2016-08-05(Fri)
アイカツスターズ! #17 本気のスイッチ!
すばるきゅんのハートを鷲掴み!?

…すばるのためにアイドルやってるの?

「輝け! センシティブなビブラート。結城すばる!」
「かわいさとあざとさの狭間で揺れる弟キャラ。香澄朝陽!」
「正統派王子様は意外に熱血ストレート。五十嵐望」
「クレバーに刻むクールなステップ。吉良かなた」
アバン冒頭はM4の人気番組「FUN! FUN! 君のハートをフルスロットル!」の様子をチラリ。各々のキャッチフレーズからするとすばる君は歌組、朝陽くんは美組、望くんは劇組、かなた君は舞組みたいな、要するに男子部にも組分け的なものがある感じ? ていうか朝陽くん自分でそれ言っちゃうか(笑
「こんな人気番組に出られるなんてやっぱり夢みたいだよ…」
そんなM4番組からシーンがカフェに移った途端ほっぺをギュッとやられて涙ぐむ小春ちゃん。何事!? と思ったらこの番組のオファーを受けて夢心地の小春ちゃんを現に戻すゆめのテンプレ荒療治でした。そんな泣くほどつねらんでも(笑。しかしゆめ&ローラはともかく作中でほとんど外部仕事の描写が無い小春ちゃんがオファーを受けるってのは何だかご都合シナリオ的な感がしなくなくも(略。ひょっとしてコハルデレラの体を張った演技(笑)が評価されたのだろうか?
「すばるきゅん! ようやくこの時が来ましたわ」
などなど盛り上がる三人娘の一方で、スマホの彼を熱く見つめてテンション上げ上げのネコ娘。というわけで第6話での顔見せ以来ほぼカヤの外だったあこがようやく本格始動であります。

ほどなく届いた脚本をチェックしながら「もし私たちが番組を持てたらどんなコーナーをやりたい?」とゆめが脱線。出てくるアイデアはお菓子づくしのハラペコ企画ばかりでしたが、こういうバイタリティが番組を盛り立てる要素の一つである事が何となく伝わってくるヒトコマです。
「私の心のデータベースにはすばるきゅんの全てが記録されているんですわ!」
その頃あこは自室のベッドですばるきゅん人形(笑)を相手に一人盛り上がっていました。壁から棚からベッド上から机周りに至るまですばるきゅん尽くしの部屋、隣の机がカラッポなのでどうやら一人部屋のようです。いやこのレベルでは一人部屋じゃないとキッツイ(相方が)。人形相手に語るテイですばるきゅんが好きな食べ物、好きな色、映画や本の好みなどなどあこデータベースの内容を語り、また件の台本はすばる君の所だけびっしりとチェックが入れられ…いかにすばるファンであるか示すと同時に後のドタバタの前振りをパッパと済ませます。

「虹野ゆめ! あなたには絶対負けませんわ!」
ゆめへのライバル心をメラメラ燃やすあこは収録日の楽屋でさっそく噛み付きまくり。あはは。ってなトコへM4のみなさんが訪れ、ゆめ&すばる君が例の夫婦漫才を始めるとさらにムッキー! ゆでタコを押し退けて愛しのすばるきゅんへアピール!アピール! などの様子からしてあこの胸中はいかにも判りやすく…生暖かいジト目で見守る二人がいい味です(笑。それにしてもゆでタコ呼ばわりを本気で嫌がってるゆめvs判ってていじわるし続けちゃうすばる君のやり取りには毎度ニマニマが止まらない。そんなすばる君をベロ出して見送るゆめかわいい。このゆでタコ呼びが終わる時二人の関係はどう変わるのでしょうね。
「よしっ! すばるきゅん名前覚えてもらえた!」
「あこ、あこ、あこにゃーん!」
一方あこは愛しのすばるきゅんに名前を呼んでもらえてテンション上げ上げあこにゃんにゃん! あだ名で毒づき合う例の二人に比べて何とささやかな喜びか。その一部始終をジッと見られてツンとごまかすも後の祭り、ともあれ人がいようが自分の世界に入っちゃうほどデレデレのあこをして「相変わらずかわいい」と評する小春ちゃんがいろいろ達観していてこれまたニマニマ(笑

その後打ち合わせシーンをシネスコサイズでパッパと流し、するとM4のやり取りを対面から眺めていたあこは自分が四ツ葉学園に入った理由をしみじみと思い返します。すばるきゅんグッズに埋め尽くされた暗い部屋でモニタをじっと見つめるヒトコマからして結構危ないレベルかもしれない。ともあれこの入れ込み方を思えば、意中の彼と同じ空間にいるだけで目をハートにしてしまうのは仕方ないかも。しかしあこの動機ってホントにこれだけなのかな。またおそらく男子歌組であろうすばる君に憧れたなら自分も歌組を志望しそうなもので、ならば何故劇組(女優)を志望したのか? その辺の背景を追々描いてくれればあこへの印象も大きく変わりそう。
「あの、この何も書かれていない所は何ですか?」
「ああ…そこはフリートーク。自由に話してって意味だよ」
舞い上がってるあこに対して今回のゆめは何だか妙にしっかりしています(笑。ここでの台本への質問やカンペ指示の話はきちんと本番に活かされ=アイドルとしてきちんと仕事をこなす描写に関わり、さらに台本については後への布石になっているという小技が効いた仕込みであります。
「お前の面白話で笑いを取ってくれよな、ゆでタコ」
「だ~か~ら~ゆでタコじゃないし!」
「じゃあ何? 酢蛸? タコ焼き?」
「なんでタコ!?」
いやがるあだ名をわざと続けてからかうすばる君が男子中学生すぎる。一方本気で嫌がってるゆめがまたかわいい。まあいちいちこんなリアクションをしてくれちゃったらタコ呼ばわりをやめられない気持ちもわかります(男子中学生並みの思考。なーんてイチャイチャ(笑)を端から見ていたあこはそりゃ面白くありません。自分はやっと名前を呼ばれたレベルなのに何なのあの子!? 私のすばるきゅんと何キャッキャしてんの!? 的な。そんなあこをやっぱり微笑ましく見守る小春ちゃんがもう何というか(略

「今日は四ツ星学園女子部の新人アイドルをお迎えしています」
「よろしくお願いします!」
というわけで望王子の進行で番組収録が始まりました。当然ながら慣れた雰囲気のM4に対し、お行儀良く座った四人娘の軽い緊張感=新人らしい初々しさには見ているこっちも緊張しそう(笑。ところが自己紹介的フリートークが始まると雰囲気は一変、というかゆめに振られても、ローラに振られても、尽くあこが被ってしゃしゃって出演者ごとのフリートークが成り立ちません。一方あこといえばすばるきゅんの好きな食べ物、映画、本を立て続けに話題に上げてテンション上げ上げ大暴走、ってな様子を朝陽くんにツッコまれると「雑誌でたまたま読んだ…」としぼんじゃってかわいいけれど番組的にはどーにもこーにもであります。
(c▽`)c[バレーボール]
「そういえばこの前バレーボール世界大会のオープニングセレモニーで新曲を発表されてましたね」
「そうなんだ。あの曲はチームの団結力をテーマにした曲だったから」
「あ、誰かバレーボールやってた人いる?」
「はい! 私小学校時代バレーボール部でした」
片や落ち着いてカンペを確認しバレーボールの話題を振るゆめ。そこから会話のキャッチボールが始まってバレーボール部のエピソードに続き、そしてまたしてもすばる君vsゆめの仲良しケンカタイムが始まります。あははは。とはいえプライベートではタメ口のゆめもカメラ前ではその辺きちんとわきまえていて、しかし遠慮なく攻め込んでくるすばる君に対してプクーッと膨れて猛抗議…かわいすぎるよこれ。などなどスタッフも大ウケのままトークパートの収録が終了。すばる君にあれほどアピールしたのに美味しいトコを全部持って行かれてしまったあこは当然面白くありません。
「ちょっと舞い上がりすぎだ」
「あっち側にいる時は俺たちとみんな同じアイドルなんだからな」
その後休憩タイムにてかなた君からあこへ軽く釘刺し。誰が見ても丸判りの舞い上がりはオンナノコ的には微笑ましいけれど、番組を作る「プロのアイドル」としてそれは通用しません。図星を突かれたあこはギクッとしつつも聞く耳持たず、かなた君の忠告をスルーしたまま後半のクッキングコーナー収録に臨みます。

くじ引きでチーム分けして始まったクッキングコーナーの収録。ゆめはローラと、あこは小春ちゃんとペアを組み、各々作り上げた料理をM4のみなさんに試食してもらって勝負を決するというテイであります。すなわちすばるきゅんへ自分の存在をアピールする絶好のチャンス! とばかり張り切るあこは当然ながらすばる君の好物をセレクトいたしますわ! さっそくデータベースにアクセスして導き出されたメニューはオムレツ&卵焼き…いくら好物でも卵料理オンリーではポイント上がらないと思うよ(笑。しかし自分の選択を信じるあこはすばる君の胃袋を落とす気まんまんの熱視線を送り、一方謎の悪寒に襲われたすばる君は朝陽くんから「ゆめちゃんの手料理」云々でからかわれ、なーんて尽くゆめに持って行かれちゃうあこは結構不憫かも。というかあこの熱視線で悪寒という扱いはギャグと判りながらさすがに気の毒。
「あいつまた突っ走んなきゃいいけど…」
などなど盛り上がるM4席の端であこを見守るかなた君。ヘッドホンが本体の便利キャラかと思いきや結構いろいろ考えていますね(そんな

卵を割ってかき混ぜて、なーんて順調な調理シーンが描かれる中、小春ちゃんが卵焼きを焦がしてしまってさあ大変です。焦る小春ちゃんかわいい!(違。そんな時でもあこは慌てず騒がずデータベースにアクセスして対応策をサーチし、焦げた卵を掻き回してスクランブルエッグ→パンに挟んでタマゴサンドにメニュー変更という機転を効かせます。そんなん考えてる間に焦げ付いちゃうだろう?というツッコミは却下(笑。ともあれあこはすばるきゅんが絡まない冷静な状態なら頭が回る賢い子って事なのでしょう。
「できた~!」
ほどなく各々チームの料理が完成。あこチームは描写のとおりオムレツ&タマゴサンドで、一方全く描写が無かったゆめチームのメニューは手巻き寿司――
「すばるきゅんにお寿司を作らせるなんて手抜きもいいところですわ」
見た瞬間に勝利を確信するあこ。まあ手抜き云々は置いといて料理対決で手巻き寿司は何か違うと思う(笑。ところが注目のすばる君は具を詰めまくって思いっきりかぶりつく気に入りよう…はみ出た具と酢飯を散らせて嬉しそうに頬ばる表情は、イケメンユニットM4としてこの絵面は許されるのか?と思いつつも、いかにも食べ盛りの少年っぽくて微笑ましい。いやむしろ彼はこういうキャラで売っているのかも。
「なんか小学校の遠足の味がするよ! でもおいしい!」
急遽変更したタマゴサンドは朝陽くんに妙なベクトルで好評、失敗をやらかした小春ちゃんはその評価にホッと一安心であります。というか小春ちゃんが作った料理が「小学校の遠足の味=お母さんの味」ってのはなかなか深いなあ。常時飴ちゃん配ってるトコとか、何かと暖かく見守ってるトコとか、柔らかくも鋭い物腰とか、小春ちゃんには年齢を超えた母性を感じますから。
「では判定は!?」
朝陽くんの声を合図に上がった札は赤青2つずつの引き分けでした。しかしすばる君の札しか見ていないあこ的には彼がゆめチームを選んだ時点で完敗なのです。その結果からゆめへの対抗心を再燃させつつしょんぼり落ち込むあこはまた気の毒だけれど、始終すばる君しか見ていない姿勢は当然ながら褒められたものではなく。

「お前 何のためにアイドルやってんの?」
「すばるのためにアイドルやってんの?」
「本当にそれでいいの?」
そんなあこへまたしてもかなた君からの忠告が入ります。すばる君の大ファンである事はともかく、プロのアイドルとしてそれでいいのか? ところがあこはその忠告をまたしても~2きちんと受け止めず楽屋へ退けてしまいます。あらら。それでも楽屋へ戻ると自責に囚われる小春ちゃんへ「こだわりすぎていた」と反省の弁を返し、次の歌コーナーへの緊張を解すアドバイスをしたり、小春ちゃんが思わず発した名前呼びをあっさり了承したり、先ほどまでの頑なさが少しは解れてきた?=かなた君の忠告が少しは効いた?ようなシーンが続き、そして小春ちゃんが楽屋を出て行った後、あこは舞い上がっていた自分に鉄槌を下すモノを見つけます。
「あの子ちゃんと準備してたんだ…」
それは細かくルビが振られ、空白欄(フリートーク)で話す内容についてきちんと仕込んでいたゆめの台本でした。収録時のフリートークパートでバレーボールの話題を振ったのはFD指示→その場の思い付きではなく事前に準備されていた流れだった。偶然盛り上がったわけではなかったのです。ゆめのくせに(笑)番組のためこれほどの準備をしていた、なのに自分はすばるきゅんを前に舞い上がるばかり…これをしてあこは自身の甘さを強く恥じ、プロアイドルとしての在り方に目覚めるのでした。その後楽屋に現れたゆめが書き込みだらけの台本を見られた事を「恥ずかしい!」と捉える辺りいかにも自然で、一方その台本にプロアイドルの本質を見つけたあことの温度差も面白い。そりゃこんなの見ちゃったらあこ的には燃えるしかありません。ていうか天然は無敵よね(笑。そしてあこは本気のスイッチが入った事を示す深呼吸をして歌のステージへ。

ようやく初披露のあこフィッティングシーケンス&ライブステージ。長い髪を振りながら駆け出すカットはかわいさ上々で、その病的な髪の流れ方(褒め言葉)からしておそらくW氏による作画でしょう。「ラメベルトパーティコーデ」へコーデチェンジを終えたキメ顔(キャラモデル)はナマイキそうなネコ目もかわいらしく再現され、とはいえスターズCGに共通する頭の長さが相変わらずなのでその点だけは若干の違和感を拭えず。真夏らしいノースリーブ+ヘソ出し+超ミニスカの涼しげな衣装は露出度の割りにヤらしさが無く、伸びた肢体は健康的な色気を振りまいていて、あこのキャラにも曲調にも合っていたような。
ステージに飛び出して始まった曲は新曲の「8月のマリーナ」。先日発売されたナツコレを聴いて気に入ってた曲なので早々の本編登場は本当に嬉しい。作曲はおなじみの石濱氏、編曲もおなじみの田中氏によるもので、曲調はアイカツスタンダードと申しましょうか、新曲なのにふと懐かしい気分になる不思議な曲です(笑。カンカンのドラムや鳴り物による南国チックなアレンジも曲調に合っていて、真夏の雰囲気アリアリのステージをいい感じに盛り上げます。
映像的にはまず真っ青な夏空と海に囲まれたマリーナステージのロケーションが曲名ドンズバ、またピンク&イエローを基調の衣装が背景の青によく映えます。ハンドクラップ&ターンを合わせたイントロパートのダンスからローアングルに振られたカメラ前を抜け、チラッと映り込むキワキワの脚や視線がワタシを煽る煽る(笑。というかイントロから動きすぎです。炎天下でこのダンスは季節柄熱中症を心配するレベルかも。1cho終わりのウインクキメがかわいい。2choに入るとトロピカルドリンクの小道具が現れ…このステージ風景やら小物やら既視感アリアリと思ったら第15話の舞組ステージマンマなのですね。いや順番としては逆なのだろうけど、このステージでのゆず先輩&ハルカのライブをぜひCGで見てみたいです。できれば8月のうちに(笑。全体的に揺れ物やダンスの動きはかなり滑らかになり、キャラの表情描写やカメラワークなど演出面も着実に進化が見られ、簡単に言うとスターズ開始直後に感じたモヤモヤがすっかり晴れたような。キャッチーな一瞬をパッと映し込むメリハリの効いたカメラ割りも良い感じで、元気でかわいいあこの真夏ステージを魅せてくれました。弾けまくるSpAもかわいかったです。それにしてもウインクが多いな(通しで5回

「へえ、あれはあの子の本気?」
「スイッチが入ったな…」
ステージを見ていたM4の面々はあこの本気を感じ取り、中でも何度も忠告していたかなた君はようやくのスイッチオンに一安心でありましょう。あこはワシが育てた的な(笑。その後ステージ裏の自販機前にて愛しのすばるきゅんから直接水をもらって(認められて)即フットー! ってなトコへ三人娘がやってきて余韻台無し(笑。怒りのネコ化からすばるきゅんを追いかけるあこでしたが。
「ようやくアイドルっぽくなったんじゃね?」
「あなたに言われたくないですわ!」
今度はかなた君にぶつかってこのやり取りからこの表情であります。なーんて見たトコかなた君にとってのあこは恋愛云々よりも手が掛かる妹的な存在になりそう? まあかなた→あこ→すばる→ゆめみたいな玉突き恋愛ドラマも面白そうではありますが…さすがに本作にはムリムリムッリーっぽいかな(笑
そして次回は有莉ちゃん先輩回ですよ!? これまた楽しみすぎる。間もない8/13に劇場版の公開が迫っているので、前作に於けるGOGO!いちご応援隊みたいな「有莉ちゃんの劇場版講座」的なものになるのかも? 次週(8/11)はお昼12時から劇場版アイカツ!のTV放送もありますのでぜひぜひお見逃しなく。
※レギュラーキャのアイキャッチがひととおり揃ったのでとりあえずまとめ
A終わり

B頭

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…すばるのためにアイドルやってるの?

「輝け! センシティブなビブラート。結城すばる!」
「かわいさとあざとさの狭間で揺れる弟キャラ。香澄朝陽!」
「正統派王子様は意外に熱血ストレート。五十嵐望」
「クレバーに刻むクールなステップ。吉良かなた」
アバン冒頭はM4の人気番組「FUN! FUN! 君のハートをフルスロットル!」の様子をチラリ。各々のキャッチフレーズからするとすばる君は歌組、朝陽くんは美組、望くんは劇組、かなた君は舞組みたいな、要するに男子部にも組分け的なものがある感じ? ていうか朝陽くん自分でそれ言っちゃうか(笑
「こんな人気番組に出られるなんてやっぱり夢みたいだよ…」
そんなM4番組からシーンがカフェに移った途端ほっぺをギュッとやられて涙ぐむ小春ちゃん。何事!? と思ったらこの番組のオファーを受けて夢心地の小春ちゃんを現に戻すゆめのテンプレ荒療治でした。そんな泣くほどつねらんでも(笑。しかしゆめ&ローラはともかく作中でほとんど外部仕事の描写が無い小春ちゃんがオファーを受けるってのは何だかご都合シナリオ的な感がしなくなくも(略。ひょっとしてコハルデレラの体を張った演技(笑)が評価されたのだろうか?
「すばるきゅん! ようやくこの時が来ましたわ」
などなど盛り上がる三人娘の一方で、スマホの彼を熱く見つめてテンション上げ上げのネコ娘。というわけで第6話での顔見せ以来ほぼカヤの外だったあこがようやく本格始動であります。

ほどなく届いた脚本をチェックしながら「もし私たちが番組を持てたらどんなコーナーをやりたい?」とゆめが脱線。出てくるアイデアはお菓子づくしのハラペコ企画ばかりでしたが、こういうバイタリティが番組を盛り立てる要素の一つである事が何となく伝わってくるヒトコマです。
「私の心のデータベースにはすばるきゅんの全てが記録されているんですわ!」
その頃あこは自室のベッドですばるきゅん人形(笑)を相手に一人盛り上がっていました。壁から棚からベッド上から机周りに至るまですばるきゅん尽くしの部屋、隣の机がカラッポなのでどうやら一人部屋のようです。いやこのレベルでは一人部屋じゃないとキッツイ(相方が)。人形相手に語るテイですばるきゅんが好きな食べ物、好きな色、映画や本の好みなどなどあこデータベースの内容を語り、また件の台本はすばる君の所だけびっしりとチェックが入れられ…いかにすばるファンであるか示すと同時に後のドタバタの前振りをパッパと済ませます。

「虹野ゆめ! あなたには絶対負けませんわ!」
ゆめへのライバル心をメラメラ燃やすあこは収録日の楽屋でさっそく噛み付きまくり。あはは。ってなトコへM4のみなさんが訪れ、ゆめ&すばる君が例の夫婦漫才を始めるとさらにムッキー! ゆでタコを押し退けて愛しのすばるきゅんへアピール!アピール! などの様子からしてあこの胸中はいかにも判りやすく…生暖かいジト目で見守る二人がいい味です(笑。それにしてもゆでタコ呼ばわりを本気で嫌がってるゆめvs判ってていじわるし続けちゃうすばる君のやり取りには毎度ニマニマが止まらない。そんなすばる君をベロ出して見送るゆめかわいい。このゆでタコ呼びが終わる時二人の関係はどう変わるのでしょうね。
「よしっ! すばるきゅん名前覚えてもらえた!」
「あこ、あこ、あこにゃーん!」
一方あこは愛しのすばるきゅんに名前を呼んでもらえてテンション上げ上げあこにゃんにゃん! あだ名で毒づき合う例の二人に比べて何とささやかな喜びか。その一部始終をジッと見られてツンとごまかすも後の祭り、ともあれ人がいようが自分の世界に入っちゃうほどデレデレのあこをして「相変わらずかわいい」と評する小春ちゃんがいろいろ達観していてこれまたニマニマ(笑

その後打ち合わせシーンをシネスコサイズでパッパと流し、するとM4のやり取りを対面から眺めていたあこは自分が四ツ葉学園に入った理由をしみじみと思い返します。すばるきゅんグッズに埋め尽くされた暗い部屋でモニタをじっと見つめるヒトコマからして結構危ないレベルかもしれない。ともあれこの入れ込み方を思えば、意中の彼と同じ空間にいるだけで目をハートにしてしまうのは仕方ないかも。しかしあこの動機ってホントにこれだけなのかな。またおそらく男子歌組であろうすばる君に憧れたなら自分も歌組を志望しそうなもので、ならば何故劇組(女優)を志望したのか? その辺の背景を追々描いてくれればあこへの印象も大きく変わりそう。
「あの、この何も書かれていない所は何ですか?」
「ああ…そこはフリートーク。自由に話してって意味だよ」
舞い上がってるあこに対して今回のゆめは何だか妙にしっかりしています(笑。ここでの台本への質問やカンペ指示の話はきちんと本番に活かされ=アイドルとしてきちんと仕事をこなす描写に関わり、さらに台本については後への布石になっているという小技が効いた仕込みであります。
「お前の面白話で笑いを取ってくれよな、ゆでタコ」
「だ~か~ら~ゆでタコじゃないし!」
「じゃあ何? 酢蛸? タコ焼き?」
「なんでタコ!?」
いやがるあだ名をわざと続けてからかうすばる君が男子中学生すぎる。一方本気で嫌がってるゆめがまたかわいい。まあいちいちこんなリアクションをしてくれちゃったらタコ呼ばわりをやめられない気持ちもわかります(男子中学生並みの思考。なーんてイチャイチャ(笑)を端から見ていたあこはそりゃ面白くありません。自分はやっと名前を呼ばれたレベルなのに何なのあの子!? 私のすばるきゅんと何キャッキャしてんの!? 的な。そんなあこをやっぱり微笑ましく見守る小春ちゃんがもう何というか(略

「今日は四ツ星学園女子部の新人アイドルをお迎えしています」
「よろしくお願いします!」
というわけで望王子の進行で番組収録が始まりました。当然ながら慣れた雰囲気のM4に対し、お行儀良く座った四人娘の軽い緊張感=新人らしい初々しさには見ているこっちも緊張しそう(笑。ところが自己紹介的フリートークが始まると雰囲気は一変、というかゆめに振られても、ローラに振られても、尽くあこが被ってしゃしゃって出演者ごとのフリートークが成り立ちません。一方あこといえばすばるきゅんの好きな食べ物、映画、本を立て続けに話題に上げてテンション上げ上げ大暴走、ってな様子を朝陽くんにツッコまれると「雑誌でたまたま読んだ…」としぼんじゃってかわいいけれど番組的にはどーにもこーにもであります。
(c▽`)c[バレーボール]
「そういえばこの前バレーボール世界大会のオープニングセレモニーで新曲を発表されてましたね」
「そうなんだ。あの曲はチームの団結力をテーマにした曲だったから」
「あ、誰かバレーボールやってた人いる?」
「はい! 私小学校時代バレーボール部でした」
片や落ち着いてカンペを確認しバレーボールの話題を振るゆめ。そこから会話のキャッチボールが始まってバレーボール部のエピソードに続き、そしてまたしてもすばる君vsゆめの仲良しケンカタイムが始まります。あははは。とはいえプライベートではタメ口のゆめもカメラ前ではその辺きちんとわきまえていて、しかし遠慮なく攻め込んでくるすばる君に対してプクーッと膨れて猛抗議…かわいすぎるよこれ。などなどスタッフも大ウケのままトークパートの収録が終了。すばる君にあれほどアピールしたのに美味しいトコを全部持って行かれてしまったあこは当然面白くありません。
「ちょっと舞い上がりすぎだ」
「あっち側にいる時は俺たちとみんな同じアイドルなんだからな」
その後休憩タイムにてかなた君からあこへ軽く釘刺し。誰が見ても丸判りの舞い上がりはオンナノコ的には微笑ましいけれど、番組を作る「プロのアイドル」としてそれは通用しません。図星を突かれたあこはギクッとしつつも聞く耳持たず、かなた君の忠告をスルーしたまま後半のクッキングコーナー収録に臨みます。

くじ引きでチーム分けして始まったクッキングコーナーの収録。ゆめはローラと、あこは小春ちゃんとペアを組み、各々作り上げた料理をM4のみなさんに試食してもらって勝負を決するというテイであります。すなわちすばるきゅんへ自分の存在をアピールする絶好のチャンス! とばかり張り切るあこは当然ながらすばる君の好物をセレクトいたしますわ! さっそくデータベースにアクセスして導き出されたメニューはオムレツ&卵焼き…いくら好物でも卵料理オンリーではポイント上がらないと思うよ(笑。しかし自分の選択を信じるあこはすばる君の胃袋を落とす気まんまんの熱視線を送り、一方謎の悪寒に襲われたすばる君は朝陽くんから「ゆめちゃんの手料理」云々でからかわれ、なーんて尽くゆめに持って行かれちゃうあこは結構不憫かも。というかあこの熱視線で悪寒という扱いはギャグと判りながらさすがに気の毒。
「あいつまた突っ走んなきゃいいけど…」
などなど盛り上がるM4席の端であこを見守るかなた君。ヘッドホンが本体の便利キャラかと思いきや結構いろいろ考えていますね(そんな

卵を割ってかき混ぜて、なーんて順調な調理シーンが描かれる中、小春ちゃんが卵焼きを焦がしてしまってさあ大変です。焦る小春ちゃんかわいい!(違。そんな時でもあこは慌てず騒がずデータベースにアクセスして対応策をサーチし、焦げた卵を掻き回してスクランブルエッグ→パンに挟んでタマゴサンドにメニュー変更という機転を効かせます。そんなん考えてる間に焦げ付いちゃうだろう?というツッコミは却下(笑。ともあれあこはすばるきゅんが絡まない冷静な状態なら頭が回る賢い子って事なのでしょう。
「できた~!」
ほどなく各々チームの料理が完成。あこチームは描写のとおりオムレツ&タマゴサンドで、一方全く描写が無かったゆめチームのメニューは手巻き寿司――
「すばるきゅんにお寿司を作らせるなんて手抜きもいいところですわ」
見た瞬間に勝利を確信するあこ。まあ手抜き云々は置いといて料理対決で手巻き寿司は何か違うと思う(笑。ところが注目のすばる君は具を詰めまくって思いっきりかぶりつく気に入りよう…はみ出た具と酢飯を散らせて嬉しそうに頬ばる表情は、イケメンユニットM4としてこの絵面は許されるのか?と思いつつも、いかにも食べ盛りの少年っぽくて微笑ましい。いやむしろ彼はこういうキャラで売っているのかも。
「なんか小学校の遠足の味がするよ! でもおいしい!」
急遽変更したタマゴサンドは朝陽くんに妙なベクトルで好評、失敗をやらかした小春ちゃんはその評価にホッと一安心であります。というか小春ちゃんが作った料理が「小学校の遠足の味=お母さんの味」ってのはなかなか深いなあ。常時飴ちゃん配ってるトコとか、何かと暖かく見守ってるトコとか、柔らかくも鋭い物腰とか、小春ちゃんには年齢を超えた母性を感じますから。
「では判定は!?」
朝陽くんの声を合図に上がった札は赤青2つずつの引き分けでした。しかしすばる君の札しか見ていないあこ的には彼がゆめチームを選んだ時点で完敗なのです。その結果からゆめへの対抗心を再燃させつつしょんぼり落ち込むあこはまた気の毒だけれど、始終すばる君しか見ていない姿勢は当然ながら褒められたものではなく。

「お前 何のためにアイドルやってんの?」
「すばるのためにアイドルやってんの?」
「本当にそれでいいの?」
そんなあこへまたしてもかなた君からの忠告が入ります。すばる君の大ファンである事はともかく、プロのアイドルとしてそれでいいのか? ところがあこはその忠告をまたしても~2きちんと受け止めず楽屋へ退けてしまいます。あらら。それでも楽屋へ戻ると自責に囚われる小春ちゃんへ「こだわりすぎていた」と反省の弁を返し、次の歌コーナーへの緊張を解すアドバイスをしたり、小春ちゃんが思わず発した名前呼びをあっさり了承したり、先ほどまでの頑なさが少しは解れてきた?=かなた君の忠告が少しは効いた?ようなシーンが続き、そして小春ちゃんが楽屋を出て行った後、あこは舞い上がっていた自分に鉄槌を下すモノを見つけます。
「あの子ちゃんと準備してたんだ…」
それは細かくルビが振られ、空白欄(フリートーク)で話す内容についてきちんと仕込んでいたゆめの台本でした。収録時のフリートークパートでバレーボールの話題を振ったのはFD指示→その場の思い付きではなく事前に準備されていた流れだった。偶然盛り上がったわけではなかったのです。ゆめのくせに(笑)番組のためこれほどの準備をしていた、なのに自分はすばるきゅんを前に舞い上がるばかり…これをしてあこは自身の甘さを強く恥じ、プロアイドルとしての在り方に目覚めるのでした。その後楽屋に現れたゆめが書き込みだらけの台本を見られた事を「恥ずかしい!」と捉える辺りいかにも自然で、一方その台本にプロアイドルの本質を見つけたあことの温度差も面白い。そりゃこんなの見ちゃったらあこ的には燃えるしかありません。ていうか天然は無敵よね(笑。そしてあこは本気のスイッチが入った事を示す深呼吸をして歌のステージへ。

ようやく初披露のあこフィッティングシーケンス&ライブステージ。長い髪を振りながら駆け出すカットはかわいさ上々で、その病的な髪の流れ方(褒め言葉)からしておそらくW氏による作画でしょう。「ラメベルトパーティコーデ」へコーデチェンジを終えたキメ顔(キャラモデル)はナマイキそうなネコ目もかわいらしく再現され、とはいえスターズCGに共通する頭の長さが相変わらずなのでその点だけは若干の違和感を拭えず。真夏らしいノースリーブ+ヘソ出し+超ミニスカの涼しげな衣装は露出度の割りにヤらしさが無く、伸びた肢体は健康的な色気を振りまいていて、あこのキャラにも曲調にも合っていたような。
ステージに飛び出して始まった曲は新曲の「8月のマリーナ」。先日発売されたナツコレを聴いて気に入ってた曲なので早々の本編登場は本当に嬉しい。作曲はおなじみの石濱氏、編曲もおなじみの田中氏によるもので、曲調はアイカツスタンダードと申しましょうか、新曲なのにふと懐かしい気分になる不思議な曲です(笑。カンカンのドラムや鳴り物による南国チックなアレンジも曲調に合っていて、真夏の雰囲気アリアリのステージをいい感じに盛り上げます。
映像的にはまず真っ青な夏空と海に囲まれたマリーナステージのロケーションが曲名ドンズバ、またピンク&イエローを基調の衣装が背景の青によく映えます。ハンドクラップ&ターンを合わせたイントロパートのダンスからローアングルに振られたカメラ前を抜け、チラッと映り込むキワキワの脚や視線がワタシを煽る煽る(笑。というかイントロから動きすぎです。炎天下でこのダンスは季節柄熱中症を心配するレベルかも。1cho終わりのウインクキメがかわいい。2choに入るとトロピカルドリンクの小道具が現れ…このステージ風景やら小物やら既視感アリアリと思ったら第15話の舞組ステージマンマなのですね。いや順番としては逆なのだろうけど、このステージでのゆず先輩&ハルカのライブをぜひCGで見てみたいです。できれば8月のうちに(笑。全体的に揺れ物やダンスの動きはかなり滑らかになり、キャラの表情描写やカメラワークなど演出面も着実に進化が見られ、簡単に言うとスターズ開始直後に感じたモヤモヤがすっかり晴れたような。キャッチーな一瞬をパッと映し込むメリハリの効いたカメラ割りも良い感じで、元気でかわいいあこの真夏ステージを魅せてくれました。弾けまくるSpAもかわいかったです。それにしてもウインクが多いな(通しで5回

「へえ、あれはあの子の本気?」
「スイッチが入ったな…」
ステージを見ていたM4の面々はあこの本気を感じ取り、中でも何度も忠告していたかなた君はようやくのスイッチオンに一安心でありましょう。あこはワシが育てた的な(笑。その後ステージ裏の自販機前にて愛しのすばるきゅんから直接水をもらって(認められて)即フットー! ってなトコへ三人娘がやってきて余韻台無し(笑。怒りのネコ化からすばるきゅんを追いかけるあこでしたが。
「ようやくアイドルっぽくなったんじゃね?」
「あなたに言われたくないですわ!」
今度はかなた君にぶつかってこのやり取りからこの表情であります。なーんて見たトコかなた君にとってのあこは恋愛云々よりも手が掛かる妹的な存在になりそう? まあかなた→あこ→すばる→ゆめみたいな玉突き恋愛ドラマも面白そうではありますが…さすがに本作にはムリムリムッリーっぽいかな(笑
そして次回は有莉ちゃん先輩回ですよ!? これまた楽しみすぎる。間もない8/13に劇場版の公開が迫っているので、前作に於けるGOGO!いちご応援隊みたいな「有莉ちゃんの劇場版講座」的なものになるのかも? 次週(8/11)はお昼12時から劇場版アイカツ!のTV放送もありますのでぜひぜひお見逃しなく。
※レギュラーキャのアイキャッチがひととおり揃ったのでとりあえずまとめ
A終わり

B頭

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