2016-03-18(Fri)
アイカツ! #176 いばらの女王
クイーンカップもいよいよ最終日。

残るは三人、クイーンを取るのははたして?

「もう思い残す事は無いね」
「あとはゆっくり休むだけかな」
「もしスペシャルAランクのアピールに挑戦するチャンスがきたらどうする?」
「失敗を恐れず挑戦するか、それとも…」
「私は挑戦したい!」
アバンは明日の本番を控えて最後の練習を終えたルミナスのみなさん。ここで汗を拭き拭きさりげなく交わされた会話に今回展開の全てが前振りされていました。「あとはゆっくり休むだけ」と話すひなきの言葉に上の空で、噂のスペシャルAランクへの意欲をありありと見せるスミレ…本作の通例だと「挑戦への意欲」はプラス方向のフラグであるコトが多く、また今回サブタイ「いばらの女王」もあり、こりゃ今回はスミレが持ってく? と思いきや。いや実際全てスミレが持っていってしまったわけだけれど。
そんなわけでOP明け後のAパート冒頭っからスミレの並々ならぬ意欲が描かれます。トランポリン練習を終えた後 夜のレッスン室でただ一人ダンス練習に汗を流し、鏡の中の自分へSAアピール挑戦への気合いを込めるスミレ。あの引っ込み思案だった子がこれほど強い意志で未知の領域に立ち向かうようになるとはじつに感慨深い。ってなトコへダンディヴァの相方 凛が現れてレッスンの協力を名乗り出ます。
「私は持てる力を全て出し切りましたけどスターライトクイーンには手が届きませんでした」
「でも悔いはありません」
「スミレ先輩にも全力を出し切ってほしい。そしてスターライトクイーンになってください」
勝ち負けに関わらず全力を出し切った者が言える清々しくアツい言葉。凛かっこいいよ。そんな後輩の思いを受け止めるスミレの表情も良かった。

「スキップスのパートナーとして、私はあかり先輩の応援をしちゃいます!」
「応援?」
「はい。明日は頑張ってください、あかり先輩」
アバンでの「あとはゆっくり休むだけ」の会話どおり部屋で寛いでいたあかりのトコへ応援に参上したまどか。凛がスミレ先輩の手伝いをしているから、とわざわざ理由付けする辺りまどからしいです。パッと現れ三本ピースで笑顔を湛えるヒトコマのかわいさは何だかズルい。その意味が判らずハテナ顔のあかり、するとまどかはおもむろに手を握って「頑張ってください」…ホントに応援するだけでちょっと笑った。
「あかり先輩、スターライトクイーンになってくださいね」
「まどかちゃん…」
「そして私のパートナーはスターライトクイーンなんですよってみんなに自慢させてください」
「う~ん、かわいい後輩のお願いなら聞くしかないかな」
自分本位のお願いというテイで茶化しながらの応援…余計なプレッシャーを掛けず、大会前夜の緊張を解し、しかしてきっちりハッパを掛けるまどかの巧妙さに思わず頬が緩みます。こんな応援の仕方はまどかしかできないでしょう。もしかしたら作戦でも何でもなく天然でそう思っているのかもしれませんが(笑。一方先輩顔でノって答えるあかり、思わず吹き出してリラックスの表情も良かった。これならぐっすり眠れそう。

「調子はどう? って言いたいんでしょ?」
そして残る一組 情ハラの様子をチラリ。食堂にて一人お茶を啜って気持ちを落ち着かせているひなきをドアの隙間からジッと見つめる珠璃がまずかわいい。本番前に邪魔しちゃいけない、けれど決戦に挑むパートナーを応援したい…ひなきに見つかりテーブルへ寄っても言葉を抑えて見つめる一連に、珠璃のフクザツな思いがありありと表れていました。もちろんひなきは珠璃の胸中などお見通し、この辺はさすが長年の親友だけのコトはあります。やはりひなきは珠璃と一緒の方が据わりが良いなあ。
「今スターライトクイーンに一番近いアイドルだからね」
「そう言われると! 何かすっごく! 緊張してきた!」
ひなきに言われるまで自分の立場が判っていない=それ以上にひなきのコトが気になっていたってのがまた珠璃らしくてほっこり。そして派手なキメを終えて素に戻った直後から何事も無かったように普通の会話に戻る流れも毎度とはいえ面白い。名物の三段キメはこれで見納めかな?(寂
「ひなきちゃんへ って届けられたのを預かってきたの」
ってなトコへ大きな花束を抱えたののリサが登場。さすが大知氏は本筋に絡まないキャラにもさりげなく出番を作ってくれます(笑
ひなき、明日はいよいよ本番だね。
これまで頑張って来たひなきに
お姉さんから激励の意味を込めて、
ささやかなプレゼントを贈ります。
「グラジオラス」の花言葉は「勝利」
そして「ストレリチア」の花言葉は「女王の輝き」
夏樹みくる
花束に付いてきたメッセージカードにて明らかになった贈り主は大方の予想どおりアイドル兼業の世界的ガーデナーである例のお姉さん(笑)でした。ずっとお見限りだったみくるがこの終盤で一気に存在感マシマシ、どうせ出すならもう少し早く出して…と言っても4thシーズンは前半がツアー&新キャラ販促話だったから出番の作りどころが無いか。ううむ。せめて3rdシーズンの夏に出番があればViVid Kiss姉妹の絆感もグッと高まったでしょうね。

シーンは再びレッスン室に戻ってダンスレッスンに汗を流すスミレをチラリ。本番前夜に遅くまでハードなレッスンを続けていたってのは、SAアピールへの強い意欲の表れであり、しかしその一方ですごく大切な「頑張るための休息」を削っているコトも意味するのでした。あああ。
「いろんな出会いのおかげで今の私ができてる」
「スターライトに入ったばかりの頃の私とはずいぶん変わったと思う」
「明日のステージ、今の私のすべてをぶつけなきゃ」
凛と組んだ事でダンスを好きになり、激しい動きの中に意識を集中する大切さを知った。それを含めてスタライ入学以来の自身の変化を噛みしめ、悟ったような表情で夜空の星を見つめるヒトコマは、静かな中にスミレのアツい覚悟を感じさせるものでした。この一年半でほんと立派になったものです。
「これまで私を見守ってくれたみなさんへ感謝の思いを込めて、スターライトクイーンカップのステージでは今日のお天気みたいに雲一つない大空にお日さまの明かりが輝くような、そんな私をお見せします!」
明けて翌朝、決戦の朝まで仕事が入っているあかりは働き者です(笑。いつもどおりの大空ぉ天気にて大会への抱負をいきなり振られ、すると自分の名前を綺麗に織り込んだコメントをスラスラ語っちゃうあかり…こんなアドリブが利く辺り芸能人としての成長(場慣れ)を感じさせますね。そのコメントをアトリエで見ていた瀬名ウイングはこの後 何故か会場に現れませんでしたがはたして?
「いよいよだね、私たちのクイーンカップ」
「行きましょう」
「うん」
仕事帰りのあかりを迎えて三人揃って校舎を見つめていざ最終決戦へ。何というか本当に本当に最後の幕が上がる瞬間のような、3年半来の視聴者としてじつにフクザツな気分でした。

そんなこんなでクイーンカップ最終日がついに開幕。まずはこれまでオミットされていたモブアイドルのステージを止め絵パッパで映し…レギュラーキャラに負けず劣らずかわいい子が多い! アイドル好きの理想郷ね!(姐さん風に。しかし当然ながら(?)珠璃の暫定首位を脅かす者は現れず、サクサク進んだ出場順はついにルミナスの三人を残すのみに。ここでパッと映った出番直前の控え室は、言葉も交わさず出番を待つ三者三様の緊張感に包まれていました。
「新条ひなきさん、スタンバイお願いします!」
その静寂を破ったのはひなきの出番を告げるスタッフの声、するとすっくと立ち上がったひなきへ各々が声を掛け…前髪をササッと直してあげるスミレは先の様子を含めて結構余裕がある? 対するひなきは気合い十二分のウインク&三本ピースをニカッと見せ、まずはひなきのステージが始まります。

始まったステージは第169話でお披露目したひなきのソロ曲「ハローハロー」。さすがメインキャラの決戦ライブステージだけあって既出ムービーの丸バンクではなく、曲入りから暫し、そして曲中でも結構なカット数の変更が見られました(キャプは変更カットの一部)。イントロ入りのターンが何故か逆回転に。例によってゲージの上がり方が若干早まり、アイドルオーラが出現するタイミングも早まっていて、要するにアイドル力の成長を示しているわけですが…この程度の変更だと普通に見てるだけのお友達には判り難いトコかも。発動したSpAは以前と同じViVid Kissのフィーバーアピールで、つまりこれはAランクアピール?

ライブが終わってキスクラに収まり、ほどなく発表されたスコアは…スコア(ステージポイント)発表無しでいきなり順位発表ってのは、やはりステージポイントで順位が判ってしまうから? ともあれひなきは見事珠璃を抜いて暫定トップ、注目のアピールランクは予想どおり「A」なれど「限りなくスペシャルAランクに近いもの」とのコト。SAアピールは前人未踏のアピールだけに誰の目にも明らかな差があると思うのだけれど、ひょっとして見た目自体はAアピールと変わらんけどフェブリスポイント(?)的にSA扱いになる程度の差なのかも? だとしたら差をはっきりさせるためにもステージポイントを表示したほうが良かったような? いやそうするとアピールランク設定が無意味になってしまうため、やはり見た目的に明らかな差があるのでしょう。何せSAアピール自体を誰も見た事が無いので海のものとも山のものとも(笑
まあ暫定トップを取ったひなきの笑顔が全力でかわいかったのでとりあえず気にせず。見物していたViVid Kissファミリー(笑)も大喜びでございます。同じステージに立つみくる&ひなきをぜひぜひ見たかったなああ(それは言わない。トップを取られた珠璃もこの結果に笑顔で納得、そしてタッチを交わしてスミレの出番へ。

万感の思いを込めたコーデチェンジをキメて始まった曲はもちろんスミレのソロ曲「いばらの女王」です。こちらも既出ムービー(第166話バージョン)から結構な変更が入っており、ゲージは曲始まりから既に8割、アイドルオーラの出現もイントロ早々と、アイドル力の成長を視覚的に示していました。以前よりかなりダイナミックに振られたカメラ割りによって描かれるステージ風景はもはや風格すら感じさせるほど。こりゃスペシャルAが来るか!? とドキワクしながらステージに見入り、Bメロを過ぎ、いよいよサビに入った頃、まさかの悲劇が唐突に訪れます。
清原和博被告が保釈され警視庁本部を出た。逮捕以来44日ぶり。
うわああああああ! よりによってこのタイミングで速報テロップを入れるか! しかも天変地異や人命に関わるニュースならともかくシャブ犯の保釈? こんな果てしなくどうでもいいニュースを何故速報で…スミレ一世一代の大舞台をこんな形で台無しにされて唖然ボーゼンを通り越して涙が出てきた。早く消えろ! 早く消えろ! と心の底から念じて暫し、忌まわしきテロップがやっと消えた次の瞬間SpAのアクションが始まり、良かった、間に合った、と思った次の瞬間――

高く舞い上がったスミレは失速しそのまま落下、まさかのアピール失敗であります。え? え? 何が起きてんの? 後に思い返せばさんざんフラグが立っていたのですが…こう言っては何だけど、ひなきがノーミスで終えた時点でこれまで繰り返された「アピール失敗説明」はミスリードだった?と油断していた節があり、しかも先の速報テロで混乱していたコトもあり、唐突な失敗シーンを見てもいまいち現実味が無く、平たく言うとオンタイム時には何が何だか判らなかった。あああ、何故これほど重要なトコでくだらんテロップが入ってしまったのか。返す返すも悔しくてたまらない。
「凛としてステージの上、私いばらの女王」
気を取り直してレビュー再開。転倒から即座に立ち上がり、歌詞どおり感情を隠し、最後までステージを続けたスミレの凛々しさに改めて感涙でした。SpAで失敗するとアイドルオーラの復帰が遅れる=フェブリスゲージが落ちるってのは事前の説明を映像的に反映させたものでしょう。芸コマ。見守る観客のリアクションも胃が痛くなるレベル。とはいえ私的には果敢な挑戦に拍手を贈りたい。
というわけでクイーンになるためにはSAアピールが必須の状況に追い込まれているあかり。中継を見ての心配/不安から表情をキッと締め、次回ついにクイーンカップ決着です。それにしてもまさか最後の最後でこんなドラマを突っ込んでくるとはアイカツ恐るべし。
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残るは三人、クイーンを取るのははたして?

「もう思い残す事は無いね」
「あとはゆっくり休むだけかな」
「もしスペシャルAランクのアピールに挑戦するチャンスがきたらどうする?」
「失敗を恐れず挑戦するか、それとも…」
「私は挑戦したい!」
アバンは明日の本番を控えて最後の練習を終えたルミナスのみなさん。ここで汗を拭き拭きさりげなく交わされた会話に今回展開の全てが前振りされていました。「あとはゆっくり休むだけ」と話すひなきの言葉に上の空で、噂のスペシャルAランクへの意欲をありありと見せるスミレ…本作の通例だと「挑戦への意欲」はプラス方向のフラグであるコトが多く、また今回サブタイ「いばらの女王」もあり、こりゃ今回はスミレが持ってく? と思いきや。いや実際全てスミレが持っていってしまったわけだけれど。
そんなわけでOP明け後のAパート冒頭っからスミレの並々ならぬ意欲が描かれます。トランポリン練習を終えた後 夜のレッスン室でただ一人ダンス練習に汗を流し、鏡の中の自分へSAアピール挑戦への気合いを込めるスミレ。あの引っ込み思案だった子がこれほど強い意志で未知の領域に立ち向かうようになるとはじつに感慨深い。ってなトコへダンディヴァの相方 凛が現れてレッスンの協力を名乗り出ます。
「私は持てる力を全て出し切りましたけどスターライトクイーンには手が届きませんでした」
「でも悔いはありません」
「スミレ先輩にも全力を出し切ってほしい。そしてスターライトクイーンになってください」
勝ち負けに関わらず全力を出し切った者が言える清々しくアツい言葉。凛かっこいいよ。そんな後輩の思いを受け止めるスミレの表情も良かった。

「スキップスのパートナーとして、私はあかり先輩の応援をしちゃいます!」
「応援?」
「はい。明日は頑張ってください、あかり先輩」
アバンでの「あとはゆっくり休むだけ」の会話どおり部屋で寛いでいたあかりのトコへ応援に参上したまどか。凛がスミレ先輩の手伝いをしているから、とわざわざ理由付けする辺りまどからしいです。パッと現れ三本ピースで笑顔を湛えるヒトコマのかわいさは何だかズルい。その意味が判らずハテナ顔のあかり、するとまどかはおもむろに手を握って「頑張ってください」…ホントに応援するだけでちょっと笑った。
「あかり先輩、スターライトクイーンになってくださいね」
「まどかちゃん…」
「そして私のパートナーはスターライトクイーンなんですよってみんなに自慢させてください」
「う~ん、かわいい後輩のお願いなら聞くしかないかな」
自分本位のお願いというテイで茶化しながらの応援…余計なプレッシャーを掛けず、大会前夜の緊張を解し、しかしてきっちりハッパを掛けるまどかの巧妙さに思わず頬が緩みます。こんな応援の仕方はまどかしかできないでしょう。もしかしたら作戦でも何でもなく天然でそう思っているのかもしれませんが(笑。一方先輩顔でノって答えるあかり、思わず吹き出してリラックスの表情も良かった。これならぐっすり眠れそう。

「調子はどう? って言いたいんでしょ?」
そして残る一組 情ハラの様子をチラリ。食堂にて一人お茶を啜って気持ちを落ち着かせているひなきをドアの隙間からジッと見つめる珠璃がまずかわいい。本番前に邪魔しちゃいけない、けれど決戦に挑むパートナーを応援したい…ひなきに見つかりテーブルへ寄っても言葉を抑えて見つめる一連に、珠璃のフクザツな思いがありありと表れていました。もちろんひなきは珠璃の胸中などお見通し、この辺はさすが長年の親友だけのコトはあります。やはりひなきは珠璃と一緒の方が据わりが良いなあ。
「今スターライトクイーンに一番近いアイドルだからね」
「そう言われると! 何かすっごく! 緊張してきた!」
ひなきに言われるまで自分の立場が判っていない=それ以上にひなきのコトが気になっていたってのがまた珠璃らしくてほっこり。そして派手なキメを終えて素に戻った直後から何事も無かったように普通の会話に戻る流れも毎度とはいえ面白い。名物の三段キメはこれで見納めかな?(寂
「ひなきちゃんへ って届けられたのを預かってきたの」
ってなトコへ大きな花束を抱えたののリサが登場。さすが大知氏は本筋に絡まないキャラにもさりげなく出番を作ってくれます(笑
ひなき、明日はいよいよ本番だね。
これまで頑張って来たひなきに
お姉さんから激励の意味を込めて、
ささやかなプレゼントを贈ります。
「グラジオラス」の花言葉は「勝利」
そして「ストレリチア」の花言葉は「女王の輝き」
夏樹みくる
花束に付いてきたメッセージカードにて明らかになった贈り主は大方の予想どおりアイドル兼業の世界的ガーデナーである例のお姉さん(笑)でした。ずっとお見限りだったみくるがこの終盤で一気に存在感マシマシ、どうせ出すならもう少し早く出して…と言っても4thシーズンは前半がツアー&新キャラ販促話だったから出番の作りどころが無いか。ううむ。せめて3rdシーズンの夏に出番があればViVid Kiss姉妹の絆感もグッと高まったでしょうね。

シーンは再びレッスン室に戻ってダンスレッスンに汗を流すスミレをチラリ。本番前夜に遅くまでハードなレッスンを続けていたってのは、SAアピールへの強い意欲の表れであり、しかしその一方ですごく大切な「頑張るための休息」を削っているコトも意味するのでした。あああ。
「いろんな出会いのおかげで今の私ができてる」
「スターライトに入ったばかりの頃の私とはずいぶん変わったと思う」
「明日のステージ、今の私のすべてをぶつけなきゃ」
凛と組んだ事でダンスを好きになり、激しい動きの中に意識を集中する大切さを知った。それを含めてスタライ入学以来の自身の変化を噛みしめ、悟ったような表情で夜空の星を見つめるヒトコマは、静かな中にスミレのアツい覚悟を感じさせるものでした。この一年半でほんと立派になったものです。
「これまで私を見守ってくれたみなさんへ感謝の思いを込めて、スターライトクイーンカップのステージでは今日のお天気みたいに雲一つない大空にお日さまの明かりが輝くような、そんな私をお見せします!」
明けて翌朝、決戦の朝まで仕事が入っているあかりは働き者です(笑。いつもどおりの大空ぉ天気にて大会への抱負をいきなり振られ、すると自分の名前を綺麗に織り込んだコメントをスラスラ語っちゃうあかり…こんなアドリブが利く辺り芸能人としての成長(場慣れ)を感じさせますね。そのコメントをアトリエで見ていた瀬名ウイングはこの後 何故か会場に現れませんでしたがはたして?
「いよいよだね、私たちのクイーンカップ」
「行きましょう」
「うん」
仕事帰りのあかりを迎えて三人揃って校舎を見つめていざ最終決戦へ。何というか本当に本当に最後の幕が上がる瞬間のような、3年半来の視聴者としてじつにフクザツな気分でした。

そんなこんなでクイーンカップ最終日がついに開幕。まずはこれまでオミットされていたモブアイドルのステージを止め絵パッパで映し…レギュラーキャラに負けず劣らずかわいい子が多い! アイドル好きの理想郷ね!(姐さん風に。しかし当然ながら(?)珠璃の暫定首位を脅かす者は現れず、サクサク進んだ出場順はついにルミナスの三人を残すのみに。ここでパッと映った出番直前の控え室は、言葉も交わさず出番を待つ三者三様の緊張感に包まれていました。
「新条ひなきさん、スタンバイお願いします!」
その静寂を破ったのはひなきの出番を告げるスタッフの声、するとすっくと立ち上がったひなきへ各々が声を掛け…前髪をササッと直してあげるスミレは先の様子を含めて結構余裕がある? 対するひなきは気合い十二分のウインク&三本ピースをニカッと見せ、まずはひなきのステージが始まります。

始まったステージは第169話でお披露目したひなきのソロ曲「ハローハロー」。さすがメインキャラの決戦ライブステージだけあって既出ムービーの丸バンクではなく、曲入りから暫し、そして曲中でも結構なカット数の変更が見られました(キャプは変更カットの一部)。イントロ入りのターンが何故か逆回転に。例によってゲージの上がり方が若干早まり、アイドルオーラが出現するタイミングも早まっていて、要するにアイドル力の成長を示しているわけですが…この程度の変更だと普通に見てるだけのお友達には判り難いトコかも。発動したSpAは以前と同じViVid Kissのフィーバーアピールで、つまりこれはAランクアピール?

ライブが終わってキスクラに収まり、ほどなく発表されたスコアは…スコア(ステージポイント)発表無しでいきなり順位発表ってのは、やはりステージポイントで順位が判ってしまうから? ともあれひなきは見事珠璃を抜いて暫定トップ、注目のアピールランクは予想どおり「A」なれど「限りなくスペシャルAランクに近いもの」とのコト。SAアピールは前人未踏のアピールだけに誰の目にも明らかな差があると思うのだけれど、ひょっとして見た目自体はAアピールと変わらんけどフェブリスポイント(?)的にSA扱いになる程度の差なのかも? だとしたら差をはっきりさせるためにもステージポイントを表示したほうが良かったような? いやそうするとアピールランク設定が無意味になってしまうため、やはり見た目的に明らかな差があるのでしょう。何せSAアピール自体を誰も見た事が無いので海のものとも山のものとも(笑
まあ暫定トップを取ったひなきの笑顔が全力でかわいかったのでとりあえず気にせず。見物していたViVid Kissファミリー(笑)も大喜びでございます。同じステージに立つみくる&ひなきをぜひぜひ見たかったなああ(それは言わない。トップを取られた珠璃もこの結果に笑顔で納得、そしてタッチを交わしてスミレの出番へ。

万感の思いを込めたコーデチェンジをキメて始まった曲はもちろんスミレのソロ曲「いばらの女王」です。こちらも既出ムービー(第166話バージョン)から結構な変更が入っており、ゲージは曲始まりから既に8割、アイドルオーラの出現もイントロ早々と、アイドル力の成長を視覚的に示していました。以前よりかなりダイナミックに振られたカメラ割りによって描かれるステージ風景はもはや風格すら感じさせるほど。こりゃスペシャルAが来るか!? とドキワクしながらステージに見入り、Bメロを過ぎ、いよいよサビに入った頃、まさかの悲劇が唐突に訪れます。
清原和博被告が保釈され警視庁本部を出た。逮捕以来44日ぶり。
うわああああああ! よりによってこのタイミングで速報テロップを入れるか! しかも天変地異や人命に関わるニュースならともかくシャブ犯の保釈? こんな果てしなくどうでもいいニュースを何故速報で…スミレ一世一代の大舞台をこんな形で台無しにされて唖然ボーゼンを通り越して涙が出てきた。早く消えろ! 早く消えろ! と心の底から念じて暫し、忌まわしきテロップがやっと消えた次の瞬間SpAのアクションが始まり、良かった、間に合った、と思った次の瞬間――

高く舞い上がったスミレは失速しそのまま落下、まさかのアピール失敗であります。え? え? 何が起きてんの? 後に思い返せばさんざんフラグが立っていたのですが…こう言っては何だけど、ひなきがノーミスで終えた時点でこれまで繰り返された「アピール失敗説明」はミスリードだった?と油断していた節があり、しかも先の速報テロで混乱していたコトもあり、唐突な失敗シーンを見てもいまいち現実味が無く、平たく言うとオンタイム時には何が何だか判らなかった。あああ、何故これほど重要なトコでくだらんテロップが入ってしまったのか。返す返すも悔しくてたまらない。
「凛としてステージの上、私いばらの女王」
気を取り直してレビュー再開。転倒から即座に立ち上がり、歌詞どおり感情を隠し、最後までステージを続けたスミレの凛々しさに改めて感涙でした。SpAで失敗するとアイドルオーラの復帰が遅れる=フェブリスゲージが落ちるってのは事前の説明を映像的に反映させたものでしょう。芸コマ。見守る観客のリアクションも胃が痛くなるレベル。とはいえ私的には果敢な挑戦に拍手を贈りたい。
というわけでクイーンになるためにはSAアピールが必須の状況に追い込まれているあかり。中継を見ての心配/不安から表情をキッと締め、次回ついにクイーンカップ決着です。それにしてもまさか最後の最後でこんなドラマを突っ込んでくるとはアイカツ恐るべし。
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