2017-05-19(Fri)
アイカツスターズ! #57 キラキラ☆お散歩びより
ゆめ、ローラ、きららの、週末どこ行く?

きらきら市珍道中で見えたローラの成長。

「本日のステーキは沖縄のブランド、石垣ビーフでございます」
いつまで続くか出オチステーキ。ってなトコへ本日オフのきららがキララーン☆とやってきて観光マップを手に遊んで!構って! いきなり笑顔が弾けてます。ところが超多忙なエルザ様&レイさんに遊んでいる時間などなく二つ返事でお断り…駄々をこねるきららを完全スルーしてサッサと出掛けるエルザ様厳しい! 相変わらず後姿が全裸痴女だけど。置いていかれてメェェ!のきららからデッキのキャロラインへカメラが移って一人膨れるきららをチラリ、先のカフェシーンもそうですがほんと表情がクルクル変わって面白い子です。それはそーとキャロラインの顔が怖すぎてビビる! 羊って遠目だとふわふわもこもこかわいらしいけど近付いて顔を見ると結構怖いんだよね(特に目。
「『週末どこ行く?』っていうバラエティーでね、リポーターとしてきらきら市の話題のスポットを紹介するんだ」
「わぁ! 楽しそうだね」
「うん、めっちゃ楽しそう!」
「きららちゃん?」
一人残され膨れるきららの背後から聞こえてきた楽しそうなお話。さっそくロックオンしてササッと話に紛れ込み、あざといポーズキメキメで「きららも行く!」と仕事への同行を勝手にけってーい☆ というわけでゆめ&ローラのお仕事にきららが加わりドタバタ珍道中の仕込みはオッケー、ハテサテ何が起きますやら。キメの笑顔だけ見れば超かわいらしい良い子なんだけど…(笑

さてロケバスに同乗したきららはハイテンションで観光MAPを眺めるも仕事組の二人に「遊びじゃないんだよ!?」と釘を刺され、しかしあこにゃんこの面白さ(笑)を引き合いに出し「二人の事をもっと知りたい!」と全く気にせず悪びれず。自分の興味に抗わないマイペースっぷりに悪意は無いとはいえ振り回される周りは大変よね(笑。そんなビミョーな空気感はスタッフ氏との挨拶シーンでさっそく露呈します。挨拶の真っ最中にこれまた全くフリーダムに割って入ってくるきらら、満面笑顔のきららと対称的にゆめ&ローラの困り顔が妙にリアルでこっちまで不安になる所。しかも見学だけでは満足せず「きららもリポートしちゃおかな☆」とか言い出す始末、もちろん突然の申し出にスタッフ氏は困惑するも上目遣いのキラキラ媚び媚び「ダメ…ですか?」にあっさり撃沈されて事も無し。きららん☆ さすがパーフェクトアイドルは自分の武器を知っておられる。
「まずは食レポだよ」
最初の撮影はレポート番組の定番コンテンツ「食レポ」から。先の背景「KiRA cafe」に入って急遽揃えた三人モードのタイトルコールをキメるとさっそく運ばれてきたスペシャルパフェに黄色い声、そこからパフェの絵を抜いてスプーンのホイップと共に笑顔を抜き、さてレポート開始と思ったら…きららが何もせぬままペロリと完食しちゃって撮影中断! 食うの早ええ!(笑。そういや今回(Aパート)は田村里美作監で作画が非常にパーフェクトでしたが、抜いたパフェの絵面までパーフェクトでちょっと驚いた。ここまで気合いが入ったパフェ絵も珍しい気がする。本気で美味しそう!

その後ローラのカンペキな指南によって食レポコーナーを無事に終えるも、続くボルダリングや水族館、さらに陶芸体験や羊牧場などなどフリーダムきららに振り回されっぱなし。どの場面でも満面笑顔で楽しんでいるきららに対し、ナニゲに張り合ってるローラ&困り顔を隠せないゆめが良い味出してます。自由すぎるきららを含めてくるくる変わるみなさんの表情は傍で見るには楽しいけれど当事者は大変だろうな(笑


そして最後のレポート「週末きらきらステージ」へ。ここは細かいトコだけどステージに駆け寄るきららに遅れて歩くゆめ&ローラの動画のバラけに感心。ちゃんと作ってるなあ。こういうカットってたいてい軍隊行進になりがちですからね。さて毎週末新人アイドルのイベントが開かれるきらきらステージ、これをプロデュースしたのは何とツバサ先輩でした。お久しぶりです! 新人アイドルの発表場所不足についてはこれまで何度も描かれてきただけに、後輩思いのツバサ先輩が一肌脱いだってトコでしょう。挨拶もそこそこに副生徒会長の任についてアレコレ、対するローラは生徒会仕事の大変さを語りながらツバサ先輩の誘導(笑)に引っ掛かって大慌て…フリーダムすぎる生徒会長への本音につい口を滑らせながらも必死に取り消す仕草はローラの生真面目さが溢れていて微笑ましいヒトコマでした。などと再会の盛り上がりに置いてけぼり&拗ねちゃってるきらら。こりゃ寂しいと死んじゃうタイプだ。
「きららん! よろしくねツバサちゃん」
「「ツバサちゃん!?」」
「えっ? あぁ、あはは…」
そんなこんなで紹介されるや稲や「ちゃん」付けでご挨拶のきららがフリーダムすぎて見ているこっちも固まった(笑。まあヴィーナスアークのきららからしたら四ツ星での上下関係なんてお構いなし、目の前に立っている「かわいすぎるアイドル(違」の存在そのものが評価基準なのだから「ちゃん」付けは自然な流れかも。というかツバサ先輩のアイドル力を一目で見抜いた眼力はなかなかのものです。
「エルザ様ほどじゃないけど」
どこまでも正直なきらら凄い(笑。なーんてフリーダムを必死に取り繕うゆめ&ローラに対し、笑顔を浮かべて場を収めるツバサ先輩の器の大きさ。この辺はさすが元S4ってトコでしょう。一方アイドル海賊と言われてキラッキラ☆のきららはもはや手の施しようがありません(笑。後で呆れる二人が良い味。
というわけでツバサ先輩を迎えてインタビューの撮影がスタート。発案者自ら「週末きらきらステージ」の趣旨が説明され、後は実際のステージをレポートして本日の番組撮影は終了の流れでしたが――
「緊急事態だ!」
ってなトコへアンナ先生が血相変えて駆け込んできてAパート引き。まあ大抵予想は付きますがいったい何が起きたのか!? 待てBパート!

というわけでBパート冒頭は件の緊急事態の説明から。
「どういう事ですか? 1年生の到着が遅れるって」
「地方ロケでトラブルが起きたらしい」
「今こっちに向かってるがあと1時間は掛かりそうだ」
視聴者100人中200人が予想したであろうキャストの遅れ、まあこのテのお話の鉄板展開ではありますがさすがに新しいパターンが欲しいトコ。ともあれ降って湧いたピンチにローラが名乗り出て――
「私がやります。私がステージを!」
「それいいね、1年生のステージは延期にしてきららたち3人のステージをやっちゃおう!」
「そうじゃなくて! 私が言ってるのは1年生が来るまで時間を稼ぐって事」
「えっ、どうして? きらら主役がいい! 主役じゃないとメェ~!」
ローラはあくまで「遅れる後輩のフォロー」と宣言するも、我が強いきららにその考えは通じず拗ねてドコかへ行ってしまいます。あらら。強く言われてしょんぼり拗ねる一連がじつにきららっぽくて良い良い。一方ローラは拗ねた子羊をとりあえず置いといてテキパキと善後策を打ち始めます。一応現役のS4に指示する幹部ってのも妙な話ではありますが、表向きの立場と違った二人の関係性の表れと見れば何となく納得してしまうヒトコマでもあります。そんなローラの采配を見守りながらも懸念を浮かべて追加案を示すツバサ先輩、しかしローラはその言葉を待たず既に手を回しており…頼もしく成長したローラを見て目を丸くするツバサ先輩、この表情こそが今回ラストで示されたミューズ交代劇の決め手だったのですね。
ほどなく現場に集った幹部たちをステージで迎えるゆめのタイトスカート後姿が妙にセクシーでナントモ。かわいらしいフレアミニがデフォっぽい(?)中でフリルブラウス&タイトスカートという今回の衣装は、先輩となったゆめの成長をさりげなく感じさせるコーデで非常に好印象でした。有莉ちゃん先輩が四ツ星制服を持ってきている辺りも気が利いてます。遅れる後輩のフォローとはいえ四ツ星アイドルのステージに現役S4&幹部が私服で立つわけにはいきませんから。
「つまんない…何であんなに一生懸命に…変なの」
一方ステージ準備を進めるゆめたちを一人遠目に眺めるきらら。自分のステージじゃないのに何故あんなに?…何をするにも自分の事しか考えていないきららには他者(後輩)のために頑張る姿勢が理解できない。どうやらこれはヴィーナスアーク全体の思想傾向のようで、四ツ星(日本)vsヴィーナスアーク(欧米)の校風差を強く印象付けます。
「せっかくのユニットなんだからドレスも合わせたいよね」
「じゃあスクールドレスにしようよ。今日の主役は1年生だしね」
バックステージでの曲決め&ドレス決めにて素晴らしくナチュラルにスクールドレスステージ(第52話の使い回し)への流れを作るシナリオに軽く感動した(笑

ほどなく開演時間となり「週末きらきらステージ」がスタート! 本来新人アイドルのイベントとはいえ会場の広さと客席のこぢんまり感のギャップにちょっと笑ってしまった。まあ50席もあれば新人のステージとしては十分なのであえてその辺のリアリティを演出したのでしょう。しかし新人を見に来たお客さんはいきなり歌組トップ1,2のステージを見られるとは思わなかっただろうなあ。ツバサ先輩による事情説明から前座(笑)の紹介で沸き立つ観客たち、そんな会場の一端で引き続き拗ねているきららをパッと抜いてゆめ&ローラのステージが始まります。
曲は「STARDOM!」というかムービー自体が前述どおり第52話のマンマ使い回しでした。リアルでは観客が50人なのにムービー内ではステージを囲い尽くす超満員ってのは少々苦笑い。まあきっとおそらくネット経由の観客がたくさんいたのでしょう。ああでもこの番組は録画か(笑。曲終わりのキメポーズのままリアルステージに戻った一瞬、ステージ衣装のままリアルに戻るのってスターズでは珍しいヒトコマだったかも。毎度いつの間にかコーデが解除されていて、リアル空間でステージ衣装を見せるのは第1話や第30話などゆめが倒れた時くらいしか憶えがありません。カードを使って着替える衣装とホログラムステージの関係はどうなっているのだろう? 子供アニメの販促ステージに野暮な疑問とは思うんですけどね(笑
「アイドルの世界は弱肉強食なんだよ」
「チャンスを活かせなかった方が悪いんだよ」
「このままステージを続けちゃえば?」
「ヴィーナスアークの子だったら絶対にそうする」
二人のステージを見て感激したきららは、だからこそ後輩へ譲った事が疑問でならない。これほどのステージが出来るのに何故格下に譲るのか? 強い者が上に立つべき…やはりきららの考え方はヴィーナスアークの肉食思想が基になっている?(笑。そんな持論を黙って聞いてるローラの表情が地味に険しく変わり、しかしそんなヴィーナスアークの思想を振り切るが如く笑顔に変えて自身の考えを伝えるローラ。
「私は人の事を思いやったり手を差し伸べられるアイドルでいたいんだ」
ゆめに勝つ事ばかりに囚われていた以前の自分は言うなればヴィーナスアークの思想と似通ったものでした。しかしアンナ先生やリリエンヌの導きによって誰かに勝つ事よりも大切なものがあると気付いて変わった、1stシーズンで描かれた変革があればこそ至ったローラの持論は感慨深いものがありました。一方その言葉にハッとしながらもイマイチ腑に落ちないきららの描写も良かった。根付いた思想をあっさり変えず、それでも頼まれれば渋々(のポーズで)付いていく=変化の兆候を僅かに示す辺りなかなかニクい作りです。ってな一部始終をテント裏で聞いていたツバサ先輩をチラリと映してラストへの仕込みは完了。

「桃子先生とも相談してハリウッドに行く事にしました」
「そうか。だがブランドはどうする?」
「スパイスコードというブランドは芯があって何事にも動じず責任感がある人間が務めるべきだ」
「如月以上にふさわしい人間なんていないと思うが…」
「私もそう思っていました。ですが…」
CMなどで既にネタバレされているローラのブランド問題(?)をどう決着させるのか? 平たく言うとS4ではないローラにスパイスコードのスタープレミアムレアコーデをどうやって着せる=ミューズを譲渡するのか? ブランド繋がりはあるとはいえ組も違って作中での絡みもほとんど無かったツバサ先輩からどういう経緯で譲り受けるのか? が気になっていたトコですが…主たる理由の海外渡航は予想の範囲内として、今回描かれたリーダーシップだけでミューズ譲渡が決まってしまうとは意外でした。突然語られたブランドイメージについては取って付け感が無きにしも非ズ(笑
ローラとツバサ先輩はキャラ性に共通点が多いため移行そのものに違和感は無いのだけれど、それならそれで何かワンクッション(ローラを気に掛けているヒトコマ)を置いておいてくれればすんなり入ってきたような気がする。また邪推するなら同じ劇組の現S4たるあこを飛び越してブランド譲渡とは、S4にも関わらず未だ自ブランドを持たないあこ的には非常に面白くない状況ではあるまいか。同じ劇組で尊敬していたツバサ先輩は現劇組トップである自分をスルーして歌組幹部へブランドを譲ってしまった、いくらブランドのタイプが違うとはいえこの扱いはスジが通らない気がする。まあ現時点の作中ではローラが受けたわけでもなし、その辺含めてブランド譲渡の決着をつけるとは思いますがはたしてどうなりますやら。
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きらきら市珍道中で見えたローラの成長。

「本日のステーキは沖縄のブランド、石垣ビーフでございます」
いつまで続くか出オチステーキ。ってなトコへ本日オフのきららがキララーン☆とやってきて観光マップを手に遊んで!構って! いきなり笑顔が弾けてます。ところが超多忙なエルザ様&レイさんに遊んでいる時間などなく二つ返事でお断り…駄々をこねるきららを完全スルーしてサッサと出掛けるエルザ様厳しい! 相変わらず後姿が全裸痴女だけど。置いていかれてメェェ!のきららからデッキのキャロラインへカメラが移って一人膨れるきららをチラリ、先のカフェシーンもそうですがほんと表情がクルクル変わって面白い子です。それはそーとキャロラインの顔が怖すぎてビビる! 羊って遠目だとふわふわもこもこかわいらしいけど近付いて顔を見ると結構怖いんだよね(特に目。
「『週末どこ行く?』っていうバラエティーでね、リポーターとしてきらきら市の話題のスポットを紹介するんだ」
「わぁ! 楽しそうだね」
「うん、めっちゃ楽しそう!」
「きららちゃん?」
一人残され膨れるきららの背後から聞こえてきた楽しそうなお話。さっそくロックオンしてササッと話に紛れ込み、あざといポーズキメキメで「きららも行く!」と仕事への同行を勝手にけってーい☆ というわけでゆめ&ローラのお仕事にきららが加わりドタバタ珍道中の仕込みはオッケー、ハテサテ何が起きますやら。キメの笑顔だけ見れば超かわいらしい良い子なんだけど…(笑

さてロケバスに同乗したきららはハイテンションで観光MAPを眺めるも仕事組の二人に「遊びじゃないんだよ!?」と釘を刺され、しかしあこにゃんこの面白さ(笑)を引き合いに出し「二人の事をもっと知りたい!」と全く気にせず悪びれず。自分の興味に抗わないマイペースっぷりに悪意は無いとはいえ振り回される周りは大変よね(笑。そんなビミョーな空気感はスタッフ氏との挨拶シーンでさっそく露呈します。挨拶の真っ最中にこれまた全くフリーダムに割って入ってくるきらら、満面笑顔のきららと対称的にゆめ&ローラの困り顔が妙にリアルでこっちまで不安になる所。しかも見学だけでは満足せず「きららもリポートしちゃおかな☆」とか言い出す始末、もちろん突然の申し出にスタッフ氏は困惑するも上目遣いのキラキラ媚び媚び「ダメ…ですか?」にあっさり撃沈されて事も無し。きららん☆ さすがパーフェクトアイドルは自分の武器を知っておられる。
「まずは食レポだよ」
最初の撮影はレポート番組の定番コンテンツ「食レポ」から。先の背景「KiRA cafe」に入って急遽揃えた三人モードのタイトルコールをキメるとさっそく運ばれてきたスペシャルパフェに黄色い声、そこからパフェの絵を抜いてスプーンのホイップと共に笑顔を抜き、さてレポート開始と思ったら…きららが何もせぬままペロリと完食しちゃって撮影中断! 食うの早ええ!(笑。そういや今回(Aパート)は田村里美作監で作画が非常にパーフェクトでしたが、抜いたパフェの絵面までパーフェクトでちょっと驚いた。ここまで気合いが入ったパフェ絵も珍しい気がする。本気で美味しそう!

その後ローラのカンペキな指南によって食レポコーナーを無事に終えるも、続くボルダリングや水族館、さらに陶芸体験や羊牧場などなどフリーダムきららに振り回されっぱなし。どの場面でも満面笑顔で楽しんでいるきららに対し、ナニゲに張り合ってるローラ&困り顔を隠せないゆめが良い味出してます。自由すぎるきららを含めてくるくる変わるみなさんの表情は傍で見るには楽しいけれど当事者は大変だろうな(笑


そして最後のレポート「週末きらきらステージ」へ。ここは細かいトコだけどステージに駆け寄るきららに遅れて歩くゆめ&ローラの動画のバラけに感心。ちゃんと作ってるなあ。こういうカットってたいてい軍隊行進になりがちですからね。さて毎週末新人アイドルのイベントが開かれるきらきらステージ、これをプロデュースしたのは何とツバサ先輩でした。お久しぶりです! 新人アイドルの発表場所不足についてはこれまで何度も描かれてきただけに、後輩思いのツバサ先輩が一肌脱いだってトコでしょう。挨拶もそこそこに副生徒会長の任についてアレコレ、対するローラは生徒会仕事の大変さを語りながらツバサ先輩の誘導(笑)に引っ掛かって大慌て…フリーダムすぎる生徒会長への本音につい口を滑らせながらも必死に取り消す仕草はローラの生真面目さが溢れていて微笑ましいヒトコマでした。などと再会の盛り上がりに置いてけぼり&拗ねちゃってるきらら。こりゃ寂しいと死んじゃうタイプだ。
「きららん! よろしくねツバサちゃん」
「「ツバサちゃん!?」」
「えっ? あぁ、あはは…」
そんなこんなで紹介されるや稲や「ちゃん」付けでご挨拶のきららがフリーダムすぎて見ているこっちも固まった(笑。まあヴィーナスアークのきららからしたら四ツ星での上下関係なんてお構いなし、目の前に立っている「かわいすぎるアイドル(違」の存在そのものが評価基準なのだから「ちゃん」付けは自然な流れかも。というかツバサ先輩のアイドル力を一目で見抜いた眼力はなかなかのものです。
「エルザ様ほどじゃないけど」
どこまでも正直なきらら凄い(笑。なーんてフリーダムを必死に取り繕うゆめ&ローラに対し、笑顔を浮かべて場を収めるツバサ先輩の器の大きさ。この辺はさすが元S4ってトコでしょう。一方アイドル海賊と言われてキラッキラ☆のきららはもはや手の施しようがありません(笑。後で呆れる二人が良い味。
というわけでツバサ先輩を迎えてインタビューの撮影がスタート。発案者自ら「週末きらきらステージ」の趣旨が説明され、後は実際のステージをレポートして本日の番組撮影は終了の流れでしたが――
「緊急事態だ!」
ってなトコへアンナ先生が血相変えて駆け込んできてAパート引き。まあ大抵予想は付きますがいったい何が起きたのか!? 待てBパート!

というわけでBパート冒頭は件の緊急事態の説明から。
「どういう事ですか? 1年生の到着が遅れるって」
「地方ロケでトラブルが起きたらしい」
「今こっちに向かってるがあと1時間は掛かりそうだ」
視聴者100人中200人が予想したであろうキャストの遅れ、まあこのテのお話の鉄板展開ではありますがさすがに新しいパターンが欲しいトコ。ともあれ降って湧いたピンチにローラが名乗り出て――
「私がやります。私がステージを!」
「それいいね、1年生のステージは延期にしてきららたち3人のステージをやっちゃおう!」
「そうじゃなくて! 私が言ってるのは1年生が来るまで時間を稼ぐって事」
「えっ、どうして? きらら主役がいい! 主役じゃないとメェ~!」
ローラはあくまで「遅れる後輩のフォロー」と宣言するも、我が強いきららにその考えは通じず拗ねてドコかへ行ってしまいます。あらら。強く言われてしょんぼり拗ねる一連がじつにきららっぽくて良い良い。一方ローラは拗ねた子羊をとりあえず置いといてテキパキと善後策を打ち始めます。一応現役のS4に指示する幹部ってのも妙な話ではありますが、表向きの立場と違った二人の関係性の表れと見れば何となく納得してしまうヒトコマでもあります。そんなローラの采配を見守りながらも懸念を浮かべて追加案を示すツバサ先輩、しかしローラはその言葉を待たず既に手を回しており…頼もしく成長したローラを見て目を丸くするツバサ先輩、この表情こそが今回ラストで示されたミューズ交代劇の決め手だったのですね。
ほどなく現場に集った幹部たちをステージで迎えるゆめのタイトスカート後姿が妙にセクシーでナントモ。かわいらしいフレアミニがデフォっぽい(?)中でフリルブラウス&タイトスカートという今回の衣装は、先輩となったゆめの成長をさりげなく感じさせるコーデで非常に好印象でした。有莉ちゃん先輩が四ツ星制服を持ってきている辺りも気が利いてます。遅れる後輩のフォローとはいえ四ツ星アイドルのステージに現役S4&幹部が私服で立つわけにはいきませんから。
「つまんない…何であんなに一生懸命に…変なの」
一方ステージ準備を進めるゆめたちを一人遠目に眺めるきらら。自分のステージじゃないのに何故あんなに?…何をするにも自分の事しか考えていないきららには他者(後輩)のために頑張る姿勢が理解できない。どうやらこれはヴィーナスアーク全体の思想傾向のようで、四ツ星(日本)vsヴィーナスアーク(欧米)の校風差を強く印象付けます。
「せっかくのユニットなんだからドレスも合わせたいよね」
「じゃあスクールドレスにしようよ。今日の主役は1年生だしね」
バックステージでの曲決め&ドレス決めにて素晴らしくナチュラルにスクールドレスステージ(第52話の使い回し)への流れを作るシナリオに軽く感動した(笑

ほどなく開演時間となり「週末きらきらステージ」がスタート! 本来新人アイドルのイベントとはいえ会場の広さと客席のこぢんまり感のギャップにちょっと笑ってしまった。まあ50席もあれば新人のステージとしては十分なのであえてその辺のリアリティを演出したのでしょう。しかし新人を見に来たお客さんはいきなり歌組トップ1,2のステージを見られるとは思わなかっただろうなあ。ツバサ先輩による事情説明から前座(笑)の紹介で沸き立つ観客たち、そんな会場の一端で引き続き拗ねているきららをパッと抜いてゆめ&ローラのステージが始まります。
曲は「STARDOM!」というかムービー自体が前述どおり第52話のマンマ使い回しでした。リアルでは観客が50人なのにムービー内ではステージを囲い尽くす超満員ってのは少々苦笑い。まあきっとおそらくネット経由の観客がたくさんいたのでしょう。ああでもこの番組は録画か(笑。曲終わりのキメポーズのままリアルステージに戻った一瞬、ステージ衣装のままリアルに戻るのってスターズでは珍しいヒトコマだったかも。毎度いつの間にかコーデが解除されていて、リアル空間でステージ衣装を見せるのは第1話や第30話などゆめが倒れた時くらいしか憶えがありません。カードを使って着替える衣装とホログラムステージの関係はどうなっているのだろう? 子供アニメの販促ステージに野暮な疑問とは思うんですけどね(笑
「アイドルの世界は弱肉強食なんだよ」
「チャンスを活かせなかった方が悪いんだよ」
「このままステージを続けちゃえば?」
「ヴィーナスアークの子だったら絶対にそうする」
二人のステージを見て感激したきららは、だからこそ後輩へ譲った事が疑問でならない。これほどのステージが出来るのに何故格下に譲るのか? 強い者が上に立つべき…やはりきららの考え方はヴィーナスアークの肉食思想が基になっている?(笑。そんな持論を黙って聞いてるローラの表情が地味に険しく変わり、しかしそんなヴィーナスアークの思想を振り切るが如く笑顔に変えて自身の考えを伝えるローラ。
「私は人の事を思いやったり手を差し伸べられるアイドルでいたいんだ」
ゆめに勝つ事ばかりに囚われていた以前の自分は言うなればヴィーナスアークの思想と似通ったものでした。しかしアンナ先生やリリエンヌの導きによって誰かに勝つ事よりも大切なものがあると気付いて変わった、1stシーズンで描かれた変革があればこそ至ったローラの持論は感慨深いものがありました。一方その言葉にハッとしながらもイマイチ腑に落ちないきららの描写も良かった。根付いた思想をあっさり変えず、それでも頼まれれば渋々(のポーズで)付いていく=変化の兆候を僅かに示す辺りなかなかニクい作りです。ってな一部始終をテント裏で聞いていたツバサ先輩をチラリと映してラストへの仕込みは完了。

「桃子先生とも相談してハリウッドに行く事にしました」
「そうか。だがブランドはどうする?」
「スパイスコードというブランドは芯があって何事にも動じず責任感がある人間が務めるべきだ」
「如月以上にふさわしい人間なんていないと思うが…」
「私もそう思っていました。ですが…」
CMなどで既にネタバレされているローラのブランド問題(?)をどう決着させるのか? 平たく言うとS4ではないローラにスパイスコードのスタープレミアムレアコーデをどうやって着せる=ミューズを譲渡するのか? ブランド繋がりはあるとはいえ組も違って作中での絡みもほとんど無かったツバサ先輩からどういう経緯で譲り受けるのか? が気になっていたトコですが…主たる理由の海外渡航は予想の範囲内として、今回描かれたリーダーシップだけでミューズ譲渡が決まってしまうとは意外でした。突然語られたブランドイメージについては取って付け感が無きにしも非ズ(笑
ローラとツバサ先輩はキャラ性に共通点が多いため移行そのものに違和感は無いのだけれど、それならそれで何かワンクッション(ローラを気に掛けているヒトコマ)を置いておいてくれればすんなり入ってきたような気がする。また邪推するなら同じ劇組の現S4たるあこを飛び越してブランド譲渡とは、S4にも関わらず未だ自ブランドを持たないあこ的には非常に面白くない状況ではあるまいか。同じ劇組で尊敬していたツバサ先輩は現劇組トップである自分をスルーして歌組幹部へブランドを譲ってしまった、いくらブランドのタイプが違うとはいえこの扱いはスジが通らない気がする。まあ現時点の作中ではローラが受けたわけでもなし、その辺含めてブランド譲渡の決着をつけるとは思いますがはたしてどうなりますやら。
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