2016-08-28(Sun)
ラブライブ!サンシャイン!! #09 未熟DREAMER
言葉だけじゃ足りない そう言葉すら足りない。

三年生組、いよいよ過去の清算へ。

アバンは現三年生組の一年生時、東京でやらかした後の部室でのヒトコマから。言うまでもなく現アイドル部と同じ部屋で、千歌たちが入室した時ホワイトボードに残っていた歌詞は果南が書いたものでした。
「あたし、スクールアイドルやめようと思う」
果南の言葉に目を丸くして驚く鞠莉さん、背を向けて俯く果南、そのやり取りを傍で聞いてるダイヤさん。やはり過去の解散劇は果南が主導でしたか。この瞬間 主を失った衣装のもの悲しさったら。ここで鞠莉さん留学の件にチラリと触れ、一方鞠莉さんは「その話は断った」と食い下がりながらダイヤさんへ助け船を求めるも無言のまま俯くのみ。こういうトコを見るとダイヤさんが果南を追っかけている事がよく判ります。
そんな二人へ衣装を示して必死に引き留める鞠莉さん、しかし果南は取り付く島もなく厳しい視線を返し…果南に付きながらも板挟みの辛さを浮かべるダイヤさんがまた切ない。またこれは今もそうなのだけれど、普段はいわゆるガイジンお嬢様ノリの鞠莉さんが果南の真顔に対すると一気に弱まっちゃう辺り判りやすすぎかわいすぎ。ともあれ誘ってきた二人が結託して離れ、一人残った鞠莉さんだけ続けたがっているという構図は現状マンマで、要するにこの時発生したすれ違い関係が二年間も膠着しているって事。これは東京での失敗をそれほど気にしていない鞠莉さん的には理不尽そのものの解散劇で、またメタ的にもこの時点では二人の真意が隠されているため、一方的に「終わり」を突き付ける果南(&ダイヤさん)はいったい何を?とハテナマークが浮かびまくりです。

CM明けてAパート冒頭は千歌旅館のロビーで寛ぐ面々から。花丸ちゃんはホントよく食べる子だ(笑。各々フリーダムに寛ぐうちの話題は「夏祭りからのオファー」について。東京ステージで思いっきり凹んだ後だけにみなさん及び腰の中、千歌は元気に「出たい」と宣言します。今の全力を見てもらう、ダメだったらまた頑張る…などと前向きな姿勢にみなさんの意気も上げ上げ、前回の落ち込みからするとまさに雨降って地固まった感じです。
「やってたんだよね? スクールアイドル」
「聞いちゃったか…ちょっとだけね」
先の笑顔をパッと沈ませ俯く千歌の気がかりは果南について。朝練で行き違った時の素っ気ない返事、それ以上聞くなと言わんばかりにサッサと走り去ってしまった様子に千歌の疑問は深まるばかりでした。東京で歌えなかったからアイドルをやめた?
「ここでやめたら後悔するよ? 絶対できるから」
飛び込むのが怖くて固まっていた時に励ましてくれた果南の言葉、途中でやめる事を小さい頃から嫌っていた果南が一度の失敗でやめるはずがない。


「もう少しスクールアイドルをやっていた頃の事が判ればいいんだけどなあ…」
「ぴっ!?」
「ルビィちゃん、ダイヤさんから何か聞いてない?」
何にせよ当時の事が判らなくては策が立たず、ってなトコで当事者の妹の存在に気付き…一方みなさんからの視線を察した瞬間鳴き声を上げ、さらなる追及を受けると怯えて逃げ出すルビィ。前回の様子からして何か重要な秘密を知っている→おいそれと言えない事だから逃げ出した、と思ったら単にビビって逃げただけっぽい?(笑
ぴぎゃっと逃げた子羊を即追いかけて絡め取る堕天使奥義ヨハネツイスト(違)お見事! とはいえ続いて追いかけてきた花丸ちゃんに逆らえない辺りビミョーな力関係が窺えたり(笑。ってな訳であっさり捕獲されたルビィの取り調べが始まるも予想に反して大した事は知らないようで「東京のライブが上手くいかなかった」と聞いただけ…つまりお姉ちゃんが単なるアイドル好きではなく「スクールアイドルをやっていた」事を知っていたのですね。おそらく当時は自宅でも張り切って練習とかしていたでしょうに、東京で失敗して沈み、そしてある日スクールアイドルを全否定するようになってしまった。小動物ルビィの事だからその理由を訊くにも訊けず、突然の変化に戸惑いながらも気遣って合わせ今に至るってな感じ? だからその理由が語られた前回、ダイヤさんの膝枕で悲しそうな顔をしていたのですね。
「逃げてるわけじゃありませんわ。だから果南さんの事を逃げたなんて言わないで」
そんなルビィが知っていた情報は黒澤家を訪れた鞠莉さんへダイヤさんの叫び。鞠莉さんのタイが緑色なのでン年前ではなくごく最近の対談です。お姉ちゃんのいつになく激しい口調(そうでもないか)に茶坊主ルビィが固まって引き返すカットはいかにも。この張り詰めた空気の中に小動物が飛び込めるはずありません(笑。もちろん言葉の意味を後で訊くなんて事もムリムリムッリー。
「逃げたわけじゃない…か…」
ダイヤさんの言葉の意味が判らない、果南が何を考えているのか判らない千歌は翌朝早くから尾行作戦を遂行します。みんな付き合い良いな! 雰囲気的に始発バスの前だろうに沼津組まで揃っているのは昨晩から千歌宅に泊まった事にしときます(笑。気持ちよさそうに朝の内浦を走る果南、を追いかけるみなさんのステルス性能が高すぎてちょっと笑った。そんなこんなで神社の階段を登り切った境内にて果南はダンスを踊り始め…スクールアイドルへの思いを体現するようなキラキラダンスに見とれていると。

「やっと逃げるのを諦めた?」
どこからともなく現れた鞠莉さんのヒトコトに場の緊張が一気に高まります。煽るような鞠莉さんの言葉に果南の物腰もヒートアップ、休学理由を言い返し、復学してもスクールアイドルはやらないと突き付け、一方鞠莉さんは「どんな失敗をしても成功するまで諦めない」という果南像を立てて応戦。その後も押し問答が続いた末、果南は出口が無い会話を打ち切るべく冷たい言葉を投げ付けます。
「どうして戻ってきたの? 私は戻ってきてほしくなかった」
「もうあなたの顔、見たくないの」
視聴二周目以降はこのセリフも違う意味で取れるのですが、この時点では鞠莉さんに対する全否定としか取れず、もちろん当事者たる鞠莉さんはそれまでの勢いから一変してすっかり意気消沈。うわ切ない。これは今回冒頭の部室シーンでも見られた反応で、鞠莉さんが果南をいかに大切に思っているかの現れでもあります。とはいえ果南だけ影に入った演出を見たとおり、果南は果南で本心を隠していて…鞠莉さんに対する本心は立ち去り際の表情変化によく表れていますね。ああ切ない。などなど一連の表情描写が絶妙すぎて瞬きすら惜しい。セリフと裏腹の胸中を表情で示すってのはアニメの醍醐味で、逆に言うとこういうトコをきちんと見ていないとキャラの本音が掴めず、制作意図から外れた印象を持ってしまいがち。気を付けないと。
「ひどい」「かわいそうずら」「やっぱり何かありそうだね」
セリフだけ聞いてた尾行組は果南に対し当然ながらこういう印象を持ち、すると梨子だけは別の言葉に反応していました。
「逃げるのを諦めた…か…」
発表会での失敗から「逃げてきた」形の梨子にこの言葉は刺さったでしょう。これは梨子帰京のフラグになりそう?

「果南ちゃんが!?」
「うん。今日から学校に来るって」
「それで鞠莉さんは?」
「まだ判らないけど…」
シーンは学園に変わりベランダに佇む二年生トリオの話題は休学明けの果南と先ほど気まずさ全開で物別れした鞠莉さんの動向について。あんな形で物別れでは、三年生の教室はさぞかし陰鬱な空気に包まれている…と思いきや。
「果南!」
それなりに緊迫感アリアリのBGMから映し出された教室全容は、真顔の果南へアイドル衣装をドヤ顔で示す鞠莉さんの図でした。まったくめげてねぇぇぇ! この自信に溢れる表情はいったい何なのかと(笑。そんな鞠莉さんへつかつかと歩み寄る果南…そこからシーンが再びベランダへ戻ると上の階から何やら布っぽいものが落ちてきて。
「制服!」
本能のままベランダから飛び出す曜ってばどんだけ(笑。身を賭してキャッチした件の制服は鞠莉さんが示していた衣装で、つまり突き放しても突き放しても食い下がってくる鞠莉さんについにブチ切れた果南が窓から放り捨てたって事でしょう。スクールアイドルの証である大切な衣装すら全否定され、これにはさすがの鞠莉さんも凹むか…と思いきや。
「強情も大概にしておきなさい! たった一度失敗したくらいでいつまでもネガティブに!」
「うるさい! いつまでもはどっち!? もう二年前の話だよ!?」
「二人ともおやめなさい! みんな見てますわよ!」
三年生教室へ駆け付けた千歌が見た光景は子供のようなキャットファイトでした(笑。理事長職の体裁を忘れダダっ子の如くしがみ付いて離れない鞠莉さんってば、時折弱気を見せながらもやはり最強メンタルなのかもしれない。そして「みんな見てますわよ!」と言いながら特等席で凝視しているダイヤさんがかわいすぎる。というか明らかに羨ましそうな顔してますよねこれ(笑。などなど埒が明かない言い合いは千歌たちのリスタートに発展し、ってなやり取りを見ていたご本人はついに堪忍袋の緒が切れて。
「いい加減にしろーーーーーっ!」
ブチ切れた千歌はギャラリーの三年生を掻き分けて最前線へ到達すると思いっきりな大声でキャットファイトを一喝。過去の失敗のくだりから隠され続けて訳わかんなくなっている現状へのイライラが大爆発してしまったのでした。その気持ちは判るぞ。続いて勢いのまま三年生トリオへ出頭命令を下し、渋る三人へ再び一喝しいよいよ謎への斬り込みが始まります。


「だから東京のイベントで歌えなくって」
「その話はダイヤさんから聞いた。けどそれで諦めるような果南ちゃんじゃないでしょ?」
「/////」
東京での失敗の話については前回月下の電話の時了承していたはずなのに何故このリアクション? と思ったけれど…前話の電話で「きちんと話した」と言ったダイヤさんがどこまでどんな形で話したのかまでは知らず、ところが今回千歌の物言いからして果南一人におっ被せた風にも取れ、なので「いったい何て言ったの!」的な果南の視線に「仕方ないですわ」と言わんばかりにプイッと横を向くダイヤさんのリアクション=無言のやり取りを見せたのではないかと。
「何か事情があるんだよね? ね?」
「そんなものないよ。さっき言ったとおり私が歌えなかっただけ」
「う~っ! イライラする~!」
「その気持ちよ~く判るよ~!」
縋るように理由を訊く千歌へ果南はもちろん意志を曲げず「歌えなかっただけ」と突き通し、すると千歌はイライラを爆発させ鞠莉さんも同意…ほんとその気持ち判りすぎる。延々と続く焦らしプレイに視聴者のみなさんも思わず頷いてしまったのではなかろうか(笑。ここは自ら泥を被りに行く果南を見つめるダイヤさんの視線が印象的で、いかにも何か事情を知っていそうな雰囲気をプンプンさせておりました。続いて先の早朝ダンスレッスンを指摘され、アイドルへの未練を指摘されてからかわれる果南。なーんて一連を微笑んで見守るダイヤさんが聖母すぎてどうしよう。ところがここぞとばかり調子に乗った鞠莉さんへ果南は真顔で「未練なんて無い!」と言い放ち、一方真顔の果南に滅法弱い鞠莉さんは一気に消沈であります。ああかわいい。どんだけ好きなのかと。
「ダイヤさん。何か知ってますよね?」
その勢いのまま部室を出て行った果南を見送り、するとダイヤさんの細かい挙動を見逃さなかった梨子がズバリご指名。続いて追及の手が迫り始めるとまさかまさかあのダイヤさんが逃げ出してしまいました。ってなトコで捕獲係の出動は何という姉妹丼(笑

そしていよいよ過去の真相が明かされます。果南は歌えなかったのではなく、本番前に足をケガした鞠莉さんを案じてわざと歌わなかった。しかしそれならケガが治ればやり直せるはずで、何もアイドル自体をやめる必要はありません。
「このままでは自分たちのせいで鞠莉さんから未来のいろんな可能性が奪われてしまう」
一年生時から海外留学の誘いが何度も来てその度断ってきた鞠莉さん。それはもちろん学校を守るためであり、三人の大切な時間を守るためであり、しかし果南は今の熱より鞠莉さんの未来を考えた。ってなトコで好条件の留学を断る場面に遭遇してしまった果南は覚悟を決めます。こちらから誘ったのに鞠莉さんだけやめさせるわけにはいかない、しかしこのまま続けさせるわけにもいかない、ならば…。そんな覚悟があったからこそ東京ステージで大きなやらかしを演じ、それを理由に解散劇に突入したのですね。ステージ袖での表情を見れば只ならぬ覚悟でステージへ出た事が判り、つまりこの時点で果南の腹は決まっていたのでしょう。
「ぶん殴る! そんな事ひとことも相談せずに!」
一方当の鞠莉さんにしたら勝手にスクールアイドルへの思いを踏みにじられ勝手に親心を押し付けられていたわけで、果南シナリオの茶番劇に二年間も振り回されていたと知ったら怒りに震えるのも判ります。
「おやめなさい。果南さんはずっとあなたの事を見て来たのですよ」

ダイヤさんの語りに重なる幼少時の回想シーン。緊張する小っちゃい転校生の鞠莉さんかわいい! 迎える果南もダイヤさんもかわいい! 初対面から何かピンと来た三人はじきに仲良しさんとなり…夜の桟橋のピカピカはこの頃からのものなのね。こういうトコを見ても活発な果南に付いて回るダイヤさんの図がよく判ります。そんなこんなで時は過ぎて淡島を離れる日、ヘリを見送る果南の表情が全てを語っておりました。
「あなたの立場も、あなたの気持ちも、そしてあなたの将来も、誰よりも考えている」
あなたの将来のためなら離れる寂しさもスクールアイドルへの思いも我慢する。と同時に理不尽に解散し送り出したケジメとして自身もアイドルカツドウを封印したのですね。果南の思いを尊重してそれに付き合い、しかも対外的には果南に泥を被せる嘘を吐き続けたダイヤさんも辛かっただろうなあ。

「そんなの判らないよ。どうして言ってくれなかったの?」
「ちゃんと伝えていましたわよ。あなたが気付かなかっただけ」
真相を知った鞠莉さんは雨の中をぬるぬる走ります。ホントにぬるぬる作画で何事かと。雨の疾走ではお約束どおりコケて泥まみれになり、ってなトコでコケた拍子に「果南の気持ち」がさりげなく伝えられた場面を思い出すのでした。
「離ればなれになってもさ、私は鞠莉の事忘れないから」
ずぶぬれのまま部室に着いた鞠莉さんはホワイトボードにうっすら残された当時の歌詞を眺めて涙…後々判明しますがここに書かれていた歌詞は当時の果南の気持ちを歌ったものだったのですね。ほどなく日が落ち雨が止み、部室に呼び出された果南とついに直接対決であります。

「果南が私の事を思うように、私も果南の事を考えているんだから!」
歌えなかった果南を置いて留学に出る辛さ、しかしそれが全て果南の計略によるものだったと知ればビンタの一発もお見舞いしたくなるというもの。一方果南は本心を隠して道化ていた鞠莉さんを責め、すると鞠莉さんは自分の頬を指さして…もうこれ心理的にはほとんどキス待ちみたいな?(笑。ビンタの手を振り上げる果南、すると幼い頃の回想がパッと入り、ぴぎゃ!っと鳴く小っさいダイヤさん(かわいすぎる)を経過しつつ、果南は鞠莉さんと仲良くなったきっかけのハグを思い出し――

その映像が今の果南に重なって仲直りのハグへ繋がる流れはなかなか美しかった。完全拒絶された前回があればこそ鞠莉さんの感涙も納得で、ようやくお互いの気持ちが通じ合って抱き締め合う二人…を誰かが見ているかのようなカメラアングルがまた絶妙。ともあれ良かった良かった。
「ダイヤさんって本当に二人が好きなんですね」
そんな二人を見届けて立ち去る黒髪の聖母へ千歌の一言からダイヤさん勧誘へ。ここは生徒会長職を理由に断る顔がすっかりその気になっててちょっと笑った。ってなトコへAqoursのみなさんが現れてフォロー宣言、そして――
「親愛なるお姉ちゃん、ようこそAqoursへ」
かわいい妹にこんなん言われたらお姉ちゃんはもう断れないって。などなど無事に九人揃ったトコで画面暗転からついにAqoursフルメンバーによるライブが始まります。ここまで長かった。

曲はホワイトボードに残されていた二年前の曲「未熟DREAMER」の九人バージョン(?)でした。暗い舞台背景に浮かぶ反物風光帯の演出がまず綺麗、と思ったらこれって今回衣装のモチーフなのですね。初のフルメンバーライブなのでハイテンポな曲が来ると思ったら意外や意外しっとりしたバラードでちょっと驚き。まあ曲の成り立ちを考えれば当然なのかもですけれど。和服アレンジの衣装で揃えた一・二年生に対し過去の旧衣装で登場した三年生組はなかなか気が利いていて、しかも曲に合わせた部室描写を映しながら一人ずつ新衣装へ早替わりするという心憎い演出付きであります。なるほど。二年前に歌えなかった歌詞を感慨深げに書き直す果南、を見るダイヤさんの表情ががまた幸せいっぱいすぎて大変。ってな間にグッと割り込んでくる鞠莉さんさすが(笑。Bメロ終わりの暗転後、サビ入りと同時に開く花火の演出はじつに綺麗で、フルメンバーライブの華やかさを盛り上げます。祭りを終えた帰り道の車内で寝コケるみなさんの図に頬が緩みますが…沼津在住の子まで同じバスに乗っているのは何故なのか(それは言わない

三年生組の早替わり三態。フロントの二人がパッと隠した一瞬で着替える早業はリアルでも再現されるのだろうか(笑

ライブを終えた舞台裏で明かされたAqours命名の謎。ご存じのとおり名付けに悩んだ二年生組が浜辺で見つけた「Aqours」の文字が由来なれど、ではそれは誰が書いたものなのか? ってのは謎のままで、まあ私的には浜辺というシチュ的に果南かな? と思っていたのですが
「私たちのグループもAqoursって名前だったんだよ」
「えっ!? そうなの!?」
「そんな偶然が…」
「私もそう思ってたんだけど…」
「じゃあ…」
「千歌たちも、私と鞠莉も、たぶんまんまと乗せられたんだよ。誰かさんに」
つまりここまでのお話は辛い板挟みによって愛するスクールアイドルの道を諦めた誰かさんによる巧妙なリベンジシナリオだったという事か(笑。三人の声に気付いて逃げ出す表情がまた絶妙というか、視聴者的にはミスリードが服着て歩いていたような存在だった実ハ黒髪聖母の素顔がかわいすぎて今後のドタバタ(?)への期待が高まります。

※「未熟DREAMER」ウインクまとめ
Aメロ2cho言葉だけじゃ足りない花丸パチ、続いてターンしながらダイヤさんパチ、Bメロ1cho鞠莉パチ、そこから早替わりを前後して善子パチ→鞠莉パチ→鞠莉パチ→鞠莉&善子パチ、サビに入ってみんなとなら曜パチ、花火をバックに千歌&鞠莉パチ、ナイアガラをバックに鞠莉パチ、千歌パチ。
計11カット。
内訳
・鞠莉:6回
・善子:2回
・千歌:2回
・花丸:1回
・ダイヤ:1回
・曜:1回
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三年生組、いよいよ過去の清算へ。

アバンは現三年生組の一年生時、東京でやらかした後の部室でのヒトコマから。言うまでもなく現アイドル部と同じ部屋で、千歌たちが入室した時ホワイトボードに残っていた歌詞は果南が書いたものでした。
「あたし、スクールアイドルやめようと思う」
果南の言葉に目を丸くして驚く鞠莉さん、背を向けて俯く果南、そのやり取りを傍で聞いてるダイヤさん。やはり過去の解散劇は果南が主導でしたか。この瞬間 主を失った衣装のもの悲しさったら。ここで鞠莉さん留学の件にチラリと触れ、一方鞠莉さんは「その話は断った」と食い下がりながらダイヤさんへ助け船を求めるも無言のまま俯くのみ。こういうトコを見るとダイヤさんが果南を追っかけている事がよく判ります。
そんな二人へ衣装を示して必死に引き留める鞠莉さん、しかし果南は取り付く島もなく厳しい視線を返し…果南に付きながらも板挟みの辛さを浮かべるダイヤさんがまた切ない。またこれは今もそうなのだけれど、普段はいわゆるガイジンお嬢様ノリの鞠莉さんが果南の真顔に対すると一気に弱まっちゃう辺り判りやすすぎかわいすぎ。ともあれ誘ってきた二人が結託して離れ、一人残った鞠莉さんだけ続けたがっているという構図は現状マンマで、要するにこの時発生したすれ違い関係が二年間も膠着しているって事。これは東京での失敗をそれほど気にしていない鞠莉さん的には理不尽そのものの解散劇で、またメタ的にもこの時点では二人の真意が隠されているため、一方的に「終わり」を突き付ける果南(&ダイヤさん)はいったい何を?とハテナマークが浮かびまくりです。

CM明けてAパート冒頭は千歌旅館のロビーで寛ぐ面々から。花丸ちゃんはホントよく食べる子だ(笑。各々フリーダムに寛ぐうちの話題は「夏祭りからのオファー」について。東京ステージで思いっきり凹んだ後だけにみなさん及び腰の中、千歌は元気に「出たい」と宣言します。今の全力を見てもらう、ダメだったらまた頑張る…などと前向きな姿勢にみなさんの意気も上げ上げ、前回の落ち込みからするとまさに雨降って地固まった感じです。
「やってたんだよね? スクールアイドル」
「聞いちゃったか…ちょっとだけね」
先の笑顔をパッと沈ませ俯く千歌の気がかりは果南について。朝練で行き違った時の素っ気ない返事、それ以上聞くなと言わんばかりにサッサと走り去ってしまった様子に千歌の疑問は深まるばかりでした。東京で歌えなかったからアイドルをやめた?
「ここでやめたら後悔するよ? 絶対できるから」
飛び込むのが怖くて固まっていた時に励ましてくれた果南の言葉、途中でやめる事を小さい頃から嫌っていた果南が一度の失敗でやめるはずがない。


「もう少しスクールアイドルをやっていた頃の事が判ればいいんだけどなあ…」
「ぴっ!?」
「ルビィちゃん、ダイヤさんから何か聞いてない?」
何にせよ当時の事が判らなくては策が立たず、ってなトコで当事者の妹の存在に気付き…一方みなさんからの視線を察した瞬間鳴き声を上げ、さらなる追及を受けると怯えて逃げ出すルビィ。前回の様子からして何か重要な秘密を知っている→おいそれと言えない事だから逃げ出した、と思ったら単にビビって逃げただけっぽい?(笑
ぴぎゃっと逃げた子羊を即追いかけて絡め取る堕天使奥義ヨハネツイスト(違)お見事! とはいえ続いて追いかけてきた花丸ちゃんに逆らえない辺りビミョーな力関係が窺えたり(笑。ってな訳であっさり捕獲されたルビィの取り調べが始まるも予想に反して大した事は知らないようで「東京のライブが上手くいかなかった」と聞いただけ…つまりお姉ちゃんが単なるアイドル好きではなく「スクールアイドルをやっていた」事を知っていたのですね。おそらく当時は自宅でも張り切って練習とかしていたでしょうに、東京で失敗して沈み、そしてある日スクールアイドルを全否定するようになってしまった。小動物ルビィの事だからその理由を訊くにも訊けず、突然の変化に戸惑いながらも気遣って合わせ今に至るってな感じ? だからその理由が語られた前回、ダイヤさんの膝枕で悲しそうな顔をしていたのですね。
「逃げてるわけじゃありませんわ。だから果南さんの事を逃げたなんて言わないで」
そんなルビィが知っていた情報は黒澤家を訪れた鞠莉さんへダイヤさんの叫び。鞠莉さんのタイが緑色なのでン年前ではなくごく最近の対談です。お姉ちゃんのいつになく激しい口調(そうでもないか)に茶坊主ルビィが固まって引き返すカットはいかにも。この張り詰めた空気の中に小動物が飛び込めるはずありません(笑。もちろん言葉の意味を後で訊くなんて事もムリムリムッリー。
「逃げたわけじゃない…か…」
ダイヤさんの言葉の意味が判らない、果南が何を考えているのか判らない千歌は翌朝早くから尾行作戦を遂行します。みんな付き合い良いな! 雰囲気的に始発バスの前だろうに沼津組まで揃っているのは昨晩から千歌宅に泊まった事にしときます(笑。気持ちよさそうに朝の内浦を走る果南、を追いかけるみなさんのステルス性能が高すぎてちょっと笑った。そんなこんなで神社の階段を登り切った境内にて果南はダンスを踊り始め…スクールアイドルへの思いを体現するようなキラキラダンスに見とれていると。

「やっと逃げるのを諦めた?」
どこからともなく現れた鞠莉さんのヒトコトに場の緊張が一気に高まります。煽るような鞠莉さんの言葉に果南の物腰もヒートアップ、休学理由を言い返し、復学してもスクールアイドルはやらないと突き付け、一方鞠莉さんは「どんな失敗をしても成功するまで諦めない」という果南像を立てて応戦。その後も押し問答が続いた末、果南は出口が無い会話を打ち切るべく冷たい言葉を投げ付けます。
「どうして戻ってきたの? 私は戻ってきてほしくなかった」
「もうあなたの顔、見たくないの」
視聴二周目以降はこのセリフも違う意味で取れるのですが、この時点では鞠莉さんに対する全否定としか取れず、もちろん当事者たる鞠莉さんはそれまでの勢いから一変してすっかり意気消沈。うわ切ない。これは今回冒頭の部室シーンでも見られた反応で、鞠莉さんが果南をいかに大切に思っているかの現れでもあります。とはいえ果南だけ影に入った演出を見たとおり、果南は果南で本心を隠していて…鞠莉さんに対する本心は立ち去り際の表情変化によく表れていますね。ああ切ない。などなど一連の表情描写が絶妙すぎて瞬きすら惜しい。セリフと裏腹の胸中を表情で示すってのはアニメの醍醐味で、逆に言うとこういうトコをきちんと見ていないとキャラの本音が掴めず、制作意図から外れた印象を持ってしまいがち。気を付けないと。
「ひどい」「かわいそうずら」「やっぱり何かありそうだね」
セリフだけ聞いてた尾行組は果南に対し当然ながらこういう印象を持ち、すると梨子だけは別の言葉に反応していました。
「逃げるのを諦めた…か…」
発表会での失敗から「逃げてきた」形の梨子にこの言葉は刺さったでしょう。これは梨子帰京のフラグになりそう?

「果南ちゃんが!?」
「うん。今日から学校に来るって」
「それで鞠莉さんは?」
「まだ判らないけど…」
シーンは学園に変わりベランダに佇む二年生トリオの話題は休学明けの果南と先ほど気まずさ全開で物別れした鞠莉さんの動向について。あんな形で物別れでは、三年生の教室はさぞかし陰鬱な空気に包まれている…と思いきや。
「果南!」
それなりに緊迫感アリアリのBGMから映し出された教室全容は、真顔の果南へアイドル衣装をドヤ顔で示す鞠莉さんの図でした。まったくめげてねぇぇぇ! この自信に溢れる表情はいったい何なのかと(笑。そんな鞠莉さんへつかつかと歩み寄る果南…そこからシーンが再びベランダへ戻ると上の階から何やら布っぽいものが落ちてきて。
「制服!」
本能のままベランダから飛び出す曜ってばどんだけ(笑。身を賭してキャッチした件の制服は鞠莉さんが示していた衣装で、つまり突き放しても突き放しても食い下がってくる鞠莉さんについにブチ切れた果南が窓から放り捨てたって事でしょう。スクールアイドルの証である大切な衣装すら全否定され、これにはさすがの鞠莉さんも凹むか…と思いきや。
「強情も大概にしておきなさい! たった一度失敗したくらいでいつまでもネガティブに!」
「うるさい! いつまでもはどっち!? もう二年前の話だよ!?」
「二人ともおやめなさい! みんな見てますわよ!」
三年生教室へ駆け付けた千歌が見た光景は子供のようなキャットファイトでした(笑。理事長職の体裁を忘れダダっ子の如くしがみ付いて離れない鞠莉さんってば、時折弱気を見せながらもやはり最強メンタルなのかもしれない。そして「みんな見てますわよ!」と言いながら特等席で凝視しているダイヤさんがかわいすぎる。というか明らかに羨ましそうな顔してますよねこれ(笑。などなど埒が明かない言い合いは千歌たちのリスタートに発展し、ってなやり取りを見ていたご本人はついに堪忍袋の緒が切れて。
「いい加減にしろーーーーーっ!」
ブチ切れた千歌はギャラリーの三年生を掻き分けて最前線へ到達すると思いっきりな大声でキャットファイトを一喝。過去の失敗のくだりから隠され続けて訳わかんなくなっている現状へのイライラが大爆発してしまったのでした。その気持ちは判るぞ。続いて勢いのまま三年生トリオへ出頭命令を下し、渋る三人へ再び一喝しいよいよ謎への斬り込みが始まります。


「だから東京のイベントで歌えなくって」
「その話はダイヤさんから聞いた。けどそれで諦めるような果南ちゃんじゃないでしょ?」
「/////」
東京での失敗の話については前回月下の電話の時了承していたはずなのに何故このリアクション? と思ったけれど…前話の電話で「きちんと話した」と言ったダイヤさんがどこまでどんな形で話したのかまでは知らず、ところが今回千歌の物言いからして果南一人におっ被せた風にも取れ、なので「いったい何て言ったの!」的な果南の視線に「仕方ないですわ」と言わんばかりにプイッと横を向くダイヤさんのリアクション=無言のやり取りを見せたのではないかと。
「何か事情があるんだよね? ね?」
「そんなものないよ。さっき言ったとおり私が歌えなかっただけ」
「う~っ! イライラする~!」
「その気持ちよ~く判るよ~!」
縋るように理由を訊く千歌へ果南はもちろん意志を曲げず「歌えなかっただけ」と突き通し、すると千歌はイライラを爆発させ鞠莉さんも同意…ほんとその気持ち判りすぎる。延々と続く焦らしプレイに視聴者のみなさんも思わず頷いてしまったのではなかろうか(笑。ここは自ら泥を被りに行く果南を見つめるダイヤさんの視線が印象的で、いかにも何か事情を知っていそうな雰囲気をプンプンさせておりました。続いて先の早朝ダンスレッスンを指摘され、アイドルへの未練を指摘されてからかわれる果南。なーんて一連を微笑んで見守るダイヤさんが聖母すぎてどうしよう。ところがここぞとばかり調子に乗った鞠莉さんへ果南は真顔で「未練なんて無い!」と言い放ち、一方真顔の果南に滅法弱い鞠莉さんは一気に消沈であります。ああかわいい。どんだけ好きなのかと。
「ダイヤさん。何か知ってますよね?」
その勢いのまま部室を出て行った果南を見送り、するとダイヤさんの細かい挙動を見逃さなかった梨子がズバリご指名。続いて追及の手が迫り始めるとまさかまさかあのダイヤさんが逃げ出してしまいました。ってなトコで捕獲係の出動は何という姉妹丼(笑

そしていよいよ過去の真相が明かされます。果南は歌えなかったのではなく、本番前に足をケガした鞠莉さんを案じてわざと歌わなかった。しかしそれならケガが治ればやり直せるはずで、何もアイドル自体をやめる必要はありません。
「このままでは自分たちのせいで鞠莉さんから未来のいろんな可能性が奪われてしまう」
一年生時から海外留学の誘いが何度も来てその度断ってきた鞠莉さん。それはもちろん学校を守るためであり、三人の大切な時間を守るためであり、しかし果南は今の熱より鞠莉さんの未来を考えた。ってなトコで好条件の留学を断る場面に遭遇してしまった果南は覚悟を決めます。こちらから誘ったのに鞠莉さんだけやめさせるわけにはいかない、しかしこのまま続けさせるわけにもいかない、ならば…。そんな覚悟があったからこそ東京ステージで大きなやらかしを演じ、それを理由に解散劇に突入したのですね。ステージ袖での表情を見れば只ならぬ覚悟でステージへ出た事が判り、つまりこの時点で果南の腹は決まっていたのでしょう。
「ぶん殴る! そんな事ひとことも相談せずに!」
一方当の鞠莉さんにしたら勝手にスクールアイドルへの思いを踏みにじられ勝手に親心を押し付けられていたわけで、果南シナリオの茶番劇に二年間も振り回されていたと知ったら怒りに震えるのも判ります。
「おやめなさい。果南さんはずっとあなたの事を見て来たのですよ」

ダイヤさんの語りに重なる幼少時の回想シーン。緊張する小っちゃい転校生の鞠莉さんかわいい! 迎える果南もダイヤさんもかわいい! 初対面から何かピンと来た三人はじきに仲良しさんとなり…夜の桟橋のピカピカはこの頃からのものなのね。こういうトコを見ても活発な果南に付いて回るダイヤさんの図がよく判ります。そんなこんなで時は過ぎて淡島を離れる日、ヘリを見送る果南の表情が全てを語っておりました。
「あなたの立場も、あなたの気持ちも、そしてあなたの将来も、誰よりも考えている」
あなたの将来のためなら離れる寂しさもスクールアイドルへの思いも我慢する。と同時に理不尽に解散し送り出したケジメとして自身もアイドルカツドウを封印したのですね。果南の思いを尊重してそれに付き合い、しかも対外的には果南に泥を被せる嘘を吐き続けたダイヤさんも辛かっただろうなあ。

「そんなの判らないよ。どうして言ってくれなかったの?」
「ちゃんと伝えていましたわよ。あなたが気付かなかっただけ」
真相を知った鞠莉さんは雨の中をぬるぬる走ります。ホントにぬるぬる作画で何事かと。雨の疾走ではお約束どおりコケて泥まみれになり、ってなトコでコケた拍子に「果南の気持ち」がさりげなく伝えられた場面を思い出すのでした。
「離ればなれになってもさ、私は鞠莉の事忘れないから」
ずぶぬれのまま部室に着いた鞠莉さんはホワイトボードにうっすら残された当時の歌詞を眺めて涙…後々判明しますがここに書かれていた歌詞は当時の果南の気持ちを歌ったものだったのですね。ほどなく日が落ち雨が止み、部室に呼び出された果南とついに直接対決であります。

「果南が私の事を思うように、私も果南の事を考えているんだから!」
歌えなかった果南を置いて留学に出る辛さ、しかしそれが全て果南の計略によるものだったと知ればビンタの一発もお見舞いしたくなるというもの。一方果南は本心を隠して道化ていた鞠莉さんを責め、すると鞠莉さんは自分の頬を指さして…もうこれ心理的にはほとんどキス待ちみたいな?(笑。ビンタの手を振り上げる果南、すると幼い頃の回想がパッと入り、ぴぎゃ!っと鳴く小っさいダイヤさん(かわいすぎる)を経過しつつ、果南は鞠莉さんと仲良くなったきっかけのハグを思い出し――

その映像が今の果南に重なって仲直りのハグへ繋がる流れはなかなか美しかった。完全拒絶された前回があればこそ鞠莉さんの感涙も納得で、ようやくお互いの気持ちが通じ合って抱き締め合う二人…を誰かが見ているかのようなカメラアングルがまた絶妙。ともあれ良かった良かった。
「ダイヤさんって本当に二人が好きなんですね」
そんな二人を見届けて立ち去る黒髪の聖母へ千歌の一言からダイヤさん勧誘へ。ここは生徒会長職を理由に断る顔がすっかりその気になっててちょっと笑った。ってなトコへAqoursのみなさんが現れてフォロー宣言、そして――
「親愛なるお姉ちゃん、ようこそAqoursへ」
かわいい妹にこんなん言われたらお姉ちゃんはもう断れないって。などなど無事に九人揃ったトコで画面暗転からついにAqoursフルメンバーによるライブが始まります。ここまで長かった。

曲はホワイトボードに残されていた二年前の曲「未熟DREAMER」の九人バージョン(?)でした。暗い舞台背景に浮かぶ反物風光帯の演出がまず綺麗、と思ったらこれって今回衣装のモチーフなのですね。初のフルメンバーライブなのでハイテンポな曲が来ると思ったら意外や意外しっとりしたバラードでちょっと驚き。まあ曲の成り立ちを考えれば当然なのかもですけれど。和服アレンジの衣装で揃えた一・二年生に対し過去の旧衣装で登場した三年生組はなかなか気が利いていて、しかも曲に合わせた部室描写を映しながら一人ずつ新衣装へ早替わりするという心憎い演出付きであります。なるほど。二年前に歌えなかった歌詞を感慨深げに書き直す果南、を見るダイヤさんの表情ががまた幸せいっぱいすぎて大変。ってな間にグッと割り込んでくる鞠莉さんさすが(笑。Bメロ終わりの暗転後、サビ入りと同時に開く花火の演出はじつに綺麗で、フルメンバーライブの華やかさを盛り上げます。祭りを終えた帰り道の車内で寝コケるみなさんの図に頬が緩みますが…沼津在住の子まで同じバスに乗っているのは何故なのか(それは言わない

三年生組の早替わり三態。フロントの二人がパッと隠した一瞬で着替える早業はリアルでも再現されるのだろうか(笑

ライブを終えた舞台裏で明かされたAqours命名の謎。ご存じのとおり名付けに悩んだ二年生組が浜辺で見つけた「Aqours」の文字が由来なれど、ではそれは誰が書いたものなのか? ってのは謎のままで、まあ私的には浜辺というシチュ的に果南かな? と思っていたのですが
「私たちのグループもAqoursって名前だったんだよ」
「えっ!? そうなの!?」
「そんな偶然が…」
「私もそう思ってたんだけど…」
「じゃあ…」
「千歌たちも、私と鞠莉も、たぶんまんまと乗せられたんだよ。誰かさんに」
つまりここまでのお話は辛い板挟みによって愛するスクールアイドルの道を諦めた誰かさんによる巧妙なリベンジシナリオだったという事か(笑。三人の声に気付いて逃げ出す表情がまた絶妙というか、視聴者的にはミスリードが服着て歩いていたような存在だった実ハ黒髪聖母の素顔がかわいすぎて今後のドタバタ(?)への期待が高まります。

※「未熟DREAMER」ウインクまとめ
Aメロ2cho言葉だけじゃ足りない花丸パチ、続いてターンしながらダイヤさんパチ、Bメロ1cho鞠莉パチ、そこから早替わりを前後して善子パチ→鞠莉パチ→鞠莉パチ→鞠莉&善子パチ、サビに入ってみんなとなら曜パチ、花火をバックに千歌&鞠莉パチ、ナイアガラをバックに鞠莉パチ、千歌パチ。
計11カット。
内訳
・鞠莉:6回
・善子:2回
・千歌:2回
・花丸:1回
・ダイヤ:1回
・曜:1回
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