2017-01-27(Fri)
アイカツスターズ! #41 燃えろ!星取りフェス!
未だ届かない夜空の月。

遠いな…お姉ちゃん。

ついこないだ秋フェスだと思ったらもう冬フェスですって! というわけで今回は開幕早々学園長のノリノリアナウンスによって四ツ葉学園冬フェス「星取り☆フェスティバル」の開催が宣言されます。これまでシリアスの裏側でノリの良さを隠しきれなかった学園長が最近は常時隠さなくなってどうしたものか(笑。件の冬フェスは組別対抗の言わば陣取り合戦。学園の地元「きらきら市」を12エリアに分け、各々エリアに出されたお題を各組で競って「最もお客さんの心を掴んだ組」がエリア制覇…単に勝負事の勝ち抜けではない辺りが今フェスのミソか。そして制覇したエリアが多いトップ2組によって決勝が行われ優勝組の決定という運びであります。などなど放送をカフェで見ていた四人娘はもちろんやる気満々で、各組トップのイメージカットをパッパと続けてアピール合戦(?)を始めます。特に歌組ゆめvs劇組あこは火花バチバチお互い譲らず…なーんて噛み付かんばかりの事前バトルを呆れ顔で見ている真昼&ローラがいい味出してます。今回この二人ははこういう顔が多い(笑


続いて各組のフェス対策会議をチラリ。まずは劇組。旗持ちありさ先輩や必勝ハチマキで気合いを高めるツバサ先輩の様相からして、芝居軍団の体育会っぽさが表れている感じです。それにしてもありさ先輩麗しい、前回のドラマにも出てくれたら良かったのに。続いて美組はモニタの灯りが浮かぶ暗い部屋でミーティング。こちらもまた組の空気=妖艶な雰囲気が画面から滲み出ています。ここで夜空様は必勝ポイント「プラスαのびっくり」を説いて後の布石を打ち。
とはいえこのポイントを最も的確に実行できるであろうメガネの彼女がいない事をしみじみ思ってしまうな。ううむ。そして真昼の組仲間として桃井こころちゃんが急浮上していました。何だかメイン級にかわいい!
続く舞組会議は地図を見つめて考え込んでいるゆず様から。
「うーん、むむむ…」
「さっきからずっとあんな感じなんですけど大丈夫なんですか?」
「ゆず様の事だからきっと途轍もないアイデアを生み出そうとしている…はず」
「やっほ~☆ また帰って来ちゃった~!」
唸るゆず様を心配するサーヤ先輩、大船に乗ってるつもりがそうでもないミッキー先輩の小ネタを挟んで賑々しく登場したハルカ☆ルカ…正月明けにLAへ戻ったのにまた帰ってきたのか。ポジション的には純レギュラーなのにハルカの存在感は凄い(笑。というかたまきちゃん含めて舞組メンツが5人しかいないのは何故?
「これ、星に乗ったイルカに見えるゾ!」
ハルカの頭の☆を見たゆず様は先からの考え事の答えをピキーンと閃いて天才の片鱗をアピール。ゲージツ系の天才ってこういうトコありますよね。武道館の屋根のタマネギとか、普通の人だと気にも掛けないようなモノからイマジネーションを膨らませちゃうの。そしてこのイルカもまた先の布石になっています。
最後は歌組の作戦会議。ここでは商店街エリアの攻略ポイント(応援するお店の来客数を競う)を軽く説明した後、歌組が応援する店「ジュエルアイスクリーム」の作戦を話し合っていました。そういやローラ発案の酢コンブアイスはどうなった? と思ったら後にフォローが入っていて笑った。そこでゆめが出したアイデアはかわいいイラストを描いたメッセージカードを配るというもの。イラスト例もかわいいけれどデフォルメで勢揃いした歌組キャラがまたかわいい。歌組独特の和気藹々とした雰囲気も伝わってきますね。また歌組仲間として柏崎メイちゃんが急浮上…美組のこころちゃんもそうですがレギュラー以外の仲間が前に出て来るとイベントらしい賑やか感が増して良い良い。ともあれこんな風に組ごとの空気が見えると群像劇としてより楽しめるでしょうし、現状あまり活かされていない組分け要素を今後はもっと活用していってほしいトコ。今回みたくちょっとした演出で浮き上がってくるのだから。

場面がパッと変わって夜のランニングに励む真昼、の前に現れた夜空様のシーン。缶コーヒーで手を温めながら白い息での姉妹の語らい、姉として先輩として真昼を導く夜空様と、妹として後輩として夜空様の言葉に耳を傾ける真昼のヒトコマは、しっとりした演出も相まって心に浸みるものがありました。初期の関係を思い起こすとほっこりが止まらない。美組トップの象徴たる夜空の月に手を伸ばす真昼へそっと寄り添う夜空様の温かさも良いなあ。そしてご丁寧にこのカットも布石。
明けて翌日レッスン室にてこころちゃんとのヒトコマ。レッスンバーで柔軟しながら「プラスαのびっくり」について話す所作の一つ一つが自然で、先の夜シーンから一転し昼間の真昼の快活さを燦々とした窓光で表す演出も効いてます。そしてこころちゃんがかわいい。このレベルのキャラを埋もれさせておくのは本当にもったいない。ともあれいつもだったらゆめやローラが出てきそうなシーンできちんと美組キャラ同士で会話させている辺りシナリオ・演出ともに拘りが窺えて本当に気持ちが良かった。組別対抗戦のテイが守られています。

「いよいよ星取りフェスティバルの開幕だ!」
グッと回り込んだノリノリ学園長の宣言で星取りフェスが開幕! どんぱふ! まずは学園エリアのフリーパフォーマンス対決がスタート。帽子からマントから鳩を出すこころちゃんの手品シーンがかわいすぎて何事かと。凄い破壊力です。この笑顔一発で美組に星をあげたくなる(笑。そういえば小春ちゃんも鳩を出してたっけ。続いて真昼の瓦割りパフォーマンスへ。
「ねえ真昼。瓦を割った後大声で『カワラチョップ!』って叫んでみて」
「カワラチョップ?」
「いいからいいから」
大観衆を前に宣言どおりの瓦割りを披露するも観客は唖然ボーゼン、ここは静寂に包まれた真昼のやっちまった感がいい味でした(笑。ってな所で夜空様の謎のアドバイスを思い出して「カワラチョーップ!」と叫ぶや稲や小さいお友達は大喜び&大喝采…夜空様の言葉は子供たちに人気のTV番組「大工戦隊 カワラマン」の必殺技に掛けたアドバイスだったのですね。大工戦隊見てみたいゾ(笑。というか「カワラマン!」と呼ばれてフクザツな笑顔を浮かべる真昼も良かった。

次の勝負は水族館エリアでのクイズ勝負。回答者席の面々を見るとS4必須という訳でもないバラけ具合が結構リアルだったり。それにしても舞組ペアの賑やかさが最強すぎる。さっそく始まったクイズでは引っ掛け問題を華麗に獲るツバサ先輩がそれっぽく、あっさり引っ掛かるゆめもまたそれっぽい(笑。そんなこんなで回答数は冷静沈着なツバサ先輩率いる劇組チームがリードするも――
「ィィィ~やっほ~~~!」
いつの間にか姿が消えてるゆず先輩がイルカに乗って大空ジャンプ! あまりに突拍子のない登場に唖然のツバサ先輩が良い味でした。ほんと今回はこの表情が多い(笑。一方プールへザブン!の一瞬を見たとおりきちんとスイムスーツ&ライフジャケット装備に着替えているゆず先輩に妙に感心(芸コマ。せっかくクイズで勝ったのにおいしいトコを持って行かれた劇組ペアはいかにも悔しそう…悔しさに身を震わせるツバサ先輩は次ステージでのリベンジを誓う?

枯れ葉が舞い寒風吹きすさぶビーチエリアに居並ぶ季節外れの水着娘、というわけで青い顔でガタガタ震えながらビーチフラッグ勝負であります。予告で見た時は屋内プールのイベントと思っていたけれどまさかマジモンの寒中水着とは。参加メンツは歌組:ゆめ&ローラ、劇組:ツバサ先輩&あこ、舞組:ミッキー先輩&ハルカ、美組:夜空様&真昼の総勢8名、まさかまさかの真冬の水着回だけにもう少し各々水着姿を眺めたかったかも。スターズの水着デザインは少女アニメにしては結構際どいね(笑
ここはクイズ勝負での惜敗を取り戻そうと気合いマシマシのツバサ先輩が格好良かった。スタート号砲に超反応する横顔から砂浜をダッシュしてフラッグへ手を伸ばす必死の表情、見事勝ち取った後の満面笑顔&「取ったどー!(違」も素敵でした。それにしても学園長ってば堰を切ったようにノリノリだなあ。

次なる商店街エリアでは歌組担当店舗「ジュエルアイスクリーム」の社長さんが第7話以来の登場。あの時のオチ(?)である酢コンブアイスの評判を「一部で大人気」と聞いてこれまたビミョー顔を浮かべるローラがいい味でした。あはは。歌組のメッセージカード作戦は小さいお友達に大人気、なれど他組の頑張りを見たゆめはさらなるアイデアを実行するのでした。
「白鳥ひめちゃんのメッセージカード付き風船プレゼント!」
特典商法で盛り上がる店舗を見て「ずるい気がする…」と呟くローラが正直でよろしい(笑

そんなこんなでいつしか12エリアの星取り合戦が終わり、内4エリアを制した美組と劇組によって決勝が行われる運びに。その決勝戦は各組トップのツバサ先輩vs夜空様のステージ勝負であります。ここは決勝進出を逃した歌組面々のリアクションが面白かった。脱力してローラの肩にヘチャるゆめかわいい、そして意味深に振るリリエンヌとひめ先輩のやり取り…何というかこの二人らしい余裕みたいなものを感じる一瞬でした。
ほどなく始まった決勝戦、ツバサ先輩の「キミをロックオン」はキメのみ4カットの超縮小版で一瞬何事かと(笑。とはいえ短いなりに作画は上々で、脚のアップからグッとせり上がるカット割りはツバサ先輩の凛々しさが溢れていました。この作画で1曲見たい。
「月が雲に隠れちゃったから何だか心配で」
「大丈夫、びっくりさせてあげるから」
続いて夜空様の出番になると美組の象徴たる月が雲に隠れてしまって不穏な予感、ところがこの暗い夜空は夜空様の「プラスαのびっくり」をより盛り上げるギミックになっていたのだなあ。

コーデチェンジキメ比較。左列は第15話、右列は今回第41話です。口の幅や開き具合、さらに視線・眉・前髪が修正されてより麗しく。ウインクのタイミングも僅かに変わっています。

夜空様のステージ曲は「TSU-BO-MI ~鮮やかな未来へ~」、歌唱はキャラどおりみほさんのソロでした。第34話の真昼版を延々リピートしている私としてはボーカルの違いに少々戸惑いつつも、真昼版とはひと味違った妖艶さに釘付けだったり。キャラを入れ替えただけではなく、例によってカメラ割りやアングル取り、また細かいモデリングやモーションなど相当ブラッシュアップされ、夜空様らしい美しいステージを堪能させていただきました。細かいトコだとオーラ発動のタイミングが変拍子後のサビ入りに合った事で盛り上がり感がさらにアップしたような。こうなると香澄姉妹のデュオステージをぜひ見たい。

「遠いな…お姉ちゃん」
ステージを終えてなおキラキラが舞う会場にさらなるサプライズ、三日月に乗った夜空様が天空に現れて「プラスαのびっくり」の披露であります。なるほどこれは大がかりなびっくりギミックでした。偶然にも本物の月が隠れた事でこのギミックが浮かび上がる所まで夜空様が「持っている」感じが凄い。そして無邪気に感動するこころちゃんの隣でボーゼンと見つめながら天空へ手を伸ばす真昼…目指す高さにまだ手が届かない自身の未熟さを思い知りつつ、それでも掴み取りたい思いが伝わってくる名カットでした。
結局美組が優勝してエピローグへ。月を見上げてしみじみ談笑するS4の何気ない会話から仲の良さや観客への気遣いが伝わってきて…こういうシーンをこれまでもっと入れておけばS4の存在感も結構高まっただろうになあ。また実質このフェスが最後の対抗戦と思うと、会話の端々に仄かな寂しさを感じたり。と思ったら。
「あの子の名前は?」
「イルカ☆ルカだゾ」
凄いダジャレでブッツリ切ってED入りの演出にはやられた。一瞬の唖然から大笑いしてしまったよ。そしてEDテロップの最後に「絵コンテ・演出 安藤尚也」の文字を確かめて妙に納得だったり。この冬フェスは本気モードに成らざるを得ないS4戦へのワンクッション的なイベントという事もあり、コメディ色の強い楽しい絵面を主軸に据えた一本でした。そんな中で各組各キャラの動きを満遍なく見せつつ、香澄姉妹の機微をしっかり入れ込んだシナリオ・演出は上々だったと思います。やはり安藤演出は私のツボにハマってる感じ。
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

遠いな…お姉ちゃん。

ついこないだ秋フェスだと思ったらもう冬フェスですって! というわけで今回は開幕早々学園長のノリノリアナウンスによって四ツ葉学園冬フェス「星取り☆フェスティバル」の開催が宣言されます。これまでシリアスの裏側でノリの良さを隠しきれなかった学園長が最近は常時隠さなくなってどうしたものか(笑。件の冬フェスは組別対抗の言わば陣取り合戦。学園の地元「きらきら市」を12エリアに分け、各々エリアに出されたお題を各組で競って「最もお客さんの心を掴んだ組」がエリア制覇…単に勝負事の勝ち抜けではない辺りが今フェスのミソか。そして制覇したエリアが多いトップ2組によって決勝が行われ優勝組の決定という運びであります。などなど放送をカフェで見ていた四人娘はもちろんやる気満々で、各組トップのイメージカットをパッパと続けてアピール合戦(?)を始めます。特に歌組ゆめvs劇組あこは火花バチバチお互い譲らず…なーんて噛み付かんばかりの事前バトルを呆れ顔で見ている真昼&ローラがいい味出してます。今回この二人ははこういう顔が多い(笑


続いて各組のフェス対策会議をチラリ。まずは劇組。旗持ちありさ先輩や必勝ハチマキで気合いを高めるツバサ先輩の様相からして、芝居軍団の体育会っぽさが表れている感じです。それにしてもありさ先輩麗しい、前回のドラマにも出てくれたら良かったのに。続いて美組はモニタの灯りが浮かぶ暗い部屋でミーティング。こちらもまた組の空気=妖艶な雰囲気が画面から滲み出ています。ここで夜空様は必勝ポイント「プラスαのびっくり」を説いて後の布石を打ち。
とはいえこのポイントを最も的確に実行できるであろうメガネの彼女がいない事をしみじみ思ってしまうな。ううむ。そして真昼の組仲間として桃井こころちゃんが急浮上していました。何だかメイン級にかわいい!
続く舞組会議は地図を見つめて考え込んでいるゆず様から。
「うーん、むむむ…」
「さっきからずっとあんな感じなんですけど大丈夫なんですか?」
「ゆず様の事だからきっと途轍もないアイデアを生み出そうとしている…はず」
「やっほ~☆ また帰って来ちゃった~!」
唸るゆず様を心配するサーヤ先輩、大船に乗ってるつもりがそうでもないミッキー先輩の小ネタを挟んで賑々しく登場したハルカ☆ルカ…正月明けにLAへ戻ったのにまた帰ってきたのか。ポジション的には純レギュラーなのにハルカの存在感は凄い(笑。というかたまきちゃん含めて舞組メンツが5人しかいないのは何故?
「これ、星に乗ったイルカに見えるゾ!」
ハルカの頭の☆を見たゆず様は先からの考え事の答えをピキーンと閃いて天才の片鱗をアピール。ゲージツ系の天才ってこういうトコありますよね。武道館の屋根のタマネギとか、普通の人だと気にも掛けないようなモノからイマジネーションを膨らませちゃうの。そしてこのイルカもまた先の布石になっています。
最後は歌組の作戦会議。ここでは商店街エリアの攻略ポイント(応援するお店の来客数を競う)を軽く説明した後、歌組が応援する店「ジュエルアイスクリーム」の作戦を話し合っていました。そういやローラ発案の酢コンブアイスはどうなった? と思ったら後にフォローが入っていて笑った。そこでゆめが出したアイデアはかわいいイラストを描いたメッセージカードを配るというもの。イラスト例もかわいいけれどデフォルメで勢揃いした歌組キャラがまたかわいい。歌組独特の和気藹々とした雰囲気も伝わってきますね。また歌組仲間として柏崎メイちゃんが急浮上…美組のこころちゃんもそうですがレギュラー以外の仲間が前に出て来るとイベントらしい賑やか感が増して良い良い。ともあれこんな風に組ごとの空気が見えると群像劇としてより楽しめるでしょうし、現状あまり活かされていない組分け要素を今後はもっと活用していってほしいトコ。今回みたくちょっとした演出で浮き上がってくるのだから。

場面がパッと変わって夜のランニングに励む真昼、の前に現れた夜空様のシーン。缶コーヒーで手を温めながら白い息での姉妹の語らい、姉として先輩として真昼を導く夜空様と、妹として後輩として夜空様の言葉に耳を傾ける真昼のヒトコマは、しっとりした演出も相まって心に浸みるものがありました。初期の関係を思い起こすとほっこりが止まらない。美組トップの象徴たる夜空の月に手を伸ばす真昼へそっと寄り添う夜空様の温かさも良いなあ。そしてご丁寧にこのカットも布石。
明けて翌日レッスン室にてこころちゃんとのヒトコマ。レッスンバーで柔軟しながら「プラスαのびっくり」について話す所作の一つ一つが自然で、先の夜シーンから一転し昼間の真昼の快活さを燦々とした窓光で表す演出も効いてます。そしてこころちゃんがかわいい。このレベルのキャラを埋もれさせておくのは本当にもったいない。ともあれいつもだったらゆめやローラが出てきそうなシーンできちんと美組キャラ同士で会話させている辺りシナリオ・演出ともに拘りが窺えて本当に気持ちが良かった。組別対抗戦のテイが守られています。

「いよいよ星取りフェスティバルの開幕だ!」
グッと回り込んだノリノリ学園長の宣言で星取りフェスが開幕! どんぱふ! まずは学園エリアのフリーパフォーマンス対決がスタート。帽子からマントから鳩を出すこころちゃんの手品シーンがかわいすぎて何事かと。凄い破壊力です。この笑顔一発で美組に星をあげたくなる(笑。そういえば小春ちゃんも鳩を出してたっけ。続いて真昼の瓦割りパフォーマンスへ。
「ねえ真昼。瓦を割った後大声で『カワラチョップ!』って叫んでみて」
「カワラチョップ?」
「いいからいいから」
大観衆を前に宣言どおりの瓦割りを披露するも観客は唖然ボーゼン、ここは静寂に包まれた真昼のやっちまった感がいい味でした(笑。ってな所で夜空様の謎のアドバイスを思い出して「カワラチョーップ!」と叫ぶや稲や小さいお友達は大喜び&大喝采…夜空様の言葉は子供たちに人気のTV番組「大工戦隊 カワラマン」の必殺技に掛けたアドバイスだったのですね。大工戦隊見てみたいゾ(笑。というか「カワラマン!」と呼ばれてフクザツな笑顔を浮かべる真昼も良かった。

次の勝負は水族館エリアでのクイズ勝負。回答者席の面々を見るとS4必須という訳でもないバラけ具合が結構リアルだったり。それにしても舞組ペアの賑やかさが最強すぎる。さっそく始まったクイズでは引っ掛け問題を華麗に獲るツバサ先輩がそれっぽく、あっさり引っ掛かるゆめもまたそれっぽい(笑。そんなこんなで回答数は冷静沈着なツバサ先輩率いる劇組チームがリードするも――
「ィィィ~やっほ~~~!」
いつの間にか姿が消えてるゆず先輩がイルカに乗って大空ジャンプ! あまりに突拍子のない登場に唖然のツバサ先輩が良い味でした。ほんと今回はこの表情が多い(笑。一方プールへザブン!の一瞬を見たとおりきちんとスイムスーツ&ライフジャケット装備に着替えているゆず先輩に妙に感心(芸コマ。せっかくクイズで勝ったのにおいしいトコを持って行かれた劇組ペアはいかにも悔しそう…悔しさに身を震わせるツバサ先輩は次ステージでのリベンジを誓う?

枯れ葉が舞い寒風吹きすさぶビーチエリアに居並ぶ季節外れの水着娘、というわけで青い顔でガタガタ震えながらビーチフラッグ勝負であります。予告で見た時は屋内プールのイベントと思っていたけれどまさかマジモンの寒中水着とは。参加メンツは歌組:ゆめ&ローラ、劇組:ツバサ先輩&あこ、舞組:ミッキー先輩&ハルカ、美組:夜空様&真昼の総勢8名、まさかまさかの真冬の水着回だけにもう少し各々水着姿を眺めたかったかも。スターズの水着デザインは少女アニメにしては結構際どいね(笑
ここはクイズ勝負での惜敗を取り戻そうと気合いマシマシのツバサ先輩が格好良かった。スタート号砲に超反応する横顔から砂浜をダッシュしてフラッグへ手を伸ばす必死の表情、見事勝ち取った後の満面笑顔&「取ったどー!(違」も素敵でした。それにしても学園長ってば堰を切ったようにノリノリだなあ。

次なる商店街エリアでは歌組担当店舗「ジュエルアイスクリーム」の社長さんが第7話以来の登場。あの時のオチ(?)である酢コンブアイスの評判を「一部で大人気」と聞いてこれまたビミョー顔を浮かべるローラがいい味でした。あはは。歌組のメッセージカード作戦は小さいお友達に大人気、なれど他組の頑張りを見たゆめはさらなるアイデアを実行するのでした。
「白鳥ひめちゃんのメッセージカード付き風船プレゼント!」
特典商法で盛り上がる店舗を見て「ずるい気がする…」と呟くローラが正直でよろしい(笑

そんなこんなでいつしか12エリアの星取り合戦が終わり、内4エリアを制した美組と劇組によって決勝が行われる運びに。その決勝戦は各組トップのツバサ先輩vs夜空様のステージ勝負であります。ここは決勝進出を逃した歌組面々のリアクションが面白かった。脱力してローラの肩にヘチャるゆめかわいい、そして意味深に振るリリエンヌとひめ先輩のやり取り…何というかこの二人らしい余裕みたいなものを感じる一瞬でした。
ほどなく始まった決勝戦、ツバサ先輩の「キミをロックオン」はキメのみ4カットの超縮小版で一瞬何事かと(笑。とはいえ短いなりに作画は上々で、脚のアップからグッとせり上がるカット割りはツバサ先輩の凛々しさが溢れていました。この作画で1曲見たい。
「月が雲に隠れちゃったから何だか心配で」
「大丈夫、びっくりさせてあげるから」
続いて夜空様の出番になると美組の象徴たる月が雲に隠れてしまって不穏な予感、ところがこの暗い夜空は夜空様の「プラスαのびっくり」をより盛り上げるギミックになっていたのだなあ。

コーデチェンジキメ比較。左列は第15話、右列は今回第41話です。口の幅や開き具合、さらに視線・眉・前髪が修正されてより麗しく。ウインクのタイミングも僅かに変わっています。

夜空様のステージ曲は「TSU-BO-MI ~鮮やかな未来へ~」、歌唱はキャラどおりみほさんのソロでした。第34話の真昼版を延々リピートしている私としてはボーカルの違いに少々戸惑いつつも、真昼版とはひと味違った妖艶さに釘付けだったり。キャラを入れ替えただけではなく、例によってカメラ割りやアングル取り、また細かいモデリングやモーションなど相当ブラッシュアップされ、夜空様らしい美しいステージを堪能させていただきました。細かいトコだとオーラ発動のタイミングが変拍子後のサビ入りに合った事で盛り上がり感がさらにアップしたような。こうなると香澄姉妹のデュオステージをぜひ見たい。

「遠いな…お姉ちゃん」
ステージを終えてなおキラキラが舞う会場にさらなるサプライズ、三日月に乗った夜空様が天空に現れて「プラスαのびっくり」の披露であります。なるほどこれは大がかりなびっくりギミックでした。偶然にも本物の月が隠れた事でこのギミックが浮かび上がる所まで夜空様が「持っている」感じが凄い。そして無邪気に感動するこころちゃんの隣でボーゼンと見つめながら天空へ手を伸ばす真昼…目指す高さにまだ手が届かない自身の未熟さを思い知りつつ、それでも掴み取りたい思いが伝わってくる名カットでした。
結局美組が優勝してエピローグへ。月を見上げてしみじみ談笑するS4の何気ない会話から仲の良さや観客への気遣いが伝わってきて…こういうシーンをこれまでもっと入れておけばS4の存在感も結構高まっただろうになあ。また実質このフェスが最後の対抗戦と思うと、会話の端々に仄かな寂しさを感じたり。と思ったら。
「あの子の名前は?」
「イルカ☆ルカだゾ」
凄いダジャレでブッツリ切ってED入りの演出にはやられた。一瞬の唖然から大笑いしてしまったよ。そしてEDテロップの最後に「絵コンテ・演出 安藤尚也」の文字を確かめて妙に納得だったり。この冬フェスは本気モードに成らざるを得ないS4戦へのワンクッション的なイベントという事もあり、コメディ色の強い楽しい絵面を主軸に据えた一本でした。そんな中で各組各キャラの動きを満遍なく見せつつ、香澄姉妹の機微をしっかり入れ込んだシナリオ・演出は上々だったと思います。やはり安藤演出は私のツボにハマってる感じ。
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