2008-12-21(Sun)
かんなぎ #12 ほんとうにエフェメラル
書置き一枚で姿を消したナギ。

一人苦悩する仁はどうするどうなる?

神薙神社の管理人だった上森家を訪れた仁。若い子が訪れるのは珍しいらしく話をする間もなくあれ食えこれ食えと茶菓子を差し出すおじさん、そこへ割って入りご近所の話題を立て板に水の如く喋りまくるおばさん、なるほどありそうな風景です(笑
縁側にてまどろむ婆ちゃんのカット。止め絵を続けて年寄りのテンポを出していたのはアニメならではです。「首吊りが出たときも助けてくれた」と語る婆ちゃんは神薙様を心底慕っている様子。先の展開を知っているとこのセリフがじつに効きます。柔らかい夕日に照らされた縁側風景がいい雰囲気でした。

夜の街を行くざんげちゃんのシーン。今回は全体に動きが少ないカットが多い中でざんげちゃんは一人気を吐いていました。というわけでここのアクションは結構な迫力、絡んできたチンピラをバッタバッタと倒すざんげちゃんに拍手喝采しときましょう。
運動能力高すぎのざんげちゃんですが腕力などありそうもない白亜の体でなぜこんな性能を出せるのか不思議。まあ通常状態の人間は持てる性能の3割程度でセーブするよう自動リミッターが設定されているらしいので、残り7割の潜在能力を神様の力で引き出したと考えればオッケー? でもそれをやると夜寝るときとか筋肉痛で悲鳴を上げそう(笑
チンピラを片付けた瞬間にぶりっ子ざんげちゃんへ早変わり、そこへ仁が現れナギの正体についてお話タイムです。

ナギの真相について突っ込んだ質問をしてもざんげちゃんはイマイチはっきりと答えてくれません。その時のざんげちゃんは瞳からキャッチライトが消えて虚ろな表情、会話を続けても話題が肝心の所へ差し掛かると瞳から光が消えて煙に巻くような返答です。いかにも「それは禁則事項です」ってな雰囲気を見せていました。

誰も待たない家へ一人帰宅した仁。家の前のカットは広角の歪みと遠近感でどことなく威圧感がありますね。玄関に入ると仁はナギの学生靴が消えていることに気付き、すなわちそれはナギが一旦戻ってきたということ。しかし仁が居間へ急ぐとそこには一枚の書置きが残されているのみ。
ついつい玄関に目をやり、電話を気にする仁の様子が切ないシーン。引き気味の俯瞰アングルは広い部屋で一人苦悩する仁の孤独・やるせなさを感じさせます。
どうでもよろしいがゴミ箱に捨てられた制服その他はつぐみから借りたものじゃないの? 借り物を勝手に捨てちゃダメだろー。

一陣の風の後、造成中の風景を見た仁は「ナギの存在そのものが消えていたら…」と不安に、しかし下駄箱に残された上履きを確認して一安心です。ここで下駄箱の戸を開けるまで一息溜める演出は仁の心境を上手く見せていました。「下駄箱の中がもし空っぽだったら…」と一瞬躊躇したのでしょうね。
事情を知らずにいろいろ訊いてくるつぐみに対し何も話さず立ち去る仁。まあ話しようが無いっちゃ無いのですけれども…。そんな仁に気を揉むつぐみの様子がこれまたいじらしい。
仁の心境を表すように空はどんよりした雲に覆われ、そんな空をボーっと見ている仁はさらにどんよりとデフレスパイラル状態であります。

停滞し切った空気の中ひたすら我が道を行く貴子先輩。目をキラキラさせてる場合じゃないっすよ(笑。狼を演じる貴子先輩にツッコむ紫乃先輩がこれまたいい味。
つぐみの「何かあったら言ってよ」との言葉に何も言えない仁。振り返って見せる悲しげな表情が印象的です。

降り出した雨の中、カッパ姿で自転車を漕いでナギを探す。今までのナギの軌跡を追っているのでしょうか工事現場を抜け、アーケードを抜け、カラオケBOXの前を通り、しかしナギは見つからず。帰り際の川沿いロードでナギの声の空耳に思わず振り返るシーンは切なさMAXですね。
つぐみからの電話を無視してフテ寝する仁を相変わらず凝ったカメラアングルで見せ、昇降口のシーンも手前に傘立てや下駄箱を見切らせて奥行きを出すと共に仁の八方塞感も見せていますね。
さてアニメかんなぎもそろそろ大詰め、原作はまだまだ先が続いておりますがこのまま行くと原作単行本3巻のラストまでで終了でしょうか。最終回のサブタイトルも原作3巻ラストそのまんま「仁、デレる」なので原作ママの結末かな。展開的に区切りがいいけれども3巻終わりでは(以下自重)なので早くも2期を期待せざるを得ません。というか本筋よりも「白亜の城」を見たい(笑
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一人苦悩する仁はどうするどうなる?

神薙神社の管理人だった上森家を訪れた仁。若い子が訪れるのは珍しいらしく話をする間もなくあれ食えこれ食えと茶菓子を差し出すおじさん、そこへ割って入りご近所の話題を立て板に水の如く喋りまくるおばさん、なるほどありそうな風景です(笑
縁側にてまどろむ婆ちゃんのカット。止め絵を続けて年寄りのテンポを出していたのはアニメならではです。「首吊りが出たときも助けてくれた」と語る婆ちゃんは神薙様を心底慕っている様子。先の展開を知っているとこのセリフがじつに効きます。柔らかい夕日に照らされた縁側風景がいい雰囲気でした。

夜の街を行くざんげちゃんのシーン。今回は全体に動きが少ないカットが多い中でざんげちゃんは一人気を吐いていました。というわけでここのアクションは結構な迫力、絡んできたチンピラをバッタバッタと倒すざんげちゃんに拍手喝采しときましょう。
運動能力高すぎのざんげちゃんですが腕力などありそうもない白亜の体でなぜこんな性能を出せるのか不思議。まあ通常状態の人間は持てる性能の3割程度でセーブするよう自動リミッターが設定されているらしいので、残り7割の潜在能力を神様の力で引き出したと考えればオッケー? でもそれをやると夜寝るときとか筋肉痛で悲鳴を上げそう(笑
チンピラを片付けた瞬間にぶりっ子ざんげちゃんへ早変わり、そこへ仁が現れナギの正体についてお話タイムです。

ナギの真相について突っ込んだ質問をしてもざんげちゃんはイマイチはっきりと答えてくれません。その時のざんげちゃんは瞳からキャッチライトが消えて虚ろな表情、会話を続けても話題が肝心の所へ差し掛かると瞳から光が消えて煙に巻くような返答です。いかにも「それは禁則事項です」ってな雰囲気を見せていました。

誰も待たない家へ一人帰宅した仁。家の前のカットは広角の歪みと遠近感でどことなく威圧感がありますね。玄関に入ると仁はナギの学生靴が消えていることに気付き、すなわちそれはナギが一旦戻ってきたということ。しかし仁が居間へ急ぐとそこには一枚の書置きが残されているのみ。
ついつい玄関に目をやり、電話を気にする仁の様子が切ないシーン。引き気味の俯瞰アングルは広い部屋で一人苦悩する仁の孤独・やるせなさを感じさせます。
どうでもよろしいがゴミ箱に捨てられた制服その他はつぐみから借りたものじゃないの? 借り物を勝手に捨てちゃダメだろー。

一陣の風の後、造成中の風景を見た仁は「ナギの存在そのものが消えていたら…」と不安に、しかし下駄箱に残された上履きを確認して一安心です。ここで下駄箱の戸を開けるまで一息溜める演出は仁の心境を上手く見せていました。「下駄箱の中がもし空っぽだったら…」と一瞬躊躇したのでしょうね。
事情を知らずにいろいろ訊いてくるつぐみに対し何も話さず立ち去る仁。まあ話しようが無いっちゃ無いのですけれども…。そんな仁に気を揉むつぐみの様子がこれまたいじらしい。
仁の心境を表すように空はどんよりした雲に覆われ、そんな空をボーっと見ている仁はさらにどんよりとデフレスパイラル状態であります。

停滞し切った空気の中ひたすら我が道を行く貴子先輩。目をキラキラさせてる場合じゃないっすよ(笑。狼を演じる貴子先輩にツッコむ紫乃先輩がこれまたいい味。
つぐみの「何かあったら言ってよ」との言葉に何も言えない仁。振り返って見せる悲しげな表情が印象的です。

降り出した雨の中、カッパ姿で自転車を漕いでナギを探す。今までのナギの軌跡を追っているのでしょうか工事現場を抜け、アーケードを抜け、カラオケBOXの前を通り、しかしナギは見つからず。帰り際の川沿いロードでナギの声の空耳に思わず振り返るシーンは切なさMAXですね。
つぐみからの電話を無視してフテ寝する仁を相変わらず凝ったカメラアングルで見せ、昇降口のシーンも手前に傘立てや下駄箱を見切らせて奥行きを出すと共に仁の八方塞感も見せていますね。
さてアニメかんなぎもそろそろ大詰め、原作はまだまだ先が続いておりますがこのまま行くと原作単行本3巻のラストまでで終了でしょうか。最終回のサブタイトルも原作3巻ラストそのまんま「仁、デレる」なので原作ママの結末かな。展開的に区切りがいいけれども3巻終わりでは(以下自重)なので早くも2期を期待せざるを得ません。というか本筋よりも「白亜の城」を見たい(笑
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