2009-03-03(Tue)
宇宙をかける少女 #09 Q速∞
本編の流れをぶった切って唐突に番外編?

燃・え・ろ・Q・T・!!

巨大チェンソーによってライフラインが切断されブーミン大ピンチ!な前回の引きからどうするどうなる…と待ちかねたソラカケガールは何故か熱血女子野球アニメになっていました。何これ何? アバンだけかと思ったらOPも無し、大仰な題字に続いてまさか30分丸ごと野球で通すとは。
公式サイトも特別仕様となってスタッフの変な気合いが漲る一編。全身全霊を掛けたお遊びのような今回でしたが秋葉の見た夢という体で今後の伏線が散りばめられているであろう作りであり、8スタお得意のスターシステム配役も絶妙。こういうスピンオフからメタファーを読んだり、本編の先行きをアレコレ想像するのは嫌いじゃないので私的には結構面白かった。
キャッチャー役のほのかと組んで、秋葉は「魔QT」を使う謎の覆面ピッチャーとして登場。夢の中でもへっぽこやられ役担当のブーミンがいい味です。口にくわえた葉っぱはドカベンの岩鬼イメージでしょうか、秋葉が魔QTを投げるシーンは侍ジャイアンツの分身魔球? 他にも結構懐かしめな野球アニメパロディが詰め込まれており、すなわち秋葉の年齢詐称疑惑がここで発覚(笑
秋葉組に指示を出し暗躍する理事長息子役は生徒会長。これは本編に於ける生徒会長の立ち位置が「QT能力を有効利用し公に認めさせようとしている」ということ? また「新球団」とは「QT能力保持者が作る新しい世界」? 秋葉は興味が無いみたいでしたが。

メガネをかけてゆうちょ勤めのいつき。これは正体(怪奇課捜査員であること)を隠してスール学園へ潜入している本編とシンクロします。いざとなると変装を忘れて本来の力を発揮してしまうのも同様ですね。自らも世話になった孤児院を支えるべく夜も働くいつき。本編に於いてもいつきは孤児であり、孤児院の世話役に納まるニーナも本編での立ち位置に準じています。プロ野球選手だったいつきはQT能力の発覚によって球界から追われ全てを奪われてしまった、つまり「QT能力者が迫害されてきた歴史」を端的に表しているのでしょう。夜の街で楽しげに遊ぶ若者を羨ましそうに見るカットは、QT能力者である故に得ることのできない「普通の生活」への憧れ。というかフリオ何やってんだ(笑
ここでつつじが登場しいつきに「秋葉との勝負」を持ちかけます。本編ではほとんど活躍の無い彼女がなぜこれほど重要な役回りなのでしょう。結果的に彼女は理事長(ネルヴァル)と組んだ「QT殲滅派」だったわけで、要するに本編でもそういう立ち位置、ネルヴァルからのスパイ(?)のような役回りになっていくのかな。むしろ今回見せた生徒会長の役回りからして生徒会そのものがネルヴァリストの出張組織(?)なのかもしれません。
秋葉の魔QTに対しQT能力を使わず敗れてしまういつき。
「私から全てを奪った野球界に復讐する」
魔QTを投げる際の秋葉のセリフを含めて意味深なシーンでありました。この「野球界」が何を指すのか? 球界理事長がネルヴァルということは…。

本編にて影薄MAXな四女は「病弱な妹」として登場です。そんな病弱な妹に対し秋葉は何かに取り憑かれたように手を伸ばし…いやはやこのカットも意味深ですねえ。「苦しむだけの日々が続くなら、いっそ…」のセリフも意味深すぎる。本編では四女の病みっぷりが加速しまくってますし…やはり後半に向けてこういう展開が待っているのでしょうか。
姉さん二人は謎の死、ネルヴァルによるQT能力者の管理が獅子堂家を窮地に追い込む?
理事長先生は獅子堂家お抱えの女医役でした。魔QTの濫用で肩を壊した秋葉を診る姿は本編での関係性「獅子堂家をフォローするスール家」とシンクロしています。おそらく本編でも「エクスQT発動によって体を痛める秋葉」の描写が来そうな予感。
家族に黙ったまま雨の夜に一人家を出る秋葉。待っていたほのかと共に出撃であります。残弾3発の状態で最終決戦へ向かう? 本懐を遂げた後はほのかとの「契約」を遂行しなければならない?

レオパルドは「礼央破流堂」、野球の鬼として登場しました。魔QTを打ち破る力を得るためいつきはレオパルドの所へ、この辺も本編をトレースしているような。そこでレオパルドは…
「ならば僕の金棒を握ってみよ」
タマの次はサオか! 番外編でも下ネタか!
金棒に触れた途端に現れる「自分の中の鬼」。おそらくいつきは秘められた力、本来持っているQT能力(エクスQT)が未だ覚醒していない。つまり今後起きるであろう「いつき覚醒」の段にレオパルドが絡んでくるのでしょう。状況的には「ネルヴァルへの復讐のため我を失い暴走する秋葉を止める」ような? 「人を捨て、鬼になる」というセリフが気になるところ。
修行の末に「印」を得たいつき。本編でも見られるクマが現れ、金棒一降りで雲を吹き飛ばす描写はその力の大きさを演出していました。

そんなところへ理事長(ネルヴァル)&つつじが登場。その銃の構え方は(笑
「貴様は儂の野球を壊す悪しき者だ。永遠にそこに閉じこもっているがいい」
レオパルドに対するこの言葉はそのまんまですね。その言葉に対しレオパルドは「鬼を利用する者はいつか鬼に滅ぼされる」と。「鬼」を「エクスQT」と読み替えれば…これもそのまんまなのでしょう。
さて「鬼」の力を得たいつきは秋葉と再戦です。前回の勝負と違っていつきは全力全壊で立ち向かい、秋葉は残り3球の魔QTを投げ…仮面を取った秋葉の顔にQTクマが! あんまり似合ってない!(笑

切り欠きの入った帽子のツバって誰だっけ? 不知火? ともかく分身魔球には分身バットってことで魔QT敗れたり! 「私の肩にはみんなの未来がかかっている!」のセリフも意味深です。
その刹那鳴り響く銃声。撃ったのは理事長と共に現れたつつじでした。
「QT使いなど互いに潰し合ってくれればいい」
まんまと利用されたいつきは凶弾に倒れて涙し、理事長の真意を目の当たりにした秋葉は最後の魔QTを発動させ…廃墟と化したパイレーツスタジアムが映る特別EDがじつに切ない。というわけでこれは「バッドエンドの予告映像」だったのかも。
とりあえず軽く通して見ただけで今後の展開を予想させるネタが満載、まあそう見せかけたミスリード狙いなのかもですがいろいろ妄想して遊ぶのはタダなのでせいぜい楽しんでおきましょう。
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燃・え・ろ・Q・T・!!

巨大チェンソーによってライフラインが切断されブーミン大ピンチ!な前回の引きからどうするどうなる…と待ちかねたソラカケガールは何故か熱血女子野球アニメになっていました。何これ何? アバンだけかと思ったらOPも無し、大仰な題字に続いてまさか30分丸ごと野球で通すとは。
公式サイトも特別仕様となってスタッフの変な気合いが漲る一編。全身全霊を掛けたお遊びのような今回でしたが秋葉の見た夢という体で今後の伏線が散りばめられているであろう作りであり、8スタお得意のスターシステム配役も絶妙。こういうスピンオフからメタファーを読んだり、本編の先行きをアレコレ想像するのは嫌いじゃないので私的には結構面白かった。
キャッチャー役のほのかと組んで、秋葉は「魔QT」を使う謎の覆面ピッチャーとして登場。夢の中でもへっぽこやられ役担当のブーミンがいい味です。口にくわえた葉っぱはドカベンの岩鬼イメージでしょうか、秋葉が魔QTを投げるシーンは侍ジャイアンツの分身魔球? 他にも結構懐かしめな野球アニメパロディが詰め込まれており、すなわち秋葉の年齢詐称疑惑がここで発覚(笑
秋葉組に指示を出し暗躍する理事長息子役は生徒会長。これは本編に於ける生徒会長の立ち位置が「QT能力を有効利用し公に認めさせようとしている」ということ? また「新球団」とは「QT能力保持者が作る新しい世界」? 秋葉は興味が無いみたいでしたが。

メガネをかけてゆうちょ勤めのいつき。これは正体(怪奇課捜査員であること)を隠してスール学園へ潜入している本編とシンクロします。いざとなると変装を忘れて本来の力を発揮してしまうのも同様ですね。自らも世話になった孤児院を支えるべく夜も働くいつき。本編に於いてもいつきは孤児であり、孤児院の世話役に納まるニーナも本編での立ち位置に準じています。プロ野球選手だったいつきはQT能力の発覚によって球界から追われ全てを奪われてしまった、つまり「QT能力者が迫害されてきた歴史」を端的に表しているのでしょう。夜の街で楽しげに遊ぶ若者を羨ましそうに見るカットは、QT能力者である故に得ることのできない「普通の生活」への憧れ。というかフリオ何やってんだ(笑
ここでつつじが登場しいつきに「秋葉との勝負」を持ちかけます。本編ではほとんど活躍の無い彼女がなぜこれほど重要な役回りなのでしょう。結果的に彼女は理事長(ネルヴァル)と組んだ「QT殲滅派」だったわけで、要するに本編でもそういう立ち位置、ネルヴァルからのスパイ(?)のような役回りになっていくのかな。むしろ今回見せた生徒会長の役回りからして生徒会そのものがネルヴァリストの出張組織(?)なのかもしれません。
秋葉の魔QTに対しQT能力を使わず敗れてしまういつき。
「私から全てを奪った野球界に復讐する」
魔QTを投げる際の秋葉のセリフを含めて意味深なシーンでありました。この「野球界」が何を指すのか? 球界理事長がネルヴァルということは…。

本編にて影薄MAXな四女は「病弱な妹」として登場です。そんな病弱な妹に対し秋葉は何かに取り憑かれたように手を伸ばし…いやはやこのカットも意味深ですねえ。「苦しむだけの日々が続くなら、いっそ…」のセリフも意味深すぎる。本編では四女の病みっぷりが加速しまくってますし…やはり後半に向けてこういう展開が待っているのでしょうか。
姉さん二人は謎の死、ネルヴァルによるQT能力者の管理が獅子堂家を窮地に追い込む?
理事長先生は獅子堂家お抱えの女医役でした。魔QTの濫用で肩を壊した秋葉を診る姿は本編での関係性「獅子堂家をフォローするスール家」とシンクロしています。おそらく本編でも「エクスQT発動によって体を痛める秋葉」の描写が来そうな予感。
家族に黙ったまま雨の夜に一人家を出る秋葉。待っていたほのかと共に出撃であります。残弾3発の状態で最終決戦へ向かう? 本懐を遂げた後はほのかとの「契約」を遂行しなければならない?

レオパルドは「礼央破流堂」、野球の鬼として登場しました。魔QTを打ち破る力を得るためいつきはレオパルドの所へ、この辺も本編をトレースしているような。そこでレオパルドは…
「ならば僕の金棒を握ってみよ」
タマの次はサオか! 番外編でも下ネタか!
金棒に触れた途端に現れる「自分の中の鬼」。おそらくいつきは秘められた力、本来持っているQT能力(エクスQT)が未だ覚醒していない。つまり今後起きるであろう「いつき覚醒」の段にレオパルドが絡んでくるのでしょう。状況的には「ネルヴァルへの復讐のため我を失い暴走する秋葉を止める」ような? 「人を捨て、鬼になる」というセリフが気になるところ。
修行の末に「印」を得たいつき。本編でも見られるクマが現れ、金棒一降りで雲を吹き飛ばす描写はその力の大きさを演出していました。

そんなところへ理事長(ネルヴァル)&つつじが登場。その銃の構え方は(笑
「貴様は儂の野球を壊す悪しき者だ。永遠にそこに閉じこもっているがいい」
レオパルドに対するこの言葉はそのまんまですね。その言葉に対しレオパルドは「鬼を利用する者はいつか鬼に滅ぼされる」と。「鬼」を「エクスQT」と読み替えれば…これもそのまんまなのでしょう。
さて「鬼」の力を得たいつきは秋葉と再戦です。前回の勝負と違っていつきは全力全壊で立ち向かい、秋葉は残り3球の魔QTを投げ…仮面を取った秋葉の顔にQTクマが! あんまり似合ってない!(笑

切り欠きの入った帽子のツバって誰だっけ? 不知火? ともかく分身魔球には分身バットってことで魔QT敗れたり! 「私の肩にはみんなの未来がかかっている!」のセリフも意味深です。
その刹那鳴り響く銃声。撃ったのは理事長と共に現れたつつじでした。
「QT使いなど互いに潰し合ってくれればいい」
まんまと利用されたいつきは凶弾に倒れて涙し、理事長の真意を目の当たりにした秋葉は最後の魔QTを発動させ…廃墟と化したパイレーツスタジアムが映る特別EDがじつに切ない。というわけでこれは「バッドエンドの予告映像」だったのかも。
とりあえず軽く通して見ただけで今後の展開を予想させるネタが満載、まあそう見せかけたミスリード狙いなのかもですがいろいろ妄想して遊ぶのはタダなのでせいぜい楽しんでおきましょう。
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