2008-12-08(Mon)
絶対可憐チルドレン #36 男子禁制!天使たちの午後
白く咲くのは百合の花。

ナオミの大人の扉はいつ開く?

原作にて読んだ覚えが無いストーリーなのでおそらくアニメオリジナル、久しぶりのナオミメイン回です。アバンっから美術の真珠先生とのアブナイ関係(?)を赤面しっぱなしの二人が演じて見せ、今回の展開に妙な期待を持たせます。
熱い眼差しで見つめ合う二人、真珠先生の手はナオミの胸のリボンを解き…ナオミ&真珠先生が危険水域に達する度に映し出される百合の花。このカットは作中に3回出てきますが通して見るとこの花の見せ方が各カットで変化を見せていて面白い。

「ナオミの様子が最近おかしい」と谷崎主任。その理由らしきものが写った盗撮写真をチルドレンたちに見せるとさっそく薫のエンジンが始動、大人の扉を開くため(?)紫穂と葵も調査に参戦です。今回は危険なお色気がキモなので作画が崩れたら台無し、と思ったら総作監に岩佐裕子氏が入っておりました。おかげで各シーンに散りばめられた微妙にエロい表情や仕草も崩れることなく安定して見せていましたね。

デートの待ち合わせで初っ端からキュンキュンしちゃってる二人、続くデートシーンを見ても間違うこと無く百合カップルです。オチから逆に考えるとナオミ的にその気は無いはずなのに気が付けば紅潮させちゃって…。ナオミは肩を出したワンピースに白い帽子と絵に描いたような少女の装い、一方の真珠先生は大人の雰囲気で「お姉さま&仔猫ちゃん」の関係性を印象付けている?
二人が美術室へ入るカットは手前に百合の花を置いた実相寺で怪しい雰囲気と画面の奥行きを見せていますね。戸に鍵をかけて再び見詰め合う二人、さらに聴こえてくる声がこれまたイケナイ想像を掻き立てる内容でこんなもん日曜の朝っぱらから流していいのか?ってなもの(笑

美術室の外で聞き耳を立てている視聴者の代弁者たるチルドレン、中でも薫はリビドー全開で辛抱たまらん! 行き所を失った溢るるエナジーは美術室の戸へと向かい…中の二人とご対面するともちろんそこに裸で抱き合うイケナイ絶景など無く(笑。飛び込んできたチルドレンを見るナオミと、その後に語られた回想シーンの真珠先生を同アングルで見せているのは偶然だろうか。状況は全く違いますがこの2枚のナオミと真珠先生はどちらも「助けてもらう立場」、狙ったアングルだとしたらこういう韻を踏んだカットは嫌いじゃありません。
二人を横から映すカット。ナオミが先生へ協力を申し出た直後は遠く離れていた二人でしたが百合の花を通過すると一気に距離が縮まります。イーゼルの位置からして「先生のほうから近付いている」のが見て取れますね。それはつまりそういうこと。

バベルの協力を得て真相究明の作戦開始です。ナオミをモデルに絵筆を走らせる先生はナオミに対して細かい気遣いを見せていました。画面半分を実相寺で覆い隠しカメラ風に見せるアングルが印象的。紅茶を淹れながら化粧を直し髪を気にする先生のカットはすっかり恋する少女ですね。きゅんきゅん☆
その後ナオミとの会話もきゅんきゅんでした。ナオミの男性関係を気にして表情が一喜一憂する姿は先生の心境がとてもわかりやすい。

男をキャプってもつまらないので華麗にスルーして犯人逮捕後のシーン。先生が何を耳打ちしたのでしょうか。犯人はそれを聞いた途端完全に諦めてしまった表情を見せ、つまりどうあがいても先生にお近付きになる術は無いと判断するような内容? まあ状況からして以下略、ナオミに内容を訊かれても答えず話をはぐらかせてしまうのは何と意味深か。
騒動が片付いて先生の絵も完成、二人並んでその絵を眺めているのですがカンバスを裏から映すのみで絵を見せません。絵の完成と同時にモデルの仕事も終了したナオミは先生の元から離れて友達と下校、別れを見送る先生の言葉がこれまた意味深でした。そしてまたここで百合の花のカットが入ります。
この百合を見比べるとわかりますが最初の百合(時系列的に2枚目の百合)は強い日差しが朝日のように明るく物語の始まりを表し、次の百合(時系列的にアバンの百合)は昼間の百合、そして最後の百合は夕日の影が花弁に落ちて1日が終わり、つまり二人の物語が終わったことを表しているのでしょう。淡く儚い先生の想い、幸せな時間はこれにて幕を閉じたのです。ああ切ない。
さて次回はブラックファントム登場です。今回から一転してハードな内容、予告映像で見せた薫の髪揺れから推定するとゴンゾ制作っぽい? 派手なアクションを期待しときましょう。
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ナオミの大人の扉はいつ開く?

原作にて読んだ覚えが無いストーリーなのでおそらくアニメオリジナル、久しぶりのナオミメイン回です。アバンっから美術の真珠先生とのアブナイ関係(?)を赤面しっぱなしの二人が演じて見せ、今回の展開に妙な期待を持たせます。
熱い眼差しで見つめ合う二人、真珠先生の手はナオミの胸のリボンを解き…ナオミ&真珠先生が危険水域に達する度に映し出される百合の花。このカットは作中に3回出てきますが通して見るとこの花の見せ方が各カットで変化を見せていて面白い。

「ナオミの様子が最近おかしい」と谷崎主任。その理由らしきものが写った盗撮写真をチルドレンたちに見せるとさっそく薫のエンジンが始動、大人の扉を開くため(?)紫穂と葵も調査に参戦です。今回は危険なお色気がキモなので作画が崩れたら台無し、と思ったら総作監に岩佐裕子氏が入っておりました。おかげで各シーンに散りばめられた微妙にエロい表情や仕草も崩れることなく安定して見せていましたね。

デートの待ち合わせで初っ端からキュンキュンしちゃってる二人、続くデートシーンを見ても間違うこと無く百合カップルです。オチから逆に考えるとナオミ的にその気は無いはずなのに気が付けば紅潮させちゃって…。ナオミは肩を出したワンピースに白い帽子と絵に描いたような少女の装い、一方の真珠先生は大人の雰囲気で「お姉さま&仔猫ちゃん」の関係性を印象付けている?
二人が美術室へ入るカットは手前に百合の花を置いた実相寺で怪しい雰囲気と画面の奥行きを見せていますね。戸に鍵をかけて再び見詰め合う二人、さらに聴こえてくる声がこれまたイケナイ想像を掻き立てる内容でこんなもん日曜の朝っぱらから流していいのか?ってなもの(笑

美術室の外で聞き耳を立てている視聴者の代弁者たるチルドレン、中でも薫はリビドー全開で辛抱たまらん! 行き所を失った溢るるエナジーは美術室の戸へと向かい…中の二人とご対面するともちろんそこに裸で抱き合うイケナイ絶景など無く(笑。飛び込んできたチルドレンを見るナオミと、その後に語られた回想シーンの真珠先生を同アングルで見せているのは偶然だろうか。状況は全く違いますがこの2枚のナオミと真珠先生はどちらも「助けてもらう立場」、狙ったアングルだとしたらこういう韻を踏んだカットは嫌いじゃありません。
二人を横から映すカット。ナオミが先生へ協力を申し出た直後は遠く離れていた二人でしたが百合の花を通過すると一気に距離が縮まります。イーゼルの位置からして「先生のほうから近付いている」のが見て取れますね。それはつまりそういうこと。

バベルの協力を得て真相究明の作戦開始です。ナオミをモデルに絵筆を走らせる先生はナオミに対して細かい気遣いを見せていました。画面半分を実相寺で覆い隠しカメラ風に見せるアングルが印象的。紅茶を淹れながら化粧を直し髪を気にする先生のカットはすっかり恋する少女ですね。きゅんきゅん☆
その後ナオミとの会話もきゅんきゅんでした。ナオミの男性関係を気にして表情が一喜一憂する姿は先生の心境がとてもわかりやすい。

男をキャプってもつまらないので華麗にスルーして犯人逮捕後のシーン。先生が何を耳打ちしたのでしょうか。犯人はそれを聞いた途端完全に諦めてしまった表情を見せ、つまりどうあがいても先生にお近付きになる術は無いと判断するような内容? まあ状況からして以下略、ナオミに内容を訊かれても答えず話をはぐらかせてしまうのは何と意味深か。
騒動が片付いて先生の絵も完成、二人並んでその絵を眺めているのですがカンバスを裏から映すのみで絵を見せません。絵の完成と同時にモデルの仕事も終了したナオミは先生の元から離れて友達と下校、別れを見送る先生の言葉がこれまた意味深でした。そしてまたここで百合の花のカットが入ります。
この百合を見比べるとわかりますが最初の百合(時系列的に2枚目の百合)は強い日差しが朝日のように明るく物語の始まりを表し、次の百合(時系列的にアバンの百合)は昼間の百合、そして最後の百合は夕日の影が花弁に落ちて1日が終わり、つまり二人の物語が終わったことを表しているのでしょう。淡く儚い先生の想い、幸せな時間はこれにて幕を閉じたのです。ああ切ない。
さて次回はブラックファントム登場です。今回から一転してハードな内容、予告映像で見せた薫の髪揺れから推定するとゴンゾ制作っぽい? 派手なアクションを期待しときましょう。
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