2016-11-04(Fri)
アイカツスターズ! #30 七色のキャンディ
take off and fly away and go ahead

未来へ羽ばたけ! 七倉小春☆

ローラとの壮絶(?)な対決から今回はゆめの身体にさっそく異変が。意識喪失してしまった初期に比べれば反動は軽くなってきてはいるものの、前回対決ライブでの全力全壊ブーストが効いたか、前例どおり喉へのダメージが表れてしまったようです。喉を覗いたアンナ先生によれば炎症などのダメージは無さそうで、つまり物理的に身体を壊すようなダメージでは無さげ? って美組と舞組のハーフタイムショーオーディションはどうなった? ゆめセンターの歌組ショーはどうなった?(ぶん投げ
「もっと腹筋鍛えなきゃ」
大事を取って見学に回ったゆめはこれまでのステージを思い返し、知らない間に無理をして喉に負担をかけてる?と思い至り、その対策として一人腹筋を始めます。喉先で発声すると痛めやすく、腹筋を鍛えて腹から発声できるようになれば喉の負荷が減るはず。なるほどそう考えると事あるごとに腹筋やランニングで解決しているように思える本作は意外と理に適ったレッスンをしているのかもしれない(笑
「しばらく一人でアイカツしようと思ってる」
さてレッスン後の昼休みで会ったローラにも先の対決による変化が表れていました。厳しい敗戦を通じて「本当のライバル」に目覚め、昼休みの自主トレを宣言しゆめと別の道を歩む決意を表明します。とは言っても別に仲違いしている訳ではなく、友情は据え置きのままお互い高みを目指そうという前向きな姿勢。初期のローラを思い返すとむしろこの方が彼女らしく思えたりして。
「私ね、海外に引っ越すんだ」
そして小春ちゃんの例の一件へ。ゆめへ告げるタイミングをどう取るか?と思っていたけど意外とあっさり伝えちゃいました(笑。一方ゆめは寝耳に水のイタリア行きに焦り驚き涙ぐみ、すると小春ちゃんは「笑ってお別れしたい」と殊勝な言葉を掛け…一番辛いのは小春ちゃん本人だろうに周りを気遣って明るく振る舞う様子はベタながらじんわり。そんなん言われちゃゆめも泣いてなどいられず、涙を振り払い笑ってお別れを約束するのでした。今回はこの約束を守ろうと必死に笑顔を保つ二人の頑張りがいちいち刺さった。おっさんはこういうのに弱いのです。
というわけで喉の不調=レッスンできないトコでローラは自主トレ宣言、続いて小春ちゃんの引越宣言。つまりこれまでゆめのアイカツを支えてきたものが次々と離れていってしまいます。ならばゆめに残されたものは? 何を支えにアイカツを続けるのか? ってのが重要になりそう。

「小春ちゃんのためにサプライズでお別れパーティーを開こうと思うんだ!」
前回の真昼の反応からして一捻りあるかな?と思いきや、他三名は小春ちゃんの離脱をヒトコマで告知→受け容れていて何だか拍子抜けだったかも。まあ肝心のゆめへ小春ちゃん自ら真正面の告知だったのでイマサラ周りが騒ぐこた無いか。ここでチラリと見せたツンデレあこの真昼翻訳&煽り(笑)は小春ちゃん離脱後のキャラポジを窺わせるものの、小春ちゃん繋がりでできた輪が小春ちゃん抜きで普通に収まっちゃってるのも寂しいっちゃ寂しい。この関係に至る経緯が薄味だっただけになおさら。
というわけでみなさんさっそくパーティーの準備を開始、ってなトコへ美組の一年生がやってきて手伝いを申し出ます。曰く「親切にしてもらったお返しをしたい」…いちいち描写されませんでしたが小春ちゃんの常々からして美組でどんな日常を送っていたのか想像も易く、何よりこの二人の言葉がその事を表していますね。だからこそ偏屈な(笑)あこや真昼がまず小春ちゃんに懐いたのも判ります。
「七倉さんっていっつも虹野さんの話してたもんね」
第三者からのこういう話は当人の素顔を表すもの。小春ちゃんがゆめの事をいかに大切に思っていたか痛感しますね。もちろんそれを聞いたゆめは小春ちゃんの気持ちを深く受け止め、これまで一緒に過ごした時間の重みを噛みしめ…バレー部ゆめもかわいかったけれど、何より全くスルーされてた入試風景が映ったのはサプライズでした。当然とはいえちゃんと入試に合格して四ツ星に入ったのだなあ(笑。しかしそうすると厳しい試験を通過して入った割に発声すらマトモにできなかった謎が深まるばかりではありますが。
「小春ちゃんへのこれまでの感謝の思いを伝えるために、絶対最高のステージを見せるから!」
ずっと励まし続けてくれたお返しに小春ちゃんがいつも励まされていたゆめのステージをプレゼント、という流れはなかなか自然で気が利いてます。とはいえ例のとおり喉の調子がよろしくない状態で「最高のステージ」の宣言は不穏な予感しかしません。見えてる地雷に足を乗せてる気分というか。満面の笑顔を弾かせるゆめに反して見ているこっちは不安ばかりが募ってAパート引き。


引越の荷造りを終えた小春ちゃんのトコへゆめが現れヒトコトフタコト…空っぽになった机を見て募る寂しさをグッと我慢するゆめの健気さがたまりません。笑って見送る約束だもんね! そして小春ちゃんに向き直るとタオルを差し出しサプライズの準備、そのまま目隠しでドコぞへ連行し、すっかり準備が整った会場でタオルを取ってサプライズパーティーの開幕であります。タオルの下はもしかして素顔?と思ったけれどしっかりメガネを掛けたままでちょっと笑った。この期に及んでも素顔は見せてくれないのだな(笑
たくさんの仲間たちに加えて教師陣まで参加するお別れパーティー。こういうトコからも小春ちゃんの人望が窺えるというものです。プログラムはまず「小春ちゃんの四ツ星名場面スライドショー」でこれまでの活躍を振り返ります。真昼と競ったファッションショーやコハルデレラなどCGステージが無いキャラの割に見せ場は多く、返す返すもこのまま離脱は本当に惜しい。スライドショーが終わると料理を口に運びつつ暫しご歓談、ってなトコへS4のみなさんがやってきました。ここは肝心の夜空様だけ後から来るってのが良い仕込み。サイン色紙をもらって大喜びのシーンはイマサラ?と思ったものの、先輩後輩の関係だからこそファン目線で「サインください」なんて言えなかったのでしょう。四ツ星生にとってS4のサイン色紙は学外のファン以上に貴重品かも?
「私たちからもプレゼントがあるんだ」
サイン色紙を頂いて喜ぶ小春ちゃんへゆめたちからの餞別は各々を象った手作り人形でした。このデザインはどこかで見た…それどころかEDのモチーフになっているお人形マンマです。なるほどこう繋がったか!と思ったけれど、この人形は小春ちゃんが持って行っちゃうからゆめの机には無いはず。なのでEDの人形は沈んでるゆめを元気付けるためあこが作ってくれたもの、と勝手に補完しときます。ここは「下手だけど~」と謙遜するローラを「私は下手じゃありませんわ」と瞬殺するあこ、対して苦笑いを返すしかないローラがかわいすぎ。キミら仲良いな! それにしても記憶力抜群で劇組ルーキーダントツの実力者で料理も裁縫も上手いあこが何故これほどポンコツ枠なのだろう?(笑
「それでは最後に親友の虹野ゆめがこれまでの感謝を込めて餞のステージを披露しますわ!」
パーティーのラストを飾るライブのアナウンスにドッと盛り上がる会場にて、ひめ様&学園長が明らかに不穏な表情を見せていました。もちろん私も同じ顔になっちゃってましたよ。ライブ前のワクワク感は不安要素に完全に覆い尽くされ、指の隙間から怖々と見守るような気分と申しましょうか。ともあれここで不穏を浮かべていたのが件の二人だけ、つまりゆめの「あの力」に対する危惧を持っているのも二人だけ…S4を含む生徒たちや他教師陣はともかく、歌組担当教師であるアンナ先生にすら「あの力」の特性を知らせていない(気付いていない)ってのは妙な話ではあります。裏を返せばそれだけ重要機密事項って事かもですが、下手すりゃ生徒の命に関わりそうな事項について全く伝達が無いのは学園運営上いろいろマズいような。
百歩譲って機密保持優先=何も知らされていないとしても、今回リアルタイムで喉の不調を訴えていた(レッスンを中断して見学させた)生徒がライブをやると聞いて眉一つ動かさないのは歌組教師として如何なものかと思う。「あの力」への危惧を表す二人の側で「虹野、喉は大丈夫なのか?」と(あの力について何も知らない)教師視点の的外れな心配をチラリと入れれば展開的にもキャラ的にも深みが出るのにと思わなくなくも(略

《小春ちゃんのために最高のステージを見せたい。一番最高のステージを》
《喉はまだ本調子じゃないけど、思いっきり頑張れば今までで一番凄いステージができるはず》
もうヤメテヤメテ! というわけで見えてる地雷原をスキップするようなモノローグを呟いたゆめは全力でコーデチェンジへ駆け出し、チャーミングブックスコーデをキメて始まったステージは「So Beautiful Story」のソロバージョンでした。頭サビの歌い出しから聞き取れる不安定さ(音程・声量とも)はゆめ(せなさん)の初々しさを感じさせなくなくもないけれど、るかさんとの歌唱力差が思いっきり表れてしまって少々ツラい感じ。Aメロに入ると頭のmid2 Aが出せていないため聴いててズッコケそうになってしまった。もっと腹筋鍛えなきゃ(笑。映像的には第27話でのひめ様ステージから若干調整が入っていましたが見比べないと判らないレベル、主に表情や所作の雰囲気をゆめらしくチューニングしている感じでした。
イントロパート早々にアイドルオーラを発動させてゆめの気合いは十二分、そこからのステージングもキラッキラの笑顔を煌めかせて小春ちゃんへの気持ちが伝わってきましたが…最高のステージを見せたい気持ちがオーバーフローするかの如く、大盛り上がりのサビ入りで例のアレが発動してしまいます。やはり前回同様「発動してしまった」と言うしかありません。紅いランウェイを四条の虹が渡り、ゆめ自身も強烈なオーラを纏ってのサビは煌めきが増すごとに不安感ばかりが募り、そして纏ったオーラの煌めきが一層増した瞬間――

「あっ!」
ひめ様&学園長が危険を察した声を上げ、その一方でキラッキラの煌めきに歓声を上げる生徒たち。事情を知る者と知らない者のリアクション差はゆめの運命をさらに過酷に映します。ああキッツイ。
「ゆめちゃん! ゆめちゃん! ゆめちゃ…」
曲の盛り上がりと共に煌めきがピークに達したその瞬間、張り詰めた糸が切れたようにゆめは咳き込み歌を止め、すると曲も止まってアイカツ時空も消え…ライブ中のトラブルは前作でも何度か描かれましたが、ライブが中断されるほどのトラブルは今回が初ではあるまいか。虹ブーストの反動がライブに表れる事はほぼほぼ予想していたものの、ここまで絶望的な描写が来るとは思わなかった。思わず声を上げてしまったよ(笑。倒れたゆめへ真っ先に駆け寄る小春ちゃんの声が何とも切なく悲しく、なのにこんな時でもミニスカから伸びる美脚へ視線が行ってしまうおっさんの悲しさ(レビュー台無し。続いてローラ&真昼もステージに駆け付けて意識を失い倒れたゆめへ声を掛けるも反応無し、ってなトコへ颯爽と現れた紫の薔薇の人が神妙な表情でゆめを抱き上げるのでした。慌てる様子が無い辺り症状含めて全てお見通しだったのでしょう。
「小春、そろそろ…」
医務室のベッドで眠るゆめの手を握り続ける小春ちゃんへ残酷なお言葉。この状況で旅立たなければならないなんてどんだけ悪魔なシナリオかと(笑。そりゃ飛行機の時間もあるでしょうけれど、娘と仲良くしていた幼馴染みが意識不明のまま予定を進める親も親と思わなくなくも(略。普通だったら娘の心残りが無いように配慮しそうなもので…逆にそれを見せた後に小春ちゃんの意思で「ゆめちゃんは絶対大丈夫だから私は行く」とすれば、親(仲間たち)の気遣いとゆめを信じて旅立つ小春ちゃんの強がりを両立できたかもしれない。

ゆめを心配しながらもお別れの時間は迫り、ってなトコへ香澄姉弟が現れて別れの時間を盛り上げます。さすが夜空様、主役は遅れて来るのがお約束ですね! ていうか顔近いよ! こうして並ぶと夜空様って意外と小っさいのだな(笑。憧れの夜空様直々の見送りハグ&プレゼントに感激の小春ちゃんは満面の笑顔を返し、ほどなく迎えの車に乗って四ツ星を去っていきます。
などなど「笑顔でお別れ」というゆめとの約束を必死に守っていた小春ちゃんの気持ちは車中での決壊で明らかですが、そこへ至る過程が淡々としすぎていて判りにくいっちゃ判りにくい。とはいえ完璧にネガティブ感情を隠したトコ後での決壊は感情のコントラストが色濃く表れ、これはこれで好演出とも思えるので難しいトコ。まあ木村演出らしいと言えばそうかも。ともあれ涙にむせぶ小春ちゃんはその後みんなからのお別れ横断幕を見ると笑顔を戻し、しかし例の人形を見つめると再び不安を募らせ――

「私 小春ちゃんに喜んでもらいたかったのに」
「ちゃんとお別れしたかったのに」
シーンが医務室にパッと変わり、ベッドで意識を戻したゆめは寝ている間に全てが終わっていて唖然ボーゼン続いて慟哭。一番の親友とこんな形でお別れしてしまった悲しさ、約束を守れなかった不甲斐なさに涙する一連は、これまで全て都合良くいっていた虹ブーストのお釣りとしても過酷すぎる試練であります。
「ゆめちゃん、大切なお話があるの」
などと極限まで沈み込むゆめに対し、ひめ様はついに「あの力」について口を開くのでした。大方の予想どおりひめ様自身も「あの力」の経験者であり、一年生の時に発動した力によって実力以上のステージを幾度も重ね、しかしそれを繰り返すうちに声が出なくなっていった。また以前の回想ではステージ後に倒れるカットもあり、予想していたものの「あの力」の反動は全てゆめと共通しているようです。今回は低気圧頭痛や激辛カレーのくだりについて触れられなかったけれど追々関連性が語られるかな? ともあれ歌手にとって声を出せないのは何より恐ろしい事。素晴らしいステージの代償はあまりに大きく、反動を怖れたひめ様がステージに上がるのを怖がるようになったのも道理であります。ってなトコへ紫の薔薇の人が登場!
「甘えるな白鳥。今の自分を超えていけ」
「お前には才能がある」
「自分を磨いて乗り越えろ」
「ステージの神様に与えられた試練だと思え」
この言葉をストレートに考察するとやはり「あの力」は火事場の馬鹿力の解放っぽく、二人が元々持っている潜在的な能力(アイドル力)が何らかのきっかけ(アイカツシステムとの相性?)によって解放されてしまう資質のようです。人間が無意識に抑えている「100%の能力」を一気に解放してしまうため心身に負担が掛かって壊れてしまう。無理をした喉に炎症が起きていなかったのは、歌(ステージ)の魅力そのものが物理的な能力ではなく「アイドル性」という精神的な能力に起因するものだから? つまり声が出せなくなるのも意識を失ってしまうのも精神の疲弊が原因なのかもしれません…と尤もらしい理屈を考えてみたけれど、力と反動の因果関係については普通に喉に炎症が起きてくれてた方が判り易かったかも。無理による負担を乗り越えるために真の実力を付けろと語る学園長のお言葉もその方が判り易い気がします。続いて学園長の言葉にスイッチが入ったひめ様の特訓描写は、腹筋→発声はともかく、白装束での滝行や例の空気椅子はシュールすぎてダメだった(笑
ともあれ先取りした100%能力に負けない実力を付ける事が「あの力の反動」の克服となり、それは自然に「力に頼らずとも100%能力を発揮できる」最高のステージへ繋がり、自ずとトップアイドルへの道が拓ける。その体現者こそひめ様であり、同じ運命に導かれた後輩に何かと目を掛けていたのも判ろうというもの…とここまではほぼ予想の範囲内で目新しい情報はほとんどありません。まあ自らが経験者であるひめ様視点の「あの力」についてはこれが全てなのでしょう。というわけでトップアイドルへ至るギミックの種明かしが済んだものの、今後ゆめが「あの力」とどう向き合っていくのか? 「あの力」の存在を察した仲間たちとの関わりはどうなっていくのか? そして学園長視点での「あの力」はいったいどういうモノなのかまだまだ興味深い。机の君の詳細を含めて追々語られるであろう真相がますます気になる所です。
「あの…ごめんなさい、ひめ先輩。私なんだかわかりません…」
「今は小春ちゃんの事で頭がいっぱいで…」
ご尤も。

あんな辛い別れの後、誰もいない暗い部屋へ戻ったゆめの寂しさは幾何であろうか。この演出も容赦ないなあ。するとふと目をやった机の上に小春ちゃんの置き手紙を見つけ――
ゆめちゃん、
もうすぐ出発の時間です。
最後に2人で話せなかったから、お手紙を書くね。
今までありがとう。
ずっとずっと楽しかったね。
アイドルにあこがれて、S4ファンになって…
2人で四ツ星学園に入れたなんて、今も信じられない。
毎日がキラキラしてて、ほんとに夢みたいだったよ。
私がイタリアに行こうって思えたのはゆめちゃんのおかげなんだ。
ゆめちゃんの凄いステージを見る度、私ももっと成長したいって心から思った。
そのためには今のままじゃダメだって気がするの。
私たちはまだ未来の途中。新しい場所で新しい自分を探してきます。
私の新しいアイカツのスタートラインです。
親の転勤という理不尽な別れをネガティブに捉えるのではなく、新しい一歩へのきっかけとした小春ちゃんの決意が込められた手紙。本当ならばきちんと話して旅立ちたかったでしょうに…倒れたゆめを置いて旅立たなければならない状態にも関わらず、文面から思い浮かべた顔が約束どおりの笑顔とはまた泣かせます。
「これからも一生ゆめちゃんのファンです」
手紙を囲んだ飴ちゃんのメッセージを見たゆめは小春ちゃんの思いに応えられなかった不甲斐なさに大粒の涙を溢れさせ、だからこそ二度と失敗を繰り返さない覚悟を決め、空港で空を見上げた小春ちゃんと同じ星空へ「私のスタートライン」を誓う。遠く離れていてもお互い目指す場所は変わらない、一皮剥けた二人のリスタートを強く印象付ける締めでした。最悪の別れを発奮材料とする流れはいろいろショッキングでしたが、逆にこうなると再会時の感動もひとしおでしょうし…気の長い話ですがその時 今回のエピソードが「良き思い出話」となるよう今後の展開に期待したい。
しかしこの決意があればこそ今回ステージは小春ちゃんソロ(夜空様とのデュオでも可)の「未来トランジット」で飾ってほしかった…とふと思ったり。ベッタベタすぎて面白くないかな。まあそうすると今回のプロットが丸ごとリテイクになりそうだけど(笑

今回のアイキャッチは小春ちゃんでした。お別れ回でアイキャッチ初出とはなかなか粋な餞であります。とはいえアイキャッチがあってCGライブが無い子はいないはずなので、中CMの時点では小春ちゃんのライブ来る?と仄かに期待したのですが…。イタリア仕込みのセクシーライブまでお預けかな。
ついでにアイキャッチまとめ


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未来へ羽ばたけ! 七倉小春☆

ローラとの壮絶(?)な対決から今回はゆめの身体にさっそく異変が。意識喪失してしまった初期に比べれば反動は軽くなってきてはいるものの、前回対決ライブでの全力全壊ブーストが効いたか、前例どおり喉へのダメージが表れてしまったようです。喉を覗いたアンナ先生によれば炎症などのダメージは無さそうで、つまり物理的に身体を壊すようなダメージでは無さげ? って美組と舞組のハーフタイムショーオーディションはどうなった? ゆめセンターの歌組ショーはどうなった?(ぶん投げ
「もっと腹筋鍛えなきゃ」
大事を取って見学に回ったゆめはこれまでのステージを思い返し、知らない間に無理をして喉に負担をかけてる?と思い至り、その対策として一人腹筋を始めます。喉先で発声すると痛めやすく、腹筋を鍛えて腹から発声できるようになれば喉の負荷が減るはず。なるほどそう考えると事あるごとに腹筋やランニングで解決しているように思える本作は意外と理に適ったレッスンをしているのかもしれない(笑
「しばらく一人でアイカツしようと思ってる」
さてレッスン後の昼休みで会ったローラにも先の対決による変化が表れていました。厳しい敗戦を通じて「本当のライバル」に目覚め、昼休みの自主トレを宣言しゆめと別の道を歩む決意を表明します。とは言っても別に仲違いしている訳ではなく、友情は据え置きのままお互い高みを目指そうという前向きな姿勢。初期のローラを思い返すとむしろこの方が彼女らしく思えたりして。
「私ね、海外に引っ越すんだ」
そして小春ちゃんの例の一件へ。ゆめへ告げるタイミングをどう取るか?と思っていたけど意外とあっさり伝えちゃいました(笑。一方ゆめは寝耳に水のイタリア行きに焦り驚き涙ぐみ、すると小春ちゃんは「笑ってお別れしたい」と殊勝な言葉を掛け…一番辛いのは小春ちゃん本人だろうに周りを気遣って明るく振る舞う様子はベタながらじんわり。そんなん言われちゃゆめも泣いてなどいられず、涙を振り払い笑ってお別れを約束するのでした。今回はこの約束を守ろうと必死に笑顔を保つ二人の頑張りがいちいち刺さった。おっさんはこういうのに弱いのです。
というわけで喉の不調=レッスンできないトコでローラは自主トレ宣言、続いて小春ちゃんの引越宣言。つまりこれまでゆめのアイカツを支えてきたものが次々と離れていってしまいます。ならばゆめに残されたものは? 何を支えにアイカツを続けるのか? ってのが重要になりそう。

「小春ちゃんのためにサプライズでお別れパーティーを開こうと思うんだ!」
前回の真昼の反応からして一捻りあるかな?と思いきや、他三名は小春ちゃんの離脱をヒトコマで告知→受け容れていて何だか拍子抜けだったかも。まあ肝心のゆめへ小春ちゃん自ら真正面の告知だったのでイマサラ周りが騒ぐこた無いか。ここでチラリと見せたツンデレあこの真昼翻訳&煽り(笑)は小春ちゃん離脱後のキャラポジを窺わせるものの、小春ちゃん繋がりでできた輪が小春ちゃん抜きで普通に収まっちゃってるのも寂しいっちゃ寂しい。この関係に至る経緯が薄味だっただけになおさら。
というわけでみなさんさっそくパーティーの準備を開始、ってなトコへ美組の一年生がやってきて手伝いを申し出ます。曰く「親切にしてもらったお返しをしたい」…いちいち描写されませんでしたが小春ちゃんの常々からして美組でどんな日常を送っていたのか想像も易く、何よりこの二人の言葉がその事を表していますね。だからこそ偏屈な(笑)あこや真昼がまず小春ちゃんに懐いたのも判ります。
「七倉さんっていっつも虹野さんの話してたもんね」
第三者からのこういう話は当人の素顔を表すもの。小春ちゃんがゆめの事をいかに大切に思っていたか痛感しますね。もちろんそれを聞いたゆめは小春ちゃんの気持ちを深く受け止め、これまで一緒に過ごした時間の重みを噛みしめ…バレー部ゆめもかわいかったけれど、何より全くスルーされてた入試風景が映ったのはサプライズでした。当然とはいえちゃんと入試に合格して四ツ星に入ったのだなあ(笑。しかしそうすると厳しい試験を通過して入った割に発声すらマトモにできなかった謎が深まるばかりではありますが。
「小春ちゃんへのこれまでの感謝の思いを伝えるために、絶対最高のステージを見せるから!」
ずっと励まし続けてくれたお返しに小春ちゃんがいつも励まされていたゆめのステージをプレゼント、という流れはなかなか自然で気が利いてます。とはいえ例のとおり喉の調子がよろしくない状態で「最高のステージ」の宣言は不穏な予感しかしません。見えてる地雷に足を乗せてる気分というか。満面の笑顔を弾かせるゆめに反して見ているこっちは不安ばかりが募ってAパート引き。


引越の荷造りを終えた小春ちゃんのトコへゆめが現れヒトコトフタコト…空っぽになった机を見て募る寂しさをグッと我慢するゆめの健気さがたまりません。笑って見送る約束だもんね! そして小春ちゃんに向き直るとタオルを差し出しサプライズの準備、そのまま目隠しでドコぞへ連行し、すっかり準備が整った会場でタオルを取ってサプライズパーティーの開幕であります。タオルの下はもしかして素顔?と思ったけれどしっかりメガネを掛けたままでちょっと笑った。この期に及んでも素顔は見せてくれないのだな(笑
たくさんの仲間たちに加えて教師陣まで参加するお別れパーティー。こういうトコからも小春ちゃんの人望が窺えるというものです。プログラムはまず「小春ちゃんの四ツ星名場面スライドショー」でこれまでの活躍を振り返ります。真昼と競ったファッションショーやコハルデレラなどCGステージが無いキャラの割に見せ場は多く、返す返すもこのまま離脱は本当に惜しい。スライドショーが終わると料理を口に運びつつ暫しご歓談、ってなトコへS4のみなさんがやってきました。ここは肝心の夜空様だけ後から来るってのが良い仕込み。サイン色紙をもらって大喜びのシーンはイマサラ?と思ったものの、先輩後輩の関係だからこそファン目線で「サインください」なんて言えなかったのでしょう。四ツ星生にとってS4のサイン色紙は学外のファン以上に貴重品かも?
「私たちからもプレゼントがあるんだ」
サイン色紙を頂いて喜ぶ小春ちゃんへゆめたちからの餞別は各々を象った手作り人形でした。このデザインはどこかで見た…それどころかEDのモチーフになっているお人形マンマです。なるほどこう繋がったか!と思ったけれど、この人形は小春ちゃんが持って行っちゃうからゆめの机には無いはず。なのでEDの人形は沈んでるゆめを元気付けるためあこが作ってくれたもの、と勝手に補完しときます。ここは「下手だけど~」と謙遜するローラを「私は下手じゃありませんわ」と瞬殺するあこ、対して苦笑いを返すしかないローラがかわいすぎ。キミら仲良いな! それにしても記憶力抜群で劇組ルーキーダントツの実力者で料理も裁縫も上手いあこが何故これほどポンコツ枠なのだろう?(笑
「それでは最後に親友の虹野ゆめがこれまでの感謝を込めて餞のステージを披露しますわ!」
パーティーのラストを飾るライブのアナウンスにドッと盛り上がる会場にて、ひめ様&学園長が明らかに不穏な表情を見せていました。もちろん私も同じ顔になっちゃってましたよ。ライブ前のワクワク感は不安要素に完全に覆い尽くされ、指の隙間から怖々と見守るような気分と申しましょうか。ともあれここで不穏を浮かべていたのが件の二人だけ、つまりゆめの「あの力」に対する危惧を持っているのも二人だけ…S4を含む生徒たちや他教師陣はともかく、歌組担当教師であるアンナ先生にすら「あの力」の特性を知らせていない(気付いていない)ってのは妙な話ではあります。裏を返せばそれだけ重要機密事項って事かもですが、下手すりゃ生徒の命に関わりそうな事項について全く伝達が無いのは学園運営上いろいろマズいような。
百歩譲って機密保持優先=何も知らされていないとしても、今回リアルタイムで喉の不調を訴えていた(レッスンを中断して見学させた)生徒がライブをやると聞いて眉一つ動かさないのは歌組教師として如何なものかと思う。「あの力」への危惧を表す二人の側で「虹野、喉は大丈夫なのか?」と(あの力について何も知らない)教師視点の的外れな心配をチラリと入れれば展開的にもキャラ的にも深みが出るのにと思わなくなくも(略

《小春ちゃんのために最高のステージを見せたい。一番最高のステージを》
《喉はまだ本調子じゃないけど、思いっきり頑張れば今までで一番凄いステージができるはず》
もうヤメテヤメテ! というわけで見えてる地雷原をスキップするようなモノローグを呟いたゆめは全力でコーデチェンジへ駆け出し、チャーミングブックスコーデをキメて始まったステージは「So Beautiful Story」のソロバージョンでした。頭サビの歌い出しから聞き取れる不安定さ(音程・声量とも)はゆめ(せなさん)の初々しさを感じさせなくなくもないけれど、るかさんとの歌唱力差が思いっきり表れてしまって少々ツラい感じ。Aメロに入ると頭のmid2 Aが出せていないため聴いててズッコケそうになってしまった。もっと腹筋鍛えなきゃ(笑。映像的には第27話でのひめ様ステージから若干調整が入っていましたが見比べないと判らないレベル、主に表情や所作の雰囲気をゆめらしくチューニングしている感じでした。
イントロパート早々にアイドルオーラを発動させてゆめの気合いは十二分、そこからのステージングもキラッキラの笑顔を煌めかせて小春ちゃんへの気持ちが伝わってきましたが…最高のステージを見せたい気持ちがオーバーフローするかの如く、大盛り上がりのサビ入りで例のアレが発動してしまいます。やはり前回同様「発動してしまった」と言うしかありません。紅いランウェイを四条の虹が渡り、ゆめ自身も強烈なオーラを纏ってのサビは煌めきが増すごとに不安感ばかりが募り、そして纏ったオーラの煌めきが一層増した瞬間――

「あっ!」
ひめ様&学園長が危険を察した声を上げ、その一方でキラッキラの煌めきに歓声を上げる生徒たち。事情を知る者と知らない者のリアクション差はゆめの運命をさらに過酷に映します。ああキッツイ。
「ゆめちゃん! ゆめちゃん! ゆめちゃ…」
曲の盛り上がりと共に煌めきがピークに達したその瞬間、張り詰めた糸が切れたようにゆめは咳き込み歌を止め、すると曲も止まってアイカツ時空も消え…ライブ中のトラブルは前作でも何度か描かれましたが、ライブが中断されるほどのトラブルは今回が初ではあるまいか。虹ブーストの反動がライブに表れる事はほぼほぼ予想していたものの、ここまで絶望的な描写が来るとは思わなかった。思わず声を上げてしまったよ(笑。倒れたゆめへ真っ先に駆け寄る小春ちゃんの声が何とも切なく悲しく、なのにこんな時でもミニスカから伸びる美脚へ視線が行ってしまうおっさんの悲しさ(レビュー台無し。続いてローラ&真昼もステージに駆け付けて意識を失い倒れたゆめへ声を掛けるも反応無し、ってなトコへ颯爽と現れた紫の薔薇の人が神妙な表情でゆめを抱き上げるのでした。慌てる様子が無い辺り症状含めて全てお見通しだったのでしょう。
「小春、そろそろ…」
医務室のベッドで眠るゆめの手を握り続ける小春ちゃんへ残酷なお言葉。この状況で旅立たなければならないなんてどんだけ悪魔なシナリオかと(笑。そりゃ飛行機の時間もあるでしょうけれど、娘と仲良くしていた幼馴染みが意識不明のまま予定を進める親も親と思わなくなくも(略。普通だったら娘の心残りが無いように配慮しそうなもので…逆にそれを見せた後に小春ちゃんの意思で「ゆめちゃんは絶対大丈夫だから私は行く」とすれば、親(仲間たち)の気遣いとゆめを信じて旅立つ小春ちゃんの強がりを両立できたかもしれない。

ゆめを心配しながらもお別れの時間は迫り、ってなトコへ香澄姉弟が現れて別れの時間を盛り上げます。さすが夜空様、主役は遅れて来るのがお約束ですね! ていうか顔近いよ! こうして並ぶと夜空様って意外と小っさいのだな(笑。憧れの夜空様直々の見送りハグ&プレゼントに感激の小春ちゃんは満面の笑顔を返し、ほどなく迎えの車に乗って四ツ星を去っていきます。
などなど「笑顔でお別れ」というゆめとの約束を必死に守っていた小春ちゃんの気持ちは車中での決壊で明らかですが、そこへ至る過程が淡々としすぎていて判りにくいっちゃ判りにくい。とはいえ完璧にネガティブ感情を隠したトコ後での決壊は感情のコントラストが色濃く表れ、これはこれで好演出とも思えるので難しいトコ。まあ木村演出らしいと言えばそうかも。ともあれ涙にむせぶ小春ちゃんはその後みんなからのお別れ横断幕を見ると笑顔を戻し、しかし例の人形を見つめると再び不安を募らせ――

「私 小春ちゃんに喜んでもらいたかったのに」
「ちゃんとお別れしたかったのに」
シーンが医務室にパッと変わり、ベッドで意識を戻したゆめは寝ている間に全てが終わっていて唖然ボーゼン続いて慟哭。一番の親友とこんな形でお別れしてしまった悲しさ、約束を守れなかった不甲斐なさに涙する一連は、これまで全て都合良くいっていた虹ブーストのお釣りとしても過酷すぎる試練であります。
「ゆめちゃん、大切なお話があるの」
などと極限まで沈み込むゆめに対し、ひめ様はついに「あの力」について口を開くのでした。大方の予想どおりひめ様自身も「あの力」の経験者であり、一年生の時に発動した力によって実力以上のステージを幾度も重ね、しかしそれを繰り返すうちに声が出なくなっていった。また以前の回想ではステージ後に倒れるカットもあり、予想していたものの「あの力」の反動は全てゆめと共通しているようです。今回は低気圧頭痛や激辛カレーのくだりについて触れられなかったけれど追々関連性が語られるかな? ともあれ歌手にとって声を出せないのは何より恐ろしい事。素晴らしいステージの代償はあまりに大きく、反動を怖れたひめ様がステージに上がるのを怖がるようになったのも道理であります。ってなトコへ紫の薔薇の人が登場!
「甘えるな白鳥。今の自分を超えていけ」
「お前には才能がある」
「自分を磨いて乗り越えろ」
「ステージの神様に与えられた試練だと思え」
この言葉をストレートに考察するとやはり「あの力」は火事場の馬鹿力の解放っぽく、二人が元々持っている潜在的な能力(アイドル力)が何らかのきっかけ(アイカツシステムとの相性?)によって解放されてしまう資質のようです。人間が無意識に抑えている「100%の能力」を一気に解放してしまうため心身に負担が掛かって壊れてしまう。無理をした喉に炎症が起きていなかったのは、歌(ステージ)の魅力そのものが物理的な能力ではなく「アイドル性」という精神的な能力に起因するものだから? つまり声が出せなくなるのも意識を失ってしまうのも精神の疲弊が原因なのかもしれません…と尤もらしい理屈を考えてみたけれど、力と反動の因果関係については普通に喉に炎症が起きてくれてた方が判り易かったかも。無理による負担を乗り越えるために真の実力を付けろと語る学園長のお言葉もその方が判り易い気がします。続いて学園長の言葉にスイッチが入ったひめ様の特訓描写は、腹筋→発声はともかく、白装束での滝行や例の空気椅子はシュールすぎてダメだった(笑
ともあれ先取りした100%能力に負けない実力を付ける事が「あの力の反動」の克服となり、それは自然に「力に頼らずとも100%能力を発揮できる」最高のステージへ繋がり、自ずとトップアイドルへの道が拓ける。その体現者こそひめ様であり、同じ運命に導かれた後輩に何かと目を掛けていたのも判ろうというもの…とここまではほぼ予想の範囲内で目新しい情報はほとんどありません。まあ自らが経験者であるひめ様視点の「あの力」についてはこれが全てなのでしょう。というわけでトップアイドルへ至るギミックの種明かしが済んだものの、今後ゆめが「あの力」とどう向き合っていくのか? 「あの力」の存在を察した仲間たちとの関わりはどうなっていくのか? そして学園長視点での「あの力」はいったいどういうモノなのかまだまだ興味深い。机の君の詳細を含めて追々語られるであろう真相がますます気になる所です。
「あの…ごめんなさい、ひめ先輩。私なんだかわかりません…」
「今は小春ちゃんの事で頭がいっぱいで…」
ご尤も。

あんな辛い別れの後、誰もいない暗い部屋へ戻ったゆめの寂しさは幾何であろうか。この演出も容赦ないなあ。するとふと目をやった机の上に小春ちゃんの置き手紙を見つけ――
ゆめちゃん、
もうすぐ出発の時間です。
最後に2人で話せなかったから、お手紙を書くね。
今までありがとう。
ずっとずっと楽しかったね。
アイドルにあこがれて、S4ファンになって…
2人で四ツ星学園に入れたなんて、今も信じられない。
毎日がキラキラしてて、ほんとに夢みたいだったよ。
私がイタリアに行こうって思えたのはゆめちゃんのおかげなんだ。
ゆめちゃんの凄いステージを見る度、私ももっと成長したいって心から思った。
そのためには今のままじゃダメだって気がするの。
私たちはまだ未来の途中。新しい場所で新しい自分を探してきます。
私の新しいアイカツのスタートラインです。
親の転勤という理不尽な別れをネガティブに捉えるのではなく、新しい一歩へのきっかけとした小春ちゃんの決意が込められた手紙。本当ならばきちんと話して旅立ちたかったでしょうに…倒れたゆめを置いて旅立たなければならない状態にも関わらず、文面から思い浮かべた顔が約束どおりの笑顔とはまた泣かせます。
「これからも一生ゆめちゃんのファンです」
手紙を囲んだ飴ちゃんのメッセージを見たゆめは小春ちゃんの思いに応えられなかった不甲斐なさに大粒の涙を溢れさせ、だからこそ二度と失敗を繰り返さない覚悟を決め、空港で空を見上げた小春ちゃんと同じ星空へ「私のスタートライン」を誓う。遠く離れていてもお互い目指す場所は変わらない、一皮剥けた二人のリスタートを強く印象付ける締めでした。最悪の別れを発奮材料とする流れはいろいろショッキングでしたが、逆にこうなると再会時の感動もひとしおでしょうし…気の長い話ですがその時 今回のエピソードが「良き思い出話」となるよう今後の展開に期待したい。
しかしこの決意があればこそ今回ステージは小春ちゃんソロ(夜空様とのデュオでも可)の「未来トランジット」で飾ってほしかった…とふと思ったり。ベッタベタすぎて面白くないかな。まあそうすると今回のプロットが丸ごとリテイクになりそうだけど(笑

今回のアイキャッチは小春ちゃんでした。お別れ回でアイキャッチ初出とはなかなか粋な餞であります。とはいえアイキャッチがあってCGライブが無い子はいないはずなので、中CMの時点では小春ちゃんのライブ来る?と仄かに期待したのですが…。イタリア仕込みのセクシーライブまでお預けかな。
ついでにアイキャッチまとめ


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