2009-02-07(Sat)
鉄のラインバレル #18 メメント・モリ
「君は浩一の側にいるべきじゃない」

ドレスの破れるシーンはDVDだと以下略。
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ドレスの破れるシーンはDVDだと以下略。
なにやらTBSを名乗る人から画像使用についての「お願い」がきました。諸々から十中八九騙りだとは思いますがレビューの規模縮小を考えていたところなので渡りに船とこれを機に当該作に関してはテキストのみの簡単レビューに移行します。
さて今回のサブタイトルである「メメント・モリ」、これはラテン語にて「いつか死ぬことを忘れるな」という意味、「死を想え」とも訳される有名な言葉です。日常の対極である「死」について大部分の人はそれを意識することはありません。誰もがまだ来ぬ明日を「当然」来るものとして生活しているはず。
そもそも「死」とは何だ?という疑問もあります。通常私たちが目にする「死」とは当然ですが「他人の死」です。言い換えれば「他人の死体」、命を失って横たわるそれを前にして在りし日の事々を思い返しては涙する、それだけのこと。生物としての「死」を医師が診断し、二度と動かぬ亡骸が生きる者から見た「死」の象徴です。その時「死んだ本人」がどうなっちゃってるのかはわからない。「人が死んだらどうなるのか」は自分が死んだ後までわからないのです。それは永遠の謎、まさに「想像」するしかない。
ラインバレルに潰されて死んだ早瀬はまさかファクター化して、あれほど切望していた「正義の味方」になれるとは想像していなかったでしょう。それが幸運なのかわかりませんけど…。また件の事故で命を失った矢島も死んだ後まで早瀬の世話焼きに走るとは想像しなかった。復活した矢島は城崎に対し辛く当り、挙句に城崎を拉致し早瀬の前から去って行きました。その手段をして早瀬は「矢島はあんなことをする奴ではなかった」と嘆きますがそれもすべて早瀬と理沙子を思うが故の行動。矢島の本質は変わっていなかった。
加藤は「ラインバレルによって復活した君は、以前と別人になったか?」と早瀬に問う。確かに能力としては別人に生まれ変わったけれども心の奥底は変わっていない、「抵抗する力を持たない人たちの気持ちがわかる」という彼のセリフはベタベタながら感動した。ジュディや社長の死を受け、そして支配されるまま抗うことのできない弱き者たちの代弁者としてファクターの力、ラインバレルの力を使う。それは能力を得た直後の自己満足とは違う「正義の味方」としての気概であります。成長したねえ。
城崎が加藤の妹とはまーたトンデモな流れになってきましたね。そしてラストショットは早瀬&城崎の乗るラインバレルに襲い掛かるアパレシオン。このカットを見る限りだと早瀬vsキリヤマの戦闘時に援護の弾を撃ったのはやはり矢島? 愛する理沙子の幸せのため、守るべき早瀬のために汚れ役を名乗り出る姿はなかなか切ない。というか九条さんを含めこの愛憎劇は大規模なとらドラを見ているような錯覚が…(笑
どうでもいいけど画像作らないレビューってラクね。
もうこれで通してしまおうか。
さて今回のサブタイトルである「メメント・モリ」、これはラテン語にて「いつか死ぬことを忘れるな」という意味、「死を想え」とも訳される有名な言葉です。日常の対極である「死」について大部分の人はそれを意識することはありません。誰もがまだ来ぬ明日を「当然」来るものとして生活しているはず。
そもそも「死」とは何だ?という疑問もあります。通常私たちが目にする「死」とは当然ですが「他人の死」です。言い換えれば「他人の死体」、命を失って横たわるそれを前にして在りし日の事々を思い返しては涙する、それだけのこと。生物としての「死」を医師が診断し、二度と動かぬ亡骸が生きる者から見た「死」の象徴です。その時「死んだ本人」がどうなっちゃってるのかはわからない。「人が死んだらどうなるのか」は自分が死んだ後までわからないのです。それは永遠の謎、まさに「想像」するしかない。
ラインバレルに潰されて死んだ早瀬はまさかファクター化して、あれほど切望していた「正義の味方」になれるとは想像していなかったでしょう。それが幸運なのかわかりませんけど…。また件の事故で命を失った矢島も死んだ後まで早瀬の世話焼きに走るとは想像しなかった。復活した矢島は城崎に対し辛く当り、挙句に城崎を拉致し早瀬の前から去って行きました。その手段をして早瀬は「矢島はあんなことをする奴ではなかった」と嘆きますがそれもすべて早瀬と理沙子を思うが故の行動。矢島の本質は変わっていなかった。
加藤は「ラインバレルによって復活した君は、以前と別人になったか?」と早瀬に問う。確かに能力としては別人に生まれ変わったけれども心の奥底は変わっていない、「抵抗する力を持たない人たちの気持ちがわかる」という彼のセリフはベタベタながら感動した。ジュディや社長の死を受け、そして支配されるまま抗うことのできない弱き者たちの代弁者としてファクターの力、ラインバレルの力を使う。それは能力を得た直後の自己満足とは違う「正義の味方」としての気概であります。成長したねえ。
城崎が加藤の妹とはまーたトンデモな流れになってきましたね。そしてラストショットは早瀬&城崎の乗るラインバレルに襲い掛かるアパレシオン。このカットを見る限りだと早瀬vsキリヤマの戦闘時に援護の弾を撃ったのはやはり矢島? 愛する理沙子の幸せのため、守るべき早瀬のために汚れ役を名乗り出る姿はなかなか切ない。というか九条さんを含めこの愛憎劇は大規模なとらドラを見ているような錯覚が…(笑
どうでもいいけど画像作らないレビューってラクね。
もうこれで通してしまおうか。
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