2016-08-12(Fri)
アイカツスターズ! #18 ゆりちゃんと一緒
優しくて頼れる素敵な先輩。

みんなで頑張ってアイカツしようね!
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みんなで頑張ってアイカツしようね!
お昼に放映された特番に続いて定時の本編も「劇場版アイカツスターズ!」の公開に絡めた内容でした。映画の舞台となるアイカツアイランドにサラリと触れ、そのオープニングステージに立つ1年生4人を決めるという映画内容とリンクさせた作りはプロモーション効果がかなりありそう。やっぱり今回選ばれた4人のステージを見たいですもの(笑
「そこで選抜メンバーを選ぶためのフレッシュアイドル大投票会を行いたいと思います」



というわけでツバサ先輩によるアナウンスを聞いた三人娘は各々やる気に燃え、アイカツに励み投票に備えます。ローラは仕事に、小春ちゃんは美組の自主レッスンに向かい、しかし一人残ったゆめは何をどうしたらいいのか判らず…ってなトコへ箱を抱えてヨロヨロ歩く有莉ちゃん先輩がさりげなく登場します(笑。そのままヨロッとコケちゃった有莉ちゃん先輩は運んでいたポスターを散らかしちゃってさあ大変! という流れからポスター貼りを手伝ったゆめは、件のアイカツアイランド準備で大忙しの幹部仕事をお手伝いする事になります。それにしても「幹部」というネーミングはもう少しオサレにできなかったのか。「組の幹部」と書くと何だか穏やかじゃないよね(笑。構成表を見ると幹部というより若頭とか本部長と呼んだ方がしっくりくるかも。

そんなこんなで幹部のお仕事を手伝い始めたゆめでしたがその多忙さに早々グロッキー。あはは。ベッドに転がって疲れ果ててるゆめかわいい。すると下段の小春ちゃんから「幹部になれそうな人材と思われてるかも?」「幹部になったらS4に近付けるんじゃない?」などなど期待に溢れる言葉を掛けられ…その途端幹部服の自分を思い浮かべてニヘラニヘラしちゃうゆめがまた単純かわいい(笑。というか何このむちむちの脚! さすが高橋作画回はいろんなパーツがフェチに溢れています。この脚があまりにインパクト大なので視野から外れがちですが、柔らかそうな肩からぷにぷに感溢れる二の腕のライン、くびれの少ないウエストから腰へのラインも相当な拘りが見られて良い良い。下ろした髪のわさわさ感も良いね。
「すごい…有莉先輩」
明けて翌日のゆめは有莉ちゃん先輩に付いてお仕事関係の外回り営業へ出掛けます。大人相手にパンフを渡して企画趣旨を説明し頭を下げて営業カツドウ、一人終わればまた次の業界人に元気よく声を掛けて以下リピート。そこでの会話にて有莉ちゃん先輩もアイドルとして番組に出たりライブを行ったりしている事が明らかになり、つまり幹部カツドウとアイドルカツドウをカンペキに両立している凄い人だったのでした。しかも優しくて頼り甲斐があってお茶目でかわいい、ゆめたち一年生から見たらまさに理想の先輩でありましょう。

「うっ…ん!?」
あまりの多忙さにランチのサンドイッチを思いっきり詰め込むゆめは喉に詰まらせ、しかし流し込む飲み物が無くなってて髪ビーンの大ピンチに! あははは。今回はこれを筆頭に作画のお遊びが凄い(笑。コメディタッチの顔芸も相当ですが、シーンごとにネコのシッポの如く感情を表すゆめの髪には頬が緩みっぱなしです。ってなトコへ現れた小春ちゃんにドリンクをもらって一命を取り留めると次の外回りについて話し――
「他の一年生たちはみんなあちこちで活躍して大投票会のためにアピールしてますわよ」
すると幹部仕事に付きっきりで自分の事を放ったらかしのゆめへあこからの忠告。話によるとローラはあちこちでのイベント営業、真昼はファッションショー出演、あこは深夜ドラマ出演、小春ちゃんファッション雑誌の仕事などなど各々積極的に仕事をこなしてアピールしまくり=投票会に備えていたのです。
1:香澄真昼
2:桜庭ローラ
3:早乙女あこ
4:宮小路たまき
5:ハルカ☆ルカ
6:沙浄絵理
7:桜井こころ
8:柏崎メイ
9:玉川陽鞠
10:七倉小春
発表されたばかりの中間発表を覗いてみると各々の頑張りがきっちり反映されて上位にランクイン、しかし期間中雑事に追われていたゆめは「30位外」と早くも脱落のピンチであります。さすがの脳天気ゆめもこの結果には動揺を隠せず、あこの煽りもあって頬を膨らませ不安に沈んでしまいます。あらあらまあまあ。地味な裏方雑務はランキングに反映・評価されない、この大切な時期に何のアイカツもせず幹部仕事の手伝いを続けてしまった自分はどうしたら――

不安な気持ちのままラジオ局へ出掛けたゆめは廊下に貼られた大投票会のポスターに立ち止まって考え込み、すると有莉ちゃん先輩はさっそくフォローに入ります。学園に戻って話を聞くや「大切な時に手伝わせてしまってごめんね」、もちろんゆめはそんなつもりは無く全力で否定! ぶるぶるぶる!
「幹部のお仕事もアイカツだから」
そんなゆめへ有莉ちゃん先輩は自分の経験を話し始めます。前年も新入生の投票会が行われ、しかし有莉ちゃん自身は今のゆめと同じように幹部仕事を手伝っていて、にも関わらず投票会では3位に入って選抜メンバーに選ばれた。つまり目立つカツドウをせずとも日頃の頑張りをファンはきちんと見ていてくれていて、その頑張りはきちんと評価されるのです。この辺は子供アニメらしい教義って感じ。それにしても回想シーンの幹部服ツバサ先輩がかわいすぎ、また劇組幹部を手伝っていた有莉ちゃん先輩が歌組幹部に収まっているってのもなかなか興味深いヒトコマでした。
「大事なのはセルフプロデュース」
などなど心強い言葉に立ち上がったゆめへ有莉ちゃん先輩からさらなるアドバイス。学園のキャッチコピーである「セルフプロデュース」を念頭に置いた「自分だけができる何かを見つけるといい」…具体的な方法ではなく自分自身に考えさせる導き方はゆめの成長促進にかなり効きそう。自分で考えて動ける子ってのは伸びるものですから。
「やってみよう私らしいアイカツ!」
部屋へ戻ったゆめは手紙の束を机に置き、夜遅くから何かを始めたようです。

CM明けて夜が明けたBパート頭はお約束どおり机で寝入るゆめ。空いた時間に一生懸命頑張るゆめを優しく応援する小春ちゃんの心遣いが身に染みます。自画像も上手。そんな置き手紙を見つめるゆめの表情が穏やかすぎて穏やかじゃない! ってな余韻に浸る間も与えず幹部仕事のお迎えに参上する有莉ちゃん先輩は人使いが荒すぎ(笑
「私も一人ひとりのファンに届くような事ができないかなって」
有莉ちゃん先輩とのプロモカツドウを通じて地道な努力の大切さを知ったゆめはそれを自身のアイカツに活かし、ファンのみんなへ自分の気持ちを届ける作戦を思い付き、昨晩から一枚一枚心を込めて手紙を書いていたのです。予告でチラ見せしたハートシールの手紙はこの投函シーンでした。なるほど。
「他にも握手会とかミニライブとかもできないかなって思ったんですけど、難しいかな…」
「できるわよ、そのくらい」
さらなる地道なプロモカツドウを考えつつも実現は…ってなゆめへあっさり二つ返事でオッケーを出す有莉ちゃん先輩頼もしすぎ。そしてそのまま幹部室へ連行されたゆめは舞組幹部の桂ミキ先輩&劇組幹部の坂本ありさちゃんと御対面、有莉ちゃん先輩の口調からしてミキ先輩は三年生、ありさちゃんは二年生のようです。だからゆず先輩絡みのドタバタではS4と幹部が立場逆転してるのね。
「この資料を見れば握手会も手作りライブも実現できるはずよ」
顔合わせご挨拶が済むと幹部二人は手にした資料をゆめに見せ、幹部という立場だけではなくアイドルの先輩として一年生を応援するスタンスを示します。とはいえこんな資料私だけ使っちゃ…と言うより早く「誰に頼られても同じ事をする」と釘を刺し、そしてここから先は本人の自主性に任せるという、頼れる中に厳しさを忘れないじつに良い先輩たちなのでした。何この素敵な人たち。

というわけで件の資料をさっそく活かして握手会を開催したゆめ。意外とたくさん集まってくれたファン一人一人に笑顔でアピールを続け、ってな中にいつもの小っさいファンの子がいてほっこり。テーブルから出て子供目線に下がって握手&ハイタッチのヒトコマはゆめの気持ちが伝わる好カットでした。
「それなぁに?」
「投票の最終日に手作りライブをやるんだ」
「幹部のお仕事であちこち回る時、一緒にチラシも配っていいって」
続いて部屋へ戻ったゆめは最終日の手作りライブに向けてチラシを印刷し始めます。チラシまで手作りとは! それはそうとゆめが戻る前にウォーキング練習をしている小春ちゃんがスタイル良すぎて視線釘付け。この辺はさすが美組って感じで、要するにこのスタイルを活かしたライブをぜひぜひぜひ見たいトコであります。
「何かまた変な事やり始めてんじゃん、あいつ」
掲示板に貼られた件のポスターを見つけたすばる君のヒトコト。後のライブ見物の前振りと共に、何だかんだ気に掛けている事をさりげなく映し込みます。ああ甘酸っぱい。

ライブ当日現場に着いたゆめは最後のプロモとして、幟を立てた自転車に乗って声を張り上げライブのお知らせに走ります。何というドブ板アイドル(笑。その声を聞いた通行人たちや売店のチラシを見た人々がじきに集まり始め、息を切らせた真昼ちゃんも駆け付け、もちろんすばるきゅんもさりげなく現れ、開演の頃には予想以上にたくさんのお客さんが集まってくれて会場はいっぱいに。
《きっと私の事を知らない人もいるはず。だからこそ中途半端なステージはできない》
第10話で描かれた代役ライブの経験から、お客さんが来てくれるありがたさを重々知っているゆめは改めて気持ちを引き締め、いつの間にか手にしていた「メルティーフラワーフェアリーコーデ」のカードを手に気合いのコーデチェンジに走ります。DCDの販促アニメなのにカードやコーデの扱いが結構テキトウなのが気になるトコ。またスターズのアイカツシステムで屋外ライブはどうすんだろ?と開始当初から思っていましたが、結論から言うと前作と同じように仮設テントに置かれたフィッティングマシンを使ってコーデチェンジ&ステージを展開するようです。とはいえ箱タイプだった前作に比べるとテント壁に飛び込む形の本作システムは何だか不思議な感じがしなくなくも(略

そして始まったライブステージは聴き慣れた「アイカツ☆ステップ!」でした。この大一番でまさかの使い回し!? と思って少々がっかり…と思いきや始まったムービーは全体的に作り直されたリニューアルバージョンでした。おおお! 基本振り付けは変わらないもののモデリング&モーションが刷新された新ムービーは、ムービー制作の進化を感じさせると共に、ゆめの気合いや成長が映し出されているようでついつい見入ってしまった。表情描写もさらに自然になっていちいちかわいい。サビ入りで発動したゆめの虹ブーストは以前とSEが変わり、キラッキラのブーストオーラ(?)もキラキラ度が増量されてる感じ? アウトロに入るとクルッとターンしてスターハートフルワールドアピールを発動。それにしてもこのコーデって地味にキワキワで目のやり場に困らない(そういうトコばかり見ない

気合いが入ったステージを見たお客さんはもちろん大盛り上がり! というか雄叫ぶタンクトップ男が強烈すぎて何事かと(笑。一方そのステージから何かを感じたすばる君はステージ裏へ回り――
「お前さ…こういう事よくあんの?」
喉を痛めて腰砕けでヘタり込み、しかし「私じゃないみたいな、信じられない力が出せたと語るゆめに対して「虹ブースト」の核心に迫る問いを投げかけます。なるほどこう来ましたか。
「おい、ゆでタコ」
「何でここに!?」
「ひまつぶしに見に来てやった」
「それはどうも!」
話は前後しますが、チラシを見て会場に来て、終了後は心配してステージ裏へ駆け付けたくせに、本人を前にするとこんなん言っちゃうすばる君がええ加減かわいい(笑。気になる子に思わず意地悪しちゃう中学生男子かよ!(そうです。まーたそんなすばる君に全力で返すゆめのセリフにいちいち頬が緩む。「来てたんだ?」じゃなくて「何でここに!?」、当てつけっぽい言葉に「それはどうも!」と当てつけで返すのもかわいいものです。そこで思わず力んで喉の痛みを表し、よろけたゆめを引き上げるカットですばる君の意外な逞しさ&急接近に戸惑うゆめのオトメゴコロをさりげなく表し、そしていよいよ核心へ! ってなタイミングでローラ&小春ちゃんが現れて混ぜっ返す一連は、何というか焦れったくもニマニマが止まらない上手い作りでありました。それにしてもこの場面に出くわした第一声が「あ…お邪魔!?」の小春ちゃんってばいろいろ気遣いさんすぎる(笑
《前にも似たような事があった気がする…確か一年の時…》
コメディチックに寸止めお預けと思われた「謎の力」についてまさかの続きが。学園に戻ったすばる君は記憶を頼りにライブラリの映像を調べ、すると今日のゆめと同じパターンの映像を見つけます。それはご覧のとおりひめ様の歌組オーディションの映像で、要するに第3話にて語られた、ツバサ先輩が歌を諦めるほど圧倒されたステージが終わった後のヒトコマでした。歌い終えて袖に掃けたひめ様がバタッと倒れ、その奥にはワカメ頭の男性(笑)が立っている…やはりひめ様自身が「謎の力」の体験者であり、学園長もそれを承知している事がこの一瞬の映像から判りますね。まあこれまでの経緯を見ればハズしようが無い推論でしたが、こうして証拠が示された事で進展を期待できるのは非常によろしい。あとは学園長の机にあった謎少女との繋がりだなあ。

そんなこんなで発表された大投票会はゆめが4位に滑り込んでご覧の結果となりました。判っちゃいたけどおめでとうドンパフ! 丸目で驚くゆめを笑顔で祝福しながらも、「ゆめちゃんと一緒のステージに立ちたかった」小春ちゃんは自身の不甲斐なさを悔やみ…こういう感情をさりげなく入れてくる辺り前作との違いを感じさせます。ううむ、これではますます小春ちゃんを応援したくなってしまうではないか。
「勝負はまだ始まったばかりよ」
「これからは私たちもライバル」
「みんなで頑張ってアイカツしようね!」
しょんぼり落ち込む小春ちゃんを酢コンブガム(笑)で元気付け、そして有莉ちゃん先輩からかわいい後輩へ力強いエールで締め。やっぱり有莉ちゃん先輩良いなあ。単なるチュートリアルキャラと思いきや回を追うごと活躍を重ね、今や作品に欠かせない存在になってしまった。むしろ有莉ちゃん先輩メインのお話を見たい。というか今回チラ見せしたように「幹部」のポジションが「S4」の前段階とするなら今後も何かと絡んできそうで楽しみであります。

今回のEDは映画公開を控えた子供アニメお約束のネタバレ映像EDでした。予告編でも見られなかった初見映像の数々に期待が膨らみます。一刻も早く見たいけれどおっさん的には初動が落ち着いた来週平日に見に行く予定。いつも見に行く近場のハコで上映が無いから今回は少々遠出せねば。
そんな劇場版とは別アングルでTVシリーズの存在をアピールする、フリーダムすぎる次回予告には思わず目を疑った(笑。いったい何が起こるんです?
「そこで選抜メンバーを選ぶためのフレッシュアイドル大投票会を行いたいと思います」



というわけでツバサ先輩によるアナウンスを聞いた三人娘は各々やる気に燃え、アイカツに励み投票に備えます。ローラは仕事に、小春ちゃんは美組の自主レッスンに向かい、しかし一人残ったゆめは何をどうしたらいいのか判らず…ってなトコへ箱を抱えてヨロヨロ歩く有莉ちゃん先輩がさりげなく登場します(笑。そのままヨロッとコケちゃった有莉ちゃん先輩は運んでいたポスターを散らかしちゃってさあ大変! という流れからポスター貼りを手伝ったゆめは、件のアイカツアイランド準備で大忙しの幹部仕事をお手伝いする事になります。それにしても「幹部」というネーミングはもう少しオサレにできなかったのか。「組の幹部」と書くと何だか穏やかじゃないよね(笑。構成表を見ると幹部というより若頭とか本部長と呼んだ方がしっくりくるかも。

そんなこんなで幹部のお仕事を手伝い始めたゆめでしたがその多忙さに早々グロッキー。あはは。ベッドに転がって疲れ果ててるゆめかわいい。すると下段の小春ちゃんから「幹部になれそうな人材と思われてるかも?」「幹部になったらS4に近付けるんじゃない?」などなど期待に溢れる言葉を掛けられ…その途端幹部服の自分を思い浮かべてニヘラニヘラしちゃうゆめがまた単純かわいい(笑。というか何このむちむちの脚! さすが高橋作画回はいろんなパーツがフェチに溢れています。この脚があまりにインパクト大なので視野から外れがちですが、柔らかそうな肩からぷにぷに感溢れる二の腕のライン、くびれの少ないウエストから腰へのラインも相当な拘りが見られて良い良い。下ろした髪のわさわさ感も良いね。
「すごい…有莉先輩」
明けて翌日のゆめは有莉ちゃん先輩に付いてお仕事関係の外回り営業へ出掛けます。大人相手にパンフを渡して企画趣旨を説明し頭を下げて営業カツドウ、一人終わればまた次の業界人に元気よく声を掛けて以下リピート。そこでの会話にて有莉ちゃん先輩もアイドルとして番組に出たりライブを行ったりしている事が明らかになり、つまり幹部カツドウとアイドルカツドウをカンペキに両立している凄い人だったのでした。しかも優しくて頼り甲斐があってお茶目でかわいい、ゆめたち一年生から見たらまさに理想の先輩でありましょう。

「うっ…ん!?」
あまりの多忙さにランチのサンドイッチを思いっきり詰め込むゆめは喉に詰まらせ、しかし流し込む飲み物が無くなってて髪ビーンの大ピンチに! あははは。今回はこれを筆頭に作画のお遊びが凄い(笑。コメディタッチの顔芸も相当ですが、シーンごとにネコのシッポの如く感情を表すゆめの髪には頬が緩みっぱなしです。ってなトコへ現れた小春ちゃんにドリンクをもらって一命を取り留めると次の外回りについて話し――
「他の一年生たちはみんなあちこちで活躍して大投票会のためにアピールしてますわよ」
すると幹部仕事に付きっきりで自分の事を放ったらかしのゆめへあこからの忠告。話によるとローラはあちこちでのイベント営業、真昼はファッションショー出演、あこは深夜ドラマ出演、小春ちゃんファッション雑誌の仕事などなど各々積極的に仕事をこなしてアピールしまくり=投票会に備えていたのです。
1:香澄真昼
2:桜庭ローラ
3:早乙女あこ
4:宮小路たまき
5:ハルカ☆ルカ
6:沙浄絵理
7:桜井こころ
8:柏崎メイ
9:玉川陽鞠
10:七倉小春
発表されたばかりの中間発表を覗いてみると各々の頑張りがきっちり反映されて上位にランクイン、しかし期間中雑事に追われていたゆめは「30位外」と早くも脱落のピンチであります。さすがの脳天気ゆめもこの結果には動揺を隠せず、あこの煽りもあって頬を膨らませ不安に沈んでしまいます。あらあらまあまあ。地味な裏方雑務はランキングに反映・評価されない、この大切な時期に何のアイカツもせず幹部仕事の手伝いを続けてしまった自分はどうしたら――

不安な気持ちのままラジオ局へ出掛けたゆめは廊下に貼られた大投票会のポスターに立ち止まって考え込み、すると有莉ちゃん先輩はさっそくフォローに入ります。学園に戻って話を聞くや「大切な時に手伝わせてしまってごめんね」、もちろんゆめはそんなつもりは無く全力で否定! ぶるぶるぶる!
「幹部のお仕事もアイカツだから」
そんなゆめへ有莉ちゃん先輩は自分の経験を話し始めます。前年も新入生の投票会が行われ、しかし有莉ちゃん自身は今のゆめと同じように幹部仕事を手伝っていて、にも関わらず投票会では3位に入って選抜メンバーに選ばれた。つまり目立つカツドウをせずとも日頃の頑張りをファンはきちんと見ていてくれていて、その頑張りはきちんと評価されるのです。この辺は子供アニメらしい教義って感じ。それにしても回想シーンの幹部服ツバサ先輩がかわいすぎ、また劇組幹部を手伝っていた有莉ちゃん先輩が歌組幹部に収まっているってのもなかなか興味深いヒトコマでした。
「大事なのはセルフプロデュース」
などなど心強い言葉に立ち上がったゆめへ有莉ちゃん先輩からさらなるアドバイス。学園のキャッチコピーである「セルフプロデュース」を念頭に置いた「自分だけができる何かを見つけるといい」…具体的な方法ではなく自分自身に考えさせる導き方はゆめの成長促進にかなり効きそう。自分で考えて動ける子ってのは伸びるものですから。
「やってみよう私らしいアイカツ!」
部屋へ戻ったゆめは手紙の束を机に置き、夜遅くから何かを始めたようです。

CM明けて夜が明けたBパート頭はお約束どおり机で寝入るゆめ。空いた時間に一生懸命頑張るゆめを優しく応援する小春ちゃんの心遣いが身に染みます。自画像も上手。そんな置き手紙を見つめるゆめの表情が穏やかすぎて穏やかじゃない! ってな余韻に浸る間も与えず幹部仕事のお迎えに参上する有莉ちゃん先輩は人使いが荒すぎ(笑
「私も一人ひとりのファンに届くような事ができないかなって」
有莉ちゃん先輩とのプロモカツドウを通じて地道な努力の大切さを知ったゆめはそれを自身のアイカツに活かし、ファンのみんなへ自分の気持ちを届ける作戦を思い付き、昨晩から一枚一枚心を込めて手紙を書いていたのです。予告でチラ見せしたハートシールの手紙はこの投函シーンでした。なるほど。
「他にも握手会とかミニライブとかもできないかなって思ったんですけど、難しいかな…」
「できるわよ、そのくらい」
さらなる地道なプロモカツドウを考えつつも実現は…ってなゆめへあっさり二つ返事でオッケーを出す有莉ちゃん先輩頼もしすぎ。そしてそのまま幹部室へ連行されたゆめは舞組幹部の桂ミキ先輩&劇組幹部の坂本ありさちゃんと御対面、有莉ちゃん先輩の口調からしてミキ先輩は三年生、ありさちゃんは二年生のようです。だからゆず先輩絡みのドタバタではS4と幹部が立場逆転してるのね。
「この資料を見れば握手会も手作りライブも実現できるはずよ」
顔合わせご挨拶が済むと幹部二人は手にした資料をゆめに見せ、幹部という立場だけではなくアイドルの先輩として一年生を応援するスタンスを示します。とはいえこんな資料私だけ使っちゃ…と言うより早く「誰に頼られても同じ事をする」と釘を刺し、そしてここから先は本人の自主性に任せるという、頼れる中に厳しさを忘れないじつに良い先輩たちなのでした。何この素敵な人たち。

というわけで件の資料をさっそく活かして握手会を開催したゆめ。意外とたくさん集まってくれたファン一人一人に笑顔でアピールを続け、ってな中にいつもの小っさいファンの子がいてほっこり。テーブルから出て子供目線に下がって握手&ハイタッチのヒトコマはゆめの気持ちが伝わる好カットでした。
「それなぁに?」
「投票の最終日に手作りライブをやるんだ」
「幹部のお仕事であちこち回る時、一緒にチラシも配っていいって」
続いて部屋へ戻ったゆめは最終日の手作りライブに向けてチラシを印刷し始めます。チラシまで手作りとは! それはそうとゆめが戻る前にウォーキング練習をしている小春ちゃんがスタイル良すぎて視線釘付け。この辺はさすが美組って感じで、要するにこのスタイルを活かしたライブをぜひぜひぜひ見たいトコであります。
「何かまた変な事やり始めてんじゃん、あいつ」
掲示板に貼られた件のポスターを見つけたすばる君のヒトコト。後のライブ見物の前振りと共に、何だかんだ気に掛けている事をさりげなく映し込みます。ああ甘酸っぱい。

ライブ当日現場に着いたゆめは最後のプロモとして、幟を立てた自転車に乗って声を張り上げライブのお知らせに走ります。何というドブ板アイドル(笑。その声を聞いた通行人たちや売店のチラシを見た人々がじきに集まり始め、息を切らせた真昼ちゃんも駆け付け、もちろんすばるきゅんもさりげなく現れ、開演の頃には予想以上にたくさんのお客さんが集まってくれて会場はいっぱいに。
《きっと私の事を知らない人もいるはず。だからこそ中途半端なステージはできない》
第10話で描かれた代役ライブの経験から、お客さんが来てくれるありがたさを重々知っているゆめは改めて気持ちを引き締め、いつの間にか手にしていた「メルティーフラワーフェアリーコーデ」のカードを手に気合いのコーデチェンジに走ります。DCDの販促アニメなのにカードやコーデの扱いが結構テキトウなのが気になるトコ。またスターズのアイカツシステムで屋外ライブはどうすんだろ?と開始当初から思っていましたが、結論から言うと前作と同じように仮設テントに置かれたフィッティングマシンを使ってコーデチェンジ&ステージを展開するようです。とはいえ箱タイプだった前作に比べるとテント壁に飛び込む形の本作システムは何だか不思議な感じがしなくなくも(略

そして始まったライブステージは聴き慣れた「アイカツ☆ステップ!」でした。この大一番でまさかの使い回し!? と思って少々がっかり…と思いきや始まったムービーは全体的に作り直されたリニューアルバージョンでした。おおお! 基本振り付けは変わらないもののモデリング&モーションが刷新された新ムービーは、ムービー制作の進化を感じさせると共に、ゆめの気合いや成長が映し出されているようでついつい見入ってしまった。表情描写もさらに自然になっていちいちかわいい。サビ入りで発動したゆめの虹ブーストは以前とSEが変わり、キラッキラのブーストオーラ(?)もキラキラ度が増量されてる感じ? アウトロに入るとクルッとターンしてスターハートフルワールドアピールを発動。それにしてもこのコーデって地味にキワキワで目のやり場に困らない(そういうトコばかり見ない

気合いが入ったステージを見たお客さんはもちろん大盛り上がり! というか雄叫ぶタンクトップ男が強烈すぎて何事かと(笑。一方そのステージから何かを感じたすばる君はステージ裏へ回り――
「お前さ…こういう事よくあんの?」
喉を痛めて腰砕けでヘタり込み、しかし「私じゃないみたいな、信じられない力が出せたと語るゆめに対して「虹ブースト」の核心に迫る問いを投げかけます。なるほどこう来ましたか。
「おい、ゆでタコ」
「何でここに!?」
「ひまつぶしに見に来てやった」
「それはどうも!」
話は前後しますが、チラシを見て会場に来て、終了後は心配してステージ裏へ駆け付けたくせに、本人を前にするとこんなん言っちゃうすばる君がええ加減かわいい(笑。気になる子に思わず意地悪しちゃう中学生男子かよ!(そうです。まーたそんなすばる君に全力で返すゆめのセリフにいちいち頬が緩む。「来てたんだ?」じゃなくて「何でここに!?」、当てつけっぽい言葉に「それはどうも!」と当てつけで返すのもかわいいものです。そこで思わず力んで喉の痛みを表し、よろけたゆめを引き上げるカットですばる君の意外な逞しさ&急接近に戸惑うゆめのオトメゴコロをさりげなく表し、そしていよいよ核心へ! ってなタイミングでローラ&小春ちゃんが現れて混ぜっ返す一連は、何というか焦れったくもニマニマが止まらない上手い作りでありました。それにしてもこの場面に出くわした第一声が「あ…お邪魔!?」の小春ちゃんってばいろいろ気遣いさんすぎる(笑
《前にも似たような事があった気がする…確か一年の時…》
コメディチックに寸止めお預けと思われた「謎の力」についてまさかの続きが。学園に戻ったすばる君は記憶を頼りにライブラリの映像を調べ、すると今日のゆめと同じパターンの映像を見つけます。それはご覧のとおりひめ様の歌組オーディションの映像で、要するに第3話にて語られた、ツバサ先輩が歌を諦めるほど圧倒されたステージが終わった後のヒトコマでした。歌い終えて袖に掃けたひめ様がバタッと倒れ、その奥にはワカメ頭の男性(笑)が立っている…やはりひめ様自身が「謎の力」の体験者であり、学園長もそれを承知している事がこの一瞬の映像から判りますね。まあこれまでの経緯を見ればハズしようが無い推論でしたが、こうして証拠が示された事で進展を期待できるのは非常によろしい。あとは学園長の机にあった謎少女との繋がりだなあ。

そんなこんなで発表された大投票会はゆめが4位に滑り込んでご覧の結果となりました。判っちゃいたけどおめでとうドンパフ! 丸目で驚くゆめを笑顔で祝福しながらも、「ゆめちゃんと一緒のステージに立ちたかった」小春ちゃんは自身の不甲斐なさを悔やみ…こういう感情をさりげなく入れてくる辺り前作との違いを感じさせます。ううむ、これではますます小春ちゃんを応援したくなってしまうではないか。
「勝負はまだ始まったばかりよ」
「これからは私たちもライバル」
「みんなで頑張ってアイカツしようね!」
しょんぼり落ち込む小春ちゃんを酢コンブガム(笑)で元気付け、そして有莉ちゃん先輩からかわいい後輩へ力強いエールで締め。やっぱり有莉ちゃん先輩良いなあ。単なるチュートリアルキャラと思いきや回を追うごと活躍を重ね、今や作品に欠かせない存在になってしまった。むしろ有莉ちゃん先輩メインのお話を見たい。というか今回チラ見せしたように「幹部」のポジションが「S4」の前段階とするなら今後も何かと絡んできそうで楽しみであります。

今回のEDは映画公開を控えた子供アニメお約束のネタバレ映像EDでした。予告編でも見られなかった初見映像の数々に期待が膨らみます。一刻も早く見たいけれどおっさん的には初動が落ち着いた来週平日に見に行く予定。いつも見に行く近場のハコで上映が無いから今回は少々遠出せねば。
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