2017-09-01(Fri)
アイカツスターズ! #71 さよなら、小春ちゃん!?
巡り巡る二人の夢。

おかえりなさい小春ちゃん!

2週に渡ったお祭りコラボ回があっという間に終わって再び本編へ。今回は4月以来5ヶ月も停泊していたヴィーナスアーク号がついに出港! というわけで今やヴィーナスアーク生の小春ちゃんはどうする?どうなる? ってのが見どころです。まあDCDやTVCMで落とし所はバレバレなのだけれどそれらは見なかった事に(大人の嗜み
「ヴィーナスアークは太平洋を巡るクルージングライブツアーに出港します」
《せっかくゆめちゃんたちと再会できたけどまた…》
夜のエルザ室へ呼び出された小春ちゃんは突然の出港宣言に驚き、心の準備も無いままに訪れた再びの別れにしょんぼり…ここで自ら「みんなと別れたくないから船を降りる!」と言い出さず黙って受け入れてしまう辺り小春ちゃんらしい。個人の感情よりも体制を優先する、良く言えば大人な、悪く言えばナガサレな思考です。するとエルザ様は――
「コハル・ナナクラ。それに伴いあなたにはこの船を降りてもらうわ」
「ただし退学ではなく卒業よ」
小春ちゃんの才能を認めた上で卒業下船を言い渡すのでした。手塩に掛けたデザイナーを花開く前に手放すとはエルザ様も粋な、一方小春ちゃんは遺憾なく日本に残れる処遇に感謝…さすがエルザ様も不憫な別れに温情を掛けたか? と思いきや、日本に残った小春ちゃんが自らの才能をどう使うか?まで読んだ上での処遇だったのです。ううむ策士。
明けて翌朝ベッドでシアワセ満喫中のゆめをドンドコ叩き起こすローラ&真昼。寝トボケるゆめかわいい! モソモソとドアを開けると緊迫の二人、そして何やら騒がしい船内の様子がいかにも緊急事態を匂わせます。
「留学生の私たちと違って小春ちゃんはヴィーナスアークの生徒だから…」
「そうよ! このままさよならって事!?」
「そんなの認めないから!」
というわけで出港を知った三人はさっそく執事氏へ噛み付いてアレコレ。三人娘の留学は二つ返事で打ち切られて下船→四ツ星復学へ、それはまあ良いとして問題は小春ちゃんとのお別れであります。せっかく再会できたのに…という思いは先の小春ちゃんと同様なれど、この三人はおっとり小春ちゃんと違って理不尽に真っ向から抗います。特に真昼のリアクションは大人びた外見に秘めた体温の高さが窺えて良い良い。ただみなさんあまりに感情直結すぎて人の話を聞かずガッ飛んでしまうのはよろしくない。一方的にガミガミ言われた挙げ句ポツンと取り残される執事氏がいい味出してます(笑

その頃エルザ様は部屋に籠もってスケジュール調整の真っ最中、デスクにはアニメの進行表(笑)みたいな過密スケジュール表と世界地図が広がっていました。それによるとシンガポール→ミャンマーと寄港しデリーに30日滞在、その後スエズ運河を渡って地中海へ抜け、ギリシャに10日滞在後欧州を巡り、ノルウェーに20日滞在という航海のようで、つまり少なくとも向こう3ヶ月は再登場が無い計算になりますね。ってことは現時点で未発動のレイさんのツバサはどういう扱いになるんだろ? 日本に居着いてしまったきらら(笑)を迎えに来るみたいな展開で再登場させる? ともあれパーフェクトなスケジュール調整を見て「スタープレミアムレアコーデに関してはどうかな?」と煽るレイさん、するとエルザ様は例によって揺るぎない自信を溢れさせながら――
「太陽こそが全ての中心!」
「他の星々はみな私に付き従って回るだけ…」
太陽のドレスへの思いを語るものの、その思いは「自分中心」のポジションだけで他の星々を照らすという視点がありません。いかにも自分本位のヴィーナスアークらしい思考ですが…この辺に展開の鍵がありそう? 一方ゆめたちは小春ちゃんの部屋へ突撃するも鍵が掛かって姿は見えず、迫る出港に焦るゆめの横顔が辛い。こんな時にいったいどこへ?

「次はいつ日本に来られるか判らないんだから欲しいものいっぱい買っとかないと!」
焦り慌てるゆめたちと裏腹に小春ちゃんは商店街でお買い物、いやきららの荷物持ちをやらされていました(笑。編み込みで纏めた髪がかわいい! しかしスタイルが良い小春ちゃんがシックな服でこの髪型はますます大人っぽいというかお母さんみたいな。
その頃お船のゆめたちは小春ちゃんを必死に捜索中。行き会ったユーリ先輩の勘違いハグがいい味。一旦お別れのはずなのに全然寂しくないのは何故だろう(笑。同様に捜し回っていたローラ&真昼は姿を見せない小春ちゃんの胸中を(勝手に)想像して歯軋り…ってなトコで汽笛が鳴っていよいよ出港が迫ってきました!
「これでだいたい欲しいものは買えたかな」
カメラが再び商店街へ戻ると山積みの戦利品を前にホクホク顔のきらら。出港間近だってのにこんなのんびりしていて大丈夫なの!? →まさか本当に大丈夫じゃなかったとは(笑

「結局会えなかったわね…」
「小春ちゃ~ん!」
「小春と二度もお別れする事になるなんて…」
例の汽笛はブラフではなく本当に出港してしまいました。おいおいおい! というか何とあっさり留学終了。結構な期間寝食を共にしたヴィーナスアーク生ってばお別れイベントの一つもやってあげないのか! 短期留学にしては一向に帰る兆候もなく、せっかくS4になったのに何ヶ月四ツ星を留守にしてんの? いったいいつまで船にいるつもり? と思っていたけれどまさかこうもあっさり幕を引くとは。ともあれ小春ちゃんと会えないまま港に立ち尽くす三人、船を見送る後姿の哀愁が凄い。同じお別れするにせよこんな形でお別れなんて…と思ったら。
「はい!はい!はい!はい! お届けもので~す!」
ってなトコへ謎の荷物が配達されてきました。われもの注意の札が貼られたピンクの大箱、例によってゆうパッククリソツの伝票がしっかり貼ってあってちょっと笑った。訳も判らず受け取ったはいいけどいったい中身は…と蓋に手を伸ばしたその刹那!
「呼ばれて飛び出てメメメメーッ! エルザ様! サプライズ!」
「…あれ? あれあれ? 船の中じゃない?」
いつぞやのハルカ☆ルカの如く箱から飛び出したきららの残念すぎるフルスイング空振り(笑。戸惑うきららに対する三人娘の「かわいそうな子」を見るような視線がじつに辛い。既に沖へ進んだお船を見てようやく現実を知ったきららはご覧のとおり大絶叫! きららのこんな真顔は初めて見た気がする(笑
「ふぅ…暑かった…」
「小春ちゃん!?」
そんな騒動の背後でひょっこり出てきたびっくり箱の小春ちゃん。事情を知らないゆめたちは意外な再会を喜びつつも「乗り遅れちゃったの?」と心配顔を向け、しかし「卒業」の経緯を知らされ四ツ星への復学を知らされると思わず抱き付いて大号泣! というかきららが出てきた時とのリアクション差が露骨すぎてナントモ(笑
「本当に小春を手放してもよかったのかい? デザイナーとしての才能はエルザ自身も認めていたはず」
「だからよ」
「なるほどね」
その頃洋上ではエルザ様とレイさんが日本とお別れのひととき。ここは小春ちゃんの処遇について阿吽の呼吸で理解するレイさんの腹心っぷりに感心しつつ、一方大切に育てたデザイナーすら目的のためならあえて手放すエルザ様のドライな判断に震える。そして全く気に掛けてもらえなかったきららの叫びに泣いた。予告でのこのカットがまさか置いてけぼりの涙だったとは(笑

みんな揃って四ツ星への道中で卒業連絡の行き違いを詫びる小春ちゃん。まあ過ぎてしまえば事も無しって事でみなさん和やかに歩を進め…キャロラインの背中で灰になってる約一名を除いて(笑。ほどなく学園に到着するとあこ率いる出迎え隊が横断幕を広げてオカエリナサト! そういや転校していく時も横断幕で見送られていましたね。小春ちゃんってば地味に人望がありそう。続いて幹部組にも出迎えられ、いつになく厳しい表情で再入学の意志を確かめた学園長にも温かく迎えられて涙ナミダ。そして――
「ボンジュール! お久しぶりです」
まさかまさかのアリスちゃん再登場! 第60話での活躍からして1話限りのスポットではもったいなさすぎ、何よりドストライクのキャラだけに「しれっと四ツ星に入らないかな」とか思っていたら本当にそうなって反射的に変な声が出た(笑。メインたちが学園を率いる先輩キャラなのに後輩キャラが全く育っていない現状を上手く補完するコンバートでした。こりゃ今後の活躍が楽しみ。所属はやはり歌組なのだろうか?


晴れて四ツ星制服に着替えたトコで歓迎会がスタート! どんぱふ! まずは司会のあこのコールで花束贈呈タイム…出オチの朝陽くんから香澄一家のお約束コントには笑った。復学パーティにフランスから駆け付ける夜空様がステキすぎるけれど、ある意味朝陽くんより危険人物な気がしなくなくも(略。そんな賑やかなパーティの傍らで壁のしおれ花たるきらら、ってなトコへジュースを差し出して元気付けるアリスちゃんがいい子すぎて大変であります。退学宣告時に受けた暴言を「過ぎたこと」と水に流し、また劇的な環境変化に瞳を輝かせる前向きな姿勢。この外見でこの立ち位置でこの性格ってのはある意味パーフェクトではあるまいか。そんなアリスちゃんを見上げるきららの表情が印象的。これもまたアイカツだね。
「宴もたけなわではございますが、驚きびっくりサプライズなステージの時間ですわよ」
披露宴の司会者か!(二度目。というか第67話の司会者と同じ進行じゃないか(笑。そんな流れからのステージはゆめ&ローラのデュオで、パーティ会場での賑やかさから一転した真剣な表情にドキリ。ここは第30話での失態を濯ぐ決意に満ちたゆめと、その思いを我が事のように受け止めるローラとのやり取りがいろいろアツすぎる。握られた手を握り返すアップからフュージョンへの流れなんてさぶいぼもの、二人のハートシンクロをこの上なく表現していたと思います。もはや二人なら最強すぎて言葉もない。

などなどアツい二人のステージ曲はもう何度目なのか「STARDOM!」(6回目。スクールコーデでこの曲はやっぱり第52話ver.のバンク? と思いきや入りから別モノ、一部使い回しカットがあるもののほぼ全編作り直されたリファインバージョンでした。おおお! カメラワークの変更とともにキラキラエフェクトが強化され、ステージ周りの電飾表現も強化されています。サビのハートエフェクトも濃度調整されて見やすくなりました。やはりこの曲はデュオバージョンの方が華やかで良い感じ、特にBメロの両サイドターン→ゆめ前屈みウインク→ポジションチェンジ→ローラの「見上げれば虹の架け橋」→ちょこちょこっと走ってポジション復帰→キメピカ!サビ入りの流れが好きすぎて何度も見てしまいます。そういやデュオver.でのハンドクラップズレも修正されたようで違和感なし。まさかと思うけれどこのズレってステージの練度表現だったりしたのかな。
そんなステージを見た小春ちゃんは大感激、周りのみなさんも二人の進化に感心&刺激されたようです。過去の丸バンクでこれをやられると少々シラけてしまうトコですが今回は新映像だったためそれなりの説得力があって良かった(笑。ってなシーンの背景が曲ステージマンマの夜空で、しかもステージセットが残ったステージ上にはドレスのままの二人が…終了後にステージ丸ごとシステム解除されないパターンは初めてかも? 余韻の点ではこれがベストと思えるので出来る限りこのパターンを望みたい。

小春ちゃん歓迎会も無事終わってシーンはS4城の一室へ。何やらサイケポップなインテリアに囲まれた落ち着かない部屋(笑)はあこの部屋? 第56話冒頭で描かれた地味な部屋と全然違うけど? ネコベッドで寝入るきららを見て「そこは私の…」と言ってる辺り間違い無くあこの部屋と思われますが…壁一面を飾っていたすばるくんグッズはいったいどこへ? 沈み疲れて寝入っているきららが勝手に模様替えした?とも考え難く、あこ部屋の全貌が明らかになったは良いけど何かモニョってしまった。ともあれ文句を言いながらも不憫な寝顔を見て毛布を掛けてあげる優しさはあこらしくて良かった。ライバルとの不意な同居が今後どう転がっていくか楽しみです。
続いてそのS4城を望む小春ちゃん部屋のシーンへ。二人で入って小春ちゃんが出てゆめが出て小春ちゃんが戻ってきたこの部屋の移り変わりはスターズの歴史が詰まってるような。この部屋でしみじみ語る二人を見てると何やらこっちもしみじみしてしまいます(笑。二人の夢の象徴だったS4城を眺めながらの会話にもしみじみ。今や夢を叶えたゆめは次なる夢を「一番星になる」と改めて宣言し、すると小春ちゃんは――
「私のデザインしたドレスを着た一番星のゆめちゃんとステージに立つ事」
デザイナーとして支える流れは予想の範疇なれどまさかまさかの一緒のステージまで宣言! 待ちに待ちに待ちに待ってる小春ちゃんステージへの光明が差したお言葉は最高の笑顔とともに私のココロに刻まれた。こりゃ2ndシーズン後半も面白そうです。わくわくが止まらない!
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

おかえりなさい小春ちゃん!

2週に渡ったお祭りコラボ回があっという間に終わって再び本編へ。今回は4月以来5ヶ月も停泊していたヴィーナスアーク号がついに出港! というわけで今やヴィーナスアーク生の小春ちゃんはどうする?どうなる? ってのが見どころです。まあDCDやTVCMで落とし所はバレバレなのだけれどそれらは見なかった事に(大人の嗜み
「ヴィーナスアークは太平洋を巡るクルージングライブツアーに出港します」
《せっかくゆめちゃんたちと再会できたけどまた…》
夜のエルザ室へ呼び出された小春ちゃんは突然の出港宣言に驚き、心の準備も無いままに訪れた再びの別れにしょんぼり…ここで自ら「みんなと別れたくないから船を降りる!」と言い出さず黙って受け入れてしまう辺り小春ちゃんらしい。個人の感情よりも体制を優先する、良く言えば大人な、悪く言えばナガサレな思考です。するとエルザ様は――
「コハル・ナナクラ。それに伴いあなたにはこの船を降りてもらうわ」
「ただし退学ではなく卒業よ」
小春ちゃんの才能を認めた上で卒業下船を言い渡すのでした。手塩に掛けたデザイナーを花開く前に手放すとはエルザ様も粋な、一方小春ちゃんは遺憾なく日本に残れる処遇に感謝…さすがエルザ様も不憫な別れに温情を掛けたか? と思いきや、日本に残った小春ちゃんが自らの才能をどう使うか?まで読んだ上での処遇だったのです。ううむ策士。
明けて翌朝ベッドでシアワセ満喫中のゆめをドンドコ叩き起こすローラ&真昼。寝トボケるゆめかわいい! モソモソとドアを開けると緊迫の二人、そして何やら騒がしい船内の様子がいかにも緊急事態を匂わせます。
「留学生の私たちと違って小春ちゃんはヴィーナスアークの生徒だから…」
「そうよ! このままさよならって事!?」
「そんなの認めないから!」
というわけで出港を知った三人はさっそく執事氏へ噛み付いてアレコレ。三人娘の留学は二つ返事で打ち切られて下船→四ツ星復学へ、それはまあ良いとして問題は小春ちゃんとのお別れであります。せっかく再会できたのに…という思いは先の小春ちゃんと同様なれど、この三人はおっとり小春ちゃんと違って理不尽に真っ向から抗います。特に真昼のリアクションは大人びた外見に秘めた体温の高さが窺えて良い良い。ただみなさんあまりに感情直結すぎて人の話を聞かずガッ飛んでしまうのはよろしくない。一方的にガミガミ言われた挙げ句ポツンと取り残される執事氏がいい味出してます(笑

その頃エルザ様は部屋に籠もってスケジュール調整の真っ最中、デスクにはアニメの進行表(笑)みたいな過密スケジュール表と世界地図が広がっていました。それによるとシンガポール→ミャンマーと寄港しデリーに30日滞在、その後スエズ運河を渡って地中海へ抜け、ギリシャに10日滞在後欧州を巡り、ノルウェーに20日滞在という航海のようで、つまり少なくとも向こう3ヶ月は再登場が無い計算になりますね。ってことは現時点で未発動のレイさんのツバサはどういう扱いになるんだろ? 日本に居着いてしまったきらら(笑)を迎えに来るみたいな展開で再登場させる? ともあれパーフェクトなスケジュール調整を見て「スタープレミアムレアコーデに関してはどうかな?」と煽るレイさん、するとエルザ様は例によって揺るぎない自信を溢れさせながら――
「太陽こそが全ての中心!」
「他の星々はみな私に付き従って回るだけ…」
太陽のドレスへの思いを語るものの、その思いは「自分中心」のポジションだけで他の星々を照らすという視点がありません。いかにも自分本位のヴィーナスアークらしい思考ですが…この辺に展開の鍵がありそう? 一方ゆめたちは小春ちゃんの部屋へ突撃するも鍵が掛かって姿は見えず、迫る出港に焦るゆめの横顔が辛い。こんな時にいったいどこへ?

「次はいつ日本に来られるか判らないんだから欲しいものいっぱい買っとかないと!」
焦り慌てるゆめたちと裏腹に小春ちゃんは商店街でお買い物、いやきららの荷物持ちをやらされていました(笑。編み込みで纏めた髪がかわいい! しかしスタイルが良い小春ちゃんがシックな服でこの髪型はますます大人っぽいというかお母さんみたいな。
その頃お船のゆめたちは小春ちゃんを必死に捜索中。行き会ったユーリ先輩の勘違いハグがいい味。一旦お別れのはずなのに全然寂しくないのは何故だろう(笑。同様に捜し回っていたローラ&真昼は姿を見せない小春ちゃんの胸中を(勝手に)想像して歯軋り…ってなトコで汽笛が鳴っていよいよ出港が迫ってきました!
「これでだいたい欲しいものは買えたかな」
カメラが再び商店街へ戻ると山積みの戦利品を前にホクホク顔のきらら。出港間近だってのにこんなのんびりしていて大丈夫なの!? →まさか本当に大丈夫じゃなかったとは(笑

「結局会えなかったわね…」
「小春ちゃ~ん!」
「小春と二度もお別れする事になるなんて…」
例の汽笛はブラフではなく本当に出港してしまいました。おいおいおい! というか何とあっさり留学終了。結構な期間寝食を共にしたヴィーナスアーク生ってばお別れイベントの一つもやってあげないのか! 短期留学にしては一向に帰る兆候もなく、せっかくS4になったのに何ヶ月四ツ星を留守にしてんの? いったいいつまで船にいるつもり? と思っていたけれどまさかこうもあっさり幕を引くとは。ともあれ小春ちゃんと会えないまま港に立ち尽くす三人、船を見送る後姿の哀愁が凄い。同じお別れするにせよこんな形でお別れなんて…と思ったら。
「はい!はい!はい!はい! お届けもので~す!」
ってなトコへ謎の荷物が配達されてきました。われもの注意の札が貼られたピンクの大箱、例によってゆうパッククリソツの伝票がしっかり貼ってあってちょっと笑った。訳も判らず受け取ったはいいけどいったい中身は…と蓋に手を伸ばしたその刹那!
「呼ばれて飛び出てメメメメーッ! エルザ様! サプライズ!」
「…あれ? あれあれ? 船の中じゃない?」
いつぞやのハルカ☆ルカの如く箱から飛び出したきららの残念すぎるフルスイング空振り(笑。戸惑うきららに対する三人娘の「かわいそうな子」を見るような視線がじつに辛い。既に沖へ進んだお船を見てようやく現実を知ったきららはご覧のとおり大絶叫! きららのこんな真顔は初めて見た気がする(笑
「ふぅ…暑かった…」
「小春ちゃん!?」
そんな騒動の背後でひょっこり出てきたびっくり箱の小春ちゃん。事情を知らないゆめたちは意外な再会を喜びつつも「乗り遅れちゃったの?」と心配顔を向け、しかし「卒業」の経緯を知らされ四ツ星への復学を知らされると思わず抱き付いて大号泣! というかきららが出てきた時とのリアクション差が露骨すぎてナントモ(笑
「本当に小春を手放してもよかったのかい? デザイナーとしての才能はエルザ自身も認めていたはず」
「だからよ」
「なるほどね」
その頃洋上ではエルザ様とレイさんが日本とお別れのひととき。ここは小春ちゃんの処遇について阿吽の呼吸で理解するレイさんの腹心っぷりに感心しつつ、一方大切に育てたデザイナーすら目的のためならあえて手放すエルザ様のドライな判断に震える。そして全く気に掛けてもらえなかったきららの叫びに泣いた。予告でのこのカットがまさか置いてけぼりの涙だったとは(笑

みんな揃って四ツ星への道中で卒業連絡の行き違いを詫びる小春ちゃん。まあ過ぎてしまえば事も無しって事でみなさん和やかに歩を進め…キャロラインの背中で灰になってる約一名を除いて(笑。ほどなく学園に到着するとあこ率いる出迎え隊が横断幕を広げてオカエリナサト! そういや転校していく時も横断幕で見送られていましたね。小春ちゃんってば地味に人望がありそう。続いて幹部組にも出迎えられ、いつになく厳しい表情で再入学の意志を確かめた学園長にも温かく迎えられて涙ナミダ。そして――
「ボンジュール! お久しぶりです」
まさかまさかのアリスちゃん再登場! 第60話での活躍からして1話限りのスポットではもったいなさすぎ、何よりドストライクのキャラだけに「しれっと四ツ星に入らないかな」とか思っていたら本当にそうなって反射的に変な声が出た(笑。メインたちが学園を率いる先輩キャラなのに後輩キャラが全く育っていない現状を上手く補完するコンバートでした。こりゃ今後の活躍が楽しみ。所属はやはり歌組なのだろうか?


晴れて四ツ星制服に着替えたトコで歓迎会がスタート! どんぱふ! まずは司会のあこのコールで花束贈呈タイム…出オチの朝陽くんから香澄一家のお約束コントには笑った。復学パーティにフランスから駆け付ける夜空様がステキすぎるけれど、ある意味朝陽くんより危険人物な気がしなくなくも(略。そんな賑やかなパーティの傍らで壁のしおれ花たるきらら、ってなトコへジュースを差し出して元気付けるアリスちゃんがいい子すぎて大変であります。退学宣告時に受けた暴言を「過ぎたこと」と水に流し、また劇的な環境変化に瞳を輝かせる前向きな姿勢。この外見でこの立ち位置でこの性格ってのはある意味パーフェクトではあるまいか。そんなアリスちゃんを見上げるきららの表情が印象的。これもまたアイカツだね。
「宴もたけなわではございますが、驚きびっくりサプライズなステージの時間ですわよ」
披露宴の司会者か!(二度目。というか第67話の司会者と同じ進行じゃないか(笑。そんな流れからのステージはゆめ&ローラのデュオで、パーティ会場での賑やかさから一転した真剣な表情にドキリ。ここは第30話での失態を濯ぐ決意に満ちたゆめと、その思いを我が事のように受け止めるローラとのやり取りがいろいろアツすぎる。握られた手を握り返すアップからフュージョンへの流れなんてさぶいぼもの、二人のハートシンクロをこの上なく表現していたと思います。もはや二人なら最強すぎて言葉もない。

などなどアツい二人のステージ曲はもう何度目なのか「STARDOM!」(6回目。スクールコーデでこの曲はやっぱり第52話ver.のバンク? と思いきや入りから別モノ、一部使い回しカットがあるもののほぼ全編作り直されたリファインバージョンでした。おおお! カメラワークの変更とともにキラキラエフェクトが強化され、ステージ周りの電飾表現も強化されています。サビのハートエフェクトも濃度調整されて見やすくなりました。やはりこの曲はデュオバージョンの方が華やかで良い感じ、特にBメロの両サイドターン→ゆめ前屈みウインク→ポジションチェンジ→ローラの「見上げれば虹の架け橋」→ちょこちょこっと走ってポジション復帰→キメピカ!サビ入りの流れが好きすぎて何度も見てしまいます。そういやデュオver.でのハンドクラップズレも修正されたようで違和感なし。まさかと思うけれどこのズレってステージの練度表現だったりしたのかな。
そんなステージを見た小春ちゃんは大感激、周りのみなさんも二人の進化に感心&刺激されたようです。過去の丸バンクでこれをやられると少々シラけてしまうトコですが今回は新映像だったためそれなりの説得力があって良かった(笑。ってなシーンの背景が曲ステージマンマの夜空で、しかもステージセットが残ったステージ上にはドレスのままの二人が…終了後にステージ丸ごとシステム解除されないパターンは初めてかも? 余韻の点ではこれがベストと思えるので出来る限りこのパターンを望みたい。

小春ちゃん歓迎会も無事終わってシーンはS4城の一室へ。何やらサイケポップなインテリアに囲まれた落ち着かない部屋(笑)はあこの部屋? 第56話冒頭で描かれた地味な部屋と全然違うけど? ネコベッドで寝入るきららを見て「そこは私の…」と言ってる辺り間違い無くあこの部屋と思われますが…壁一面を飾っていたすばるくんグッズはいったいどこへ? 沈み疲れて寝入っているきららが勝手に模様替えした?とも考え難く、あこ部屋の全貌が明らかになったは良いけど何かモニョってしまった。ともあれ文句を言いながらも不憫な寝顔を見て毛布を掛けてあげる優しさはあこらしくて良かった。ライバルとの不意な同居が今後どう転がっていくか楽しみです。
続いてそのS4城を望む小春ちゃん部屋のシーンへ。二人で入って小春ちゃんが出てゆめが出て小春ちゃんが戻ってきたこの部屋の移り変わりはスターズの歴史が詰まってるような。この部屋でしみじみ語る二人を見てると何やらこっちもしみじみしてしまいます(笑。二人の夢の象徴だったS4城を眺めながらの会話にもしみじみ。今や夢を叶えたゆめは次なる夢を「一番星になる」と改めて宣言し、すると小春ちゃんは――
「私のデザインしたドレスを着た一番星のゆめちゃんとステージに立つ事」
デザイナーとして支える流れは予想の範疇なれどまさかまさかの一緒のステージまで宣言! 待ちに待ちに待ちに待ってる小春ちゃんステージへの光明が差したお言葉は最高の笑顔とともに私のココロに刻まれた。こりゃ2ndシーズン後半も面白そうです。わくわくが止まらない!
- 関連記事
-
- アイカツスターズ! #73 虹のドレス
- アイカツスターズ! #72 二人の一番星☆
- アイカツスターズ! #71 さよなら、小春ちゃん!?
- アイカツスターズ! #70 ジャングルカツドウ!
- アイカツスターズ! #69 広げよう、アイカツの「WA」!
スポンサーサイト
↓記事が役立ったら一票どうぞ。
