2016-08-14(Sun)
ラブライブ!サンシャイン!! #07 TOKYO
東京ってあの東にある京?

というわけでみんな揃って東京へ!

「この前のPVが5万再生!?」
今回から夏服に替わったアイドル部の話題は前回披露したPVの反響。再生数の上昇と共にランキングも急上昇し、何と一気に99位まで上がってしまいました。思わぬスマッシュヒットにメンバー全員大盛り上がり、特に千歌は早くもラブライブ優勝を夢見ちゃったり調子ノリノリであります。ってなトコへ「東京スクールアイドルワールド運営委員会」からイベント案内のメールが届き…どんな理屈で東京へ行かせるのか?と思いきやランキング上昇→注目のアイドルとして呼ばれるという結構正道な流れでした。また「東京」という地名を聞いただけでこの全力ハイテンションは、後のお上りさん描写の前振りにもなっていますね。微笑ましい。そういや浦の星の夏服って一年生はチビ袖なのか。三年生はまた違ったデザインだったりするのかな。

Aパート冒頭は件の東京行きについてお姉ちゃんへ相談するルビィ。
「東京のスクールアイドルイベント…」
その話を聞いたダイヤさんの表情や、即座に鞠莉さんの反応を確かめている辺り、彼女自身「東京のスクールアイドルイベント」で何かあった?と思わせて止みません。前回チラ見せした一年生時のアイドルカツドウのヒトコマ、大歓声の前に飛び出した次の瞬間静まり返ったあの会場はおそらく…ってな感じでしょうか。ともあれダイヤさん(たち)がスクールアイドルから離れた原因がそこにある事は間違いなさそう。そしてルビィの話を聞くや稲や踵を返して出ていくダイヤさん。そんな様子にルビィは「反対」の意志を読み取り、いつものようにお姉ちゃんを気遣って――
「お姉ちゃんはやっぱりヤなの? ルビィがスクールアイドル続ける事」
「ルビィ、ルビィは自分の意志でスクールアイドルを始めると決めたのですよね?」
「だったら誰がどう思おうが関係ありません。でしょ?」
「でも…」
「ごめんなさい、混乱させてしまってますわね。あなたは気にしなくていいの。私はただ…」
ところがダイヤさんはルビィのアイカツに反対している訳ではなく、むしろ妹の意志を尊重し応援するのでした。ならばこの不穏全開の表情はいったい? と思ったら。
「来ると思った」
「どういうつもりですの?」
シーンは夜の来客が絶えない鞠莉さんちへ(笑。いつものように掴み所がない鞠莉さんに対しおもむろに噛み付くダイヤさん。用件はもちろんAqoursの東京行きについてで、それが「どういう事か判っている」のに何故?と強い口調で問い質します。もうこの会話だけで「以前東京で何かが起きた」事は明らかで、さらに鞠莉さんは「ならどうして本気で止めないの?」と煽りつつ言葉を続けます。
「ダイヤは期待してるんじゃない? 私たちが乗り越えられなかった壁を乗り越えてくれる事を」
「もし越えられなかったらどうなるか十分知っているでしょう?」
「取り返しが付かない事になるかもしれないのですのよ?」
三年生世代グループの「失敗」についてはもうほとんど答えを言っちゃってる感じ。ただダイヤさんが言う「取り返しが付かない」とは何の事だろうか。この言葉の裏側に三年生組の現状があるのだろうけれど。


などとヒリヒリするようなシリアスシーンから一転、パッとカットが切り替わってお上りさんのキラッキラ東京コーデは何事かと(笑。テンション青天井の千歌にジト目で呆れる梨子、ってなトコへ現れたルビィ&花丸ちゃんがまーたえらい事になってて笑う。キミらいくら何でも東京を何だと思っているんだ(笑。シブバレーは険しくないぞ!
「ルビィ、気持ちを強く持つのですよ」
田舎娘展示会が一通り済むとテンポ良く駅への車中シーンへ。引き続きウキウキが止まらない千歌の一方で、ルビィは出発間際のお姉ちゃんの言葉を思い出して憂い顔を浮かべていました。あの言葉はどういう意味なのか? というか小動物ルビィに「気持ちを強く持て」なんて…お姉ちゃんのお姉ちゃんが言いたい事は判るけど何かのフラグにしか見えない(笑。などと憂いるルビィを察してすぐに寄り添う花丸が良い子です。仲良いなあ。
「ねえねえ、あれ何?」
そんなこんなで沼津駅に着くとさらなる大物が控えておりました。白塗りメイクに禍々しいネイルを合わせ、ゴスゴスの衣装を身に纏った、いつもより張り切った堕天使ヨハネの降臨であります。あははは! 遠目に囲む見物人の一方で小っさい女の子が無邪気に寄ってくる→堕天使モード解放で蜘蛛の子を散らした後に一人残った女の子の図もお約束ながら良い味でした。ここはこれだけ異形メイクしているのに素顔の美人度がきっちり反映されているのが凄い。ほんと善子は普通にしてりゃ美人なのに(笑
「イベント頑張ってきてね!」
「浦女の凄い所見せてやって!」
「うん! 頑張る!」
堕天使騒ぎが落ち着いていよいよ出発! ってなタイミングで神モブからの応援&お見送りが入ります。期待に溢れた三人を見てさすがの千歌も表情をキュッと引き締め…なるほどこれが千歌初めての「期待される」体験だったのですね。

沼津駅に駆け込んだAqoursご一行はドタバタの道中を経てほどなくアキバに到着。さっそくテンション上げ上げの善子やら千歌やらチラリと映し、しかしふと気付くと花丸の姿が消えていて…電気街の看板を見上げて「みらいずら~!」、それを呼び水のように各々フリーダムにアキバ探索を始めちゃってさあ大変です。衣装デザインのスケッチで片鱗を見せていましたが曜の趣味が制服コスとは(笑。それ以上の逸材(?)は同人ショップに駆け込む梨子…今のアキバを象徴する風景とはいえまさかアイドルアニメのメインキャラにこっち方面の趣味を設定するとは。などなどお上りAqoursをザッと見渡すとルビィが一番マトモだったという(笑


そんなドタバタが一段落し再び集合したAqoursご一行は聖地神田明神へ。アニメキャラによる聖地巡礼ってのはちょっと珍しいパターンかもしれないな。ほどなく聖地階段へ到着すると目ぇキラキラさせて駆け上がる千歌、みんなをリードし全力で駆け上がるシーンはμ'sへの憧れとラブライブへの思いが全身で表現されていた感じ。いい脚してます(そういうトコばかり見ない
「うふっ」
駆け上がった勢いで息を切らせる千歌はどこからともなく聞こえてきた歌声に気付き、引き寄せられるように本殿へ走り、いかにも曰くありげな二人組と御対面の運びに。その歌声にショックを受けるヒトコマはいかにも強敵登場っぽく、アオリナメの対峙アングルもいかにもな演出でしたが…こう言っては何だけど相手のキャラデが少々地味というか前時代っぽくてちょっと笑ってしまった。「舞-HiME」とか「ゼノグラシア」の頃のサンライズ少女アニメでよく見た雰囲気というか。

CM明けてBパート冒頭は追い付いてきたみなさん揃って件の新キャラと対峙であります。普段あれだけ威勢が良い善子が花丸ちゃんの後に隠れてこそこそってのが妙にリアルで面白い。例によって謎の鳴き声を上げるルビィはいつもどおりのビビリで、ってな中で堂々とボーッとしている花丸の大物っぷりが際立ちます(笑
「あなたたちもしかしてAqoursのみなさん?」
「もしかして明日のイベントでいらしたんですか?」
口調は丁寧だけれど表情は敵意剥き出しのサイドテールちゃんは軽く挨拶を済ませるとサッサとお帰り。続いて無口なツインテちゃんは軽く会釈すると突然走り出し…ロンダードから後方伸身宙返り1回半ひねり(C難度)の技をニヤリと見せてサイドテールちゃんと共にお帰り。などなど得体知れずの不気味さを匂わす初対面シーンでした。

シーン変わって本日のお宿「鳳明館」で落ち着くみなさん…って風呂シーンスルーか! というか全然落ち着いてません(笑。曜はFA制服に着替え、善子は堕天使グッズを纏い、花丸はぴよこ万十にご満悦と、各々アキバ探索の収穫を持ち寄って大騒ぎであります。ってなトコでこれまた唯一マトモなルビィが布団を引っ張り出すと非力ゆえにひっくり返してしまい、千歌が戻る頃にはご覧のテイタラクであります。何とまあ好き放題な子たち。あははは。
「私一回行ってみたいって思ってたんだ!」
部屋へ戻った千歌はこの近所にあると聞いた、憧れの「音ノ木坂学院」へみんなで行こうと提案。μ'sが守った、μ'sが練習していた学校へ行ってみたい。ラブライブへの原点がμ'sである千歌は当然のように憧れを口にし、他のメンツも続々と話に乗り、しかし梨子だけは次第に表情を曇らせ一人部屋を出て行ってしまいます。

みんな寝入った部屋の窓に腰掛けて黄昏れる梨子。やはりさっきの事を気にしているようで、梨子に気付いて布団から起き出した千歌へゴメンネ。一方はしゃぎすぎて梨子を傷付けてしまった千歌もゴメンナサイを返し、すると梨子は音ノ木坂時代の出来事=学院に行きたくなかった理由を語り始めます。これまで描かれたとおりピアノが好きで実績もあった梨子は音ノ木坂に入った後も期待をかけられ、その期待に応えるべく毎日練習を続け、しかし結果を出せなかった。ああこの音楽室懐かしいな。
「みんなが来てくれて凄い嬉しかったけどじつはちょっぴり怖かった」
「期待に応えなくちゃって、失敗できないぞって」
期待に応えられなかった子、初めて期待されて戸惑う子、そして手前の布団には期待に応え続けてきた子という、二年生組の三者三様がちょっと面白かった。ともあれ何も考えずガッ飛ばしているような千歌が結構普通にビビっていて意外というかなるほどというか。暴走ハイテンションの内面は極々普通の女の子だった、まあ自称「普通星人」ってだけの事はあります。


明けて翌朝早くに目を覚ました千歌は寝コケるみなさんを置いて一人ランニングに出掛けます。テンション上がって寝てらんない!って感じ。ここから暫しアキバ周辺の聖地巡りが続き、そして行き着いたUTXビルをしみじみ眺めていると追い付いてきたみんなと合流…やっぱり善子の練習着はいろいろ際どいすぎる。するとUTXのモニタがピカッと光って今年のラブライブのおしらせ! μ'sを知ったモニタを見てラブライブ参加を決めるってのは綺麗な流れではありますが、こんな早朝にいきなり開催告知をして誰が見るのか?と思わなくなくもなく、やはり本作は演出・絵面最優先なのだなあと改めて思った次第。
「Aqours、サンシャイーン!」
聖地を前に円陣を組んで気合いを入れたみなさんはいざイベント会場へ!

「会場のお客さんの投票で出場するスクールアイドルのランキングを決める事になったの」
まさかの前作引き継ぎキャラはアキバお姉さんでした。相変わらずのテンションでありますね(笑。そんな立ち話を映す横アングルにて無造作に横切っていく肌色が絶景、ではなく引き気味の定点カメラ風の演出によってイベント前のバタバタした雰囲気&遠征ゆえのアウェー感が伝わってきます。伝えられた出演順は二番手で、つまり前座扱いなれどせっかくのチャンスを活かしたい&みんなの応援に応えたい千歌は燃えに燃え…これも何かの前振りなのだろうなあ。そこから更衣室へ移動して衣装へお着替え、半端な高さのカーテンから覗くダイコン畑がまた何というか。この高さだとちょっと屈めば丸見えよね(笑
「やっぱり無理ですぅ…」
「ルビィちゃん、ふんばルビィずら」
本番が近付くにつれて緊張し始めた梨子をオハヨーソローで解す曜、しかしレベル違いのビビリであるルビィは蹲って泣き出して…ってなトコでフォロー役の花丸ちゃんがいい仕事してくれます。しかし続々と集まってくる客席を覗くと再びビビリ、さっきまで呪文(笑)を唱えてごまかしていた善子もビビって固まり声は裏返り、なーんて様子に二年生組が頬を緩めていると――
「見てて、私たちセイントスノーのステージを」
一際高く足音を響かせ、光を背負って現れた先の二人。鹿角聖良と名乗るサイドテールちゃんはあからさまに挑発的な表情で千歌の前に立ち、そして手袋を投げ付けるようにグループ名を名乗って目映いステージへ出ていって今回の締め。波乱含みというか波乱しかなさそうなイベントの行方や如何に。
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というわけでみんな揃って東京へ!

「この前のPVが5万再生!?」
今回から夏服に替わったアイドル部の話題は前回披露したPVの反響。再生数の上昇と共にランキングも急上昇し、何と一気に99位まで上がってしまいました。思わぬスマッシュヒットにメンバー全員大盛り上がり、特に千歌は早くもラブライブ優勝を夢見ちゃったり調子ノリノリであります。ってなトコへ「東京スクールアイドルワールド運営委員会」からイベント案内のメールが届き…どんな理屈で東京へ行かせるのか?と思いきやランキング上昇→注目のアイドルとして呼ばれるという結構正道な流れでした。また「東京」という地名を聞いただけでこの全力ハイテンションは、後のお上りさん描写の前振りにもなっていますね。微笑ましい。そういや浦の星の夏服って一年生はチビ袖なのか。三年生はまた違ったデザインだったりするのかな。

Aパート冒頭は件の東京行きについてお姉ちゃんへ相談するルビィ。
「東京のスクールアイドルイベント…」
その話を聞いたダイヤさんの表情や、即座に鞠莉さんの反応を確かめている辺り、彼女自身「東京のスクールアイドルイベント」で何かあった?と思わせて止みません。前回チラ見せした一年生時のアイドルカツドウのヒトコマ、大歓声の前に飛び出した次の瞬間静まり返ったあの会場はおそらく…ってな感じでしょうか。ともあれダイヤさん(たち)がスクールアイドルから離れた原因がそこにある事は間違いなさそう。そしてルビィの話を聞くや稲や踵を返して出ていくダイヤさん。そんな様子にルビィは「反対」の意志を読み取り、いつものようにお姉ちゃんを気遣って――
「お姉ちゃんはやっぱりヤなの? ルビィがスクールアイドル続ける事」
「ルビィ、ルビィは自分の意志でスクールアイドルを始めると決めたのですよね?」
「だったら誰がどう思おうが関係ありません。でしょ?」
「でも…」
「ごめんなさい、混乱させてしまってますわね。あなたは気にしなくていいの。私はただ…」
ところがダイヤさんはルビィのアイカツに反対している訳ではなく、むしろ妹の意志を尊重し応援するのでした。ならばこの不穏全開の表情はいったい? と思ったら。
「来ると思った」
「どういうつもりですの?」
シーンは夜の来客が絶えない鞠莉さんちへ(笑。いつものように掴み所がない鞠莉さんに対しおもむろに噛み付くダイヤさん。用件はもちろんAqoursの東京行きについてで、それが「どういう事か判っている」のに何故?と強い口調で問い質します。もうこの会話だけで「以前東京で何かが起きた」事は明らかで、さらに鞠莉さんは「ならどうして本気で止めないの?」と煽りつつ言葉を続けます。
「ダイヤは期待してるんじゃない? 私たちが乗り越えられなかった壁を乗り越えてくれる事を」
「もし越えられなかったらどうなるか十分知っているでしょう?」
「取り返しが付かない事になるかもしれないのですのよ?」
三年生世代グループの「失敗」についてはもうほとんど答えを言っちゃってる感じ。ただダイヤさんが言う「取り返しが付かない」とは何の事だろうか。この言葉の裏側に三年生組の現状があるのだろうけれど。




などとヒリヒリするようなシリアスシーンから一転、パッとカットが切り替わってお上りさんのキラッキラ東京コーデは何事かと(笑。テンション青天井の千歌にジト目で呆れる梨子、ってなトコへ現れたルビィ&花丸ちゃんがまーたえらい事になってて笑う。キミらいくら何でも東京を何だと思っているんだ(笑。シブバレーは険しくないぞ!
「ルビィ、気持ちを強く持つのですよ」
田舎娘展示会が一通り済むとテンポ良く駅への車中シーンへ。引き続きウキウキが止まらない千歌の一方で、ルビィは出発間際のお姉ちゃんの言葉を思い出して憂い顔を浮かべていました。あの言葉はどういう意味なのか? というか小動物ルビィに「気持ちを強く持て」なんて…お姉ちゃんのお姉ちゃんが言いたい事は判るけど何かのフラグにしか見えない(笑。などと憂いるルビィを察してすぐに寄り添う花丸が良い子です。仲良いなあ。
「ねえねえ、あれ何?」
そんなこんなで沼津駅に着くとさらなる大物が控えておりました。白塗りメイクに禍々しいネイルを合わせ、ゴスゴスの衣装を身に纏った、いつもより張り切った堕天使ヨハネの降臨であります。あははは! 遠目に囲む見物人の一方で小っさい女の子が無邪気に寄ってくる→堕天使モード解放で蜘蛛の子を散らした後に一人残った女の子の図もお約束ながら良い味でした。ここはこれだけ異形メイクしているのに素顔の美人度がきっちり反映されているのが凄い。ほんと善子は普通にしてりゃ美人なのに(笑
「イベント頑張ってきてね!」
「浦女の凄い所見せてやって!」
「うん! 頑張る!」
堕天使騒ぎが落ち着いていよいよ出発! ってなタイミングで神モブからの応援&お見送りが入ります。期待に溢れた三人を見てさすがの千歌も表情をキュッと引き締め…なるほどこれが千歌初めての「期待される」体験だったのですね。

沼津駅に駆け込んだAqoursご一行はドタバタの道中を経てほどなくアキバに到着。さっそくテンション上げ上げの善子やら千歌やらチラリと映し、しかしふと気付くと花丸の姿が消えていて…電気街の看板を見上げて「みらいずら~!」、それを呼び水のように各々フリーダムにアキバ探索を始めちゃってさあ大変です。衣装デザインのスケッチで片鱗を見せていましたが曜の趣味が制服コスとは(笑。それ以上の逸材(?)は同人ショップに駆け込む梨子…今のアキバを象徴する風景とはいえまさかアイドルアニメのメインキャラにこっち方面の趣味を設定するとは。などなどお上りAqoursをザッと見渡すとルビィが一番マトモだったという(笑


そんなドタバタが一段落し再び集合したAqoursご一行は聖地神田明神へ。アニメキャラによる聖地巡礼ってのはちょっと珍しいパターンかもしれないな。ほどなく聖地階段へ到着すると目ぇキラキラさせて駆け上がる千歌、みんなをリードし全力で駆け上がるシーンはμ'sへの憧れとラブライブへの思いが全身で表現されていた感じ。いい脚してます(そういうトコばかり見ない
「うふっ」
駆け上がった勢いで息を切らせる千歌はどこからともなく聞こえてきた歌声に気付き、引き寄せられるように本殿へ走り、いかにも曰くありげな二人組と御対面の運びに。その歌声にショックを受けるヒトコマはいかにも強敵登場っぽく、アオリナメの対峙アングルもいかにもな演出でしたが…こう言っては何だけど相手のキャラデが少々地味というか前時代っぽくてちょっと笑ってしまった。「舞-HiME」とか「ゼノグラシア」の頃のサンライズ少女アニメでよく見た雰囲気というか。

CM明けてBパート冒頭は追い付いてきたみなさん揃って件の新キャラと対峙であります。普段あれだけ威勢が良い善子が花丸ちゃんの後に隠れてこそこそってのが妙にリアルで面白い。例によって謎の鳴き声を上げるルビィはいつもどおりのビビリで、ってな中で堂々とボーッとしている花丸の大物っぷりが際立ちます(笑
「あなたたちもしかしてAqoursのみなさん?」
「もしかして明日のイベントでいらしたんですか?」
口調は丁寧だけれど表情は敵意剥き出しのサイドテールちゃんは軽く挨拶を済ませるとサッサとお帰り。続いて無口なツインテちゃんは軽く会釈すると突然走り出し…ロンダードから後方伸身宙返り1回半ひねり(C難度)の技をニヤリと見せてサイドテールちゃんと共にお帰り。などなど得体知れずの不気味さを匂わす初対面シーンでした。

シーン変わって本日のお宿「鳳明館」で落ち着くみなさん…って風呂シーンスルーか! というか全然落ち着いてません(笑。曜はFA制服に着替え、善子は堕天使グッズを纏い、花丸はぴよこ万十にご満悦と、各々アキバ探索の収穫を持ち寄って大騒ぎであります。ってなトコでこれまた唯一マトモなルビィが布団を引っ張り出すと非力ゆえにひっくり返してしまい、千歌が戻る頃にはご覧のテイタラクであります。何とまあ好き放題な子たち。あははは。
「私一回行ってみたいって思ってたんだ!」
部屋へ戻った千歌はこの近所にあると聞いた、憧れの「音ノ木坂学院」へみんなで行こうと提案。μ'sが守った、μ'sが練習していた学校へ行ってみたい。ラブライブへの原点がμ'sである千歌は当然のように憧れを口にし、他のメンツも続々と話に乗り、しかし梨子だけは次第に表情を曇らせ一人部屋を出て行ってしまいます。

みんな寝入った部屋の窓に腰掛けて黄昏れる梨子。やはりさっきの事を気にしているようで、梨子に気付いて布団から起き出した千歌へゴメンネ。一方はしゃぎすぎて梨子を傷付けてしまった千歌もゴメンナサイを返し、すると梨子は音ノ木坂時代の出来事=学院に行きたくなかった理由を語り始めます。これまで描かれたとおりピアノが好きで実績もあった梨子は音ノ木坂に入った後も期待をかけられ、その期待に応えるべく毎日練習を続け、しかし結果を出せなかった。ああこの音楽室懐かしいな。
「みんなが来てくれて凄い嬉しかったけどじつはちょっぴり怖かった」
「期待に応えなくちゃって、失敗できないぞって」
期待に応えられなかった子、初めて期待されて戸惑う子、そして手前の布団には期待に応え続けてきた子という、二年生組の三者三様がちょっと面白かった。ともあれ何も考えずガッ飛ばしているような千歌が結構普通にビビっていて意外というかなるほどというか。暴走ハイテンションの内面は極々普通の女の子だった、まあ自称「普通星人」ってだけの事はあります。


明けて翌朝早くに目を覚ました千歌は寝コケるみなさんを置いて一人ランニングに出掛けます。テンション上がって寝てらんない!って感じ。ここから暫しアキバ周辺の聖地巡りが続き、そして行き着いたUTXビルをしみじみ眺めていると追い付いてきたみんなと合流…やっぱり善子の練習着はいろいろ際どいすぎる。するとUTXのモニタがピカッと光って今年のラブライブのおしらせ! μ'sを知ったモニタを見てラブライブ参加を決めるってのは綺麗な流れではありますが、こんな早朝にいきなり開催告知をして誰が見るのか?と思わなくなくもなく、やはり本作は演出・絵面最優先なのだなあと改めて思った次第。
「Aqours、サンシャイーン!」
聖地を前に円陣を組んで気合いを入れたみなさんはいざイベント会場へ!

「会場のお客さんの投票で出場するスクールアイドルのランキングを決める事になったの」
まさかの前作引き継ぎキャラはアキバお姉さんでした。相変わらずのテンションでありますね(笑。そんな立ち話を映す横アングルにて無造作に横切っていく肌色が絶景、ではなく引き気味の定点カメラ風の演出によってイベント前のバタバタした雰囲気&遠征ゆえのアウェー感が伝わってきます。伝えられた出演順は二番手で、つまり前座扱いなれどせっかくのチャンスを活かしたい&みんなの応援に応えたい千歌は燃えに燃え…これも何かの前振りなのだろうなあ。そこから更衣室へ移動して衣装へお着替え、半端な高さのカーテンから覗くダイコン畑がまた何というか。この高さだとちょっと屈めば丸見えよね(笑
「やっぱり無理ですぅ…」
「ルビィちゃん、ふんばルビィずら」
本番が近付くにつれて緊張し始めた梨子をオハヨーソローで解す曜、しかしレベル違いのビビリであるルビィは蹲って泣き出して…ってなトコでフォロー役の花丸ちゃんがいい仕事してくれます。しかし続々と集まってくる客席を覗くと再びビビリ、さっきまで呪文(笑)を唱えてごまかしていた善子もビビって固まり声は裏返り、なーんて様子に二年生組が頬を緩めていると――
「見てて、私たちセイントスノーのステージを」
一際高く足音を響かせ、光を背負って現れた先の二人。鹿角聖良と名乗るサイドテールちゃんはあからさまに挑発的な表情で千歌の前に立ち、そして手袋を投げ付けるようにグループ名を名乗って目映いステージへ出ていって今回の締め。波乱含みというか波乱しかなさそうなイベントの行方や如何に。
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