2009-03-11(Wed)
ソウルイーター #48 武器(デスサイズ)を持った死神様~一寸先はヤミだらけ?~
ついに死神さまvs阿修羅の一騎打ち!

「俺は、想像することを止めた」

デスシティロボの腹に収まった阿修羅、あまりにお間抜けな描写にどうなることかと思いきやデスルームにて死神さまと対峙ってな展開でした。武器と一体となった阿修羅は口から阿修羅ビームを噴き、軽く受け流した死神さまはデスサイズを振り、丁々発止の戦いの狭間で阿修羅の「昔話」が始まる。激しい戦闘描写に対し淡々と語る阿修羅の構図が「未だ本気を出していない」雰囲気アリアリです。
封印されて以来「考えること」しか自由が無かった阿修羅は自分を取り巻く恐怖から脱する方法を考え、出した答えは「想像しないこと」。先に何があるのか、作られた秩序の向こう側に何があるのか想像することは何より恐ろしい。ならば先の想像などせず狂気に浸ったまま、狂気に流されるまま行動すればいい。この辺の流れは狂気に飲み込まれて「古い規律」を捨てたシュタイン博士に通じるものがありますね。
言葉遊びのような阿修羅の演説に業を煮やした死神さまは「鬼神狩り」を発動、しかし入りが浅かったせいか致命傷を与えることができません。腕を切断された阿修羅はすかさず復元、とはいえかなりの痛みを感じているようですが「痛みは大した問題ではない。その痛みから派生する未来を想像する方がよっぽど恐ろしい」と。さらに「人は死ぬのが恐ろしいのではなく『死を想像する』のが恐ろしい」、だから…
「想像することを止めた」

逃げ回る阿修羅を追う死神さまの鎌は空を切り、その間も阿修羅の演説は続いています。規律や秩序で不安は抑えられない、建前と嘘で塗り固められた秩序に縋ったところで真実は得られない。
自らが決めた規律やルールを守る、それはすなわち自分以外の者を守らなければならないということ。想像を拒否するのは「他者との関わりを断つ」のと同義であり、すなわち自分以外を視界に入れない阿修羅はある意味最強かもしれません。「守るものがある人間は弱い」という古来からの理屈です。
その言葉どおり阿修羅は死神さまの「守るもの」を攻撃し、守るために動いた死神さまはあえなく玉砕。正直言ってこの展開は戦闘開始直後から読めてしまったのが残念でした。もう一ひねりあるかも?と思ったのにそのまんまで少々苦笑い。阿修羅vs死神さまの極限バトルを前に手も足も出せず観客に徹していたキッドくんたち、きみらは何故そんなところでボーッと突っ立ってんだ? 何故阿修羅は観客に手を出さないんだ?と思ってましたもの。
そんな中で爆風を浴びても微動だにせず勝負を見守るエクスカリバーの頼もしかったこと。さらに阿修羅を前にしても堂々といつもの調子で「バカめ!」と毒づき、ステッキを向けて言葉を放つ姿は誰よりも凛々しい。やばい惚れそう(笑

エクスカリバーに対し「最初から親だ仲間だと面倒なルールの中で生きなければ…」と言った瞬間に浮かんだアラクネの顔。そして阿修羅は苦悶の表情を見せます。阿修羅にとってアラクネは「仲間」、つまり忌み嫌っていた「しがらみ」の一つになっていたことに気付いてしまった。ならばやることはただ一つでありましょう。
アラクネの元へ戻った阿修羅は優しく迎える彼女の胸に手を突き立て…不安の元を自らの体へ取り込んで一安心。アラクネの反転映像が浮かんでから魂を取り込むまでの一連の見せ方があまりに阿修羅らしく、何が起きたのかわからないまま散ったアラクネと同じような気持ちでポカーンと見るのみ。
さて死神さまを倒すほどの阿修羅を相手に死武専生たちがどう戦うのやら。クロナやシュタイン博士の出番はもう無いのかな? せっかく助かったのだから最後に一花咲かせてほしいところ。
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「俺は、想像することを止めた」

デスシティロボの腹に収まった阿修羅、あまりにお間抜けな描写にどうなることかと思いきやデスルームにて死神さまと対峙ってな展開でした。武器と一体となった阿修羅は口から阿修羅ビームを噴き、軽く受け流した死神さまはデスサイズを振り、丁々発止の戦いの狭間で阿修羅の「昔話」が始まる。激しい戦闘描写に対し淡々と語る阿修羅の構図が「未だ本気を出していない」雰囲気アリアリです。
封印されて以来「考えること」しか自由が無かった阿修羅は自分を取り巻く恐怖から脱する方法を考え、出した答えは「想像しないこと」。先に何があるのか、作られた秩序の向こう側に何があるのか想像することは何より恐ろしい。ならば先の想像などせず狂気に浸ったまま、狂気に流されるまま行動すればいい。この辺の流れは狂気に飲み込まれて「古い規律」を捨てたシュタイン博士に通じるものがありますね。
言葉遊びのような阿修羅の演説に業を煮やした死神さまは「鬼神狩り」を発動、しかし入りが浅かったせいか致命傷を与えることができません。腕を切断された阿修羅はすかさず復元、とはいえかなりの痛みを感じているようですが「痛みは大した問題ではない。その痛みから派生する未来を想像する方がよっぽど恐ろしい」と。さらに「人は死ぬのが恐ろしいのではなく『死を想像する』のが恐ろしい」、だから…
「想像することを止めた」

逃げ回る阿修羅を追う死神さまの鎌は空を切り、その間も阿修羅の演説は続いています。規律や秩序で不安は抑えられない、建前と嘘で塗り固められた秩序に縋ったところで真実は得られない。
自らが決めた規律やルールを守る、それはすなわち自分以外の者を守らなければならないということ。想像を拒否するのは「他者との関わりを断つ」のと同義であり、すなわち自分以外を視界に入れない阿修羅はある意味最強かもしれません。「守るものがある人間は弱い」という古来からの理屈です。
その言葉どおり阿修羅は死神さまの「守るもの」を攻撃し、守るために動いた死神さまはあえなく玉砕。正直言ってこの展開は戦闘開始直後から読めてしまったのが残念でした。もう一ひねりあるかも?と思ったのにそのまんまで少々苦笑い。阿修羅vs死神さまの極限バトルを前に手も足も出せず観客に徹していたキッドくんたち、きみらは何故そんなところでボーッと突っ立ってんだ? 何故阿修羅は観客に手を出さないんだ?と思ってましたもの。
そんな中で爆風を浴びても微動だにせず勝負を見守るエクスカリバーの頼もしかったこと。さらに阿修羅を前にしても堂々といつもの調子で「バカめ!」と毒づき、ステッキを向けて言葉を放つ姿は誰よりも凛々しい。やばい惚れそう(笑

エクスカリバーに対し「最初から親だ仲間だと面倒なルールの中で生きなければ…」と言った瞬間に浮かんだアラクネの顔。そして阿修羅は苦悶の表情を見せます。阿修羅にとってアラクネは「仲間」、つまり忌み嫌っていた「しがらみ」の一つになっていたことに気付いてしまった。ならばやることはただ一つでありましょう。
アラクネの元へ戻った阿修羅は優しく迎える彼女の胸に手を突き立て…不安の元を自らの体へ取り込んで一安心。アラクネの反転映像が浮かんでから魂を取り込むまでの一連の見せ方があまりに阿修羅らしく、何が起きたのかわからないまま散ったアラクネと同じような気持ちでポカーンと見るのみ。
さて死神さまを倒すほどの阿修羅を相手に死武専生たちがどう戦うのやら。クロナやシュタイン博士の出番はもう無いのかな? せっかく助かったのだから最後に一花咲かせてほしいところ。
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