2017-01-12(Thu)

ガヴリールドロップアウト #01 もう戻れないと知ったあの日

人々を幸せに導く立派な天使になってみせます! 

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&「亜人(デミ)ちゃんは語りたい #01」も軽くレビュー。

新年明けて2017年1月期新番が雪崩れの如くスタートしている今日この頃、今回は私的にピンと来た二本を軽くレビュってみようかと。まずは「ガヴリールドロップアウト」から。

原作はうかみ氏、コミック電撃だいおうじ掲載(既刊4巻)のまんが。私は例によって原作未読というか冬アニメをチェックするまで存在すら知らなかった作品であります。制作スタッフからしてゆる~い気分で流し見するには良いだろうと軽い気持ちで視聴スタートしたら思いの外 ツボにハマってしまった(笑。前述どおり監督は太田雅彦氏、シリ構はあおしまたかし氏、キャラデ・総作監は大隈孝晴と「ゆるゆり」「琴浦さん」「干物妹!うまるちゃん」を手掛けた面々で、原作未読のため再現度は判りませんがアニメ版の空気感はお察しのとおり。制作は動画工房って事でアニメーションの面白さも楽しみ。

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天界の天使学校を主席で卒業した「天真=ガヴリール=ホワイト(通称:ガヴ、CV.富田美憂)」が本編の主人公。件の卒業式ではいかにも優秀な天使っぷりを醸し出していたガヴリールは修行のため人間界に降り…ってなトコでパッと映った人間界の風景が思いっきり浜名湖上空→浜松城→弁天島鳥居&浜名大橋で驚くやら笑えるやら。本作は浜名湖周辺が舞台だったのか! だからエンドカードが「ばらスィー」さんなのか! かく言う私は昭和から平成に掛かる10年間くらいこの辺に住んでいたのでじつに懐かしい。浜名大橋は2車線の直線が続くので最●速チャレンジに打って付けだったのよね。海っぺりの突風で何度も死にかけた事すら懐かしいな。

本編中に出てきた待ち合わせ駅の表記は「舞天島駅」とありましたが、これは現地に隣接する「舞阪」と「弁天島」のチャンポンですか。というかこの地名自体が懐かしい。ともあれ作中での人の流れを見ると件のカットは浜松駅がモデルっぽい? 最近の浜松駅を知らないのでナントモですが、追々の市街地描写を見ていけばいろいろ確定していきそう。ちなみに画像右下の写真は実際の弁天島駅前観光案内所、見てのとおり市街地ではないロケなのでアニメ版は前述どおり別地点っぽいけれど、看板の色や佇まいなど参考にしているような気がしなくなくも(略。それはそうと浜松城&弁天島鳥居があまりにも資料写真マンマすぎて「いいのかこれ?」と思ってしまった。
写真引用元:浜松城弁天島鳥居(浜名湖)

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そんなこんなで始まったお話はまず地上へ降りた直後の綺麗なガヴリール(笑)を暫し。部屋を綺麗に掃除し、あまつさえ公園までも掃除し、集う子供たちと微笑ましく戯れ、じきに始まった学校生活も真面目に過ごし、しかしそんな天使を堕天使ならぬ駄天使に変えてしまったワンクリック…課金画面を前にした激しい葛藤から意を決してカチッ→黒背景タイトル画面へのテンポが良すぎて大笑い。聖者の堕落というベッタベタのネタを今風に結構すっさり納得させてしまうアバン締めでした。あはは。

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CM明けて始まったAパート冒頭は既にネトゲどっぷりの駄天使。ああもうダメなのね(笑。朝なのにカーテンを引いたままの荒れ果てた部屋、床置きのノートPCにていかにもだらけた格好でネトゲに興じ、部屋を訪れた「月乃瀬=ヴィネット=エイプリル(通称:ヴィーネ、CV.大西沙織)」とのやさぐれたやり取りなどなど、ガブリ-ルの堕落っぷりがダイレクトに伝わってきます。というか富田さんのやさぐれ演技がハマりすぎてて怖いくらい。だらしなく開いた脚の間の白い布からもガブリ-ルの堕ちっぷりが窺えます。もう恥じらいも何もあったもんじゃねえ(笑。ここで登場したヴィネットは悪魔との事だけれど、お約束どおり(?)悪魔なのに面倒見が良い善人で、後のシーンでも彼女の善人っぷりが強調されていました。

嫌々ながら行った学校ではこれまた悪魔の「胡桃沢=サタニキア=マクドウェル(通称:サターニャ、CV.大空直美)が登場。こちらはこちらで大仰な悪魔思想を大言しつつじつは大した事ができないポンコツちゃんで、ガヴリールがこぼしたジュースをいつの間にか掃除させられていたり、宿題をあえてやらないで高笑い→涙顔の立たされ坊主、犬と本気でケンカなどなど憎めない悪魔のポジションを確立していました。またラスト付近で現れたガヴリールの友人、天使学校次席卒業者たる「白羽=ラフィエル=エインズワース(通称:ラフィ、CV.花澤香菜)」はお嬢様っぽい物腰に反してじつは思いっきり腹黒…これもまたテンプレどおり、天使と悪魔の中身が入れ違っている的なキャラ設定は何番煎じなのだろう(笑。まあ作風どおりあまり深く考えず、天使と悪魔が繰り広げるドタバタコメディをゆる~い気分で眺めていこうかと。何より舞台が浜松&富田さんのやさぐれ演技だけで1クール楽しめそう。

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ついでにもう1本カンタンに。原作はペトス氏、ヤングマガジンサード掲載(既刊4巻)の「亜人(デミ)ちゃんは語りたい」。アンテナがすっかり低くなってしまった私には珍しく原作既読であります。神話やおとぎ話に出てくる人ならぬ異形、ヴァンパイア・デュラハン・雪女・サキュバスなどの「亜人」を本作では「人間の突然変異」と位置付け、亜人と人間との意識差やお互いに対する認識の変化をコメディタッチに描いた作品です。亜人はそれら特性から迫害・差別の歴史を経過しながらも今では各々の「個性」と捉えられるようになり、社会全体が亜人をサポートする世の中になった…といった辺り、直球で描くと非常にデリケートになりそうなテーマをコメディに転化しスッと浸みるよう作られています。まあそこまで深読みしなくても各キャラみんなかわいくて面白いマンガなので一読をお勧め。町ちゃんギュッてしたい(笑

監督は「GATE」のチーフ演出を務めた安藤良氏、本作が初監督作品ですね。サンライズ系の方で京極氏の系譜とのこと。シリ構は私的に当たりが多いベテラン吉岡たかを氏、キャラデは判りやすいトコで「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の総作監を務めた川上哲也氏です。ひかりの顔なんてそのまんまですよね(笑。制作はA-1、今期も複数作品を抱えているけど息を切らさず頑張っていただきたい。

アバンにて「小鳥遊ひかり(CV.本渡楓)」と生物教師「高橋鉄男(CV.諏訪部順一)」の出会いをサラリと描いて始まったOPは何とミト氏作曲によるものでした。氏のファンとしてはこれだけでテンション10倍であります。ヴァンパイアのひかり、デュラハンの「町京子(CV.篠田みなみ)」、雪女の「日下部雪(CV.夏川椎菜)」、そしてサキュバスの「佐藤早紀絵(CV.日笠陽子)」とデミちゃんたちがパッパと登場し本編への期待が高まります。ひかりはOPでもアホっぽくて良い良い。見た目が最も異形な町ちゃんはじつは一番かわいいのだなあ。静かに佇む雪もそれっぽく、そしてサッキーのジャージがナントモたまらない!(笑

さっそく原作との相違点は、原作では新任だった高橋先生がアニメでは既職で、逆に原作では既職だったサッキーが新任教師として赴任してくる事。おそらくこの改変は何かと舞台になる生物準備室の専有(?)や貫禄付けの辻褄合わせなのではないかと。ここで「亜人」の歴史をサラリと説明されますが、そのシーンにパッと映った「亜人課」のヒトコマは後々の軽~い布石になっています。そしてジャージメガネでガードを固めるサッキーを始めに、ひかり、町ちゃん、雪と亜人とのファーストコンタクトを連発(変なニホンゴ)。首無しでもたれかかる町ちゃんが思った以上にダイナマイツで驚いた(笑。ヘソチラで運ばれる雪はこれも前振り、ヴァンパイアの牙をニッと見せるひかりもかわいいです。某妹マンマだけど。まるい!

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ひかりの双子の妹「小鳥遊ひまり(CV.Lynn)」を軽く顔見せ。見たとおりしっかり者の妹で、ひかりに対して小言ばかりの毎日なれどじつはお姉ちゃん大好き。この茶髪は天然ではなくある理由によって染めているのだけれど…これがまたかわいらしいというか良い子というか。双子なのに片方だけ亜人って辺り、本作の「亜人」の立ち位置を鑑みると妙にリアルを感じたり。それにしてもポンコツ姉さん&しっかり妹の組み合わせってこれで何例目だろうか(それは言わない

教室にてクラスメイトと話す町ちゃんのシーンは彼女が密かに思い悩む「人付き合いの難しさ」がよく表現されていました。これは原作ではサラリと触れられるエピソードなのだけれど、実際のシーンとして膨らませたこのパートはリアルを感じます。「個性の一つ」と理屈では判っていても感情が追い付かない、悪い意味ではなくふと腫れ物扱いしてしまう一瞬と、それを察した瞬間の寂しさが胸に刺さるヒトコマでした。

そんな常人と亜人を分かつ見えざる壁をあっさり乗り越え打ち砕くひかり。誰も口にできなかったデュラハンの特異体質(不便さ)をさも当然のように問い掛け、クラスのみんながギクッとする中、今度は自分のウィークポイントを屈託無く話し、その笑顔はやがて周囲のみんなを含めて「本当の笑顔」を咲かせる。同じ境遇にある者だけができる壁越えはさりげなくココロに響くシーンでした。まあひかりが何も考えてないだけなのかもだけど(笑

というわけで打ち解けた町はひかりの「休み時間の行き場所」を問い、高橋先生へのお手紙をもって新しい繋がりを築き第1話の締め。町ちゃんの首を抱いて廊下で待ってる(バレバレ)のヒトコマも微笑ましい。そういや準備室で語られたヴァンパイアの特性小咄や雪へのカプッチュー、そして「歯を立てるなよ?」の冗談(笑)も予想以上に良かった。ああみんなかわいい。次回以降も期待。

あとはキミキス―アマガミラインの紳士新作「セイレン」、そしてガールズバンドものの「BanG Dream!(バンドリ)」くらいか。というかバンドリは特番ばかりやってないで早くアニメ本編を見せて(笑

      

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ガブリールは主人公の中の人がアイカツスターズの主人公なんですよね

ああ、あの子があのまま学園を退学させられてたらきっとこうなってたんだろうな感がなぜかします(苦笑)

れすれす

>通りすがりさん
スターズ好きとしてはやさぐれ時空のゆめを見ているみたいで面白いです(笑
初見の限りではガヴのキャラと声質が合っているようなので今後のやさぐれっぷりも楽しみ。
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