在宅アニメ評論家　絶対可憐チルドレン #29 手練手管！天国に一番近い海

2008-10-20(Mon)

絶対可憐チルドレン #29 手練手管！天国に一番近い海

末摘さんの七変化。

パロディ満載のナベシン回です。

先週の騒動にて皆本が「辞める！」と宣言、それを聞いたチルドレンたちは号泣しつつゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイの大合唱です。そ・れ・だ・け・な・ら・ば・ま・だ・イイ・がっ、感情の制御が利かなくなったレベル7はその能力を遺憾なく発揮しまくりバベル本部はえらいことに…。なーんて騒動から今回のストーリーが始まりました。初っ端からナベシンらしい映像の連続で既に目が離せません。

伊号による予言を知っていた不二子ちゃんはその避けられぬ悲劇をどうにか避けようと画策、皆本と共に旧陸軍の施設があったという島へゴー。不二子ちゃん曰くこの難題を解決するための方法は、、

「あなたがチルドレンとデキちゃえばいいのよーん♪」

あ、愛は地球を救う…のか？

というわけで島のホスピスに勤務する末摘さんが登場です。ヒュプノによる変身能力を持つ彼女の力で皆本を洗脳するのが今回の計画とか。それを本人の前で言っちゃいますか（笑

仮面ライダーの改造シーンをパロった映像。皆本は手術台に大の字に拘束され、周囲を見回すとじつに昭和な機械が並んでおります。そういえば最近の仮面ライダーって「悪の組織による人体改造」のシーンがありませんね。いろいろ大人の事情があるのだろうか？

そんな所に現れたばいんばいんの白衣は大人モードの薫、皆本は一瞬驚きましたが…

それが末摘さんの変身によるものだとすぐに気付いてこのステージは終了。あんたら何をどうしたいんだ？（笑。今回はパロディのノリも異常でありますがそれに輪を掛けて不二子ちゃんの百面相、さらにゆかなの演技が光っておりました。シリアスとギャグの表情が激しく入れ替わり見ていて落ち着きませんが面白いので良し。

ガラカメネタは視聴者層的にどうなのだろう。本来の視聴ターゲットである小さいお友達には当然通じないでしょうし、最近のにわかオタクもガラカメなんて読んだことないんじゃ？　まあこの白抜き目はパロディとしてあちこちで使われているネタなので余計なお世話か。というか今回は原典の古いパロディが多すぎ。少なくとも30代後半以上が対象です。

大人モードの紫穂に化けた末摘さんと皆本がいい雰囲気。その光景を覗き見ていた紫穂は皆本の隣で微笑む女性に対し

「底意地の悪そうな、いやらしい感じの女だったわね」

との評価です。さすがよくわかってらっしゃる。

帝国歌劇団の某キャラに酷似している姿から葵に変身。「患者さんの気休めにはなっても病気を治すことはできない」と嘆く末摘さんの言葉はホスピス勤務の看護士として逃れられない現実を考えるとなかなか重い。余命いくばくも無いホスピス患者に癒しを与えて安らかに見送る日々、時には無力感を感じるかもしれないけれども患者はきっと感謝しているはず。…とギャグ満載の今回にちょっとシリアスなアクセントでありました。

そんなところへチルドレンたちが到着し、デレる皆本に葵が一喝！

「こんな色気の無い貧乳メガネがお好みか!?」

言葉もございません。

おじいちゃんの死んだふりが芝居とバレて白目の不二子ちゃん、背後で怒髪天を突いている皆本が南斗水鳥拳の使い手に変身。なんだ皆本も変身能力あるじゃん（笑

騒動も収まってチルドレンたちは南の海で水遊びです。いや、まあ、アタリマエですがほんとぺったんこでありますね。薫と紫穂はここからあそこまで育つのかー。葵はそのままでよろしい。世のメガネキャラが全員巨乳ではつまらない（そういう問題か

最後の最後で末摘さんは不二子ちゃんの指令により薫に変身し立派に育ったボディにて皆本にギュッ！　洗脳作戦を諦めたと思った不二子ちゃんはやっぱり諦めていませんでした（笑。とはいえその水着はちょっとダサ（略。楽しく水遊びしていたチルドレンはもちろんその姿を目撃し、キレた薫がビッグウエンズディを引き起こし浜のみなさんを竜巻に飲み込む！

「なんでそんな乳がデカイだけの頭悪そうな女にデレデレする～!?」

てなわけで三人が三人ともじつに的確なコメントでありました。
さすが子供は正直です（笑

今回はナベシン回ってことで通常よりもかなりギャグ方向にシフトした作りでした。その独特のセンスが苦手な人も多いみたいですけど私的には完全オッケー、最初から最後まで大笑いさせていただきました。ゆかなの七変化演技も面白かったです。まあ全話この調子では困りますけどね（笑

　　

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