2009-03-17(Tue)
宇宙をかける少女 #11 鏡信者たち
ハブられ続けたナミにいよいよスポットが。

あまりに予想どおりの寝返り展開です。

まずは前回のアレイダ襲撃→ハコちゃん強奪の顛末。諸処の情報からアレイダの逃げ込んだ先は以前ブーミンが目撃した巨大チェンソーのようなコロニー(?)、なるほど点在していた要素が少しずつ繋がってきました。関係者一同がモニタを囲んで話し合う様子、さらに秋葉を諭す風音姉さんの様子など、ナミ抜きで上手く回っている雰囲気はこの後に起こるナミ離脱の布石でしょうか。
シャワーから出たナミは何の説明もされないイライラを秋葉にぶつけ、しかし秋葉は相手にせずサッサと学校へ向かいます。秋葉にしても悪気は無く、イジワルで教えない訳ではないのでしょうけど…あの対応ではナミがかわいそう。いちいち突っかかる言い方のナミにも問題はありますけれども。
何も教えてもらえず獅子堂姉妹で一人除け者のナミは風音姉さんに直訴しますが…逆にヒキコモリの現状を責められて何も言い返せず玉砕の憂き目に。姉さんの理屈はまさに正論ですがちょっと厳しすぎ? 出て行くなら一人で出て行け、という風音姉さんのさらに厳しいお言葉を受けて家を飛び出したナミ。視線恐怖の彼女が一人バスに乗って苦しむ姿がなんとも辛い。

鏡泥棒はICPの洗面所やら婦警の私物にまで及んでおりました…と思ったらブーミンの仕業か! いつまでもお茶汲みをしているキャラではないと思ってましたが行動早ええなあ。しかし警官がドロボーしちゃマズいよ(笑
風音姉さんに念を押されたにも関わらず学校をエスケープしてレオパルドへ向かっちまう秋葉たち。「そういうことなら私に任せてください!」と胸を張るイモちゃんは…それはあまりにバレバレです。連絡を受けたほうもどうしたらいいのやら(笑
偉そうに動き回っていた生徒会連中は何も知らされていない? 生徒会はネルヴァリストの隠密内偵集団かと思ってましたがこれは過大評価だったようです。「生徒会を全員招集しろ」と告げた会長に対し「全員揃っています」と副会長。その言葉に違和感を感じる会長は…つつじの存在を忘れている? というかつつじは生徒会連中の記憶を消去して去ったのでしょうか?

そのつつじは謎のコロニーにてアレイダと対面。「生徒会にいたことは時間と労力の無駄でした」と過去形で言っているため完全離脱のようです。ネルヴァルからの新しい仕事としてこのコロニーのブレイン「ベンケイ」と組まされるつつじ。モノアイで見下ろす表情や口調になかなか趣がありますね(笑
「ブレインは歴史上最も新しい知性体です。その若さ故、みな傷つきやすく悩み深い。ですから彼らには自己投影できるようなパートナーが必要なのです」
その「パートナー」となるべく存在が「宇宙をかける少女」ということ? とはいえレオパルドのパートナーである秋葉は「運命」で選ばれたようですが…つつじの場合はそのような謂われも無さげ? 前段にてつつじは自身を「能力のある者」と語っていましたけれどもそれが何を指すのやら。
「ビスナー計画」とは何ぞや? また新しい用語か? とりあえずレオパルドへメールをせよとの命を受け、つつじはほとんどイヤガラセのようなメールを送信。差出人名は「カークウッド22G」→「ツーツージー」→「つつじ」ですか。あまりに昭和な略語センスに脱帽です。
ミラー泥棒まとめサイトはお約束どおり実際に再現されていました。先日のQ速といい、web担当者がんばってるなあ。

制服コスプレを楽しむいつき(違。指揮権を盾に怪奇課の捜査を妨害するICP上層部は何を企んでいるのか。ブーミンの左遷はいつき復権の人身御供だったのですね。そういえば「いつき死亡」を目撃したのはこの二人であり、それが「見間違い」とされたら処分される理屈です。なるほど。
ミラー泥棒の捜査を押し付けられて学校へ行けなくなったいつきの寂しそうな表情がナントモ。すかさずその心境を察するウルはいい相棒です。

さて今回のハイライト。夕日の公園で一人佇むナミの所へモデル時代の後輩が偶然通りかかり…笑顔でナミに接する彼女たちでしたがどう見ても上っ面だけ。そんな表面上のやり取りに気付かないナミは笑顔で見送り、しかし去り際の「さようなら」を聞いた瞬間に重なる声が聞こえた。
「さようなら、永遠に」
すると堰を切ったように彼女たちの「本音」がナミに流れ込んできました。ひょっとしてナミにはテレパス能力がある? モデル引退・ヒキコモリ生活のトリガーとなったblog炎上を仕掛け、仲良く接していたはずなのに本心ではボロクソ。その声を聞いたナミは逆上、しかしあっさりと反撃されて地べたへ叩き付けられ…後輩ちゃん態度豹変しすぎでしょ(笑
「逃げた人間に居場所なんて無えんだよ」
もうやめて! ナミのライフはもうゼロよ!

現実を叩き付けられて自宅へ戻ったナミ。戻ったのか。暗い部屋で一人モニタを前にする姿はこの上ない孤独感を演出していました。壊れた端末にモニタを繋いで過去の栄光に縋る、しかしその画面はいつしか歪み始め…端末が変形してグロい虫の姿に! これはナミを責め苛む有象無象が形となったもの? たかがblog炎上で引退?と思わなくもありませんが、ナミのblog依存は結構なレベルのようなのでそれを「奪われた」ことで全てに絶望してしまったのかも。blogを「私の居場所」と言っていたのは以前から現実社会や家庭内に居場所が無かったせい?
迫り来る虫に必死の抵抗をするも相手はどんどん大きくなり…不気味に開く口に食われそうな絶体絶命! すると部屋を謎の光が包み、虫はその光によって消滅しました。助けてくれたその声はネルヴァル、ナミに対し「宇宙をかける少女」と呼ぶのはどういうこと? ネルヴァルもまた「パートナー」が必要ということでしょうか。光の中に現れた紋章がほのかたちの体に刻まれた紋章に似ていたのも気になるところ。何度も見比べてみましたが同じといえば同じに見えるし違うといえば違うような。全体像は酷似しているけれども「点」の有無が違う? 仮に同一の紋章だとするとエニグマの謎がまた一つ、まったく文字どおり謎の塊ですね。
そして現れたアレイダ。声を聞いたナミは仮面姿のアレイダに対し「お母さん」と…つまり「声だけでわかった」ということ。やはり神楽は獅子堂の母親なのか? それにしてはアレイダの「素顔を見た」秋葉の反応と違いすぎ。

獅子堂評議会の偉いさんは地下から出られるのね。ミラーを引っ張り回す囮作戦で鏡泥棒を誘き出す算段のみなさん、はたしてそこへ姿を現したのはもちろんベンケイであります。レオパルドvsベンケイの対峙。ベンケイを認識していないレオパルドに対し「久しぶりだな、レオパルド」とベンケイ。なにやらここも曰くがありそうな。
メイドロイドたちをバールのようなもので襲い、早朝の獅子堂屋敷を出たナミ。流血ならぬ流オイルの描写がなかなか生々しい。出迎えのアレイダと共にナミはネルヴァルの元へ? 視聴者100人中98人くらいが予想したであろうこの展開、8スタアニメの伝統とも言える流れですが思ったより早い寝返りでした。もう少し引っ張るかと。

おまけ。輝いていた頃のナミ。
もうこんな笑顔を見ることはできないのでしょうか?
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あまりに予想どおりの寝返り展開です。

まずは前回のアレイダ襲撃→ハコちゃん強奪の顛末。諸処の情報からアレイダの逃げ込んだ先は以前ブーミンが目撃した巨大チェンソーのようなコロニー(?)、なるほど点在していた要素が少しずつ繋がってきました。関係者一同がモニタを囲んで話し合う様子、さらに秋葉を諭す風音姉さんの様子など、ナミ抜きで上手く回っている雰囲気はこの後に起こるナミ離脱の布石でしょうか。
シャワーから出たナミは何の説明もされないイライラを秋葉にぶつけ、しかし秋葉は相手にせずサッサと学校へ向かいます。秋葉にしても悪気は無く、イジワルで教えない訳ではないのでしょうけど…あの対応ではナミがかわいそう。いちいち突っかかる言い方のナミにも問題はありますけれども。
何も教えてもらえず獅子堂姉妹で一人除け者のナミは風音姉さんに直訴しますが…逆にヒキコモリの現状を責められて何も言い返せず玉砕の憂き目に。姉さんの理屈はまさに正論ですがちょっと厳しすぎ? 出て行くなら一人で出て行け、という風音姉さんのさらに厳しいお言葉を受けて家を飛び出したナミ。視線恐怖の彼女が一人バスに乗って苦しむ姿がなんとも辛い。

鏡泥棒はICPの洗面所やら婦警の私物にまで及んでおりました…と思ったらブーミンの仕業か! いつまでもお茶汲みをしているキャラではないと思ってましたが行動早ええなあ。しかし警官がドロボーしちゃマズいよ(笑
風音姉さんに念を押されたにも関わらず学校をエスケープしてレオパルドへ向かっちまう秋葉たち。「そういうことなら私に任せてください!」と胸を張るイモちゃんは…それはあまりにバレバレです。連絡を受けたほうもどうしたらいいのやら(笑
偉そうに動き回っていた生徒会連中は何も知らされていない? 生徒会はネルヴァリストの隠密内偵集団かと思ってましたがこれは過大評価だったようです。「生徒会を全員招集しろ」と告げた会長に対し「全員揃っています」と副会長。その言葉に違和感を感じる会長は…つつじの存在を忘れている? というかつつじは生徒会連中の記憶を消去して去ったのでしょうか?

そのつつじは謎のコロニーにてアレイダと対面。「生徒会にいたことは時間と労力の無駄でした」と過去形で言っているため完全離脱のようです。ネルヴァルからの新しい仕事としてこのコロニーのブレイン「ベンケイ」と組まされるつつじ。モノアイで見下ろす表情や口調になかなか趣がありますね(笑
「ブレインは歴史上最も新しい知性体です。その若さ故、みな傷つきやすく悩み深い。ですから彼らには自己投影できるようなパートナーが必要なのです」
その「パートナー」となるべく存在が「宇宙をかける少女」ということ? とはいえレオパルドのパートナーである秋葉は「運命」で選ばれたようですが…つつじの場合はそのような謂われも無さげ? 前段にてつつじは自身を「能力のある者」と語っていましたけれどもそれが何を指すのやら。
「ビスナー計画」とは何ぞや? また新しい用語か? とりあえずレオパルドへメールをせよとの命を受け、つつじはほとんどイヤガラセのようなメールを送信。差出人名は「カークウッド22G」→「ツーツージー」→「つつじ」ですか。あまりに昭和な略語センスに脱帽です。
ミラー泥棒まとめサイトはお約束どおり実際に再現されていました。先日のQ速といい、web担当者がんばってるなあ。

制服コスプレを楽しむいつき(違。指揮権を盾に怪奇課の捜査を妨害するICP上層部は何を企んでいるのか。ブーミンの左遷はいつき復権の人身御供だったのですね。そういえば「いつき死亡」を目撃したのはこの二人であり、それが「見間違い」とされたら処分される理屈です。なるほど。
ミラー泥棒の捜査を押し付けられて学校へ行けなくなったいつきの寂しそうな表情がナントモ。すかさずその心境を察するウルはいい相棒です。

さて今回のハイライト。夕日の公園で一人佇むナミの所へモデル時代の後輩が偶然通りかかり…笑顔でナミに接する彼女たちでしたがどう見ても上っ面だけ。そんな表面上のやり取りに気付かないナミは笑顔で見送り、しかし去り際の「さようなら」を聞いた瞬間に重なる声が聞こえた。
「さようなら、永遠に」
すると堰を切ったように彼女たちの「本音」がナミに流れ込んできました。ひょっとしてナミにはテレパス能力がある? モデル引退・ヒキコモリ生活のトリガーとなったblog炎上を仕掛け、仲良く接していたはずなのに本心ではボロクソ。その声を聞いたナミは逆上、しかしあっさりと反撃されて地べたへ叩き付けられ…後輩ちゃん態度豹変しすぎでしょ(笑
「逃げた人間に居場所なんて無えんだよ」
もうやめて! ナミのライフはもうゼロよ!

現実を叩き付けられて自宅へ戻ったナミ。戻ったのか。暗い部屋で一人モニタを前にする姿はこの上ない孤独感を演出していました。壊れた端末にモニタを繋いで過去の栄光に縋る、しかしその画面はいつしか歪み始め…端末が変形してグロい虫の姿に! これはナミを責め苛む有象無象が形となったもの? たかがblog炎上で引退?と思わなくもありませんが、ナミのblog依存は結構なレベルのようなのでそれを「奪われた」ことで全てに絶望してしまったのかも。blogを「私の居場所」と言っていたのは以前から現実社会や家庭内に居場所が無かったせい?
迫り来る虫に必死の抵抗をするも相手はどんどん大きくなり…不気味に開く口に食われそうな絶体絶命! すると部屋を謎の光が包み、虫はその光によって消滅しました。助けてくれたその声はネルヴァル、ナミに対し「宇宙をかける少女」と呼ぶのはどういうこと? ネルヴァルもまた「パートナー」が必要ということでしょうか。光の中に現れた紋章がほのかたちの体に刻まれた紋章に似ていたのも気になるところ。何度も見比べてみましたが同じといえば同じに見えるし違うといえば違うような。全体像は酷似しているけれども「点」の有無が違う? 仮に同一の紋章だとするとエニグマの謎がまた一つ、まったく文字どおり謎の塊ですね。
そして現れたアレイダ。声を聞いたナミは仮面姿のアレイダに対し「お母さん」と…つまり「声だけでわかった」ということ。やはり神楽は獅子堂の母親なのか? それにしてはアレイダの「素顔を見た」秋葉の反応と違いすぎ。

獅子堂評議会の偉いさんは地下から出られるのね。ミラーを引っ張り回す囮作戦で鏡泥棒を誘き出す算段のみなさん、はたしてそこへ姿を現したのはもちろんベンケイであります。レオパルドvsベンケイの対峙。ベンケイを認識していないレオパルドに対し「久しぶりだな、レオパルド」とベンケイ。なにやらここも曰くがありそうな。
メイドロイドたちをバールのようなもので襲い、早朝の獅子堂屋敷を出たナミ。流血ならぬ流オイルの描写がなかなか生々しい。出迎えのアレイダと共にナミはネルヴァルの元へ? 視聴者100人中98人くらいが予想したであろうこの展開、8スタアニメの伝統とも言える流れですが思ったより早い寝返りでした。もう少し引っ張るかと。

おまけ。輝いていた頃のナミ。
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