2009-03-12(Thu)
とらドラ! #23 進むべき道
結末へ向けて怒濤の展開。

お礼の手作りチョコレートがトリガーになるとは…。

バレンタインを前に浮き足立つクラスの中、竜児&大河は三十路独身先生に呼び出されて進路指導です。家が金持ちなので自分が努力せずとも生きていけると捨て鉢の大河…それは本心ではなく精一杯の強がりが見え隠れ。今の自分がわからないのに将来などわからない、今やりたいことがわからないのに将来以下略、まさに青春もののテンプレみたいなセリフですがタイガーの現状を見ると自己否定へ向かってしまうのも頷けます。そんなタイガーは「普通に恋がしたい」と。竜児に向かってそのセリフは辛いなあ。
傷ついているタイガーを放っておけない、さんざんドンパチやっていた相手がその実一番の味方だった。中途半端な状態(幼稚なおままごと)がタイガーの傷口を抉り続け、誰にも聞こえない悲鳴を亜美だけが聞いていた。みのりんをけしかけていたのは「おままごと」を壊し、それに縛られて身動きの取れないタイガーを救ってやりたかった?
しかし亜美は損な役回りです。「タイガーを助けたいから残った」と言いつつ、本音では竜児に対する思いもあったでしょうに…そんなことなど全く気付かぬ朴念仁を前に強がる姿は何とも切ない。

過労が祟ったかみらのちゃん23歳オイオイ!が倒れてしまいました。あまりの自責の念に囚われた竜児は魂の抜け殻状態でふらふらとお買い物に出掛け、心配したタイガーが慌てて追います。竜児は女手一つで育ててくれた母親に対しかなり負い目があるようです。母親の愛情に応えるため「完璧な息子」を無意識のうちに演じ続け、その結果「自分で答えを出せない」ようになってしまったのか。進路指導の時に三十路先生が言った「お母さんに反抗したことがないでしょ?」というセリフがここに繋がっているのですね。
取る物も取りあえず竜児を追ってきたタイガー。サンダルの左右が違っている描写はベタですがタイガーの心境がよく出ていました。そんなタイガーは立ち去ろうとする竜児の手を固く握り「大丈夫!」と。そこに母親の姿を見た竜児は落ち着きを取り戻してタイガーの頭をクシャっと。ああもうこんなシーンを見せられたら早くも涙腺崩壊ですって。

みらのちゃんのアルバイトを代理で勤めるタイガー&竜児。黙ってバイトなんてしたらみらのちゃんが怒りそうな…。ただでさえ人相が悪い竜児は接客も苦手なようで…ともかくツインテールのタイガーがかわいすぎてどうにもこうにも。
亜美をサクラにチョコを売る作戦。突然呼び出されてサクラ役を押し付けられた亜美に対し「うん」とさも当然のように答えるくりくりお目々のタイガーがこれまたかわいすぎ。何事ですか今回の作画は!
「微妙に揺れるチワワ心」のくだりを聞いてタイガーなりに気遣っていることを知った亜美、しかしそれは聞いててじつに痛々しい。そんな現場から一刻も早く立ち去りたいのか亜美はサクラ役を演じてサッサと離脱。
「お前がいなくなったらみんながっかりするぞ。みんなから好かれてるし」
竜児…亜美をいじめるのはいい加減にしてくれ! と叫ばざるを得ません。思い人を前にして恋愛のステージにすら上れない、いや上らない亜美、他人を気遣うばかりで自分の思いに封をする彼女を見ていると胸が締め付けられらてたまらん。

売れ残ったチョコに手を加えたタイガー謹製手作りチョコ。修学旅行でのお礼ってことで嬉しそうに手渡すタイガー、何だかんだ言いつつも受け取る亜美はいい子です。続いてみのりん、竜児、北村と手渡し…そこでまさかの展開ががが!

一人はしゃいで話すタイガーに対し周りのみなさんは一気に消沈、無表情で竜児をじっと見つめるみのりん、ロングの俯瞰カットがこの不穏な雰囲気を見事に演出していました。タイガーへの嘘報告、「聞こえなかった」とごまかす竜児を見たみのりんは一人激昂。「どうしてたった一言が言えないんだよ!」、さらに続く激しい言葉はどれもみのりん自身にも言えること、それはまるで自分自身に言い聞かせているようにも見えます。このシーンは激しく昂ぶった感情をブーストする激しい作画に急変、沼田作画?と思いましたがスタッフロールにその名は無く…このカット誰が描いたんだろ。
激しい言葉に追い詰められ逃げ出そうとするタイガーを閉じ込める北村&亜美。この二人も「おままごと」の決着を望んでいるのでしょう。示し合わせたかのような連携はグッジョブと言っていいのか?(笑
さて選択を迫られた竜児はどう結論を出すのでしょう。
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お礼の手作りチョコレートがトリガーになるとは…。

バレンタインを前に浮き足立つクラスの中、竜児&大河は三十路独身先生に呼び出されて進路指導です。家が金持ちなので自分が努力せずとも生きていけると捨て鉢の大河…それは本心ではなく精一杯の強がりが見え隠れ。今の自分がわからないのに将来などわからない、今やりたいことがわからないのに将来以下略、まさに青春もののテンプレみたいなセリフですがタイガーの現状を見ると自己否定へ向かってしまうのも頷けます。そんなタイガーは「普通に恋がしたい」と。竜児に向かってそのセリフは辛いなあ。
傷ついているタイガーを放っておけない、さんざんドンパチやっていた相手がその実一番の味方だった。中途半端な状態(幼稚なおままごと)がタイガーの傷口を抉り続け、誰にも聞こえない悲鳴を亜美だけが聞いていた。みのりんをけしかけていたのは「おままごと」を壊し、それに縛られて身動きの取れないタイガーを救ってやりたかった?
しかし亜美は損な役回りです。「タイガーを助けたいから残った」と言いつつ、本音では竜児に対する思いもあったでしょうに…そんなことなど全く気付かぬ朴念仁を前に強がる姿は何とも切ない。

過労が祟ったかみらのちゃん23歳オイオイ!が倒れてしまいました。あまりの自責の念に囚われた竜児は魂の抜け殻状態でふらふらとお買い物に出掛け、心配したタイガーが慌てて追います。竜児は女手一つで育ててくれた母親に対しかなり負い目があるようです。母親の愛情に応えるため「完璧な息子」を無意識のうちに演じ続け、その結果「自分で答えを出せない」ようになってしまったのか。進路指導の時に三十路先生が言った「お母さんに反抗したことがないでしょ?」というセリフがここに繋がっているのですね。
取る物も取りあえず竜児を追ってきたタイガー。サンダルの左右が違っている描写はベタですがタイガーの心境がよく出ていました。そんなタイガーは立ち去ろうとする竜児の手を固く握り「大丈夫!」と。そこに母親の姿を見た竜児は落ち着きを取り戻してタイガーの頭をクシャっと。ああもうこんなシーンを見せられたら早くも涙腺崩壊ですって。

みらのちゃんのアルバイトを代理で勤めるタイガー&竜児。黙ってバイトなんてしたらみらのちゃんが怒りそうな…。ただでさえ人相が悪い竜児は接客も苦手なようで…ともかくツインテールのタイガーがかわいすぎてどうにもこうにも。
亜美をサクラにチョコを売る作戦。突然呼び出されてサクラ役を押し付けられた亜美に対し「うん」とさも当然のように答えるくりくりお目々のタイガーがこれまたかわいすぎ。何事ですか今回の作画は!
「微妙に揺れるチワワ心」のくだりを聞いてタイガーなりに気遣っていることを知った亜美、しかしそれは聞いててじつに痛々しい。そんな現場から一刻も早く立ち去りたいのか亜美はサクラ役を演じてサッサと離脱。
「お前がいなくなったらみんながっかりするぞ。みんなから好かれてるし」
竜児…亜美をいじめるのはいい加減にしてくれ! と叫ばざるを得ません。思い人を前にして恋愛のステージにすら上れない、いや上らない亜美、他人を気遣うばかりで自分の思いに封をする彼女を見ていると胸が締め付けられらてたまらん。

売れ残ったチョコに手を加えたタイガー謹製手作りチョコ。修学旅行でのお礼ってことで嬉しそうに手渡すタイガー、何だかんだ言いつつも受け取る亜美はいい子です。続いてみのりん、竜児、北村と手渡し…そこでまさかの展開ががが!

一人はしゃいで話すタイガーに対し周りのみなさんは一気に消沈、無表情で竜児をじっと見つめるみのりん、ロングの俯瞰カットがこの不穏な雰囲気を見事に演出していました。タイガーへの嘘報告、「聞こえなかった」とごまかす竜児を見たみのりんは一人激昂。「どうしてたった一言が言えないんだよ!」、さらに続く激しい言葉はどれもみのりん自身にも言えること、それはまるで自分自身に言い聞かせているようにも見えます。このシーンは激しく昂ぶった感情をブーストする激しい作画に急変、沼田作画?と思いましたがスタッフロールにその名は無く…このカット誰が描いたんだろ。
激しい言葉に追い詰められ逃げ出そうとするタイガーを閉じ込める北村&亜美。この二人も「おままごと」の決着を望んでいるのでしょう。示し合わせたかのような連携はグッジョブと言っていいのか?(笑
さて選択を迫られた竜児はどう結論を出すのでしょう。
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