2009-02-28(Sat)
鉄のラインバレル #21 狂気の翼
「正義の味方には当たらない!」

「アイアム正義! アイアムジャスティス!」
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「アイアム正義! アイアムジャスティス!」
原作付きのアニメ作品を見るにあたって原作を知っていることは幸か不幸か。もちろん原作を知っていることによって得られる恩恵も多々ありますし、アニメ化によって原作を越えた素晴らしい作品に化ける例も否定しませんが…たいていは無残な改変によって「なにこれ?」とガッカリすることが多い。お気に入りキャラの設定を別人の如く変更されたり、個人的に思い入れのあるエピソードを大幅にオミットされたり等々、あんまりな改変に歯軋りの止まらない原作ファンの嘆き。「原作とアニメは別物」と理屈では判っていても止められぬ感情はどうにもこうにも。
一方原作未読で見る原作付きアニメは作品そのものを純粋な目で見られる。最近の私の例で言えば「とらドラ」です。原作ファンの方に言わせると省略しすぎて目も当てられん状態らしいですが、未読の私としては(多少急ぎすぎ感はあるにしろ)それほど悪い出来とは思えません。まあこれも私が原作既読だったらガッカリ感全開だったかもですけど…知らないことの幸せと申しましょうか、とりあえず現状として先の展開にドキドキしつつ楽しんで見られるのでよし。なので原作モノは原作を知らない方が幸せになりやすいかもしれません。
というわけでラインバレルですが…この作品は開始当初からオリジナル展開が宣言されており、特に2クール目に入ってからは原作の面影などほとんど無い状態でストーリーが進んでいます。特にキリヤマ関係のエピソードは完全に別モノ、今回見せたキリヤマ編の決着を良いか悪いかは判断しかねる所です。原作既読の私としては最低の下だった終わり方でありますが、では同シーンを未読の人はどう感じたのか? 「キリヤマ」というキャラクターをどう消化したのか非常に興味があります。
冒頭にてアバンと呼ぶには長い時間を取って森次さんの過去を見せていました。キリヤマとの関係もここで見せていましたけれども…たったこれだけの尺でキリヤマとの仲(?)を描ききれるはずがありません。原作に於いてはこのエピソードこそ森次さんのJUDA裏切りの原点であり、その結末も納得できるものでした。一方アニメ版のキリヤマは無理な再生までして単なる痛い人で終始し、森次さんとの関係性もあっさりとしたもの。これではキリヤマを出す意味が無かったんじゃ? 盲目的に森次さんを信奉する山下くんに対する映し鏡としての結末ならばこれほど尺を取らなくてもよかったような。まあ散々な扱いの末にキリヤマ再生の材料にされてしまった宋美爺ちゃんに比べればマシな扱いだったかもですが。
その山下くんvs森次さんの対峙シーン。例の手紙には森次さんの隠された真意が書いてあるのかと思ってましたけど単なる呼び出し状だった? ともかく森次さんの真意が不明のため何がなんだか。何か考えがあっての山下戦だと思いたい。
以前から不審な動きを見せていたマサキは何をしたいのやら。設備を勝手に使ってキリヤマを再生、さらに独断で出撃させた? 手柄を焦ってのことでしょうけれども…加藤機関ってばいろいろフリーダムすぎませんか? 戦闘集団としての統率が無さ過ぎて笑うしか。
今回はレビューではなく原作厨の愚痴になってしまいました。
原作既読のバイアス無しでこの作品を見たら純粋に楽しめたのだろうか?
一方原作未読で見る原作付きアニメは作品そのものを純粋な目で見られる。最近の私の例で言えば「とらドラ」です。原作ファンの方に言わせると省略しすぎて目も当てられん状態らしいですが、未読の私としては(多少急ぎすぎ感はあるにしろ)それほど悪い出来とは思えません。まあこれも私が原作既読だったらガッカリ感全開だったかもですけど…知らないことの幸せと申しましょうか、とりあえず現状として先の展開にドキドキしつつ楽しんで見られるのでよし。なので原作モノは原作を知らない方が幸せになりやすいかもしれません。
というわけでラインバレルですが…この作品は開始当初からオリジナル展開が宣言されており、特に2クール目に入ってからは原作の面影などほとんど無い状態でストーリーが進んでいます。特にキリヤマ関係のエピソードは完全に別モノ、今回見せたキリヤマ編の決着を良いか悪いかは判断しかねる所です。原作既読の私としては最低の下だった終わり方でありますが、では同シーンを未読の人はどう感じたのか? 「キリヤマ」というキャラクターをどう消化したのか非常に興味があります。
冒頭にてアバンと呼ぶには長い時間を取って森次さんの過去を見せていました。キリヤマとの関係もここで見せていましたけれども…たったこれだけの尺でキリヤマとの仲(?)を描ききれるはずがありません。原作に於いてはこのエピソードこそ森次さんのJUDA裏切りの原点であり、その結末も納得できるものでした。一方アニメ版のキリヤマは無理な再生までして単なる痛い人で終始し、森次さんとの関係性もあっさりとしたもの。これではキリヤマを出す意味が無かったんじゃ? 盲目的に森次さんを信奉する山下くんに対する映し鏡としての結末ならばこれほど尺を取らなくてもよかったような。まあ散々な扱いの末にキリヤマ再生の材料にされてしまった宋美爺ちゃんに比べればマシな扱いだったかもですが。
その山下くんvs森次さんの対峙シーン。例の手紙には森次さんの隠された真意が書いてあるのかと思ってましたけど単なる呼び出し状だった? ともかく森次さんの真意が不明のため何がなんだか。何か考えがあっての山下戦だと思いたい。
以前から不審な動きを見せていたマサキは何をしたいのやら。設備を勝手に使ってキリヤマを再生、さらに独断で出撃させた? 手柄を焦ってのことでしょうけれども…加藤機関ってばいろいろフリーダムすぎませんか? 戦闘集団としての統率が無さ過ぎて笑うしか。
今回はレビューではなく原作厨の愚痴になってしまいました。
原作既読のバイアス無しでこの作品を見たら純粋に楽しめたのだろうか?
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