2008-11-23(Sun)

かんなぎ #08 迷走嵐が丘

ナギvs大鉄、仁を巡って仁義無き戦い!? 

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それはともかくこの表情が今回のベストショットだと思う(笑

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今回のかんなぎは原作第十二幕「嵐が丘」と第十三幕「迷走学園コメディ」前半のミックスで「迷走嵐が丘」です。仁宅へ突然転がり込んできた大鉄が仁の私生活に触れ、同居しているナギとの関係を詮索しつつ妄想しつつ、一方の仁サイドは真実を覚られぬよう必死でごまかすドタバタ劇、、という体でナギの本質をチラチラと見せていました。切り倒された神樹の件、意識を失って神様モードとなるナギの表現、さらにその後意識喪失を追及されるとキレてごまかす謎多き態度などなど。もちろんそれ以前のナギvs大鉄の戦いによって見せる大鉄のキャラクターも面白い。

さて今回は目の記号化演出が目立ちました。目は口ほどにナントヤラってことでキャラクターの感情を表すのに最も手っ取り早く効果的なのが目の記号化です。感情起伏の激しいキャラが多いかんなぎは通常でも目のデフォルメが多いのですが今回は大鉄の起用もあって特に目立っていたような気がします。

というのも原作に於いてちらほら見かける大鉄の黒ベタ目がアニメではかなり拡大され、特にナギとの会話シーンではほとんど真っ黒、これはナギに対する猜疑心や精神的動揺がかなり大きいということでしょう。さらにナギの下着を見て目を丸くしたりラストの対決では白抜きに変わったり。白抜き目は黒ベタと逆に何か「決意」のようなものが伝わってきますね。同じ白抜き目でもよくパロディにされるガラカメのそれとはベクトルの違う使われ方です。

棒読み寸劇にて仁のお弁当を摘むナギは瞳うるうるで何とも艶っぽい。一方の停電騒動にて大鉄を襲うナギの表情は某ひぐらしのような様相でありました。こりゃいくらなんでも怖すぎですよ(笑

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原作では1コマで終了する大鉄のイケナイ妄想シーンをアニメでは大幅に増量で視聴者大サービス。横たわるナギから散る赤い花びらが何を表現しているのかじつに意味深です。そんなイケナイ関係を嘆くつぐみと秋葉、、の側で一人歓喜する貴子先輩がいい味出しすぎ。あんたって人は…。

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さらに追加の妄想シーンは内容が加速し2人は女王様と飼い犬の如き関係に。いったいナギ&仁をどういう目で見ているのやら…(笑。また今回は各所で劇画チックな描写も見られましたがこれも多用すると効果が薄まってしまう諸刃の剣なんですよね。

お互いを睨み合うカットは間に稲光が落ちて緊迫感と共に画面分割効果を強調しています。ここの大鉄は黒ベタ目ではなく見上げる角度の睨み合い、前シーンの位置関係もあるかもですが体の大きい大鉄が睨み上げているというポジションが2人の立ち位置を見せているようで面白い。

どうでもよろしいが大鉄&仁のBL疑惑にキュンキュンしている貴子先輩がいい表情すぎ、それを見ているジト目のつぐみがまた素晴らしい(笑

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おまけのフェチアングル集。ほんとこの作品は不健康な男子のリビドーをくすぐるカットが多いです。脇を見せつけつつ胸を押し当てるシーンはエロすぎでしょう。その他ひざ裏、内股、裏股、足裏などフェチ狙いすぎですごちそうさま。しかし今さらながらこれほどローアングルが多いのにぱんつを見せない拘りは賞賛に値するかも。むしろ見えてしまったら魅力が8割減でしょう。「見えそうで見えない」のが男心のあれこれをくすぐるのであって想像力は肉眼を凌駕するのであります。と熱く語るほどでもないか。

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エンドカードはコミックス第六巻のピンナップでも参加されている絶叫氏の描くナギでした。これってコミックスのピンナップより出来が良いんじゃ?

  

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No title

毎度丁寧なご返信ありがとうございます
私はnobumaさんのような鋭い目も知識もあいりませんが、J.C作品で桜美演出を見るたびに「何でこんなに心に響くんだろう」と思っていたところへ前回のご返信。そう、一つにはキャラの仕草が心のツボにはまるんですよね。「ああっ、気持ちわかるよ」と思わせるのですね
それはそうと今回のシリアスパートが原作で一番好きなシーンの一つです。アニメの効果を最大限に生かして神秘的な雰囲気を盛り立て、畏怖を感じさせる立ち姿のナギ。原作未読なら一瞬「えっ、どうなっちゃうの?」と思うことでしょう。そこへ、戸松さんの癒し芝居で慈愛溢れるあのセリフ…。素直に感動しました
それはそうと原作既読の他のブログ様で、あのシーンの悪天候(というか雷)には「ふだんのナギ」の怒りが無意識に反映されているのではないかという示唆がありました。エロだけでなく、そういう点でも受け手の自由な想像を煽るのがこの作品のよいところだと思います
それでは失礼します

No title

そういえばとらドラの第四話も桜美さんでした。この回もキャラの仕草が細やかで画面に引き込まれたものです。ラストにてタイガーがスカートをギュッと掴むシーンは一瞬でしたがタイガーの心境をよく表していました。もし録画が残っていたら見てみてください。

ナギの神様シーンは背景や音響の演出も効いていましたがおっしゃるとおり戸松さんの芝居が良かったですね。このシーンを含め今回の戸松さんはシリアスからギャグまでレパートリーの広い芝居を見せていました。押入れ前で仁とやりとりする口調も面白かったです。

原作を知っているとどうしても先が読めてしまうのですが、かんなぎはアニメ化に於いて原作を補強する形の追加シーンを上手く入れているため見ていて飽きませんね。余計な改変をするわけでもなく、さりとて原作マンマでもないいい形のアニメ化だと思います。
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