2009-04-06(Mon)
夏のあらし! #01 プレイバックPart2
今期のシャフトは夏のライトSFジュブナイル。

13歳の夏。何も知らなかった少年の日々。
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13歳の夏。何も知らなかった少年の日々。
個人的に今期随一の期待作である「夏のあらし」、原作は少年ガンガンWING連載、既刊コミックスは先日5巻が出たところのライトSFジュブナイルコメディです。私は原作既読、ライトなタイムスリップ展開はSFとして見ると少々物足りないものがありますが、あくまで「少年まんが」として見ればなかなか上手く作っている印象の本作をはたして新房監督がどう料理してくれますやら。制作はもちろんシャフト、シリーズ構成は高山カツヒコ氏、またキャラクターデザイン・総作画監督に私的注目株である大田和寛氏と、期待の布陣で夏の物語が始まります。まだ春先だけど。

アバンタイトルにて入るナレーションは大人になった一の回想セリフでしょうか、そして夏の風景・ひまわり畑を抜けるとあらしさんが登場しOPへ。新房監督の手によるOPは毎回驚かされますが今回は「昭和」を強く印象づける作り、EPレコードを模したカットが続く映像はまたしても個性的であります。この絵面はいちいち元ネタがあるんだろうなあ。誰かがんばって調査してください(笑
本編はもちろん方舟での出会いから始まると思いきや…いきなりあらしさんが普通に登場してますよ!? 開始数秒で見事にひっくり返された私、というかこの流れで初見の視聴者は付いて来てますか? 結局今回の第一話では舞台背景や登場人物の詳細などまったく説明されないままストーリーが普通に進み、言ってみればキャラクターが出揃った中盤辺りの状態をいきなり持ってきたいわゆる「シャッフル構成」で…まあその辺は追々説明が入ると思いますが、何が何だかわからずに切ってしまう人が多発するかも。
事前に悪評全開だったキャラデザは動いている映像を見るとそれほど違和感を感じませんでした。細面のデザインはいわゆる「萌えキャラ」と違うベクトルで「昭和美人」を強く意識しているのでしょう。何しろあらしさんは昭和も昭和…と詳細を言ってしまうとネタバレなので自重。

今回のサブタイトルは「プレイバックPart2」。これは言うまでもなく昭和の名曲、山口百恵の代表曲のタイトルであります。というわけでタイトルバックはEPレコードジャケットを模したデザイン、並べて見るとほんとそのまんまです。次回以降もこのパターンでいくのかな?

夏の強い日差しを意識したコントラストの高い映像が散りばめられ、その中を自転車で2ケツのあらしさんはスカートが翻ってセクシーカット…と思っていたら続く着替えシーンがとんでもないことに(笑。着替え中に聞こえたカヤさんの悲鳴、これが今回繰り広げられる目まぐるしいタイムリープ展開のスタートでありゴールでありました。
このエピソードは原作に於いてインターミッションと言うか、本筋と離れたお遊びのような短編ストーリーなのです。爆弾イチゴを追う一vsイチゴショートを追うカヤさん、お堅いカヤさんがケーキに執着するあまり壊れてしまうという「意外な一面」を見せる過程が笑いどころなのですが…性格描写の前置きがほとんど無い状態から壊れたところをいきなり見せても意外性は感じにくい。とはいえ限られた尺でキャラの方向性や作品の見せ場である「タイムリープ」を見せつけるには打って付けのエピソードではあります。跳躍先が極最近ってのも上手く本筋から逃れていますし。

タイムリープの表現はシャフトらしくエフェクト全開の派手派手なもの、美少女戦士か合体ロボの変形バンクかという映像はイメージと少々違った印象でした。柱時計の演出も面白かったです。このタイムリープは跳躍に一定の条件があるのですが…これも追々語られることでしょう。跳び先で「本体」と接近すると存在が薄くなってしまう表現はアニメだとわかりやすい。
カヤさんは潤とペアで跳躍。さらに壁抜けまで見せて彼女たちの能力を初回で見せてしまい、また潤の叫び声からしてこれらは全て思いっきりネタバレなのですけど…喰霊-零-であれだけのビックリ展開を見せつけた高山さんのことだからこの先に何か仕掛けているのかな。

もちろんシャフトお約束の演出も健在でした。絶望した!の振り、荒い描線、スピード線の多用、キャラに名前を被せる手法などなど。例によってカメラアングルも凝りまくっていましたが、今回は特に方舟店内を平面図の如く俯瞰で表現する見せ方が目立った? オチのカヤさんは…わかっちゃいるけど「それを食べちゃダメだ~!」と叫ばざるを得ません(笑

恒例のエンドカードはシャフト作品ではおなじみの氷川へきる氏。
というわけで予想外の第一話放映も終わり、続く第二話のサブタイトルは「少女A」。おそらく方舟での出会いから本筋が描かれ始めるでしょう。しかし「少女A」かあ、なるほどね…とサブタイトルのセンスにニヤリとしてしまう私でありました。

アバンタイトルにて入るナレーションは大人になった一の回想セリフでしょうか、そして夏の風景・ひまわり畑を抜けるとあらしさんが登場しOPへ。新房監督の手によるOPは毎回驚かされますが今回は「昭和」を強く印象づける作り、EPレコードを模したカットが続く映像はまたしても個性的であります。この絵面はいちいち元ネタがあるんだろうなあ。誰かがんばって調査してください(笑
本編はもちろん方舟での出会いから始まると思いきや…いきなりあらしさんが普通に登場してますよ!? 開始数秒で見事にひっくり返された私、というかこの流れで初見の視聴者は付いて来てますか? 結局今回の第一話では舞台背景や登場人物の詳細などまったく説明されないままストーリーが普通に進み、言ってみればキャラクターが出揃った中盤辺りの状態をいきなり持ってきたいわゆる「シャッフル構成」で…まあその辺は追々説明が入ると思いますが、何が何だかわからずに切ってしまう人が多発するかも。
事前に悪評全開だったキャラデザは動いている映像を見るとそれほど違和感を感じませんでした。細面のデザインはいわゆる「萌えキャラ」と違うベクトルで「昭和美人」を強く意識しているのでしょう。何しろあらしさんは昭和も昭和…と詳細を言ってしまうとネタバレなので自重。

今回のサブタイトルは「プレイバックPart2」。これは言うまでもなく昭和の名曲、山口百恵の代表曲のタイトルであります。というわけでタイトルバックはEPレコードジャケットを模したデザイン、並べて見るとほんとそのまんまです。次回以降もこのパターンでいくのかな?

夏の強い日差しを意識したコントラストの高い映像が散りばめられ、その中を自転車で2ケツのあらしさんはスカートが翻ってセクシーカット…と思っていたら続く着替えシーンがとんでもないことに(笑。着替え中に聞こえたカヤさんの悲鳴、これが今回繰り広げられる目まぐるしいタイムリープ展開のスタートでありゴールでありました。
このエピソードは原作に於いてインターミッションと言うか、本筋と離れたお遊びのような短編ストーリーなのです。爆弾イチゴを追う一vsイチゴショートを追うカヤさん、お堅いカヤさんがケーキに執着するあまり壊れてしまうという「意外な一面」を見せる過程が笑いどころなのですが…性格描写の前置きがほとんど無い状態から壊れたところをいきなり見せても意外性は感じにくい。とはいえ限られた尺でキャラの方向性や作品の見せ場である「タイムリープ」を見せつけるには打って付けのエピソードではあります。跳躍先が極最近ってのも上手く本筋から逃れていますし。

タイムリープの表現はシャフトらしくエフェクト全開の派手派手なもの、美少女戦士か合体ロボの変形バンクかという映像はイメージと少々違った印象でした。柱時計の演出も面白かったです。このタイムリープは跳躍に一定の条件があるのですが…これも追々語られることでしょう。跳び先で「本体」と接近すると存在が薄くなってしまう表現はアニメだとわかりやすい。
カヤさんは潤とペアで跳躍。さらに壁抜けまで見せて彼女たちの能力を初回で見せてしまい、また潤の叫び声からしてこれらは全て思いっきりネタバレなのですけど…喰霊-零-であれだけのビックリ展開を見せつけた高山さんのことだからこの先に何か仕掛けているのかな。

もちろんシャフトお約束の演出も健在でした。絶望した!の振り、荒い描線、スピード線の多用、キャラに名前を被せる手法などなど。例によってカメラアングルも凝りまくっていましたが、今回は特に方舟店内を平面図の如く俯瞰で表現する見せ方が目立った? オチのカヤさんは…わかっちゃいるけど「それを食べちゃダメだ~!」と叫ばざるを得ません(笑

恒例のエンドカードはシャフト作品ではおなじみの氷川へきる氏。
というわけで予想外の第一話放映も終わり、続く第二話のサブタイトルは「少女A」。おそらく方舟での出会いから本筋が描かれ始めるでしょう。しかし「少女A」かあ、なるほどね…とサブタイトルのセンスにニヤリとしてしまう私でありました。
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