2009-03-15(Sun)
WHITE ALBUM #11 胸につかえていることを、時は解決してくれない。忘却のラベルを貼るだけで
コンサートを目前に控え揺れ動く歌姫たち。

何故か調子を崩す理奈の心中は?

前回謎だった数字「46701」のネタばらしから。解答はuhdさんの予想どおりM3との動員勝負で緒方プロが勝つための条件、仮に桜組@アリーナが満員でも、公会堂とカルマが埋まった上でスタジアムへ46701人入場すれば緒方プロの勝ちとのこと。と、あっさり語っていましたが…作中にて理奈の人気がどの程度なのかほとんど描かれていないため、ライブ中継とはいえ言ってしまえばフィルムコンサートにそれだけの人数が来るものなのか?と思わなくもありません。というか前回も書いたけれどもスタジアムを押さえているならそっちでライブをやれば…。英二がこの条件を語るタイミングで前回「条件を教えられた」時の風景がカットイン、この直後に由綺が入室してきたとき言葉を濁していたのは公会堂の集客にプレッシャーを与えないためでしょうか。
由綺がマネージャーへ言付けた手紙について詰め寄る理奈。あくまで事務的な態度を装うマネージャーはもはや開き直っている? 二人の気持ちをどう思っている?と責める理奈に対しマネージャーの「どちらのお二人? それとも三人の聞き間違い?」ってな切り返しは何という鋭利なセリフでしょう。
スタジアムの下見にて客席へ手を振る理奈、それを見た冬弥は手を振り返すも軽くスルーというかそんなものは視界に入ってません。理奈の手は満員の客席に向けて振られているのであります。その事に気付いた冬弥は同日に行われる由綺のライブを想像し…あたかもそこに存在するような視線をグラウンドへ向けます。一息付いて戻ろうとする理奈はその視線に気付き…冬弥の思いと理奈の思いがすれ違う一瞬です。

ライブ本番へ向けてリハを繰り返す理奈でしたがどうにも調子が上がらず。中断してはリテイクを繰り返し、それでも本調子を取り戻すことなく時間ばかりが流れてお疲れさま。その後の冬弥との食事にて由綺の話を振る冬弥にこれまた複雑な表情、ファーストコンサートの話題が気まずいのは例の手紙を読んでしまったせい? 「もうおなかいっぱい」のセリフが意味深すぎ。さらに冬弥を試すように「コンサートを知っていたらこの仕事受けてくれなかった?」とか理奈の小悪魔っぷりが冴えまくりのシーン、見ているこっちがおなかいっぱいです(笑
相変わらず調子の出ない理奈は歌詞をド忘れしてしまうほど崩れています。そんな理奈に冬弥はなかなか核心を突いたセリフを。
「ド忘れは、忘れちゃ行けないもっと大切なものの代わり」
曲より大切なものなんて無い、と強がる理奈でしたが…つまり曲より大切なものがあるんですね。目の前に。
「明日、エコーズの後でご飯しない?」
しかし冬弥は先約によりお断り。先約の相手がマネージャーと知った理奈の脳髄内は手紙の一件もあっていろんなアレコレがフル回転でありましょう。とんでもない嵐の予感。このシーンは理奈と由綺をクロスカットで見せ、マネージャーの名が出るに合わせ由綺の影から顔を見せる演出が印象的。

移動中の車内で由綺が見た夢。ファーストコンサートへ向けての不安、本当に支えて欲しい人から支えてもらえない悲しみ、それどころか連絡すら取れない辛さ等々、由綺の心理状態を見せていました。
「どうしてここがフラットになっちゃうかなあ?」
英二の厳しい言葉に続いて由綺の独白、心の悲鳴。
「突き放してください」
「電話もかけません」
「もう会いません」
「いつまでもダメな由綺を…」
「聞いてください」
救いの電話をかけようとしても電話線は繋がっておらず、一人自分を追い込んで涙を流し崩れ落ちる。過剰な演出ですが…現在の由綺の心境はこんな感じなのでしょうね。

そのすれ違いは冬弥からも同様で、ファーストコンサートの連絡すらくれない由綺がわからなくなっています。車内の密会にて近況を明るく話していた冬弥が由綺の話題が出た途端に号泣してしまうのは由綺のことを本気で好きだからなのでしょう。しかしそれほど真剣に思っているのなら何故マネージャーと頻繁に会っては肉欲に身を任すのか? 由綺と同様「自身の悩みを一人で抱えている」現状へ現れた女神がマネージャーさんだった? とはいえさすがにここ数回のマネージャーとのアレコレは援護しようがありません。
冬弥の涙を見たマネージャーが獲物を襲う肉食獣のように迫り、涙を舐め取り濃厚なキスへ進む描写は何とエロチックな。というかこの世代の男子がこんなお姉さんにこの調子で攻められたら抗う術など無いかも。マネージャーのこの積極性はもはや「由綺のため」だけでは無いでしょうね。

その他の面々。マナは本筋に絡んできそうでなかなか絡んできませんね。はるかに対しなかなか鋭い指摘をしていますが…その言葉はそのままマナへも当てはまる? 冬弥の言葉を全て妄想と片付けているマナ、しかし真実を知るはるかはマナの「重傷だね!」との言葉に苦笑うしか。
このシーンのマナがあまりに子供等身だったのは演出なのか作画ミスか? どうでもよろしいが柔軟ぺったりのはるかに対しマナの体の固さが笑える。これは伏線…じゃないよねえ(笑
一瞬映ったはるかの回想は兄の葬式? 雨の降る中を傘も差さずに呆けているはるかへ傘を差し出したのは冬弥でしょうか。これをきっかけに意識するようになった?
マナに対し自己紹介をするはるか。驚きながらも受け入れているマナの様子がコミカルでした。はるかが「ゆき」で無いことを知ったマナは今後冬弥にどう接するのやら。なーんてやってるうちに1期残りが2話しかありませんゆえマナの話は2期へ持ち越し?
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何故か調子を崩す理奈の心中は?

前回謎だった数字「46701」のネタばらしから。解答はuhdさんの予想どおりM3との動員勝負で緒方プロが勝つための条件、仮に桜組@アリーナが満員でも、公会堂とカルマが埋まった上でスタジアムへ46701人入場すれば緒方プロの勝ちとのこと。と、あっさり語っていましたが…作中にて理奈の人気がどの程度なのかほとんど描かれていないため、ライブ中継とはいえ言ってしまえばフィルムコンサートにそれだけの人数が来るものなのか?と思わなくもありません。というか前回も書いたけれどもスタジアムを押さえているならそっちでライブをやれば…。英二がこの条件を語るタイミングで前回「条件を教えられた」時の風景がカットイン、この直後に由綺が入室してきたとき言葉を濁していたのは公会堂の集客にプレッシャーを与えないためでしょうか。
由綺がマネージャーへ言付けた手紙について詰め寄る理奈。あくまで事務的な態度を装うマネージャーはもはや開き直っている? 二人の気持ちをどう思っている?と責める理奈に対しマネージャーの「どちらのお二人? それとも三人の聞き間違い?」ってな切り返しは何という鋭利なセリフでしょう。
スタジアムの下見にて客席へ手を振る理奈、それを見た冬弥は手を振り返すも軽くスルーというかそんなものは視界に入ってません。理奈の手は満員の客席に向けて振られているのであります。その事に気付いた冬弥は同日に行われる由綺のライブを想像し…あたかもそこに存在するような視線をグラウンドへ向けます。一息付いて戻ろうとする理奈はその視線に気付き…冬弥の思いと理奈の思いがすれ違う一瞬です。

ライブ本番へ向けてリハを繰り返す理奈でしたがどうにも調子が上がらず。中断してはリテイクを繰り返し、それでも本調子を取り戻すことなく時間ばかりが流れてお疲れさま。その後の冬弥との食事にて由綺の話を振る冬弥にこれまた複雑な表情、ファーストコンサートの話題が気まずいのは例の手紙を読んでしまったせい? 「もうおなかいっぱい」のセリフが意味深すぎ。さらに冬弥を試すように「コンサートを知っていたらこの仕事受けてくれなかった?」とか理奈の小悪魔っぷりが冴えまくりのシーン、見ているこっちがおなかいっぱいです(笑
相変わらず調子の出ない理奈は歌詞をド忘れしてしまうほど崩れています。そんな理奈に冬弥はなかなか核心を突いたセリフを。
「ド忘れは、忘れちゃ行けないもっと大切なものの代わり」
曲より大切なものなんて無い、と強がる理奈でしたが…つまり曲より大切なものがあるんですね。目の前に。
「明日、エコーズの後でご飯しない?」
しかし冬弥は先約によりお断り。先約の相手がマネージャーと知った理奈の脳髄内は手紙の一件もあっていろんなアレコレがフル回転でありましょう。とんでもない嵐の予感。このシーンは理奈と由綺をクロスカットで見せ、マネージャーの名が出るに合わせ由綺の影から顔を見せる演出が印象的。

移動中の車内で由綺が見た夢。ファーストコンサートへ向けての不安、本当に支えて欲しい人から支えてもらえない悲しみ、それどころか連絡すら取れない辛さ等々、由綺の心理状態を見せていました。
「どうしてここがフラットになっちゃうかなあ?」
英二の厳しい言葉に続いて由綺の独白、心の悲鳴。
「突き放してください」
「電話もかけません」
「もう会いません」
「いつまでもダメな由綺を…」
「聞いてください」
救いの電話をかけようとしても電話線は繋がっておらず、一人自分を追い込んで涙を流し崩れ落ちる。過剰な演出ですが…現在の由綺の心境はこんな感じなのでしょうね。

そのすれ違いは冬弥からも同様で、ファーストコンサートの連絡すらくれない由綺がわからなくなっています。車内の密会にて近況を明るく話していた冬弥が由綺の話題が出た途端に号泣してしまうのは由綺のことを本気で好きだからなのでしょう。しかしそれほど真剣に思っているのなら何故マネージャーと頻繁に会っては肉欲に身を任すのか? 由綺と同様「自身の悩みを一人で抱えている」現状へ現れた女神がマネージャーさんだった? とはいえさすがにここ数回のマネージャーとのアレコレは援護しようがありません。
冬弥の涙を見たマネージャーが獲物を襲う肉食獣のように迫り、涙を舐め取り濃厚なキスへ進む描写は何とエロチックな。というかこの世代の男子がこんなお姉さんにこの調子で攻められたら抗う術など無いかも。マネージャーのこの積極性はもはや「由綺のため」だけでは無いでしょうね。

その他の面々。マナは本筋に絡んできそうでなかなか絡んできませんね。はるかに対しなかなか鋭い指摘をしていますが…その言葉はそのままマナへも当てはまる? 冬弥の言葉を全て妄想と片付けているマナ、しかし真実を知るはるかはマナの「重傷だね!」との言葉に苦笑うしか。
このシーンのマナがあまりに子供等身だったのは演出なのか作画ミスか? どうでもよろしいが柔軟ぺったりのはるかに対しマナの体の固さが笑える。これは伏線…じゃないよねえ(笑
一瞬映ったはるかの回想は兄の葬式? 雨の降る中を傘も差さずに呆けているはるかへ傘を差し出したのは冬弥でしょうか。これをきっかけに意識するようになった?
マナに対し自己紹介をするはるか。驚きながらも受け入れているマナの様子がコミカルでした。はるかが「ゆき」で無いことを知ったマナは今後冬弥にどう接するのやら。なーんてやってるうちに1期残りが2話しかありませんゆえマナの話は2期へ持ち越し?
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