2008-12-29(Mon)
ヒャッコ #12 一姫二太郎三虎子/虎子故に迷う鬼心
鬼百合姉ちゃん登場。

厳しい表情でトラコを責めるその実は…
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厳しい表情でトラコを責めるその実は…
ヒャッコ最終回は1時間SPってことで12話と13話をまとめて放送でした。これは別に最終回の特別バージョンってわけではなく、途中で1回休んだため放送枠の辻褄合わせで2話を続けて放送しただけ。なのでレビューも各々分けて書くこととします。年末の多忙に押されてレビューが遅くなったけれどもこれを書かなきゃ年を越せない(笑

今までの本編中にてチラリチラリと姿を見せていた鬼百合が最終回直前でついにお目見えです。まずは幼い頃のトラコのカット。軽くセピア色を被せた風景の中、父親に連れられて上下山家へ引き取られてきた時の映像でしょうか。父親の顔が黒く塗り潰されているのはトラコが父親に対し「父親として認めていない」という負の感情の現れ。
そして夜の街にてあちこちに電話をかけては振られるトラコのカットへ続きます。先のカットから想像するにおそらく件の父親とケンカして家を飛び出し、晩の泊まり先でも探しているのでしょう。翌朝の教室にてタツキはトラコからの着信についてスズに話し、しかしスズのケータイは電池切れで着信は不明、ではトラコはどこへ泊まったのだろう?とここまでのシーンで今回の状況説明をほぼ完璧に済ませています。ちなみにここまでのシーンはアニメでの追加、原作では寝不足の疲れ顔で登校するトラコ&ウシオのシーンからいきなり始まってしまうためそこまでの流れを補足したのですね。
というわけでここから原作の流れに入ります。結局トラコはウシオの家に泊まり一晩中ゲームで対戦、それを知ったアユの驚き顔の処理が面白い。血涙を流して悔しがるネネもいい味です。などと騒いでいる所に現れた一人の女生徒、その姿を見たトラコは一気に硬直であります。

キツい目付きと口調でトラコの無断外泊を責める鬼百合姉ちゃん、一方のトラコはいつもの調子と違い完全に萎縮しちゃってます。この辺から二人の関係(パワーバランス)が見て取れますね。どれほど奔放な人間でも「頭の上がらない相手」ってのはいるものです(笑。
完璧な生徒会長である鬼百合とトラコが姉妹? 冗談めかして「本当に血が繋がっているのでしょうかねえ?」と疑うアユ&タツキはお約束の作りですがこの後の展開の布石を打っています。
鬼百合姉ちゃん&キツネの登場前にカットインされる般若と狐の面。キツネはともかく般若はヒドいよ(笑。しかし鬼百合とキツネを並べて見ると確かに目元が似ていてこの二人は実の姉弟っぽいですね。

ドS全開の風体である鬼百合姉ちゃんはトラコに対し厳しく接するけれどもそれは怒りではなく「過保護」の表れ。しかし口論は徐々にエキサイトしついにトラコが「親じゃない」と叫ぶとビンタ一発、驚いたトラコの表情が固まってますが周囲で聞いてるみなさんも固まるよねえこれは。いきなりヘビィな設定が露見して戸惑うみなさんの表情がいい。常に変態なネネもここは空気を読んでいました(笑
ちょっとやりすぎた鬼百合に対して頬を膨らませて抗議するスズがかわいい。

屋上にて落ち込むトラコをトーマが慰めるシーンはニマニマポイントです。自分から「慰めてよ」と言っといて本当に慰められると驚くトラコ、その反応を見て焦るトーマ。あれだけ周囲に友達がいるのにここ一番の時にトラコの隣に座るのはやはりトーマなのでありますね。
鬼百合は玄関口でトラコを待ち伏せて無事に仲直り、先ほどとは打って変わって優しい態度の鬼百合にトラコも涙目でゴメンナサイ。ここは泣きじゃくるトラコから目を逸らすトーマの反応も良かった。ちなみに原作ではここでエピソードが終わり、ここから先はアニメオリジナルの追加シーンです。
一件落着して下校する3人でしたが校門に差し掛かるとアユ&タツキが待っているのを発見、さらにスズが現れ、その他の友達も勢揃いでトラコを出迎えます。落ち込んでいるであろうトラコをみんなで元気付けようと待っていたのでしょう。
上下山家へ来たときから常に世話の焼けたトラコ、突然他所の家に放り込まれて戸惑うトラコを鬼百合は常に気にかけていたようです。そんな日々を続けているうちトラコに対して過保護になってしまったのでしょう。しかし校門で待つトラコの友達たちを見た鬼百合は過保護からの脱却、妹離れを決意したのか清々しい表情でトラコをお見送りです。たくさんの友達に囲まれ笑顔で話すトラコを見て一安心?
今回は子供時代の映像を要所要所に挿入する演出が効いていました。トラコが上下山家に引き取られた直後の様子やその後の姉兄との関係など今回のエピソードの背景を上手く補足していたと思います。
そして次回(というか放送上はこの直後ですが)は最終回。せっかく面白くなってきたと思ったら終わっちゃって寂しい限りでございます。

今までの本編中にてチラリチラリと姿を見せていた鬼百合が最終回直前でついにお目見えです。まずは幼い頃のトラコのカット。軽くセピア色を被せた風景の中、父親に連れられて上下山家へ引き取られてきた時の映像でしょうか。父親の顔が黒く塗り潰されているのはトラコが父親に対し「父親として認めていない」という負の感情の現れ。
そして夜の街にてあちこちに電話をかけては振られるトラコのカットへ続きます。先のカットから想像するにおそらく件の父親とケンカして家を飛び出し、晩の泊まり先でも探しているのでしょう。翌朝の教室にてタツキはトラコからの着信についてスズに話し、しかしスズのケータイは電池切れで着信は不明、ではトラコはどこへ泊まったのだろう?とここまでのシーンで今回の状況説明をほぼ完璧に済ませています。ちなみにここまでのシーンはアニメでの追加、原作では寝不足の疲れ顔で登校するトラコ&ウシオのシーンからいきなり始まってしまうためそこまでの流れを補足したのですね。
というわけでここから原作の流れに入ります。結局トラコはウシオの家に泊まり一晩中ゲームで対戦、それを知ったアユの驚き顔の処理が面白い。血涙を流して悔しがるネネもいい味です。などと騒いでいる所に現れた一人の女生徒、その姿を見たトラコは一気に硬直であります。

キツい目付きと口調でトラコの無断外泊を責める鬼百合姉ちゃん、一方のトラコはいつもの調子と違い完全に萎縮しちゃってます。この辺から二人の関係(パワーバランス)が見て取れますね。どれほど奔放な人間でも「頭の上がらない相手」ってのはいるものです(笑。
完璧な生徒会長である鬼百合とトラコが姉妹? 冗談めかして「本当に血が繋がっているのでしょうかねえ?」と疑うアユ&タツキはお約束の作りですがこの後の展開の布石を打っています。
鬼百合姉ちゃん&キツネの登場前にカットインされる般若と狐の面。キツネはともかく般若はヒドいよ(笑。しかし鬼百合とキツネを並べて見ると確かに目元が似ていてこの二人は実の姉弟っぽいですね。

ドS全開の風体である鬼百合姉ちゃんはトラコに対し厳しく接するけれどもそれは怒りではなく「過保護」の表れ。しかし口論は徐々にエキサイトしついにトラコが「親じゃない」と叫ぶとビンタ一発、驚いたトラコの表情が固まってますが周囲で聞いてるみなさんも固まるよねえこれは。いきなりヘビィな設定が露見して戸惑うみなさんの表情がいい。常に変態なネネもここは空気を読んでいました(笑
ちょっとやりすぎた鬼百合に対して頬を膨らませて抗議するスズがかわいい。

屋上にて落ち込むトラコをトーマが慰めるシーンはニマニマポイントです。自分から「慰めてよ」と言っといて本当に慰められると驚くトラコ、その反応を見て焦るトーマ。あれだけ周囲に友達がいるのにここ一番の時にトラコの隣に座るのはやはりトーマなのでありますね。
鬼百合は玄関口でトラコを待ち伏せて無事に仲直り、先ほどとは打って変わって優しい態度の鬼百合にトラコも涙目でゴメンナサイ。ここは泣きじゃくるトラコから目を逸らすトーマの反応も良かった。ちなみに原作ではここでエピソードが終わり、ここから先はアニメオリジナルの追加シーンです。
一件落着して下校する3人でしたが校門に差し掛かるとアユ&タツキが待っているのを発見、さらにスズが現れ、その他の友達も勢揃いでトラコを出迎えます。落ち込んでいるであろうトラコをみんなで元気付けようと待っていたのでしょう。
上下山家へ来たときから常に世話の焼けたトラコ、突然他所の家に放り込まれて戸惑うトラコを鬼百合は常に気にかけていたようです。そんな日々を続けているうちトラコに対して過保護になってしまったのでしょう。しかし校門で待つトラコの友達たちを見た鬼百合は過保護からの脱却、妹離れを決意したのか清々しい表情でトラコをお見送りです。たくさんの友達に囲まれ笑顔で話すトラコを見て一安心?
今回は子供時代の映像を要所要所に挿入する演出が効いていました。トラコが上下山家に引き取られた直後の様子やその後の姉兄との関係など今回のエピソードの背景を上手く補足していたと思います。
そして次回(というか放送上はこの直後ですが)は最終回。せっかく面白くなってきたと思ったら終わっちゃって寂しい限りでございます。
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