そらだ! マリアだ! 懐かしさもあるけれど、これほど個性的なキャラたちを塩漬けにしちゃってるもったいなさも今さらながら感じたり。販促番組の宿命とはいえ新キャラ攻勢の渦に呑まれ流され、3rdシーズン以降はほとんど黒歴史みたいな扱いでしたし。
「行こうよ! ドリアカーニバル!」
そんなこんなで告知動画を見たルミナス娘はクイーンカップに向けての勉強&刺激を求めていざドリアカーニバルへ! ドリアカ島全域に渡った、いつぞやのドリアカフェスティバルと似た雰囲気で開催される「春のドリアカーニバル」。ドリアカ橋 懐かしい! その橋を渡った沿道の出店風景やテント張りの模擬店などなども以前と同じノリ、というか使い回しの背景画像にちょっと笑った。ってな会場に到着した三人娘は賑わう人だかりに気付くとさっそく見物に。


「二人と会うのは久しぶりだな!」
人だかりの中心に鎮座在すギターを持った渡り鳥はあかりたちに気付くと開口一番このセリフ、という流れからドリアカ娘とルミナス娘の掛け合いが始まります。ちなみに三人いるのに何故二人なのかは第139話であかりたちがドリアカを襲撃した際にひなきが来ていなかった(仕事で来られなかった)ためで、その後の食堂シーンではひなきとセイラが初対面の挨拶をきちんと交わしていました。妙なトコで律儀なシナリオです(笑
続いてトレーニング体験コーナーを担当するきいちゃんハニーの所へ。ハイテクを駆使したトレーニング機器の数々はこれまでチョイチョイ紹介されてきたとおりです。エア浮上式SpA特訓マシン懐かしい。それらずらっと並んだハイテク機器の中で一際異彩を放つ巨大コンダラマシンにルミナス娘が挑戦です。こんなデカかったか!? ていうか「コンダラマシン」が正式名称だったのか! 調子良くコンダラを引き始めた三人に対してきいちゃんハニーは「セイラと同じレベルに上げちゃうよ」と鬼畜な所業、すると当然ヒーヒー言い始めるわけですが…あかりだけは目を剥いてセイラレベルに食らい付いていました。
「一年ちょっと前まではあのアイカツブートキャンプに参加させられちゃうくらい体力が無かったのに、それが今ではドリアカナンバーワンのセイラの練習メニューにも付いて行けてる」
「大空あかり、努力を重ねて一歩ずつ上がってきてるんだな」
ブートキャンプ時からの進歩については当然異論は無いにせよ、それにしたってこの三人中あかりがトップ体力(トップ高校生のレベルに付いて行けてる)ってのは少々違和感、というかこういう形であかりの長所を示すのは何だか妙な感じ。
「クルクルキャワワ…ふふっ触っちゃった」
お次はデザイナーコースの展示へ。第85話の作中ドラマ「月の沙漠の幻想曲」で使われた衣装に見とれるスミレのバックを音も無く取っておもむろにクルクルキャワワ…さすが本物は違う!
「紫吹先輩の女剣士とそらさんのお姫様が手に手を取って冒険してとっても素敵でした」
「ありがとう。私もスミレちゃんのステージいつも見てるよ」
「スミレちゃんの歌声はどこまでも広がる青空みたいに澄んでいて、いつまでも聴いていたくなるんだ」
件の衣装を使ったドラマを評価するスミレへ返す刀で「歌声」を評価するそら。懐かしい映像に絡めてルミナスの評価という流れはいかにも餞のメッセージっぽく、この佳境でのドリアカ登場を喜んでいたトコから一気に現実へ引き戻されてしまった感じだったり。ううむ。それにしてもそらの存在感は凄い。かのスミレジェラートちゃんですら子羊レベルに思える(笑

そして以前同様「エリザベスIII世のプリン屋さん」を出店しているマリアの所へ。IV世が生まれてる! そんな話題で盛り上がる一方、お店の方はエリザベスプリンを求める長い行列ができてしまってさあ大変。するとひなきは待ってるお客さんに絞りたてミルクをサービスするアイデアをマリアに提案。
「アイデアを考えてる時のひなきちゃんって本当に楽しそうだよね」
「きっと自分のアイデアで喜んでくれる人の顔が浮かんでるんだね」
「だからひなきちゃんのステージはワクワク楽しいんだね!」
そのアイデアを受け止めたマリアはひなきのサービス精神を高評価。などと三人順繰りに評価していく流れはいかにもお約束だけれど、マリアとひなきの接点がほとんど無い状態でいきなりそんなん言われても…と思わなくなくも。というかひなきに限らずこれまでほとんど絡みがないキャラ同士でいきなり褒め合ってる様子は何だか社交辞令の交錯を見ているようでしたし、せっかくのドリアカ総決算(?)なのだからドリアカキャラの魅力描写に全振りしてほしかったってのが正直なトコ。ドリアカ組視点でもルミナスは輝いていた的なエピソードが今回プロットの要なのは判るとしても、やはりせっかくのドリアカ回なのでもっとはっちゃけて欲しかったなああ。そんな中 乳搾りマリアの指の動きのなめらかさには感心(笑
「まだデビュー前だけど、ドリアカ中等部で次にくること間違いなしのアイドルを取材しに来ました!」
ひととおり

その取材対象への移動中、頼智記者の新事業「アイカツタイムス」について触れつつ、全身である「アイカツ新聞」の立ち上げ当時を軽く回想。この頃の頼智記者は無邪気なかわいさがあったなあ(しみじみ。そして隣にちんまり座ってる女の子もこんな小っさかったか!
「ノ…ノエルちゃん!?」
ほどなく取材現場の「キッサ ドリアカ」に到着し店内を覗いてみると、ドリアカ制服を着て給仕する見覚えのある女の子を発見してびっくりくりくり! まああらかた判っていたとはいえいざ制服姿を見るとなかなかクるものがあります。ドリアカ制服似合いすぎ、美人に育ちすぎ。

「アイドルに興味を持ったきっかけはいちごちゃんのステージから元気をもらった事で…その後2wingSで輝いているお姉ちゃんを見ていたら胸の奥に小さく『自分もアイドルになりたい』って思いが生まれたの。そんな小さかった思いが、同い年でアイカツを頑張っているあかりちゃんたちを見ているうちにどんどん大きくなっていったの」
というわけで「ドリアカの秘密兵器」と紹介されたノエルちゃんはいい感じに照れながらも、頼智記者のインタビューに答えるテイで「アイドルへの道」を一気に語ります。本来ならこれだけで一話作れるエピソードでしょうに巻きセリフ一気でオシマイとはもったいないにも程がある。ともあれいちごに憧れ、お姉ちゃんに憧れ、同世代のあかりたちに力をもらって今に至るノエルちゃんのアイカツ。これをあかり視点で捉えるとスタート地点はかつての自分と同じ「憧れ」ながら、いつしか「力を与える側」に立っていた=いちごに憧れ頑張ってきた自分と同様にノエルちゃんはあかりのアイカツを見てアイドルへの道を決意した=あかり自身がShining Line*の一部に成り得た事を意味するのですね。この事は来るクイーンカップへの大きな励みになったに違いありません。
それにしてももう少し早く登場してくれれば中等部世代アイドルの良きライバルとして活躍できただろうにほんと心底もったいない。視聴者の思い入れという下地も十二分なキャラなので、満を持してのアイドルデビューとなったら相当盛り上がったはず…とはいえ3rdシーズンから見始めたお友達を基準にするとそう単純な話でもないので難しいトコ。この辺は長いコンテンツの難しさかもしれない。
さて各シーンの描写を見るとまず頼智記者にアドバイスを受けるカットの黒タートルが似合いすぎ。というか今回ライブ後シーンもそうだけれど、画面から滲み出る頼智記者への全幅の信頼感にはアテられっぱなし。このところアイドル&デザイナーのチーム力について言及が多かった中、こちらもまた長年の記者カツドウを通して培われた強い信頼関係を感じます。また二人の関係性について、姐さん一筋の頼智記者はともかく、ノエルちゃん側からは別の感情もほんのり感じたりするのがミソだったりして(笑
お姉ちゃんに相談するシーンのセイラの溜めからロック発動(笑)は良い味出しまくり、そして太ももナメのアングルはいかにも本作らしい拘りが窺えます。というか本作作画スタッフは脚を入れ込まないと死んでしまう病気なので。
「それじゃノエル、ドリアカーニバルを最高に盛り上げてくる!」
ノエルちゃんの話が一息付くとセイラはカーニバルステージへ。呼びに来たドリアカ娘ズと共にステージへ向かうお姉ちゃんの影をじっと見つめ、自分もいつか追い付きたい…ノエルちゃんのShining Line*をじんわり表現する良い演出でした。というかどのカットを見てもノエルちゃんが美人すぎてクラクラが止まらない。控え目なのにしっかり者というストライクな性格の上にこんな美人に育っちゃって、もし本当にこれきりだったらもったいないオバケが東京ドームを埋めちゃいそう。どんな形でもいいからアイドルデビューしたノエルちゃんを見たいですよ。夏の映画に期待?

ほどなく始まったドリアカーニバルステージ。超満員の観客をMCセイラが煽りまくって始まった曲は「アイドル活動!(Ver.Rock)」でした。例のステージ全景が現れ、歪みギターのイントロが流れた瞬間、まさかドリアカ4人でこれ歌っちゃうの!? と一瞬ボルテージが上がりましたが…ステージに現れたのはセイラ一人で、そのまま第51話バージョンのライブ映像がマンマ流れて少々拍子抜け(笑。その流れできいちゃんハニーは「マジカルタイム(第66話)」、そらは「Kira・pata・shining(第61話)」、マリアは「オーロラプリンセス(第68話)」と各々のソロを披露し、今やドリアカの定番曲である「ハッピィクレッシェンド(第72話)」でステージの締め。さすがにこの段階でドリアカ組に新曲などあろうはずもなく全て過去のバンク映像でしたが、久々に本編内で見るドリアカライブには結構じんわり来るものがありました。そして「ハッピィクレッシェンド」の衝撃から丸100話(2年)も経過している事に驚愕を隠せない。それにしても改めてドリアカ組のライブを見るとキャラの色が各々濃くて驚きます。だからこそ3rdシーズン以降の長い空白があっても鮮明に記憶に残っているのでしょうね。
「らいち君あの約束覚えてる?」
「もちろんノエルちゃんのアイカツデビューはどこよりも早く『アイカツタイムズ』で取り上げるよ!」
「ありがとう!」
この「約束」がどこで交わされたかどうしても思い出せず落ち着かない(笑。ともあれここでもまた二人の信頼関係が浮き彫りとなり、頼智記者の頼もしい言葉に満面笑顔を向けるノエルちゃんへ今度はあかりから――
「次に会う時は同じステージで!」
ここまで言っといてこれでオシマイって事は無いよねえ? 無いって約束して!(笑。などなどドリアカ四人娘&秘蔵っ子の頑張りを目の当たりにしたルミナス娘は、負けずに頑張るべく夕陽に向かって気合いを叫んで今回の締め。
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