2008-10-01(Wed)

RD 潜脳調査室 #26 リアルドライブ

76年後にまた会おう! 

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「みなさんも宝物見つけてください!」

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さていよいよRDも最終回です。気象分子に対する地球の拒否反応が現れ「海が燃える」状態にて人工島近辺はえらいことに、はたしてこの状況を脱することができるか? そして波留さんと久島さんの再会は叶うか? というのが見どころ。

リアルでの大深度潜水中の波留さんは海底付近に沈んだ端末を発見、すると引き込まれるようにエライザの部屋へ。なるほどあの端末は10話で沈めたエライザの端末ですか。メタルと同化した久島さんは全ての海と会話していたエライザの所へ来て、エライザを通して海と会話をした。その結果出した答えを今エライザが波留さんに伝え、それは波留さんを通して「すべての人」に伝わった。

ここでソウタはメタルを止める決断を下しました。「メタルの制御下を離れることで気象分子は24時間以内に分解する」、書記長はともかくジェニー円が当然のような顔で協力体制を見せているのが不思議です。さすがにあの光景を見たら気象分子の是非もわかるでしょうし現に本人は非を認めていますが、事が起きる前にさんざん警告があったにも関わらず強引に撒布を行なった責を感じているように見えません。

ソウタにしてもフルボッコの末に足を負傷させられた挙句のこの状況なわけで「だからあれほど止めたでしょう?」と文句の一つくらい言っても、というか全くその件に触れず淡々と進めているのが少々不気味ですらあります。確かに文句を言ったところで状況は好転しませんし、直面した危機から脱することに全ての集中力を傾けるのは正しい姿かもしれません。しかし電理研の誰一人としてジェニー円に対し負の感情を表さないのは人間できすぎでしょう? ともかく展開上最終回に向けて気象分子を撒布しなければならないとしてももう少し筋の通った見せ方は無かったのかなあ。

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さてメタルと止めるとなると大深度ダイブ中の監視システムも止まってしまいます。それが何を意味するか? ソウタその他の関係者はこのことも知っているはずで、つまりあれほど重要視していた波留さんの安全を完全スルーしメタルの停止に向けて淡々と進んでいるのが不思議でした。波留さんのことを考えていたのはミナモ両親だけじゃ?

一方の波留さんはエライザの部屋にて「メタル停止」の後の事をあれこれ。メタルが止まるとエライザも久島さんも消去されてしまうわけですが完全に消えてしまうわけではないと。今まで海と会話してきたエライザはメタルを離れても海そのものに自己を残せる、海の記憶に融合されることを知っていた。ってな解釈でいいのかね?

メタル停止後、書記長はシャワーを浴びてお着替え。この艶かしい姿も見納めかと思うと感慨深いところですがそんなのんびりしてる場合か?(笑

メタルのリンクが切れ、ミナモのいるアイランドもいつしかのように停電で真っ暗。そんな中ミナモは「手を繋いで!」と。メタルでの繋がりよりも直接手を繋いだ触れ合いのほうが安心できるってことですか。しかし最終回だというのに波留さんに絡まないヒロインってのは番組的にどうなのだろう。電脳社会に於ける未電脳娘の「できること」として十分見せていたとは思いますが展開として盛り上がりに欠けると言いますか…。この地味な見せ方こそRDの醍醐味といえばそうなのですけれども。

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ほどなく気象分子は分解し、雨となって落ちた後は満天の星空です。するとメタルが止まったままにも関わらず電理研のアンドロイドが次々と起動、ホロンさんもソウタの前に姿を見せました。この辺りからちょっとオカルトチックになってきた?

「万物は水より生まれた」

水の力、海の力。波留さんが50年間いたという場所で久島さんは地球律についての答えを語りました。海は万物の母であり、地球そのものが一つの生命体として機能している。いわゆるガイア理論ですか。その上で進化を遂げた人類はいつしか海との繋がりを忘れ、その繋がりは「個」の主張の影に隠れてしまった。しかし無意識下に於いて海との繋がりは途切れていない。水を媒介に全ての意識は繋がることができる。

ま、またしても人類補(略
結局行き着くところはここなのか。

純正律の話も出てきてなるほどなるほど。全て最終回へ繋がってたのですね。

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久島さんの意識が具現化したのはハレー彗星の接近による地球律の活性化によるもの。なので彗星が離れてしまうと意識は海へ拡散してしまう。波留さんはこのまま久島さんと運命を共にする決意を示しますが…最後の最後で躊躇している様子? そのことに気付いた久島さんは「水の力」をプレゼントします。久島さんの手から離れた水泡は彼の体を溶かしつつ波留さんの傷跡へ。傷は見る見る消え、次の瞬間意識を取り戻した波留さんはリアルの海に放り出されました。波留さんおかえりなさい。しかし潜水艇に鈍い音が響いた時はもうダメかと思ったよ。

ホロンさんは相変わらず記憶が消えたままのようだけど「ホロンさん」の本質は残っていたようです。初期化されソウタと過ごした3ヶ月間の記憶を失ったホロンさん、しかし「海」と繋がったことによってパーソナリティを取り戻した? これならば時間をかけて再び以前のような関係に戻ることができるでしょう。この二人はどうなるかと思ってましたが地味ながら良いオチでした。

光る海に向かって語るミナモ。波留さんと久島さんの願いを理解し、別れを受け入れていました。中学生とは思えないほど人間ができてますね(笑。というかこのまま終わり?

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なーんてことは無く若返った波留さんが戻ってきましたよ。水の力スゲー!ってなものですが、きっとこれは事故により浦島太郎となってしまった波留さんに対し久島さんが贈った逆玉手箱なのでしょう。傷跡が消えていったのはこういうことだったのですね。

さてこれにて半年に渡ったRD潜脳調査室も終了です。華やかさの無い地味な作品でしたが丁寧な作りに毎週楽しみに視聴しておりました。その分ラスト付近の力技は少々面食らいましたけれどもジェニー円に関するあれこれ以外は悪くない纏め方だったと思います。ただ最終回にエイミーが出なかったのは残念、個人的にエイミー回がRDの至高だと思っているので最後にもう一度くらい姿を見たかった(笑

シリーズを通して全体的に解釈の難しい話が多く、その分レビューを書くのが苦しい時も多々ありましたがこれこそがレビューの楽しみと申しましょう。このような良作に再び巡り会えますことを祈りつつRDのレビューを絞めます。半年間おつかれさまでした。

  

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