2009-03-09(Mon)

RIDEBACK #09 陽だまりの庭で

幾多の騒動の末、琳はライドバックを降りる決心を。

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「フェーゴ…私の未練」

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キーファからの屈辱的な宣戦布告を受けてテンパったロマノフは日本政府の意向など知らぬ存ぜぬ独断で「緊急事態宣言」を発動。この凄まじいまでの速攻追い詰められ感はどんだけ小物なのか。そりゃ横山先生もほくそ笑みます。ここまで横山先生はやたら意味ありげに顔を見せていますが実際の動きは無し、この人がこのまま終わるはずが無いので残り話数にて存在が急浮上することでしょう。RBに乗って琳との直接対決はあるかな? さぞかしいろんな面で大迫力であろうバトルを見てみたいものです。

力押しで日本を制圧しようと動くGGFに対し各地で抵抗勢力が発生してきた? この空気は原作の流れに若干近付い感じ。琳の逮捕から完全空気キャラになると思われたライドバック部の面々もまだ出番がありそう。

依田は珠代兄の手引きで海外某所へ。GGFの本部へ向かっている? 今回はあまり派手な動きを見せませんでしたが、この取材で得たネタが最終局面への切り札になりそうなので彼女の動向は要チェックです。

そして珠代先輩は隠れ家の別荘に岡倉&琳を迎え匿っていました。

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負傷した岡倉へ救急箱を持ってくる姿が何と色っぽい。軽いツンデレ状態から治療のため岡倉のシャツを破くと現れた銃創の傷、よくこんな状態でRBを操縦してきたものです。体に刻まれた傷跡が彼の人生を物語り、さすがの珠代先輩もこの傷跡には言葉を失ってました。明らかに「素人」の体ではありません。

治療を済ませると早々に出掛ける準備の岡倉。ここでの会話はじつに大人の雰囲気でした。言葉少なに出掛ける岡倉に対し黙って見送るしかない先輩の表情ったら…死地へ向かう覚悟を悟ったかのよう。

のんびりと釣りをしながら琳との会話。ここで琳は「もうライドバックには乗らない」と告げます。足の負傷によって失ったバレエの道、一心同体の「友達」と思っていたフェーゴはその実「失ったものの代替」でしかなかった。その「嘘」に気付いてしまった以上もうフェーゴには乗れないと。琳の言葉や態度を全て受け止め、強要することなくフェーゴのキーを渡しそびれてしまう先輩は大人です。

アバンにて岡倉も「フェーゴは俺の未練」と言っていました。琳の未練は「バレエ」ですが、では岡倉の未練とは何なのでしょう。

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BMAアジトから脱出の際に通った爆撃炎の立ち上る森、その景色は琳の気持ちを惹き付けて止まない。原作に於いても度々出てくる同様の風景は琳の深層に刻まれた欲求の表れ? 照明輝くステージで得られる高揚感、それは琳にとっての「全て」です。理性で制御できる類ではなく、「未練」と切り捨てても決して消すことのできない感覚。

ガレージにフェーゴの姿を見つけた琳は解体されていなかったことを喜びますが…ボディを飾る弾痕を見て我に返り…結局フェーゴから降りる決心は変わらず。まあこのまま降りて琳は平穏な日々を過ごすのでしためでたしめでたし…なんて展開はありえないのでどこかで再び乗ることになるのでしょう。その鍵を握るのは珠代先輩か、岡倉か、それともキーファか。

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菱田はRB弾圧に対し抵抗の姿勢を見せ、ここへ来て「民衆vsGGF」という原作前半に準じた図式が出来上がりました。すずりがRBに乗っているのはまさかデモに参加する気じゃ? やめてー、それだけはやめてー! これは途轍もなくイヤな予感がしまくりんぐですよ。琳が再びフェーゴに乗るのは…ひょっとしたらすずりが引き金になるかも。

ビデオメッセージで琳の無事をお知らせ。しかしこの映像ってテロリストに誘拐された人質みたいな(笑

  

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今期で映像的に一番好きなのがこの作品です。
前半とはかなり印象が違ってきましたね。

燐は理解し辛い行動が多く感想でも拒否反応起こしている人を結構見てきましたが、自分は好きです。
言葉は悪いけど○○と天才は紙一重を結構リアルに表現していると思います。
ぼさぼさの髪もそれをヴィジュアル的に表現しているのかなと。
彼女の母の言葉じゃないけど普通は一つのことにあそこまで迷いなくのめりこむこと自体できないと思いますし。
自分みたいな常人視聴者にすぐ理解できてしまったら天才肌とは言えなんじゃないかなーと。
なので、だがそこがいい!って感じる主人公かも自分にとって(笑)

今週の放送は一瞬の静けさみたいな感じでした。
なんか来週見るのが怖いです。
ライドバック部員だけはぷぎゃーしないでほしいのだけど・・・
琳の決意を覆しても視聴者に納得させる展開というだけでもう。。。><
ストーリー最初のほうの爽快感だけは失わないでほしいです。

れすれす

琳の行動は常識からするとあまりに無謀、しかしおっしゃるとおり「紙一重」な人だけが得られる恍惚感を求める故の行動なのですね。彼女にとってそれが「全て」であり、銃弾が飛び交い敵兵に包囲されて追い詰められた状況ですらいわゆる「ランナーズハイ」のような精神状態で光を求める。今回は「理性」によってそれを封印しましたが…まさに嵐の前の静けさでしょう。デモに参加しそうなライドバック部員の今後、そして不適に笑む横山先生の動向が気になりすぎます。
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